秋の味覚といえば様々だ。
ここ、街の郊外に位置する港に集まった、見事に脂の乗った秋刀魚もそのひとつだ。
「よおーし! 今年も大漁、大漁! 結構なことだ!」
自分の船から陸揚げされる秋刀魚を見て、漁師たちは大喜びしている。
港には、漁から帰った他の船たちが次々と到着、秋刀魚以外の魚もたくさん運び込まれている。
「……うん? 波が激しくなってきたか?」
さっきまでは静かに凪いでいた海が、少しずつ荒れてき始めたようだ。
港に接岸している船の揺れも、少しずつ大きくなってきている。
船だけではない……地面までも揺れている!?
これは異常だ、と思った瞬間、更なる異常が海中から現れた。
「ククク……秋刀魚以外の魚など、市場からなくなってしまえ! 船もついでに海の藻屑にしてやる!」
現れたのは、秋刀魚そのままの細身の体を昆布で巻いた怪人だ。
手にしたその身長を超える長大な太刀が振るわれ、瞬く間に船が一隻両断された。
「さあ……次はどいつだ……」
太刀の切っ先と同じ鋭い眼光が、周囲に注がれる――!
「秋刀魚といえば秋の味覚の代表格ですよね。はいどうぞ、焼きたてですよ」
家庭科室で一行を迎えた西園寺・アベル(さいおんじ・-)は、なんとも言えない香ばしい香りを放つ秋刀魚の塩焼きをテーブルに置いた。
「……というわけで、今回の敵は、アムス・キリエ(懊悩する少年聖職者・d20581)さんからの報告で存在が明らかになった、根室はさんまロール寿司のご当地怪人『フォールソード』です」
怪人が出現するのは郊外にある港だ。
怪人は海中から出現するため、戦場となるのは海の近くとなるだろう。
海への転落には十分注意しなければならない。
「周囲にはコンテナがたくさん立ち並んでいますが、怪人の手にした大太刀の切れ味と間合いを考えると、これらを盾にして……というのはやめておくべきでしょうね。むしろコンテナは守らなくてはいけません」
しかし、それ以上に守らなくてはならないのが接岸された船と他の魚だ。
「怪人は執拗に秋刀魚以外の魚を獲っている船を沈めようと狙ってくるはずです。戦闘中でも怪人の狙いには十分気をつけて下さい」
アベルは次いで、怪人の戦闘能力について説明を始めた。
「今回の敵、さんまロール寿司怪人フォールソードは、さんまの形をした本体に昆布を巻いた姿をしたご当地怪人です」
その主な武器は、手にした大太刀だ。
持ち主の身長よりも長い刀身は、振り回されるだけでも十分な脅威で、灼滅者の用いる日本刀と同等の性能を持っている。
いや、その間合いと切れ味を考えれば同等以上と言えるだろう。
「攻撃面だけではなく、防御面も充実しています。体に巻いた昆布は自在に動く盾として機能します。正面だけでなく左右や背後からの攻撃にも対応可能な厄介な存在ですね」
さらに怪人は体力が半分を切るとアーマーパージ、昆布と身を捨てて骨だけの姿になり、防御を捨てて大幅にスピードアップする能力を持っている。
防御力が落ちるため、一気に畳み掛けるチャンスであると同時に、敵が大幅なパワーアップをする危険な段階でもある。
臨機応変な対応が重要になるだろう。
「秋刀魚は確かに秋の味覚ですが、それ以外にも美味しい魚はたくさんいるというのに……。平和で豊かな食卓を守るためにも、今回の敵は必ず倒して下さい! ……い、いえ別に私情は入ってませんよ?」
参加者 | |
---|---|
アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814) |
苑田・歌菜(人生芸無・d02293) |
咬山・千尋(中学生ダンピール・d07814) |
十五夜・名月(月光戦姫プレネルニカ・d16530) |
アムス・キリエ(懊悩する少年聖職者・d20581) |
セシル・レイナード(薔薇々々肢体・d24556) |
縹・三義(残夜・d24952) |
朝臣・姫華(小学生鬼姫・d30695) |
心地よい潮騒の響く港。
今日もそこは、漁師たちの声で活気にあふれている。
船から陸揚げされ、箱の中で元気にはねている魚たちを眺めながら、縹・三義(残夜・d24952)は傍らに寄り添った愛犬・ひとつの頭を撫でてやっている。
「秋刀魚LOVE」と描かれたTシャツを着たひとつは、魚の匂いにうっとりしているようだ。
「勝手にとってっちゃダメだぞー。今回の任務が終わったら、美味しい魚、たくさん食べさせてやるからなー」
ご主人様に頭を撫でられて、ひとつはごきげんのようだ。
「戦争以外でご当地怪人と戦うのは初めてなのよね……でもま、いつもどおりやるだけだわ」
