●現実へ
三日月の光が、天窓を通してデパートの最上階を照らしている。レストランやフードコートに人はおらず、昼間の喧騒からはかけ離れた店内は、ひたすらに静まりかえっている。その隅で、不吉な『それ』は蠢いた。
「まだだ……力よ、静まるのだ……グルルル……」
地を這うような唸り声が響き渡る。フードコートのカウンター奥から、黒い塊が膨れ上がった。黒い『それ』は、ボディビルダーのような肉体を形成する。ジャラ……と手首や足首に取り付けられた銀の鎖が、耳触りな音を立てた。
コツコツと、足音が遠くから聞こえてくる……警備員が見回りに来たのだ。懐中電灯の光が、ちらちらと揺れる。懐中電灯を持った警備員は『それ』に気付かず、フードコートへと足を踏み入れた。
「……人間、か。ふふ、ちょうどいい。この力、試してみるか」
『それ』は、俯けていた顔を上げる。獣のように耳を立てて、鋭い牙を剥きだした。犬のような頭部を持った『それ』は、血のように赤い瞳をギラリと輝かせる。
「喜べ! このバーゲスト・チェインにその首を撥ねられるのだからなァ!!」
バーゲスト・チェインと名乗った『それ』は、カウンターを乗り越え高らかに吼えた。尻尾と融合したハンマーを、大きく振り回す。
「!? 誰だ……っ」
突然の襲撃に驚き、警備員は懐中電灯で照らすことしかできない。尻尾に刻まれたダイヤのマークが目の前を過ぎった直後、警備員の頭は潰れ散っていた。
●不吉な影
「普段はソウルボード内で活動するシャドウが、現実世界で事件を起こそうとしている」
神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)は、考え込むように眉を寄せる。
ヤマトの話によると、何らかの目的でシャドウが実体化し、一般人を殺害してしまうという。
「シャドウの名は、バーゲスト・チェイン。筋骨隆々の人間のような四肢に尻尾、犬の頭を持ったダークネスだ。ポジションはクラッシャー。シャドウハンターと良く似たサイキックと、尻尾に内蔵したハンマーからロケットハンマー系のサイキックを使用してくる」
性格は強気で俺様思考。己のスピード、腕力共に自信があり、障害物は叩き壊して突破するタイプとのこと。
「接触のタイミングは、警備員がフードコートに足を踏み入れた直後だ。つまり、バーゲストが襲撃する直前になる。警備員を手早く避難させた後、戦闘に入ってほしい」
警備員一名を避難させた後は、他の一般人が戦闘の現場に来ることはない。
「あと、これも頭に入れておいて欲しいんだが、これまでのシャドウは、一定期間内にソウルボードに戻らなければならないという制約があった。しかし、今回のシャドウは、本来の力をセーブすることで、現実世界での長期戦闘に耐える能力を得ているようだ」
だが、力をセーブしているとはいえ、戦闘力は並のダークネス以上だ。おまけに、戦闘時刻は深夜で、見通しが悪い上に障害物も多い。十分に注意して戦う必要がある。
「本来の力を抑えてまで、なぜ、現実世界に長期間滞在することを望むのか……目的は不明だが、心してかかるようにな」
参加者 | |
---|---|
和瀬・山吹(エピックノート・d00017) |
皆守・幸太郎(カゲロウ・d02095) |
リーファ・エア(夢追い人・d07755) |
乃木・聖太(影を継ぐ者・d10870) |
碓氷・炯(白羽衣・d11168) |
狼幻・隼人(紅超特急・d11438) |
大御神・緋女(紅月鬼・d14039) |
東堂・八千華(チアフルバニー・d17397) |
●開戦
