就職戦線突破セリ

    作者:六堂ぱるな

    ●僕の新たな門出
     靴を脱ぐと、居間から叔母が顔を出した。玄関の音に気がついたのだろう。
    「おかえり。どうだった?」
    「うん、すごくいい会社みたい」
     振り返って微笑むと、叔母はまだ心配そうな顔で頷いた。体調を崩して前の会社を辞めて以来、次の仕事が決まらず心配をかけていたのはわかっている。
     正直言って社会でやっていく自信を失いかけていた。でも。
    「内定もらえそうなんだ。必要なものがあるから、手助けしてくれる?」
    「当たり前じゃない!」
    「ありがとう、叔母さん!」
     早くに病気で両親を亡くした僕の為に、叔母さんはいつも助けてくれた。
     だから助けてくれるってわかってた。
     叔母の細い首に赤い線が引かれる。何が起きているのかわからぬまま、首は傾いて床に落ちた。弾かれたように血がしぶき、身体が床に崩れ落ちる。
    「もう大丈夫。僕、やってけるよ」
     大切な叔母の首をベルトにくくりつけて、僕は自信に満ちた笑みを浮かべた。
     
    ●死を生む存在へ
     教室に集まった灼滅者に一礼し、埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)はなんとも不機嫌そうに口を開いた。
    「最近、就職活動に行き詰まった一般人の闇堕ち事件が発生しているのは周知の事と思う。これもその一件だ」
     六六六人衆に闇堕ちした一般人が、身近な人の首を持ったまま市街を移動し始める。今はまだ無差別に人を殺すことはしていないが、誰かが首について質問したり、邪魔をするなら容赦なく手にかけるだろう。
    「彼はもう手遅れだ。これ以上の被害を防ぐため、灼滅して貰いたい」

     彼の名は光輝(みつき)。夕方、叔母の首を下げて家を出て、駅に向かっているらしい。彼の家から駅までは徒歩で30分ほどかかり、放っておくとその道すがら通報されて、警察官が声をかけてしまう。彼が人目に触れる前に接触し、人払いをして灼滅へ持ち込まなくてはならない。
     幸い駅へ向かう大きな通りに出る前に、彼は作業が休みの工事現場を通る。そこで仕掛ければ近くに一般人はいない。ただ戦闘が長引けば一般人が通る懸念もあるので、念の為の人払いはしておいたほうがいい。日が落ちるまで時間はあり、光源も要らないだろう。
     光輝は殺人鬼のサイキックと鋼糸のサイキックを使用する。
     真新しいスーツに眼鏡をかけた落ちついた雰囲気の青年で、およそ人はおろか虫さえ殺せそうにない風貌だが、腰のベルトに叔母の首を下げている。またやたら就労に前向きで、不利を悟れば逃走しないとも限らない。
    「立派な、というのもなんだが六六六人衆だ。油断なくかかって貰いたい」
     眼鏡のブリッジを押し上げ、玄乃はひと息ついた。
     世話になった叔母を殺して大丈夫も何もあったものではない。いろいろ大変なこともあったのだろうとは思うが、と呟いて、玄乃は首を振った。
    「気をつけて行って、誰一人欠けることなく戻ってほしい」


    参加者
    桜倉・南守(忘却の鞘苦楽・d02146)
    透純・瀝(エメラルドライド・d02203)
    十三屋・幸(孤影の罪枷・d03265)
    武月・叶流(夜藍に浮かぶ孤月・d04454)
    桜井・夕月(もふもふ信者の暴走黒獣・d13800)
    ハリー・クリントン(ニンジャヒーロー・d18314)
    大須賀・エマ(ゴールディ・d23477)
    加賀・琴(凶薙・d25034)

