
ノーラ・モーラ(ブリキのラビリンス・d22767)は、こんな噂を耳にした。
『服を溶かした上で、石化させるスライムが存在する』と……。
このスライムは都市伝説で、人気のない場所に潜んで獲物を待ちかませ、相手が油断した瞬間を狙って、ガバッと覆い被さってくるようだ。
しかも、溶解液によって相手の服だけをドロドロに溶かしてしまうらしく、あられもない姿のまま石化させられてしまうようである。
そのため、都市伝説が確認された場所には、沢山の石像が並んでおり、無駄にエロス。
都市伝説の溶解液は服だけを溶かすが、催淫効果があるため、色々な意味で要注意。
都市伝説自体はそれほど強くないが、まだ石化していない女性達が捕らわれている可能性があるため、注意しておく必要があるだろう。
| 参加者 | |
|---|---|
![]() 火室・梓(質実豪拳・d03700) |
![]() エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746) |
![]() 成瀬・圭(影空ハウリング・d04536) |
![]() 天瀬・麒麟(中学生サウンドソルジャー・d14035) |
![]() 安藤・小夏(片皿天秤・d16456) |
![]() ノーラ・モーラ(ブリキのラビリンス・d22767) |
![]() プリム・アーヴェント(ハートフルデビル・d23874) |
![]() 八神・結芽(断章より来たる子・d26640) |
●エロスなスライム
「えー……、またこの手のスライムかよ……。まー、仕事はきっちりやりますかね」
成瀬・圭(影空ハウリング・d04536)はげんなりとした表情を浮かべつつ、仲間達と共に都市伝説が確認された場所に向かっていた。
都市伝説はターゲットとして選んだ相手の服を溶かし、石化させて自分のテリトリー内に並べているようである。
「まったく……、ひどい事をするスライムだね」
プリム・アーヴェント(ハートフルデビル・d23874)が、深い溜息を漏らす。
だが、スライムと言えば、この手の類が多いのも、また事実。
逆に、まともなスライムの方が少ないため、これが普通なのかも知れない。
「しかも、裸にされた上に、固められて動けないから服も着れない。きっとはずかしいのです。よくわかりませんけど……」
ノーラ・モーラ(ブリキのラビリンス・d22767)が、あれこれと想像を膨らませる。
きっと、あんな事や、こんな事から、そんな事までされてしまい、とっても恥ずかしい気持ちになってしまうのだろう。
その上、石化してしまうのだから、身動きが取れない、動けない。
そんな状況であれこれされてしまうのだから、冷静でいられるとは思えなかった。
「服を溶かそうと襲ってくるスライムなら対策は一つ。最初から服を着ないで全裸なら襲われることも無いのです!」
火室・梓(質実豪拳・d03700)が、キッパリと断言をする。
その場合、白と黒のカラーリングの車から、怖いお兄さん達が現れる可能性もあるが、気にしたら負けである。
「……というか、どんっな噂を流したら、こんなもん出てくるねん!!」
安藤・小夏(片皿天秤・d16456)が、思わずツッコミを入れた。
都市伝説が現れるのは仕方がないとして、問題はその噂を流した当人達である。
その当人達に悪意はなかったかも知れないが、間違った意味で立派に成長してしまっているため、取り返しのつかない事態になりかけているのは間違いない。
せめて、その責任だけでも取ってほしいと思うのが、本音と言えば本音である。
「こういう都市伝説を想像する普通の人も、あんまり淫魔と変わらないんじゃないかって思えて、ちょっと複雑……」
天瀬・麒麟(中学生サウンドソルジャー・d14035)が、全身に鳥肌を立たせる。
麒麟は淫魔が嫌い。それ故に、こんな事を想像する一般人も、同等。そのため、嫌悪感すら抱いている。
「とりあえず、万が一石化した時の事を考えて、ポーズを考えておかないとね!」
エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746)が無駄にハイテンションで乳を揺らしつつ、あれこれとポーズを考えた。
どれもいまいち。エロスが足りない。
こんな事では、石化しても意味がない。
石化した上で、セクシーでなければ、見つけた人もションボリしてしまう。
「それ以前に、スライム……とじゃなかった都市伝説に襲われないと意味がないんだよ」
八神・結芽(断章より来たる子・d26640)が、困った様子で答えを返す。
どちらにしても、現場に行ってみるしかない。
その答えを知っているのは、都市伝説だけなのだから……。
●石化の森
「うわ、本当にみんな石像に……」
梓がスマホをいじりつつ、驚いた様子で声を上げる。
見渡す限り、石像、石像、石像ばかり。
しかも、その大半が女性のもの。
そのうちのどれが本物で、どれが作り物なのか分からないが、その見分けがつかないほどリアルであった。
「こ、これは女の子の裸を隠してあげるためで、下心なんてないんだからね!」
エルファシアが言い訳をしつつ、石像に服を着せていく。
だが、石化しているせいで、服を着せる事が出来ず、中途半端な格好になった。
「そう言えば、スライムに石にされてる人って、男の人もいるのかな?」
麒麟がキョトンとした表情を浮かべる。
石像の大半は女性だが、巻き添えを食らったのか、それ以外の理由があるのか、男性もわずかながら含まれていた。
だが、その表情はまさしく乙女。
見ている方がドン引きするほど、アレな表情を浮かべていた。
「正直、オレは遠慮してえな」
圭が青ざめた表情を浮かべる。
間違いなく、フラグ。
しかも、新たな世界を開く鍵フラグである。
次の瞬間、木の上に隠れていた都市伝説が、麒麟の前にドサッと落ちた。
「……きりんには近付かないで」
間一髪でそれを麒麟は避けたが、派手に尻餅をついてしまったせいで、まったく身動きが取れない。
都市伝説はそんな麒麟の恐怖心を煽るようにして、ゆっくりと……ジリジリと焦らすようにして迫ってきた。
「……だから、近付かないでって言ってるのに……!」
麒麟が激しく首を横に振る。
それと同時に都市伝説が、大量の溶解液を飛ばしてきた。
「……あ、いや待った。あたしは脱げないんで! あたし脱いだらいろいろ終わるんでー!!」
途端に小夏が身の危険を感じて、霊犬のヨシダを放り投げた。
そのため、ヨシダは一瞬、何が起こったのか分からなかった。
それ以上に、小夏がやった事を受け入れる事が出来なかった。
だが、これは現実。紛れもない……現実!
