長崎県雲仙市の小浜温泉。
源泉温度105度は灼熱日本一。そして、日本一長い105メートルの足湯も有名だ。
「脚だけでもあったまるねー」
湯に脚を浸して、ほっと息をつくのは女子大生。
「だな。天気も気候もいいし、海もきれいだしなぁ」
その彼氏も相槌ついでにほっと返事を返す。
彼女はミニスカート、彼氏も太目のカーゴパンツの裾をめくりあげて、二人ともきれいな脚線美を湯に浸している。
「……オホッ、美脚っ、オホッ」
いつからそこにいたのか。
誰もいなかったはずの下流側には、指でかぎかっこを作ってこちらを覗き見るおじさん。ハァハァと荒い息を漏らし、湯船をバシャバシャやりながらカップルへと近づく。
「オホッ、おじさんね、脚の曲線美が大好きなのよォ。ねぇ、おじさんにその脚、頂戴よォ……!」
カップルが疑問の声を上げるが早いか、おじさんの右手が刀に変わったかと思うと――。
「シュパってやっちゃうの?」
白・理一(空想虚言者・d00213)が尋ねると、雛花・朱天(小学生エクスブレイン・dn0207)はこくこくと頷くと、手刀で宙をシュッシュやってみせる。
「……今回は、都市伝説・脚フェチおじさんのお話なのです」
朱天は「ありがとうなのです」の意味もこめて、理一にぺこんとお辞儀をする。
「このおじさんの都市伝説の元になったおじさんは、綺麗な脚が好きだったそうなのです」
おじさんは無類の脚フェチ。脚線美目当てで現場となる足湯に足しげく通い、合法的に拝める脚線美にひっそりと興奮していたが、その様子がとてもアレだったらしく、とうとう変質者として御用になってしまったとか。
「そのおじさんの噂に尾びれ背びれが付いて、今の、手刀で自分好みの美脚を斬っちゃう脚フェチおじさんの都市伝説が生まれちゃったのです」
狙われるのは、老若男女問わず。年相応に引き締まった脚線美にこだわりがあるようで、意外と守備範囲の広い都市伝説だ。
「みなさんには、この都市伝説を倒してほしいのです」
現場は長崎県雲仙市の小浜温泉。
源泉温度日本一を誇る温泉だ。
その温泉街の海岸沿いには日本一長い足湯があり、そこで事件は起こるという。
「脚を出して足湯を楽しんでいると、おじさんが近づいてきます」
「そこに他の一般人はいるの?」
理一が尋ねるとこくんとうなづく朱天。
「足湯にカップルさん。近くの蒸し釜で野菜を蒸してるおばさんが二人。あと、犬用の足湯にワンちゃん三匹と、飼い主さん三人。ウォーキング足湯にはおじいちゃんが二人……」
その中でおじさんは、足湯のカップルにターゲットを絞る。
「みなさんはそのカップルさんよりも美しい脚線美を見せ付けて、おじさんを自分達にひきつけほしいのです。そして倒してほしいのです」
おじさんが使用する技は手刀のほか、おじさんの熱視線、おじさんの蹴りによる熱湯浴びせかけ……。
「手刀意外、変態技なんだねぇ」
理一が微かに苦笑いを浮かべた。
朱天も自分で説明していて少し困惑気味。
「でも、そんなに強い敵ではないです。けど、油断しないようにしてくださいなのです……。終わったら日本一を誇る足湯を堪能してくださいなのです……」
と言って朱天の顔色が曇る。
「……と言いたいところなのですが、なんだかとっても嫌な予感がするのです。なので、おじさんを倒し終わったら早く帰ってきてほしいのですよ……」
そう付け加えて、朱天は小さく頭を下げた。
参加者 | |
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白・理一(空想虚言者・d00213) |
柳谷・凪(お気楽極楽アーパー娘・d00857) |
エルメンガルト・ガル(草冠の・d01742) |
鏡・瑠璃(桜花巫覡・d02951) |
黛・藍花(藍の半身・d04699) |
小沢・真理(シュヴァルツシルト半径急接近・d11301) |
安田・花子(クィーンフラワーチャイルド廿・d13194) |
杠・嵐(花に嵐・d15801) |
●おじさんは脚フェチ!