潮風に金色のポニーテールをなびかせながら、アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)がひとりごちる。
新聞紙に包んだフィッシュ&チップスをひとつ摘んで、苑田・歌菜(人生芸無・d02293)の顔の前に差し出すと、歌菜はそれをぱくっとくわえる。
「もぐもぐ……ん、なかなかいい味だわね。悪くないわ」
「ええ。なんなら、帰りに売ってるお店紹介しましょうか?」
かるく微笑んでそう言うアリスに、歌菜は器用に片眉を上げて答えた。
「秋刀魚のよさをアピールするとかならともかくさー、刀振り回して暴れるなんて言語道断だよな。めんどくさいヤツ……」
などとぼやいているのは、咬山・千尋(中学生ダンピール・d07814)。
風になぶられる長い黒髪を鬱陶しそうにかきあげながら、手にしたビニール袋を掲げてみせる。
「んで、とりあえずこれ、鮭の切り身。これで敵の注意を引けばいいかなって」
「いんじゃないの? 使わなかったら使わなかったで、私が美味しく頂いてやるよ」
そう言って笑うショートカットの少女は、セシル・レイナード(薔薇々々肢体・d24556)。
「食べ物をそういう風に使うのは、ちょっと抵抗ありますけど……でも、この場合はしかたないですよね」
ちょっと申し訳無さそうな顔をしているアムス・キリエ(懊悩する少年聖職者・d20581)の細い肩に手を回し、セシルはからからと笑う。
「へへ、アムスはマジメだなー」
「からかわないで下さい、もおっ」
そんなセシルに、顔を赤くするアムス。
「海のそばでの戦いかぁ……足元に気をつけないと危なそうだなあ……」
コンクリートの縁から下に広がる海を覗き込む十五夜・名月(月光戦姫プレネルニカ・d16530)。
慎重そうな彼女とは逆に、朝臣・姫華(小学生鬼姫・d30695)は自信満々といった感じだ。
「そう心配するでない。そんなに秋刀魚をアピールしたいのなら、妾が美味しく頂いてやるまでのことよ」
そこで姫華は思案顔を作る。
「ふむ……妾の為に毎日寿司を作るというのなら見逃してやっても良いな」
「えええっ!? ほ、本気?」
「冗談に決まっておろうが。だがまあ、腕前次第では考えんこともない」
この8名が、今回の敵・ご当地怪人フォールソードを倒すべく集まった灼滅者たちだ。
海の方はまだおかしな様子はないが、いつ怪人が現れるかわからない。
「さて、怪人は……」
海の向こうに向けられたアリスの視界に、奇妙なものが映った。
海上を走る船もないのに、水しぶきだけが上がっている。
おかしい、と思った瞬間、水面がまっぷたつに割れる!
「アムス、殺界形成を!」
「はい!」
異常を認めた歌菜の声に、アムスはぐっと精神を集中させる。
ざわつきながらその場を離れていく人々をかき分けるようにして、まっさきに飛び出したのは千尋だ。
そのときにはすでに、割れた海面から飛び出した黒い影が、長大な白刃を振りかざし、積まれたコンテナめがけて落ちてきている。
「いきなり魚狙いかよ!」
コンテナの前に立ちはだかった千尋は、両手で抱えた棺桶を頭上に盾代わりに持ち上げる。
鋭い金属音と火花を散らして、棺桶に刃が食い込む。
落ちてきた影は停泊している船の舳先に音もなく降り立った。
「ククク……魚以外にもイキの良さそうなのがいるじゃないか!」
手にした大太刀よりもさらに禍々しい笑みを浮かべ、怪人・フォールソードは一行を見下ろす。
「まあいい。俺は秋刀魚以外の魚を滅ぼすだけだ!」
大上段に大太刀を振り上げ、隣の船を両断しようとするフォールソード。
犠牲を出すわけには行かない。アリスと歌菜がその凶行を阻止しようと、同時攻撃をくわえる。
「Slayer Card,Awaken!」
「まずは一撃!」
アリスの放ったマジックミサイルが純白の閃光が海面を走り、着弾と同時に歌菜の裏拳気味に放たれたシールドバッシュが、フォールソードの顔面を狙う。
しかし――。
「クククッ! 甘い甘い!」
フォールソードにダメージはない。
マジックミサイルは体に巻いた昆布で、シールドバッシュは大太刀の峰でガードされている。
「くっ! 二人がかりでもこれ!?」
フォールソードの体を蹴って間合いを外そうとした歌菜だが、素早く伸びてきたフォールソードの腕がその足をつかむ。
「きゃあっ!」
「邪魔をするな、向こうに行っていろ!」
そのままフォールソードは、掴んだ歌菜を海に向かって叩きつける。
「危ないっ!」
三義が素早く海に飛び込み、歌菜の救出にかかる。
フォールソードの視線は、その時にはすでにコンテナの方に向いている。
今度は別のコンテナを襲う気だ!
