悪鬼羅刹、レッドカラーズ!

    作者:空白革命

    ●カラーギャング『R-DEAD』
     赤いジャケットを見に纏い、男は玉座に座っていた。
     玉座と言っても一人がけの古いソファに過ぎないが、その場に居る全員にとって、それは王の椅子に他ならない。
     なぜなら、彼が座る椅子が玉座になり得るからである。
    「つまらねえな。どいつもこいつも……」
     男は肘かけに顎肘をつくと優雅に足を組む。彼の額には黒曜石の角がついていた。
     ダークネス、羅刹の証である。
     彼の周りには、鉄パイプやナイフで武装した若者たちが群れている。
     中心には青年がひとり。既に血まみれで息絶えていた。
    「もっと骨のある奴を連れて来い。こんな奴ぁ敵にも味方にもいらねえよ。クズが」
    「……わかり、ました」
     喧嘩慣れした、恐いもの知らずの若者たちが脂汗を浮かべて首を垂れる。
     カラーギャング『R-DEAD』。
     ここは羅刹の王国である。
     
    ●『R-DEAD』壊滅作戦
    「最近とある町で羅刹の作ったチームが好き放題やってるらしい」
     神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)はそんな語り出しで今回の説明を始めた。
    「元々は街でこそこそ群れるカラーギャングだったんだが、羅刹が支配下に置いてから連中は力をつけ始めた。要するに、『力を与えられた一般人』ってヤツだな。そこらの若者が急にパワーを得たもんだから、そりゃあ調子に乗っても仕方ない。羅刹はソレを上から見て暇つぶしみたいに暴力を振りまいているらしい。このまま放っておけば街が崩壊しちまう。そうなる前に、俺達が行かなくちゃならない」
     
     羅刹。ダークネスのひとつで、灼滅者の宿敵である。
     黒曜石の角を持つ人間に近いダークネスで、一般人に力を与え暴虐の限りを尽くす鬼の如き化物だ。
     しかもダークネスには『バベルの鎖』が存在し、灼滅者であってもそうそう手出しはできない。だがエクスブレインによる未来予測に沿って行くなら、彼らと戦闘に持ち込むまでは可能なのだ。
    「彼等は暴力のはけ口を探している……と言ったら変だが、『つっかかってくる相手』を欲しているんだ。アジトにしているガレージに直接乗り込み、組織を正面から潰すと言ってやれば勝負に乗ってくるだろう。それが可能な時間とシチュエーションは予測していある。その通りに仕掛けてくれ」
     戦闘に持ち込むのはこれで良い。
     だが肝心なのはそこからだ。
    「ナイフや鉄パイプで武装した若者5人。そしてボスの羅刹。合わせて6人が今回の相手になる。若者たちは飛び道具こそ持っていないが、戦闘力は充分なものだろう。全力で当たってくれ」
     力を持っている若者たちの写真とスペック、そして羅刹の情報を書き加えた資料を置いて、マコトは拳を握った。
    「さあ、準備は整えたぜ。あとはぶん殴るだけだ」


    参加者
    銀嶺・炎斗(シルバーフレイム・d00329)
    椿森・郁(カメリア・d00466)
    掘削・寧美(ネイビーカレーンダー・d01525)
    貳鬼・宿儺(双貌乃斬鬼・d02246)
    犬塚・沙雪(炎剣・d02462)
    九条・真人(ワンホットミニット・d02880)
    速水・志輝(操影士・d03666)
    双樹・道理(諸行無常・d05457)

    ■リプレイ

    ●R-DEAD
     埠頭を歩く八人の灼滅者。
     ぼんやりとした月明かりが椿森・郁(カメリア・d00466)の横顔を照らした。
    「他者を慮ることなく、思うまま、やりたいように暴れる。いつか私も、そんな風になるかもしれない……」
     影になった部分に黒曜石を見た気がして、都は反射的に片目を抑えた。
    「羅刹」
    「ん、どうした! 気合が足りないぞ! 今から我々はカラーギャングどもを叩き潰しに行くんだからな!」
     がしがしと踵で地を叩く掘削・寧美(ネイビーカレーンダー・d01525)。
    「義理も人情も無い低俗な暴力組織に成り果てた奴等には、愛の鉄拳が必要だ。そうだな!」
    「おう、ヤツの剣を圧し折ってやるぜ!」
     寧美と同じく足を踏み鳴らす銀嶺・炎斗(シルバーフレイム・d00329)。
     そんな二人から意識的に半歩引きつつ、九条・真人(ワンホットミニット・d02880)は首をこきりと鳴らした。
    「R-DEADね。赤を名乗るってのはいい趣味だが、暴れ回るのはここまでにしてもらおうか」
    「おーおー勇ましいねー」
     頭の後ろで手を組む犬塚・沙雪(炎剣・d02462)。
     ぐっと背伸びをしてからポケットの中に手を入れた。カードが指先に当たる。
    「……さて、そろそろ本気モードだ」

