クリスマス2017~街角メリークリスマス

    作者:高遠しゅん

     街中が華やいでいる。
     ショーウインドウにツリーやリースが飾られ、どこからか聞こえてくるクリスマスソングが賑やかだ。手を繋ぐ恋人たち、大きなプレゼントの袋を抱えた父親が帰路を急ぐ。学校帰りらしい学生のグループが、雑貨店のぬいぐるみをあれこれと選んでいる。
     そんな様子を横目に、刃鋼・カズマ(大学生デモノイドヒューマン・dn0124)は日用品の買物に行く足をとめた。スマートフォンを見る。そうか、クリスマスシーズンというものか。
     少し考えて、最近強引に入れられたアプリを起動する。
    『街が賑やかだ』
     一言だけメッセージを流す。それだけで、まるで狙っていたかのように長文の返信が届いた。やはり、こういうイベントごとを黙って過ごせる性質ではないらしい。
    「クリスマス……か」
     この学園に来てからのクリスマスは、毎年驚くほどに華やかで賑わいがある。
     今年もさぞ、鮮やかな思い出になることだろう。この予感は、外れたことがない。


    「イブの街に出ようか」
     その日、櫻杜・伊月(大学生エクスブレイン・dn0050)は、いつもの手帳を鞄にしまい、冬のストールをきっちり巻いて言った。
     クリスマスイブの夕方、街も人も輝く時間。寒さも忘れるほど、この時期の街には暖かなものが満ちあふれている。
    「時間は夕方がいい。ちょうどイルミネーションと夕暮れが重なって綺麗だ」
     大切な人へのクリスマスプレゼントを選ぼうか、それともカフェのクリスマスケーキで小さなパーティをしようか。一人でだっていい、この季節の街ならば誰だって大歓迎だ。
     買物ならば雑貨店や文具店、衣料品店がある。
     パーティならば小さなカフェやカジュアルレストラン。
     街歩きならば、イルミネーション輝く小道がいいだろうか。
    「寒さ対策は万全にね、私の予知では雪が降る。きっと」
     ホワイトクリスマスは週間予報の情報だけれど、エクスブレインが言うのなら間違いないだろう。クリスマスならば少しくらい寒くても、その方が記憶に残る。
     一人で、二人で、グループで、誰かを誘って。
     買物に、遊びに、そぞろ歩きに。
    「クリスマスだ。賑やかに行こうじゃないか」

     扉を開けたなら、そこは聖夜には少し早い時間。
     気の赴くまま、足の向くまま、夕暮れの街を歩こう。


    ■リプレイ

     きらきらの街を歩くだけでも楽しいのに。のんびりの妹分とやんちゃな弟分、二人へ贈り物をしたくて、ひよりはそわそわと視線を廻らせる。聞こえてくるのは電子音のクリスマスソング。
    「カードに何曲も歌が入ってるよ!」
    「おー、その曲知ってる」
     紗奈と春がはしゃぐ姿。ひよりはカードの棚をくるりと回す。ツリーのポップアップするカードは、きっと二人に似合いだろう。
    「ねえ、どこかでケーキ食べながら休憩しない?」
    「賛成! あとね、お留守番してるナツマにもプレゼントしたいな」
    「ケーキに賛成!」
     紗奈の手にはシロクマのカード、春の手にはスノーマン。メッセージは金色とグリーン、レッドで聖夜の色。笑みの小波が広がった。
     パーティの買物はあらかた終わったから、これからはプレゼントを選ぶ時間。
    「男性でも女性でも喜ばれるものがいいよね」
     くるみが選んだのは星型と音符型のブローチ。クラブの名前『星空芸能館』にもぴったりだ。
     雑貨店を通る紗里亜のところには、優しい香りが漂ってきた。
    「フレグランス・バスキューブ?」
     寒さ染み入るこの時期に香りの湯に包まれるなんて幸せ。薔薇にラベンダーに蜂蜜、皆で入ってもきっと楽しい。
     買い出しの荷物持ち、流希は紙袋を下ろし息をつく。目に留まったのは手のひらサイズの雪だるま。くるりと返せば雪が舞うスノードームだ。
    「来年の今頃は、何所で何をしているのでしょうかねぇ……」
     時間は留まらず流れ続けていく。でも今は、今日を楽しむことにしよう。

