殺戮は賭博の後に

    作者:飛翔優

    ●殺戮賭博は平和な夜に
     買い物を終えた人々が軽めの夕食を摂っていく、大型ショッピングセンターのフードコート。時計の短針が八時を示した時、窓際の席から血しぶきが上がった。
    「……賭けは俺の勝ち、か。ははっ、んじゃま始めますかね」
     ラーメン屋の前の席に座っていたTシャツ革ジャンジーンズと言った風体の男は何かを弾いたかのような形をした右手を使い、懐中時計を懐へと仕舞っていく。
     異様な空気に飲まれ動けぬ人々を見回しながら、指に幾つものダイスを挟んでいく。
    「灼滅者は来なかった、だからお前らを殺す。さ、運試しだ。あいつみたいに殺されたくなきゃ、せいぜいあがくんだな」
     男がダイスを放り投げた時、幾つもの悲鳴が響き渡った。
     悲鳴がむしろ心地よいとでも言うかのように笑いながら、男はダイスを、コインを、カードを投げて人々の命を奪っていく。
     フードコートが血に染まるのに、そう長い時間はかからない。
     男の名はディラン。五四六の番号を持つ六六六人衆なのだから。
     ……もっとも、全ては未来の話。今なら、まだ……。

    ●夕暮れ時の教室にて
     灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(高校生エクスブレイン・dn0020)は、険しい表情で口を開いた。
    「六六六人衆の一人、五四六番ディランの行動を察知しました」
     本来、ダークネスにはバベルの鎖による予知能力があり、接触は困難。しかし、エクスブレインの導きに従えば、その予知を掻い潜り迫る事ができるのだ。
     それでなお、ダークネスは強敵。殺戮を信条とする六六六人衆ならば尚更である。
    「更に、今回のディランは灼滅者が来るのを待っていて、闇堕ちさせようという意志があるようなんです」
     理由は不明。だが、向かわなければ殺戮が行われる事は必至。無視するという選択肢は在り得ない。
    「ディランは当日の午後七時半頃、この大型ショッピングセンターの二階、フードコート。その中央部付近の、ラーメン屋正面の席にやってきます」
     殺戮を始めるのは八時。その時間までに、灼滅者たちがやって来るのか賭けている。というのも……。
    「このディランという名前の六六六人衆。ギャンブルを絡めた殺戮を行う性質があるようで……」
     ディランが今賭けているのは、八時までに灼滅者たちがやって来るのか来ないのか。
     また、それが八時丁度であるか否か。
    「八時までに灼滅者の存在を認識したならば、そのまま戦闘態勢に移行するかと思われます。また、八時丁度に認識したならば、一般人には手を出さない……そんな一方的な賭けをも行ってもいるようです」
     逆に捉えるなら、八時丁度以前に灼滅者の存在を認識した場合、一般人にも危害を加える可能性がある、という事になる。
    「基準はディランの持つ懐中時計。ことギャンブルに対しては誠実であるらしく、意図的に操作している……といったことはなく正確なようです。また、時計のブレなどを考慮に入れて前後三秒ほどの猶予を与えているみたいで……可能なら、それも意識して行動して下さい」
     その上で戦うことになるディラン。力量は、正面から戦えば苦戦すると思われる程度に高い。
     攻撃特化型で、技は一定範囲内に沢山のダイスを投げつける、自分を中心とした一定範囲内にコインの雨を降らせる、五十二枚のトランプを全て投げつける。近くにいる敵をジョーカー一枚で貫く……と言ったもの。
     どれも威力の高い攻撃で、特にジョーカーは守りに優れるもの以外で受けきることは難しいだろう。
    「以上で説明を終了します」
     地図などを手渡し、言葉を続けていく。
    「第一目的は、一般人への殺戮を止めること。その上で、闇堕ちする者がいなければそれが望ましい……と言った形となります。状況によっては難しいかもしれませんが……」
     ともあれと、締め括りへ移行した。
    「どうか、最良の結末を。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」


