「あなたのハートつかまえてゲッチュー♪」
「「オイ! オイ! オイオイオイオイ!!」」
普段はシャッターの目立つその商店街だが、特設ステージの周囲には熱狂する数人の男性がコールとオタ芸を打ち、ライブは異様な盛り上がりを見せていた。
「皆ー! 楽しんでくれてるー?」
「「うおーっ!!」」
「ありがとーっ! それじゃ次はあの曲いっちゃうー?」
「「うぉぉーっ!!」」
ゴシック調のステージ衣装を纏った少女のMCに、またも沸き立つオーディエンス。
奇妙な闖入者が姿を現したのは、丁度その時である。
――ドドドドドドッ!
「え? なんだこの音……」
「う、うわぁーっ!?」
道幅ギリギリの細道から、ゴミバケツやら何やらを蹴散らしながら飛び出して来たのは――
「「ロードローラーだっ!? ひ、ひえぇーっ!!」」
「おほほっ! どうやら神曲に間に合ったようでござるな。拙者も多少作詞作曲を嗜む身で御座るが、この曲は詞とメロディラインの調和やグルーヴ感、それにドラムの」
「あ、あの……そこのロードローラーさん?」
「おうふ! あのキョーコ氏から名指しキタコレ!」
「ごめんなさい、ちょっと音が……それに、皆さんが怖がっちゃうので……」
「いやいや、心配はご無用。所詮あいつらなど曲の音楽性を解さぬニワカアイドルオタばかり。あんな連中に聴かせるなんて歌が勿体ないというものでござるよ……ってちょいちょいちょーい! 何を帰り支度始めてるで御座るか!?」
「だって、皆居なくなっちゃったし、これ以上続けてもしょうがないです」
「ふぉぉぉー!? 拙者に聴かせる曲はないと言うで御座るか! これはさすがの拙者もまじおこブンブン丸で御座る!」
「いやそれ、現二軍コーチ……って、ちょっと!? きゃあぁぁーっ!」
――ぷちっ。
哀れアイドル淫魔は、自主制作CD(税込み3000円)と共に、痛車ロードローラーによってぺちゃんこにされてしまったのだった。
「闇堕ちした『外法院ウツロギ』が、六六六人衆『???(トリプルクエスチョン)』によって序列二八八位『ロードローラー』となったのはご存じですわね? 今回も分裂したロードローラーの一台が、厄介な事件を起こしましたわ」
有朱・絵梨佳(小学生エクスブレイン・dn0043)はそんな前置きから、事件の概要を説明し始めた。
「今回のロードローラーは、いわゆる痛車の外見をしていて、アイドル淫魔のライブに乱入。観客を追い散らした挙句、唄う事を拒否した淫魔を潰してしまうと言うかなり……ぶっ飛んだ敵ですわね」
この痛ロードローラーを灼滅するのが、今回の作戦だ。
「アイドル淫魔ですけれど……ロードローラーがライブ会場に現れ、一般人が逃げ出した後に接触する事が可能ですわ。上手く交渉すれば、共闘も可能なはずですわね」
ただ、ロードローラーは歌うのを中断したアイドルを集中的に狙う為、戦闘となれば淫魔が殺されてしまう可能性はかなり高い。
「もしそれを避けるなら、淫魔には歌い続けて貰うと言う事になるかしら。そうなれば、ロードローラーが淫魔を攻撃する事はありませんわ」
灼滅者とロードローラーの一騎(?)打ちと言う形になる。淫魔はBGM担当と言った所か。
いずれにしても、交渉が上手くいかなければ、淫魔は灼滅者達に丸投げして、さっさと立ち去ってしまう。
そうなると、怒りに燃えるロードローラーと真正面から戦う形になる事は避けられないだろう。
「ウツロギの目的は不明ですけれど、ラブリンスター風の痛デコが施された車体を見る限り、趣味的な要素が絡んでいる可能性は高いですわね。では、いってらっしゃいまし!」
そう言うと、絵梨佳は灼滅者一行を送り出すのだった。
参加者 | |
---|---|
エステル・アスピヴァーラ(おふとんつむり・d00821) |
葛城・百花(クレマチス・d02633) |
御剣・譲治(デモニックストレンジャー・d16808) |
アウグスティア・エレオノーラ(安寧望む氷の意志・d22264) |
音森・静瑠(翠音・d23807) |
伊勢野・玲(伊賀忍・d27645) |
ヴァンス・ドラゴニア(雪月に舞う華・d27987) |
カニェーツ・マニャーキン(愛と憎の揺り籠・d27989) |
●
「皆ー! 楽しんでくれてるー?」
「「うおーっ!!」」
「ありがとーっ! それじゃ次はあの曲いっちゃうー?」
「「うぉぉーっ!!」」
普段は閑散としたシャッター街の一角が、この日ばかりは大きな熱狂と歓声に包まれていた。
ゴスロリ風のステージ衣装を身につけ、パッション溢れるダンスと歌声を披露する一人の少女を中心に、男達の熱狂の渦が存在している。
「皆一緒に歌ってねー、次の曲は……」
――ドドドドドドッ!
