●デュエル!
都内の某所にあるビルには、かつてカタパルトカンパニーという会社が入っていた。
TCG……トレーディングカードゲームとよばれるタイプのゲームを作っていた会社だ。
ヒット作が生まれると、それを真似した作品が追随するものだ。
けれども、模倣作の大半はさしたるユーザーも獲得できずに消えていく。
カタパルトカンパニーもまた、失敗した会社のうち1社だった。
それも、社長以下何人もの自殺者を出すほどの大失敗だ。
世間の評価は単なる無数にある失敗作の1つでしかないのだろうが、会社にとっては社運をかけた大作ゲームだったのかもしれない。
……そして、自殺者を幾人も出したいわく付きのビルは、ブレイズゲートとなった。
ゲートの内部ではカタパルトカンパニーが作ったTCGのカードが実体化するという事件が起こる。
灼滅者ならば誰でも知っていることだろうが、ゲートの内部は予知能力者であるエクスブレインの力が及ばない。
……そして、その日も新たなるカードが生まれようとしていた。
ブレイズゲートと化したビルにほど近い路上で異変が起きようとしていた。
昼日中の街角で、黒い光が生まれていたのだ。
近くを制服姿の少女たちが通りかかったが、バベルの鎖に縛られた彼女たちはそれを目の錯覚だと認識した。
そして、光はやがて一点に集まる。
光によって形作られたのは1枚のカードだった。
カタパルトカンパニーが開発したTCGにおける陣営の1つ、機械世界ロボックスに所属するカードだということは、もちろん少女たちが知るよしもない。
そのカードには『高機動戦機シュトルムレイダー』という名がついていた。
描かれているのは流線形に近いフォルムを持つ、黒と銀に彩られた人型の殺戮機械。人型といっても、頭部は大型旅客機を思わす細長い形状をしている。
カードからそれが出現したのは、一瞬の後のことだった。
「ヒトハ……オソイ……オレハ……ハヤイ……」
殺戮機械の足元で風が渦巻く。
大気中のマナを脚部パーツが吸い上げているのだ。
「……ハヤイ……ダカラ……ハヤク……コロス……!」
飛行機の窓を模した眼を赤く光らせて、一気に加速した。
突撃しようとしている目標は、先ほど通り過ぎた少女たちだった。
武蔵坂学園でも、このビルがブレイズゲートと化していることは把握していた。
そのため、定期的に灼滅者を派遣して、ビル周辺を巡回することになっている。
狙われた少女たちにとっては幸運なことに、その日は灼滅者たちが見回りに来る日だった。
ビル周辺の巡回に来ていた灼滅者たちが、殺人ロボットの存在その攻撃行動に気づいたのは、カードからシュトルムレイダーが出現した時のことだ。
その脚部パーツが一種のエアシューズのようなものになっていることを、灼滅者たちはすぐに看破する。
目をみはるほどの速度で動き出した敵に、驚いている暇はない。
灼滅者たちは、その攻撃を防ぐべく全力で走り出した。
参加者 | |
---|---|
日輪・美薙(汝は人狼なりや・d27485) |
日輪・ユァトム(汝は人狼なりや・d27498) |
日輪・金和(汝は人狼なりや・d27522) |
日輪・戦火(汝は人狼なりや・d27525) |
日輪・玲迦(汝は人狼なりや・d27543) |
日輪・義和(汝は人狼なりや・d27914) |
日輪・天代(汝は人狼なりや・d29475) |
日輪・典(汝は人狼なりや・d32392) |
●人狼・日輪一族
静まり返った廃ビルからさほど離れていない路上で、戦いが始まろうとしていた。
飛行機のような頭部を持つ殺戮機械の姿を持つ都市伝説が、加速すべく前傾姿勢を取る。
灼滅者の集団は、それ……シュトルムレイダーを遮るべく、全力で駆け出した。
どうにか割り込んだときには、ロボットと狙われた少女たちの間にはわずか数mの距離しかなかった。
