途切れぬ絆

    作者:カンナミユ

     ぱきり。
     小さな靴が落ちる小枝を踏みながら、幼い男の子は薄暗くなりつつある森の中を一人、歩いていた。
    「おれ、わるくないもん。わるいの、だいちだもん」
     小枝を踏み、落ち葉を踏み、男の子は呟きながら歩く。
    「わるいのおれじゃないもん。だいちがわるいんだ。なんでみんな、だいちばっか……」
     周囲を見渡せば、道もなく、見上げれば、天を突くほどの木々。呟き歩くその足はぴたりと止まった。
    「…………」
     かあさんはいってた。このもりはぜったいにはいっちゃだめだって。
     ぎゃあぎゃあと鳴く鳥の声に驚き、薄気味悪さに引き返そうとするも、道はない。
     森に入った事を後悔し、どうしよもできない無力さに目に涙がたまり――。
     ――たいが!
     その声に男の子は周囲を見渡した。兄の声だ。
     ――たいがー! たいがどこだー!
    「……だいち」
     声はすれど、どこから聞こえるかは分からない。
     木々にこだまする声。どこにいるかは分からない。でも、だけど、大地は迎えに来た。
    「だいち、だいちー!」
     大河は声を上げて兄を呼ぶ。
     ――その声を聞きつけ、巨大な獣が近づいている事を知らず、幼い双子は互いを呼び続けた。
      
    「きょうだいというものはどんな事があっても、その絆は途切れないものだ」
     結城・相馬(超真面目なエクスブレイン・dn0179)は言いながら神凪・陽和(天照・d02848)へと視線を向けた。
    「それは経験上ですか?」
     その言葉に相馬の視線は少し泳ぐが、応える事なく机に置いた資料を手に取り言葉を続ける。
    「陽和、お前が予測した未来が見えた。お前達にはこの事件の解決を頼みたい」
     頷くのを目に、エクスブレインは資料をめくり灼滅者達へと説明をはじめた。
     都心から離れた、とある村。人口も少なく、のんびりとしたその場所で大地と大河の双子は些細な事がきっかけで喧嘩をした。
    「弟の大河は両親から決して入るなと言われていた森の中へ入り、そこで山奥から下りてきたイフリートと遭遇し――探しに来た兄の大地と共に命を落とす。
     イフリートは兄弟を殺した後、森を抜けて集落を燃やし尽くすと人の多い集落へと向かう事が分かった」
    「それは何としても阻止したいな」
     説明を聞く灼滅者の言葉を耳に相馬は地図を広げた。
    「イフリートと接触できるタイミングはイフリートが双子と接触する前と、襲いかかる直前の二つだ」
     資料をめくり、相馬は話す。
     イフリートが双子と接触する前を選んだ場合、戦う場所は森の中。木々に囲まれ、その中を縫うように移動するイフリートと戦う事になる。
     もうひとつのタイミングを選んだ場合は、森の中にある開けた場所で戦う事になる。そこは戦うには十分な広さがあり、行動の妨げになるものはない。
    「接触する前に戦う場合、双子はまだ合流していない。が、お前達が戦っている間に合流し、少し休憩してから家路に着こうとする」
     森の中を弟の大河は迷っていたが、探しに来た兄の大地も迷っていた。結果、双子は森を抜ける事はできずにさまよい続ける事となる。
    「襲いかかる直前に接触する場合……双子が助かるかは微妙だ」
     資料に目を通す相馬の声のトーンがやや落ちた。
     弟の声を聞いてやって来るイフリートは双子が合流し、ほどなくしてその姿を捉えて攻撃する。灼滅者達が接触できるのはぎりぎりで攻撃を防ぐ事ができるかもしれない、というタイミングなのだ。
    「森の中ならば地の利を活かす事ができるだろうし、開けた場所なら心おきなく戦えるはずだ。どのタイミングで接触するかはお前達で決めて欲しい」
     相馬は言うと、資料を閉じた。
    「双子を殺したイフリートは森を抜け、集落を壊滅させる。それだけは避けたい」
     炎を纏い、イフリートは家屋を燃やし、人々の命も燃やし尽くすだろう。相馬は灼滅者達へと視線を向け、言葉を続けた。
    「相手はお前達全員で戦って互角か、それ以上の強さだが、お前達なら大丈夫だろう……頑張ってくれ」