     小太郎と希沙は、幸せな荷物を下げて笑み交わした。ふと小太郎の足が止まり、希沙は繋いだ手を取られる。不思議そうに愛しい人を見上げた。
    「今年も、色んなあなたを見せてくれてありがとう」
     包み込まれる思いと視線に、希沙の頬が熱くなる。希沙のぜんぶは小太郎のためだから。
    「全部、此方こそです」
     だいすき、と一番の笑顔で囁きかけた。
     時間までもう少し、輝く小道を歩く悠一と彩歌。寒さが気にならないのは彩歌と一緒だから、と悠一は口に出しては言わないけれど。
    「全面的に期待しちゃいますね?」
    「まぁ、クリスマスらしいディナーな?」
     何処か似た面差しの二人も、腕を組んで歩けば想い交わした恋人に見える。軽口も心地良く二人はレストランの灯りを見上げた。
     待たせちゃった? なんて特別な日のお約束。理央は燈と手を繋いだ。ツリー下の待ち合わせ、時間はぴったり。
    「トナカイさんの電飾かわいい!」
     歓声を上げる燈が愛らしい。きっと二人で見るからこんなに街も人も輝いて見えるのだろう。
    「今年も燈と一緒に過ごせてよかった」
     あったかいねと、繋いだ手を引き寄せた。
     イルミネーションと人々の笑顔。清十郎はツリーの輝きから、普段より少し大人びた装いの雪緒に視線を移す。そっと肩を抱き寄せれば、周囲の喧噪から二人だけの世界に変わる。
    「一緒に居られて幸せだよ」
     暖かな腕に包まれた雪緒は、その胸に頬を寄せる。
    「私も。愛しています、清十郎」
     コート越しの温もりに、二人これ以上の言葉はいらない。
     するりと腕が抜けたのは、翠が急に立ち止まったから。改まった様子の翠に、ミルドレッドが声を掛ける前に。
    「大好きです。わたしとつきあってもらえますか?」
     ぽかんとするミルドレッド。
    「い、今更どうしたの?」
     ずっと付き合っていたよねと目を丸くすれば。悪戯っぽく翠が腕にしがみついてきた。
    「もいっかい告白、したかったのです♪」
     いつでも何度でも『好き』を伝えたい。二人は微笑み交わし、温もりを分け合った。

     付き合いの長い相棒と、いつもと同じ他愛ない会話。
    「そろそろ帰るか」
     彗樹が空を見上げる。日が落ちれば、今夜は更に人は多くなるから。
    「ん? あ、そうだねー、帰りますかー」
     何気なく視線を追う伊織。日常の延長線の一日、この日もそんな風に過ごすのが二人には合っている。
     見上げた空は夕焼けが夜闇に溶ける。茜と濃紺のグラデーションが美しい。
     カフェのテラス席、南守はコーヒーで指先を温めた。
    「プレゼントって買った? 弟くんや妹さんの」
    「……時間が無くて」
     梗花に問われれば、南守はがっくりと肩を落としてみせる。年末にかけての怒濤のシフト、懐は温かく時間が足りない。買物に付き合ってほしいと南守が願えば、梗花は苦笑して承諾する。道すがら互いに互いに贈る品も考えようと、二人同じ事を思っていた。
    「バイトお疲れ様!」
     トナカイとサンタ姿のバイトの帰り道。輝く小道にさしかかった所で直哉が出したリボンの小箱。不意打ち、レミは息を止める。寒気と歓喜で頬が熱くなる。
    「だから不意打ちはやめろ、と」
     鼓動が早い、顔を見られない。直哉はこれからもよろしくと、さっきトナカイを着ていた時とは違う真摯な目をしている。
    「ありがとう」
     相棒であり恋人からの贈り物、ブルートパーズは優しい光でレミの胸元を飾った。
     カフェの席に神妙な雰囲気をした二人がいる。ビアンカは鞄の小箱を気にしつつ、千早もまたそわそわしながら相づちをうつ。千早は心に秘めていた想いを、思い切って口にした。
    「好きです。僕と付きあってく」
     がしゃんと音立て水のグラスが転がり言葉が切れた。
    「すみません先輩!」
    「あの、大丈夫だか」
     がしゃんと音立てて転がる二つめのグラス。店員さんがてきぱきと片付けていく。
     仕切り直しかぁ、と千早が俯きかけたなら。
    「うん。どうぞよろしくね」
     年上の美しい人の花咲くような微笑み。千早はその瞳にまた魅了されていた。

     窓際の特等席。愛しい人とのディナーに、淑女の装いの百花はエアンに感謝を伝える。運ばれてきた聖夜のプレートは色とりどりで。
    「このローストビーフ美味しい!」
    「美味い。付け合わせも」
     眼下にはイルミネーション輝くイブの街。そっと手に手を重ね、エアンは囁きかける。
    「メリークリスマス、もも……幸せだ、とても」
     応えは聞かなくとも、百花の潤んだ視線と微笑みで伝わる。愛しています、と。
     食べてしまうのが勿体ない可愛らしいクリスマスケーキを前に。
    「さあ、明彦。一口どうぞだよ!!」
     あーんを力強く一口を向けてくる結衣奈に、明彦は照れながら大きく口を開ける。
    「うん、美味い! ほら結衣奈も、あーん?」
     ソースを纏った一口をお返しに。幸せそうに応じて甘さに頬を緩ませたなら。
    「やっぱり可愛いなぁ」
     ほろり零れた明彦の言葉に、結衣奈の頬が赤くなる。人前でそんなの! 周りも似た様子の恋人たちばかりだから、きっと大丈夫。

