きっと私も将来は

    作者:飛翔優

    ●女の子の大きな悩み
    「……はぁ、またやっちゃった」
     女子高に通う高校一年生、美南木乃香。ひと気のない更衣室で盛大なため息を吐きながら、手の中にあるものを眺めていく。
     それは、片手に収まりきらないほどの大きなブラ。同級生の大きな胸を支えていたもの。
     一方……と、木乃香は自分の胸に目を向ける。さらなるため息を吐いて行く。
     服の上からはわからないほどのぺったんこ。背丈は百六十中盤と言ったところなのに、胸は成長していない。
    「……もう少し、こう、背の分がこっちに来ればなぁ」
     そうすればもっと可愛くなれるのに。そうすれば男の子に間違われなくて済むのに。
     ――なら、委ねればいい、この力に。そうすれば……。
    「……」
     少し前から心に内に宿りし力の誘いに、木乃香は首を横に振る。なぜだかはわからないけれど、委ねてはいけないと心が告げたから。言いようのない恐怖を感じたから。
     もっとも……胸が大きくなるとの誘いは、甘美で魅力的なものだったけれど……。

    「憧れか、それとも嫉妬かねぇ」
     図書館で民俗学を勉強する傍ら、休憩時間に噂をまとめたメモを眺めていたマサムネ・ディケンズ(サンドリヨンの番犬・d21200)。下着を盗む少女と記された項目に目を留めて、静かな息を吐いて行く。
    「妙に真実味があるしなぁ……よっし、ちょい知らせてくっか!」
     メモを仕舞い、資料を纏め、貸出許可を得た上で外へと歩き出していく。エクスブレインへと伝え、解決策を導くために……。

    ●夕暮れ時の教室にて
    「んじゃま、後をよろしく頼むぜ」
    「はい、マサムネさんありがとうございました! それでは早速、説明を始めさせていただきますね」
     マサムネに頭を下げた後、倉科・葉月(高校生エクスブレイン・dn0020)は灼滅者たちへと向き直った。
    「とある女子校で、美南木乃香という名前の高校一年生女子が、闇堕ちして淫魔になろうとしている……そんな事件が発生しています」
     本来、闇堕ちしたならばダークネスとしての意識を持ち、人としての意識は掻き消える。しかし、木乃香は闇堕ちしながらも人としての意識を持ち、ダークネスになりきっていない状態なのだ。
    「もしも灼滅者としての素養を持つのであれば、救いだしてきて下さい。しかし……」
     完全なダークネスとなってしまうのならば、そうなる前に灼滅を。
     葉月は地図を広げ、高校の場所を。そして、屋上を指し示した。
    「当日のお昼、木乃香さんは一人学校の屋上にいるみたいです。ですので、接触はたやすいかと」
     道中も、件の女子高の制服を用意してあるため特に問題はないだろう。男性陣も、最悪女装してこっそり付いて行けば大丈夫だと思われる。
    「そして説得ですが……そのためにも、木乃香さんについて説明しておきますね」
     美南木乃香、高校一年生。本来は優しくて大人しめ。リーダーシップはないが的確なアドバイスなどができる落ち着いた物腰の女の子。
     コンプレックスは背丈と胸。背は百六十中盤というほどに高いのに、胸は服の上からはわからないほどに小さい。時に男の子と間違われてしまう事もある位。
     そして、そのコンプレックスからか、度々胸の大きな女の子の下着を盗む……と言った行動を取るようになってしまったらしい。
    「ですが悩みが解消されるはずもなく、想いは日に日に降り積もり、闇を抱いてしまった……そのような形ではないかと思われます」
     説得の際は、その辺りを絡めていく形になるだろう。
    「そして、説得の成否に関わらず戦いとなります」
     木乃香の淫魔としての力量は、八人ならば十分に倒すことが出来る程度。
     姿は木乃香と違いボンキュボン。
     ぱふぱふによる魅了や、屈みながらの投げキッスによる戦意喪失、蠱惑的な微笑みによって自らを高め傷を癒やす……そんな力を用いてくる。
    「以上で説明を終了します」
     地図などを手渡し、葉月は続けていく。
    「ええと、そうですね、どちらにせよ悩みはあるものだと思います。私も……あ、いえ、はい。多くは申しません」
     ともあれ、と締めくくりに移っていく。
    「どうか、悩める少女に救済を。何よりも無事に帰って来て下さいね? 約束ですよ?」


