●かにすきっていうのはいわゆるカニ鍋のことだよ!
「我が名は『狂華』……災厄の、魔王」
彼女は狐の面で顔を半分隠し、もう一方の腕を目に見えぬ犠牲者たちを抱くかのように広げていた。
血のように赤いマフラーがゆっくりと風に靡き、戦乱と混乱を静かに手招いている。
「さあ、我が盟約に従い、道を示せ――!」
「あっはいご予約の中島さまですねー」
「ですー。あっ、すいません傘いいですか?」
災厄魔王狂華様あらため中島・優子(飯テロ魔王・d21054)はビニール傘を傘立てにしまいつつ、民宿の女将さんに連れられてお座敷へと案内された。
宿泊目的では無く、食事目的の人を通すための座敷である。
兵庫県は洲本市。中島さんちのゆーこちゃんは本場のかにすきが食べたいがためだけに訪れた、ちょいとお高めのお店である。
座布団に座ると、よくあるちっちゃいテーブルみたいなやつを用意される。もうこの時点でわっくわくのどっきどきである。狐のお面とかもう膝に置いちゃってるし、最初のキャラも忘れ気味である。
「ただいまお持ちしますねー」
優しいおかみさんがそう言って小さな一人用鍋を持ってきた。
鍋からは真っ赤にゆだったカニが、しっかりと煮込まれた魚介出汁に浸った状態ではみ出している。香りの時点でわかる。ただのカニではない。ぎゅっと身の詰まった、甘みすら感じるほどの上質なカニ。
食べやすいようにと既に殻は半分剥かれて身を一度離してあるようだ。箸でちょっとつつくだけで身だけがぽろんととれた。
その瞬間を例えるなら、背を向けた浴衣美人がすっと上着を落とす時のそれである。つややかで、ひきしまった、そしてみずみずしい身。それが一瞬にして露わになったときの感動を……どう、どう言い表わしてよいものか!
「待たせたね、かにすき……いま、食べてあげるからね」
ゆーこちゃんは乙女の表情でかにの身をつまみ、あーんと口を開け、ひとくちに食べようとし――たところで背後の壁が吹っ飛んだ。
わきゃーと言って一緒に吹っ飛ばされるきょーこちゃん。
「ガーニガニガニガニ! しみったれた店だガニィ」
ぶち抜かれた穴から巨大なカニから足だけ生やしたような怪人が入ってくる。
そう、ダークネスだ!
「我が名はロシアンクラブ! 兵庫のカニにロシアの密漁蟹パワーをかけあわせた最強のカニ怪人だガニ! さぁてこの店もロシアンにしてやろうか! 従業員は全員密漁船に放り込め! メニューは全部冷凍カニを缶詰のまま出してしまえ! ガーニガニー!」
「そ、そんなことはさせないんだよ!」
うおーと言って襲いかかるきょーこちゃん。だが……!
「カニパンチ!」
「チョキなのに!?」
強烈なパンチをくらって再び吹っ飛ぶきょーこちゃん。
「だめだ、このままじゃ……この町がロシア化されちゃうんだよ……!」
●かにだよ! かに!
エクスブレインからの説明を要約しよう。
中島さんの遭遇したのはロシアンタイガーがらみの事件だ。
あのダークネスはロシア姉妹都市をうろうろしてロシアンパワーを溜め復権しようとしているらしい。
おそらくロシアンクラブもその一環として生み出された合成怪人に違いない。
奴は日本のかにすきのパワーとロシア密漁蟹のパワーを併せ持った非情で冷徹な殺人マシーンだ。
奴を倒さない限り、兵庫のかにすき屋さんは片っ端からカニの冷凍食品を売るお店にされてしまう!
そんなことは許せない!
どうか、君の力を貸してくれ!
