武蔵坂学園内掃討戦~彷徨いの蝙蝠

    作者:海あゆめ


     どこか頼りない羽音が、暗い校舎の中に響く。人のいない場所を選ぶようにして彷徨っていたそれは、ぽっかりと口を開けていた体育館の扉の中へと吸い込まれていく。
     遠くから聞こえてくる歓喜交じりの声。逃げ場を失ったコウモリ達は成す術もなく、唯々、あちらこちらを飛び回った。
     暗闇の中、その羽がはためく度に、描かれた目玉の模様が不気味に浮かぶ……。
     

    「みんな! サイキックアブソーバーを守ってくれて、本っっ当にありがとうっ! お疲れさまっ!」
     ひとまず大きな戦いを乗り切った灼滅者を出迎えた、班目・スイ子(高校生エクスブレインdn0062)は、深く頭を下げてみせた。それから、少し申し訳ななさそうな笑みで灼滅者達へと向き直る。
    「それでね、あのね、みんな疲れてるのに申し訳ないんだけど……」
    「おう、望むところだ」
     緑山・香蕗(大学生ご当地ヒーローdn0044)は、にっ、と不敵な笑みを返す。灼滅者達は、すでにそれぞれ覚悟を決めてきたような面持ちだ。
    「うん、ありがと。それじゃあ、さっそくだけど説明するね」
     安心したように笑って頷き、スイ子は手の中のノートを開いた。
    「今回の作戦が失敗して、敵もほとんど武蔵坂学園から逃げてったよ。けど、逃げ遅れた敵がね、まだ学園内に残ってるみたいなんだ」
     先の戦いにおいて、撤退の機会を失った敵勢力の残党が、武蔵坂学園の校舎内に潜伏したり、あるいは籠城を決め込んでいるという。
    「それをやっつけてもらうお願いをするのに、みんなを呼んだの。あたしが予測で捉えたのは、3体のコウモリだったよ」
     吸血鬼の眷属であるそれは、タトゥーバットと呼ばれるコウモリだ。体に描かれた眼球状の呪術紋様により魔力を与えられた彼らは、空中を自在に飛び回り、人間の可聴域を越えた超音波によって擬似的な呪文詠唱を行い、数々の魔法現象をも引き起こす。
     加えて、彼らの呪術紋様には、それを見た者を催眠状態にする魔力を持っている。放っておけば、もちろん脅威になるだろう。
    「コウモリ達は、体育館に入っていったよ。能力はね、魔法の弾を飛ばしてきたりもするし、羽の模様から出る催眠の魔力も充分気をつけて」
     言って、スイ子は少し難しい顔でノートをめくった。
    「それでね、コウモリ達のいる場所なんだけど、体育館の中で散らばっちゃってるんだよね。まず、開いてる扉のすぐ近くに1体でしょ? それから、体育館のステージの上に1体と、体育館の真ん中辺りにもう1体……う~ん……」
     いそいそと広げた体育館の見取り図の中に印をつけながら、スイ子は横に首をひねる。
    「えっとね、体育館の出入り口は、もともと開いてた扉以外はちゃんと閉まってるんだけど……ひとつ気になるのは窓だよね。追い詰められたら、コウモリ達はそこを破って逃げることに気がついちゃうかも」
    「っつう事はだ。俺らもばらけて全部を同時に相手した方がいいべな」
    「だね。それが一番安全かも」
     スイ子は、考える素振りをみせている香蕗に小さく頷いてから見取り図を畳み、灼滅者達に差し出した。
    「詳しい作戦とかは、みんなに任せるよ。あたし、みんななら上手くやってくれるって、信じてる! 怪我とかしないように気をつけてね! いってらっしゃい!」
    「っし、したっけ行くべか! 皆、もうひと踏ん張り、頑張ろうぜ!」


    参加者
    本山・葵(緑色の香辛料・d02310)
    フランキスカ・ハルベルト(フラムシュヴァリエ・d07509)
    千葉魂・ジョー(ジャスティスハート・d08510)
    ギュスターヴ・ベルトラン(救いたまえと僕は祈る・d13153)
    翠明寺・アレス(ルヴァンヴェール・d15175)
    高沢・麦(とちのきゆるヒーロー・d20857)
    天神・緋弥香(月の瞬き・d21718)
    吉森・氷雪(ブランシュネージュの憧憬・d25559)

