僕がなりたかった女王様

    作者:森下映

     自分に自信が持てない少年がそのパフォーマンスに魅入られたきっかけは、偶然見かけた映像だった。
    (「僕も、」)
     ゴージャスなドレスを着て、折れそうに細くて高いハイヒールを履いて。
     真っ赤なルージュにつけまつ毛。長い黒髪のウィッグをかぶり、歌い、踊る。
    (「あんな風になりたい」)
     少年の夢は、クローゼットの引き出しの中にしまわれていた。
     ドレスは高くて変えないけれど、フェイクのマラボーを古着屋で買えた。
     それから赤い口紅を1本。つけまつ毛も1セット。
     時々部屋の中で着てみるだけ、メイクもしてみるだけ。しかし、
    「……何、してるの……?」
    「あ、あのお母さんこれは、」
    「やめなさい! みっともない!」
     少年の身体を哀しみが駆け巡る。
     それは胸を突き刺す強烈な痛みとなり、蒼い化け物を出現させた。

    「一般人が闇堕ちしてデモノイドになる事件の発生が予知できました」
     五十嵐・姫子(高校生エクスブレイン・dn0001)が言った。
    「今回闇堕ちしてデモノイドになってしまうのは、森和田・ヨアさんという中学1年生の男の子です」
     デモノイドとなった一般人は、理性も無く暴れ回り、多くの被害を出してしまう。
    「皆さんは、ヨアさんがデモノイドになり、お母様を殺してしまう直前に現場に突入することができます。なんとか被害を未然に防いでいただきたいのです」
     デモノイドになったばかりの状態ならば人間の心が残っている可能性があること、その人間の心に訴えかけることによって戦闘後にデモノイドヒューマンとして助け出せるかもしれないこと、救出できるかどうかはデモノイドとなったものがどれだけ強く人間に戻りたいと願うかどうかにかかっていることを、姫子は順に説明していく。
    「ヨアさんはドラァグクイーンになりたいという夢を持っていました。休日の昼間に自分の部屋でメイクをしたりふわふわのマラボーを巻いてみたりしていたところを、お母様に見られてしまいます」
     母親の言葉にショックを受け、ヨアはデモノイドに変化してしまう。部屋は1階で、庭に面した広めの窓がある。窓の外は庭になっており、灼滅者たちは塀をこえて庭に入り、待機することになる。
    「窓は開いていますが目隠しのカーテンがかかっていますから、見つかる心配はありません。ヨアさんがデモノイドに変化したらすぐに突入し、お母様を保護の上、庭での戦闘へ持ち込むといいでしょう」
     救出する場合もKOする必要があるので、戦闘は必須。また、もしデモノイドとなった後に人を殺してしまった場合は人間に戻りたいという願いが弱くなるため、助けることが難しくなってしまう。
     庭は戦闘に支障がない広さがある。ヨアはデモノイドヒューマン相当のサイキックと、叫び声を上げたり、暴れまわって周囲をなぎ払うといった攻撃を仕掛けてくる。
    「お母様は真面目な方ではあるけれど、きちんと説明すればわかってもらえたと思うのです。ですがヨアさんは『自分の夢』についても自信が持てなかったのでしょうね……」
     よろしくお願いしますね、と姫子は最後に一礼して、灼滅者たちを送り出した。


    参加者
    各務・樹(バーゼリア・d02313)
    川原・咲夜(吊されるべき占い師・d04950)
    志那都・達人(風祈騎士・d10457)
    木場・幸谷(純情賛火・d22599)
    赤阪・楓(死線の斜め上・d27333)
    リゼ・ヴァルケン(緋色の瞳・d29664)
    鬼灯・湊(曖昧な境界線・d30793)
    迎・舌(ラリラリパッパ・d31182)