冷めた月が見下ろす夜。灼滅者たちは、デパートへと侵入する。気配を察知されないよう身を潜め、接触のタイミングを待った。
数分と経たぬうち、懐中電灯の光が見える。警備員が、フードコートへと足を踏み入れた。殺気に満ちた領域が形成されると同時、カウンターの奥から飛び出す黒い影。
「喜べ人間! このバーゲスト・チェインにその首を……」
「風よ、此処に」
闇に響く、リーファ・エア(夢追い人・d07755)の言葉。刹那、バーゲストの尻尾を二つの剣が受け止めた。リーファの剣と和瀬・山吹(エピックノート・d00017)の剣が、ハンマーと交差する。
「……あ?」
バーゲストが、ギロリと二人を見下ろした。
「その首を、何ですか?」
恐れることなく、バーゲストを見返すリーファ。山吹も憶することなく、静かに告げる。
「バーゲスト・チェイン、遊びは、ここまでだよ」
金属が擦れ合う音が響き、離れた。だが、その甲高い音は、外部に漏れることはない。
「堅牢な鎧戸よ、音を断ちし壁となれ」
大御神・緋女(紅月鬼・d14039)の展開した防音の障壁が、フードコートを包み込んだ。
同時、碓氷・炯(白羽衣・d11168)は、正常な思考を阻害する精神波を放出する。
「ここは危険です。あちらから逃げてください」
柔らかな声音で指し示すと、警備員は戸惑いながらも頷いた。そうして、一目散に逃げていく。
「避難は上手くいったようだね」
逃げる警備員を視界の端に捉えつつ、乃木・聖太(影を継ぐ者・d10870)は光源を手早く設置する。他の灼滅者たちも同様に、持参したライトで光を確保した。床やテーブルに光源を置き、かつ自身にも装着することで、戦うために十分な光量を生み出す。
「この偉大なる俺様の邪魔をするとは、貴様ら……灼滅者とかいう奴らだな?」
「自分で偉大なるとか言ってるし……痛すぎだろ……」
皆守・幸太郎(カゲロウ・d02095)は呆れたように呟いた。他方、狼幻・隼人(紅超特急・d11438)は高らかに宣言する。
「バーゲスト、お前の暴挙を止めにきたで!」
「バウッ!」
超霊犬あらたか丸も、誇らしげに吼えた。バーゲストは考えるように顎に手をやった後、ギラリと目を輝かせる。
「ふむ……ちょうどいい。抵抗しないサンドバックを殴るより、楽しそうだ。俺様の力を発揮する絶好の機会でもある!」
「その余裕、いつまでもつかな? 現実へ来たからには、二度とソウルボードに帰さないからっ!」
凛と言い放つ東堂・八千華(チアフルバニー・d17397)の胸元に浮かぶのは、クラブのマークだ。
「言ってくれるな灼滅者ァ! このバーゲスト・チェインの力、見せてくれよう!」
バーゲストの咆哮が響いた。それは、戦いの始まりを意味する。
●駆ける影
「こんな深夜に戦うことになるとはな。……まあ、授業中に寝る口実にはなるか」
面倒そうに息を付きつつも、駆けるバーゲストを幸太郎は視界に捉えた。手に持つは、『世界唯一の驚異』の意を持つ魔槍。刃先は妖しく輝き、氷の刃を形成する。打ち出された無数の氷弾は、バーゲストの体を抉った。
テーブルや椅子をなぎ倒しながらバーゲストは駆け、致命傷を避ける。
「紅月鬼の緋女がいざ参る。しゃどおなぞにはわらわは負けぬのじゃっ」
緋女は言い放ち、影を伸ばす。影はどこまでも伸びる腕のように動き、バーゲストを追った。敵の移動位置を予測し、聖太も己の影を解き放つ。手裏剣を模した影は、宙を駆ける。
「影を縫って動きを縛る。これぞ忍法影縫!」
それは拘束具のごとく、バーゲストの体に絡み付いた。動きを止めるバーゲスト。その背後へと、炯は身を滑り込ませる。倒れたテーブルの隙間から、バーゲストの背を捉えた。