    ■リプレイ

    ●断ち切られたもの
     傾いた陽が赤みを帯びた光を投げかける頃、工事現場を封鎖する一団があった。
    『立入禁止』のテープを貼りながら、透純・瀝(エメラルドライド・d02203)は深々とため息をついた。
    「就職活動か、世間の風は北風より冷てえや。あーあ、俺らも無縁じゃねえもんなぁ……だからって履歴書代わりに生首はねえって!」
    「振り切れちゃったんだろうなぁ、マジメな奴ってこれだからおっかねぇ」
     人が通りかからないか見張る大須賀・エマ(ゴールディ・d23477)が、感染ったようにため息をつく。彼女の放つ殺気で一般人が迷い込む心配はない。
     『立入禁止』の看板を路地の入口に設置してきたハリー・クリントン(ニンジャヒーロー・d18314)に、加賀・琴(凶薙・d25034)が並んで首を振った。
    「闇堕就職セミナーの犠牲者。とはいえ、既に取り返しはつきません。私達は役目を果たしましょう」
     もう救えない。
     堕ちた彼も、殺された叔母も。
     その事実がひどく残念だけれど、桜井・夕月(もふもふ信者の暴走黒獣・d13800)は空を仰いだ。此処で逃がしたら被害が広がるだけ。ただ、そこまで追い詰められていたんだろうな、とは思う。
     標的が来るのと反対方向の封鎖を終えた桜倉・南守(忘却の鞘苦楽・d02146)が、武月・叶流(夜藍に浮かぶ孤月・d04454)と戻ってきた。
    「……お世話になっている叔母さんに心配をかけたくないって気持ちはわかるよ」
     叶流がうつむいてぽつりと呟いた。親を亡くした身の上、親戚の世話になるという立場の気持ちは、少しはわかるつもりだ。けれど。
    「だからといって、人の命を奪う理由にはならないけど」
     彼女が続けた言葉に南守は目を伏せた。自分を応援してくれる人の命と引き換えに手に入れる仕事なんて、何の価値もあるもんか。いくら悩んでいたとは言え――。
     標的の退路を断つため、南守は鋼材の陰へと身を隠した。その隣に屈みながら、十三屋・幸(孤影の罪枷・d03265)は眉を寄せていた。標的の考えも行動もひとつも理解できない。
    (「働くのって、自分と大事な人のためじゃないのか。何で、殺してまで、堕ちてまで……そんなこと、してまで」)
     ……全部、ダークネスのせいだ。人殺しは、殺さなきゃ。

     幸の声なき誓いを聞きつけたように、路地を一人の青年がやってきた。
     シャツにはべったりと返り血が染みついている。ベルトには彼が歩を進めるたびに揺れる、女性の首。その異様な風体とは対照的に、青年の顔は希望に満ちている。
     ハリーと琴が立ち塞がると、佐伯・光輝は不思議そうに見やった。ニンジャ装束で口元を赤いスカーフで隠したハリーを見ては無理もない。隣の琴は巫女の緋袴だ。
     その後ろを詰める瀝が渋面で口を開いた。
    「おにーさん、言いにくいんだけど、ドコ行くんスか?」
    「ごめん、急いでるんだ」
     愛想良く微笑んで答える光輝の腰には人の首。思わずエマが慨嘆する。
    「すっげーもの持ち歩いてるな。コレ完璧に手遅れだわ」
    「あんたはもう引き返せない所まで来ちまった……会社どころじゃない、人として不採用だよ」
     幸とともに背後に回った南守が唸るように言うと、振り返った光輝は心外そうに目を瞠って言い募った。
    「ちゃんと必要なものを用意したよ。今までは本当に苦労したけど」
    「まぁ、うん。辛くて大変だったんだろうね。でもそれを選んじゃ駄目だったんだよ。せめてここで終わらせようか」
     穏やかな、けれどきっぱりとした夕月の言葉に光輝が眉を寄せる。
     刹那、ハリーと琴が戦場となるこの場の音を遮断した。

