純白天使ショコラ

    作者:犬彦

    ●都市伝説のカード
     カタパルトカンパニー。
     それは大作ファンタジーTCGを作成しようとして頓挫し廃業、その後、社長及び社員の何人かが自殺したという曰くのあるゲーム会社だ。
     それから時を経た現在、会社があったビルを中心にブレイズゲートが生じてしまった。
     倒産により企画が消失したといっても作られていたカードの数は膨大。
     そして今――件のカードは都市伝説となり、実体を持って現れようとしていた。

    ●純白の天使
     ビルの屋上に真っ白な光を纏う一枚のカードが出現する。
     雪のようにひらひらと舞うそれは眩い光を放つ。カードは幾度か淡く明滅した後、何かを形作った。そして、それがひときわ眩く瞬いた瞬間――白い羽が舞い散る。

    「ふわぁ……ここ、どこ?」
     光と舞う羽根の中から現れたのは真白な少女だった。
     外見は齢にして七、八歳程度か。白雪めいた髪に銀の瞳、透き通るような肌も白く、纏っているふわふわのドレスも白一色だ。純白としか表すことのできない少女の背には大きな翼が生えている。
     幾度か真ん丸な瞳を瞬かせた少女天使は辺りを見回した。
     丁度そのとき、その場に或る灼滅者が訪れる。
    「君は――」
     彼の名は楯縫・梗花(流転の帰嚮・d02901)。仲間と共にブレイズゲートの探索に訪れていた青年だ。梗花の姿を見つけた少女天使はぱっと表情を輝かせ、嬉しそうに口元を綻ばせた。
    「わあ、にんげんね。ショコラはショコラっていうの。あなたは?」
     少女は自分を『純白天使ショコラ』だと名乗り、梗花に問う。
     件のTCGの設定に準ずるのならば、天使のようなカードの化身は『天使魔界エンジェアモン』の住人だろう。其処に棲むモノ達はすべてが悪魔だ。外見は愛らしい天使のように見えるが魔界の住人であり、悪しき心を持っている。
     かの悪魔達は人間に対して我儘を言い続け、それを叶えるように強要する。
     最初は小さな願いだが、徐々に叶えるのが難しい願いとなり、願いを叶えられなくなると対象を殺して食ってしまうという。
    「また厄介な相手に巡り会ってしまったね」
     梗花は以前に対峙したカードの化身の情報を思い返し、身構える。
     おそらくショコラは他の存在と同じく、笑顔のまま此方を攻撃してくるだろう。そして、ショコラは此方の様子に構うことなく、翼を広げて梗花達の前に降り立った。
    「おしえてほしいことがあるの。『愛』ってなあに?」
     未だ見ぬ愛を知るため、少女は彼女なりの我侭である問いを投げかける。
     あどけない笑顔の裏には純粋なまでの悪意が宿っているはずだ。梗花達の警戒にも気付かず、ふわりと笑んだ少女はもう一度問う。
    「――ねえ、はやくショコラにおしえて。あなたたちの愛のかたちを」


    参加者
    平・等(眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡・d00650)
    楯縫・梗花(流転の帰嚮・d02901)
    氷霄・あすか(高校生シャドウハンター・d02917)
    布都・迦月(幽界の調律師・d07478)
    志那都・達人(風祈騎士・d10457)
    東郷・時生(天稟不動・d10592)
    漣・静佳(黒水晶・d10904)
    縹・三義(残夜・d24952)