長崎県雲仙市、小浜温泉には日本一が二つある。
温度105度の源泉と、それにちなんだ105メートルの足湯だ。
源泉の上流から、蒸し釜、足湯、ウォーキング湯、そしてペット湯。それらを経た湯は海に流される。
もう日は西に傾き、海面にキラキラとオレンジの光を落している。
足湯に浸かって黄昏時の海を眺める。なんともロマンチックなシチュエーションだ。
そんな中、遠い目をしながらふらふらと歩くのは、白・理一(空想虚言者・d00213)。いつもは笑顔が似合うお兄さんなのだが、今日はその笑顔も薄ら笑顔だ。
その理由は……。
「うわ、やだ……、おっさんキモチワルイ……」
そう。今回、灼滅者が倒すべき相手は、おじさんの都市伝説。
そのおじさんはただのおじさんの都市伝説ではない。
脚フェチなのだ。
老若男女問わず。守備範囲が広く、節操のない脚フェチなのだ。
しかも狙った脚を手刀で斬っちゃうのだ。
そして、聞く話によると、とても変態ナイズ!
そんな都市伝説とご対面しなければならないなんて、なんて不運なんだろう。
「……さっさと倒して早く帰ろう。うん。そして妹たちに癒されるんだ……」
可愛い妹達の顔を一人ひとり思い浮かべながら、プラチナチケットで温泉組合の若者を装いつつ、ウォーキング足湯の方へ。
その様子を少し哀れんで、エルメンガルト・ガル(草冠の・d01742)は源泉の上流へ。
そこには蒸し釜で野菜を蒸しているご近所のおばさんが二人。
「コンバンハ。何をムしてるの?」
まずは怪しまれないように、笑顔でおばさんに尋ねる。
「あぁ、サツマイモを蒸してるんだよ」
気のいい若者に、気をよくするおばさん。丁度蒸しあがりのサツマイモを釜から取り出すと。
「うわぁ、おいしそう!」
湯気に包まれた赤紫色のサツマイモがたくさん。いい香りを放ってエルメンガルトの鼻をくすぐる。
「だけど、そろそろアシユも終わる時間だし、暗くならない内に帰った方がアブなくないよ。オレ、カタヅケ手伝うね!」
と、蒸しカゴをひょいひょいと手に。
ここまでされて、おばさん達も悪い気はしない。じゃぁお願いしようかしら。と、釜を離れる。
一方、最下流のペット足湯。
(「『嫌な予感』さえなきゃ、足湯に浸かって帰れたんだがな……」)
と足湯の方を少し恨めしそうに眺めつつも、最優先は一般人確保。
杠・嵐(花に嵐・d15801)は、ラブフェロモンを身に纏ってペット足湯をご利用の三人の一般人に声をかける。
「悪いんだケド、一旦外に出てもらえる?」
犬の飼い主は一瞬きょとんとしたが、三人ともうっとりとしたいい笑顔で嵐の言うことを聞く。そして各々の飼い犬を足湯から上げるなり嵐をちょっと遠巻きに眺め始めた。
有名人を見つめるような瞳。これは外まで誘導しなきゃならないやつだ。
仕方ないと髪をかきあげて、嵐は三人と三匹を幹線道路まで誘導するために歩を進める。
●おじさん、現るゥ!
メインの足湯には若いカップルが一組。比較的中流の、ちょっとお湯の熱いかなと思われる水域で、足を湯に浸して夕焼けの海を眺めていた。
カップルから少し離れた上流域で湯に足を浸すのは、残り五人の灼滅者。
「脚売りばばあという都市伝説がありましてー。 まぁ、所謂ばばあ系都市伝説なんですが。『いる』というと脚を足そうとして、『いらない』というと脚を落とそうとするようなのですが……」
足フェチおじさんはその流れを組むのでしょうか。と首を傾げるのは鏡・瑠璃(桜花巫覡・d02951)。
ゆったりとしたジーンズの裾をめくってお湯に浸している素足は、男の子にしては線が美しく、スベスベ。
「んー、脚線美はボクも好きだけど切り取るのはダメのダメダメなのだ。そんな都市伝説は灼滅してやるんだよ」
柳谷・凪(お気楽極楽アーパー娘・d00857)は着物の裾をたくし上げて、なんとも優雅に足をお湯に浸す。
「……まあ、私は脚線美とか言える脚ではないですけど」
黛・藍花(藍の半身・d04699)は、脱いだソックスを丁寧に畳むと靴の上に置いて足を湯に浸す。
本当はのんびり足湯に浸かっていたかった。けれど、都市伝説を倒し終わった後の『嫌な予感』とあってはゆっくりもしてられない。
今の使命は、変態駆除……いや、都市伝説をしゃくしゃくすることだ。
「……こ、これも誘き寄せの為ですわよ!」
水色のニーソックスからこんにちはしたのは、安田・花子(クィーンフラワーチャイルド廿・d13194)の脚。
その脚をちゃぽんと足湯に浸して、脚フェチおじさん登場までの間、暫し足湯を堪能する。
「せっかくの足湯なのに遊べなくて残念です……」
呟きつつも小沢・真理(シュヴァルツシルト半径急接近・d11301)は、チラッチラッと隣に並ぶ四人の脚を見やる。
自分より美しい足が八本。そのうち二本は男の子の物だとか、ダメ、ゼッタイ!
