●situation
路地の裏に沢山の子猫たちが住んでいた。
路地と路地の合間。少し広めの四角い場所は見上げればぽっかりと青空が覗いている。
老婆はまるで此処は子猫たちの住む箱庭の様だと一人ごちた。
春になると花が咲く『箱庭』に住み着いていた子猫たちは未だ居るだろうか。拾われず此処にいるのならば元気にやってるだろうかと、少し、不安なのだと老婆は小さな溜め息を吐き出しながら「ねこちゃん」と周囲へと声をかける。
「にゃあ」
小さく鳴いたその声に柔らかく微笑んだ老婆は餌を持って来たよと振り仰いで――喉から息が漏れた。瞬いた老婆の瞳に映ったのは鋭利な爪を振り翳した可愛らしい子猫だった。
●introduction
「ねえ、あなたは猫はお好き?」
こてん、とわざとらしく首を傾げた不破・真鶴(中学生エクスブレイン・dn0213)はきょとんとした灼滅者に「マナって呼んで頂戴な」と告げた。編入生と思しきエクスブレインは「マナは猫が好きよ」と柔らかく金の瞳を細めて居る。
「猫が好きだからこそ、少し悲しいのだけど……。野良犬や野良猫が眷属化して事件が起こってるの。原因は不明だけど、被害が出る前に皆には対処して貰いたいなって……思うの」
猫さん好きには辛い話しよね、勿論犬さん好きにもと付けくわえ真鶴が肩を竦める。
地図を机の上に広げトントンと指先で目的地であろう場所を叩き、灼滅者を見回す。
「ここ。路地と路地の交差する場所……。あまり広くないから戦闘の時は少し注意してね?
四角くぽっかりと空いてる場所が在るの。空の色が綺麗に見えて――箱庭の様なのよ」
柔らかく笑う真鶴はその侭、笑顔を一転して、ここに猫ちゃんたちがいるのと囁いた。
「眷属化した猫ちゃんは合計して10体。猫ちゃんたちはとってもすばしっこいし、箱庭は狭い場所だし気を付けて戦って欲しいの。猫ちゃんの種類によって戦闘の方法が違うみたいだから、その辺りはよく観察してみてね」
虎猫がリーダー格として戦う。三毛猫は前衛を務め、黒猫が後衛、ブチが中衛といった風にポジション分けされているのだろう。金の瞳を柔らかく細めたエクスブレインは緊張した様に息を吐き灼滅者を見回した。
「ハッピーエンドはみんなの手で! マナは誰かを救えるなら諦めたくないと思うわ。最初の犠牲者になるおばあさんが来るのは夕方なの。誰かを救えるなら、頑張ろうって思える……みんなもそうだと良いな」
みんななら大丈夫と微笑んで真鶴は頑張ってきてねと手を振った。
参加者 | |
---|---|
シャルリーナ・エーベルヴァイン(ヴァイスブリッツェン・d02984) |
海藤・俊輔(べひもす・d07111) |
中畑・壱琉(金色のコンフェクト・d16033) |
空木・亜梨(虹工房・d17613) |
セトラスフィーノ・イアハート(戀燕・d23371) |
鳥辺野・祝(架空線・d23681) |
陽横・雛美(すごくおいしい・d26499) |
今・日和(武装書架七一五号・d28000) |
●
その場所を『箱庭』と呼んだのは誰だっただろう。ちりりん、と鳴った音に「猫さん」と声をかけた今・日和(武装書架七一五号・d28000)が唇を尖らせて拗ねた様な仕草を見せる。
「ボク、猫さんも犬さんも大好き!」
猫達の王国と化した小さな路地裏。そんな場所に踏み入れて、猫好きの日和が拗ねる必要は一見なさそうだが――実際は、そうは言って居られないのだと中畑・壱琉(金色のコンフェクト・d16033)も良く解って居た。
「猫は愛らしくて可愛いから大好きだよ……でも」
続く言葉に壱琉は唇を噛み締める。大好きな猫達に何もできないやるせなさは程度が違えど『すべて』を喪ったあの時の非力さを思わせる様で。
兎の耳のパーカーを被り、丸い月色の眸を細めた海藤・俊輔(べひもす・d07111)が「複雑だねー」と首を傾げて呟いた。周辺の音を遮断しながら俊輔が見詰めたのは、青々とした草木が段々と枯れていく様子と、周囲から感じる只ならぬ空気の正体。
「猫達はかわいーのに、倒さなきゃいけないなんてねー。
でも、ばーちゃんを救うためには仕方ないかー。ししゃごにゅーってやつだねー」
「ええと……取捨選択、でしょうかぁ。私も猫さんは好きですけど、『眷属化』してしまったのでは灼滅は止むを得ないですねぇ……」