    参加者
    西園寺・奏(天使の落とし子・d06871)
    海堂・月子(ディープブラッド・d06929)
    七六名・鞠音(戦闘妖精・d10504)
    相葉・夢乃(幼きトロイメライ・d18250)
    レミ・ライゼンシュタイン(お肉を愛する者・d20396)
    マサムネ・ディケンズ(サンドリヨンの番犬・d21200)

    ■リプレイ

    ●持たざる者に教えるため
     お昼休みを迎え、明るい声が響き始めていく女子高。授業から解放された晴れやかな笑顔で満ちている廊下を、灼滅者たちは歩いていた。
     目指すは屋上。
     同校生徒を装うために、相葉・夢乃(幼きトロイメライ・d18250)は十八歳に変身した上でセーラー服をベースとした制服を身につけている。
     夢乃は、後ろめたい気持ちはあるけれど、ばれないように堂々と仲間の後ろについていく。
     前方では、西園寺・奏(天使の落とし子・d06871)がどことなく照れたように頬を染めていた。
     なぜなら彼は男の子。
     女装が得意な男の子。
     十八歳に変身した今でさえ、腰まで伸びた銀髪や中性的な顔立ち、女性的な仕草によりバレてはいない。そのことを、周囲の心の声を拾い知ったから。
     そんな風に歩き、屋上へと繋がる階段へと辿り着いた時、シャルナティア・アレッサンドラ(箱入り姫・d28060)がそれにしても……と小首を傾げて呟いた。
    「見た目を気にするのはわからなくもないけど、何故胸なのかしら。確かに男女の違いでわかりやすい部位ではあるけど」
    「俺も似たような悩みはあるから、気持ちはそこそこわかるっちゃーわかるが……闇堕ちするほどのもんかなー。……するほどのもんだからこうなったんだろうけどさ」
     レイシー・アーベントロート(宵闇鴉・d05861)が小さな溜息を吐きだして、肩を小さくすくめていく。
     以降、言葉はほとんど紡がれず……灼滅者は、美南木乃香が一人佇む屋上へと到達した。