    ■リプレイ


     校舎の中を駆け抜ける。開け放たれたままになっていた体育館の扉が見えてきた。
    「みんな、ここだ! 武蔵坂は俺たちみんなのご当地だ! ぜったいに護る!」
     扉の外側に『戦闘中!』と書かれた張り紙を勢いよく貼り付けて、高沢・麦(とちのきゆるヒーロー・d20857)は仲間達を中へと促す。広く薄暗い空間に、いくつかの気配。一番近くにあったそのひとつが、驚いたようにばさりと大きな羽音を立てた。目を凝らすと見えてくる、目玉模様の大きなコウモリ。それが、体育館の中を逃げ惑うように飛び回っている。
    「うう、こんなの、ぜったいに逃がすわけにはいかないよ」
     気味の悪いコウモリの姿に思わず身震いしつつ、ギュスターヴ・ベルトラン(救いたまえと僕は祈る・d13153)は扉の前を守るようにして構えた。
     この奥に、まだもう2体のコウモリが潜んでいる。作戦は充分に練っていた。流れるような動きで、灼滅者達は迷うことなく戦力を分散させる。
    「こっちだ! アレス!」
    「っ、いたか!」
     体育館の中央付近。千葉魂・ジョー(ジャスティスハート・d08510)と、翠明寺・アレス(ルヴァンヴェール・d15175)は、コウモリの姿を見つけて足を止めた。
    「まったく、あのヴァンパイアどもめ……要らない置き土産を残していきやがって……」
    「コウモリの忘れ物ってか? ただのこうもり傘ならよかったんだがな」
     頭上で羽ばたくそれを見つめ、つい悪態をつくアレスに、ジョーは少し冗談ぽく返しながら前に立つ。
    「葵さんっ、私達はステージまで!」
    「おうっ!」
     体育館のさらに奥。全力で駆け抜けてきた、吉森・氷雪(ブランシュネージュの憧憬・d25559)と、本山・葵(緑色の香辛料・d02310)の二人は、そのままの勢いでステージの上へと飛び乗った。
     薄い闇を見上げれば、そこには、ぼんやりと浮かぶ目玉模様。
    「あいつだな……あたしたちの学園を荒らしやがって、一匹残らずたたき出してやる」
     きっ、と上空のコウモリを目で追いながら葵は手をパキポキと鳴らして構える。
    「皆で力を合わせて、頑張りましょうねっ」
     その後ろについた氷雪は、気を落ち着かせるように深く息をつく。
     ここにいるコウモリ達のように、今、この武蔵坂学園には多くの眷属やダークネスが残されている。学園外への逃亡を許せば、当然被害も出るだろう。
    「健闘を祈る」
    「おう、ありがとな!」
     廉也から情報やアドバイスを受け取って、緑山・香蕗(大学生ご当地ヒーロー・dn0044)も気合を入れた。
     作戦通り、灼滅者達は扉の前により多くの戦力を残した。まずは、扉の近くのコウモリを早急に叩く必要がある。
    「さて……気を引き締めて行きましょうか」
     右の手に騎士が持つような長剣、左の手には蛇を思わせる鞭剣を握り締め、フランキスカ・ハルベルト(フラムシュヴァリエ・d07509)は低く構えを落とす。
    「ええ、たとえ残存でも、見逃すことは出来ません……」
     すっと目を閉じ、天神・緋弥香(月の瞬き・d21718)は、細く息を吐いた。
     掃討戦、開始である。


    「とりあえずっ!」
     シールドを展開して、麦は仲間達の守りを固めた。コウモリの目玉模様は、催眠効果を誘発させる。急ぐ必要があるとはいえ、決して杞憂ではないはずだ。
    「応援に来たぞ」
    「援護します、高沢先輩!」
    「ナイス! 頼もしいなー!」
     応援に駆けつけてくれていた芥や、にあにも声をかけつつ、麦は前線に出る。
    「みんな! 守りは俺に任せて!」
     対策は万全だった。何かを誘うように上空で目玉模様の羽をはためかせていたコウモリだったが、そのうちキキキッと鳴き声を上げて降ってくる。視線の端にそれを捉えた緋弥香は素早く身をかわした。
    「今、何かなさった?」
     普段とは違う口調と表情。戦う時の緋弥香だった。切れ長な目つきですぐ側を掠めたコウモリを見据え、構えた槍で一気に突く。
    「ギッ!」
    「あら、失礼! これでも手加減しましてよ……」
     冷たい視線が笑った。言葉とは裏腹の激しい一撃。コウモリは堪らずよろめいたものの、それも一瞬のことだった。
    「ギッ、ギャアッ!!」
    「くっ!」
     反撃に放たれた魔法弾が、フランキスカの肩口をえぐる。僅かに眉をひそめ、素早く身を引いたフランキスカは傷口をそのままに構えを直す。
    「……すみません、頼めますか」
    「うん。後ろは僕がついてるから、思いっきりやっちゃって!」
    「ありがとう、ございます……!」
     すぐに回復を施してくれるギュスターヴに礼を返しながら、フランキスカは体育館の床を蹴った。
    「喰らい裂け、炎の蛇!」
     鞭のように伸びた剣が、コウモリの身体を絡めとる。
    「もう一丁いくぜ!」
     コウモリの動きが止まったそこへ、さらに香蕗の放った光線が命中した。
    「ギ、ギギ……」
     力なく、まるで枯れ葉が落ちるその瞬間のように、コウモリが落ちてくる。
    「もう、終わりにして差し上げますわ……」
     静かに、緋弥香は鬼と化した腕を振り上げる。
    「祓魔の騎士・ハルベルトの名に於いて汝を討つ。敗残の兵よ、眠るが良い!」
     エアシューズを唸らせて壁を駆け上がったフランキスカが、コウモリの上をとった。
    「ギィィッ! ギャァァッ……」
     凄まじい力で引き裂かれた後、激しく燃える炎の一撃をまともに喰らって、コウモリは床に落ちた。
     耳障りな醜い鳴き声が響き、肉の焦げる臭いが流れてくる。
    「……なんでこういうのを眷属に従えてるんだろうね。ヴァンパイアの趣味ってよくわかんないや」
     顔をしかめながらも、ギュスターヴはその最期を見届けた。