(「……胸部を、一突き」)
殺意に満ちた言葉は喉奥に潜め、槍を突き出す。
「この程度取るに足らぬ妨害よ!」
横へ跳ぶバーゲストの脇腹を、炯の槍が裂いた。裂かれつつもバーゲストは、にぃ、と笑う。跳躍し、ハンマーを聖太へと振り落とす。刹那、リーファが攻撃軌道上に割り込み、剣でハンマーを受け止めた。
「狙いどおりには行かせませんよ?」
全身を震わせる衝撃に、リーファの心もぞくぞくと打ち震える。目前の邪悪な存在が放つ、膨大な殺気に鋭く重い一撃。紅い火花が爆ぜる中、彼女はニヤリと口元を上げた。
「ふむ……貴様、このバーゲスト・チェインの一撃を受け止めるか。面白い」
「何度でも受け止めてあげます……ですから、もっと楽しませてください!」
ハンマーを無理やり受け流し、リーファは剣を振り翳す。紅く輝く刀身のうちに破邪の白光を宿し、バーゲストへと下ろした。
「もっと楽しませろか! 面白い!」
熱を帯びた斬撃を受けながらも、バーゲストは吼える。会話に気を取られたその背後に回り、聖太がハンマーへと剣撃を加えた。閃く刀が、無駄のない軌跡を描く。
(「……効きが緩やかならば、着実に重ねるのみ」)
一見、ただの攻撃。しかしその実は、ハンマーが衝撃を受けている場所に狙いを定め、気付かれぬよう傷を付け、削っていた。
「さすがですね」
「フォローあってこそ、だよ」
リーファの言葉に聖太は静かに返す。
「フハハ! 俺様の不意を突くとは……やりおるわ!」
バーゲストは聖太の意図には気付いていないようだ。飛び上がり、隼人へとハンマーを振り下ろす。退いた隼人の目の前を、ハンマーが通り過ぎた。
「おら、もっと尻尾の使い方見せてみんかいっ!!!」
隼人は高く跳躍する。エアシューズの車輪が高速回転し、眩い光を散らした。流星の輝きにも似た火花が足を包む。上空からの飛び蹴りが、バーゲストに炸裂した。
一撃を喰らいつつも、バーゲストは隼人の脚を掴む。直後、尻尾を器用にくねらせハンマーで隼人を殴り付けた。
「どうだ! 俺様のカウンターアタックは!」
「ぐっ……まだまだァ!」
隼人は吹き飛ばされるも、何とか床に着地する。
「バオオオン!」
あらたか丸が吠え、つぶらな瞳から癒しの波動を放った。リーファの霊犬、猫も共鳴するように鳴き声を響かせる。
「ワオーン!!」
二匹のエネルギーが癒しの光となり、隼人へと照射される。敵の凄まじい破壊力……少しでも回復が遅れれば、倒れる者が出るだろう。
「護符よ舞え、護りの力となれ」
袖から符を取り出し、緋女は言霊を唱えた。放たれた護符は命を得たように宙を舞い、前を護るリーファへと飛ぶ。守護の力を宿した符は光となり、リーファの体を強固に覆った。
「回復なんざしてるんじゃねぇええッ!!!」
雄叫びと共に、バーゲストが緋女へと突進する。その直線上に、山吹が立ち塞がった。山吹は大鎌を構え、強く足を踏みしめる。突進が体を揺らすも、後方へと押し出されそうになるのを、かろうじて堪えた。
「貴様ァ、邪魔だ!」
「仲間を傷付けさせるわけにはいかない……それに、聞きたいことがある」
「聞きたいことだと?」
「現実世界に出てくる目的、とかね」
「言うわけがなかろう、この俺様が!」
山吹の問いに、バーゲストは意地悪く口元を上げた。
「……そういう答えが返ってくるだろうと思ったよ」
山吹を中心に、空気が冷気を帯びる。ふわりと髪先が揺れると同時、絶対零度の吹雪が巻き起こった。吹雪はバーゲストの視界を白く覆い、凍てつかせていく。