    ■リプレイ

    ●天使の疑問
     幼い少女天使が問う。愛とは何か。
     その問いに答えるには、先ず――変身が必要だ。
    「エンジェライズ・アルティメット・モード……チェーンジっ!」
     掛け声と共に愛らしいきゅんきゅんハートな衣装に変身した楯縫・梗花(流転の帰嚮・d02901)はばっちりポーズを決めてウインクをしてみせた。
    「キャー! しょこらちゃーん!」
    「まさかもう二枚目に出会えるなんて。部長、じゃなくて、しょこらちゃんすごい!」
     東郷・時生(天稟不動・d10592)と氷霄・あすか(高校生シャドウハンター・d02917)が黄色い声援を向け、キョーカスターもといしょこらちゃんに向けて乙女ちっくで可愛らしいポップソングの演奏と拍手を送る。
     其処に漣・静佳(黒水晶・d10904)が実況よろしく一気に捲し立ててゆく。
    「突如ビルの屋上で激突する両者! 純白天使ショコラに対峙するは我等が愛すべき部長、しょこらちゃん! 果たして日曜日の朝はどちらが握るのか!」
     以上、屋上の現場前から中継しました。
     そう言って締め括られた実況に対し、天使ショコラは呆気にとられていた。
     志那都・達人(風祈騎士・d10457)も仲間の演出に合わせてライドキャリバーの空我と場を盛り上げていたが、ショコラがドン引きしていることに気付く。
    「あの純真無垢そうな天使の子があんな反応をするなんて……」
    「まぁ、かなり予想外の展開だろうからな」
     ナノナノの煎兵衛を連れた平・等(眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡・d00650)も冷静に状況を判断し、仲間達に天使の様子をそれとなく伝える。
     おそらくこのままではカードの化身は臍を曲げてしまうだろう。
     天使ショコラ本人も眉間に皺を寄せて頬を膨らませ、梗花に指先を突き付ける。
    「おにいさんたち、まじめにやって」
    「……はい」
     梗花はひとまず変身を解き、素直に頷いた。
     ――ということで、仕切り直し。
    「何ともはた迷惑な天使様だが、お付き合いしてやるか」
     布都・迦月(幽界の調律師・d07478)は軽い溜息を吐き、手にした槍を握る手に力を込めた。愛とは何かを語ると同時に戦いまでこなさなければならなくなる。余裕めいた笑みを湛えた迦月はふわりと微笑む少女天使を見据えた。
    「はやく、おしえてほしいな」
    「さて……来るよ、ひとつ」
     縹・三義(残夜・d24952)は天使が身構えたことを気取り、傍らの霊犬に呼びかける。
     彼女は超可愛い柴犬、三才。乙女なので愛については詳しいはず、とひとつに期待を寄せた三義は身構える。
     純白天使に満足のいく『愛』を教えてやれるかは未だ分からない。
     それでも――自分なりの愛を語る準備を整え、灼滅者達は其々の覚悟を決めた。

    ●愛というもの
     開幕直後、光を生じさせた天使が先ず狙ったのは時生だった。
    「ねえ、『愛』ってなあに?」
     鋭い光の攻撃と共に問いを投げ掛けたショコラは小さく微笑む。時生は受けた痛みに耐えながら自分が思っている愛の形を言葉に変えた。
    「愛とは、誰かに与えられるものよ」
     この命は両親に貰った愛の証。自分が今生きていられるのは両親が命がけで護ってくれたからなの、と語る時生にショコラはこくんと頷きを返す。
     時生が行動を制限されていないということは、天使は答えに満足したのだろう。
     だが、仲間の受けた衝撃は傍から見ても大きい。相手の持つ戦闘力の強さを感じながら、静佳は光条の癒しを解き放った。
    「難しい、わね」
     愛を言葉にすることについて静佳は思う。愛とは物語の中で往々にして語られているが、それを自らが思う形で言の葉として紡ぐのはまた別の話だ。
     静佳が神妙に思い悩んでいる中、縛霊撃を放った等は大きく胸を張った。
    「愚問だぜ。この愛の使者に答えられぬとでも?」
     自称使者ながら、いつでも来いと天使を見遣る等は自信満々だ。煎兵衛は彼の後方で援護につき、仲間にふわふわハートを飛ばす準備を整えている。
     その中で達人はショコラを見つめ、カードの化身のある様子を言い表した。
    「どうやら天使は攻撃の痛みを感じないようだね」
    「ああ。しかし、今までの傾向から考えると耐久力自体は減っているだろうな」
     攻撃が効いていないわけではないと迦月も判断し、二人は頷き合う。
     そして、達人と迦月が妖冷の弾を解き放ち、空我も機銃を掃射する。同様に他の仲間達も攻撃を打ち込むことで戦いは進み、やがて手順は再びショコラに巡る。
    「あなたの『愛』は、どんなもの?」
     視線は梗花に向けられており、次の答えが望まれた。梗花は逡巡した様子を見せたが、ゆっくりと口を開く。
    「愛、か。返そうとしても、上手に返せないものかな」
     黙っていても、通じてしまうもの。人によって形の違うもの。そして――梗花が更なる言葉を重ねようとしたとき、ショコラは真白き魔力を紡いだ。
    「そんなの、わからないわ」
    「しまっ――」
     幼い少女に彼の言葉は理解し難かったらしい。攻撃と共にもうひとつの制約が梗花を包み込み、動作と言葉を封じ込めてしまう。なんて強力なカードの能力なのか。静佳が補助に回ろうとするが、おそらくサイキックでは癒せぬ類の魔力だ。
     だが、すぐさまあすかが仲間の代わりに踏み込む。やっぱりカードのテキスト通りなんだね、と不思議な納得を感じたあすかは青の標識を振り下ろし、敵に怒りを付与する。
    「さ、これであなたはこっちに来たくなーる……ってね」
     自分に攻撃を引き付ければ仲間を守れるはず。その狙い通り、ショコラはあすかから視線を外そうとしなくなった。
     三義今の内にカードの耐久力を減らすべく、ひとつと共に駆けた。
     三義が天使へと炎を纏う蹴りを放ち、霊犬が刃で斬り裂く。攻撃を終えた三義が天使から一度距離を取った時、ひとつから熱い視線と声が聞こえた。
    「わん、わんわん!」
     どうやらひとつ自身も何かを語っている心算のようだ。
    「いや、うん、まあ……お前がわんわん言ってもわかんないだろうけどね……」
     三義は霊犬の主張に頷きを返しながら、愛について改めて思う。
     本当に愛を知るには言葉だけでは始まらない。けれど、無垢な少女が言葉を求めるならば、とことんまで教えてやるしかない。