    ●噛み合わない想い
     膨れ上がる殺気は、光輝がこちらを敵と認識したということ。
    「凶(マガツ)を薙ぎます!」
    「……明けない夜に終わりを告げるよ」
     琴と叶流に続いてスレイヤーカードを解放する灼滅者の包囲を振り切ろうと、光輝が地を蹴る。彼から湧き出したどす黒い殺気が後列めがけて渦を巻いた。
    「頼んだぜ、虹!」
     瀝の前に飛び込んだボーダーコリーが殺気を引き受ける。彼の霊犬・虹だ。
     夕月の前には南守が立ち塞がり、琴へ殺到した殺気は叶流がダメージを引き受けた。
    「吹っ切るだけでこんなにも変わっちまう人の心も、変えちまう力もどっちも怖えぜ」
     虹に叶流の回復を指示した瀝は、光輝へ真っ直ぐ指輪を向けて唇を噛んだ。
    「紙一重の俺たちも一緒だけどなっ!」
     撃ち放たれた魔力が肩を貫く。勢いで揺らぐ身体にハリーと叶流が肉薄した。
    「ニンジャケンポー・閃光百裂拳!」
    「……悪いけど、あなたをここから先には行かせないよ」
     ハリーの拳の連撃が脇腹から腹部を襲い、鋭い鉤爪を閃かせる叶流の巨大な腕の一撃がまともに入る。困った顔で退く彼の腰で揺れる首が目に入り、南守は怒りで声を荒げた。
    「なんでそんな事しちまったんだよ。優しい育ての親なんだろ?……その人を、一体なんでなんだよ!」
     『桜火』から迸った光条に膝を撃ち抜かれ、バランスを崩しながら光輝は微笑んだ。
    「首が要るんだ。就職決まったら絶対喜んでくれるよ!」
     就職できたら叔母が喜ぶ。だから就職の為に彼女の首を狩る。
     その狂った論理に賛同できるものはこの場にいなかった。
    「佐伯光輝さん。いえ、既に佐伯さんではなく新しい六六六人衆ですね。もういない佐伯さんを汚させない為にも貴方の殺人は此処で終わりにさせてもらいます」
     傷を負った仲間を癒す柔らかな風を招きながら、琴が決然と告げる。南守が撃った膝に追い討ちをかけるように、エマの飛び蹴りが流星が落ちるごとく叩き込まれた。
     思わず膝をつく光輝のサイドから、鬼のそれと化した肩腕を夕月が振り下ろす。せめて叔母の首に傷をつけないよう――そんな想いを抱く彼女に従うティンが南守を癒した。
    「困ったなあ」
     眉を寄せる光輝の死角に回りこみ、幸が抑えきれない怒りのままに傷ついた膝を深々と切り裂く。未だ光輝に焦りの色はない。

     「成りたて」であっても六六六人衆というべきか、光輝の攻撃は熾烈だった。
    「しょっぺえ世の中で誰もが何かに耐えてんだって、思い知らされるぜ」
     ため息をつきながら瀝が自分を庇った虹の傷を癒す。虹は南守へ癒しの力を飛ばし、同じく深い傷を負った叶流を琴が輝く霊力を放って回復させていた。
    「ありがとうございます」
    「仲間を守るのが、わたしの役目だから」
     癒し手の琴が倒れれば継戦が厳しくなっていく。必要だと分かっていればこそ、琴も庇い手が動きやすい位置をキープしていた。深手を負いながらも南守の戦意は衰えない。
    「こんな事は絶対許すわけにはいかない!」
     放った光輪がスーツとその下の身体をざっくりと引き裂き、叔母の首が落ちた。思わず追った光輝に、続くハリーの振り上げた巨大な注射器が突き刺さり生命力を吸い上げる。
    「大事な人を殺してまで就職、か。私は大事な人の方が大事だなぁ」
     夕月は影を操り脚を絡め取りにかかっていた。働くのも大切だけど、比べればやはり大切な人を選ぶだろう。寄り添うティンが叶流のダメージを回復させ、積み重なったダメージをものともせず、叶流が光輝に挑みかかる。
    「……道を踏み外した人には、こうするしかないんだ」
     自らに言い聞かせるような囁きを聞き咎め、光輝は唇を尖らせた。
    「邪魔しないでよ。スーツもこんなに汚れちゃって」
     身体を蝕む氷を苛立たしげに払い落す彼へ、エマが肩をすくめてみせる。
    「もう就職活動はねぇから安心しな。今日で終わりだ」
     手にした槍が正確に、弱ってきた光輝の脚の腱を狙って閃いた。
    「その程度なの? ……一般人しか殺せないんだ? ダークネスなのにたかが灼滅者も殺せないんだもんね!」
     速攻を仕掛けるフォワードのように素早いステップ。回り込んだ幸の斬撃にたたらを踏みながら、光輝は不愉快そうに眉を寄せた。
    「急いでるのになあ」
     声は背後から。
     振り返る南守の防具ごと断ち切るべく、鋼糸が音をたてて絞り込まれる。