参加者 | |
---|---|
アプリコーゼ・トルテ(三下わんこ純情派・d00684) |
城橋・予記(お茶と神社愛好小学生・d05478) |
野々上・アキラ(レッサーイエロー・d05895) |
斉藤・歩(炎の輝光子・d08996) |
鏡・エール(カラミティダンス・d10774) |
所城・火華(もしかしたらナルシストかも・d20051) |
中島・優子(飯テロ魔王・d21054) |
紫皇・櫻(尸桜の寵姫・d24701) |
●殺伐としたアクション映画の字幕にいちいち『まぢ』をつけるくらいの暴挙
「許せんっす、まぢゆるせんっす、げきおこっすよ……優子さんのかたきはうつっす」
アプリ子さん……じゃなかったアプリコーゼ・トルテ(三下わんこ純情派・d00684)さんは拳をわなわなさせ、豪華そうなふすまに手をかけた。
「いいっすか」
「うん……」
左右反対側のふすまに手をかけ、帽子のつばに手を添える城橋・予記(お茶と神社愛好小学生・d05478)。
スパーンと開き、部屋の中へと指を突きつける。
「怪人ロシアンクラブ!」
「ろうぜきもそこまでっす!」
ふりかえるおっさんの群れ。
裸踊りの途中で停止する新入社員。
三秒間の沈黙を挟んだのち、アプリ子ちゃんたちはすっと襖を閉じた。
「……部屋」
「……間違えたっすね」
仕切り直して、ロシアンクラブさんのいる部屋にて。
「てめぇ何してやがる! 食いもんを粗末にするなって、幼稚園で教わらなかったのか!」
ずぱーんと襖を開き、野々上・アキラ(レッサーイエロー・d05895)が現われた。
ちなみに襖をあけたのは鏡・エール(カラミティダンス・d10774)と所城・火華(もしかしたらナルシストかも・d20051)である。
アキラの左右に正座して両手でスッって開けてくれた。いい人たちだった。
同時に顔を上げるエールと火華。
地面に散らばるかにすきやヒロイン座り(人魚みたいなアレ)でピンチを演出しているおかみさんと中島・優子(飯テロ魔王・d21054)を目に焼き付けた。
いや、普通に被害者に混じってるんじゃないよ優子ちゃん。
「ゆるせません……おいしいかにすきを。かにすきを!」
「みんな、ここは私たちに任せてはやく逃げて!」
「あと優子ちゃんは今日のチーム名考えて置いて!」
「う、うん!」
素で反応する優子ちゃんである。
その一方で、怪人ロシアンクラブは大物感を出すためかゆーっくりと振り返ってくれた。
逃げ遅れた女性を人質に取るようなことはしない人だった。いい人だった。
「ガーニガニ。やはり来たか灼滅者たち。英語で言うとスレイヤ――」
「やめろ! 複数形で呼ぶのはやめろ!」
ずずいと割り込む斉藤・歩(炎の輝光子・d08996)。
その後ろでひとつひとつコンロを止めて回ってる優子ちゃん。
スレイヤーカードをトランプ持ちして立ち塞がる紫皇・櫻(尸桜の寵姫・d24701)。
「あなたの考え方は根底からしてわからないけど、みんなはこの後のご褒美を期待してるみたいなの。尺の六割程度でやられてもらうわよ」
歩と櫻は同時に身構えると、ロシアンクラブへとダッシュした。
●女の子のゆるふわ日常系アニメをハリウッドで実写化するような暴挙
章区切りなんかしたけど時系列はそのまま続いている。
「ハァッ! ガニガニー、かかってこい灼滅者たちよ!」
アスファルトで舗装されたやけに広い道路へ、ロシアンクラブが転がり出た。
左右からザザッと集まってくる戦闘員の皆さん。
ちなみにお店の窓や壁を破壊したわけではない。
じゃあどうやって移動してきたんだよという疑問は抱くだけ無駄である。きっといい人たちだったんだよ。
同じく、特撮映画の劇場版みたいにザッと横一列に並ぶ歩たち。
彼らは一斉にカードを構えると、中心あたりに立っていた優子ちゃんこと狂華さまに目配せをした。
思わず背筋を伸ばす優子ちゃん。
「決着をつけるっすよ、ロシアンクラブ」
「そう、私たち……」
もう一回チラッて見てくる一同。
顔から冷や汗を吹き出す優子ちゃん。
アプリコさんに肘でこずかれた所で、ピャアとかいって前へ出た。
「わ、我ら――きつねさんチームが!」
「「かわいい!?」」
「まままま違えた、りっぷしゅらいむが!」
「人数すら合ってねえ!」
「ちちちがった、あるふぃーが!」
「減ってる減ってる!」
「えぐじゃえるが!」
「今度は増えすぎだ!」
わちゃわちゃする灼滅者たちを前に、ロシアンクラブさんが改めて高笑いした。
「ガーニガニガニ! いいだろう。かかってくるがいい……スレイヤー、混沌を超えし者どもよ!」
名前を修正してくれた。
いい人だった。
「炎の輝き煌めかせ、悪の野望を打ち砕く」
グッと拳を握る歩。拳から燃え上がる炎。