動きが鈍るバーゲストの背後で、八千華が飛んだ。雪風に藍の髪を靡かせる彼女の手元には、破邪の聖剣が煌く。背後から剣を斬り下ろすと同時、バーゲストの背を眩い白光が裂いた。
「現実侵攻、諦めたらどう? 他の手勢の侵攻も、あまり芳しくないようだし」
斬りおろしざまに、八千華は強気に問う。
「諦める、などという言葉は俺様の辞書にはないッ!」
バーゲストは力任せに体を回転させ、行く手を阻む山吹と八千華をはね飛ばす。雄叫びを上げるその胸に、禍々しいダイヤをどろりと浮かばせた。
●鈍る影
両者の戦闘は、さらに激しさを増していく。聖太の月をかたどるような一閃が、バーゲストへと放たれた。剣術に秀でた友人の動きを、再現する。
「見様見真似でも、それなりには……って訳」
直にそれを受けながら、バーゲストは突き進んだ。
「小細工などいらぬ! 絶大なるパワー!スピード! それこそがすべて!!」
バーゲストがハンマーを床に打ちつけると同時、衝撃波が灼滅者たちを襲った。地響のごとき振動に意識を持っていかれそうになるも、持ち耐える。
「耐久戦というやつかの……望むところじゃ!」
壊れたテーブルを盾に、緋女は飛んでくる瓦礫を防いだ。
「小娘ごときに何ができる?」
「しゃどおよ、その言葉、後悔させてくれようぞ……清らかなる焔よ、癒しを運びし紅の風となれ」
深紅の衣がひらり舞うと同時、暖かな風が巻き起こった。風は仲間たちを包み込み、傷を癒していく。
「邪魔くさい風だ、今すぐに消して……」
横に跳ぼうとするも、急激な疲労感に膝を付くバーゲスト。
「どうやら、効いてきたようだね」
この局面に来て、蓄積されたダメージが表面化したのだ。バーゲストの様子を観察し、聖太は淡々と告げる。
「なぜ動かぬか!? この俺様が、灼滅者の攻撃ごときに……!」
膠着していた戦局が、一気に灼滅者側へと傾く。攻勢を強めるならば、今だ。
「ここで消えてもらうよ」
山吹は風のように駆け、大鎌を振り下ろす。刃は色濃く闇を纏い、バーゲストへと刻まれた。『死』の力が宿る斬撃は、確かな威力をもってバーゲストの体を深く斬り裂く。
追い打ちを掛けるように、リーファが飛び蹴りを捻じ込んだ。流星の光を散らすと同時、猫が援護するように光弾を撃ち放つ。
「邪悪な精霊さん。現実世界で暴れられて、楽しかったですか?」
「まだ……まだ俺様は終わらんぞ! ガルルルル!」
「バウッ!」
唸るバーゲストに呼応するように、あらたか丸がどこか嬉々と吼える。
「この犬っころ! 馬鹿にしてんのか!」
「あんたも犬やないか!」
灼熱の炎と共に、隼人の蹴りがバーゲストへと命中。
「ええい! 俺様はバーゲスト・チェイン様だッ! 犬じゃなああい!!」
振り回すハンマーを、炯が抜き放った脇差で受け止める。
「……最後にもう一度聞きますが、わざわざ現実まで何のご用だったのでしょうか」
バーゲストの主張は聞き流し、炯は問う。先ほど、山吹が投げた問いだ。瞳に潜む歪な気配に、バーゲストは苦しげに息を吐くも笑う。
「言うわけがなかろうと、さっき言っただろう!」
「……やはり、答えては頂けませんよね。分かってます」
炯は脇差を、横に薙いだ。
「結局、これがお望みなのでしょう?」
答えと同時、霊的な輝きを放つ刀身は血のように彩られ、バーゲストの魂を斬り裂いた。椿の花弁が散るように、エネルギーの破片が舞う。
瓦礫の陰から飛び出し、幸太郎はバーゲストへと接近する。
「これ以上の追及は意味ないな……さっさと消えてくれ。帰って寝たいから」
サイドへと回り込み、槍を閃かせた。オウル・パイクの一閃は鈍い輝きを放ち、バーゲストに深い傷を刻み込む。
