武蔵坂学園内掃討戦~悪意はただ屈せず

    作者:波多野志郎

    「本当に、呆れるくらいだな……」
     男は、小さくため息をこぼす。
     武蔵坂学園のとある廊下、その行き止まり。状況の分からないまま連れて来られ、状況のわからないまま戦い、状況のわからないまま追い込まれている。
    「まったく、馬鹿正直に付き合わなければ良かったぜ。いや、暴れられるのは悪くないかな、と思ったんだが……」
     男は、苦笑する。状況を理解していないだけで、すべき事は理解していた――それは、今もそうだ。
    「ああ、デモノイドロードのすべき事なんて、最初から決まっている」
     ミシミシミシ……! と男の姿が変貌していく。瞬く間に青い異形へと変貌したデモノイドは、口の端を笑みの形に変えて言い捨てた。
    「ただただ、殺し悪を果たす。それだけだ」


    「サイキックアブソーバーを守りぬけて、よかったっすね」
     あの苦しい戦況を勝利で終えた――その事に湾野・翠織(小学生エクスブレイン・dn0039)は安堵の笑顔で、本題を切り出した。
    「爵位級吸血鬼と共に多くの戦力は武蔵坂学園から撤退したっす。でも、全員が撤退できたわけじゃないっす。撤退に取り残されたダークネス達は武蔵坂学園に取り残されてるんすよ」
     現在、取り残されたダークネスは、校舎内や校内の施設に籠城・或いは潜伏している。だからこそ、学園内の残存戦力を掃討する必要があるのだ。
    「敵が潜んでいる状況じゃ、新学期も何もないっすからね。よろしくお願いするっす」
     担当してもらうのは、デモノイドロード一人だ。現在、とある校舎に潜伏している。デモノイドロードは、自分の置かれた状況を理解している――だからこそ、こちらを確実に殺しにやって来る。そこに理屈はない、ただただ狡猾にデモノイドロードとして悪業を重ねる、それだけだ。
    「隠れきれるとデモノイドロード自身が思っていないっす。だから、自身の在り方に殉じるつもりっすね。こうなると、厄介っすよ」
     デモノイドロードは、ただ強敵なだけではない。逃げられないのならば、一人でも多くデモノイドロードとして殺すだけ――そう、開き直っているのだ。逃亡の可能性はないものの、勝てる可能性のある相手の目の前にしか姿を現わさないのだ。
    「だからこそ、八人で挑む、というのはこのギリギリラインなんすよ。戦力は五分五分――こうなると、重要なのは連携と戦術っす」
     廊下での戦いとなる。戦う分には困る戦場ではない、思い切り戦って欲しい。
    「取り残された残敵とはいえ、戦闘力の高いダークネスっす。万が一取り逃がせば、面倒な事になるっす。だからこそ、確実にここで灼滅して欲しいっす」
     翠織はそう真剣な表情で、言った。窮鼠猫を噛む、そんな言葉はあるが敵は猫の喉笛を食い千切れる窮鼠猫なのだ、その事だけは忘れてはならない。


    参加者
    華宮・紅緋(クリムゾンハートビート・d01389)
    嵯神・松庵(星の銀貨・d03055)
    鳴海・優華(飢求焔拳・d03454)
    ライラ・ドットハック(蒼き天狼・d04068)
    片倉・純也(ソウク・d16862)
    炎道・極志(飛びたいロケット・d25257)