凹みつつも、お湯に浸していた脚をちょろんとお湯から出して、両手でなぞってセクシーに見せ付ける。
五人は警戒を怠らずも、黄昏時の足湯を堪能した。
東屋に、ぽっ、ぽっ、と証明が照った。
と――。
「オホッ!」
カップルと五人の間にいつの間にか座っていたのは、小太りのおじさん。
両指でカギカッコを作って、その隙間から五人の脚を覗き見ている。
おじさんの後ろで、おじさんの怪しい姿を怪訝に見つめるカップルも美しい脚線美であった。
しかし、同等の脚が四本と十本では、目を惹くのは後者であろう。
見事、灼滅者は都市伝説・脚フェチおじさんを釣り上げたのだ。
「オホッ、お嬢ちゃんたち、綺麗な脚してるねぇ」
おじさんは座面のスノコに尻を滑らせながら徐々に灼滅者に近寄っていく。
息は荒く、顔の脂汗がひどい。その上メガネは湯気で曇り、変態度をより一層増している。
藍花の未成熟な脚も、凪の着物からチラ見える成熟間近の脚も、真理のちょっとコンプレックスな脚も、瑠璃の女の子顔負けのスベツヤ脚も、花子のきゅっと締まった(自称)色白の脚も、おじさんにとってはみんな大好物。
「オホッ、みんな食べちゃいたいくらい綺麗な脚でおじさん眼福眼福ぅ~♪」
するとおじさんは、一番手前に座っていた真理の脚に目をつける。
「ねぇ、おじさんね、脚の曲線美が大好きなのよォ。ねぇ、おじさんにその脚、頂戴よォ……!」
おじさんの手刀が真理の脚を水平に捕らえたが――。
ガキィンとはじかれる音が響いた。
その台詞、待ってました! とばかりに、真理のライドキャリバーのヘルツシュプルング・愛称ヘル君が、おじさんの右手から変わった手刀から真理を庇ったのだ。
「ありがとう、ヘル君!」
五人は即座に足湯から上がり、足を拭うのもそこそこに解除コードを解く。
一般人避難を行っていた理一、エルメンガルト、嵐も加わり、瑠璃が殺界形成を展開させる。
「ホーッホッホッホ! かかりましたわね! どうせ水中からなら気付かれず楽に脚を狙えるとタカを括っていたのでしょう? 甘い! 甘すぎる! そう、スウィートなのですわ!」
花子は、ビシィッと人差し指をおじさんに向けて挑発する。その隣ではビハインドのセバスちゃん(馬面)はうんうんと首を縦に振っている。
その隙に嵐がカップルの姿をおじさんの視界から遮り、手に持っていた紙袋を地面にそっと置きながら、エルメンガルトはカップルに話しかける。
「ゴメンね。アブないからにげて!」
カップルは物々しい雰囲気に、靴を履くのもそこそこに足湯を後にする。
「オホッ、おじさんの攻撃、利かなかった……。でも、おじさん、負けないからッ。オホッ」
ニヤニヤした粘っこい笑顔で灼滅者を見回すおじさん。
「……やっぱキモチワルイ……」
呟いて、理一はおじさんから目を逸らした。
●おじさんのじんせいに、いっぺんのくいなし
変態技で攻撃してくるおじさんに対し、灼滅者側は小浜温泉の源泉も真っ青な火力と命中率でおじさんを抑えていた。
戦闘は、盾が多いおかげもあって灼滅者有利に進む。
若干不利なおじさん。しかし彼はめげない。
なぜなら、囮役だった灼滅者の生脚が、おじさんの心の支えだったから。
「オホォー! 脚線美の踊り食いやぁー!」
おじさんの作る指のカギカッコ。そこからおじさんがウィンクで覗き見れば、現れるのは禍々しい色のビーム。
「きゃああ!」
ガードも間に合わず、花子はモロに熱視線を喰らってしまう。気持ち悪い視線に視姦されて、思うように体が動かない。
透かさず藍花は、花子の傷を祭霊光で癒す。
「……足がなくて良い事もあるものですね。だって、狙われないんですから」
回復しながら話しかけた先は、自分と瓜二つのビハインド。彼女は苦笑気味に笑う。
「……ともあれ、あの変態に制裁を」
無表情に告げる藍花。対するビハインドはひとつ頷くと、霊撃をおじさんに飛ばす。
舞うように飛び出し、鬼の手をおじさんに突き立てたのは瑠璃。
「幻想が現実に追い付く前に、潰えろッ!」
その攻撃は見事おじさんに食い込んだが。
「オホォ! ナマアシィ!」
袴から覗く美脚に、おじさんのメンタル的なものはダメージを凌駕する。
凪の多彩な足技は、おじさんに更なる燃料を与える要因のひとつでもあった。
その脚から発せられる流星の如く煌きと重力は、おじさんの鳩尾にヒットするが。
「生脚、美脚の攻撃、最高だお。ハァハァ……!」
