●ホノカの家
少女ホノカはこたつが好きだった。この季節、お母さんに力ずくで引っ張り出されるまでこたつから出ない。
朝食の前も、小学校に行く前も、帰ってきた後も、夕食の後も、もちろんお風呂の後だって……。
けれど、いつ頃からだっただろうか? こたつの中の彼女に触れた母親に、彼女が獣じみた、燃え上がるような怒りの目を見せるようになったのは。
そして母親に、暴力を振るうようになったのは。
とはいえそれは、一時的な事だった……少なくとも、今までは。
朝食を作り終え、ホノカを呼びに来た母親は、こたつの中にいるモノをまだ知らない。
こたつの中で惰眠を貪る、燃えるような毛並みの猫科の獣。彼女は、母親がその眠りを妨げた時、憎悪の炎を吹き付けるだろう。
けれどホノカのこたつの前には、一匹の翼持つ猫がいた。小さな体で通せんぼして、母親をこたつに向かわせない……母親が、つい先程まではホノカだった獣に焼かれる事のないように。
●武蔵坂学園、教室
「つまり、イフリートが起こす事件を防いであげて、っていう話ね」
須藤・まりん(中学生エクスブレイン・dn0003)の全能計算域は彼女に、こたつの中の少女がイフリートに闇堕ちし、母親を傷つける未来を見せたらしい。
「でもそれを、羽根の生えた猫のサーヴァントが止めようとしてるの。普通なら闇堕ちした人は、すぐに人間としての意識を破壊されちゃうはずなんだけど、ホノカちゃんの人間としての意識は、全てこの猫の中に入るみたい」
これは灼滅者としての素質の現われだと思われるのだが、まりんによれば、この状態は永遠には続かない。
「猫は自分じゃイフリートを止められないから、お母さんをこたつから遠ざけて助けようと頑張ってるの。でもお母さんも、近付かないわけにはいかないでしょ?」
もしも母親が殺されてしまえば、猫は失意の末、消え去ってしまう。こうなればホノカを助ける事はできないので、その前に事件を解決して欲しい。
事件が起こるのは平日の朝。ホノカはこたつの中にいるため、正確な闇堕ちの瞬間はわからないが、猫サーヴァントが出てくる時には既に闇堕ちしているはずだ。
「そしたらお母さんがこたつ布団をめくり上げる前に、みんなでイフリートと戦って! こたつ布団をめくれば怒って襲ってくるはずだから」
ただその時に、一つだけ注意すべき点がある。
もしも猫に、灼滅者たちがホノカを殺しにきたと誤解されてしまったら、猫はイフリートを守って戦い始めるだろう。もしもそのまま誤解が解けなければ……ホノカを助ける事は、難しい。
「でも、完全に獣と化してしまったイフリートとは違って、猫は説得を聞いてくれるはず! 誤解を招いてしまったら、戦いながらでもいいから上手く説得してあげて!」
もちろん、それが叶わなければ、被害を最小限で抑えるために、彼女を灼滅する選択も必要だろうが。
「もちろん、みんなならそんな事は心配は要らないって、私は信じてるからね。お母さんを助けて、ホノカちゃんも助けて、ホノカちゃんを武蔵坂学園に誘ってあげてね!」
参加者 | |
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犬神・夕(黑百合・d01568) |
森田・供助(月桂杖・d03292) |
リヒト・シュテルンヒンメル(星空のミンストレル・d07590) |
夢代・炬燵(こたつ部員・d13671) |
竹間・伽久夜(月満ちるを待つ・d20005) |
アガサ・ヴァーミリオン(燃えるイナズマヒーロー・d27889) |
氷雨・ミレーナ(春風に運ばれて・d29836) |
伊符夜・詠海(倶利伽羅の娘・d31570) |