「え? なんだこの音……」
「う、うわぁーっ!?」
少女のMCも聞こえなくなるような轟音。にわかに接近してきたかと思うと、細道からゴミバケツやら空き缶やらを蹴散らして出現するロードローラー。
「おほほっ! どうやら神曲に間に合ったようでござるな。拙者も多少作詞作曲を嗜む身で御座るが、この曲は詞とメロディラインの調和やグルーヴ感、それにドラムの」
「な、なんだこれ……に、逃げろーっ!?」
しかもそれは、ただの暴走ロードローラーではない。
ピンクの車体にはオタク受けしそうな萌え系アイドルのラッピングが施され、文字もいちいち可愛らしいフォント。なにより、車体前部には人の頭部がついており、いかにも音楽に詳しそうな口調で語っていたのである。
「あ、あの……そこの……」
「もきゅ、たいへんなの、おっきなごろごろが突っ込んでくるのですよ~、このままだとぺちゃんこになるの~」
コンサートを荒らすロードローラーに、アイドルが声を掛けようとしたその時、言葉を遮るようにして話しかけたのはエステル・アスピヴァーラ(おふとんつむり・d00821)。
「いやいや、拙者きょーこ氏に関してはまだ名前が広まってなかった頃からの古参でして。僭越ながら私が今の彼女を育てたと言っても過言では無いと言う様な自負も持っている次第で御座るよ」
「あの……皆さんの迷惑になるので……」
「ふぁっ?! 育てられた恩も忘れて、拙者に消えろと申されるか!? これはさすがの拙者も堪忍袋の緒が切れたで御座る!」
「ええっ?!」
ファンの中でも、かなりたちの悪いタイプらしいロードローラー。アイドルのきょーこに退去を促されるや、即座に逆ギレ。ヒステリックに喚き始める。
「頭に来る話だけど、私達だけじゃコイツの相手は厳しいのよ。後々の禍根を残さない為にも、ここは協力してコイツを倒さない?」
普段のぶっきらぼうな口調も、多少は穏やかめに提案するのは葛城・百花(クレマチス・d02633)。
「え、いえ……私はコンサートが出来ないなら帰ろうかと」
「あなたの歌は……いい歌……だから……いま倒さないと……またやってきて……ライブの邪魔を……されるよ……?」
立ち去ろうとするきょーこへ、更に言葉を掛けたのはヴァンス・ドラゴニア(雪月に舞う華・d27987)。
「また……?」
「そうだ。逃げる事ができても、また追いかけてくる可能性は高い」
聞き返すきょーこに対し、こちらも普段通りの硬い表情で告げる御剣・譲治(デモニックストレンジャー・d16808)。
「今なら一緒に戦える」
「……」
「仮に私たちが負ければ、また貴女の前に現れて歌を唄えと迫るでしょうね……。またライブが台無しになるのはお嫌でしょう? ここは協力しませんか?」
立ち去ろうとした足を止めたきょーこに対し、もう一押しとばかりに説得するアウグスティア・エレオノーラ(安寧望む氷の意志・d22264)。
「ふむ……」
「それは貴方にとっても、貴方のファンにとっても大きな損失なのではないでしょうか? 貴方の歌を心待ちにしているファンの方がいらっしゃるのではないですか?」
「解りました。ファンの事まで言われては、ノーとは言えません」
ほぼ決まりかけていたきょーこの心に、最後の一手を囁く音森・静瑠(翠音・d23807)。きょーこも然りと頷き、共闘を承諾する。
「もしここでアイドルキラーを倒したら、勢力内でもお手柄かも知れませんわね。……あぁ、もちろんロードローラーを倒した後に騙し討ちする様な事は致しませんのでご安心を」
「……そこは『正義の味方』である皆さんを信じますよ。武蔵坂さん」
にこりと微笑みつつ、告げるカニェーツ・マニャーキン(愛と憎の揺り籠・d27989)。きょーこもまた、にこりと笑ってこれに応じる。
「ちょいちょいちょい! ファン界の重鎮であるこの拙者を差し置いて、きょーこ氏とそんなに話し込むとか許されざる所業で御座るよ! きょーこ氏もきょーこ氏で御座る! この古参であり育ての親とも言える拙者より、その新参にわかと話し込むなど、明らかな背信行為! アイドルとしての自覚があるのかと問いただしたくなる振る舞いで御座る!」
「キモイ、死ね」
「ふぉっ!?」
勝手にキレ始めるロードローラーに対し、冷たく吐き捨てたのは伊勢野・玲(伊賀忍・d27645)。
淫魔の事も内心好ましくは思っていない彼女だが、それ以上に今回のロードローラーに対しては嫌悪感を露わにする。
「お前達、揃って拙者を愚弄する気で御座るな! もはや許せんで御座る! 皆まとめてぶっ潰死☆」
そして勝手に逆ギレしたロードローラーは、きょーこと灼滅者を潰すべく、エンジンを噴かし始めた。
●
「む~、重機はおとなしく停車するのです、ここでとまるのです~」
「拙者を止める事が出来るのは、握手会とコンサートだけで御座る!」
魔力で形成された霧を纏うエステル。だがロードローラーは、猛然と速度を上げてこちらへ突っ込んで来る。
(「それにしても気が抜ける外見してるわよねー。ま、分裂体って事だし、気兼ねなくぶちのめさせてもらうわ」)
ナイフを抜き放ち、重心を低くする百花。
「ズタズタにしてあげるわ……!」
ロードローラーの接近と共に地面を蹴り、最小限の動きでロードローラーの側面へ回り込み、その車体を斬り付ける。
――ギィン!