おどおどと、分厚い眼鏡越しに『箱庭』ことこの狭い路地を見詰めたシャルリーナ・エーベルヴァイン(ヴァイスブリッツェン・d02984)は白衣の裾をきゅ、と握りしめ息を吐く。
眷属化してしまった猫達を倒す、それだけの事が如何しても気がかりで、空木・亜梨(虹工房・d17613)はこてんと首を捻った。
「可愛いもふもふが眷属になっちゃう理由ってなんですかね……。
裏で動いている人がいるやもですが……今は眷属退治に専念しますか」
雪の様に柔らかな淡い髪色に、対象的な程――箱庭から臨む空の色にも似た眸が捉えたのは三毛猫の姿。ぐるぐると喉を鳴らした猫へと視線を向けて亜梨はクルセイドソードをぎゅ、と握りしめる。
「ね、猫……ッ!」
びくりと肩を揺らした陽横・雛美(すごくおいしい・d26499)はバベルブレイカーを手にあからさまな程にうろたえる。
確かに可愛らしい外見である猫に気を許して一般人が近付くのも頷ける。だからこそ、先手を打って退治をしなければならないのも頷ける。しかし、『ヒヨコ』である雛美には怖くて仕方がない対象だ。
本日は可愛らしい雛美ちゃんをお約束的にセレクトした彼女、早くもそのキャラクターが崩れそうだが、此処は我慢。
日和が周囲に広めた殺気に一般人を巻き込む事が無いと気付き、其々が路地を塞ぐように配置した灼滅者の中で、その華奢な腕には似合わぬ大きな武器を携えた鳥辺野・祝(架空線・d23681)の表情が曇り行く。ポジティブでアクティブで、何時だって笑顔が似合う祝はその鮮やかなまでの眸を曇らせて目の前の猫へと視線を遣った。
「……こんなことにならなきゃ、いいとこなのにな。せめて、何も起きないうちに終わらせよう」
●
この場所にはおばあさんが訪れるらしい。猫達を心配しての行為だろうと壱琉は知って居た。すばしっこく動きだす猫へと視線を向けながらセトラスフィーノ・イアハート(戀燕・d23371)は巨大な腕を振り翳し前線へと飛び出す三毛猫の身体を受けとめる。
(「幾らダークネスと言えど……ヒトのエゴで振りまわして、ごめんね……」)
唇を噛み締めたセトラスフィーノの眸に映ったのは猫達への罪悪感と、この現状を作りだした者へと強い敵愾心。
憤って居るだけでは誰かが犠牲になるのだと知って居た。爪で引っ掻く様に衝撃を飛ばす猫に前線で仲間を護る様に立ち回る壱琉の表情が小さく曇る。
「うわー……狭い……」
それもその筈。横に四人並べばぴったり程度の広さのこの場所は戦闘するにも中々に工夫が必要になるだろうか。小さな猫達と比べれば自分たちが『大きな侵略者』なのだと感じて俊輔は魂の奥底に眠る破壊衝動を呼び出して、戦闘態勢を整える。
「ここは任されたー」
ぴょん、と兎の耳が跳ねる。小さな身体を駆使して飛び出した俊輔が守りを固めた猫へとローラーを回転させて放った蹴りが火花を散らす。
地面を踏みしめる。漆黒のブーツの踵がトン、とコンクリートの床を蹴った。瞬時に腕を軸に跳ね上がったシャルリーナが小さな猫の身体を蹴り飛ばす。
「可愛らしいですし辛いですが……でも、悲劇を食い止める為には!」
積極的な攻勢に転じるシャルリーナに続く様に亜梨が焔を纏い攻撃を続けていく。彼の背後でふんわりと浮かんでいた雪花は彼の想いに呼応する様に霊撃で猫の身体を吹き飛ばした。
尻尾を揺らす三毛猫の背後で虎猫が鋭い声をあげて見せる。耳にして、ブチ猫達が一斉に繰り広げる攻撃をステップを踏み避けて、三毛猫を切り裂いた祝は「あああっ!」と気合の入った一声を発した。
猫もおばあちゃんも好きで、もやもやとする胸の中がどうしようもなくて、祝は肩口でざっくりと切られた黒髪を大きく揺らす。
小さくって可愛い猫だと仲間達が呼ぶ中で雛美だけは怯えた様に「コッチ来ないでよ」と平常のテンションを晒し虎猫に一撃加え怯えた様にバベルブレイカーを振り翳す。
「そ、それにしても、こんなに身近にいる動物が眷属化……危ないったらないわ、しっかり対処しないとね」
「ヨクワカラナイうちに眷属にされた猫さんたちを助けてあげなきゃいけないしねー!」
うんうんと頷いて、仲間達の回復を担当した日和の眸に茫と色が灯る。「リミッター解除」と発した彼女の声の冷たさに視線を遣った雛美はその愛らしい眸にやる気を滲ませて、前進した。