    ●持たざる者が閉ざしたもの
     陽光降り注ぐ屋上に灼滅者たちがやって来たことに気づいたか、振り向く木乃香。驚愕に目を見開いたのは、マサムネ・ディケンズ(サンドリヨンの番犬・d21200)ら本質的に男らしい男性陣の女装を目の当たりにしたからだろう。
     灼滅者たちは悲鳴を上げられる前に話を切り出して、己等の立場、理由、世界のことを説明。ひと通り落ち着かせた後、改めて、マサムネが説得を開始した。
    「まだ人の心を持っているのなら聞いて欲しい。下着を盗んだりするのは、木乃香っちと同じ女子をすごく悲しませる事だ」
    「……わかってるわよ、そんなこと」
     木乃香はぷいと顔を背け、眉根を寄せていく。
     構わず、マサムネは言葉を続けていく。
    「胸がなくても友達とかに適切なアドバイス出来るっていう、長所があんだろ? それこそ器が大きい、胸の中身が大きい、ってことだと思うが、そっちに目を向けたら人生楽しく生きられると思うぜ!」
     正直な話、胸の大小で女子の優劣など決まらないと思っている。と言っても、女性ではないからイマイチわかりにくいのかもしれないとも思う。
     それでも救い出したいから、言葉を更に重ねるのだ。
    「淫魔になって偽りの乳手に入れて、これ以上人を傷つける姿オレもみんなも。見たかねえや……悲しいもん」
    「……」
     反応はない。ただ、不貞腐れたかのように顔を背けるだけ。
     積み重ねる必要があるだろうと、続いて七六名・鞠音(戦闘妖精・d10504)が語りかけていく。
    「貴女にとって、胸の大きさは通貨や、伝統や……友達ほどの、価値があるもの、なのでしょうか?」
     回答を待つが、返事はない。
     鞠音は不意に伸びてきた海堂・月子(ディープブラッド・d06929)の手から胸を護るために両手でガードしながら、再び口を開いていく。
    「持つ者にはわからない、と言いますが。持っていない者、だからと、罪を犯しても許されるわけではありません。――故に、その空しさも、自分に無い魅力も、自分が持つ魅力も理解している貴方は、他人には無い魅力を持つと、思いませんか」
    「……知らない、そんなの」
    「私は、貴女が私に無いものを、たくさん持っていると、心のそこから思います」
    「知らないわ」
     冷たい言葉は、心が未だ頑なだからか。
     決して鞠音が持つ側であるから……ではないだろうと一瞥することもない様子から確信しつつ、シャルナティアが声をかけていく。
    「私も前はドレス姿でもシャルルなんて呼ばれていたわ」
    「……シャルル?」
    「シャルルはヨーロッパ圏の男性名よ。けど、愛しい人と出会ってから変わったの」
     大切なのは、気持ち。
     胸の奥で生まれる思い。
    「魅力的になりたい気持ちがあるなら、あなたは充分女性らしい。コンプレックスに振り回されて自分を貶めるなんてもったいないわ。あなたはあなたの良い所を磨けばいいのよ」
    「でも、私は……」
     重なる境遇に心を許したか、反応が若干だけれど軟化した。この調子で心を解きほぐしていったなら……。