「炎の輝光子、斉藤歩。派手に燃えるぜ!」
「ええっ!? なんだよその決め台詞! くっそ! レッサーイエロー、行くぜ!」
歩とアキラが同時に駆け出し、ロシアンクラブへと襲いかかった。
「飛んで火に入る夏の虫ならぬ、飛んで網入る海のカニ! ダブルカニパンチ!」
「カニはお前だろ!」
「中身スカスカの冷凍カニなんか喰わせようとしやがって!」
アキラは拳にシールドを、歩は拳に炎の幕を作ってロシアンクラブのパンチを受け止めた。
「へっ、きかねえな! てめぇほんとはカニカマなんじゃねえか!?」
「なぁにぃ!?」
カニさんが怒りにゆだっている頃、他の仲間たちは戦闘員と死闘を繰り広げていた。
「いくよ有嬉、しゃぼん玉!」
「ナノォ!」
有嬉(ナノナノ)が謎の原理で大量のシャボン玉をぶわーっとさせると、予記はその中を駆け抜けた。
うわーしゃぼんだまがーみたいな感じでわたわたしている戦闘員の腹に拳を押しつけると、そのまま力業で振り抜いた。
後ろの連中を巻き込んで吹き飛んでいく戦闘員。
「任せるっす! なんちゃらパワーめいくあーっぷ!」
旬なワードと共にロッドを掲げるアプリコーゼ。
虹色背景の中で虹色シルエットで全裸になった後虹色リボンで新しい衣装を着るという、現代の放送コードではちょっと難しそうな変身を挟み、ミニスカとジャケットの格好になった。
その上でロッドを腰の辺りで構え、戦闘員たちを中心に円周軌道で走りつつ魔矢を連射。足跡が小さな魔方陣に変わっていた。
「カ、カニィー!」
沢山の魔矢やしゃぼんだまを浴びて爆発四散する戦闘員。
その一方。
「カニカニー!」
両手をチョキにした戦闘員たちに優子が囲まれていた。
具体的には三人くらいにかーごめかごめされていた。
「さすがはカニの力をもつだけはある。なんという機敏な横移動……!」
杖を手に警戒する優子。戦闘員のひとりが飛びかかろうとした、その時。
宙を滑空した何かが戦闘員をかっさらっていった。
何かとは大きな水晶の塊であり、水晶の塊とはワイバーンの彫像であり、ワイバーンの彫像とは櫻のダークネスフォームである。
「意味不明な迷惑行為の数々。あなたたちにはご当地への愛ってものがないのね。さっさと消え失せなさい」
「ガニィー!?」
空中で噛み砕かれ、戦闘員は空中で爆発四散。
「はっ、今だ!」
仲間がやられてびっくりしてる戦闘員の背後に回る優子。相手を羽交い締めにすると、火華の方へ向いた。
「さあやれ! 我が身体ごと焼き尽くすのだ!」
「そんな、できません狂華様!」
一瞬でノリを会わせてくる火華さんである。
ニヒルに笑うゆーこちゃん。
「いいのだ。だが願わくば……人々の争わぬ世界が、見たかったものだな」
「狂華様ぁー!」
とか言いながら全力でアンチサイキックレイ。
ガニィーとかいいながら爆発四散する戦闘員。そして無傷の優子。
仲間が沢山やられてもう仕事やめたいみたいな顔してる戦闘員たちに、上空から降り注ぐカオスペイン。あと除霊結界。
紋章と結界に挟まれ、ぐいぐい圧縮されていく戦闘員たち。
「その身に……」
エールは戦闘員に背を向け、本をパタンと閉じた。
「刻んでいってね」
「「ガニィー!」」
連続した爆発がおこり、戦闘員は爆発四散した。爆発四散しすぎだこいつら。
エールは爆風で乱れた髪を整えると、ロシアンクラブの方を見た。
「さーて、次はあっちをミンチにしちゃお」
笑顔だった。スローでマイムマイムしていたロシアンクラブと歩たちはビクっとして固まった。
ロシアンクラブさんだってダークネスである。
「「ぐああっ!」」
押さえにかかっていた歩とアキラが同時に吹き飛ばされ、アスファルト上をごろごろと転がった。
「よくも我が戦闘員たちを倒してくれたガニ! ゆるさんガニィ!」
「それで許されても困るっすけどね」
「そろそろ締めの時間だよね!」
立ち上がったアキラたちを守るように、予記やアプリコーゼが横に並んだ。
いや、彼女たちだけではない。エールや火華。優子や櫻たちもずらりと並んだ。
敵味方入り乱れて当然のサイキックバトルでここまでちゃんと並んでくれる戦闘風景も珍しい。
「っしゃあ、出番だツガルさん!」
アキラはツガルさん(霊犬)と一緒にロシアンクラブへと突撃。刀と手刀を交差させて赤い甲羅にキズをつけた。
「ガニィー!」
倒れるのを我慢してのけぞるロシアンクラブ。
そこへアプリコーゼと予記が同時に突っ込みフォースブレイクやらを叩き込んだ。
吹き飛ばないように両足でブレーキをかけるロシアンクラブ。
そこへ更に水平突撃をしかける櫻。両手を甲羅に食い込ませ、無理矢理押し倒した上で地面を盛大に引きずっていく。
火花がばちばちと飛び、所々で小爆発を起こした。
櫻が開放すると同時に、向かい側にいたエールが腕を異形化。ロシアンクラブを打ち返した。
