くようのやしろ、等身大の福笑い

    作者:baron

    ●来妖の社
    「むかし、物品を供養する神社があって、いわくのある品が持ち込まれたらしいよ。
     由緒ある品が切実な願いで、あるいは処分のつもりでおかしな品が送られたとか」
     町ごとブレイズゲートになったのではと言われる場所があった。
     その中心は物品を祀る神社ゆえに、持ち込まれた品は全て神となる可能性がある。
     ゆえに携わった灼滅者が題して、都市伝説の一形態ツクモガミ。
     神が定まらず神職も不在とあって、サイキックパワーと噂の影響で、都市伝説が発生し易いのかもしれない。
     問題なのは……。

    「都市伝説たちは人間と感性が違うのか、区別とか判断基準とかが違うんだ。
     校長が神主を兼ねてたから教師たち聖職者を神職、学校を神社と思っちゃったみたい。
     悪い事に多感な年ごろの学生たちを巫や覡と勘違いして、相性の良い人を選ぶんだ」
     物品の都市伝説だけに、赴いた灼滅者は付喪神に例えたと言う。
     今回の依頼は、この都市伝説の一形態ツクモガミに関わる話である。

    ●阿多福、福は来(ら)い
    「キャプチャーというか、モンタージュ? にしては随分古いようデスガ」
    「ああ、これは福笑いと言ってね。むかしの日本では、正月にやる遊びだったんだ」
     古びた紙箱の中から、これまた古びた紙型が取り出された。
     そのうちの1つを取ってみると、目や口の絵がバラバラに描かれている。
    「でも簡単に終わりませんか? どの目や鼻が正しいかのパズルなんて、二・三回で終わりマ-ス」
    「いやいや、これは複数の組みが混ざってるからパズルに見えるだけで、本当は一組を目隠しで組み立てるんだよ」
    「見えないと目の配置がおかしくなったり、鼻と口が逆転するでしょ? それをみんなで楽しむの」
     ただそれだけのゲームなのであるが、しらない人が見ると別のゲームに見えるから不思議だ。
     そう思いながら色々取りだしていると、中からイヤに真新しい紙が出て来た。
     その内の一つは、等身大の人間サイズに見える。
    「紙の年代的におかしいし、これツクモガミ化してるのかな?」
    「でも、白紙だよねえ。完成させてから遊ぶのって面倒くさくない? モデルにされるのって結構面倒だもん」
     何が面倒かってモデルを誰に決めるかが面倒で、絵を描くのも面倒である。
     せっかくの正月なのに、じっとしているのも面倒であれば、自分の顔がデフォルメするのは遠慮したい物だ。
    「そうは言っても始まらないだろ。なんだったら魚拓の要領で墨塗ってプリントとかどうだ? 一瞬だぜ」」
    「ヤだー。あたしとか着物なのよ? 着替えるにしても着付けとか面倒だし」
     そんな事を言いながらギャーギャーやっている灼滅者達は、1つの事を忘れていた。
     あまりにも自然に見つかったので、このツクモガミが既に暴走している可能性を忘れている。
     白熱を帯びる議論と抗議は、もしかしたらツクモガミが自分に相応しいモデルを選別する為の儀式なのかもしれない……。
    「そこまで言うならやってあげるわ。勝負に負けた奴はモデルってのはどう? みんなで古着屋によって恰好よい服買って来る約束なら悪くないでしょ」
    「おーし。言った以上は逃げんなよ? へへ、せっかくだから何人か分を混ぜてもいいな。オッパイは……」
    「バカー! スケベーえっちなのは良くないとおもいまーす!」
     こうして模擬戦闘で決着を付ける事に成った。
     とはいえこれは正月の為の御遊び。
     どうみてもコラージュにしかならないバトルロイヤルでも良いし、イケニエ一人を定めても良いだろう。


    参加者
    アルヴァレス・シュヴァイツァー(蒼の守護騎士・d02160)
    影野・有栖(無貌の影猫・d27088)
    フィオル・ファミオール(蒼空に響く双曲を奏でる・d27116)
    樹雨・幽(守銭奴・d27969)
    杠・狐狗狸子(銀の刃の背に乗って・d28066)
    真神・峯(秘めた獣の心・d28286)
    小瀬羽・洋子(清貧清楚・d28603)
    朝臣・姫華(姫番長・d30695)