    ■リプレイ


    「いつまで隠れているつもりです!? 最後に一花咲かせてみてくださいよ!」
     華宮・紅緋(クリムゾンハートビート・d01389)の凛とした声が、廊下に響き渡った。その声からしばし後に、カツンと響く足音がする。
     武蔵坂学園、その校舎の一角。見慣れた光景だ、だがそこにいてはいけないモノがいる――その事に、ダグラス・マクギャレイ(獣・d19431)の血がざわめいた。
    「……俺ぁな、自分の縄張りに踏み込まれんのが大っ嫌いなんだよ」
     不愉快極まりない、その想いを隠しもしないダグラスの言葉に堂々と姿を現わした一人の男が歯を剥いて笑う。
    「なるほど、獣か」
     どこにでもいそうな中肉中背。ありふれた十人並みの顔立ち。しかし、その瞳にだけは誤魔化し切れない悪意に輝かせた男に、鳴海・優華(飢求焔拳・d03454)が言い捨てる。
    「これ以上此処で暴れられたら困るんでな。なにせ、此処は俺たちの学校だ。てめぇが何をしたいか、なんてこちとら知った事じゃねぇんだよ……さっさと果て消えて貰うぜ、怪物。てめぇが何も成せぬうちにな」
    「ああ、そうかい。なら、勝手にさせてもらおうか?」
     ミシリ……! と青い異形に変貌させた指で、男は校舎の壁に触れた。触れて、ただ撫でたそれだけでその拳を握り締めて、灼滅者達へと突きつける。
    「後で消せる傷跡になんか、興味はないんだよ。だからこそ、ただ殺し悪を果たす――デモノイドロードのすべき事など、それだけだ」
    「……それが悪の本懐というわけね。だけど、ここはわたし達の学園よ」
     ライラ・ドットハック(蒼き天狼・d04068)はデモノイドの言葉に一つうなずき、自身の胸に手を置いて名乗った。
    「……ライラ・ドットハック、わたしの名前。あなたの名前を聞いておく……デモノイドロードなのだから言葉はわかるでしょう?」
    「ロード・スクラッチ」
     誇るではなく、自嘲するでもなく、デモノイド――ロード・スクラッチは、そう答えた。その名乗りにこめたれた意図に、片倉・純也(ソウク・d16862)は目を細め短く応える。
    「そうか」
    「ああ、そうだ」
     身構えるデモノイドの姿こそが、このロードの生き様だ。己の悪の有様を世界へと刻む、ただそれだけの存在――その悪意を真正面から受け止めても、ラピスティリア・ジュエルディライト(夜色少年・d15728)は変わらぬ淡いアルカイックスマイルで呟いた。
    「新学期ですからね。不慣れな新入生も転校生もやって来る校舎に、貴方のような不法侵入者を居座らせる訳にはいかないのです」
    「新学期を始めるためにも、アンタはここで灼滅する!」
     静と動、ラピスティリアとは対称的な宣言を炎道・極志(飛びたいロケット・d25257)は吼えた。ラピスティリアは首に掛けた白いヘッドフォン装着し、極志は赤い炎の揺らめきを身にまとう――!」
    「Twins flower of azure in full glory at night.(夜咲き誇る瑠璃双花)」
    「燃え上がれ」
     灼滅者達が、戦闘体勢を整えていく――嵯神・松庵(星の銀貨・d03055)は、日本刀と小太刀を引き抜き言い捨てた。
    「ここで逃がすわけにはいかんな。恨みは無いが始末させてもらう」
    「できるものなら、やってみろ」
     ロード・スクラッチの左腕が、ガトリングの銃口へと変化する――直後、青い銃弾の雨が灼滅者達へと降り注いだ。


     バレットストーム――その名の通り銃弾の嵐を前に、松庵は怯まず小太刀を振るった。
    「無駄な被害が出る前に、終わらせる」
     夜霧が、廊下を埋め尽くしていく。松庵の展開した夜霧隠れの中を一つの影が駆け抜ける、ダグラスだ。さながら獲物の喉笛に喰らいつく獣の荒々しさで、雷に包まれたその拳をロード・スクラッチの顎へと叩き付ける!
    「テメェがテメェの在り様に殉ずるってなら真っ向勝負と行こうじゃねえか」
     強引にねじ込むダグラスに、デモノイドは構わず拳を振り下ろした。その拳を引き戻したRuaidhriで火花を散らしながら、ダグラスは受け流す。
    「それが俺の在り様って奴だからよ――!」
    「おお!」
     さらに踏み込もうとするダグラスを、ロード・スクラッチは流された拳の勢いを利用した逆の腕での裏拳で薙ぎ払う。ダグラスがそれを受け止めると、ラピスティリアが軽い足取りで踏み込んだ。
    「いいリズムですね」
     ロード・スクラッチの巨体に、鈍重さはない。耳から流れ込むアップテンポな音楽さえ置き去りにしそうな速度の中に、迷わずラピスティリアは飛び込んだ。肩口から紫水晶化した様な巨腕――鬼神変の一撃を、ロード・スクラッチの厚い胸板へと叩き付ける!
     だが、ロード・スクラッチの異形の巨体は揺るがなかった。重ねるように間合いをつめたライラの紫色の筋繊維に牙が多数生えた怪腕の一撃を、真っ向から拳の一撃で受け止める。
    「……さすがデモノイド、力はあるね」
     共に一歩も退かない均衡、そこに生まれた間隙に紅緋の赤い一閃がロード・スクラッチの胴へめり込んだ。
    「華宮・紅緋、これより灼滅を開始します」
     その拳の連打を嫌い、ロード・スクラッチが横へ跳ぶ。その動きに反応し、回り込んだ純也の黒躯の血影から伸びた二本の巨腕がロード・スクラッチの巨体へと伸ばした。ロード・スクラッチはその巨腕を手四つの形で受け止め、踏みとどまる。
    「確かに、かなりの腕力のようだ」
     影から伝わる手応えに、観察者の視線で純也は呟く。ロード・スクラッチは、そのまま強引に影を振りほどいた。
    「さぁ、燃えていこうか!!」
    「フォローするぜ」
     極志を中心に炎が膨れ上がるかのようにシールドが展開され、優華は清めの風を吹かせる。瞬く間に体勢を立て直す灼滅者達に、ロード・スクラッチは口の端を歪めた。
    「なるほど、吐くだけの事はあるか、半端者が!」
     ダンッ! と強く踏み出したロード・スクラッチが、右腕の刃を振り払う。冴え冴えとした月の如き衝撃が、灼滅者達へと炸裂した。