    ●苦汁を嘗めて
     その一瞬、全ての糸が絡む一本を見出した南守は足元から影を走らせた。同時に後方へ跳び退き、追う糸を影に切断させる。ちぎれた鋼糸の舞う向こうで、同じ衝動をもつ者が微笑んでいた。
     南守の脳裏を嫌な考えがよぎる。
    (「もし義理の親の命と引き換えに、義弟妹達にいい暮らしをさせてやれるとしたら、俺は……」)
     否。すぐさま考えを振り払う。
    (「違う、俺はそんな道は選ばない……絶対に!」)
     『桜火』のボルトハンドルを引くと迷いなく引鉄を絞る。衝撃と共に疾る光は光輝の反対側の膝を貫き、着地した南守の傍らに飛んだ薬莢が跳ねて紫煙をなびかせた。疾駆するハリーがそのかすかな煙を巻き上げる。
    「世話になった大切な者を手にかけ就職とは、随分とやくざな仕事でござるな。その腰の叔母殿もさぞ浮かばれない事でござろう!」
     ハリーのクルセイドソードが破邪の力を宿し、振るわれた斬撃に光輝が苦鳴をもらす。足の止まった彼に虹が六文銭を撃ちこみ、息を合わせて瀝が地を蹴った。
    「救う方法がありゃどんなに良かっただろうって……アンタと同じ位自信失くしちまいそうだよ」
     一般人も灼滅者も生きていかねばならない。
     このダークネスの横行する世界で、苦しくつらいけれど。
    「でも俺は出来る事を、俺を貫く! 今のアンタは、敵だ!」
     助走から宙を舞い、全体重を乗せて蹴り下ろす。眼鏡が吹き飛び、勢い余って半回転する光輝にティンの六文銭が飛ぶ。夕月の周りで五芒星を形成した符が光輝を捉え発動した。
    「ぐあ!」
     よろけた懐に叶流が飛び込んでいた。
    「大切な人を犠牲にしてまで、そんなに内定が欲しかったの?」
    「欲しいよ、叔母さんが心配してたもの!」
     叶流は言葉もなく、立て続けにガンナイフの鋭い斬撃を刻みこんだ。琴の影が膨れあがると、退く叶流の傍らをすり抜け光輝を呑み込む。
    「貴方が職につくことはありません、何故なら貴方は此処で灼滅されるからです」
     絶対に逃がさない。その覚悟を琴は固めていた。
    「仮に逃げたとしても、私達の仲間がセミナーを開いた企業をどうにかします。近い将来、貴方の望む就職先はなくなりますよ」
    「やめろ!!」
     闇を切り裂いて転がり出た光輝の絶叫が響いた。包囲を突破しようとエマへ突進する。