    ■リプレイ

    ●お祭り
    「範囲は校庭で、戦い方は自由。脱落したモンから順に魚拓な」
     樹雨・幽(守銭奴・d27969)は大雑把に七等分。
     頭・上半身・下半身、そして左右の手足と判り易い配置だ。
    「最後に生き残った者だけは灼滅者拓から逃れられる、血で血を洗う闇のゲームを行いわますわよ!」
     内容を聞いた仲間達の感想は人それぞれ。
     小瀬羽・洋子(清貧清楚・d28603)などは清純ポイ外見の割に燃え上がっているし。
    「別にいいけど。新年早々、穏やかじゃナイネー」
     影野・有栖(無貌の影猫・d27088)などはご覧のありさまで、くてーっとソファーに持たれてゴロゴロ。
    「まあ、やるからには全力、やられても恨みっこなしということデ」
    「ふふ、皆でゲームだものね。みんな部活の仲間だから、新年そうそう、変にいがみ合ったりせず、仲良くやりましょ」
     ぺれぺれと有栖は寝そべったまま手を動かして、参加するアルーと表明した。
     杠・狐狗狸子(銀の刃の背に乗って・d28066)はその様子を見ながら、有栖達の一部を凝視する。
    「(まずは洋子……中学生の癖にその戦闘力を持つ貴女だけは許さない……ッ!)」
     狐狗狸子の心は燃え盛っていた!
     澄まし顔のままストレスはカロリーをマッハで消費して行く。

     とはいえそんな彼女の内心を聞ける訳でもなく……。
    「こんな機会滅多にないし、全力で楽しもっ!」
    「そうですね、言ってみれば模擬戦の様なものですし、手加減はしませんからね……」
     フィオル・ファミオール(蒼空に響く双曲を奏でる・d27116)の笑顔に引き吊られるように、アルヴァレス・シュヴァイツァー(蒼の守護騎士・d02160)も頷いて参戦を決意する。
     まあ依頼を受けた段階で尻尾を巻くなんてありえないし、このメンバーで遠慮は不要だろう。

    ●ネゴシエイト
    「おっ。なんか本格的だね」
    「皆を傷つける訳にはいかんし、かといって手を抜くのも馬鹿馬鹿しいゆえの」
     真神・峯(秘めた獣の心・d28286)が手早く墨汁付きの剣を用意してると、対象的に朝臣・姫華(姫番長・d30695)は最新の注意で準備をしていた。
     楽しそうに槍の穂先を刃止めの油布で覆い、墨を入れる袋、綿の順で止めていく。
     作業を見守る視線に気が付いたのか。
    「なんじゃ? 妾の手の内が気になるのかえ? それとも家来に……はうっ。まさか、こんな可愛いくてか弱い妾を、総員でフルボッコな墨まみれにしたりはせぬよな!?」
    「ははっ。そこまではしないよ。やるなら正々堂々と! 相争うとしても気分良くだね」
     クルクルと表情を変える姫華の一喜一憂を眺めながら、峯は微笑んだ。
     ちぇっくんという相棒もいるし、他の子と共闘するほどでもないのかもしれない。
     まあ峯にも作戦があるので、仕方ないんだけどね。