ヨシダがベトベトになって、何か別の生物のようになった。
「おい、悲しそうな声でキャンキャン鳴くな。あたしが悪者になるだろ。やめろよ。そんな目で見んなよ」
これには小夏も困ったが、都市伝説はおかまいなし!
「チャンスなのです」
すぐさま、ノーラがカメラを構えようとしたが、それに気づいた小夏が都市伝説を地獄投げ!
覆い被さるようにして都市伝説が落下してきたため、ノーラは撮影どころではなくなった。
しかも、都市伝説が調子に乗って、溶解液を飛ばして飛ばして飛ばしまくり!
「尻尾は……ダメェ……ふにゃあああ~」
プリムがペタンと尻餅をつく。
都市伝説の溶解液がピリピリとしたが、皮膚を溶かすだけの威力はないようである。
「と、とにかく、助けなきゃ」
エルファシアが水着姿で、仲間達を助けに向かう。
だが、都市伝説の溶解液を浴びたせいで、水着の紐がぷちんと千切れ、大きな胸がばるるん、ばるん!
髪の毛と謎の光で大事な部分は見えないが、とんでもない事になっているのは間違いない。
それでも、都市伝説は気にする事なく、大暴れ!
「こんなの、はじめてっ、だめっ、がまんできないっ」
梓に至っては、すっかり都市伝説の虜。
局部に溶解液を擦りつけ、恍惚とした表情を浮かべている。
その間も、都市伝説の体から大量の溶解液が、ビュビュッと飛んだ。
「わ、わわ、シャツやズボン、溶かしちゃダメ~!? んん~……! にゃ、な、なにこれっ……ふにゃぁっ……!?」
結芽も腰を抜かして、ウットリはにゃん。
しかし、体の石化が始まるのも、時間の問題。
そうなる前に都市伝説を倒す必要があった。
●危険なスライム
「さすがに、これ以上食らうと、服が……」
ボロボロになった服を押さえつつ、梓が少しずつ間合いを取っていく。
都市伝説は手当たり次第に溶解液を飛ばしており、近づくことは困難。
しかも、体の石化が始まっているのか、ほんの少し体を動かすだけでも痛みが走った。
「……邪魔なのです」
そのため、ノーラが溶解液を払いのけ、素早くカメラを構えて、仲間達の痴態を撮ろうとしたが、そのたびカメラのレンズや服に溶解液がかかって、それどころではなくなった。
「と、とにかく、都市伝説を倒さないと……」
麒麟が間合いを取りつつ、都市伝説に攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
だが、都市伝説は無駄にスキなし。
攻撃するのであれば、溶解液まみれになる事だけは、覚悟しておかねばならない。
「とりあえず、ズバッと切って、ちゅーって吸えば、問題ない……よ、ね?」
結芽が朦朧とする意識の中で立ち上がる。
既に頭の中は真っ白。体はほんわか状態。
少しでも気を抜けば、そのまま再び座り込んでしまうほど、両足がガクガクと震えている。
それでも、犬猫の如く体をぶるぶるとさせて、体にへばりついた溶解液を弾き飛ばしたが……。
「ひゃあ! 足元がすべったー」
エルファシアが溶解液で足を滑らせ、すってんころりん。
そのまま、プリムの胸に飛び込むようにして、勢いよく押し倒した。
「……ったく! ここはオレが頑張るしかねえか。オレだってエロいのが嫌いなわけじゃアねーが、石化させちまうのはいただけねー。表情が動かないんじゃ、彫像と同じだ。次に生まれてくる時ゃア、もうちょっと考えな!」
圭がイキイキとした様子で、釘バットを振り回す。
それに気づいた都市伝説が後ろに飛びのいたが、そこはブロック塀。
「このまま潰れちゃえ!」
次の瞬間、小夏が都市伝説の体をムンズと掴み、ブロック塀に叩きつけるようにして、地獄投げを炸裂させた。
その一撃を食らった都市伝説が派手に四散し、元に戻る事なくドロドロに溶けた。
「うう……、中々にすごかったよ……」
都市伝説が消滅した事を確認した後、プリムが微妙に頬を染めつつ、先程の感触を思い出していた。
出来る事なら、もっと……。もう少しだけ、あの感触を味わいたいと思ったが、それはある意味、危険な考え。それこそ、スライムなしでは、生きられない体になってしまう。
「ところで、乙女の柔肌、見放題はどうだった?」
エルファシアが凄くいい笑顔で、圭の顔色を窺った。
「……たくっ! 1ゴールドくらい残してけよ、スライムなら」
それに気づいた圭が気まずい様子で咳き込んだ。
その途端、視界に入ってきたのは、石化状態から元通りになった全裸の女性。
気まずい。実に気まずい。
しかも、女性達が何やら勘違いされている様子。
そのため、圭は全力ダッシュで、逃げる事しか出来なかった。
| 作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
![]() 公開:2014年6月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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