     廊下を、剣戟が鳴り響く。赤黒く淀む影を自在に振るう純也と炎を滾らせて極志を前に、ロード・スクラッチは足を止めて打ち合っていた。
    「やっぱり、強いな……!」
    「当然だろうが!」
     極志の言葉に、ロード・スクラッチが吼える。ザンッ! と強引に振るわれた鉤爪によるDMWセイバー、それにのけぞりながらも踏みとどまって極志が吼え返した。
    「……まだ倒れてたまるかァ!!」
     押し付けられた怒羅魂・朱爪が炎をまとい、ゴッ! とロード・スクラッチに加重を与える。スターゲイザーに動きを鈍らせたロード・スクラッチに、すかさず純也が踏み込んだ。
    「その一撃、借りるぞ」
     黒躯の血影が生み出した鉤爪の一撃、斬影刃が大きくロード・スクラッチを切り裂く。それに後方へ跳んで間合いを計ろうとしたロード・スクラッチの眼前に、赤い旋風が巻き起こった。
    「お――!」
     反射的にそれを回避しようと加速するが、風の刃が広がる方が速い。紅緋の神薙刃が、足元の死角からロード・スクラッチを飲み込んだ。
    「デモノイドロードですか。悪人ですね。でも安心してください。善人なおもって往生をとぐ、いわんや悪人をや。残留思念も残らないように、綺麗に灼滅してあげますね」
    「ハハッ! 素質はあるぜ? お前!」
     歌うように言い捨てる紅緋に、ロード・スクラッチも笑い飛ばす。その目の前に、ラピスティリアが躍り出た。
    「踊ってみますか?」
     反射的に繰り出されたロード・スクラッチの鉤爪を、ラピスティリアは紙一重でかいくぐる。唸る風音にも、ラピスティリアの笑みは崩れない――その音は、その鉤爪の威力がこちらを死へと至らせるのに十分だと悟らせるというのに、むしろ嬉々とするようにラピスティリアは踏み込む。一つ、二つ、三つ、死線の上でリズムに乗ったラピスティリアは、四つ目に合わせて音もなく葬蒼夜話でロード・スクラッチの手足を縛り上げた。
    「は、テメェが悪だろうが何だろうがどうでも構わねえよ。正義なんて御大層な御題目なんざ俺は唱える気も無えしな。俺は灼滅者で、テメェはダークネス、殺り合うのに他に理由なんざ要らねえだろう」
     そこへ、ダグラスが駆け込む。疾走で得た加速を余す事無く一撃に乗せて、螺旋を描く杭をロード・スクラッチの厚い胸板へと突き刺した。
    「そいつはテメェだって承知だろうがなぁ!」
     尖烈のドグマスパイクで突き刺したまま、ダグラスがロード・スクラッチを押しやろうとする。それに、ロード・スクラッチは足に力を込めて踏ん張った。膂力差は明白だ、ロード・スクラッチはその事実に訝しむ。それを理解出来ない相手ではないと、直感するからだ。
     だが、ダグラスの動きに反応できない。踏ん張った瞬間、ダグラスが退いたのだ。まさに、野生の獣の呼吸だ。ロード・スクラッチの踏ん張った足は、突然消えた力に体勢を崩し――。
    「力だけが、勝敗を決する要素だとでも?」
     すかさず振るった松庵の小太刀に切り裂かれ、ロード・スクラッチは膝を揺らした。そこへ、M-Boots【ティルフィング】によって加速を得たライラの炎に燃えた右回し蹴りが放たれる!
    「……あなたのような力自慢に付き合う気はない」
    「――ォオオオオオオッ!」
     しかし、焼き切られながらロード・スクラッチは右腕の刃で牽制の月光衝を薙ぎ払う。それに、灼滅者達も間合いをあけた。
    「……負けなきゃ勝てるのさ。焦ってゴリ押ししても、後が辛いぜ?」
    「おう!」
     防護符を放ち回復させた極志の強い返答に、優華は笑みをこぼす。誰一人として怯まず、士気は高い。それは、一番背後で見ていた優華がもっとも理解していた。
    (「それでも、崩しきれねぇ。本気で強ぇぜ、こいつは」)
     優華の警告こそが、全てだ。焦りで押し切ろうとしても持ち堪えられる、そうなってしまえばそれは後に大きな隙となって自分達を苦しめるだろう。だからこそ、今必要なのは手を緩める事無く攻撃を重ねる事だった。
     ロード・スクラッチの実力は、一人一人では相手にならない。だからこそ、八人全員が力の限りを尽くし――ついに、その瞬間へと指をかけた。
    「クハハハハハハ! 殺し甲斐だけはあるガキどもだ!!」
     ロード・スクラッチの鉤爪が、松庵を狙う。その斬撃に、ダグラスが強引に割り込み切り裂かれた。だが、ロード・スクラッチの動きは止まらない――!
    「まだまだァ!!」
     ロード・スクラッチの左腕が、砲門へと変形した。超至近距離からのDCPキャノン、しかし、それを紙一重で松庵の刀と小太刀が死の光線を十字に切り裂いた。相殺した刃が返り、そのままロード・スクラッチを切り刻む!
    「今だ」
    「あぁ」
     そして、ダグラスのRuaidhriが放たれた。螺旋を描く獣の爪牙は、青い体を貫き、食い千切る――そして、ダグラスは横へ跳ぶ。
    「わかったぜ」
     回復はいらない、そう視線で語ったダグラスにうなずき、優華は白く揺らめくオーラを砲弾に、叩き込んだ。ドォ! と鈍い爆発が起こる中、ラピスティリアはGrAve oF a NiGHt Sky.を突きつけ、告げる。
    「ここが君の墓標です」
     ドン! と巨大な氷柱が、ロード・スクラッチを刺し貫いた。ビキビキビキ……! と白く染まっていくそこへ、極志が突っ込んだ。
    「……そう簡単に俺たちを倒せると思うなよ。ダークネス!」
     怒羅魂・朱爪が、紅蓮の劫火に包まれる。その竜の爪が、炎となってロード・スクラッチへと爪痕を刻んだ。そして、純也はDMWセイバーによって切り結んだ。
    「未練は?」
     ギィン! と鉤爪と刃が、火花を散らす。それでも構わず、純也は刃を振り抜いた。
    「後悔は?」
     胴を薙いだ、その手応えに純也はロード・スクラッチを見上げる。その視線を受けて、ロード・スクラッチは喉を鳴らして笑った。
    「未練? 後悔? まだ、終わっていない俺が何故、そんなものを抱く必要がある!!」
    「それでこそ八体目」
     例え、灼滅された瞬間であろうと答えは変わらなかったろう。己の悪に終わりはない、そう言い切ったロード・スクラッチへ、純也は素直に賞賛を贈った。
    「その辺はどうでもいいです。灼滅するだけですから」
    「……悪の華は散るモノ。そして今が散り時よ」
     そして、紅緋とライラが同時に駆け込む。下から放たれる赤と、上から押し潰す紫――二色の鬼神変が、ロード・スクラッチを捉えた。
    「……何か言い残したいことがあるなら、聞いておく」
     崩れ落ちたロード・スクラッチへ、ライラが問いかける。その問いに、ロード・スクラッチの口が、わずかに動いた。
    『絶対、悪って、のは、あると、思うか……?』
     口の動きで、それだけが読み取れる。そして、動かなくなった相手をライラは静かに見送った……。