     と言う訳で、同じような作戦をとるモノ達は、順次行動を開始する。
    「完成したし、ちょっと練習いってくるアル~。はちょ~」
    「(さっさとバックレやがったか……。ま、馬鹿正直に正面から戦う必要はねぇわな)」
     有栖がワザとらしい声色でカンフーポーズを取りながらスタスタ。
     それを見ていた幽は、峯や有栖の戦術を看破した。
     まずは皆の印象を薄くしてお行き、序盤の激突を避ける目論見である。
    「(流石に頭と上半身は避けたいだろうし、少しくらい見逃す……訳ねえ。男より女狙いてぇな。男の魚拓よりかは面白れぇだろ)」
     幽はギラギラした目で女達を見た。
     もちろん本気のセクハラではなく、笑い話のネタを追い求める狩人の目である。
     なーんて事を考えていると抜け出すのが遅れてしまったのか、声を掛けられてしまった。
    「ちょっちいい?」
    「何をお売りしやしょう、お代次第ですぜ?」
     狐狗狸子が顔を貸せと言ってきたので、金次第で何でも売るぜと幽は返してやった。
     流石に商売上の信用もあるので無理な事もあるが(それも怪しいが)、主義でも主張でもハイハイ言いそうな雰囲気である。
    「見事なB拓を取りたいと思うんだけど、万全を期したいのよ。何枚か積むから頼んだわね」
    「ほい、それじゃあ契約成立だ。いつも通り現ナマでな」
     狐狗狸子の提示する額を聞くともなく、幽は二つ返事で了承した。
     彼にとっては稼ぐと言う行為が楽しいのであり、現ナマなら多寡はどうでも良いのである。

    ●開戦
    「さて、と……慣らし運転が終わった所で、早速戦闘を始めましょうか?」
     みんなの工作、および準備運動が終わった辺りで、アルヴァレスが確認した。
     一応全員が肯定に揃っているし、今すぐ始めれないこともないか?
    「おーらい、いつでも始めてくれちゃっていーよーっ」
    「そうですか。ならば古式ゆかしくコインが合図ですっ!」
     フィオルが元気よく頷き、他の面子も反対しないようだ。
     ゲームか何かのコインを、アルヴァレスは膝とつま先に体重をかけつつ勢い良く空に弾いた。
     そして一気に攻撃を開始する!
    「そこは射程内です、隙を見せるのはよくありませんね」
    「はにゃっ。シ-ザーバリア~! なんちゃって♪」
     アルヴァレスが最初に狙ったのは、直前で会話したからか、単に油断しているのか動かないフィオルだ。
     だがしかし、彼女は相棒であるはずの霊犬を射線上に置くと、壁を蹴って屋根の上に消えて行く!
    「まったねー!」
    「くっ。移動重視か。仕方ありません……まずはそちらから」
     おおっと、ざぶんと放られた墨を危うく払う。
     空中で足場を作って飛び去るフィオルを、アルヴァレスは強引に意識の中から排除した。

     なにせバトルロワイヤルだ、熱中し過ぎては手痛い横槍を食らうだろう。
    「ご用はお済みですか!? 失礼ながら全力で勝ちを狙わせていただきますの! ああ、昔の血が騒ぐ……!」
    「相手に不足は……無いです、よっと」
     バシィィ! 洋子の墨にまみれた攻撃を受け止めて、アルヴァレスは不可思議に思った。
     何しろ不足が無い!
     実力差を考えれば、ツモガミに操られかけているのだろうか?
    「おー。随分とダイナミックだね。……いまごろ誰かさんは沸騰中カナ」
     さんぽ中の猫の様な気楽さで、有栖はプルんと揺れる熾烈な動きを見た。
     目立たぬようにまとった黒衣をまとった上で、影業を前面に展開。
     まるで影人間のように暗がりに潜み、漁夫の利を狙うの。
    「ふみ。狙うとしたら……おっと。ご挨拶かなこれ」
    「本当に隙だらけなら方が付くと思って。で、本気でやる?」
     有栖は峯が放り投げた墨玉を、影に飲み込ませるとお返しとばかりに帯を伸ばした。
     その黒い糸はまるで影法師の様に、迫る!
     放たれた影は途中で墨のシャボンで相殺され、ナノナノの一部を汚すに留まった。
    「止めとク。まずは弱った者から片付けるのが定石だヨ?」
    「だよねー。それが野生の掟ってやつだ。ここに来たのも注目を裂ける為だし」
     言いながら有栖は峯は目を反らさない。
     もちろん二人が恋に落ちたわけではなく、隙を窺い居ているだけだ。
     ここに猫と狼の睨み合いが、始まった。