     それほどに就職したかったのかと思うと、同情を覚えなくはなかった。全てが手遅れでさえなければ。
    「逃げてんじゃねぇよ、逃げ出してばかりいるからこうなったって、分かんねぇのか!」
     迎撃したエマの魔杖が糸をすり抜け光輝の鳩尾にめり込んだ。流し込まれた魔力が身体の内側を破壊し、咳き込むと血が滴り落ちる。ばきばきと音をたて、氷の呪いが身体を蝕んでいた。
     尚も包囲を逃れようと地を蹴る彼に追いすがり、幸がまくしたてた。
    「あ、逃げるんだ逃げちゃうんだ! そんなに簡単に逃げるんだったら会社からもすぐに逃げ出しちゃうねだって君弱いもん!」
    「僕は弱くなんかない!」
     悲鳴のような光輝の叫び。
     彼に憎悪を感じている。けれどその彼もまた、ダークネスの被害者。『就職』という餌をぶら下げられ、やっと得たそれを自分たちに刈り取られようとしている。胸の痛みが幸に涙を零させた。
    「馬ぁ鹿!」
     振り向きざまに放たれた鋼糸をピボットでかわし、槍を構えると氷の弾を至近距離から放つ。かわしようのないその一撃が、光輝の腹部を撃ち抜いた。

    ●定かならぬ未来
     路上に崩れおち、光輝は茫然と自身の身体を見下ろした。流れ出る血と、身体を覆い尽くさんとする氷を眺めて細く息をつく。彼は身体を引きずりながら向きを変えた。
     手を伸ばす先には、ベルトから奪われた叔母の首があった。
    「……僕は……」
     灼滅者たちが傷をつけまいと気遣ったその首が、彼には今何に見えているのだろうか。
     震える血に染まった指がアスファルトを掻き、虚ろな声が暮れなずむ路地を這う。
    「もう……だいじょう、ぶ」
     誰に語りかけていたのか。
     虚ろでしかない囁きは途絶えた。

     南守が手早く光輝の着衣を探った。会社に関する手掛かりがあるかもしれない。しかし彼は少々の現金しか持っていなかった。止めを刺した幸は工事現場の鋼材に腰を下ろして瞑目し、エマは現場の柵にもたれて唇を結んでいる。
     設置しておいた『立入禁止』のテープと看板を回収してきた叶流と琴が戻ってくると、光輝の姿は溶け崩れつつあった。
     ハリーは出来れば叔母の首を遺体の傍に返して弔いたかったが、二人の家がどこだったのかを玄乃は見いだせていない。いずれ誰かが発見することになるのだろう。拳を固く握り締めて、ハリーは絞り出すように呟いた。
    「……人の弱みにつけ込み、この者を闇堕ちに導いた悪が何処かにいるでござる。拙者その者を絶対に許さないでござるよ!」
     頷いた夕月がそっと、持参した花束を手向けた。光輝の叔母には勿論、ダークネスとなり果てた光輝へも冥福を祈る気持ちはあった。ハンチングの鍔に手をかけ、南守も唇を噛みしめて目を閉じる。
     それぞれが想いをこめ、黙祷を捧げた。
     撤収しなくてはならない。思い思いに工事現場を離れ始める。その背を追いながらふと足を止め、振り返ってこっそり叶流は呟いた。
    「……ごめんなさい」
     超えてはならない一線、あるべき己を知っている。でも親を亡くし、親戚の世話になるという立場の気持ちもわかる。こうするしかなかった現実への、叶流の想い。
     一度だけ残された首と骸へ目をやった瀝が、顔をあげた。
     広がるのは紅く焼け始めた空。やがて夜の帳が落ちる。

     人が抱える闇をつつき堕とすものが、今もどこかで蠢いている。
     そこへ辿りつく道はまだ遠く、全てを打ち滅ぼす力もまだなくて。
     重なる屍と流す血の果てにまみえる日が来るのか――今の空のように見通せなかった。

    作者:六堂ぱるな 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年11月6日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 11/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