    ●其々の形
     戦いは問いと共に巡り、幾度も魔力や衝撃が重ねられる。
     怒りで天使を引き付けたあすかはその後、常に天使の問いと攻撃を受け続けた。その間に仲間達がカードの化身に全力で攻撃を行い、静佳や煎兵衛は天使の攻撃で傷付いたあすかを癒す為に援護に回る。
    「愛とは、誰かのために頑張ることだよ」
     このまま自分だけが耐えていれば――とあすかが思う中、綻びが見えはじめた。
    「ふぅん……」
     天使は最初の内は納得していったようだが、次第に答えの要求は高くなっていく。
     あすかは気丈に答えているが、天使の放つ光は鋭い。いつしか回復が追い付かなくなり、仲間を案じた達人が「これ以上は駄目だ!」と呼びかけた。
     等が想念の弾丸を放ち、迦月も鬼神変で以て天使を攻撃し続ける。三義が、梗花が、時生が――誰もがあすかはもう次の問いかけに耐えきれぬかもしれないと案じた。
     だが、ショコラの問いかけは止まらない。
    「『愛』って、それだけ?」
    「人だけじゃなくモノにも愛ってあるんだよ。わたしにとっては、この髪飾りが……」
    「――そんなこたえ、つまんない」
     あすかの言葉は途中で遮られ、激しい裁きの光がその身体を貫いた。
     その瞬間、彼女はその場に倒れる。
    「ごめ、ん……なさい……」
     最後まで戦えなくて、という意味を込めた謝罪を最後にあすかは意識を失う。
    「いや、よくやってくれたぜ」
     眼鏡の奥の双眸を鋭く細めた等は、怒りが要因だったのだと察して奥歯を噛み締めた。だが、そのおかげで自分達はカードにかなりのダメージを与えられた筈だ。
     等は煎兵衛に引き続き補助を行い続けることを願い、天使を指差す。
    「教えてやろう、愛ってのはまずは相手を認める事さ!」
     好意の全ては己の知覚での認知から始まるのだと告げた等はカードの化身を倒すべく、トラウナックルを放つ。
     対するショコラはふわふわとした笑みを浮かべ、残る者達に問いかけ続けた。
    「ねえ、『愛』ってなあに?」
     問われた迦月は、最早ショコラが何を言っても納得しないことを悟っている。だが、自分なりの答えを返すことが無駄だとまでは思っていなかった。
    「孤独をぶち壊す物だな」
     良くも悪くも、自分が世界で一人きりじゃない事を思い知らされるもの。
     それから、変える場所。 待っていてくれる人がいるから、無茶をしてでもやり抜こうと思える。それは、迦月にとってはわざわざ言葉にするまでもないこと。
     予想通り、迦月の動きは縛られてしまうが、三義が補助に入ることで戦線を補う。
     戦いは廻り、更に天使は静佳に問うた。
    「あなたの『愛』はどんなもの?」
    「愛とはチョコレートのように甘く、砂糖菓子のように溶けるものよ」
     そして、相手を信じて、自身を信じるもの。
    「あまくてとけるもの……?」
     首を傾げた天使の攻撃を受け止め、静佳は唇を噛み締める。今はどんな言葉も受け入れて貰えずとも、想いを込め続ければきっと解って貰えると信じた。
     そう感じたのは時生も同じ。
     気に入る愛のかたちしか認めないなんて哀しい。けれど、私達の愛がほんの少しでも伝われば良いと彼女は思う。
    「失われた命を背負い、その想いを受け継ぐ。それが、私の愛のかたちよ」
     受け継いだ者もまた、誰かに愛を与える存在になれる。
     カードから歪んだ形で現れた天使を滅し、元の姿に戻すことも巡りゆく愛になればいい。そっと願った時生は花弁めいた炎を纏い、天使へと蹴撃を見舞った。
     仲間達が着実にカードの力を削っていく中、ショコラは三義に問う。
    「あなたたちの『愛』は?」
     三義は天使がひとつと自分の両方に声をかけたと気付き、ゆっくりと口を開いた。
    「あえていうなら、……愛とは扉、かな」
     扉の鍵は信じる心。
     愛する人の数だけ扉があって、色んな世界があるから。その先に広がる世界は、開いた当人しかわからないもの――と、多分ひとつが言っていると三義は語る。
     しかし、納得しない天使は彼の身体を魔力で縛り付けた。
     代わりにひとつが三義の前に立ち塞がり、その姿勢で以て主従愛を示す。
     続けて達人は空我に呼び掛け、天使へと突撃させた。
    「愛っていうのは自分以外の誰かを思いやること、人の為に行動すること……かな」
     頑張り屋で人を心配する心を持つ自分の弟子を思い、達人は笑みを浮かべる。きっとこれは師弟愛というものなのだと達人が口にすれば、梗花が静かに同意した。
    「素直に泣いて、怒って、恨んで、笑って。そういうことのできる間柄のことだね」
     愛には様々な形がある。恋愛だけではない、たくさんの形が――。
     駆けた達人の龍骨斬りが天使を斬り裂き、梗花の放つ魔力の奔流が更なる衝撃を与えた。おそらく、カードの耐久力も後わずか。
     終わりに向けての思いを噛み締め、仲間達は天使を見据えた。

