闘魂、退くことを知らず

    作者:六堂ぱるな

    ●しみついたプロレス習性の敗北
     とある街、とあるスポーツジムでのこと。ランニングを済ませた金髪の青年が、マシンを下りてウェイトトレーニングに向かおうとしていた。
    「ゴージャス・ゲオルグだな?」
     顔をあげると、道着を着た大柄な男が二人、腕を組んで立っていた。見覚えのない顔だが、青年――ゴージャス・ゲオルグは頷いた。
    「そうだが」
    「貴様、ケツァールマスクの配下だそうだな。どうだ、シン・ライリー派に鞍替えせんか。断るならば死んでもらうぞ?」
    「俺たち二人を相手に、よもや勝てるとは思うまい」
     ゲオルグはぴんときた。
     これはあれだ、いわゆる裏切り系のネタ振りだ。こういう挑戦をするとは面白い奴らだ。
    「生憎だったな! このゲオルグ、ボスを裏切るほど腐ってはおらん! 顔を洗って出直してこい!」
     二人は顔を見合わせ、そして笑い出した。びしっときめたゲオルグも笑う。

     ――やがて。
     ジムは見る影もなく破壊されていた。
     倒壊した壁をひっくり返し、転がる人の死体を蹴り飛ばして、二人のアンブレイカブルが倒れたゲオルグの髪を掴んで引きずり起こす。
    「これだからバカってのは困る。じゃあな」
     一閃。
     手刀の一撃で、ゲオルグの首は刎ねられた。

    ●抗争に介入せよ
     思いがけない予測を語った埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)は、教室を見回して端的に述べた。
    「簡単に言うならば、シン・ライリー派とケツァールマスク派の抗争だ」
     獄魔覇獄の敗北が原因であろう。何が起きているのかはわからないが、情勢で言えばシン・ライリー派に強力なアンブレイカブルが揃っている。そのためシン・ライリー派が、ちょっと空気の読めないケツァールマスク派を撃破してしまうらしい。
     ダークネス同士の抗争ならば関わる必要はないが、問題は、その抗争に一般人が巻き込まれるという点だ。
    「傍迷惑にもほどがある。諸兄らには申し訳ないが、この事態を回避して貰いたい」
     
     今回何が悪いと言って、一般人が多数利用しているスポーツジムでの事件だという点だ。
     ゴージャス・ゲオルグはシン・ライリー派に断固として屈しない。その為、「シン・ライリー派が襲撃してくる」と説明したところで逃げもしない。だがダークネスが二人、どちらもクラッシャーで攻撃力が高い。ゲオルグ一人では抗しようもないだろう。
     一番手っとり早い対処方法は、二人のアンブレイカブルが来る前に、ゴージャス・ゲオルグを撃破することだ。
    「負けを認めさせて撤退させてもいいし、灼滅しても構わない。彼をどうするかは諸兄らに判断を委ねる」
     ゴージャス・ゲオルグはストリートファイターと同じサイキックとシールドバッシュ、その他にバトルオーラのサイキックを使用する。修行の成果であるらしい。
    「一般人の被害を出さないことが最優先だ。そこを念頭に置いて行動してくれ」
     ファイルを置いて、玄乃はため息をついた。
    「昨年の暮れには予兆で色々と、不吉なものが見えたのだったな。シン・ライリーがこのまま大人しくしているとも思えんか」
     休む暇もないとはこのことだ、と呟いて、玄乃は眉を寄せた。


    参加者
    稲垣・晴香(伝説の後継者・d00450)
    月代・沙雪(月華之雫・d00742)
    無堂・理央(鉄砕拳姫・d01858)
    エウロペア・プロシヨン(舞踏天球儀・d04163)
    クリミネル・イェーガー(迷える猟犬・d14977)
    茂多・静穂(千荊万棘・d17863)
    夜薙・虚露(修羅道・d19321)
    神之遊・水海(うなぎパイ・d25147)

    ■リプレイ

    ●午前10時10分

     胸騒ぎがなかったと言えば嘘になる。
     だから全員が考えていた。
     『プロレスラー』ゴージャス・ゲオルグ、相手を殺さないことを念頭に灼滅者とも戦ってきたアンブレイカブル相手に、7人で勝負になるのかどうか。

     ジムのマットで待っていたのは、少々の傷を負ったゲオルグ。
     その前で倒れ、意識を失っていたのは、稲垣・晴香(伝説の後継者・d00450)だった。
    「彼女は一人で俺に挑んだ。説明してもらおう。俺にこれから何がある? そしておまえ達は何をしに来た?」
     ゲオルグの声は押し殺して低かった。