その意図をいち早く察した名月が、コンテナの前に立ちはだかる。
「色とりどりの海の幸は私たちが守る!」
大上段から振り下ろされた大太刀を、龍砕斧で真正面から受け止める!
押し返すか受け流すか一瞬で判断、前者を選択。
コンクリートの上におもいきり両足を踏ん張って、大太刀を押し返す。
間合いが開いたのを見計らって、両手を構え、変身ポーズ!
「人々の笑顔と自由を守るため! 月昂っ!!」
太陽よりもなお眩い閃光とともに、名月は白銀のバトルスーツをまとった姿に。
「月光戦姫プレネルニカ! ここに見参っ!!」
名乗るが早いか名月は高く跳躍、空中での縦回転を加え、遠心力の乗った龍砕斧の一撃を繰り出す。
「食らえ必殺! ムーンライトアクス!!」
「ぐうおっ!?」
対するフォールソードは、昆布と大太刀を重ねて防御。
ゴギン! という腹に響く音とともに、両者はぶつかり合う。
渾身の一撃は防がれてしまったが、フォールソードが防御に使った昆布には真一文字の傷が深々と刻まれている。
「おお、やるではないか。妾もそろそろ動かねば、出番を取られてしまいそうじゃ」
日舞を思わせる流麗なステップとともに間合いをつめた姫華は、解体ナイフを素早く繰り出す。
ダメージは昆布で防がれているためさほどではないが、フォールソードの意識は姫華のいる正面に集中しつつある。
「……それ、ほいっと」
片手でフォールソードの肩口を狙いながら、姫華がさりげなーくもう片方の手で隠し持っていた魚を放り投げる。
「むっ!?」
思わずそちらに意識を持っていかれるフォールソード。
そこに、茨の巻き付いた大鎌の一閃!
「はッはぁ! よそ見してんなよ!」
あわてて防御しようとするフォールソードだが、一瞬間に合わない!
纏った昆布をざっくりと切り裂かれる。
大きく吹っ飛んだフォールソードは体勢を立て直そうとするが、次の攻撃が間をおかず飛んできた。
「季節外れの水泳、楽しませてもらったわ。お礼を受け取りなさい!」
リボンの端からぽたぽたと水滴を滴らせた歌菜が、痛烈なシールドバッシュ!
長く尾を引く悲鳴を残して、フォールソードは海の方へと吹っ飛び、盛大な水しぶきをあげて海中に没する。
「はは、借りは返したってところかな」
「あなたのおかげよ。感謝するわ」
三義にウインクを返す歌菜。
と、フォールソードが落ちた辺りから再び水しぶきが上がる。
水しぶきと一緒にきらめいているのは、大太刀の切っ先だ!
「来やがれ!」
愛機・バーガンディにまたがった千尋が、海面を割ってジャンプしてきたフォールソードに向かって一直線に突撃!
ジャンプしてきたフォールソードに軌道を合わせ、コンテナで作られた坂を利用して大ジャンプ!
「そのまま真っ二つにしてやるぞ!」
「やれるもんならやってみなぁ!」
フォールソードの横薙ぎの一閃を、千尋は四八式殲術サーベルの腹を使って受け流し、押し上げる。
大太刀を押し上げられたことで空いたフォールソードの腹に、バーガンディの前輪が叩き込まれた。
「ぐぅお……!!」
「アムス!!」
千尋が後ろを振り返って叫んだ時には、すでに後方に控えていたアムスの影縛りが、フォールソードの四肢を拘束している!
拘束を振りほどこうと暴れるフォールソードだが、その時にはすでに、アリスの放ったオーラキャノンが眼前に迫っている。
避ける間もなく、オーラキャノンが直撃!
フォールソードの体が、力なく地面に叩きつけられる――否!
燃え落ちたのは、フォールソードが体にまとっていた昆布だけだ!
「みんな、気をつけ――」
名月が「気をつけて」と口にする前に、すさまじいスピードに乗った斬撃が横薙ぎに襲ってきた。
とっさに龍砕斧でガードするが、ひとたまりもなくふっとばされる。
「野郎、本気出しやがったか!」
「いったん下がって! 回復する!」
歯噛みするセシルに呼びかける三義。
普段はのんびりとした口調の三義だが、この時ばかりは声に緊張がみなぎっている。
「ククク……なかなか手ごわい。こちらも本気を出させてもらう!」
骨だけの姿になったフォールソードは、腰を低く落とし、大太刀を地摺りに構える。
斬撃に先んじて飛び出したのは、ディフェンダー担当の歌菜と千尋だ。
長大な大太刀は、横薙ぎに振るわれれば広範囲に被害が及ぶ。
斬撃が繰り出される前に止めなければ!