    参加者
    槌屋・透流(トールハンマー・d06177)
    柳・晴夜(影の護り手・d12814)
    譽・唯(断罪を望んでいた暗殺者・d13114)
    ハノン・ミラー(ダメな研究所のダメな生物兵器・d17118)
    東堂・昶(赤黒猟狗・d17770)
    アトシュ・スカーレット(果ての死神・d20193)
    五十鈴・乙彦(和し晨風・d27294)
    下弦・名雲(狐かぶれの化狼・d27603)

    ■リプレイ

    ●約束の時
     時刻、十九時五十九分五十七秒。
    「ギャンブル、か。……気に食わないな」
     大型ショッピングセンターのフードコートに近い上りエスカレーター前に立っていた槌屋・透流(トールハンマー・d06177)が、憤りを口にし殺気を放つと共に床を蹴る。
     同道する三名の仲間と共にエスカレーターを登りきり慌てた様子で遠ざかっていく買い物客の群れをくぐり抜け、フードコートへと到達。灼滅者たちの力を浴びて立ち上がるでもなく、逃げるでもなく、ただただラーメン屋正面の席に座っている革ジャンTシャツジーンズ姿の男へと語りかけた。
    「……来てやったぞ。貴様を、狩りに」
    「っ!」
     示すため、先手を打つために、柳・晴夜(影の護り手・d12814)が透流の横を駆け抜けていく。
     スレイヤーカードを起動し、剣を抜き、ただ真っ直ぐに振り下ろし――!
    「……八時零分一秒……か」
     ――左手に刀身を掴まれ、弾かれた。
     すぐさま身を引き、仲間たちの元へと戻っていく晴夜を受け入れながら、反対側からほぼ同時刻にやって来た五十鈴・乙彦(和し晨風・d27294)が告げていく。
    「賭けはお前の負けだ」
    「ああ、そうみたいだな」
     立ち上がることもなく、灼滅者たちへと視線を向けていく男。六六六人衆が一人、五四六のディラン。
     視線を受け止めながら、音の遮断を終えたアトシュ・スカーレット(果ての死神・d20193)が眼鏡を投げ捨てる。
    「今宵、貴方と殺戮の宴を歌い上げましょう」
     死神風のフード付き上着を纏い、左腕にベルトを撒いた姿へと代わり、一本だけ解いていく。
     賭博は好かない。
     何よりディラン本人が気に食わない。絶対に倒す、そのための準備を始めんと乙彦に帯を差し向けた。
     譽・唯(断罪を望んでいた暗殺者・d13114)もまた武装し、ディランに向かって影を放つ。
    「…………賭け事……は嫌いです……なので………早々にお帰り……願いたいです……」
    「……」
     影は、指に弾かれ飛んできたコインに砕かれ霧散した。
     ただ、それだけ。
     ディランは動かない。
     さなかにも、ハノン・ミラー(ダメな研究所のダメな生物兵器・d17118)は一般人へ避難を呼びかけていた。
    「この辺危なくなるから。慌てず、迅速に避難お願いします!」
    「……慌てるな」
     薄く笑いながら、ディランが声を上げていく。
    「俺は、賭け事に対しちゃ誠実だ。チップは支払うさ。ゆっくり、逃してくれりゃあいい。何なら俺たちが移動したっていいんだぜ?」
    「……」
     嘘か、真か。
     表情の読めぬ言葉を聞きながら、ハノンは人々を送り出していく。
     戦闘……と呼べるほどの動きがなかったからだろう。特に混乱もなく、一般人の退避は完了した。
     ハノンは武装し、肩をすくめていく。
     ようやく立ち上がっていくディランを見据え、腕を剣に変えてかけ出した。
     もうなんでもいい。
     どっちが人間のこと真剣に考えているのかわからなくなりそうだし……。
    「憂さ晴らしだコンチクショー」
     勢いのままに振り下ろし、ディランの肩へと食い込ませる。
     が、手応えはない。
     ダメージを与えたという手応えが。
     されど攻めなくてはならぬから、灼滅者たちは攻撃行動を開始する。
     人々が一日の疲れを癒していたはずのフードコートで。ただただディランを滅ぼすために……。

