そんな彼女は丹後ちりめん超プッシュ!

    作者:一縷野望

     京都府北部の海水浴場にて――。
    「いやぁ、綺麗やわぁ!」
    「姫ちゃん程やないで」
     イチャラブカップルがきゃっきゃうふふ、よくある光景がいきなり、
    「きゃあああ!」
     ばほっと、艶やかな模様の布で覆い隠されたぞ!
     その布はちょっと縮れていて、手触り上質上等品。
    「丹後の海に来なったんなら丹後ちりめん着とんない!」
     ばっさー!
     布が去った後、二人の水着は丹後ちりめんで織られたビキニとブーメランパンツに早変わりだ!
    「いややー、パレオ無いとお腹目立つー! 見んといてー!」
    「うわっ姫ちゃん待ってーやー!」
     涙を散らせて去る彼女を追う彼氏。
    「丹後ちりめんはなににあわせてもええなぁ」
     それを悦に入って見据えるは、年の頃12の少女。その名は丹後怪人ちりめん乙女。
     夏服セーラーは改造品、所々に丹後ちりめんを織り込んだ手作りの逸品である。
    「なに見とんなるん?! アンタらも丹後ちりめん着いや!」
     ぶばっ!
     ちりめん乙女が布を翻せば、高級だがちぐはぐすぎるちりめん水着が乱舞する。
     

    「このままだと夢見さんのお財布もピンチ」
     すげー高い丹後ちりめんの水着、全て彼女の自腹らしい、あな恐ろしや。
     アイスを皆に配る灯道・標(小学生エクスブレイン・dn0085)は、更に続ける。
     京都北部で、浅木・夢見(あさき・ゆめみ)という中1の少女が闇堕ちしてご当地怪人になりかかっているのだという。
    「夢見さんの家は丹後ちりめんの機織りをやって……いた」
     先日亡くなった祖母の機織る音を子守歌に育った彼女は、密かにご当地ヒーローとして丹後の平和を守り続けていた。
     将来は祖母の後を継ぎ機織りを続けるのだと夢見ながら。
     ……そんな彼女は今、闇に心を捕われつつある。
    「でもまだ夢見さんの意識が遺ってる、きっととみんなの呼びかけで還ってこれる」
     彼女が灼滅者としての素質を持つ事を信じて、エクスブレインは皆へと託す。
     
    「夢見さんは、海水浴場で水着を丹後ちりめん製に無理矢理着替えさせる悪行を続けてる。それを利用して接触してね」
     要は海で戯れる若者や子供達を演じればOKだ。
    「まぁ、ふつーに海で遊んでたら向こうからやってくるよ」
     そうしたら男女の別なく着替えさせる。闇堕ち恐ろしい……乙女の恥じらいも失わせてしまうのか!
    「んで、そのまま戦うと強いし、結局は灼滅ってコトになっちゃうから……まずは、皆で夢見さんの心に訴えかけて欲しいんだ」
     祖母を愛し、年々後継者の減る丹後ちりめんを憂う少女へ、思い思いの気持ちをぶつけよう。
    「戦闘になると、丹後怪人ちりめん乙女はご当地ヒーローの技で抵抗してくる」
     その技は煌びやかな丹後ちりめんをふんだんに使った、それはそれは華麗なものだという。
     
    「ひとり増えて此処に戻ってくるの、ボクは楽しみにしてるから」
     皆が真摯にそしてなにより彼女を助けたいという気持ちを込めて訴えかければ、きっと届くはずだ!