    ●遡って午前9時40分
     クリミネル・イェーガー(迷える猟犬・d14977)は更衣室でカードを解放し水着になると、ウェイトトレーニングのブースに向かった。9キロのベンチプレスを始めて抜群のスタイルとラブフェロモンを利用し、有酸素トレーニングのブースから利用客を引き離す。
    「ゲオルグとの再戦かぁ……。邪魔が入らんやったら良かったんやけど」
     殺されては再戦も望めないのだ。茂多・静穂(千荊万棘・d17863)にとっては特に、一般客に被害が出るのが頂けなかった。
    (「また傍迷惑な事に……仕方ない、ゲオルグに新スタイルを魅せる序になんとかしますか!」)
     傍らでは対照的に大柄な夜薙・虚露(修羅道・d19321)が、ジム内に油断なく目を配っている。ゲオルグ戦に意欲のあった晴香が遅いことが気になっていた。
     再戦となるクリミネルと静穂、意気高い虚露を眺め、避難誘導の配置に付きながら神之遊・水海(うなぎパイ・d25147)は考えていた。ケツァール派もアンブレイカブル、シン・ライリー派からしても仲間のはずだ。
    (「仲間にならないなら消しても構わないって過激なの! 戦争の一件で心変わりしたのかな?」)
     ここでゲオルグを灼滅しては、シン・ライリー派の片棒を担ぐようなものだ、よろしくない。月代・沙雪(月華之雫・d00742)もため息をついた。アンブレイカブル同士で戦う事自体はどうでも良い。好きなだけやればいいが、しかし。
    (「もう少し周囲にも気を使って欲しいのです。言っても意味のない事とはいえ……」)
     仲間と目で合図をし合い、沙雪はパニックテレパスを発動した。まずは一般人の避難をさせなくてはならない。
    「ジムの屋内にいると危ないです! 避難してください!」
    「転ばぬように急ぐのじゃ」
     反対側の出口ではエウロペア・プロシヨン(舞踏天球儀・d04163)が声をかける。その背後から駄目押しをするように、虚露も殺気を放ち始めた。
    「安全が保障できないので急いでねー」
     水海がジム内から人を追い立てる。逃げ遅れた人を誘導し、一般客が居ないことを確認した無堂・理央(鉄砕拳姫・d01858)も合流すると、静穂はジムに鍵をかけた。
     晴香の姿がどこにもない。ゲオルグとのシングル戦を望んでいたことを思った一行は、トレーニングブースへと足を踏み入れた。
     そして見たものこそ、倒れた晴香とゲオルグだった。

    ●再び 午前10時10分
     駆け寄った沙雪が晴香の状態を確かめた。生命に別条はないが怪我をし、意識を失っている。虚露と二人でマットから下ろすのを横目に、口を開いたのはエウロペアだった。
    「シン・ライリー派の者達が、そなたの首を取りにここに来る。我ら学園の得意とする情報収集によればその戦力は、確実にそなたを殺し切るものじゃ」
     ゲオルグが眉を跳ねあげたが、エウロペアは続けた。
    「わらわ達は、そなたに斃れて欲しくはない。しかし、ただ退けと言うても納得はすまい? ゆえに、我を通すため――勝負を挑むぞ!」
    「ぶっちゃけ私達は、貴方達が衝突すると困ります」
    「だから客を逃がしたのか」
    「プロレスでは戦士以外の流血は無粋。観客は全力で守り闘うのがレスラー。鉄柵の隔たり無きこの場では、客の安全も何も無い」
     虚露の言葉には異論がないらしく、ゲオルグは沈黙した。続いて静穂が口を開く。
    「私達が勝ったら貴方はライリー派と接触せずに撤退して下さい。私達が負けた時の条件は貴方が考えて結構です」
     ゲオルグはわずかも迷わなかった。
    「よかろう。俺が勝ったら、おまえ達の情報収集の方法を聞かせてもらう」
     乗ってきた。理央は時計を確認した。シン・ライリー派襲来までに事を終わらせなくてはならない。水海がはいはいと手をあげた。
    「異種格闘技ということで、武蔵坂スタイルでやらせてもらうの!」
    「前回は其方の流儀での戦闘やったな……今回はウチ等の戦い方でイカせて貰うで?」
     不敵に笑いながらクリミネルが宣言すると、ゲオルグはふんと鼻で笑った。
    「一見、多勢に無勢なんだけどね。まさか臆病風に吹かれたと言い出さないよね?」
    「言うか!」
    「主の力、我等を圧倒せねば、これより出るシン・ライリー一派に手向かうなど、笑止。敗戦の際は去り、鍛えろ」
    「言われるまでもない」
     虚露の言葉に首肯して、ジャージの上を脱ぎ捨てたゲオルグから闘気が噴き出す。
     即座に灼滅者たちは態勢を整えた。
     皆が晴香に、ゲオルグとのシングルマッチをしてもらうつもりでいた。彼女が何故その時間を早め、一人挑んだのかはさておき、やることは変わらない。