     暫く歩いていくと、使い古しの大型ガレージが見えてきた。
     固く閉ざされたシャッター前に立つ速水・志輝(操影士・d03666)。
    「悪鬼羅刹か。俺も殺人鬼ではあるが……本物というのはどれ程のものなんだろうな?」
    「……」
     軽い調子で視線をやると、貳鬼・宿儺(双貌乃斬鬼・d02246)が冷めた目で彼を見返した。
    「否、我は一振りの刀足ればよし」
    「ドライな奴だな」
     スレイヤーカードを頭上へ投げる志輝。彼の身体を影業が覆い。まるでボディスーツのようにピッタリと張り付いていく。
     その隣で宿儺は刀を掲げ、親指で鍔を押し上げた。
     二人の間に割り込むように立つ双樹・道理(諸行無常・d05457)。
    「クールに、クールに……さ、行くぞ」


     ガレージ内。賭けトランプに興じていたカラーギャング達は奇妙な気配に顔を上げた。
    「何だ。そっちに誰かいるのか? おいちょっと見て来い」
    「ああ? ダリィな……」
     けだるげに立ち上がり、だれだらとした歩調で歩き出す。
     途中で鉄パイプを拾い、先端を引きずりながらシャッターへと近づいて行く。
     壊れて微妙に開きかけているシャッターの隙間から何者かの足を見て、男は眉を上げた。
     ――その時であった。