    参加者
    偲咲・沙花(疾蒼ラディアータ・d00369)
    早鞍・清純(全力少年・d01135)
    米田・空子(ご当地メイド・d02362)
    ウェア・スクリーン(神景・d12666)
    ポルター・インビジビリティ(至高堕天・d17263)
    鳥辺野・祝(架空線・d23681)
    リューズ・バレスタイン(時間の絶対操者・d24192)
    セレス・ホークウィンド(白楽天・d25000)

    ■リプレイ

    ●西日本日本海海水浴場
     夏!
     海!
     スイカ!
     鼻先転がるスイカにつぶらな瞳をしぱしぱ。そんな霊犬ナツを撫で、口元綻ばせる偲咲・沙花(疾蒼ラディアータ・d00369)は、豪奢なレースパレオを翻し立ち上がる。さりげなく殺意を放ち一般人を遠ざけるのを忘れない。
    「ごめんなー、ここちょっと危ないから」
     女子高生二人に掌立て愛想良く遠ざける早鞍・清純(全力少年・d01135)。
     ESPのせいとはいえ、魚の死んだ目で立ち去る彼女たちにちょっと傷つく、瞳色の水着のイケメン。
    (「海です! 水着です!! 俺ハーレムです!!!」)
     脳内は超残念。
    「割るぞ」
     鳥姿の名残残す羽飾りのセレス・ホークウィンド(白楽天・d25000)の瞳は、目の前の海のように澄み渡って、いた。
    「はい、ホークウインド先輩」
     黒のビキニ飾る紅の組紐がゆらり、鳥辺野・祝(架空線・d23681)はしゃっきりとした所作で木刀をセレスへ差し出す。
     ……ぱしゃん。
     淡々とマイペースに泳いでいた小柄な姿が海からあがる。純白可憐な少女にバスタオルを差し出すナノナノもやっぱり真っ白。
    「……それだとスイカ……砕けそう……」
     ポルター・インビジビリティ(至高堕天・d17263)の指摘に、リューズ・バレスタイン(時間の絶対操者・d24192)もおっとりと頷く。
    「おいしいスイカを食べられないほど壊してしまうのは切ないですし」
     ひらり翻る海色パレオはまるでマーメイド、そんなリューズの胸に去来するのは、この後関わる少女――好むものを自らの手で壊しそうな彼女のコト。
    「スイカが食べられないのはとっても悲しいです!」
     分けるための紙皿を手にした米田・空子(ご当地メイド・d02362)は、零れそうな琥珀の瞳を見開き固まった。
     戦いの後のスイカタイムにわくわく、食べられないなんてしょんぼり。
     けれど周囲を警戒するのは抜かりなく、それがメイドというものです。
    「砕き過ぎないようにか、結構難しいんだよね」
     つんとスイカをつつく沙花に、セレスは木刀と棒を手に首を傾ける。
     そんな仲間のはしゃぎ様にウェア・スクリーン(神景・d12666)は小さく微笑み瞼を下ろす。
     雲色の髪を風に遊ばせ瞼に海の蒼と艶やかな柄の丹後ちりめんを描き、ぽつり。
    「本当に着物には映えるのですよね……丹後ちりめん」
     改めて、ご当地愛を暴走させて堕ちかけている少女を救うのだと、強い決意を固めた。
     周囲警戒から戻った清純は、改めての煌びやか~な仲間たちの水着にときめきMAX!
    「夏の神様ありがとうございます!!! わーい、学園祭以来の至近距離水着女子だー! ひゃっほー!」
     ……何故口に出してしまうのか。とっても残念だ!
     呆れたように瞳を眇めるポルターは、再び海へと戻りかけて、ふっと足を止めた。
     ――業の、香り。
    「いらしたようです」
     少女の視線を追った空子が仲間たちへ呼びかけると同時、虚空に艶やかなちりめん風呂敷が舞い上がった!