     ゲオルグは無傷ではない。晴香と戦った傷を治していなかった。
     晴香の残したダメージをも生かして勝負をつけるため、静穂は決然と告げた。
    「今回は私達武蔵坂流の戦闘スタイルをお見せします! 多くの敵を倒した戦術を見よ!」
    「行くぞ!」
     ゲオルグがマットを蹴った。水海めがけてフライングエルボーが疾り、その間に飛び込んだエウロペアが後方へ弾き飛ばされた。素早く体勢を立て直した彼女から苦情がとぶ。
    「おおっ、Gカップがもげたではないか!」
    「もげるか!」
     詰め物がずれたらしい。フォックススーツの胸がちょっとえらいことになっている。
     ダークネスの力を吸い上げた沙雪が、すかさずエウロペアへ注ぎこむ。素早くゲオルグと距離を詰めた水海が、黒鬼の腕のように巨大化し異形化した左腕で殴りかかった。
    「うぇーい!」
     腕をクロスして受け止めたゲオルグに虚露が挑み、がっちりとロックアップ。
    「主に問う……。主にとって『強さ』とは何か?」
    「あらゆる力を受け止め、返すことだ!」
    「その『強さ』……この我に示せっ!」
     虚露――否、マスクマン『修羅道』が雷の尾を引くエルボーを見舞い、離れた瞬間クリミネルから鋭い狼の一撃が襲う。
     スレイヤーカードを解放した静穂が獣人のような毛皮をまとう。その上を鎖が滑り、腕も胴も戒めるごとく締めあげた。その鎖が顔にもかかる中、静穂が歓喜の声をあげる。
    「久しぶりですねゲオルグ! 今日の私は獰猛なる狼『ワイルドM』!」
    「そういえばマスクだったな!」
     彼女を戒める鎖が閃くやゲオルグの肩口に突き立った。血の尾を引いて戻った鎖の先が、じわりとゲオルグを追って軌道を修正する。
    「紺青狐、参る!」
     宣言するエウロペアが舞うように優雅に繊手を伸べ、足元から立ちあがった巨大な法陣が傷を癒し、破壊の力を削ぎ落す魔力を湛えて味方に宿る。その傍らに寄り添うエイジアが滑るように動きだすや、ゲオルグの攻撃を避けざまエルボーを叩きこんだ。
    「このエイジアは存在そのものがマスクマンよ!……素顔、晒しちゃダメじゃぞ? エイジア」
     こくんと頷くエイジアの傍らを抜け、理央が軽いステップで飛び出した。徹底したアウトボクサーのフットワークを活かし、回り込みでゲオルグのサイドを突く。死角から拳を捩じこまれたゲオルグが苦鳴をあげた。トラースキックで理央に蹴りかかるが、その間に飛び込んだ虚露が正面から受け止める。
     重い一撃に息を詰まらせながらも、彼は獰猛に笑った。

    ●10時19分
     まがりなりにもダークネス、一撃の重さは言うまでもない。しかし十分な回復量の癒し手と庇い手を揃えたことで、なんとか戦線は維持されていた。
     半身の理央から顎に放たれたストレートで一瞬膝が崩れたが、尚もゲオルグがクリミネルを捕えんとする。その手首に鎖が巻きつくや、フルネルソンが決まる寸前に静穂が代わりに滑り込んだ。スープレックスを受け静穂が苦痛と歓喜に身をよじる。
    「これが私の新たな力! 自分を縛りながら戦える! あぁ……さい、っこう!」
    「大したものだな」
     自身を存分に生かし、戦いを満喫している点でゲオルグは感心していた。そのがらあきの身体を水海が滅多打ちにする。
    「ちぇりゃー!」
     その攻撃の隙間を塗って、静穂の精神を切り裂く剣が鎖に操られゲオルグを襲った。
    「ぐっ!」
     そこへクリミネルの延髄切りと虚露のラリアットがツープラトンでまともに決まる。よろけた彼を意を決した沙雪の放った、風の刃が深々と切り裂いた。
    「晴香の気持ちがわかるかの?」
     エウロペアの問いに、ゲオルグは眉を寄せた。

     晴香は仲間より一足早くジムにやってくると、いつものセクシーな紅いリングコスチュームで勝負を挑んできた。ジムの利用客が盛り上がる中、ゲオルグには意味がわからなかった。
    「こんにちは、お久しぶり……と言って、思い出して貰えるかしら?」
    「忘れるはずがない」
     だが何故一人で来たのか。
     一人で勝てると思ったわけでもあるまい。
     貴方を生き延びさせる為に後輩がやってくる、と語る彼女は、ロープに弾かれたゲオルグへラリアットを見舞い、チョップの連撃を喰らいながら話し続けた。
    「彼らは『灼滅者』。私はそれ以前に、『プロレスラー』。むしろ貴方達に近い、そう感じてる。貴方達もアンブレイカブルである前に、『プロレスラー』なんじゃないか、って」