     爆発が起きた。そう表現して良いだろう。
     シャッターが突然急激に歪んだかと思うと、まるで障子紙を破るかのごとくはじけ飛んだのだ。
     シャッターの前に立っていた不幸な男はまるで防風に煽られたビニール袋の如く吹き飛び、賭けトランプの山を派手にまき散らした。
     更に魂鎮めの風が吹き込み力の無い若者たちがばたばたと倒れ、飛び散ったシャッターの破片は炎を上げてぱらぱらと舞い落ちた。
    「な……誰だお前ら!?」
    「誰だだと? 相手に名前を尋ねる時は所属と階級を名乗れゴミムシが!」
     縛霊手を水平に広げ、寧美は地面を踏み鳴らした。
    「私はご当地ヒーロー『ネイビーカレーンダー』堀削寧美軍曹である!」
    「おい前に出過ぎだ寧美……R-DEAD、我等ネイビースレイヤーが鉄槌を下しに来た。御覚悟」
     斬艦刀でコンクリート床を削る沙雪。
    「ネイビースレイヤーだぁ? 聞いたこともねえ! ぶちのめす!」
     魂鎮めの風で倒れなかった力ある若者たち、もといR-DEAD幹部たちが手に武器を持って突っ込んでくる。
    「ぶちのめす、か。やれるものなら……」
     道理は中折れ帽を指で回すと、俯き気味にかぶり直した。
     そのまま僅かに態勢を低くすると、急激なスタートダッシュで駆け出した。
    「やってみろ!」
     自分から飛び掛ろうとした男の腹にトラウナックルを叩き込む。がくんと身体を折る男。道理はそのまま彼を殴り抜いて吹き飛ばすと、もう片方の手で達を引き抜く。逆手に抜かれた太刀は横合いから振り込まれた鉄パイプを弾き上げ、返す刀で相手の胸を貫いた。びくりと背筋を震わせる都。
    「道理くん、この人達はっ」
    「心配ない。灼滅するだけだ。これはそう言う武器だろう?」
     帽子の影になった目が獣のようにギラリと光る。
     都は小さく頷くと、懐から導眠符や防護符を取り出しトランプ開きにした。
    「フォローするね、後は任せるからっ!」
     先端に鉄球を繋いだ鎖が飛んでくるが、都は後ろ向きに跳んで回避。反撃として導眠符を放った。
    「うおっ!」
     護符を張り付けられた男が身体をぐらつかせる。
    「隙あり!」
     そこへ炎斗が飛び込み斬り。
     盛大に血が吹き上がり、男はくるくると周りながら倒れた。
    「このまま一気に攻め込むぞ。都!」
    「あ、うんっ! でも一般の人達は踏まないようにね! 可哀そ――」
    「せいっ!」
     言ってる傍から寧美が一般の若者を踏みつけた。目を覚ましてのた打ち回る若者。
    「力の有無が言い訳になるか。彼等のやって来たことに道場は無い! 有象無象の区別なく、片っ端から踏みつけてくれるわ!」
     寧美は地面をぶん殴りながら大きく跳躍。男を二人ほど飛び越えると、中ほどでもたもたしていた男の顔面めがけてフライングキックを叩き込んでやった。
    「ホットでスパイシーなネイビーカレーキック!」
     めぎょんという壮絶な音が男の背骨から聞こえてきた。寧美は彼を踏み台にしてムーンサルトジャンプすると、先刻飛び越えたばかりの男の後頭部に拳を叩き込んだ。
    「からの鉄拳制裁!」
    「ぐお!」
     もんどりうって倒れる男。 
     その様子を見て、羅刹の男はぱちぱちと手を叩いた。
    「どこの雑魚集団が死にに来たのかと思ったが……何だよ、スレイヤーじゃねえの。あんまり痛くするとそいつら死んじまうぜ?」
    「今更部下の心配か。それより自分の心配をするんだな」
     つかつかと歩みながら、志輝は自らの目元を手で撫でた。影が彼の目元を覆い、サングラスの形に整う。そして、彼の手がいつの間にかナイフ形の影へと変形していた。
    「お前を生かすつもりはない」
    「アアン? スレイヤーごときがダークネス様に説教すんのかよ。今時流行んねえんだよ!」
     巨大な太刀を振りかざす羅刹。
     その僅かな隙を狙って腕を撓らせる志輝。まるで鞭のように伸びた影が羅刹の腕に巻きついた。更にもう一方の腕がしなり彼の足へと巻き付く。
    「――!?」
     羅刹はバランスを崩して転倒……するかと思われた。
    「甘ええっ!」
     羅刹は気合で影を引きちぎると、持っていた太刀をあろうことかぶん投げてきた。
     腕を交差してガードする志輝だが、太刀に薙ぎ倒されるように転がって行く。
     それを見たギャングたちは途端に勢いづいた。
    「流石ボス! どうだお前ら、逃げ帰るんなら今のう――おおおお!?」
     眼前で刀が閃き、男は咄嗟にのけ反った。ぴたりと鼻先に切っ先が向けられる。
    「舌戦不要。力に酔う愚昧な輩に合わせる舌は無し」
     宿儺の表情は数ミリたりとも変化しない。
     風を切る様な音がした途端、男の首が切断されて飛び上がった。
    「こいつ……!」
     別の男が慌てて襲い掛かろうとしたが、びくりと身を震わせて硬直した。
     振り向く宿儺。
     長い黒髪が風になびく柳のように揺れ、赤い目が男を捉える。
     やられる。そう思った時には、宿儺の刀は閃いていた。
     月形の衝撃が生まれ、男の腹に直撃した。彼だけではない、横に並んでいた男も纏めて薙ぎ払われる。
    「雑魚が邪魔だな。こうなったら大盤振舞だ!」
     真人は乱暴に護符を引っこ抜くと、周囲にこれまた乱暴にばら撒く。
    「ちょっと待ってな、桔梗印!」
     真人の周囲で五芒星型に輝く護符。その形のまま地を這うように広がり、御巨大な防壁が形成された。
    「我は炎剣……犬塚沙雪。参る!」
     そんな防壁を自ら飛び越え、沙雪は斬艦刀を振り上げる。
    「そうそうやられてばっかいるかよ!」
     対抗して飛び掛る男。丁度沙雪と同じ高さまで飛ぶと、ナイフを喉へ突き立て――。
    「あ、れ?」
     男の腕が空をきる。
     沙雪は二段ジャンプで彼の頭上へと飛び上がっていた。
    「こっちだ」
    「し、しま――」
     大上段からの戦艦斬りが、男を襲った。


     どれだけの時間を戦いづつけただろうか。
    「こうか? そろそろできる気がしていたんだ」
     志輝は自らの周囲に陰を展開させると、まるで沼地から枝を抜くかのように影の剣を抜き出した。
    「そ、そいつは……」
    「うん? 聞かれても困るな。斬艦刀影業とでも呼んでおけばいいか? まだ形だけだが」
     首をかしげる志輝。男はふざけやがってと唸りながらナイフを投擲。志輝はそれを剣で弾くと、高速で突撃。男の死角に回り込むとティアーズリッパーで背中から切り裂いてやった。
     がくりと膝から崩れ落ちる男。
     志輝は剣の腹を指で撫で、どこか満足げに微笑んだ。