火花が散り、車体を覆う鋼鉄が裂ける。
「ふぉぉぉー!」
だが、その勢いは弱まるどころかかえって増すばかり。
「ひっ……こっちに来る!?」
そして彼の狙いは、当然きょーこである。
「……」
――ドゴォン!
そんな彼女の前に、無言で進み出るのは譲治。突進してくるロードローラーに対し、高熱帯びたエアシューズで渾身の蹴りを叩き込む。
「出来ぬなら殺してしまえとは、何とも忍耐がない……」
呆れるような口調で言いつつ、クルセイドソードを振り下ろすアウグスティア。「さつりく☆だいいち」などと書かれた車体前面部分に直撃すると同時に、蓄積された魔力を流し込む。
灼滅者にとって、作戦の目的はあくまでロードローラーの灼滅。きょーこの生死は二の次ではあるのだが、共闘を持ちかけたからにはと彼女と守る位置取りで陣を展開する。
「むぉぉ! お前達の様なにわかオタが一番許せないで御座る!」
――ゴゴゴゴッ!
車体を傷つけられ、益々怒りに燃えるロードローラーは、尚も猛然と突進。
「きゃあっ!」
凄まじい風圧に煽られる灼滅者ときょーこ。
「え、えぇと……ちょ、ちょっと気持ち悪いかもしれませんね……」
間近に迫ってきたロードローラーの迫力にやや気圧されつつ、気を取り直して歌を紡ぐ静瑠。
「拙者をキモいと申されたか!? 許さんで御座るよ!」
「しゃべるな」
これだけの騒音を自分で発しておきながら、悪口はしっかり聞き取る地獄耳ロードローラー。玲はそんな敵に冷たく言い放ちつつ、仲間の身を霧に覆い隠す。
この際、きょーこを範囲に入れていないのは、あくまで淫魔を味方とは看做さない彼女の矜持の表れだろう。
「忍法……霧隠……なんちゃって……」
範囲をずらし、こちらも夜霧を展開するヴァンス。依頼初参加ながら、余り緊張も見られないマイペースな彼女は、きょーこも範囲に収めている。
「さて……これが来日して初の正式な依頼ですわね。東国の闇……果たして、どれほどの実力か、ですの」
学園の依頼を初めてこなすのは、カニェーツも同様。身の丈よりも巨大な咎人の大鎌を手に、魔力の霧を纏う。
「所詮きょーこ氏もにわかファンにちやほやされて有頂天になる囲われ厨で御座った! こんな薄情な女を推していた自分に腹が立つで御座る! これまでに買った全部のCDを割って、その画像をアップしてやるで御座る!」
「えー……」
灼滅者と完全に共闘態勢に入ったきょーこに、益々逆恨みを加速させるロードローラー。再び間合いを取ると、突進の為に力を蓄え始める。
●
「むぅ、騒ぎすぎるのは迷惑なのです、ライブから退場してもらうのね~」
――ガッ!
エステルの縛霊手が、あちこち凹みやら傷だらけの車体を更に強打する。と同時に、魔力の糸が絡みついて動きを封じる。
「ぐぉぉぉん! 圧殺☆圧殺!」
とは言え、怒り狂った様なロードローラーは、前進したり後進したり、その場で回転したりと予測不可能の動きで暴れ放題。
「目障りだし、少し大人しくしててくれない?」
百花のナイフが、黒い炎を纏う。
――ガシュッ!