    ■リプレイ


     ふわっと箒で塀を越え、各務・樹(バーゼリア・d02313)が庭へ降り立った。続いて他の灼滅者たちもそれぞれに塀を乗り越え、待機する。
    (「夢、か」)
     川原・咲夜(吊されるべき占い師・d04950)は、部屋の窓の側へ素早く移動し、中の様子に耳をそばだてた。否定されて絶望するのは、裏返せば真剣な想いの表れ。ヨアと同い年の咲夜は、そんな夢を持つヨアを素直に羨ましいと感じている。
    (「だからかな、応援したくなるのは」)
     それはすごい事だと、自信を持って欲しいと、咲夜は思う。
    (「個性の否定はよくないです、実によくない」)
     傷跡を隠すために愛用しているレザー製マスクの嘴の下、そう呟いたのは、鬼灯・湊(曖昧な境界線・d30793)。
    (「そういうの気に食わないですねぇ」)
     ドラァグクイーンになりたいと思ったことは大事なヨアの個性。湊はヨアにそう伝えてやりたい。
    (「ドラァグクイーン、ってことばは初耳だったね。化けて己を変えるのって、純粋に、格好いいって思っちゃうな」)
     赤阪・楓(死線の斜め上・d27333)は、咲夜、志那都・達人(風祈騎士・d10457)とともに、真っ先に突入する役目を担っている。
    (「……でも、デモノイドになっちゃうのはいただけないね」)
     と、窓をはさんで反対側にいる達人と目が合った。達人は楓に頷きを返す。達人は楓が以前闇堕ちしかけた時に、救ってくれた灼滅者たちのうちの1人。楓にとっては命の恩人だ。
    (「だから今度は、僕の番」)
    「……何、してるの……?」
     母親の声がした。灼滅者たちに緊張が走る。
    「あ、あのお母さんこれは、」
    「やめなさい! みっともない!」
     数秒の沈黙。そして、
    「グ……ア……、」
    「ヨア……? どうし、」
    「グアアアアアアアアアアアア!!!」
    「ヨア?!!! ヨア!!!! あっ、」
    「すみません、ここは俺たちに任せてください」
    「ヨアさんは絶対助けますから!」
     達人とライドキャリバーの空我が母親を守るすぐ後ろで、咲夜がマテリアルロッドを振りかぶった。
    (「このまま庭にぶっ飛ばすつもりで……!」)
    「ギアアアアアアア!!!」
     ロッドがヨアの胴体に叩きつけられる。
    「ちょっと手荒いけど付き合ってもらうわよ?」
     樹はヨアの反撃に備え、咲夜へ恋人からもらった魔導書の写しが書かれている護符を送った。
    「とにかく庭に出やがりましょうねぇ!」
     ぶんぶん数回腕を回した迎・舌(ラリラリパッパ・d31182)がヨアを殴りつける。と同時に、咲夜の注ぎ込んでいた魔力が爆発。興奮状態のヨアは身をよじり、手足を振りかぶって暴れかかった。
    「――姉さん」
     母親が安全な場所へ移動するまでの盾となっていたリゼ・ヴァルケン(緋色の瞳・d29664)の声に、庭に残っていたビハインドのリズが頷き、ともに中衛を攻撃からかばう。間髪いれずにリゼはWOKシールドからエネルギー障壁を展開すると、ヨアを殴りとばした。
     ヨアが怒りに猛る。左手に小太刀を構え、タッ、と庭へ駆けたリゼの後を追いかけ部屋を出るヨア。そして再びリゼに襲いかかろうとしたところを、リズが放った霊撃が食い止めた。さらに湊が指輪から魔法弾を放ち、木場・幸谷(純情賛火・d22599)が、煌きを散らすエアシューズで蹴りかかる。
    「………なぁ、もっと自信持っていいんだぜ?」
    「グ、アアア、アアアアアアアア!!!」
     背なに湊の弾丸を受け苦しむヨアの蒼い身体を、流星程の重力で蹴り潰しながら幸谷が言った。叩き落とそうと振り回したヨアの手が幸谷の顔に傷をつけたが、そんなことは些細なこととでもいうように、平然と幸谷は笑みをたたえたまま続ける。
    「な、想像してみないか? 注ぐライトの熱気、煌びやかな衣装、舞台の上でゴージャスに着飾ったお前を見上げるのは――大勢の人、人、人!」
     着地した幸谷が、芝居がかった仕草で両腕を広げた。
    「観客たちはキラッキラのお前に驚き、高揚し、褒め称える! お前の一挙手一投足が、人の心を歓喜へ、希望へ、未来へ導く! うん、すげーなそれ! 超すげー!!」
     まるで自分の夢のように生き生きと、朗々と幸谷は語る。
    「誇っちまえ! こんなにも魅力的なその『夢』も、魅力的な夢を求めるお前自身も!」
     樹が降ろした音を遮断するシャッターの内側。灼滅者たちの思いとヨアの衝動が真っ向からぶつかる。