    ●乱戦
    「新参者に対する墨入れという奴じゃな、一思いにやるがよい……あまり嬉しくない一番じゃが」
     しょぼーん。
     姫華はさっそく抗戦を諦めた。
     なんというか様子を見ようとしたら、『二人』に囲まれてしまったからだ。
    「どうするコクリコ? 予定通りいっとく?」
    「……そうね。私の目標はあくまで洋子よ。その上で余力があれば有栖・フィオルと狙って行きましょう」
     幽は別料金だぜ? なんて言いながら、狐狗狸子の指示通りに動き始める。
     この子は一番最後よ、なんて胸をみながら言った時、不本意ながら運命が動いた。
    「(ちょろいもんじゃ。このまま潰し合いを待てば。さすれば最終勝利者は間違いあるまい)」
     そう呟いて姫華は小さな手を握り締めるが……。
     家来が増えないのでちょっとだけ寂しそうな後ろ姿であったという。

     一方その頃、激戦区では……。
    「だいぶ煮詰まって来たかな? 遅れちゃもったいないもんね」
     フィオルは戦場を俯瞰すると、風上から一気に滑り降りた。
     正しくは屋根の上から駆け降りたのだが、その勢いはもはや滑ると言った方が正しい!
    「みなさんお先に! ゲ・シュ・タ・ル・ト、バスター!!」
     誰に言ったか知らないが、フィオルは真っ先に佳境の中に飛び込んで行った。
     今までの動きはあくまで助走に相応しい位置に付く為、真下に居る二人に向けて、墨汁の幕を放つ!
    「諸共ですの!? 上等ですわ!!」
    「囲まれたか……ですがこんな事も出来ますよ?」
     洋子は掴んでいたアルヴァレスの髪を離しながら、墨付き鉄拳の嵐を彼と墨汁の膜に打ちこむ。
     液体を残らず拳で迎撃してやんよ! という無謀な洋子と違い、冷静なアルヴァレスは少しずつ離れながら、墨を円盤状に放った!
     墨の幕は墨の膜で迎撃するのが得策!
     そんな彼の冴えたやり方は、思わぬ闖入者によって阻まれてしまう。

     いや、主戦場に留まった事が、『集中砲火』を浴びる原因になったのだろう。
    「さてさて、こうやって仲間割れってのも一興ってか」
    「呪われるがいいわっ」
     横合いから襲いかかったのは、幽の放った墨のガトリング!
     そして狐狗狸子が持つ、凄まじいまでの胸に対する憎しみである。
     もし頭の中身を見れるなら、墨で検閲するほかない色合いで、空間が憎しみで埋め尽くされる!
    「悔しいですわ。まだ私のレディース坂は始まったばかりなのに」
    「うふふ。積年の恨み。洋子のB拓いただきますっ!」
     洋子、討ちとったりー!
     第一巡なれど、狐狗狸子が高らかに胸を指定したので上半身確定。
     例えツクモガミに操られていたとしても、体力・集中力まではどうにもならなかった模様だ。
    「クッ……此処までですか……。でも、僕の顔で面白いかな?」
    「後は野となれ山と慣れだよ。さってと。とりあえず一・二本目終了。報酬寄こしなコクリコ、汚れても落せんだろ」
    「え、あ、報酬? はい。足りなきゃ出生払いにでもしといて。有栖ってばどこに行ったのかしら」
     倒れたフリをするアルヴァレス達を確認した幽は、捜索中の狐狗狸子に声を掛ける。
     そんな彼女が寄こしたのは茶封筒だ。
     嫌な予感がしたので急いで開けてみると……。
    「偽……。それも今時、新聞紙かよ。やだやだ、胸も貧しいと心も貧しくなるのかねぇ……ドチクショウ」
     幽の前には食事の割引券で挟まれた新聞紙。
     ワナワナと震える彼の眼が怖い。