宙に放り投げられたロシアンクラブに杖を投げつけ、ざっくりと突き立てる優子。杖につられてか激しい雷がロシアンクラブを襲った。
こげこげで落ちてきたロシアンクラブだが、彼の周囲には既に結界が配置されていた。
縛霊手を向けてこっくりと頷く火華。
「これで終わりです」
「待っていたっすよ、この瞬間!」
高く跳躍し、炎を足に纏わせる歩。
謎の推進力でロシアンクラブへ突っ込むと、炎の蹴りを叩き込んだ。
「ロ、ロシアに栄光あれえええええええ!」
戦闘員よりもひときわ大きな爆発をおこし、ロシアンクラブは灼滅されたのだった。
●かにすきを冷凍にするっていうのはそういうことさ
「いただきます……」
歩は、ほどよく煮えたカニを前に手を合わせた。
なんつってもプレイングの七割以上をかにすき喰うことに割いていた彼である。気合いの入りようが違う。
魚骨を何時間もかけて煮たであろう、濃厚でいてあっさりとした香りが鼻から入り、肺を通り、口からため息として抜けた。
歩はゆっくりとカニを頬張り、噛むたびに海のエキスがあふれ出す感覚に酔いしれていた。
同じくカニをもぐもぐするアプリコーゼ。
「バブリーな味っすねえ。これいくらするんでしょう」
「メニュー見れば書いてるんじゃない?」
同じくもぐもぐしながらメニュー表を手にとる予記。
そこには、『かにすき』とだけ達筆な書体で記されていた。
値段が書かれていないところか、時価とすら書いていない。
つまり『そういう』お店である。
この手のお店に入りたい時は懐に最低でも十万ほど入れておこう。そのうち半分は女中さんに包み、残りがかにすきに消えるくらいの計算である。場合によってはもっとかかる。
要するに、値段のつけられないお料理なのだ。
一見さんにはまず出ない。客と店という関係を超越した時に出てくるお料理なのだ。
そんな気配をなんとなく察して、アキラはカタカタと震えた。
今さっきカニ食べ放題の店と同じテンションでガツガツ喰ったばかりである。
札束に火をつけてばらまいたような、そんな行為。
「だ、だいじょうぶ?」
「へ、平気だぜ。あと三人分はいけるぜ……」
「無理しなくても」
「いいんだ。俺は横浜の湘南をナワバリにしてるんだが、カニには弱い。中華街のカニですら高級品で手が出ないんだからよ……」
なんかアキラが男の目をしていた。
戦闘中以上にゴージャスモードだった。
「あ、ねえねえ! あたし戦闘にはいるとき、コンロの火を全部けしてきたんだよ! すごいでしょ!」
「わあ、優子ちゃんえらいえらい」
プレッシャーのあまり中学二年女子に戻った優子ちゃんの頭を、火華さんが優しく撫でてあげた。
当然っちゃ当然だが、食べかけのカニをまんま出すようなお店ではない。っていうか客が30分手をつけなかったら新しいのを煮なおすくらいのことは平気でする場所である。なにそれこわい。
「あ、かにみそ貰っていいですか」
「どうぞ」
手際よくかにみそを調理しはじめる女中さん。
カニ食べ放題の店に行って、手を洗う皿をどうしていいか分からないみたいな話はよくあるが、こういう場所になるともうルールとかマナーとかそういう次元を軽く超越していた。
完全なるVIP待遇である。
眉間をつまんでもむ櫻。
「悪いわね。そんなに手を焼いて貰っても、私たちなにも包めないわよ?」
「存じてございます。どうぞ、食べて帰ってくださいね」
「それなら、言葉に甘え――」
「おかわりぃ!」
お椀を突きだして目をキラーンとさせるエール。
「……」
細かいことを考えない人は、こういうときに強い。
こういう古のスタイルは店が誠意でサービスをして、客が誠意の金額で応え、次に来たときにはそのちょっと上くらいのサービスをするというサイクルでできているので、もはや普通に『店でメシ喰う』くらいの感覚ではいられない。が、それはさておこう。今日はラッキーデイということにしたい。
「灼滅者をやっていてよかった」
歩たちはひたすら高級のカニを食べ、最後にカニ雑炊をいただき、死ぬほど美味しいものを死ぬほど食べ、最後には頭を下げて帰ったのだった。
お店を出て、優子はとっぷり夜闇に暮れた町を振り返った。
「かにすき……食べられたんだよ!」
作者:空白革命 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年7月25日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 7/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 6
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