    「ヨア、ヨア、あ……ヨアは一体っ、」
    「今、ヨアさんはショックで理性を失っています」
    「じゃ、僕は先に!」
     母親を別の部屋へ退避させるためのサポートをしていた楓が戦場へ戻るのを見送り、達人は母親に説明を試みる。
    「ヨアさんを助けるために俺たちはここにきました。全て終わったら、後で……ヨアさんの話を聞いてあげてください」
     気が動転した状態ながらも、母親は達人の穏やかながら真摯な語りかけに頷いた。達人は微笑み、魂鎮めの風で母親を眠らせる。
    「ヒは! てめぇは逃げてるだけだろ」
     そして庭では。ギャアンと激しい音を立て、舌がチェーンソー剣の刃を駆動させる。
    「一度拒絶されたくらいで心折れてンじゃねーよ。ひひ、まじ受ける!」
     剣を構え、舌がヨアに飛びかかった。
    「叶えたい夢があるンなら、そうやって諦めてねーで母さんに認められる努力してみろよ」
    「ガアアアアアアアッ!!」
     ヨアは体当たりで舌の攻撃に歯向かおうとする。が、
    「グアアウ!!」
     戻ってきた楓の鬼の腕に殴られ防御は叶わない。
    「ギ、ギヤアアアアア、ア、ア」
     正面からチェーンソーの刃に斬りつけられたヨアは、苦しみの呻きを漏らした。
    「クイーンの格好はみっともないと、君自身も思うかい?」
     腕を離し、間合いを抜けながら楓が言う。
    「……見る人によってはそうかもしれないね。でも、そうじゃない人もいる。それこそ君みたいに、その姿に励まされる、夢を抱く人もいるんだ」
    「アア、ア、……アアアアアアアアアアア!!!!」
     何かと葛藤するようにヨアが叫び声をあげた。ダメージを受け止めたのは、達人の盟友にして相棒、空我。
    「みっともないって言われたのがショックだったんだよね、きっと」
     側へ戻って来た空我に達人が飛び乗った。その片腕がみるみるうちに巨大化する。
    「いきなり言われたら……仕方ないわよね」
    「しかしみっともないと言われたキミのそれは、大切な個性です。キミをキミたらしめる、大切な」
     樹は『La pierre qui copie un souhait』を、湊は『歪んだ鉄パイプ』を構え、駆け、語りかける。
    「ねえ、ドラァグクイーンは君の夢なんだろ? だったら、一度お母さんにちゃんとそれを話してみなよ」
     距離を詰めながら空我が機銃を掃射し、達人は腕を振り上げた。
    「自分の夢を、どうして憧れたのかを。憧れた時に抱いた、強い気持ちと一緒に」
    「アアアアアアアア!!!」
     腕が振り下ろされ、ヨアは頭を抱えるような体勢で叫ぶ。
    「……だからどうか、一時の悲しみに全てを委ねてしまわないで」
     空我で走りぬけた達人が、ヨアを振り返って言った。
    「心が落ち着くその時までは、俺達が受け止めるから」


     錯乱し、暴れるデモノイドの攻撃は重い。が、暴れ回るだけの一体と、連携と回復を持つ灼滅者たちの戦い。戦況は確実に灼滅者たち優位へ傾いていく。
    「達人君!」
     楓の声。達人はふっと一瞬目を閉じ、
    「――了解、っと!」
     感じた空気の震えと風の動きから、ヨアの攻撃を見極め、交差した両腕で受け止めた。
    「……大丈夫だよ」
     傷はある。衝撃も強い。それでも達人は笑って、異形の中にいるはずのヨアに伝える。受け止めると約束したのだから、と。
    「見て。この力は自分の意思で制御できる」
     デモノイドヒューマンのリゼが、自らの腕を寄生体で変形させながら、片脚で地面を蹴った。
    「ヨアさん、貴方がなりたかったものは何ですか」
    「ギヤウ! ウ、………グアアアアアア!!」
     咲夜が放った白光の斬撃がヨアを吹き飛ばし、達人はその隙にヨアから離れた。刹那、惑うヨアの身体をリゼが星の重さをのせたエアシューズで蹴り上げ、リズが毒の波動を放つ。
    「ヨア。少なくとも僕には、キミがこんな怪物になりたかったようには思えないのですが」
    「アアアア!!!」
     リゼの蹴りからこぼれた煌きが残る中、『歪んだ鉄パイプ』をヨアの背中に叩きつけ、湊が言った。
    「てめぇがなりたかったのはそんなブサイクだったワケェ?」
     舌の足元から伸びた影が、触手となってヨアを縛り上げる。 
    「早くカワコチャンに戻れよ。違えだろ」
     といって、舌がぺろっと舌を出してみせた瞬間、湊の注ぎ込んでいた魔力がヨアの内側で爆発を起こした。
    「お母さんも、びっくりしちゃっただけだと思うの」
     樹の身体を覆う『メリッサの秘法』。樹は『La pierre qui copie un souhait』を高く掲げる。
    「お母さんはちゃんとヨアくんの幸せを願っていて、落ちついて話をすればきっとわかってくれる。だから」
     細身の身体をしならせ、樹が『La pierre qui copie un souhait』を斜めに振り下ろした。
    「自分自身を、取り戻しましょ?」
     ロッドの先には、願いをうつすという透明な石。ヨアの願いも映っただろうか。飛ばされた曙色のオーラが、ヨアの蒼に重なり、炸裂する。
    「貴方の夢は他人を傷つける事じゃないはず」
     暴れ回ろうとしたヨアの身体をリズとともに身体で食い止め、リゼが言った。
    「想像は『未来を手繰る強力な武器』だ。お前はそれをもう手にしてる」
     身体から噴出させた炎を武器に宿し、幸谷が言う。
    「今は認めてくれない奴は、何も『知らないだけ』かもしれないぜ?」
     幸谷は真っ向からヨアの体側に炎を叩きつけ、そのまま武器を放った。そして飛び退いたリゼを追おうとしたヨアの身体を、炎を纏った両手で掴む。
    「大丈夫。お前の夢はすげー夢で、目指すお前もすげー奴だよ!」
     幸谷は片目をつぶってみせた。
    「君の夢はみっともなくなんてないし、むしろ、素晴らしいと思うんだ」
     背中を返した幸谷と入れ違いに、サイキックソードを構えた楓が駆け入る。
    「わかってくれない人は笑い飛ばすくらい、堂々いこうよ!……いけるさ!」
    「ギアアアアアアアアア!!!!」
     光の剣がヨアを斬り裂いた。
    「今ならまだ戻ってこれる。おいで?」
     リゼの赤い瞳がじっとヨアを見つめ、
    「今なら戻れるし、夢見た姿にだって近付ける筈だ。……自分で一歩、踏み出せたなら!」
     と、咲夜。
    「キミがまだ、本当になりたかったものを忘れていないのなら、帰ってきてください。歓迎しますよ」
     湊が言った。
    「しっかりお母さんと話ができたらうちにくればいいのよ」
     樹が再び『La pierre qui copie un souhait』をかざす。達人の影に縛り上げられたヨアは、すでに両腕をだらりと垂らして立ちすくんでいた。
    「ヨアくんがどんな格好をしていたとしても受け入れるからね。恥ずかしいことじゃないんだから、そのままのヨアくんでいて欲しい」
     蒼色の光、皆の願いを尾と引いて、魔法の矢がヨアへ向かう。
    「俺は、お前を肯定し、褒め称えるよ!」
     幸谷が再び両腕を大きく広げた。
     ダン、と矢がヨアに刺さる。蒼い巨体はゆるゆる揺らぎながら倒れ込み、
    「……よく抗ったね。今はひとまず、ゆっくりお休み」
     抱きとめた達人はそう言って、そっと癒しの風を吹かせた。