更なる燃料になってしまっている。まぁ、ダメージはしっかり入ってるからいいんですけど……。
霊犬・マトラは若干引き気味。でも六文銭を射撃しておじさんにダメージを与える。
嵐はこういう変態タイプは苦手のようで、かなりイライラしている。
「おっさん、もう黙ってろ」
高速で鋼糸を繰ると、おじさんを斬り裂いてダメージを増やす。
「クィーン☆フラワーチャイルド2世、行きますわよ!」
そう高らかに宣言したのは花子。槍をぐっと構えて自身の『影』を宿すと。
「先代より受け継ぎしこの槍……、お受けなさい!」
ガツンと一発、殴りつける。
「オホォ! ケーサツは嫌だよォ! おじさん、ただ、合法的に生脚を見ていただけだよォ!!」
トラウマを見せられたおじさん。その場に崩れ去り跪く。……えっと、どう擁護したらいいのか解らんぞこれ。
「さあ行きなさい、我が従者セバスちゃん!」
セバスちゃんは命令に従い馬面をそっと脱いで自身の顔を晒すと。
「オホォ! ケーサツ官のズボンの内側は、モジャモジャだったよォ!」
……なんか、ごめん。おじさん……。
それでも灼滅者は手加減なし。
ヘルツシュプルングに騎乗した真理は、ローラーダッシュの摩擦で生じた炎をおじさんに蹴り出すと、ヘルツシュプルングはキャリバー突撃でさらに傷を広げる。
でもおじさん、真理の脚に大喜び。
「オホォ! 美脚ゥー」
またしてもメンタルを建て直す。
続いたのは理一。
おじさんをあえて見ないようにしつつ、槍の先から放出した氷柱は的確におじさんを射抜き。
前衛を張り続けたエルメンガルト。その強靭な脚から放出されたスターゲイザーは、おじさんの鳩尾にぐぐぐっと入っていき――。
「……足技、シビレルゥ……」
うっとりと天を見上げたかと思うと、そのまま仰向けに倒れて爆散。
変態、ここに散るのであった。
●おじさんの後
見事、変態……、都市伝説・脚フェチおじさんを灼滅して、武装を解いた灼滅者たち。
「ねー、もう終わったから早く帰ろうよおー」
「だな、雛花の言った通り、さっさと皆で帰ろーぜ」
理一が声を上げると、嵐が賛同し、ちゃんと靴を履き直した藍花も頷く。
「ですね。次の『変態』が現れる前に帰りましょう」
そう。八人は、この後の『嫌な予感』をエクスブレインの朱天から予言されているのだ。
「でも、ただ逃げるのも癪ですわ」
花子はメモ帳を取り出してページを一枚破く。そしてそこにさらさらとメッセージを書き記す。
「あ、私も書いていいですか?」
藍花もメッセージを書き記して、地面に紙を落した。
その紙には、
『ここまでおいでー♪おしりペンペンー♪ Q.F.C.II』
『変態死すべし』
と記されていた。
「じゃぁ、カエろうか。おばさんからおイモ貰ったから、後でみんなで食べよう!」
エルメンガルトが蒸したサツマイモが入った紙袋を抱え、からっと告げて歩き出すと、
「もちろん警戒も忘れずにね」
瑠璃と真理もその後についた。
移動する一行の一番最後についたのは、凪。
やっぱり『嫌な予感』は気になるし、敵も見てみたいし情報も得たい。
仲間の列からはずれ、未だ濛々と湯気が上がる源泉の影に隠れていたが……。
「チッ、間に合わなかったか!」
灼滅者と入れ違いで入ってきたのは三人分の足音。
必死に目を凝らすが、源泉の湯気と既に消灯した東屋のライト、そして既に暮れた日であたりは真っ暗。その様子は窺い知れない。
「じゃぁ仕方ないから帰ろうよ」
「そうだな、いねぇもんはしょうがねぇもんな。けぇるべ」
メモにも、隠れている凪の気配にも気がつかずに、三人は足湯を背に気配を消した。
凪はゆっくり立ち上がったが、その背を追うことはなかった。
結局、声しか聞こえず、情報も何も得られなかった。
暗闇に漂うのは、湯気の熱気と硫黄の香り。
後は初冬の風が、その熱気と香りを空へと舞わせていた。
作者:朝比奈万理 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年11月11日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 2/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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