     体育館の中央付近。大きく振り被ったジョーが、腕を前へと突き出した。
    「菜ノ花ビームッ!」
     放たれた光線が、上空のコウモリを捕らえる。
    「ギギッ!」
    「ちゃっちゃと片づけてしまいたいところだが……」
     ダメージを負いながらも襲い掛かってこようとするコウモリを見据え、アレスは身構えた。だが、それは攻めの手ではない。今はとにかく、仲間達が合流するまで耐えることが先決だ。
    「ギャッ!!」
    「つっ! 浅かったか……」
    「後ろは任せておけ。オレが守る」
     前に出るジョーの傷を、アレスは素早く回復させる。
    「すまん、ありがとな」
     それに前を向いたまま軽く手を上げて返し、ジョーは構えた。
     少しの間とはいえ、やはり二人だけではさすがに手数が足りない。それは、ジョーやアレス達だけではない。ステージ上に向かった葵と氷雪も同じだった。
    「ギギギャッ!」
    「ぐっ……!」
    「あっ、葵さん!」
    「大丈夫だ! あたしが壁になるから安心してくれ!」
     コウモリが放ってくる魔法弾をその身に受けながら、葵は光の輪を盾に展開する。
    「……わかったわ。それじゃあ、援護は任せてねっ」
     氷雪も回復を展開しながら前線の葵を支えた。
     踏み込めば攻撃の隙が無いわけではない。だが、如何せん手数が足りないのだ。どちらかがコウモリの催眠効果に当てられてしまえば、致命的なことになってしまうかもしれない。
     とにかく耐えなければならない。仲間達が合流するその時まで耐えることができれば勝機は見える。
    「ギャアッ!!」
    「ぐぅっ!?」
     魔力の弾が、葵の身体の真芯を捕らえる。後ろに大きく傾いた彼女の体を、氷雪は咄嗟に支える。
    「大丈夫っ!? しっかり……」
     まさにその一瞬だった。
    「キキッ、キキキッ」
     コウモリが、ステージ上から抜け出すように飛んでいく。
    「逃がさないよ!」
    「ギィッ!!」
    「あっ……」
     見失いかけたコウモリが、次の瞬間には目の前の床に叩きつけられていて、氷雪は目を丸くした。間違いない。今飛んできたのはギュスターヴのオーラの一部だ。
    「ま、間に合った!? 大丈夫っ?」
    「よかった。ギリギリ間に合った、みたいね」
     ステージ上にひょっこりと顔を出したギュスターヴの横で、あとに続いてきた緋弥香もほっと胸を撫で下ろす。
    「み、みんな……」
    「もう大丈夫だ。逃げ道も、ほぼ塞いでもらってるぜ」
     葵を支えたままの状態になっている氷雪に、香蕗は体育館の窓が近いギャラリー部分や出入口を指してみせた。
    「ここは通さねぇべ!」
    「ここも通行止めや。一昨日来ぃや!
    「薄汚い蝙蝠風情が。逃げられると思うでないぞ」
     どこには、かえでに七音、それにレティシアがその前に立ちはだかっている。
    「ボクたちの大切な場所、守らないとね」
    「ちょっとだけ、可哀想だけど……でも……」
    「俺達も手伝いますよ。まぁ、援護程度ですけど」
     加えて、戦列にはシリェーナや誇、アヅマ達も駆けつけてくれている。
     待ちに待っていた勝機が見えた。
    「玉川上水ビーーム!!」
    「っ! 来たか!!」
     体育館中央付近。後ろの方から飛んできた元気の良い声と光線に、ジョーは声を弾ませて振り返った。
    「千葉魂先輩! 翠明寺先輩!!」
    「おう! 待ってたぜ!」
     駆けつけてきた麦にジョーは笑って手を上げる。
    「お待たせいたしました……!」
    「ああ、助かったぞ」
     走り寄りながら、ぺこりと小さく頭を下げたフランキスカに、アレスも安堵の表情で頷いてみせた。
    「回復は足りていますか? 援護にも回れますよ」
    「そうだな。少し、手を貸してもらおうか」
     フランキスカに手伝って貰いながら、アレスは戦線を整える。
     戦況は、すでにこちらに大きく傾いていた。ここまでくれば、後は一気に押し込むだけである。
    「……ははっ、残念だったな。今度はあたしたちが攻める番だぜ!」
     自身の手のひらに強く打ち付けた葵の拳が、オーラを纏って唸りを上げる。
    「さあ、やるわよ殺るわよ! うふふふ、ふふっ。逃がさないわ!」
     今までずっと堪えていた氷雪にも、戦闘モードのスイッチが入った。
    「さあて、授業妨害ばかりするコウモリどもは弓でハンティングしてから焼いてやろうかね」
     アレスは構えた弓の弦を、ぎり、と引き絞って狙いを定める。
    「ああ、持ち主不明の蝙蝠は、こちらで廃棄処分させてもらおうぜ!」
     振り被ったジョーの拳から、真っ赤に燃え盛る炎がほとばしった。

