松茸フレグランス

    作者:泰月

    ●芳醇にして魔性の香り
    「やっぱ秋はキノコよねぇ」
     道の駅で買い物荷物を車に積んでいた観光客の女性は、後ろからの足音と香りに気付いて振り向き、目を白黒させた。
    「だ、誰……って、キノコ?」
     高級そうなブラウンのラメ入りスーツを着た、怪しい茸頭が立っていたのだ。
    「チミィ。なぁぜ、ブナシメジを買って、松茸を買わないのかねぇ?」
     困惑する女性に構わず、茸頭は偉そうな口調で女性の買い物荷物を指差し、訊ねる。
    「あ、あのねぇ。松茸なんて高級品、そうそう買える、わけ……が……」
     否定しようとした女性の歯切れが悪くなる。
     この茸頭が現れてから漂う芳醇な香りを嗅いでいると――松茸を食べたくて仕方がなくなって来たのだ。
    「松茸が高級品……そぉれがなんだと言うんだねぇ?」
     茸頭はそう言って、スーツの懐からスッ……と取り出した。
     松茸を。
     そして、葉巻の様に咥えて大きく息を吸い込む。
    「ンン~~! この芳醇な香り、たまらんねぇ」
     更に幾つかの松茸を取り出すと、今度は扇状に広げて女性の頭にぺちぺち。
    「その松茸をだねぇ。高いからと買わないのは、愚かな事だと思わないかね? 今ならまだ間に合うのだよ、チミィ?」
     虚ろな目になった女性は、松茸を買って帰るのだった。

    ●今回の料理は松茸ご飯
    「……松茸怪人は、松茸を見せつけるだけで、買わせるのですか」
    「そうなのです。松茸怪人は、松茸を買わせて松茸の人気と市場価値を高めて更なる高級食材にし、世界征服するつもりのようです」
     心なしか残念そうな御子柴・天嶺(碧き蝶を求めし者・d00919)に松茸ご飯のおかわりをよそいながら、西園寺・アベル(高校生エクスブレイン・dn0191)は説明を続ける。
    「天嶺さんの予想通り、松茸怪人が現れるのは、京都の山間部にある道の駅です。そこで松茸以外の茸を買った人に松茸を買わせようとします」
     老若男女、財布の事情もお構いなしに。
    「松茸怪人の纏っている松茸の香り。これを一般人が嗅いでしまうと松茸が食べたくて食べたくて仕方なくなり、松茸を買ってしまうようなのです」
     ダークネスの力であるその香りに、一般人が抗う術はない。
     怪人による松茸強制お買い上げを止められるのは、灼滅者だけなのだ。
    「怪人との接触方法ですが、道の駅で松茸以外の茸を買うのが良いでしょう」
     そうすれば、向こうからのこのこ現れてくれると言う訳だ。
     道の駅の営業時間中の接触になってしまうが、松茸怪人にとって一般人は松茸を買わせる大事なカモ。
     たとえ戦闘時、周囲に一般人がいても彼らを傷つけるような事はしない。
     営業時間外に潜伏中の所を探そうとすると、バベルの鎖で先に気付かれて逃げられてしまうので、素直に茸を買うのが良いだろう。
    「戦闘能力は、ご当地ヒーローと同じ力と、松茸的なモノを使うようです」
     符の様に薄い松茸が放つ香りは、怪人が常に纏う香りの比ではなく、灼滅者でも精神を乱されてしまいかねない。
     俗に「つぼみ」と呼ばれるかさの開いていない松茸は狙った相手を逃さない弾丸に、かさの開いた松茸は怪人の盾となる。
    「油断のならない相手ではありますが、皆さんなら、松茸怪人の香りに惑わされずに勝てると信じています。松茸ご飯もそう言っていますよ」