    参加者
    鈴鳴・梓(修羅の花嫁・d00515)
    黒咬・翼(裁断の黒曜石・d02688)
    神凪・陽和(天照・d02848)
    小鳥遊・優雨(優しい雨・d05156)
    アルカンシェル・デッドエンド(ドレッドレッド・d05957)
    東郷・時生(天稟不動・d10592)
    山田・霞(オッサン系マッチョファイター・d25173)

    ■リプレイ


     薄暗くなりつつある森の中を灼滅者達は駆ける。
    「兄弟の絆は途切れない、か」
     ぱきりと小枝を踏み、鈴鳴・梓(修羅の花嫁・d00515)はぽつりと口にした。
     仲間達と向かう先は森の中で迷う双子の元だ。喧嘩の末に森に入った弟と迎えに来た兄を手にかけるイフリートを灼滅すべく、森を駆ける。
     梓が口にしたエクスブレインの言葉は残念ながら彼女の家庭には当てはまらなかった。だから双子を助けるのではなく害獣の駆除に全力を尽くすつもりだ。
    「まったく、仲直り前に死ぬのは辛いんじゃからな。それを邪魔するとは!」
     アルカンシェル・デッドエンド(ドレッドレッド・d05957)の言葉に山田・霞(オッサン系マッチョファイター・d25173)も頷くと目前に迫る倒木をひょいと越える。
    「双子の命と集落の壊滅。ここで必ず倒さないとな」
     これから戦うイフリートは霞が言うように双子を殺し、集落を燃やし尽くす。それだけは何としても阻止せねばならない。
     イフリートが襲う双子の名は大地と大河。兄弟と同じく双子であり、対となる名を持つ神凪・陽和(天照・d02848)は昔の自分を思い出し、双子と重ねてしまう。
     双子の弟とは良く喧嘩をしていた。だからこそ、放ってはおけない。姉妹がいる黒咬・翼(裁断の黒曜石・d02688)も兄弟姉妹の絆は良く分かる。それをここで費えさせない為にも全力で駆け抜ける。
     灼滅者達の移動は小鳥遊・優雨(優しい雨・d05156)が使うESPの効果に加え、予め地図で場所を確認していた事もあり、とてもスムーズで迅速なものだった。
     ふと、視界の先が明るくなる。薄暗い森の先に見えるのは遠目からでも分かる巨大な炎の塊――いや、炎を纏うダークネス。
     エクスブレインは言っていた。灼滅者達が接触できるのはぎりぎりで攻撃を防ぐ事ができるかもしれない、というタイミングだと。
     オオオオオオオオォォォォ……!!
    「双子を狙うその一瞬に賭けるよ」
     そのタイミングはまさに、今。
     救出すべくユリシス・アーミティッジ(銃姫・d27759)はきっと前方を見据え、東郷・時生(天稟不動・d10592)スレイヤーカードを手にし、
    「我が身は盾、我が心は剣――全ては、護るために」
     解除コードと共に白銀の盾を手にする。
    「……ミッション開始。持てる最速で牙を突き立てる」
     激情を内に吶喊する翼と共に仲間達は動いた。
     