    「さて……残るはお前だけだ、ダークネス」
     寧美はコンクリートを削りながらゆっくりと歩み寄る。
     何故削れているのか?
     彼女がその辺から引っこ抜いてきた錨が握られているからだ。
    「人は弱いと侮っているだろう。自分は強いと驕っているだろう! みせてくれよう、人間の尊厳を……人間の底力を!」
    「う――るせえ!」
     腕を異形巨大化させる羅刹。
     錨を担いで叫ぶ寧美。
    「必殺、ライトニング・ボルトォ!」
     錨と異形腕が激突。勢いは全く同じだったが、しかし!
    「人間風情が調子乗ってんじゃねえぞコラァ!」
     羅刹の巨大アッパーカットが強引に振り抜かれ、寧美が回転しながら吹き飛ばされていく。
    「なんてパワーだ、クソッ!」
    「ありあわせの武器なんか使うからだ!」
    「次からはメインウェポンの予定だったんだ! ええい仕方ない手伝え!」
     空中で道理にキャッチされる寧美。
     道理自身を足場にして寧美は再び飛び掛る。
    「何度来ても同じだ馬鹿!」
    「どうかな?」
     しゅるん、と志輝の影が羅刹の腕に纏わりつく。行動が一瞬遅れる。その一瞬が重大だった。
    「ンの野郎オオオオオオオッ!!!」
    「やかましい、海軍式バックドロップ!」
     寧美は羅刹の腰に抱き着くと、無理矢理斜め後ろにぶん投げた。
    「どこがバックドロップだ!」
     投げた先に居たのは道理である。
     彼はナイフと太刀を腰に納めると、撃てる限りのトラウナックルを羅刹目がけて叩き込んだ。
     身を丸くしてガードする羅刹。
    「やりたい放題やるつもりかよ……!」
     一瞬の隙をついて道理を殴り飛ばす羅刹。
     体勢を整えて着地しようとしたが、着地点では宿儺が構えていた。
     直立不動。身体と並行に刀を構えると、背中から柳のようにしな垂れた羽が生まれた。風に揺れるようにふらりと一歩。
    「鬼火誘――平坂歩む灯火と為せ」
     途端、鋭い炎が羅刹の身体を切り裂いた。
     バランスを崩してごろごろと転がる羅刹。
     だが休む暇はない。彼の頭上には高々と飛び上がった沙雪が居るからだ。
    「強いな羅刹。だがそれだけだ!」
     魂ごと炎を燃え上がらせ、巨大な炎翼が広がる。沙雪は斬艦刀に膨大な炎を巻き付けると、急降下と共に羅刹へと叩き込んだ。
     異形巨腕で防御する羅刹。だがその腕はざっくりと肘から先をぶった切られてしまった。
    「我が劍に断てぬもの無し」
    「ぐ、おおおおおお……!」
    「負けちゃいられねえ!」
     腕を抑えて呻る羅刹に飛び掛り斬艦刀を叩きつける炎斗。
     そのタイミングに合わせ、真人が背中からジェット噴射の如き炎翼を放ちながら突っ込んできた。
    「俺の炎はちょいと熱いぜ。丸焦げになるかもな!」
     護符を握り込む真人。すると彼の炎が腕に巻きつき、まるで炎の剣のように形作られた。
    「おおおおおおおおおおおっ!」
     豪速で駆け抜けた真人の炎は羅刹の肩を盛大に切り裂く。
     炎斗の刀傷と合わさりばっくりと開いた傷口から大量の血が吹き上がった。
    「羅刹……」
     かつん、と誰かの足がコンクリートの床を叩いた。
     都のものである。
     護符を握り、顔の高さまで掲げる。ぎゅるんと拳に巻きつく紙符。
     羅刹は腕を抑えながら顔を上げた。
    「正義ヅラしやがって。お前らだって、そのうち同じようになるくせによ」
    「…………」
     ぐわりと膨らむ羅刹の腕。
    「ぶっ壊すのは簡単なんだよ。すぐ病み付きになる。脆弱な人間なんざ叩き潰して酒池肉林がしたくなる。そうだろう!?」
    「……そうだね」
     都の腕がぐわりと異形化した。
    「壊すのは簡単だよ。私の心が知ってるもの」
     両目が赤く輝き、世闇に尾を引いた。
    「壊すことより、護る方がずっと難しい。だからこそ……あがくんだ」
    「ふざけろォ――!」
     もはや片方だけとなった巨腕を振り上げる刹那。
     一方で片腕だけを巨大化させた都が腕を振り上げた。
    「羅刹――!」
    「神薙使いィ――!」
     両者同時に地を蹴り。
     両者同時に跳び。
     両者同時に腕を引き。
     両者同時に顔面へと巨拳を叩き込んだ。
     骨が砕けて拉げるおとがする。
     都の整った顔がつぶれたのか。そう思われた。
     だが。
    「負けないッ!」
     都は歯を食いしばり、全身全霊で羅刹の顔面を殴り潰した。
     上半身ごとはじけ飛び、後からも無く灼滅する羅刹。
     着地もままならずごしゃりと落下した都に、炎斗たちが駆け寄った。
    「都」
    「……お疲れさま」
     都はそう言って、目を瞑った。

     ある所にR-DEADというカラーギャングがあった。
     彼らは人外の力を振りかざし人々を脅かしていたが、ある時を境にぷっつりと活動をやめたという。
     ……その陰に八人の灼滅者がいたことを、知るものは少ない。

    作者:空白革命 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2012年9月14日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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