    参加者
    御子柴・天嶺(碧き蝶を求めし者・d00919)
    ミリア・シェルテッド(中学生キジトラ猫・d01735)
    葛城・百花(クレマチス・d02633)
    丹生・蓮二(エングロウスエッジ・d03879)
    三國・健(真のヒーローの道目指す探求者・d04736)
    ヴィンツェンツ・アルファー(ファントムペイン外付け・d21004)
    東・喜一(走れヒーロー・d25055)
    ディートリッヒ・オステンゴート(狂焔の戦場信仰・d26431)

    ■リプレイ


    (「エリンギ舞茸ブナシメジ椎茸滑子えのきだけマッシュルームにポルチーニ」)
     様々なキノコを前に、三國・健(真のヒーローの道目指す探求者・d04736)の頭の中にもキノコがぐるぐる。
    「香り松茸味シメジでしたっけ? ならシメジ買います」
     一方、ディートリッヒ・オステンゴート(狂焔の戦場信仰・d26431)特に迷わずシメジに決める。
    「そうそう。匂い松茸、味シメジ……って椎茸だこれ!」
     その向かいで頷く東・喜一(走れヒーロー・d25055)が、メイド服姿に集まる注目を気にせず1人ノリ突っ込みをしている。
     そして、もう一人。違う意味で注目を集めているのが――。
    「私はエリンギにしますかね」
     エリンギを探す御子柴・天嶺(碧き蝶を求めし者・d00919)の陰に隠れるようにしている、ミリア・シェルテッド(中学生キジトラ猫・d01735)である。
     人見知りの少女がクラスメイトを頼っているだけなのだが、とにかく死角へ死角へと移動する様子に、店員のおばちゃんが何やら疑いの目を向け始めていた。
    「ねぇねぇお姉さん、トリュフ売ってないの?」
     それに気付いた丹生・蓮二(エングロウスエッジ・d03879)が、助け舟を出す。
    「あらあら。やだわぁ、こんなおばちゃんをお姉さんなんて。そうねえ、トリュフはないけど……」
     おばちゃんキラーが降臨している隙に、天嶺とミリアはエリンギとシメジを持ってそそくさとレジに向かう。
    「オオイチョウタケ? 売っているなら、食べられるんだよね」
    「ま、何でも良いんだけど無難なとこにしときましょ」
     ヴィンツェンツ・アルファー(ファントムペイン外付け・d21004)は他の人と被らないように白い大きなキノコを選び、葛城・百花(クレマチス・d02633)は見慣れたエノキと椎茸を選ぶ。
    「安くて美味いヤツもいいけど、ココの特産の松きのこにするか!」
    「んー、こっちの舞茸もいいね。ああ、松茸は要らない」
     健も蓮二もそれぞれにキノコを買って、全員が何かしらキノコを持ち、外へ――。
    「チミ達ィ。ちょーっと、待ちなぁ」
     ものの十数秒で、無駄に渋い声と共にとても良い香りが漂ってきた。
    「なぁぜ、それだけ大量のキノコを買いながら、松茸を買わないのかねぇ?」
     現れたのは、高級そうなブラウンのラメ入りスーツを着た、キノコ頭。
     間違いなくコイツが、松茸怪人だ。
    「つん様、あっちの植え込みとかからトリュフの香りしないの?」
    「ヌハァ~~! 松茸の芳醇な香りを、味わうべきだと思わないかねぇ?」
     霊犬と一芝居打つ蓮二と同じタイミングで、松茸を咥えて見せびらす怪人。
     互いに動じず、ブタの被り物をさせられた霊犬の向ける視線が冷たい。
    「ひどい怪人です……松茸を見せびらかせて頬を叩くだなんて……」
     続く怪人の手を予想し、ミリアはそれだけで悔しそうな表情を浮かべていた。
     だって、こっちは松茸のお吸い物風インスタントスープで我慢しているってのに。
     と思っていたら。
    「私のとは少し違います……この位、貴重でないとね」
     天嶺が、白トリュフを見せびらかせて怪人を挑発していた。
    「はう……御子柴さんも、喋る椎茸も庶民の敵です!」
    「え、私まで?」
    「我輩は椎茸ではない!」
     思わず天嶺と怪人を順番に指差してしまうミリア。
    「ええい。トリュフを買える金があるなら、松茸を買うのだぁ!」
    「あ、今年はもう美味しい松茸ご飯食べたから十分なんだよ」
     更に松茸を束で取り出した怪人に、しれっと言い放つヴィンツェンツ。
    「くれるというなら貰ってあげるけど」
    「やらぁぬ! 欲しければ買って来ぉい。ほれ、松茸を買いた……ん? もしやチミ達、我輩の香りが効いていないのか?」
     ここに至って漸く、自分の能力が効いていない事に気付く怪人。
    「メイドヒーローに、そんな妙な匂いは効きません! でもクサいぞ、椎茸怪人!」
    「だから椎茸じゃな――」
    「キノコ頭でも判るように言ってあげましょう。俺達は、あなたを倒しに来たんです」
     椎茸と呼ぶ喜一に言い返す怪人の声を遮り、ディートリッヒが言い放つ。
     掲げた赤白2色のボールが輝き、ディートリヒの隣にライドキャリバーが出現した。
    「戦いは向こうでやりましょ。買う相手が居なくなったり、他の事で出費が嵩むと貴方も嫌でしょ?」
    「良いだろう。確かに、買わせる相手がいなくなるのは望む所ではない」
     場所を変えるよう促す百花に、鷹揚に頷く怪人。
    「真の美味い茸に相応しいかどうか、この播磨の旋風、ドラゴンタケルが見極めさせて貰うからな?」
    「ふん。松茸の味と香りの前に平伏すがいい!」
     不敵な笑みを浮かべる健に、松茸の束で扇いで余裕を見せる怪人だった。