●猫サーヴァントとの邂逅
玄関前で耳を澄ませば、家の中からは、おたまで鍋を掻き混ぜる鈍い金属音が聞こえてきた。朝食の準備に忙しそうなお母さんはきっと、我が娘が今頃恐るべき変化を遂げているなど、全く想像だにしないだろう。
この場でその事を知っているのは、ほんの八人の灼滅者たちしかいない。けれど、そのうちの七人は密かに身を隠し、姿を現しているのは僅かに一人だけ。
見える場所にいる唯一の灼滅者、氷雨・ミレーナ(春風に運ばれて・d29836)は、意を決すると玄関の呼び鈴を押した。
「ご、ごめんください……」
「はーい!」
お母さんはコンロの火を止めると、慌てて玄関にやってくる。それからチェーンのかかった扉を少し開け、えっと、わたし、ともじもじと用件を切り出しあぐねてみせた見覚えのない顔に、少し頭を巡らせた。
「学校の子? もしかして今日、全校行事か何かがあった? ごめんなさいねうちの子、まだご飯も食べずにおこたに潜ったままで……。そこじゃ寒いから、中で待っててね」
お母さんは一度扉を閉め、ドアチェーンを手早く外すと、大きく扉を開いてミレーナを迎え入れた。ほっとするミレーナ……と、その瞬間。唐突にお母さんの体から、全ての力が抜け落ちた!
「よ……っと」
魂鎮めの風を放った直後、森田・供助(月桂杖・d03292)はすぐさま扉の中に滑り込んで意識を失ったお母さんの体を支え、横たえた。
「急いで入れよ、あんまりモタモタしてるわけにゃいかねえぜ」
「かといって、急ぎすぎて土足で上がったりはしませんよう」
念を押し、自らも玄関にきちんと靴を揃えて家に上がった犬神・夕(黑百合・d01568)を真似するように、夢代・炬燵(こたつ部員・d13671)もおじゃましますと口に出してから脱いだ靴を整えた。コタ友になるかもしれないホノカの家で、失礼なところなんて見せられない。
家の奥から小さな物音が聞こえたのは、ちょうどそんな時だった。
●全ては彼女のために
灼滅者たちがそっと物音の方を覗うと、廊下の曲がり角に、小さな羽根がちらついた。例の、猫サーヴァントだ。
「あなたはホノカさんですね?」
問いかけた竹間・伽久夜(月満ちるを待つ・d20005)の瞳を、猫は警戒するようにじっと凝視する。伽久夜もその目を真っ直ぐに見つめ返して、こたつには、もう一人のあなたが居るんですね、と。
「にゃぁ」
猫はぷいと視線を外して、居間の中を見返した。それから廊下の中央に立つと、再び灼滅者たちの様子を窺う。
「別に、敵意があるわけじゃないッス。自分たちは、ホノカさんとお母さんを助けるためにここに来たッス!」
首の真っ赤なマフラーは、アガサ・ヴァーミリオン(燃えるイナズマヒーロー・d27889)の正義の徴! アガサは正義の味方らしく堂々と両腕を組んでしゃがみ込み、猫の正面に陣取った。
……けれども猫は、アガサの顔を見上げたまま動かない。
「こたつっていいですよね、あったかくって。僕らはあなたがお母さんと一緒にこたつに入れるように、お手伝いに来ました」
リヒト・シュテルンヒンメル(星空のミンストレル・d07590)もアガサの隣にしゃがみ、優しく声をかけてみた。
やはりだめだ。威嚇こそしてこないものの気を許してくれそうもない猫に、思わずリヒトとアガサは顔を見合わせる。
青い瞳を心配げな色に染め、伊符夜・詠海(倶利伽羅の娘・d31570)は猫へと手を伸ばした。
「このままじゃ大変なことになっちゃう。少し手荒になるかもしれないけど、僕たちを信じてくれないかな?」
詠海が出した手を避けて、猫は空中に浮き上がる。撫でさせて、くれないのかな……?