     炎を纏う、巨大なイフリートの前には幼い双子。
     大地と大河は背後から現れた姿と体に響く咆哮に動く事ができないでいた。
     燃え盛る炎は目前に迫り――、
    「させません!」
     優雨は声を上げ、梓と共に双子の前に立ち炎を防ぐ。炎と熱に痛みを覚えるが、それを耐え、きっと見据える視線の先にはダークネス。
     グオオォォ!
     攻撃を防がれ、再びの炎を今度は時生と霞が盾を構え、防いでみせた。
    「お主達、大丈夫か?」
     天つ風の靴から放つ陽和のスターゲイザーの奇襲は成功した。翼が黒死斬で切りかかる中、アルカンシェルは幼い双子に声をかけたが、突然の事に強いショックを受け、言葉も出ないようだ。
     双子を守るように灼滅者達は前に立つと優雨とユリシスは幼い二人に近付き状態を確認する。怪我をしている様子はなかった。
    「大丈夫みたいだな」
     無傷な様子に安堵し、無骨な盾を手にしたまま霞は言う。あとは双子を安全な場所への避難だ。
    「今よ! 優雨! ユリシス!」
     時生の言葉に驚いたままの顔をした二人を前に優雨はしゃがむと二人を抱きかかえる。
    「ボク達に任せてよ!」
    「皆さん、しばらくお願いします」
     双子を庇うように動くユリシスと双子を抱えた優雨は森の中へと入っていくと、その姿はすぐに見えなくなった。
     オオ、オオオオォォ!!
     森の中に消えた標的を追おうとその体は動こうとするが、それを灼滅者達は許さない。
    「さあ、害獣駆除といきましょうか」
    「恨みはないが、死んで貰うよ」
     オーラを纏う梓が言うと霞も盾を構えなおす。
    「兄弟の仲直り、それを台無しにしようとは間の悪い奴め。悪い子にはお仕置きじゃ!」
     ぶん、と鎌を手にするアルカンシェルのその言葉に反応したのか、
     オオオオオオオオオォォォォォ!!!
     苛立ちを隠せないイフリートは地を、森を、そして灼滅者達の体に響き渡る怒号を上げた。
     

     双子を抱えた優雨とユリシスは森の中を駆ける。
     ここなら安全だろう。優雨は双子をそっと下ろすとシグナルボタンを取り付けた。
     双子は助けられた事に落ち着いているのか、或いは状況が飲み込めていないのか。どちらにせよ、双子は過剰な反応を示さなかった。
     最悪の場合、拘束も考えていた優雨はその手段を用いる必要がない事に安堵し、双子を優しく抱きしめる。
    「お姉さんは強いですから、大丈夫ですよ。ちょっと退治したら戻ってきますので、リュックを預かっておいてくださいね?」
    「……ちょっとってどれくらい?」
    「すぐもどってくる?」
     硬く強張った表情に声。リュックと落ち着かせるためのお菓子と水筒を受け取った双子の兄弟、大地と大河ははじめて口を開いた。
    「ちょっと退治したら戻ってきますね」
    「安全になったら、送っていくよ」
     その言葉に不安げな顔と視線に優雨とユリシスは言葉をかけるが、
     ――オオオオォォォ……!
     遠くから聞こえる咆哮に二人は視線を交わす。仲間達はこの瞬間もダークネスと戦っているのだ。
     お菓子と水筒、そしてリュックを抱えた双子を残し、優雨とユリシスは仲間達が戦う場所へと駆け戻った。
     