    ●殺戮賭博
    「…………代償は……高いですよ……?」
     告げながら、唯は改めて影を放った。
     途中で幾本もの縄に分裂し、一本、二本と指に弾かれたダイスに砕かれるも、最後の一本が足へと到達し絡みつかせる事に成功。
    「……この際…………だから……雪の様に……舞って…………花の如く……散ってみたら…………どうです…………?」
    「さてな……」
     返答を受け止めることもなく床を蹴って走りだし、桜色を帯びている刀を抜く。
     すれ違いざまに、後ろ脹脛に差し込んだ。
     揺らぐことなく、傷つけられる事なく刃を受けたディランの周囲を、透流は軽快な足取りで走り回る。
    「ぶち抜く」
     視線を向けることも動きを乱すこともないディランの死角から帯を投射した。
     背中を捉えるも、革ジャンすらも貫くには至らない。
     ただ、ディランは指の間にダイスを挟んだ両手をクロスさせ、前衛陣に向かって放っていく。
    「さ、新しいゲームを始めよう。てめぇらが俺を倒すか、俺がてめぇらを倒すか……あるいは、闇堕ちさせるか」
     言葉が終わると共にダイスの一つ一つが分裂し、驟雨の如き勢いで前衛陣へと襲いかかった。
     頭を腕でかばいながら、晴夜は前へと進んでいく。
    「そこだ!」
     嵐を抜けた先、ディランとのすれ違いざまに後ろ腿に刃を差し込んだ。
     直後に乙彦も抜けだして、微動だにしないディランに剣を掲げ斬りかかる。
     首筋を捉えるも、やはり、傷つけるには至らない。
    「だが……!」
    「そこ……」
     ハノンが乙彦の背中に隠れる形で接近し、ディランの側面へと飛び出した。
     黒白の光剣を横から振るい、鼻先に掠めわざと外し体をひねった。
    「っ!」
     捻った勢いを殺さぬまま、首筋に向かって振るっていく。
     鈍い手応えを感じながら、後方へと退き――。
    「……ほう」
     ――口元を持ち上げていくディランの首筋には、赤い筋。
     有効だと思しき一撃を与える事ができた段階で、東堂・昶(赤黒猟狗・d17770)は改めて己を含む前衛陣の様子を確かめた。
     さすがに一撃目。ダイスを受けても、大きなダメージを受けた様子を見せている者はいない。
     しかし、二撃、三撃と重なれば分からないのは見て取れた。
     何より、最大の一撃は情報として聞いているだけでまだ未知数。現段階でも耐え切れぬ可能性はある。
    「……俺は治療に回る。朧火は突撃してくれ」
     静かな調子でライドキャリバーの朧火を差し向けながら、大気の力を唯へと注ぎ始めていく。
     一人を治療するだけでは足りないからと、下弦・名雲(狐かぶれの化狼・d27603)が風に言葉を乗せた。
    「あっしも支えるんで、皆は全力での攻撃を」
    「そうさ、耐えろ」
     呼応するかのように、ディランが口を開いた。
    「耐えろ、全力でな。でないと、つまらない」

