群馬県、伊香保温泉。
石段で有名なこの温泉地の源泉で、犬のような外見をした一匹のイフリートが、甲高いうなり声を発していた。
その全身からは絶えず火の粉が飛び散り、源泉の発する力が、その燃えさかる身体に流れ込んでいく。
「ガウッ! ヒノコ、強クテ頭イイクロキバ好キダッタ。デモ、今ノクロキバ強クナイ! 人間ニ負ケタシ、言ッテル事モヨク分カンナイ! ヒノコ、モウクロキバノ言イツケ通リコノ源泉守ルノ止メタ! ヒノコガ『竜種』ニナッテ、ガイオウガ様復活サセルッ!!」
吠えるイフリートの身体が、ますます膨れあがっていく。それだけではない。犬のようなその姿が、次第に鱗に覆われた竜のような姿に変容していく。
そうして10分後。そこには竜種と化したイフリートの姿があったのだった。
「嗚呼、サイキックアブソーバーの声が聞こえる……。クロキバの配下だったイフリートが、竜種化しようとしていると」
神堂・妖(中学生エクスブレイン・dn0137)が、真剣な表情でそう告げた。
「……獄魔大将だったクロキバが敗北した事で、穏健派のイフリート達は力を失い、残された武闘派のイフリートを中心に自分達の力でガイオウガを復活させようとする動きがあるみたい」
そしてその手段が、自らが竜種イフリートになることなのだという。
「……竜種イフリートになると、知性が大幅に下がって、目的を果たす為に短絡的に行動するようになる。今回の場合は、ガイオウガ復活の為に、多くのサイキックパワーを集めようと暴れまわる事になると思う」
もちろんこんな方法でガイオウガが復活するはずもないのだが、困ったことに本人達はそれでガイオウガを復活させることが出来ると思いこんでいるようだ。
「……背景には、これまでクロキバの指示で動きを押さえられていた事への鬱憤とかストレスがあるみたいだけど」
とにかく、放っておくことは出来ない事態であるのは間違いない。
「……だから、みんなには源泉に向かって、イフリートの竜種化を阻止してもらいたいの」
それから妖は、今回は伊香保温泉の源泉に向かって欲しいのだと、灼滅者達に告げた。
「……伊香保温泉の源泉にいるのは、ヒノコっていうイフリート。武蔵坂の灼滅者とは、セイメイが死体をアンデッド化しようとしてた事件で、一回会ったことがある」
その時は好意的だったが、今回はクロキバを倒した相手ということで警戒しているだろう。
「ヒノコはファイアブラッドと同じサイキックと、人狼と同じサイキックを使ってくる。まだ未熟で人間の姿にもなれないイフリートだけど、戦闘能力は一人前だから、油断は禁物。……それに、戦闘開始から10分経過すると、竜種化して戦闘力が強化されてしまうから、注意して」
それから、と、妖はややためらった後、話を続ける。
「……ある程度ダメージを与えて、竜種になってもすぐに倒されてしまうんじゃないかとヒノコに思わせる事ができれば、あるいは竜種化をやめるように説得する事もできるかもしれない」
難しいことを考えるのが苦手なイフリートだけに、実際に殴って分からせてあげてからでないと、説得は出来ないようだ。
「……今回は、ヒノコを灼滅するか、説得して竜化を諦めさせることが目的。……灼滅するか説得するかは現場での判断に任せるけど、もし竜種イフリートになってしまえば説得は不可能になるから、時間内に説得が無理だと思えば、灼滅に切り替える必要がある。どちらにしても、イフリート達の暴走を放っておく訳にはいかない。危険な依頼だけど、気をつけて行ってきて」
そんな言葉と共に、妖は灼滅者達を送り出したのだった。
参加者 | |