     しばしの沈黙、風のざわめき。
     運ばれてきた枝葉の匂いを楽しみながら、月子がどことなく色のある笑みと共に口を開いていく。
    「アナタは持ってないって言うけれど私からすると持ってるわ」
    「……」
    「それは身長よ、私はアナタが羨ましいと思ってる。鞠音なんてロリ巨乳とかきっと誰かから言われてるわよ?」
     喋りながら鞠音の背後に周り、両手を慣れた手つきで伸ばしていく。
     腕に阻まれ叶わずに、肩をすくめながら続けていく。
    「この胸が少し小さくなっても良いからあと少し、そう思って牛乳を飲む日々よ。でも多分私の身長は望むほど伸びる事は無いでしょう」
     0.1cmの成長に喜ぶ思い、滑稽かしらと自嘲した。
     木乃香は静かな息を吐き、気のない返事を介して行く。
    「……そう。でも、私は嫌い。この身長も。分け合えたら良かったのにね」
    「そうよ、結局今の私自身でやっていくしかない。それはアナタも多分同じ事、下着を盗っても変わらないわ」
     最後には諦めを。
     諦めによる新たな道を指し示し、続く語り手を夢乃に譲る。
     変身を解き幼い姿に戻っていた夢乃は、加奈子を下から見上げながら話しかけていく。
    「……私にはまだ、胸がないとか身長がないとか、そんな悩みは分からないですけど。スレンダーで、背が高い人も……かっこよくて、憧れが……あります」
     少しでも自身を持ってくれたなら。
     途切れ途切れでも精一杯、瞳を見つめて伝えていく。
    「私は……とろくさい、ですから。木乃香さんのように、頼れる人は……ちょっと羨ましいんです。だから……上手く言えないですけど。もっと自信を持って欲しいなって……思います」
    「……あなたは優しいね」
     始めて木乃香が笑みを浮かべ、落ち着いた調子でしゃがみこんだ。
     夢乃の頭を撫でながら、表情を曇らせていく。
    「でも、私はそんな立派な女の子じゃないわ。私は……」
    「魅力的な女性は、身体的特徴だけで決まるものではありません」
     暗い方へ向かっていく言葉を、奏が途中で遮った。
    「女性らしさを相手に印象付けるためには、仕草や雰囲気が大きな影響を与えるんですよ?」
    「……」
     振り向いたのを確認した上で、唇に指を当てて優しく微笑んでいく。
    「僕のこと、男の子に見えました?」
    「……え?」
    「胸に詰め物なんてしていないのに、女の子に見えたでしょう?」
     驚きに見開かれた瞳で、木乃香は奏でとマサムネを見比べた。
     嘘、との言葉が紡がれた時、改めて奏は諭していく。
    「身体的な特徴は、見る者にとって大きなイメージを与えます。けれど、それが全てではありません。自分の魅力に自信が持てなくて悩んでしまう貴女は、もう十分に乙女なのだから」
     相手の劣等感に付け込む淫魔から、加奈子を救い出すために。
    「貴女らしい女性の魅せ方、きっと見つかるはずです。だから、その誘いに乗っちゃダメです!」
    「他には性格とか、可愛らしくなれる要素は他にもたくさんありますね。あ、それから私も男です」
     何でもない風に、レミ・ライゼンシュタイン(お肉を愛する者・d20396)もまた優しく微笑み告白する。
     加奈子は目を白黒させながら、言葉を紡ごうとして紡げないでいた。
     開いただろう心に光を与えるため、レイシーが畳み掛けていく。
    「胸って割とどうにもならないとこだけど、無いなら無いなりのやり方ってもんがあるぜ。男子に間違われるなら、髪伸ばすとか服装変えてみるとかさ。現に俺、こんな喋り方だけど男子だと思われたことは……ないと思う。ポニテのおかげだぜ、多分!」
     レイシーも、同じ悩みを持つ女の子。
     説得する側が悩む訳にはいかないからと、むしろ同じ悩みを持っている木乃香を助けることで自分に自信を持てるかもしれないと、こうしてこの場にやって来た。
    「木乃香ならシュッとしたスレンダーな美人さん目指してみるのもいいと思うけどな。あと……おっきい下着を盗んでも、自分のはおっきくならないぜ?」
     言葉の終わりにニカッと明るい笑みを見せ、しゃがみこんだまま動かない木乃香に手を伸ばす。
     手を取りながら、木乃香は震える唇で言葉を紡ぎ始めていく。
    「……なんだろう、ほんと、見た目って不思議なのね。なんだか、悩んでいるのが馬鹿らしくなっちゃった。それに……うん、そうね。みんなを見てたら、今ある自分を活かすのも、悪く……は……ない……か……も…………」
     言葉の途中で瞳を閉ざし、全身が闇に閉ざされた。
     レイシーが離れ観察すれば、内側から芳醇な肉体を持つ少女……淫魔が姿を表していく。
     そう。木乃香とは違い、淫魔は大きいと、夢乃が驚いた様子で口を開く。
    「……あ、淫魔になったら胸、大きくなるんです……ね」
    「うん。俺もさ、闇堕ちした時はおっきくなってたとかなってないとか言われてるけど……自分じゃ全然わかんなかったんだよな。かといって聞くわけにもいかないし。うーん……」
    「……あれ、私は……。……いえ、なんでもないです。……羨ましい事がまた増えたとか、思ってないです……よ?」
     レイシーの悩みをよそに、夢乃もまた、スレンダーに憧れるのは嘘ではないけれど大きい胸にも憧れると続けていく。
     さなかにも、淫魔と戦うための準備は進んでいた。
    「雪風が、敵だと言っている」
    「溺れる夜を始めましょう?」
     鞠音が短く宣言すると共に魔砲を構えれば、月子が婉然と笑いオーラを散らしていく。
     言葉を紡ぐことができない様子の淫魔へと、一丸となって立ち向かっていく……。