    「あんま言いたくないけどさ」
     蓮二の足元、靴底についた車輪が地面を擦り摩擦の炎が巻き起こる。
    「松茸の良い所はその希少性と高価なイメージだろう? そんなひょいひょい買わせて良いのかよ」
     炎を纏った蹴りにキノコ頭を焦がされながら、怪人は蓮二を睨み返した。
    「松茸で世界征服出来ればイメージなど、どうにでもなるのだよ、チミィ」
     無駄に上から目線で語る怪人が、松茸の束で自分を扇いでみせる。
    「松茸って、あまり食べた事ないのよね……高いから。なのに、強制的に買わされちゃたまったものじゃないわ」
     面倒くさそうに言い返す、百花。
    「なぁに。すぐに、チミ達も松茸を買いたくて仕方なくなるのだよ」
    「その前に、バラバラに刻んであげるわ……!」
     話を聞かない怪人に溜息を吐きながら、静かに地を蹴った。
     松茸を育てる側に回れば良いのに、なんて言っても仕方なさそうなので、言葉の代わりに素早く怪人の背後に回りこんで、足元に槍を一閃。
    「松茸を広めて市場価値を上げようって事までならイイかもしれないが、強制的に購入させるのは頂けませんね……」
     天嶺も溜息混じりに大きな注射器をぷすっと刺して、サイキック毒を送り込む。
    「しかも、催眠的な何かで、だからね」
    「ならばチミから松茸の虜になるがいい!」
     怪人の手から放たれた無数の薄切り松茸が宙を舞って、ヴィンツェンツにぺちーんと張り付いた。
    「これ、は……言うだけの事はあるみたい、だね」
     全身を包んだ松茸の香りが精神を蝕むのを感じ、ヴィンツェンツは纏うオーラを癒しの力に変える。
     それを怪人に放ちたくなるのを頭を振って堪えて、自分へと向ける。
    「庶民の敵なんかに、負けないで下さい」
     声と共に飛んできた紙が、松茸の上に張り付いて松茸ごとぺらりと落ちる。
     畳んだ段ボールにしがみついたミリアが放った、香りへの耐性を強める護りの符だ。
    「庶民の懐を食い物にしようとするヤツは許さない!」
     その意志を表すかのように、健の身体から炎が吹き上がる。
    「せめて手厚く焼き入れ、その身を炎で浄化してやるぞ! 播磨の熱風、龍炎舞!」
     炎を縛霊手に纏わせて、叩き付ける。
    「少し香ばしくなりましたね。さっきまで生クサいんですよ、この椎茸」
    「松茸だ!」
     怪人の言い分は無視して、喜一は手の甲からシールドを広範囲に広げ、少しでも匂いの影響を遠ざけようとする。
     既に燃えていた所に、更に炎を纏った一撃が入り、怪人の漂わせる匂いは香ばしく変化していた。
    「なるほど……流石香り松茸というだけのことはあります」
     その香りを感じ、無駄に真剣な顔で呟くディートリッヒ。
    「松茸って加熱すると旨み成分が増えるらしいってな?」
    「そう言う事なら、もっと焼き易くしましょうか」
     健の言葉に真剣な表情のまま頷き返すディートリッヒの足元から、軍勢のような影が湧き上がる。
     影の軍勢は形を変え、怪人に絡み付いていった。