     薫は構図を吟味しながら、スマホを掲げてシャッターを切った。家で待つ愛する人にもイブの様子を見せてあげたい。揺れるレンズに滲むピント、ご愛敬と思ってもらえるだろう。すれ違う人波に目を遣れば、見知った顔がいた。
    「今晩は、櫻杜さんと、刃鋼さん」
     何処へ行くのかと問うてみたなら、伊月には先約があるとのこと。
     カフェの窓際、京が人波を見遣れば、長身の青年が眼鏡の青年と歩いてくる。カップを掲げれば、眼鏡の方が長身を押しやる様子がある。やがてドアベルが鳴った。
    「メリークリスマス、カズマさん」
    「少しは遊んべと言われた」
     夕空の星とイルミネーション、一年は瞬く間。
    「……とくべつ、だと思う、わ」
     通りを伊月と歩きながら、静佳は胸の内を精一杯の言葉で表現しようと考える。ごめんなさいとの呟きに、伊月はストールの襟を直しながら自分の言葉を探す。
    「言葉は、私は得意な分野と思っていた」
     こんな時に言葉が見つからないと伊月が笑む。これも特別というのかな、と。

     カラオケのリモコンを手に戸惑うニコ。慣れた手つきで未知が曲を呼び出せば、大音量の前奏が響いた。聞き慣れたアニメソング、人前で歌うなんて殆ど初めてだ。
    「結構上手いじゃん!」
     肩で息するニコに未知は拍手喝采。替わってマイクを握れば、伸びやかな歌声がニコに届いた。
    「流石だな」
    「ニコさん声量あるから、すぐに上手くなるって。あとは場数と度胸!」
     カラオケスイーツって気になりませんかと、タンバリンの想希。クリスマス限定豪華盛りフレトーいってみる? とマラカス掲げる悟。
     たっぷり歌ってたっぷり味わい、ふと想希が呟く。
    「卒業したら、気軽に来られなくなったりするんですかね」
     学生生活最後の冬。
    「行ったらえぇやないか」
     マイク片手にあっさりと悟は言う。自分から道を狭める必要など何処にも無いのだ。

     ここの品物はいつもと勝手が違う。人混みで離れぬよう、葉月は真火の手を取った。
    「これなんかどうかな?」
     葉月が指した指輪は、恋人たちの為のもの。二つ合わせて浮かぶハートが、真火の胸も熱くさせる。
    「僕も、これがいいです」
     とうとう買っちゃったねと、二人笑み交わした。
     わたしの誕生日とクリスマスが近いって、毎年大変そうですね。頭捻ってくれて嬉しいです、ありがとうございます! なんて千波耶の軽口を躱す葉。今年はリクエストでペアリングに決まっていた。
     やっと見出したのは一つの星空を分けあったリング。
    「マーキングっぽいけどいーの?」
    「……い、今更じゃない?」
     彼氏なんだし、彼女なんだし? 繰り返す千波耶は可愛くて。葉は店員を呼びながら思う。店の外はきっとこんな星空だ。
     真咲の手の平に乗ったリングケース。中身はまだ空との不意打ちに、初美は固まるばかり。
    「一緒に買いに行こう。もちろん左手薬指の」
     言葉が見つけられない。嬉しい、けれど本当に不意打ちって本当に。
    「……ありがとうだが、ずるくないかね!」
     繋いでいる手を力任せに引き寄せる初美に、真咲は笑った。これでも緊張はしていた。こんな日々がこれからずっと続くのだな、なんて考えながら。
     ふくれっ面の恋人、侑二郎は懸命に盛り上げ役。ネックレスがいいと思ったのだけれど、何がお気に召さないのだろう?
    「百花さん……はどんなデザインが好きですか?」
    「シンプルなのが良いわ、ゆー君」
     名を呼び合うことにまだ慣れない、侑二郎の反応が楽しくて。でも百花は欲しい言葉がまだ貰えていない。
    「先日はありがとうございました、百花さん」
     時の流れがあまりに速くて、言葉を届け損ねていた。侑二郎の瞳に蕾が綻ぶような百花の笑みが映る。なんだ、この言葉だったのか。