    「くっ……!」
     炎に焼かれ、チリチリと痛む感覚に梓は目を細めたが、それは一瞬の事だ。
    「まだまだ私は倒れないわよ? 貴方の全力刻んでみなさい!!」
     戦いこそが目的。痛みと腕を伝う血の温かさに瞳は輝き、梓は笑みを深くする。勝ち負け関係なしに戦う事こそが修羅の望んだ道なのだ。
    「妾も負けぬ!」
     アルカンシェルも纏うオーラを放ち、半獣化させた腕を振るい陽和は燃える体を銀爪で力任せに引き裂いた。
     グルォォォオオオ!!
     ざくりと裂かれた箇所から鮮血が吹き出し、痛みに上げる咆哮を耳にバベルブレイカーを構えた翼は尖烈のドグマスパイクを放つと新たな傷口から血が流れる。
     うめくように呻り続けるイフリートを前に霞はただ硬くひたすらに重い盾を手にしたまま梓の傷を癒すと時生がローダンセの花模様が描かれた白銀の盾を構えるとシールドバッシュを繰り出した。
    「大丈夫かな」
    「大丈夫よ」
     拳を叩き込み、返すように襲う攻撃を受ける梓、それに続く仲間達を目に霞と時生は言葉を交わす。
     狙い定めて翼が攻撃を繰り出す中、
    「大丈夫でしたか?」
     マテリアルロッド・烏兎を手に言う陽和の視線の先には双子を避難させた二人の姿。
    「遅くなりました」
    「大丈夫さ、ちゃんと避難させたからね!」
     クルセイドソードを手に優雨とユリシスは言うと、足を止める事無くそのまま刃をイフリートへと向け、ユリシスは高速演算モードを展開させる。
     オオオオオォォォ!!!
     新たなる標的が二人も増え、苛立ちを露に炎を纏うイフリートは吼えた。
     灼滅者達の攻撃を受け、さすがのイフリートも疲弊しはじめたらしい。蓄積するダメージにその咆哮で傷を癒す。
     双子の避難を済ませ、戻ってきた2人を加えた8人の灼滅者とダークネスとの戦いは続いた。
     だが、それでも灼滅者達は優勢にはならない。全員で戦って互角かそれ以上の強さのダークネスの攻撃は重いものだった。
     回復と支援を重視し行動するディフェンダーの霞の回復だけでは間に合わなくなり、メディックがいない状態に攻撃の手を止め回復を行う者も出はじめた。
    「ありがとう、助かったよ」
     仲間を庇い、深手を負った霞は癒しを受け、礼を言うと梓は頷き応えた。
    「ターゲットロック、ファイア!」
     ユリシスが放つバスターライフルを避ける巨体に打ち込む拳に手応えを感じる梓だが、呻るイフリートの頭がぐるりと動く様子に気が付く。突然の事に何事かと彼女の目もそちらへと向くと、
    「あれは……?」
     その光景に思わず言葉が出る。
     薄暗い木々の中。戦うこの場所からでも見える、シグナルボタン。
     森の中から荷物を抱えた双子がおそるおそる姿を現したのだ。
    「キミ達、どうしてここに?!」
     フリージングデスを放つユリシスは声を上げた。避難させたはずなのに、どうしてここに?
     灼滅者達は双子を助け、安全な場所へ避難させる事は考えていたが、誰も双子が戻ってくる可能性を考えなかった。
     イフリートを挟んだ先にいる双子はよく見えた。それはもちろん、誰も挟まないイフリートにも言える事で。
     オオオオオオォォォォ!!
     受ける攻撃の痛みをイフリートは気にもしない。再び目に入る、最初の標的にイフリートは怒号にも似た声を上げ、今度こそはと双子めがけて飛び掛る!
    「させない……!」
     時生の脳裏によぎるのは、戻る事のない命。二度目の過失は決して、無い。
     白銀の盾を構える間もなく、仲間達と攻撃を庇い続けた身はイフリートと双子の前に。
    「大丈夫ですか?!」
    「耐えるのは慣れてるわ。気にしないで、攻撃を続けて!」
     再びの一撃を防ぐ梓を目に陽和がかける声に時生は膝を突きながらも応える。が、まともに受けたダメージは軽くなかった。それを耐え切れない体はその場に崩れ落ちた。
    「あと一押しなのじゃ!」
     回復手段を持たぬアルカンシェルは声を上げ、地を蹴り鎌を振るうと仲間達もそれに続いた。
     受け続けた攻撃に炎を纏うその体は満身創痍。鮮血が流れ、落ち続ける。弱まりつつある炎は限界が近い事を伺わせた。
     梓の攻撃を受け、よろめくところに繰り出す優雨とユリシスの一撃。回復をるも既に遅い。
    「あの子供には帰る場所がある。お前の終着点はあの世だ」
     立て続けの攻撃に加えて狙い定めた翼の一撃は致命傷となる。
     オ……オオ……ォ……
     弱々しい声と共に纏う炎は消え、力尽きたダークネスはずうん、と地に音を響かせ倒れるとその姿は灰となり、消えた。
     戦いが終わり、灼滅者達は息も整わぬまま、双子の元へ。
    「お主達、何故戻ってきたのじゃ」
     肩で息をしながらアルカンシェルは言葉をかける。
     灼滅者達に見下ろされ、荷物を抱えたままの双子は唇をかみ締め俯くが、
    「無事でよかった」
     陽和にぎゅっと抱きしめられると声を上げ、泣き出した。
     