手にした剣の重みが、自分が目指した英雄譚を思わせてセトラスフィーノは歯噛みする。
日和の言う『良く解らないうち』という言葉が妙に心に引っ掛かりを感じたのだろう。波打つ銀の髪に、青いリボンが靡いた。
「――許せないよ」
踏みしめた一歩。文学少女が思いに呼応する様に猫の腹へと一撃を叩きつける。
幼さを滲ませたかんばせに浮かんだ凛々しさは間違いなく『セトラスフィーノ』だと言うのに、何故か別人の様に思えて仕方がない。
怯んだ猫のその隙をついて、亜梨がぬ、と顔を出した。エアシューズの車輪が高速で回転する。ぐん、と伸び上がる様に発信した彼の身体を堰き止める者は無く、流星の煌めきと共に、彼が文字通り降った。
●
雛美が眼にした『箱庭』の様子は怖いものだったのかもしれない。
ヒヨコである彼女の天敵(ねこ)が敵愾心を露わにして襲い掛かってくるのだ。否、ヒヨコでなくても怖かったかもしれない。
牙を剥いた猫の攻撃に羽がひらりと散る。「ぴ」と思わず上げた声は自然に出た本能的なモノだったのかもしれない。
「ヒヨコだからってご飯じゃないわよ?」
地面をふわ、と跳ねるようにステップを踏み、撃ちこんだ杭の衝撃に猫達の足が止まる。
可愛らしいマスコットを思わせる雛美だが、普通の女子高生としての意識をもつ彼女の言葉は何処となく辛辣だ。だが、辛辣さが齎した猫達への攻撃に壱琉は小さく頷いた。
雷を纏ったままに壱琉が加える一手、「ちょっと痛いかもしれないね」と優しげに話し翳る彼女の表情に浮かんだのは猫達へ攻撃することへのためらいだった。どうしても納得できない――けれど、ここでやらなければ。
「猫や犬が眷属になっちゃう事件って連続してるみたいですねー。猫って何処にでも居るし……」
「眷属にしやすいのか」
なるほど、と頷いて祝がぴょん、と跳ねる。それでも納得できないと胸の内を曝け出す様に、祝は吼える。
「あーもーこのーーもーーっ! もーっ!? 原因分からないし状況分からないし、なんなんだ!」
振り翳す。軽快な動きに加えた重みは彼女の心を顕すかのように。
運動靴の底が固いアスファルトを蹴った。コンクリートに覆われたビルを蹴り、一気呵成、槍を真っ直ぐに突き刺した。
「何が腹立つって、こんなことにならなくってよかったかもしれないのにどうしうもできないとこが嫌なんだよ!」
祝の言葉に、壱琉が掌に力を込める。
『嫌な気配』が渦巻くのだと言う。事件を解決したら早めに帰って来るようにとコールが来ていたのだから。
冷静な亜梨はそれでも、この事件の真相を理論で解決できないかと考え続ける。悩ましげに寄せた眉、彼の腹目掛けて放たれた猫の攻撃を雪花が受け流し、霊撃を討ち放つ。
「そういえば、猫も好きだった様な……」
真偽は解らないけれど、と己の妹の姿を重ねたサーヴァントへと視線を向けて亜梨は白いマフラーを巻いた首を捻る。
猫を眷属にして得をするのは猫娘だろうか、と考えるもやはり、腑に落ちない。猫好きだった気のする『妹』は淡々と指示に従い猫達を攻撃し続ける。
言葉に返す事もなく、ビハインドが狙い続けた猫の陣営に三毛猫の姿は無く、慌てた黒猫と背後から飛び出した虎猫の姿が眼に入る。何処からか攻撃を重ねるブチ猫もその数が残る一体に減って居た。
「こちらですよぉ?」
稲妻を思わせる青白い光を纏ったシャルリーナが地面を蹴る。猫を蹴り飛ばす彼女独特の体術に俊輔が「すごいなー」と感嘆の息を漏らし、柔らかく笑った。
それは猫達のためだと小さな身体をまるでバネの様に使った俊輔が前進していく。直前で跳ね上がった彼の動きについてこれない様に猫が「にゃ」と顔を上げた所へと「こっちだぞー」と少年が笑った。
彼のフードについた耳が大きく揺れ、猫の姿が掻き消される。しかし――刹那、俊輔を狙う様に虎猫が飛び出した。
「どどんと決めちゃえ!」
地面を踏みしめ、シールドを手に受けとめた壱琉の声に呼応した様に雛美が杭を打ち付けた。
怯む猫の様子へと視線をやりながら日和は「大丈夫ですか!?」と応援を込めて声を張る。退路を塞がれた猫達にとって出来る事はこの場所の『敵』を倒す事だけなのだろう。
しかし、それは許さないと言う様にセトラスフィーノが立ちはだかる。流れる様な銀の髪、英雄譚の主人公を象った少女は、「わたしは、」と凛々しく、勇ましく声を張る。