    ●甘い愛
    「だれかショコラにおしえて……『愛』って、なんなの?」
     震える声で問いを紡ぎ、ショコラは灼滅者達を真っ直ぐに見つめ返す。
     問われた時生はもう天使に答えることはしない。痛みが身を貫こうとも、この体が縛られようとも、後はこの戦いを終わらせるために動くだけ。
    「私達にも教えて! 貴女自身の、愛のかたちを!」
     武器と共に言葉を投げ掛け、時生はドグマスパイクで天使の胸を穿った。
    「そろそろ自分でも答えを考えてみたらどうだい!」
     達人もショコラに指先を突き付け、問うばかりでは愛は見つからないと呼びかける。等もふふんと笑い、魔帯を翼の如く広げて応戦した。
     そして、等の帯に捕縛されたショコラは困ったような顔を浮かべる。
     其処に好機を見出した迦月は最期を齎すべく、己の腕を鬼のそれへと変化させた。愛の力で強くなれればいいのだが、生憎自分はそこまで器用ではない。
    「さて、思いっ切り殴るのも愛の鞭って言うよな」
     少しの皮肉を織り交ぜた言葉を向け、迦月は一気に天使に肉薄する。
     そして、一瞬後――白い翼が辺りに広がった。

     純白の羽は戦いの終わりを彩るようにして四方に舞い散る。
     化身がカードそのものに戻るのだと感じ、梗花は消えゆく少女に優しい声をかけた。
    「愛に正解はないよ。君が愛と呼んだら、それがきっと愛」
    「そう……だったの、ね……」
     それだけを口にし、天使は淡い光を纏って消失する。その姿を見送った梗花はそっと俯き、「僕にはまだ、わからないけど」と付け加えた。
     そうして、愛を語る戦いは終幕を迎える。
     三義は長く続いた戦闘を思い返し、だるい、と口にして欠伸をする。その片手は傍らの霊犬へと伸ばされており、彼はひとつを労うようにして優しく撫でていた。
     倒れたあすかは暫しの治療が必要なようだが、それ以外は大事に至らなかった様子。
    「みんな、お疲れ様ね」
     仲間達を労うあすかにゆっくり休んでと告げ、時生は天使が居た場所を見遣る。
    「見えぬ愛を、かたちにしたかったのかしら」
     戦いの時に問うた事と、この場で零した思いに答える者はこの場にはいない。ショコラの思いを知るのはショコラ自身であり、もう二度と聞くことも出来ないだろう。
     少し寂しい気がしたが、これで良かったはずだ。
     達人も不思議と感慨深くなり改めて愛の形を思った。
    「無理せずに笑っていて欲しい。多分、これが俺の考える一番の愛ってヤツかな」
     今更だけど、と達人はビルから見える空を見上げる。
     そのとき、迦月は空から落ちてくるカードの存在に気付いた。あれ、と迦月が指を指すとすかさず等がカードの落ちる先に回り込む。
    「つかまーえた!」
     ひらひらと舞っていたカードをナノナノと一緒に掴み、等は口元を緩めた。
     静佳は仲間の手元を覗き込み、其処に『純白天使ショコラ』と記されていることを確かめ、双眸をそっと細める。
    「貴女の愛、見つかったかしら?」
     問いかけてみても答える声はない。けれど、それでいい。
     何故なら、カードに描かれている少女天使は淡い笑みを宿していたから。
     それはまるでチョコレートのように甘く、砂糖菓子のように蕩けるような――甘やかでやさしい微笑みのように見えた。

    作者:犬彦 重傷:氷霄・あすか(大学生シャドウハンター・d02917) 
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年1月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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