    「派手にやってしまったか……皆、無事か?」
     松庵の問いかけに、仲間達はうなずいた。そして、廊下の現状をカメラで撮影した優華はこぼす。
    「こうやってちょいとやっとくだけでも、後片付けが少しは楽になるだろうよ」
    「壊れた備品は後で修理しないといけないな。……とは言え――」
     松庵が飲み込んだ言葉の意味を、仲間達は察した。ロード・スクラッチは、その名の通り癒えない爪痕以外に興味がなかったのだろう、驚くほど戦闘の痕跡が少ない事が、あまりにも皮肉に思える。
    「どっちにしろ、気にいらねぇ」
     ダグラスの苛立ちは、縄張りを荒らされた獣のそれだ。だからこそ、最後の悪の矜持を捨てなかった相手に、思うところがあったのだろう。
    「何にせよ、無事に終わりましたね」
    「そうですね」
     紅緋の言葉に、ラピスティリアはヘッドホンを外して微笑む。戦いは終わった、その事を極志も悟ったように言った。
    「この校舎には、もう敵もいないみたいっす」
    「あぁ」
     純也も、静かにうなずく。ロード・スクラッチの最後の問いかけ、その意味とはなんだったのか? 確かに、その胸に消えない爪痕が刻まれた――そう思わずには、いられなかった……。

    作者:波多野志郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年9月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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