    ●持たざるものが持つ魅力
     漆黒の刃を持つ斧を振りかぶり、奏は頭から淫魔へと突っ込んだ。
    「大丈夫、あなたは十分魅力的です」
     肩を切り裂いていく奏へと、淫魔は視線を向けていく。
     直後、月子が影を滑るように疾駆し螺旋状の回転を加えた槍を突き出した。
    「何処を見ているの? アナタの相手はこっちよ」
     腕を掠めさせるに留めるも、気を引くことはできた模様。淫魔は月子の頭を抱え込み、豊満な果実に埋もれさせていく。
     心奪われることが内容に、レミが優しい光を降り注がせた。
    「大丈夫です、落ち着いていきましょう。美南さんも、抑えてくれているはずですから」
     ……そう。木乃香も、闇の中で淫魔を抑えてくれている。証として、淫魔は同姓をも誑かす言葉を紡ぐことができていない。動きすら、ダークネスとは思えない程に鈍いものなのだから。
     斬撃を、打撃を刺突を重ねた果て、シャルナティアの影が淫魔の両腕を縛り上げた。
    「捉えたわ、畳み掛けるわよ」
    「戻ってこい、戻ってきたら……俺たちの仲間だ!」
     即座にレイシーも影を放ち、淫魔を飲み込んでいく。
     諸共打ち砕かん勢いで、鞠音が影を宿した拳で殴りかかった。
     更に、闇から押し出された淫魔の背後に周り、スカートを捲り上げていく。
    「案外、可愛いパンツ、を履いているのですね?」
    「あ……」
     直後、夢乃のはなった影刃が、淫魔の衣服を……眩い白も切り裂いた。
    「……何か、更に目の毒になっちゃったような……」
     もっとも、ギリギリで落ちてはいない。
    「問題ないわ。むしろ、鳴き声を聞くのにちょうど良い!」
     どことなく違うニュアンスのお墨付きを与えた月子が踏み込んで、情熱の炎を宿した蹴りを放つ。
     マサムネはもとより惑わされるつもりもないと高く、高く飛び上がった。
     反撃とばかりに浮かべられた微笑みに、暖かなほほ笑みを返しながら鋭い蹴りを放っていく。
    「流星キーック! StarGaze!」
     喉元へと突き刺せば、淫魔は勢いのままに倒れていく。
     背中を強打したのか小さな息を吐いた時、優しい光が放たれた。
     輝きの内側には、寝息を立てる木乃香の姿。
     元に戻っている事を確認した後、灼滅者たちは介抱へと移行する。

     梅雨の合間の涼し気な風にくすぐられ、程なくして木乃香は目を覚ました。
     きょろきょろと周囲を見回していく木乃香へと、マサムネが語りかけていく。
    「よーっすお帰り! ……またぺたんこに戻っちまったけどさ。でもこれからはその胸の中身にいっぱい夢詰めていける筈だぜ? あったかい充実した青春っていう思い出……とか……」
     半ばにて途切れてしまったのは、木乃香が睨みつけてきたから。
    「気にしてるのに……なんてね」
     すぐさまいたずらっぽい笑みに切り替えて、軽くマサムネを小突いていく。
    「ごめん、冗談。でも、デリカシーないよ、そういうの。でも、ありがとう。色々と酷いことを言ってしまってごめんなさい。何だか心が軽くなった、生まれ変わった気分よ」
     晴れやかな微笑みの中にはもう、闇の気配など存在しない。これから先、新たな道を……光ある道を歩んでいくことができるだろう。
     証を確かな形として刻むため、レミが優しく語りかける。
    「ボーイッシュな女の子も、いいと思うんですけどね」
     自分の頭を結っていたリボンを解き、木乃香の髪に飾っていく。
    「可愛いは作れます。男の私が言うんだから、間違いありません」
    「……もう」
     頬赤らめ、照れる木乃香。
     優しい笑顔の花が咲いていく。
     暖かな陽射しに包まれながら……こうしてまた一人、明るい未来へと向かい始めたのだ。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年6月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 7
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