     コイン、ダイス、トランプ……ディランの放つ攻撃の数々は、どれも妨害や強化といった特殊な力は持っていない。故にか、範囲に違いがあり威力にも多少の差はあれど、どれも並々ならぬ破壊力を持っていた。
     治療が、名雲の風とアトシュの歌声では中々間に合っているとは言えない状態。昶もまた前衛を勤めながら治療のカバーに回るも、コインの雨の中を走っていた朧火が途中で倒れ、一時的な消滅を迎えた。
     アトシュは朧火が消えた場所から視線を外し、残る前衛陣の様子を確認。
     やはり攻撃役の負担が重いと、歌声によってもたらされる癒しの力をハノンへと差し向けた。
     さなかには晴夜が己へと降り注いでくるコインを切り払い、衝撃を最小限度に抑えていく。
     それでもなお腕を、足を傷つけられ全身に痛みを感じながら、手元にオーラを集めていく。
     ギャンブルは好きだったりする。何せ、この世は所詮リセットなしの難易度高いゲームみたいなものだから、世の中のあちこちがギャンブルだ。
     だから、ディランの事が全くダメだと思うわけじゃない。
     どっちにしろ相容れないし、好きにはなれないが……。
    「……この勝負も、勝たせてもらうぜ」
     決意の言葉とともにオーラを放ち、ディランの鳩尾へとぶつけていく。
     ディランは僅かに足を下げた後、幾つものダイスを指に挟んだ。
     前衛陣に向かって放り投げ、横殴りの雨が如き勢いと質量で襲いかからせていく。
    「はっ、そうやすやすと二連敗を喫するような間抜けじゃねぇ……なぁ?」
    「っ……」
     直撃を受けたか、限界まで回復してなお癒やしきれぬ傷が上回ったか……ダイスを浴びた唯が、テーブルにもたれかかるようにして昏倒した。
    「……」
     舌打ちしながら、昶はダイスに耐えていく。
     ギャンブルを絡めた殺戮など、ふざけるなと思う。
     元々六六六人衆は嫌いだが、闇堕ち狙いの六六六人衆は特に嫌いなのに……。
    「……吐き気がするぜ」
     言い捨てながらダイスを振り払い、深呼吸を始めていく。
     灼滅するためにも健在でなければならない。健在でなければ盾として治療役として動けないからと、全身が訴えかけてくる痛みを和らげていく。
     昶を含む前衛陣全体のダメージを最低限度までは癒せるよう、名雲は風に言葉を乗せた。
    「後悔させてやる、絶対に」
    「はっ、そりゃ楽しみだ……っと!」
     治療の風が吹く中、ディランはトランプの束を取り出した。
     位置跳躍でハノンの懐へと入り込み、至近距離から投擲。
     系五十二枚のカードに切り裂かれ、ハノンもまた倒れ伏す……。