    「おお〜〜生きてる実感ってスバラシイですよねぇ!」
     皆でヨアの目覚めを待つ中、自分の負った傷をいじっている湊。ヨアへ語りかけていた時の真面目な様子とはどうにもテンションの差が激しい。
    「あ、ヨアが」
     側についていたリゼがヨアの様子の変化に気づいた。
    「ん……」
     ヨアが目を開ける。が、
    「あ……僕……あっ、お母さんっ!」
    「心配しないで、無事だから」
     樹は飛び起きたヨアに、母親は別室で眠っていることを伝え、落ち着かせた。
    「やれば出来るじゃねーですか。褒めて進ぜます」
     と言って、舌がヨアの頭を撫でる。
    「あ、あの、」
    「逃げない第1歩を踏み出しやがりましたねぇ」
    「キミも生きてる。個性は大切にねぇ!」
     湊が言った。
    「僕は……でも……お母さんを……」
    「『ドラァグクイーン』」
    「あ、」
     咲夜の言葉にヨアの表情が一瞬固まる。
    「ウチの学園にもチラホラいそうですね」
    「えっ?」
    「だね」
     幸谷は笑って、戦闘中にしたようにヨアに片目をつぶってみせた。
    「……がく、えん?」
    「ええ。ヨアくんさえよかったら……」
     樹が武蔵坂学園のことを簡単に説明する。リゼが見せた通り、ヨアの力は自分の意思で使うことができるということも。
    「夢には応援する仲間もきっと必要ですよ」
     咲夜が言った。
    「もし君が望むなら、ようこそ、学園へ」
     楓も微笑む。
    「これからは夢も人間である事も、簡単に諦めちゃダメですからね!」
     咲夜が肩に手を置いてそう言うと、ヨアは目をこすり、頷いた。
    「さ、身嗜みを整えたら、お母さんを起こしてあげて?」
    「でも、僕……」
    「大丈夫。僕たちもついてるよ」
     楓が励ます。その様子を見守る達人。
    「はい。……ありがとうございます」
    「エライじゃねぇですかあ」
     と、ヨアはまた舌に頭を撫でられている。
    (「夢……私ならダークネス共の支配からの独立、かな。口にするのも小っ恥ずかしいけど。でも、」)
     ヨアの笑顔を見ながら、咲夜が立ち上がった。
    (「ヨアさんも頑張ったし、私も頑張らないと……ねっ」)
     庭を冷たくも澄んだ秋風が吹き抜ける。咲夜の左耳でイヤリングが揺れた。

    作者:森下映 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年11月20日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 3
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