    ●ちりめん乙女参上!
     抜けるような青空に紅や紺や浅黄に散る花がるりるり広がり舞う。
    『丹後に来たんやったら、そんな水着アカンのちゃうん』
     空へ反物を放り投げたサラ髪ツインテールの娘は、反物が落ちてくるまでの僅かな間に煌びやかな水着を握りしめ被害者達へ、ダーッシュ!
     だが。
    「大好きなお婆ちゃんや、丹後ちりめんの技術を継ぐ人が織っていた物を……」
     荘重なる声と共に、紺が空から祓い取られた。
    「そんな風に使うものじゃない」
     沙花の手に丁寧に収る反物、まず一反。
    「夢見さん、丹後ちりめんは素晴らしいものだと思います……」
     浅黄はウェアの手に。まるで着物地を選ぶように肩から腰に広げ、しとやかに彼女は諭す。
    「しかし無理やり広めてはいけませんよ……あくまで自然に人が望まないと」
     その魅力は充分にあると僅かに覗く眼差しは語る。
    「やっぱ実物見ると凄いな!」
     ネットで見た画像以上に繊細で鮮やかな紅を柔らに抱き留めて、清純は手放しの賞賛を唇に乗せる。
    「でも無理やり着せられちゃうと嫌な思い出の象徴になっちゃう」
     こくり。
     続きは銀糸揺らし頷いたリューズが引き取った。
    「悪評が噂で流れ更に後継者が減るのではないですか?」
     いつでも傷癒しの光を差し伸べられるよう力を纏い、リューズは真摯な声音で続けた。
    「あなたはそんな事態を望まないでしょう?」
    『な、なんなん。アンタらぁ』
     今までとは明らかに違う反応に、丹後怪人ちりめん乙女はごくりと喉を鳴らし灼滅者達へ視線を一巡。
    「なあ、浅木」
    『……ふぇ?』
     聞く体勢を見て取り、祝は槍を背に隠し砂を鳴らし目の前へ。
    「浅木が好きだったものはなんだ」
    『丹後ちりめんに決まっとる!』
     その声はご当地怪人か浅木夢見か。
     ご当地怪人の行いは大好きな丹後ちりめんを守れているのか? ――祝は問う、いつも通りの口調で。
    「それはこんな場所で安売りしていいものじゃない、と、思うよ」
     だからこそ、重い。
    「……夢見は名前の通り将来の事を夢見て丹後ちりめんを広めてる頑張り屋……」
     ぽつりぽつり。
     砂浜に染みる突然の雨粒のようにポルターは一言一言を区切る。寡黙な少女は、賢明に夢見へ届けと言葉を探す。
    「……だけど今のやり方のままじゃ、逆効果よ」
    『うぅ……わ、わたしのやり方、丹後ちりめん、嫌われるん……?』
     ぎゅ。
     手にしたちりめん水着を握りしめしばし肩を震わせる、が、
    『そんな事ないで。みんな着なったらええねん! そしたら丹後ちりめんは死なん!』
     叫びに呼応するように少女の手から幻彩のちりめん生地があふれ出る。
    『……ッ』
     華奢な躰で受け止めながら、ポルターはその力に揺らぎが見える点を感じ取り仲間へと頷いた。
     ……効いている。
     紡がれた言葉は明らかに『浅木夢見』という少女が聞いている!
    「素晴らしい!」
     ちりめん生地の乱舞の技に、まずは素直に掌いや羽をぱちぱちセレスは拍手。
    「私に似合う水着を一着お願いできないか」
     鳥姿の娘は刻まれた祈りをなぞり、すぐさまちりめん乙女を穿つ。まずは一撃、言葉は後程。
    『くっ……はぁッ』
    「メイドダイナミーック!」
     ひらり。
     中空を舞う丹後ちりめん、そしてメイドドレスの裾。
    「夢見さん、目を覚ましてください!」
     同じくご当地の力ダイナミックで砂浜に投げ出された夢見へ、空子は切々と訴える。
    「お祖母さん後を継いで機織りを続けるって夢を忘れないで!」
    『夢……おばあ、ちゃん……』
     頬についた砂を払い落とす少女の瞳が一瞬潤む。
    『おばあちゃん……なんで死んでしまいなったん。おばあちゃんが、死んでしもたら、わたしの機織り……あっ、あああ!』
     浜辺に沈み苦しげにのたうつちりめん乙女へ、灼滅者達はまだ伝えたい事は沢山あるのだ。