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垰田・毬衣(人畜無害系イフリート・d02897) |
芥川・真琴(レティクル座のカミサマ・d03339) |
鳴神・千代(ブルースピネル・d05646) |
黒谷・才葉(カニバルドッグ・d15742) |
ルフィア・エリアル(廻り廻る・d23671) |
レイヴン・リー(寸打・d26564) |
宮野・連(炎の武術家・d27306) |
フェイ・ユン(侠華・d29900) |
●伊香保温泉のイフリート
赤く燃える毛皮を持った巨大な犬の姿のイフリート――ヒノコの体に、伊香保温泉の源泉が発する力が流れ込んでいく。
だがその時、突如源泉周辺を、湯気とは異なる暗い霧が包み込み始めた。
「ガウッ!?」
異変に気付き、ヒノコが周辺を見回す。
「お前が竜種化してもガイオウガ様とやらは復活しねぇぞ」
そんなヒノコに言葉を投げかけたのは、夜霧を発生させた張本人でもある宮野・連(炎の武術家・d27306)だ。
「ガウッ! 誰ダ!? アフリカンゴ当地怪人カ、セイメイノアンデッドカ!?」
ヒノコが咆えると、その憤りを表すように、全身から火の粉が舞い散っていく。
「どっちでもないぜ! オレ達は、灼滅者だ!」
夜霧を裂いて、レイヴン・リー(寸打・d26564)が姿を現した。レイヴンはそのまま、鋭い跳び蹴りをヒノコの額に炸裂させる。
「ガウッ! 武蔵坂ノ灼滅者ッ! クロキバヲ倒シタ奴ラカッ!」
衝撃を振り切るように首を左右に振ると、ヒノコは敵意を込めた視線を周囲に向けた。
「そうだよ、ヒノコ。『おいで、アタシの獣!』」
イフリートの着ぐるみ姿の垰田・毬衣(人畜無害系イフリート・d02897)が解除コードを発すると、無敵斬艦刀が解放され、その手に収まる。斬撃に備え身構えたヒノコに、しかし毬衣はローラーダッシュで急接近すると、そのまま炎を纏った蹴りを、ヒノコに叩き込んだ。
「ガウッ! ソッチカッ! ケド、火ノ使イ方ナラ、ヒノコノ方ガウマイッ!」
ヒノコは蹴りを耐えきると、燃えさかる太い前脚を、毬衣に叩きつけんと振り上げる。
「やらせないよ!」
だが、前脚が振り下ろされる直前に、フェイ・ユン(侠華・d29900)が二人の間に割り込み、WOKシールドで前脚を受け止めていた。それでも飛び散った火の粉がフェイの体に降りかかるが、フェイは意に介さず、逆に炎を宿した拳でヒノコの前脚を打ち抜いた。
「ガウッ!?」
思わぬ反撃に飛び退いたヒノコだったが、その動きにピタリと合わせるように、黒谷・才葉(カニバルドッグ・d15742)が迫っていた。
「まずは、話を聞く気になってもらわなくちゃな」
空の青を映したような細身のクルセイドソードが破邪の白光と共に振るわれ、ヒノコの重心を支える後ろ脚を切り裂く。
「ガウッ! オマエラナンカ、竜種化スレバ簡単ニヤッツケラレル!」
キバを剥き出しにして咆えるヒノコに、ルフィア・エリアル(廻り廻る・d23671)は自らの左手を鬼のものへと変じさせながら、醒めた視線を向けた。
「ふむ、竜種か。イフリートは任意に竜種へと変貌できるのか……。意外な秘密発見という奴だな。目の前で竜種への変貌が見られるのは良い機会だとも思うが……まあ、今回は止めようか。全く、面倒臭い獣だよ」
次の瞬間、鬼神と化したルフィアの腕が、全力でヒノコの鼻っ面に叩きつけられる。
「ギャンッ!」
思わず前脚で鼻を押さえるヒノコ。
「ヒノコちゃん、悪いけど、竜種化は絶対阻止させてもらうよ」
その隙に、鳴神・千代(ブルースピネル・d05646)は巨大なオーラの法陣を展開し、仲間達を包み込んでいった。