    「……武蔵坂学園は人間の守護者よ。しかしそなたのプロレス魂は、無闇に人々の命を奪うことを良しとしない」
     エウロペアの足元から伸びあがった影がゲオルグを呑み込む。闇を引き裂いて出てくると同時のツープラトン、エイジアと息を合わせたダブルのヒップアタックがゲオルグを床に叩きつける。
     転がってはね起きた死角へ理央が飛び込んできた。コークスクリューが防具を引き裂いて腱をしたたかに抉り、軽いフットワークで距離をとる。
    「そして何より、そなたと戦うのは、楽しい。ならば、ただの傍観者ではいられまい?」
     その時エウロペアの笑顔で、ゲオルグは悟った。

     だから晴香は一人で来た。『プロレスラー』として、もう一度向き合う為に。
     ラリアットで苦しむ素振りで距離をとってのドロップキック。高い軌道に観客から歓声があがる。晴香は痛みをこらえて微笑んでいた。
    「いずれ貴方のボスとも、リングの上で向き合いたいの。その為にも、貴方にはここで倒れてほしくない!」
     もんどりうったゲオルグが踏みとどまると回り込む。よろける晴香には躱す体力はなく、サイド・スープレックスの一撃でマットに沈んだ。意識を失う寸前、呟きがもれた。
    「……それが私の……望み」

     『プロレスラー』として話すため、一人で来た晴香。
     『灼滅者』として自分を救う為、身体を張りにきた7人。

    「何がおかしい?」
     距離を詰める虚露に問われ、ゲオルグは笑っていたことに気がついた。
    「プロレスをやっていてよかったと思っただけだ!」
    「まったくだ!」
     虚露が同意と同時にラリアット。息を詰まらせながらゲオルグがエウロペアへエルボーで打ちかかる。だが間に静穂が滑り込んできた。肘の一撃を受け止めた彼女の向こうから、水海の足が鋭く蹴り上がる。
    「せいやっ!」
     膨れあがった風の刃は真っ直ぐゲオルグを捉え、引き裂かれながら吹き飛んだ身体をクリミネルが正面から捉えた。クラッチして一気に持ち上げる。
    「くあっ!」
     世界が反転し、ゲオルグは頭から床に叩きつけられた。
     勝負がついた瞬間だった。

    ●10時30分
     しばらくの間、ゲオルグは大の字になって倒れたままで荒い息をついていた。
    「俺の負けだ」
    「一人じゃ水海が負けてたと思うの。でも約束通り引き上げてね!」
    「約束は守る」
     水海の満面の笑顔に頷いて立ちあがる。彼女が手を差し出すと苦笑しながらその手を握り、ゲオルグは吐息をついた。
    「勝者の権利じゃ、改めてライリー派と戦うなら、わらわ達を呼べ。次はタッグマッチバトルを所望するぞ?」
     連絡先を書いた紙を渡しながらエウロペアが言うと、ゲオルグは唸った。
    「抗争とやらについてはボスに聞いてみよう。俺の一存では決められんが――」
     言いながらぐいと顎から流れ落ちる血を拭うと、浅い傷は塞がり始めているようだ。
    「確かにおまえ達とのタッグマッチは、悪くない」
     紙を弄びながらも不敵な笑みが浮かんだのは、やはり『プロレスラー』ということか。
     ゲオルグはジャージの上を拾い上げて羽織ると、ひっくり返ったロッカーを転がして開き、バッグを取り出して肩にかけた。
    「静穂、クリミネル。またマットで会おう。初顔合わせの者もまたな」
     背を向け歩きだした彼は、肩ごしにソファに寝かされた晴香へとしばし視線を投げた。
    「晴香に伝えてくれ。リベンジならいつでも受ける」
     一言を残すと扉をくぐって去っていった。いつでも受けるも何も、いつどこで乱入騒ぎを起こすかもわからないのだが。どこか抜けている感がある。
    「私たちも撤収しましょう」
     静穂の言葉に全員が頷いた。万が一ライリー派と遭遇したら、仲間の盾となる覚悟を固めた理央が先行する。
    「晴香は我が引き受けた」
     虚露がジムのタオルで晴香を包んで抱え上げ、仲間で囲んで撤退を始める。全員が疲弊している今、遭遇は避けたい。
     灼滅者たちは急ぎ足でその場を後にすると、学園へと帰投したのだった。

     ケツァール派とシン・ライリー派に何が起きているかは依然不明。
     しかし少なくとも今回、両派の激突による一般人の被害は未然に防がれた。だがこの騒ぎが今後どのような影響を残すのか、まだ予断は許さないのである。

    作者:六堂ぱるな 重傷:稲垣・晴香(伝説の後継者・d00450) 
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年1月31日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 14/感動した 1/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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