    ●夢を見ること、更に追うこと
     ちりめんはらり。
     乙女が翻る度に溢れる反物、そして灼滅者達の血飛沫。
     されど、
     攻撃は回を重ねる事に力をなくしていく――灼滅者達の言葉に『浅木夢見』が目覚めるが如く。
    『力尽くで丹後ちりめんの普及を阻止するんなら、ええわッ倒したる! とぉっ!』
     煌めくちりめんつれて上下へ開脚キック!
    「ちょ、女の子がそんな格好……ぶはっ!」
     顔を覆いつつも指の隙間から見る誘惑に翻弄される清純、ちりめん反物と共に踵落としで砂浜へダイブ。しょっぱいのは潮風のせいだ、きっと。可愛い女の子にスイカ割りでコツリと、どっちが痛いだろう?
    「ナツ」
    「わふっ」
     沙花の声にナツの瞳から暖かな波動が清純へと至る。
    「……」
     風を呼びポルターへ注ぐリューズは再び「夢見さん」と呼びかける。
    「いつまでこんなことを続けるつもりですか?」
     戦いの気配を消して、闇に捕われていた時に殺戮を繰り返した少女は、今闇にいる彼女へ切々と訴える。
    「なくなったお婆様は今のあなたの行動を望まないはずです」
     かつて自分が救われた時のように。
    「……亡くなったおばあちゃんを思い出してみて……」
     膝小僧の砂払い立ったポルターは、心配げに啼くエンピレオに小さく頭を揺らす。
    「……その人はどうやって皆に笑顔を与えていたのかを……」
     さくり。
     砂を蹴った少女は星が流れるように、ちりめん乙女の肩口へつま先を到達させた。同時に弾けるしゃぼん玉。
    「……」
     躰を縫い止め闇の終わりがはやまるように、願う白の少女は無言で砂場へと降りる。
    『おばあちゃんの、してくれた事は……』
     痛みで膝をつけば手首を飾るシュシュが目に入った。
    「素敵ですね。私も欲しいぐらいです」
     雷呼ぶ手を止めて、ウェアは優しい羨望を向ける。
    「私、いつも和装なのですが、そのシュシュなら上品にあわせることができそうです」
    『こんなんでちりめん広げるのん、追いつかへん!』
    「素敵なおばあちゃんを、思い出してください」
     ウェアは、歪んだ貌を祓うようにそっと杖でなぞり雷を添えた。
    『おばあちゃん……』
     祖母はしょっちゅう端布で小物を作ってくれた。それは掛け替えのない宝物だ。すり切れても繕って使い続けたし、一つたりとも捨てる気なんて、ない。
    「そんな風に、長く愛して身につけて欲しいと言ってなかったか?」
     ぱさり。
     セレスの羽先にずらり現れた氷は、羽ばたきと共に真っ直ぐとちりめん乙女へ向かう。
    『!』
     とっさに手首を庇った夢見は二の腕一帯を凍らせて息を吐いた。
    「……技術改良で水に縮み難くなったと言えど海での激しい運動はちりめんの寿命を縮めるはず」
     適材適所。
     相応しい使用でこそ、輝くというもの。
    「初心に帰り、しっかり思い出してみろ」
     祖母ッ子としての共感胸に、びしりと叱る。
    「うん」
     シュシュが破れなくて良かった……ほっとしたような笑みの清純は、一端拳を引いた。
    「例えばそのシュシュや、風呂敷とか巾着とか手が届く身近なものから好きになって行けたらいいなって思うんだ」
     次世代担う若者には手が出せない高価なちりめん、だからといってずっと遠くにあるのは寂しいじゃないか。
    「あときっと無理してる夢見ちゃんの事心配してる!」
    『……おばぁ……ちゃん』
     ぽろり。
     漆黒の瞳からとうとう零れ落ちる涙、これは完全に夢見の意識。泣きながらも闇を押さえ込まんと強く抗う。