「なあお前」
供助の三白眼が猫を射抜く。猫は、はっと息を呑んだように見える。
「お前、放っておいたら母ちゃんを怪我させちまう、それが嫌だから出てきたんだろ?」
猫はふよふよと浮きながら、こくりと小さく頷いた。にやり、とやんちゃそうに供助は笑う。何も持っていない両手を広げ、敵意がない事を明かしながら。
「な、俺らにも手伝わせてくれんか?」
いまだ道を開けるのを渋る猫へと、淡々と夕も説いた。
「確かに私たちは、戦いに来た事自体を否定しません」
直球勝負。夕はこんな時、上手い嘘で取り繕えないし、取り繕うつもりもない。
「何故ならそうせねば、あなたを助ける事ができないからなのです……お母様を眠らせているのも、その戦いに巻き込まないためです」
飾らない、残酷な事実。猫は半歩ほど、居間の中へと後退る。その隙間を半歩詰めて、炬燵が言葉を補った。
「私の名前は夢代・炬燵。名前どおり、ホノカさんと同じこたつが大好きな仲間ですよ」
そして、ホノカの身に起こったこと、それを救う力を持った、灼滅者のこと、武蔵坂学園のこと……。
思い浮かぶ限りのことを全て説明し終えてから、炬燵はそっと、一つのみかんをプレゼントしようとした。もっともサーヴァントとはいえ猫なのか、彼女はそのみかんの匂いを嗅いで、驚いた顔で飛び退ったけれど。
「私も同じように、もう一人の自分を持ち克服してきた者です。私以外にも、学園には同じような仲間がたくさんいるのです」
伽久夜も猫に、自分の右手を差し出した。ミレーナの二つの金の瞳は、期待を込めて猫を見つめる。
「猫さん……ううんホノカちゃん。ミレーナ、ホノカちゃんとお友達になりたいの。ぜったい助けるから、ね、お友達になろう? 全部終わったら一緒に遊ぼうよ」
猫はもう、詠海の手を嫌がったりはしなかった。詠海の腕の中に丸く収まって、全ての元凶が中に潜むこたつを睨みつける。
何も怖くないよ、と詠海が語り聞かせると、猫は気持ち良さそうに、にゃぁと鳴いた。信頼してくれたのだろう。
この信頼にどう応えればいいのかは、灼滅者たちは皆、判っている。その中でも、ご当地ヒーローたるアガサにとっては、誰かの信頼に応えるという約束は何よりも重い。
「ホノカさんは、自分たちを信じてくれました! 今度は自分たちが、ホノカさんを助ける番ッス!」
「さて、こたつを独り占めしてる大きな猫さんには、ちょっと場所を開けて貰いましょうかね?」
リヒトの喚んだ『エアレーズング』が、こたつの前に陣取った。ミレーナの『シズク』もその隣に。詠海も猫を降ろし、傍らに『白夜』を喚び頭を撫でる。
三頭の霊犬が猫を守る。詠海は、高らかに宣言した。
「こたつはとっても暖かくて気持ちのいい場所だけど……ごめん、開けるよ!」
●ぎらつく炎
憎悪の瞳が燃え盛った。
「エア、下がって」
いきなり霊犬を襲った炎の波を、リヒトの光輪が受け止める。だが炎は生きているかのように、その表面を嘗めながら周囲に広がってゆく!
「だめだよっ!」
詠海の手の甲からも光が広がった。
「僕はまだまだ強くないけど、皆も、ホノカちゃんも、お母さんも守るんだ!」
行き場を失った炎はこたつの周囲で渦を巻き、急激に部屋の温度を上昇させる。まるで部屋全体が、最高温度に設定して放置したこたつになったかのように。
それでも灼滅者たちは挫けない。それどころかミレーナは、自らもその背に炎の翼を作り出した。穢れた炎をも焼き尽くし、純白なる再生をもたらすその炎を!