「熱は命、ココロは焔……」
その隣では、芥川・真琴(レティクル座のカミサマ・d03339)が、眠たげな表情のまま、自らの身を暖かな熱を持つ光で包み込んでいく。
「ガウッ! ヒノコ、竜種化シテガイオウガ様復活サセル! 誰ニモ邪魔サセナイッ!!」
ヒノコの全身から、ヒノコの決意を表すように火の粉が舞い散っていった。
●拳に思いを乗せて
「なあ、おかしいと思わねぇか? もし、竜種化でガイオウガ様が復活すんなら、それこそクロキバとか他の奴らがやってるはずだろ?」
連がヒノコの体にナイフで複雑な傷を刻み込みながら、疑問を投げかける。
「ガウッ! クロキバ、臆病ダカラ、竜種化スルノ恐カッタダケ!」
「それで、もしさ、竜種化してもガイオウガが復活しなかったらその後はどうすんの」
才葉の放った狼型の影がヒノコに喰らいつき、ヒノコの動きを封じにかかった。だがそれ以上に、ヒノコには才葉の問いが予想外だったようで。
「ガウッ? ソノ後???」
どうやら、後のことなど何も考えていなかったようだ。
「言っとくけど、君が竜種化したら全力で阻止するよ」
才葉がそう付け足すと、
「ガウッ! ヒノコ強イ! オ前達ニ負ケタクロキバト違ウッ!」
ヒノコはムキになってそう言い返した。
「百人以上の敵を相手に一歩も引かなかった彼が弱い? たった8人に苦戦する君がそれを言っちゃうー……?」
真琴の、間延びした声とは裏腹の鋭い指摘に、痛いところを突かれたヒノコの顔が更に真っ赤になり、
「ガウッ! ヒノコ弱クナイッ! オ前ラグライ、簡単ニヤッツケラレル!」
その鋭い牙で、真琴に噛み付こうとする。だが、そこへ飛び込んできたフェイが、縛霊手を突き出してヒノコの牙を受け止めた。
「クロキバさんは弱くなんかないよ。とっても強かった。それは直接戦ったボク達が知っているし、ヒノコくんもよく知っているんじゃないかな?」
なだめるようにフェイが言葉を紡げば、無敵斬艦刀を構えた毬衣も、
「アタシたちは獄魔覇獄で直接クロキバさんと戦ったから、その強さはよく分かってるんだよ。クロキバさんは弱くなんてなかった、力も心も両方とても強かったんだよ!」
そう、ヒノコに訴えかける。しかし、そんな声も今のヒノコの耳には届かないようで。
「ガウッ! クロキバ、確カニ強カッタ! ケド、ヒノコ、竜種化スレバ、クロキバヨリ強クナル!」
「竜種になれば強くなれるって? 甘えんなよ」
レイヴンはそんなヒノコに駆け寄っていくと、
「それじゃあ俺たちはどうなる。俺たちはお前たちみたいなダークネスにすらなってない。それでも、獄魔覇獄を勝ち抜いたのは俺達なんだ」
拳の一撃一撃に想いを込め、ヒノコに叩きつけていった。
「確かにクロキバは他の大将と比べれば、弱い方になったかもしれんな」
一方で、ルフィアはヒノコの言葉を全て否定しようとはしない。セミロングの髪をなびかせて強烈な跳び蹴りをヒノコ目掛けて放つと、
「だが、お前なんぞよりはよっぽど強かっただろうさ。なにせお前のように一人で突っ走ったりしなかったからな。道は違えど、こちらと共闘しようとした。数の力を知っていたわけだ、お前と違ってな」
そう、言葉を付け足した。
「ガウッ! 群レナイト何モデキナイノハ、弱イ証拠!」
それでも、ヒノコは頑なにクロキバを否定しようとする。でもきっとそれは、クロキバへの尊敬と憧れの裏返しで。
「ヒノコちゃんはクロキバさんのこと大好きだったんだね……。クロキバさんは今とっても困ってると思うんだ。だからヒノコちゃんがクロキバさんについて行ってあげたら、前よりももっともーっと強くて頭のいいクロキバさんになっちゃうかもしれないよ?」