    ●ショーダウン
     倒れていく灼滅者たちほど顕著ではないものの、首筋に、頬に、腕に……確実に、ディランに傷を刻む事ができていた。
     少しずつでも進んでいる、追い詰められている分だけ追い込んでいるはずだと、灼滅者たちは攻撃を重ねていく。
     名雲とアトシュ、昶の治療が飛び交う中、トランプを浴びた晴夜が体を支えきれずに倒れ伏した。
     ならばと攻撃が重ねられていく中、ディランがジョーカーを取り出していく。
    「こいつはとっておきだ。狙いは……」
     乙彦へと向けられた視線を、昶が遮った。
     間髪入れずに放たれたジョーカーを、一本の帯が受け止めていく。
     担い手たる名雲は帯に力を力を、想いを注いだ。
     殺戮はさせない、その想いは果たされたかのように思える。
     されど、まだ完全に成し遂げられたわけではない。
     これ以上、仲間を傷つけさせたりもしない……その思いが届いたか、ジョーカーは帯に弾かれ昶の横っ腹を切り裂く程度に留まった。
    「……」
     防ぐとは行かずとも軽減することができた様子に小さな息を吐きながら、再び帯に力を注いでいく。
     一方、アトシュは歌声を響かせた。
    「治療は俺がする。こっちが辛い分、あっちも辛いはずだ」
    「……さてな」
     昶への治療が行われていく中、ディランは乙彦に向かって五十二枚のトランプを放った。
     乙彦は帯で受け流し、受け流しきれぬものもかすめさせるに留めながら、静かな想いを巡らせていく。
     呼吸をするのと同じように、殺戮を行う。
     六六六人衆と戦うのは初めてだったが、そういう者たちなのだと聞いたことがあった。ならば……。
    「……その呼吸ごと、止めてやろう! 治療も、もう、必要ない!」
     治療を受けた所で耐え切れないと告げながら、乙彦は一歩、前へと踏み出した。
     護符を指ではさみ、風を纏う。
     軽いスナップとともに投射し、ディランの左肩へと張り付かせた。
    「……へっ」
     ディランの姿勢が、僅かながら乱れていく。
     畳み掛ける好機と透流は激痛の走る全身に鞭打って駆けた。
     背後からスライディングをかまし、ディランの股の下をくぐり抜け起き上がりながら振り向いた。
    「ぶっ壊す」
     霊力を込めた裏拳で、右の頬を張っていく。
     驚くほど軽くディランを押しのけることに成功し、勢いのままに駆け抜けた。
     よろめきながら、ディランは笑う。
    「はっ、まさかここまでやるとはね……表情に出してなけりゃ少しは追い詰められると思ったが……いやはや」
     揺るがぬはポーカーフェイスの成せるわざと笑いながら、一枚のジョーカーを取り出した。
     間髪入れずに投げる先、走りだそうとしていた昶が――。
    「……ワリィな」
    「後を……頼んだぞ……」
     ――間に割り込んだ乙彦が、瞳を閉ざし倒れていく。
     小さく頭を下げた後、昶はかっと瞳を見開き駆け出した。
     昶もまた、次を耐えられる自信はない。
     防衛を担う昶ですらそうなのだから、倒れてしまえば後衛陣はまず耐えられない。
     これで倒しきれなければ――。
    「オラァ!!」
     ――足に炎を走らせ、思考を振り切りながら回し蹴り。
     横っ腹へと突き刺さり、ディランを炎上させていく。
    「……」
    「……はっ」
     静かな眼差しを送り合う中、ディランはひとり笑い出した。
    「はっ、はは、はははは……ギリギリ、耐えると思ったんだが……あれか、重ねられ過ぎたか」
     軽く昶の足を押しのけながら、ディランが距離を取っていく。
     机も、観葉植物もないがらん堂の空間に経った後、灼滅者たちを見据えていく。
    「喜べ、賭けはてめぇらの勝ちだ! ったく、計算狂うとは俺も焼きが回ったもんだ……いや、だからこそ面白い。ギャンブルってやつは……はは、ははははははは」
     笑い声を響かせながら、ディランは跡形もなく消え去った。
     残された灼滅者たちは静かな息を吐いた後、倒れた者の介抱や各々の治療へと移行する……。

     後片付けや治療などを行う中、倒れた者のうち乙彦は一晩寝れば。残る者たちも数日休めば問題ないとの状態で、改めて安堵の息がこぼれていく。
     倒れた者たちの介抱を行いながら作業を進める中、机などの片付けが終わった時、唯が目覚めた。
     唯は体を震えさせながらも起き上がり、仲間たちの数を数えていく。その上で、小首を傾げ尋ねていく。
    「……勝ちました……か…………?」
     返答は無論、是。
     程なくして残る者たちも目覚め、勝利の二字を胸に灼滅者たちは帰還を開始する。
     仲間に支えられながら歩く中、ハノンはひとり思い抱いた。
     人の価値を見誤っているのはダークネスか、灼滅者か。それとも自分ただ一人なのか? そんな奴に人間が守れるのか?
    「……強けりゃ正義なんじゃね?」
     呟きは風に紛れ、誰の耳に届くこともなく消えていく。
     代わりに聞こえてきた喧騒は、大型ショッピングモールから漏れ出るもの。改めて休息へと移っていく人々の、幸せそうなメロディで……。

    作者:飛翔優 重傷:柳・晴夜(影逢・d12814) 譽・唯(断罪を望んでいた暗殺者・d13114) ハノン・ミラー(蒼炎・d17118) 
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年2月19日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 6/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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