ミレーナの炎はイフリートの火を浄化するのみならず、仲間たちに宿ってその魂を勇気付けた。供助も、その炎を受け取った一人だった。
「俺たちのケガは治るけど、壊れたモノは直らねぇからな。部屋に被害が出る前に、ちょっとばかり動きを封じさせて貰うぜ」
こたつの中で、蚕の繭のように影に絡め取られ、炎の猛獣はぐるると不快の声を上げた。
「暴れないでくださいね。暴れると、こたつを傷つけてしまいますよ?」
炬燵の影も絡みつく。獣が言われた通りに大人しくしているのは、炬燵の言葉が通じたためか、はたまた単に、縄張りから絶対に動いてなるものかという鋼の意志か。
ともあれ獣は、こたつの中から一歩たりとも動かない。動きがあるとすれば、せいぜい炎を纏った前足を振り上げるくらいだろうか?
「動かずにいてくれるのでしたら好都合です」
夕の瞳孔が細まった。正確無比な跳び蹴りは、違わず獣の鼻先を打ち付ける。今は……これを繰り返してゆけばいいだけだ。ホノカを助ける事で、彼女を強制的に戦いに引きずり込む事の是非などは考えず。
ばちばちと、雷が空気を爆ぜさす音がした。アガサが拳に纏った電光は、しかしイフリートの放つ炎と比べれば、か弱く、小さな光に見える。
けれど強さとは、見た目だけじゃない。真の拳の強さとは……その後ろに背負った決意の重み!
重みを背負うとは、重みに退路を塞がれる事を意味しない。赤熱した爪が振るわれた時、アガサは退く決断も厭わない……爪の一撃を、任せるべき仲間たちへと預けるために。
アガサを守ったミレーナの腕に、真新しい傷痕が刻み込まれた。痛ましそうに顔を伏せる猫。
「大丈夫。私たちに任せて」
ミレーナは笑顔を作る。見てごらん、恐ろしい爪痕は、もう伽久夜が包帯の下に隠してしまった。その包帯も、ミレーナが伸ばした袖の下へ。
包帯――ダイダロスベルトは宙を舞い、次々にイフリートの罪の痕跡を包み込んでゆく。
「罪に向き合う事は必要ですが、罪に押し潰される必要はありません」
それは、かつて伽久夜が教えられた事。こたつの誘惑に抗えず、仮初の安寧を求めて罪を生むイフリートは、祖父の死を受け止められず偽りの日々を過ごしていた伽久夜と変わらない。だからホノカも、助かるのだ。
シズクも火傷を厭わずに、ホノカのために奮闘してくれている。白夜の援護をその背に受けて、エアレーズングと肩を並べ、銜えた刀で炎を切り裂いて。
霊犬たちに負けいでか。夕に滾るのは人狼の血。孤高なる血脈は業火に屈せず、炎には炎を、狙い済ましたように打ち込んでゆく。
必ず、引き揚げてやる。
それはエゴ。しかしエゴも、突き詰めれば一つの道となる……それはアガサの正義のように!
「うおぉぉぉ……!」
正義に男も女も関係ない。髪の稲妻を炎に照らし、獣の炎を毟り取る連打!
たまらずイフリートは、灼熱を闇雲に吐き始めた。まるで、自分を苛む責め苦全てを焼き滅ぼさんとするかのごとく。
「おおっと危ない」
炎の向かった先に置かれていたテレビをくるりと裏に向け、被害を避けるリヒト。裏のプラスチックが少し融けたが、機能に支障はないはずだ。
「こたつに入ってテレビを見る、そんな幸せも守らなければいけませんよね」
リヒトの微笑みと共に生まれた風が、炎の嵐をかき消した。
猫は、にゃぁと返事した。
●消え行く炎
獣が身体に纏う火は、次第に安定さを欠き始めた。燃え盛る時には初めと変わらず燃えているものの、時折、ほとんど消えてしまうのではないかというほどに小さくもなる。
獣は自らを奮い立たせ、再び炎を全身にみなぎらせると火を吐いた。その大半が、詠海の盾に止められると判ってはいても。
止め切れなかった炎を逆に纏い、脚を焼かれながらも獣に叩きつける詠海。獣が、苦しそうな声を上げた……その時だ!