千代がヒノコにそう呼びかけた時。彼女の腕時計が、アラームを発した。それは、戦闘開始から5分が経過した合図。
後5分以内にヒノコを諦めさせることができなければ、ヒノコは竜種化してしまうのだ。
●炎獣へ届け
「ガウウウッ!!」
ヒノコの全身から激しい炎が立ち昇り、前衛で戦う灼滅者達を飲み込んでいく。度重なる攻撃と説得にもかかわらず、まだヒノコの戦意は衰えていなかった。
そんなヒノコの放った真紅の炎を裂いて、レイヴンが拳に宿した蒼い炎が、ヒノコを直撃した。ヒノコの巨体が揺れ、炎の放出が止まる。
「自分より強いやつにせめて一撃、そうやって俺たちが磨いてきた牙を甘く見んなよ」
ヒノコの視線を真っ向から受け止めて、レイヴンは自らの拳を掲げて見せた。
「竜種化で力が手に入るのは本当かもしれない。けど、それでお前がなくすものだってあるんだよ。今のお前じゃなくなっちまうんだよ。今のままでも考える力を無くさなければ、仲間と協力すれば、自分よりずっと強い相手にも勝つことが出来るはずなんだ。もっかいそこんとこ考えてくれねーか?」
安易な手段で力を得て、代償として今の自分を失って。そんな力に意味があるのかと、レイヴンは問いかける。
「竜種化しちゃうとこうやってお話しすることもできなくなっちゃうよ……。自分が強いって実感も感じなくなっちゃうんだよ」
霊犬の千代菊と共に仲間の回復に駆け回っていた千代も足を止めて、真摯に言葉を投げかけた。
「考えて学習すっから、戦闘とか色々面白ぇんだから、竜種化で無くすのは惜しいし、ガイオウガ様も望んでねぇよ。まぁ、アレだ。ストレスが溜まってんならこの戦いを楽しんで晴らせや」
連が『通行止』の赤色の標識で、思いっきりヒノコをぶん殴る。いくら力を得ても、考えることを止めてしまったらそこで『止まれ』なのだ。その先はない。
「キミが竜種化できるように、まことさん達にも手段はあるんだよー。8人がそれをしたらどうなると思うー……?」
真琴は、暗に闇墜ちの可能性をほのめかしつつ、苛烈な熱を持つ焔を拳に乗せて、ヒノコに打ち込んだ。
「まことさんには後を託せる仲間が居るけど、今クロキバ君にはそれがないんだよー……? だから、キミにはクロキバ君の友達でいてあげて欲しいなー……」
それは、同じイフリートのヒノコ達でないと出来ないことだと、真琴は続ける。
「ガ……ウウッ!!」
ヒノコが迷いを振り切るように源泉の力をその前脚に集中させ、振り下ろした。その一撃を、才葉がクルセイドソードで受け止める。
「オレには帰る場所があるから、負ける訳にはいかないんだ」
ヒノコの前脚を押し返しながら、才葉はそう自分を奮い立たせた。
「出来ることならヒノコにもクロキバの元へ戻って欲しい。今まで一緒にやってきたんだ。きっとまたやり直せるよ」
そして、ヒノコへ説得の言葉を投げかける。ヒノコの迷いを表すかのように、前脚の力が緩んだ。
「確かにクロキバは失敗したかもしれないけど、ずっと一緒に戦ってきた仲間をそんな簡単に見捨てちゃうの?」
イフリートの誇りに仲間というものが少しでも入っていればいいなと願って、才葉は言葉を紡ぐ。
「今のヒノコが竜種になろうとしないで、クロキバさんのもとでもっともっと強くなれば、ヒノコもクロキバさんやガイオウガさんの力になれると思うんだよ」
毬衣が、聞き分けのない子供に言い聞かせるように声を上げながら、斬艦刀をヒノコの前脚に振り下ろした。
「ギャウンッ!」
激痛に、ヒノコが前脚を引っ込める。