    「どんどん焼くぞ! 播磨の炎風、ドラゴンファイア!」
    「くらえメイドソード!」
     炎龍をイメージした靴に炎を纏わせた健の蹴りが、炎を纏った喜一の剣が、次々と怪人に叩き込まる。
    「松茸よ!」
     こんがり焦げてきた怪人は、周囲にカサの開いた松茸の幻影を展開した。
    「どうだ! この大量の松茸ごと我輩を殴れるものなら殴ってみるがいい」
    「じゃ、遠慮なく」
     勝ち誇る怪人に、ヴィンツェンツは容赦なく、煌きと重力を纏った蹴りをがっつりと叩き込む。
     同時に、ビハインドが霊障で飛ばした縁石がキノコ頭を直撃した。
    「ちょ。チミ達、松茸が勿体無いとは、思わんのかねぇ?」
    「お子ちゃまだから、松茸の味なんて分かんないし。高いから美味しい気がするだけって知ってるし。誘惑に負けないし!」
     動揺する怪人に、蓮二が現実を言い放つ。
     同時に非物質の刃を振るい、怪人の精神に斬りつける。刃に宿る白銀の魚が喰らうかのように、漂う松茸の一部が消滅した。
    「冷凍松茸にでもなってなさい」
    「あ、エキスは貰っときます」
     そこに、百花が槍の穂先から鋭い氷柱を放って怪人を凍らせ、天嶺は突き刺した注射器から松茸のエネルギーを吸い取る。
     灼滅者達は、手数を活かし、怪人をじわじわと追い詰めていく。
    「チミ達は、目障りだねぇ!」
     ついに怪人は、前衛を支えていた癒し手達に狙いをつけた。
    「そうはさせませんよ!」
     濃厚な松茸の香りと共に、怪人の掌から放たれたビームを喜一が阻んだ。
     しかし、ほぼ同時に放たれていた松茸が、弧を描いてミリアへと迫る。
    「ファルケ。庇って来てください、な!」
     それに気付いたディートリッヒは、迷わずライドキャリバーを蹴り出した。
     エンジンを吹かせ急加速。寸前で松茸の弾丸を黄金の車体が阻み――車輪の動きが、プスンッと止まる。
    「機械の車如きが! 松茸の力に、耐えられる筈もないわぁ!」
     勝ち誇る怪人だが、その余裕が長く続く事はなかった。
    「松茸を貶める気はないがな、あんた見てっと腹立つんだよ」
     真っ向から、縛霊手の拳を叩き付ける、ヴィンツェンツ。
    「……好い加減くたばりなさい!」
     無色の力と、どす黒い殺気を纏って、百花がナイフを縦横に振るう。
     複雑に変形した刃は、絡みついた霊力の網や炎や毒を体の奥まで刻み込むように治りにくい傷を与える。
     既に動きの精彩を欠いていた怪人に、この一撃は致命的な影響を与えた。
    「ぐっ……松茸の香りに包まれ、果てるがいい!」
     掴みかかろうとした怪人の腕を、健がするりと避けて逆に掴み取る。
    「香りよりも強い旨みある茸、ホンシメジダイナミック!」
     そして抱え上げ、地面に叩き付けた。
     爆発が起こり、煙の中に怪人が立ち上がるが、その周囲を漂っていた松茸がボロボロ剥がれ落ちて消えていく。
    「やっぱり。香り松茸、味シメジってくらいだから……味はシメジに負けちゃうんだ」
     どこかしみじみと言いながら、天嶺が鬼の拳を叩きつけ更に松茸の盾を剥がす。
    「香りマイタケ味シメジって言うように、キノコはシメジが一番ですよね!」
     怪人が攻撃を外したこのタイミングを逃さず、ミリアは挑発を重ねながら影を操り刃に変えて怪人に斬りつける。
    「こ、こんな筈は……松茸の力が通じない筈が!」
    「松茸は最近では高級ですが、昔はどこにでも生えてたきのこじゃないですか!」
     松茸にしがみつく怪人に、喜一が炎の力を宿したメイド服を優雅に翻し飛び蹴りを叩き込む。
    「行くぜ、つんさ――わっ」
     蓮二の背中を蹴って跳んだ霊犬が咥えた刃で斬りつけ、すぐに体勢を直した蓮二も激しく回転する杭を叩き込む。
    「松茸の香ばしさ、堪能させて貰った。中々愉しい戦いでしたよ、松茸!」
     黄金の鞘から抜き放ったディートリッヒの剣に、炎が宿る。
     地を蹴って怪人の横を駆け抜け様に、炎を纏った剣を一閃。
    「お、おのれ……だが秋が来る度に、松茸怪人は再び現れるであろう!」
     こんがり焼かれた怪人は、そう言い残し爆散したのであった。