     幼い双子が落ち着いていたのは一時的なものでしかなかった。
     いや、二人にとって声にもならぬ出来事の連続に感情が追いつかなかっただけなのかもしれない。どちらにせよ、双子は程なくして不安に駆られる。
     日も暮れはじめ、暗くなっていく森の中で聞こえるのは戦いの音と獣の声。少しの時間も子供達にとっては恐ろしく長く感じるものだったに違いない。
     いつ戻ってくるのか分からない、知らない人を待つという事が子供達にとってどれほど不安か事か。
     残された二人は押しつぶされそうな不安に耐え切れなくなるが、自分達だけでは森からは出られない。だから二人は相談し、怖いと分かっていても勇気を振り絞って音のする方へと向かう事にしたのだ。
     さびしかった。こわかった。まってたけどこないんだもん。むかえにきてくれないかとおもったんだ。
     ぼろぼろと泣きじゃくりながら話す双子の言葉に灼滅者達は返す言葉がない。あの程度のフォローでは、幼い子供達が納得して安心して待っていられるには不十分だった。
     ただ、
    「ありがとう」
    「たすけてくれて」
     その言葉は灼滅者達の心に響き渡る。
    「さ、帰りましょう」
     見上げれば茜色だった空の色は濃紺で。陽和の言葉に仲間達は双子と共に森の中を進んだ。
    「喧嘩しても、嫌いになっても、ちゃんと仲直り、だよ」
     仲直り出来る人がいる事は、幸せなんだからとユリシスの言葉に双子は手を取り歩く。喧嘩をした二人も今は仲直りをしたようだ。
     薄暗く怖い森の中も、沢山の人達と一緒ならば怖くない。
     幼い双子と灼滅者達が森を抜けると集落はすぐそこで、あそこ、と指差す家は目と鼻の先。
    「もう大丈夫。お母さんの所へお帰り」
     しゃがんで視線を合わせ、時生は優しく微笑み、
    「今日の事は忘れて、もう森に近づかないようにな」
    「そうじゃぞ、このような森に入ってはいかんぞ?」
     霞とアルカンシェルの言葉に二人は頷いた。
    「大地、大河! どこ行ってたの? もうご飯よー」
     ふと、響く声。見ると玄関に立つのはエプロン姿の女性だ。おかあさんだと二つの声は重なると二人は母の元――温かい家へと駆て行く。
    「さようなら、元気でね」
     走っていく優雨の声は双子の耳に届くとその足は止まり、手を振りまた駆ける。
    「あれが普通の兄弟、か」
     閉まるドアを目にぽつりと呟く梓の表情は何かを懐かしむような、だけど、どこか悲しそうな。
    「無事に終わりましたね」
    「双子も無事届けて、イフリートも灼滅。それでオールコンプリートさ」
     全てを見届け、陽和は言うとユリシスも胸を張った。
     とにかく、全て終わった。
    「……ミッション終了。俺達も帰ろう」
     夜空に星が瞬きはじめ、翼の言葉に灼滅者達もそれぞれ帰る場所へと向かっていった。

    作者:カンナミユ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年9月30日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 6
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