「ほあぁぁぁーっ!!? ラブリンを! ラブリンを良くもぉぉー!?」
その切っ先は、ラブリンスターぽいアニメ絵の顔の部分を思い切り切り裂いた。発狂状態になって、益々暴走を加速させるロードローラー。
「氷は私の……力……あなたのすべてを……凍らせてあげる」
ヴァンスの掌から、氷雪が吹き荒れてロードローラーの車体を見る見るうちに凍て付かせて行く。
「ぬぉぉ……何のこれしきぃ……!」
「古の神霊レギオンよ……我に力を!」
――ドカッ!
攻め時とみたアウグスティアは、漆黒の瘴気によって刃を形成し、車体後部のエンジン部分に突き立てる。
「ぐぉぉぉーっ!! やらせはせん! こんな連中に……! 拙者のアイドル道をやらせはせんぞぉっ!」
黒煙を噴き上げ、異音を響かせ始めるロードローラー。
「あなたみたいな人に、アイドルやラブリンスター様のファンである資格はありません!」
毅然と言い放ったきょーこも、この期に乗じてロードローラーの車体に蹴りを入れ始める。
「アイドル追っ掛けのプロとして、お前だけは許さん! 道連れにしてやるで御座るぅっ!!」
――ごぉぉん!!
「えっ?!」
最後の意地とばかり、エンジンを噴かすロードローラー。その狙いは、可愛さ余って憎さ百倍となったきょーこ。
彼女を押しつぶすべく、飛びかかる肉食動物の様に跳躍するロードローラー。
(「ま、共倒れしてくれれば万々歳だ」)
玲はそんな両者の位置関係を冷徹に見据えつつ、自らは暴走車両の間合いへと滑り込む。
「きゃああーっ!?」
その場から動けず、悲鳴を上げるきょーこ。ロードローラーの影が次第に大きくなる。
――ズシャッ!!
数十トンはあろうかと言うその車体の重力がまともにぶつかれば、淫魔とて一溜まりも無い。
「大丈夫ですか……?」
「……は、はい」
だが、身を挺してきょーこを守ったのは、静瑠。かすり傷を負いつつも、2人とも無事だ。
「……」
そしてそのボディプレスの軌道をズラしたのは、譲治の拳。バトルオーラを纏った屈強な一撃が、車体横部を大きく凹ませている。
「お、お、おのれぇぇ……はっ?!」
「これが忍びの戦いよ」
――シュッ!
車体前部に着地した玲は、鋼糸をロードローラーの顔に巻き付ける。
「な、何をするだぁーっ!?」
「おやすみなさい。夢の続きは微睡の果てに、ですの」
紅蓮の闘気を帯びたカニェーツの大釜が、車体を前後に両断する。
「終わりだ」
――ピィン!
それとほぼ同時、引き絞られた玲の鋼糸が、その顔を細断。
狂えるロードローラーは、ついにその暴走を終えたのだった。
●
「こんな物か、と言った所ですわね」
終始余裕ありげな様子のカニェーツ。今回は、彼女の想定を超える事態は起きなかった様だ。
「ダークネスの分際で、ブンブン丸を引き合いに出したのが運の尽きだったな」
父親の敬愛する選手を軽々しく口にしたロードローラー。無事引導を渡し、玲も多少表情を和らげる。
「もきゅぅ、なんともはた迷惑だったのです、早く一つに戻さないとなの~、淫魔さんはだいじょーぶー?」
「怪我はありませんか? もしあれなら、手当てしますけど」
「大丈夫です、皆さんのおかげで」
気遣うエステルとアウグスティアの言葉に、きょーこは頭を下げつつ答える。
「おつかれさま……あと……いい歌歌うね……よかったら……その曲で……おどっていい……?」
「有難うございます。……あ、CDや機材はさっきの戦いで壊されちゃいました。アカペラで良いなら……」
ヴァンスの問いかけにそう応じたきょーこは、先ほど中断された自身の歌を口ずさむ。
これに合わせ、ステップを踏むヴァンス。
即興のユニットはその後暫く競演を続け……
「……一応、ラブリンスターにも、注意する様伝えてくれ」
「はい、解りました! 今回は有難うございました!」
「お疲れ様」
譲治の言葉に頷き、深々とお辞儀をしたきょーこは、そのまま立ち去って行く。百花もそれに応え、ひとまずねぎらいの言葉を掛ける。
「これで、ラブリンスターさんの勢力との関係も保てそうですね」
静瑠も安堵の吐息と共に、胸をなで下ろす。
かくして、ロードローラーの退治に成功した灼滅者達は、静けさを取り戻したシャッター街を後にするのだった。
作者:小茄 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年6月29日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 10
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