    「よっしゃ、松茸ゲットだぜ」
     数本の松茸の入ったタッパーを掲げる蓮二。
     怪人が扇いだりしてたのは戦いの最中で原型を留めていなかったが、懐にはまだ残っていたのだ。
    『ぎゅるるるー』
     戦いが終わって気が抜けたからか、松茸を見たからか。
    「ま、松茸残っててラッキーだったな。茸パーティーするんだろ?」
     腹の虫を鳴らして視線を浴びた健が、照れ笑いを浮かべてそう口にする。
    「調理はこのメイドにお任せあれ。炙り焼きが美味いんですよ、これが」
     頷く喜一も、早く茸を食べたい様子。
    「私は先にお暇させて貰うわね」
     そう言って軽く手を振り踵を返した百花と別れ、残る7人は茸パーティーを――。
    「では、買い物をしてから、どこかで紅葉を見ながら食事と行きましょう」
     始める前に、天嶺がそう提案した。
    「ん? 茸なら充分買ったよな?」
    「このままだと完全に茸だけ、ですよ?」
     首を傾げるヴィンツェンツの言葉に、天領は迷わず返す。彼の頭の中には、素焼き以外にもきのこ汁を作るプランもあるのだ。
    「ふむ。確かに、茸だけでは少し物足りないかもしれませんね」
    「え、えっと……私、ここで待ってていいですか? いいですよね?」
     成程と頷くディートリッヒの後ろで、まだ段ボールにしがみついているミリアがそう口にする。
    (「ま、少しぐらい松茸を買って帰っても……良いかしらね」)
     追加の買い物の相談を始めた仲間達の声を背中に聞きながら、百花はそんな事を考えて帰路に着くのだった。

    作者:泰月 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年11月13日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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