    「お婆ちゃんを、何よりこの文化を想うのであれば押し付けるんじゃなくて正しく広めていくべきだろう?」
    『そやな』
     素直に頷く夢見の顔が暗い苛立ちに染まる。
    『煩い煩い! のんびりしとったら、見向きもしてもらえんッ!』
     敢えて喰らいに行くように踏み込んだ沙花は、砂に叩きつけられながらも夢見の手首をつかんで止める。
    「君と君のお婆ちゃんの絆の証を、自分から汚すなんて事は絶対にしてはいけないんだ」
    『…………絆。おばあちゃんと、わたしの?』
     沙花の肩口の傷から広がる血が、急速に止んだ。
    「な~の」
     ぱたぱたと羽を動かす白玉が飛ばしたハート、傍らの空子も力が抜けた微笑みで駆け寄ってくる。
    「夢は思い出せましたか?」
    『わたしの夢、は……機織り継ぎたいん』
    「その夢は夢見さん自身が叶えなきゃいけないもの」
     手首のシュシュに目をやる夢見の肩をつかみ「ごめんなさい」とぺこり。そして思い切り投げ飛ばす。
    「ダークネスなんかに渡しちゃいけないんです!」
     ――叩きつけられる痛みへの怒りや絶望より、晴れていく闇への開放感が強い。
     しかしその開放感と共にこみ上げる涙は、どんどん止まらなくなる!
     棺に眠る祖母を見た時に、もう枯れ果てたと思うぐらいに泣いたのに……。
    『おばあ……ちゃんっ。おばあちゃん、わたし寂しい~』
     止まってしまった機織り機の音。
     まだ続ける人へ機械を譲ろうかなんて両親の話が、闇へ転げ落ちるきっかけだった。
    『みんなみんな、忘れてくねん。おばあちゃんのこと、ちりめんのこと……みんな、みんなぁ』
     ぽろぽろぽろぽろ。
     砂浜に転がり天を見上げ泣き叫ぶ少女を、いつしか灼滅者達は護るように囲んでいた。
    「夢見ちゃん……」
     ごそごそとポケットを探り、清純はハンカチを差し出した。
     ちーんっと鼻をかむ少女へ手を伸ばし、ウェアは宥めるようにとんとんと背を叩く。
    (「……ひとしきり泣けばいいと、思う……」)
     声にせぬポルターの気持ちへ応えるように泣きじゃくる少女は、もはやただの『浅木夢見』というひとりにすぎない。
     自らを愛するものを壊す少女を憂うリューズを常に取り巻いていた哀しみが、消える――もう彼女は大丈夫だ。
    「あえなくなるのは、さみしいよな」
     幼い頃手が離れた家族を想い、祝はその涙に指を伸ばす。
    「でもさ」
     いつものままで、祝は愛らしく笑ってみせる。
    「おばあちゃんから受け取ったものを、真っ当に継いで繋いでいくことができたなら、いつだって逢えるんじゃないかな」
     縁が続いていればまたあえる、ひとりなんかじゃないんだ――。
    「私は、浅木夢見が織った丹後ちりめんが見たい」
     頷く仲間達の想い全てを込めて、祝は拳を少女の胸へ、当てた。

     ――ぐすぐすと鼻を啜る音がやがて止む。
    「痛いところはありませんか?」
     伺うような空子へこくり。
    『あの……おおきに』
     それっきり気恥ずかしげに俯く目の前にやってきましたるは、セレスが抱えるスイカ!
    「スイカ美味しそうですよ」
     ウェアの促しを皮切りに、灼滅者達は新たな仲間と一緒に西瓜割り開始するのであった。

    作者:一縷野望 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年8月20日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 1
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