「にゃぁ!」
自分のために戦う灼滅者たちの姿が、刺激になったのかもしれない。猫サーヴァントがイフリートに向かい、一直線に飛び掛ってゆく!
前足で反射的に払い除けるイフリート。猫は弾き飛ばされて、くるくると部屋の中を飛んでいった。
その体が空中で、ハンモックのような何かに引っかかる。
ハンモックは猫の体をくるりと包んでそっと床に降ろすと、ばらばらの帯となって伽久夜の元へと帰っていった。
ホノカの意志は今、怠惰な誘惑に打ち勝ちつつある。伽久夜はそのように理解している。今ならば……いける!
「本物のホノカちゃんに、ちゃんとこたつを取り戻してあげないといけませんね」
炬燵が空中に呪符を放ると、イフリートが放ったのとは違う、暖かな熱が部屋の中を包んだ。
こたつだ。こたつの暖かさがたちどころに、イフリートを眠りに落としてゆく……。
「そこは気持ちいいよな」
供助が語りかけたのは、獣へか、それともホノカの心へか。
「でも、何で母ちゃんが引っ張り出すのかは、わかるよな?」
誰の答えも待たぬうちに、供助は羽と月桂樹の杖を突き出した。衝撃波に全ての炎を吹き消された獣の元へと、猫が勢いよく吸い込まれていった。
●小さな炎
少女は照れたような声を上げて手を伸ばすと、跳ね上げられたこたつ布団をすっかり下ろして篭もってしまった。
「猫じゃなくなってもかわいいなぁもう」
こたつの中にばかり構おうとする詠海の横で、白夜がぷいと横を向いた。慌てて白夜の頭を撫でて機嫌を取ってやる詠海。
「あ、白夜も可愛いからねっ! 拗ねないでよー」
そんな遣り取りが気になったのだろうか? こたつの端がもそもそと動き、掛け布団と床の隙間から、ホノカの目だけがこちらを覗った。
ぽふ。わしゃわしゃ。アガサの手のひらが布団の上からホノカの頭を撫でると、頭は亀のようにこたつの中に引っ込んだ。そして今度は、別の辺から飛び出してくる。にかりと笑うアガサ。
「お前さ」
供助の指がホノカをつつく。
「ちょっとは悩んだりしねえの? 解らない事ばっかりだろ?」
「いいの!」
それからまたこたつの中へ。こうなったらもう、ミレーナが約束どおり一緒に遊ぼうと声をかけても動かない。
……そうだ。
ミレーナはふとある事に気付き、試しにホノカにお願いしてみた。
「さっきの戦いでこたつの板がずれてるから、直すの手伝って」
言われるや否や、ホノカはこたつの中でもそもそと仕事を始めた。
「どうやら御無事そうで、何よりです」
ホノカの姿はほとんど見てすらいないけれど、彼女の元気そうな動きを見て、伽久夜はそう理解した。説得が無事に終わったおかげか、仲間たちの怪我も大した事ない。
やり遂げた。そう言ってしまってもいい結末だった。
夕は気取られぬよう肩の力を抜き、ふと玄関を見遣った。そろそろ起きてくるだろうお母さんにも、説明くらいはしておかねばならぬ事だろう。
が、その前に辺りの荒れた部屋を直しておかないと、と思ったところで、リヒトは不思議そうに首を傾げた。
「この季節、こたつが恋しい気持ちはとてもよくわかるのですが……何故、こたつに人が増えているのでしょう?」
「決まってるじゃあないですか。一緒に事件を解決したわけですし、ホノカちゃんと私たちは、もう、コタ友だとは思いませんか……?」
全く悪びれない様子の炬燵が、リヒトにはちょっとだけ羨ましかった。
作者:るう |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年2月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 7/キャラが大事にされていた 2
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