「あの強いクロキバさんでも、一人じゃできない事もある。……だから、ヒノコくんみたいな強い子の協力が、クロキバさんには必要なんだと思う」
ヒノコの体から舞い散る火の粉が少なくなってきたことに気付いたフェイは、そこにヒノコの動揺を見て取り、後一息と声を投げかけた。
「できれば、竜種なんかにならないで、クロキバさんの力になってほしいな」
フェイが、思いを真っ赤に燃える拳に乗せてヒノコに叩き付けると、ヒノコの体が大きく傾いだ。
「さあ、独断専行し、竜種となってこの場で倒されるか思いとどまるか……好きにすると良い。どちらにせよ、私たちが全力で相手をしよう」
ルフィアが、ヒノコに決断を迫る。もっともルフィアは回答を待つつもりなどなく、動きの鈍ったヒノコにマテリアルロッドを突き付けると、即座に己の魔力を流し込み、爆発させた。
「ガウッ!!」
ヒノコが、その一撃で力尽きたように、その場にドウッと横倒しになる。
「……ヤッパリ灼滅者、強イ。ヒノコジャ、多分竜種化シテモ勝テナイ。クロキバ、弱イケド、ヒノコ、モット弱カッタ……」
源泉からヒノコへの、力の流入が止まった。それは、ヒノコが竜種化を諦めたことを意味していた。
●そしてそれから
「お腹空いてるだろうし食べる?」
すっかり大人しくなったヒノコに、毬衣が鶏肉を差し出した。
「ガウッ! ヒノコ、全力デ暴レタカラ腹空イタッ! ソレヨコセッ!」
ヒノコは、どこか吹っ切れたように、鶏肉に齧り付く。
「ヒノコちゃん! わたしからも頑張ったね、ありがとうね」
千代が用意してきていたプリンを差し出すと、
「ガウッ! 甘イ匂イスルッ! ヒノコ、ソレモ食ウッ!」
ヒノコは瞬く間にプリンもペロリとを平らげた。
「キミがとっても強いってことはわかったよ。だからその力、これからもクロキバさんの為に使ってあげて欲しいんだよ」
千代の言葉に、ヒノコが困ったような表情を浮かべる。一度クロキバを見限った手前、素直にクロキバの元に戻りづらいのだろう。
「あのね、クロキバ君に、言ってることよく分からないってちゃんと言ったこと、あるー……?」
そこへ、真琴が助け船を出すようにそう尋ねた。
「クロキバ君なら、分かるように教えてくれたと思うけれど、なー……。今からでも、遅くないんじゃない、かなー……」
とにかく一度クロキバと話してみるように、真琴はヒノコを諭す。
そんな様子を、フェイは複雑な表情で眺めていた。今まで協力関係にあったクロキバを助けたいと思う反面で、ガイオウガに対しては警戒心を持っているためだ。もしクロキバがガイオウガを復活させたとき、果たして自分達はどうするべきなのか、考えておくべきなのかもしれない。
同じく遠巻きにヒノコの様子を眺めていた連は、また別のことを考えていた。
(「ヒノコがこのままクロキバの味方になって、出来れば、他に竜種化を考えている奴らをとめてくれねぇかな」)
武闘派のイフリートはまだ存在するはずであり、同じように竜種化を考えているはずだ。できればイフリートの問題はイフリート同士で解決してくれれば、それに越したことはない。
(「それにしても、何で竜種化でガイオウガが復活するって思い込んでるのかねぇ? 誰かに吹き込まれたか?」)
連は、心に浮かんだそんな疑念を、払うことができなかった。
作者:J九郎 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年1月16日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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