「グウッ……まさか、この俺様がッ、負ける、だと!? ありえん!」
「キャンキャン喚くだけしか能がないなら、番犬の方が似合ってるぜ」
目を剥くバーゲストに、幸太郎は素っ気なく告げた。呻き声を上げながら、バーゲストは後退する。八千華がそれを追うように駆けた。
「逃がさないよ!」
「この俺様がッ! 逃げるわけがないだろう!」
バーゲストはハンマーを振るう。だが、八千華に当たることはない。バランスを失ったハンマーは不安定に揺れ、周囲のテーブルを壊破する。
「全然狙いが定まってないよ!」
八千華は弾け飛んだ椅子の背もたれを掴み上げ、バーゲストの頭へと投げ付けた。思わず目を瞑るバーゲストの目前に、急接近する。拳をギュッと握りしめると同時、眩い星の煌きが拳を取り巻くように爆ぜた。
「ご足労いただいたところ悪いけど、お呼びじゃないから!」
バーゲストの顎に、鋭い打撃を何度も叩き込んだ。バーゲストは空中を舞い、床に崩れ落ちる。
「何、たる……こと、だ……この、バー、ァ……」
言葉は途中で尽き、邪悪な犬は溶けるように消滅していくのだった。
●痕
戦闘の痕跡を色濃く残し、テーブルや椅子が無残に転がっている。邪悪な気配が消え去った中、八千華は全身の力を抜いて床に座り込んだ。
「緊張解いたら、一気に力抜けちゃった。疲れた……」
ふわりと笑みつつも、周囲の光景を見回して息を付いた。
「お疲れ様だよ。……結局、重要そうな情報は話してくれなかったね」
山吹は柔らかに告げつつ、先の戦闘を思い起こす。山吹の言葉に、リーファが返した。
「最初から話す気もなかったようですしね。まあ、相手の性格を考えると、仕方がなかったのかもしれません」
「そうだな。何にせよ、ダイヤが関わってるのは間違いなさそうだが……」
缶コーヒーを飲みつつ、幸太郎は考えを巡らせる。
(「自発的に連中がボードの外に出てくるだろうか。現実世界でどれだけ活動できるか、誰かの『実験』で出てきたのかもしれない……」)
「あいつも武神大戦獄魔覇獄に参加するつもりだったんやろか? にしても、変わった闘い方するやつやったな。あらたか丸お前、尻尾ハンマーできるか?」
「バウ!」
尻尾を隼人の足に、てしっと当てるあらたか丸。
「うん、無理やな」
柔らかい感触に、隼人は和やかに呟くのだった。騒動のおさまったデパート内は、しんと静まりかえり、光の届かない場所はどんよりと闇に沈んでいる。
緋女は身を縮こませながら、テーブルに置かれたランタンに張り付く。
「夜のでぱあとは怖いのぅ……まねきんとか見たくないのじゃー、は、はよぅ帰りたいのじ……」
ドシャアンッ!
唐突に大きな音が響き渡った。
「にゃああぁっ!?」
「うわあっ!? ど、どうしました?」
緋女に釣られ、炯がビクリと肩を震わせる。聖太がライトで、崩れた場所を照らし出した。
「壁の一部が崩れたようだね。敵は随分と暴れ回っていたし、その影響だろう」
「なるほど……これは、全部元に戻すのは無理ですね」
炯は息を付き、無事なテーブルや椅子を起こす。
可能なかぎりテーブルや椅子を元の位置に戻し、灼滅者たちはデパートから撤収するのだった。
作者:鏡水面 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年11月17日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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