     闇に迷い、彷徨っていた蝙蝠達の鳴き声が、細く、消えていく……。


     まだ、どこかで戦いは続いているのだろうか。そんなことを気にしつつも、ひとまず決着のついた体育館では、戦いを終えた灼滅者達が束の間の休息に身を預けていた。
    「ふう、終わったわね……皆、怪我はない? ああ、周りの確認もしないと……あっ、何かお腹もすいちゃった」
    「おっと、待て待て」
     すっかりいつもの柔和な調子に戻った氷雪が、パタパタとあちらこちらを回っているのを葵は手を上げて呼び止めた。
    「おかげで助かったぜ。ありがとな!」
    「はいっ!」
     にっと向けられた笑み。上げられたままになっている手の意味に気が付いて、氷雪も笑顔を返しながらそこに自分の手を軽く合わせた。
     パチン、と体育館の中に軽やかな音が響く。
    「ふふ、お疲れ様でした」
     フランキスカも穏やかな笑みを口元に携えて、そうして小さくひと息ついた。
    「忙しい日でしたが、先ずはここまで。これで本拠は安泰……であれば良いのですが」
    「だねー、これで静かな生活、とりもどせたらいいねー!」
     体育館の床に腰を落ち着かせながら、麦は腕を広げて体育館の宙を見上げた。
    「そうだなー。早く学園の安全を確保して、この体育館にも平和が……ブルマ姿の女子が戻ってきてくれるといいな」
     ジョーにいたっては、どこで見たのかブルマ女子に想いを馳せている。
     きっと大丈夫だ。心配しなくとも、他の場所に向かった仲間達も上手くやってくれている。平和な学園生活は、もう間もなく戻ってくるはずだ。
     そんなことよりも、少しだけ、気になることがあった。ギュスターヴが、恐る恐る辺りを見回す。
    「……ねえ、これって掃除をしなきゃダメな感じかな」
     言われて見てみれば、体育館中には戦いの跡がちらほらと。一瞬、気まずい沈黙が流れてしまう。
    「これは、あれだな……授業行うより帰って眠りたい気分だな……本当に」
     がっくりと、アレスが肩を落として項垂れた。
    「えっ、やっぱりなの!? だってコレ暴れたコウモリのせいだよ! お、おのれダークネス!」
     固く握りしめたギュスターヴの拳が、プルプルと小さく震えた。どうやらもうひと踏ん張りしなくてはいけない空気である。
     それでも、とりあえず、この体育館に潜んでいたタトゥーバットの討伐は無事に終えたのだ。少しの合間なら休んでいても、誰にも文句は言われないだろう。
     しばしの間、思い思いの形で休息をとる。離れたところから、歓声のような声が聞こえてくる。またどこかで、戦いが決着したのだろうか。
    「……私たちは、強いよ。貴方達が再度来ても、また返り討ちにして上げる」
     ぽつりと、緋弥香は遠くの方を見つめて呟いた。それを聞いていた仲間達も、薄く笑って頷いている。
     いつかまた、こんな襲撃があったとしても、自分達は負けない。負けるわけにはいかない。仲間達に、そして、自分自身にもそう誓って。
     長かった夜は、今、明けようとしている……。

    作者:海あゆめ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年9月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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