両側から挟み込むように、歌菜のスターゲイザーと千尋のクルセイドスラッシュが、十字の軌跡を描いて放たれる!
しかし、フォールソードはその間をすり抜けるように回避、違う方向へと走って行く。
その先にあるのは、停泊している船だ!
「この……! この後に及んで船を狙うつもりか!!」
一番近い位置にいた姫華が凶刃に追いすがる!
とっさに繰り出した螺旋槍がかろうじて大太刀の軌道を逸らすが、返す刀で連続して繰り出される斬撃に、姫華は次第に防戦一方に追い込まれていく。
「ひゃあ……これは強いな……!」
「おい、回復はまだか!?」
「もう少し……! よし終わり!」
三義に回復してもらっていたセシルが、回復が終わるなり弾丸のように飛び出していく。
大鎌を振りかぶり、虚空ギロチンを放つ!
フォールソードは背中に回した大太刀でこれをガード……した瞬間、雷光となって突進!
「あッぶねぇ!」
大鎌をかざしてガードするが、攻撃を真正面から受け止めたセシルは、後ろにすさまじい勢いで後退、背後にあったコンテナに叩きつけられる。
「よお、プロの板前が魚を捌くと骨だけになっても水槽で泳ぐらしいな……!」
背中を痛打し、なおかつ刃が目前まで迫りながらも軽口を叩くセシル。
「お前も同じようにさばいて、水槽で泳がせてや……ぐわっ!」
覆いかぶさるようにセシルを押し込めようとしていたフォールソードが、横殴りにバランスを崩した。
アリスのマジックミサイルだ!
「女の子を押し倒そうだなんて、関心しないわね……!」
アリスはさらにマジックミサイルを連射、強引にセシルからフォールソードを引き剥がす。
「ええいこしゃくな!」
身を低くしてマジックミサイルを躱しつつ、フォールソードは今度はアリスに襲いかかる。
両者の間に歌菜が立ちはだかり、鋭い斬撃を危ういところでガード!
ガードされたことで、フォールソードの動きが一瞬止まった。
「だあああっ! ファイヤー三日月キック!!」
大きくジャンプした名月の、炎を帯びたキックが、地上へ向かって一直線に放たれる。
「ぐぬうぅ!」
剣の腹を盾代わりにガードするフォールソードだが、前半の状態よりも耐久力が下がっているようだ。強烈なキックに片膝をついてしまう。
「一口サイズどころか、バラバラにしてやるぜ!」
その隙を狙い、セシルが大鎌をふるう!
無防備な胴体を死の刃が捉え、無慈悲に引き裂いていく。
さらに上から上からグラインドファイアで押しつぶされ、フォールソードはバラバラの破片となって砕け散った。
アスファルトの上に突き刺さった大太刀も、見る間に錆びて湖風に散っていく。
「ふう……やっとくたばったか。やっかいな相手だったぜ」
セシルが手にした大鎌を振って、刃についた骨の破片をふるい落とす。
「侮れない敵だったわね……。まだ腕が痺れてるわ」
ディフェンダーとして痛烈な一撃を受け止めていた歌菜は、両腕をぷらぷらさせながらぼやいている。
事実、今回の敵はかなりの強敵だった。
一行はそれぞれに、無事倒せたことに安堵を覚えた。
「敵とはいえ、剣に込められた気迫は本物でした……。今回の敵も、道さえ誤らなければ……」
うつむき加減にそうこぼして、アムスは片膝を突き、海の向こうに祈りを捧げている。
「周りは……そんなに被害はないみたいだな。一応後片付けしとくか」
「あ、私も手伝うよ!」
あたりを見回して千尋がそう言うと、名月も一緒についていく。
「お? どうしたひとつ、そんな顔して。え? お腹すいたって?」
足元にうずくまってきゅんきゅん鳴いているひとつの頭を撫でながら、三義。
「じゃあ、帰りにみんなで買い食いでもしていく?」
そんな二人を眺めながら、アリスが言う。
「お、なになに? おいしいとこ知ってるのか?」
興味津々といった感じで、セシルが身を乗り出してくる。
そんなセシルに口の端で笑みを返すアリス。
潮騒の中、平和な笑い声が戻ってきた。
作者:神室樹麟太郎 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年10月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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