     贈り物のためのワゴンに腕時計が並ぶ。自分好みの腕時計を手に取り、篠介は依子に問いかけた。
    「同じの着けるんなら、やっぱシンプルなのが良いかの?」
    「シンプルがいいけど、何か……」
     小さな看板にセミオーダーの文字。時間が掛かるけれど、カスタマイズをこの場で施してくれるようだ。時間なんて、二人でいればあっという間だ。
    「文字盤変えれるの素敵!」
    「ベルトの色を変えても面白そうじゃよな」
     あれこれと選び合う、この時間すらも宝物。
    「手袋……ぉー? いや、イヤーマフが欲しい」
     慌てたように付け加える友衛。ふかふか真っ白の毛玉のようなマフを手に取り、これが似合いそうだと示しながら紅は視線を棚に移す。
    「紅はマフラーだったな」
    「ああ、ロングマフラー。どれがいいと思う?」
     恋人と二人で楽しむ買物をすぐ終わらせるなんて勿体ない。時間をかけ一番を一緒に選びたい。
    「この柄は良い雰囲気だな、着けてみてくれるか?」
     友衛の選び出したのはアジアンテイスト。モノトーンに鮮やかな青。満足のゆく買物を終え、通りに出た友衛の手に紅の手が重なる。手袋よりも、ずっとあたたかい。

     ショーウィンドウに飾られた帽子を指さし、真琴がはしゃいだ声を上げた。
    「もこもこした帽子、シャーリィさんに似合いそうっ」
     気になる子とでーと、どきどきのシャーリィはニット帽に可愛いと声を上げた。お店に入れば色とりどり、暖かな小物がたくさん。
    「えへへー、似合います?」
    「かわいい。せっかくだから、買ってみない?」
    「じゃあ、お返しにまこちゃんに似合うの、選びますの」
     暫し買物を楽しんだあと、人混みに流されぬよう手を繋いだシャーリィに真琴が笑顔で囁きかけた。
    「来年も一緒に見られるといいね」

    「ほい、メリークリスマスっと」
     アヅマが何気なく渡してきたのは綺麗に包装された小箱で。二人でクリスマスセールを冷やかしていたと思っていたのに、手の中に滑り込んできた贈り物。夕月は思わずアズマを見上げる。
    「流石クリスマス、視覚が賑やかだな」
     明日には正月ムードに塗り替えられるのになんて身も蓋もない、普段通りのアズマだ。
    「? どした?」
    「……なんでも」
     どんな時でも普段どおり、そんな中にちょっぴり『特別』も混ざったりするものなのだろう。今日のような日は。でも普段通りが、二人には自分たちらしく心地良いのだ。
    「冷えたな。なんか温かいもの食べにいくか」
    「ラーメン。イルミネーションも行ってみる?」

     ムエットに薫らせた新作の香水を、七狼がシェリーに手渡した。探すのはいつかのペアフレグランス、でも新作も気になるところ。至近距離で香りを試す。
    「いい香り。でも変えるのは少し惜しい?」
    「……ソウダナ、少し惜しいかも」
     見覚えた馴染みのボトルを二つ、包んで貰う。
    「さァ行こう、俺ノ姫君」
     片手には愛しい香り、片手には愛しいシェリーの手。次は聖夜のカフェ、甘美なる世界へ。

     イブの大通りは小学生の二人にはちょっとした冒険気分。黒と悠里は流されぬよう、しっかり手を繋いで探検を始める。
    「なぁなぁ、これブローチって言うの? 何て花?」
     黒は一つのワゴンに目を留めた。素朴な木彫りの花が咲く店、小さな紫色の花。悠里に贈るのだ、綺麗に包んでもらって驚かせたい。
     悠里は悠里で、通りすがりの玩具店を思い出していた。ピカピカ光る傘なんて黒が好きそう。男の子には魅惑のLEDライト、きっと気に入ってくれるだろう。
     クリスマスといえば!
    「サンタガール!」
    「サンタ、ガール?」
     クリスマスソング轟くコスプレショップ、いちごはまっすぐ試着室へ。ほどなく出てきたいちご(22才男子)、完璧なサンタガールっぷり。
    「……似合ってる」
    「由希奈さんも着てみましょう。着付け手伝ってあげますねー♪」
     なんだか流れるように二人で試着室、そこから先は二人の秘密。二人だけのパーティだから。

     切り株を模したココアクリームのケーキに、柊の葉が彩りを添える。イミテンシルは一口含み、コクのあるクリームとほろり溶け合うスポンジの競演を楽しんだ。テイクアウトのコーヒー豆はクリスマスブレンドのもの、あとはあの雑貨店の店頭にあった愛らしい人形を買って帰ろうか。
     艶やかなチョコケーキにパウダーの雪が降る。スポンジの間は杏のジャム、甘酸っぱさで食べやすい。目を細めた紗夜は、テラス席で道行く人を見遣った。年に一度の特別な夜の始まりに、人々は幸せそうに家路を急いだり、愛しい人と手を取り歩いて行く。

     それはきっと、クリスマスの魔法なのだろう。

    作者:高遠しゅん 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2017年12月24日
    難度:簡単
    参加:59人
    結果:成功!
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