    ●決着?
    「有栖が来たわよ! 迎撃して!」
    「その必要はねえよ」
     へ? 狐狗狸子がいささか間抜けな声を上げた時、幽の手元でズドンという砲声があがった。
     ややあって背中にベチャっとした感触と冷たさが広がって行く。
    「ぐっ……幽、裏切ったわね……!」
    「先に騙したのはアンタだぜ。俺は割引権引当や信用商売はやってね。知ってるはずだよな?」
     最後まで恰好つける狐狗狸子に、幽は不機嫌な声で罵った。
     ただ働きだよクソッっというのが、きっと本心だろう。
     裏街道の会話を聞いたような気がするが、あまり気にしてはいけない。
    「せめて姫華が給金くれんならなぁ……。そういやサーヴァントも魚拓とんのか?」
     幽が声と銃を向けたのは、先ほど狐狗狸子が言っていた方向だ。
     誰かが格闘しながら、こっちに飛び込んで来る。
    「サーバント呼んでるヨ? それともあっち『一緒』に先倒すカナ?」
    「一緒ってどういう意味かな? まあ『どっち』でもいいよね、まとめて倒すから」
     ぶつかる拳、肘、蹴り。
     有栖と峯は乱打戦を繰り広げながら、こっちに走って来る。
     手刀とナイフが攻め合い、気を抜けば道路標識同士が激突するのは物騒だ。
     双方ともに影へ潜みに行ったはずなので、かち合ったのであろう。
     それとも仲良く喧嘩しながら行進して来ると言い変えるべきだろうか?
    「なら御二人さん達がなかよく両手に花ってのはどうだ?」
    「冗談。ここで負けるわけにはいかないよ!」
    「右に同じネ」
     言いながら幽は速攻で逃走を開始。
     峯と有栖を牽制させている間に、逃げきろうとするのだが!
    「そしてここには私が居る! スターゲイザー!」
    「まて、馬鹿。その位置は!」
    「まあ、まとめていただきだよネ」
    「ダヨネー」
     フィオルに回り込まれてしまった!
     だが幽もろとも二人の射線に入っただけなので、一緒にアウトー!!
     漁夫の利を奪うでは無く、棚から牡丹餅になってしまったという。

    ●笑う門には福笑い
    「雌雄を決する時が来たようだね!」
    「女の子なのはボクの方だよ」
     ボクも女だー! とテンプレの台詞を返し、峯は果敢に攻撃を開始した。
     有栖は受けて立ちつつも、距離を取る。
    「あれ、一人足りないんじゃないかな?」
    「そういえば誰か忘れているような……」
     一足先に倒されたアルヴァレスと洋子は、這って戦場を脱出した後で汚れを落してコタツで待っていた。
     どうなったか気になるが、寒くてやってられない。
     いや、コタツの魔力が二人を離さないのだろう。
    「酷い目にあったぜ」
    「たっだいまー。あれ? コクリコちゃんと姫華ちゃんは?」
     取られた自分の灼滅拓を張りつけながら、幽とフィオルが帰還した。

     だが彼らを合計しても二人足りず、忘れられている姫華はともかく(ひどい)、狐狗狸子は一体!?
    「(おっ、隙だらけ。今がチャンスじゃ)」
     ここに来てようやく姫華が動き出す。
     ぼっちが寂しくなったのかもしれない。
    「お、おのれ都市伝説め、妾を操って仲間に攻撃させるとは。すまぬ……すまぬ……」
    「わわっ。しまった忘れてた」
     そーいと姫華が介入した事もあり、縦横無尽に戦っていた峯に土ならぬ墨が付いてしまう。
    「運も実力の内。返り討ちにしてファミレスで打ちあげするヨ~」
    「まっ待つのじゃ。そんな事をせんでも、家来に成ってくれたら価値を譲るのじゃ」
     有栖と姫華の勝負は、速攻で決着がついたと言う。
     何故ならば……。
    「ふ……貴女は私みたいにならないで……小さくても、育たなくても、強く生きるのよ……」
    「これは妾の勝ちになるのかのう?」
     なんと狐狗狸子が割って入り、貧乳(姫華)を守る盾となった!

     その差が決着をつけたのだが、周囲のジャッジメントは厳しい。
    「ゾンビは反則で良いと思いますけど、罰則は杠様でよろしいのでは?」
    「「いぎなーし」」
     洋子の音頭でヤキ入れが決定。
     オマケの狐狗狸子拓が開始された。
    「やっぱり体格や体型の差もあるのでバラバラですね」
    「誰かさんのは見事なマナ板ですけどね」
     アルヴァレスが出来上がりに感想を入れるのだが、隣を見た仲間たちは別の笑いを浮かべるのであった。

    作者:baron 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年1月13日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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