「キミをここから出してはあげられない――ッ」
いつか、見聞録に出すならば可愛い猫の話を書くだろう。
首を振り、猫の身体を押し留めるセトラスフィーノの許へと亜梨の癒しが齎される。『箱庭』の空に似た、鮮やかな色の瞳に寄せられた決意の色が、仲間達を勇気づける様に、煌々としていた。
白熱する攻撃の中で、雛美は冷静に周囲を見回して居た。愛らしいヒヨコは攻撃を掠めても何か真実を掴めないかと探る様に周囲を見回す。牙を剥いた黒猫の足を止めさせ、彼女が後逸した一歩、俊輔がひょこっと顔を出し、身体を軸に黒猫を押し留める。
ギャン、と鈍い声を発する猫に胸の何処かがチクリと痛み、日和が首を振った。迷って居ては――いけないから。
シャルリーナが眼鏡の奥で眸を細め、誰かを護るために培った足技を使って黒猫の動きを阻む。ぎゃんぎゃんと鳴き続ける猫達に、俊輔が「ししゃごにゅーってやつだね」と頷いて、猫を薙ぎ払った。
「うん? しゅしゃせんたくだっけかー」
まだまだ彼も幼い時分。難しい言葉に首を捻りながらも『取捨選択』していくその様子に祝も「あーー!」と叫び声をあげて突進する。何時もならば笑顔で明るい彼女が見られたのだろうが、今はそうも行かないのだろう。
「絶っ対! 解決してやるからな、この野郎……!!」
荒げた声、何処までも苛立ちを孕んだその声に反撃する様に黒猫が前進した。しかし、その動きを阻むのは回復手として立ち回って居た日和。
金の髪を揺らし、彼女が纏ったバトルオーラ。Weather Now――彼女が己に与えた名前を思い返す様に、自由を謳歌する彼女は『自由でなくなった者』を憐れみ、悲しみながらも容赦はしない。
「九字の真言よ、彼の者を穿て!」
誰かを助ける為ならば、『おばあさん』のためだもの、と頷いた日和の目の前で、黒猫が爪を煌めかせる。
受けとめた壱琉が「これで、どう?」と笑みを浮かべれば、頷いた雛美が黒猫へと止めの一撃を繰り出した。
にゃあ、ごろごろと声を張った猫に視線を遣って亜梨が観察する様に――その動きを確かめる様にゆっくりと布陣を変化させていく。
猫を取り囲んだ状況の灼滅者達にとって、残る標的は虎猫、ただそれだけだ。
狙いを定めた様にセトラスフィーノが前進していく。瞬いて、金の眸が捉えたのは傷だらけの虎猫。
反撃する様に声を荒げる虎猫をシャルリーナが蹴り飛ばす。身体を回転させながらコンクリートに打ち付けた猫に対し、彼女の瞳は、何処か切なげに細められた。
「灼滅って言葉は暴力的だけど、せめて安らかに――」
●
箱庭の様子へと視線をやりながら祝は荒れて居ないかをチェックする。おばあさんが不安にならない様に、という気づかいは猫達を倒した遣る瀬なさを感じさせるようで、小さく俯いた。
「猫さん達、かわいそう……。種族は違うけど、ボクもオオカミだから、猫さん達の哀しみは解るつもりだよ」
「……猫さんたちがいないのが、さみしいかもだけど、かなしくないといい」
小さく頷いて、引き取られた事にすれば安心でしょう、とシャルリーナが幼い少女へと語りかけた。妹が居るからだろうか、シャルリーナは妹に接する様に祝と日和へと告げ、ぎこちなく笑って見せる。
彼女に小さく頷いてニホンオオカミの姿を取った日和が小さく声を発した。まるで手向けの様なその声にきゅ、と胸が締め付けられる気がして祝が唇を噛み締める。
「かなしくないと、いいなー。猫たちのためにも、こんなことするやつは見つけ出して、ちゃんと懲らしめないとだよなー」
うんうんと頷いた俊輔が『箱庭』から見えた空の色を見詰める。澄んだ色は、何処にも悪が存在しない様に見えて、複雑な心境を齎した。
ぺたりと張られた『猫を保護しました』と言う張り紙にシャルリーナとセトラスフィーノが肩を竦める。
「……せめて、おばあさんにはハッピーエンドであって欲しいな」
囁いた、小さな少女の夢を願う様に小さな箱庭に吹いたのは優しい風だった。
作者:菖蒲 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年10月15日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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