流星の煌めきを放って突き進む敵を、金髪の青年が少女たちの代わりに受け止めた。
「来い。日輪の『一族』が相手になろう」
日輪・義和(汝は人狼なりや・d27914)は眼鏡の奥から、飛行機の窓に似た都市伝説の目を見据えた。
「止まれ、飛行機野郎 てめぇを受け入れる滑走路も着陸する場所もここにはねぇぜ。とっととカードに帰りな」
横から不敵に言い放ったのは、ワイルドに片肌を拔いだ青年だった。日輪・金和(汝は人狼なりや・d27522)は音高く回転するチェーンソー剣を殺戮機械に突きつける。
「み、みな……今回も……が、がんばる……ぞ」
金和の兄にして、太陽の六兄弟の長男である日輪・戦火(汝は人狼なりや・d27525)が、弟から少し距離を取って身構えた。
狩りをする獣のように、乱雑でありながら自らの役割を意識していることがわかる動きで、灼滅者たちは敵を包囲する。
いや、実際彼らは獣なのだ。
人狼の家系である日輪一族に連なる者たち。もっとも、ルーツをたどれば同じ場所に行き着くというだけで、必ずしも直接血が繋がっているわけではない。
外見はそれぞれだが、実の兄弟である戦火と金和は黒い髪のうち、一房だけ銀色をしているという共通点がある。
狙われた少女たちへ駆け寄ったのは幼い少年だ。
「に、逃げて……っ」
日輪・ユァトム(汝は人狼なりや・d27498)は言葉と共に殺気を放つ。
バベルの鎖に縛られた彼女たちには都市伝説の脅威は理解できないだろう。
だが、少年から感じられる強い殺気に身震いをして、彼女たちはその場を逃げ去る。
殺気が作り上げた結界は一般人を遠ざける。
少女たちが戻ってくることはないし、他の誰かが近づいてくることもないはずだ。
「恐がられちゃったね」
日輪・典(汝は人狼なりや・d32392)がユァトムに声をかけた。
ユァトムより1つ年下だが、背は少しばかり高い元気な少年だ。
「うん……でも……無事でよか……った……」
殺気の結界を保ったままでユァトムは剣を拔いた。
最近少しは使いこなせるようになってきた宝剣。何故自分が選ばれたのかは未だにわからないながら、少年は今日もこの剣を振るうのだ。
包囲した日輪一族の狼たちが動き出すのに先んじて、殺戮機械は動き出した。
「ヒトハ……コロス……!」
今度は、一般人の少女たちでなく、日輪一族の人狼たちを殺すために。
「悪いけど、人じゃなくて狼ですよねぇ、私たちって」
しとやかに微笑む日輪・美薙(汝は人狼なりや・d27485)は、驚く様子もない。
その場で高速回転した敵が、暴風を巻き起こして灼滅者たちを薙ぎ払う。
「ろ、ロボットなんかに……日輪の狼は負けたりしない……っ」
吹き飛ばされないよう、必死に剣を握ってユァトムは叫ぶ。
「ひ、ひのわー! ふぁい、おーっ!」
あたかもその声に応えるかのようなタイミングで、日輪の狼たちは反撃に移る。
戦火や義和が距離を詰めた。
「高速の機械、か。やりにくいんだよなー、こういうの。もっとこう……正々堂々、どーんとかかってこいってんだ」
日輪・玲迦(汝は人狼なりや・d27543)の耳で翡翠のイヤリングが、胸元で炎のペンダントが揺れる。
だが、重量級の斧を携えた彼女自身の身体は揺らぐことはない。
「とはいえ、どんな奴が相手だろうと、日輪の“撃狼”に怯むことはなし!」
力強く宣言して、彼女は地を蹴った。
「……わたしたちは、おおかみ――群れの狩りを。おしえてあげる」
別の方向からは日輪・天代(汝は人狼なりや・d29475)が声をかけた。
「……日輪が『刀狼』改め『灯狼』。あましろ……参る」
長い黒髪をポニーテールにまとめた彼女は、腕の形をした祭壇の拳を握った。
●狼たちの狩り
前衛で敵を囲んだ4人が連続して攻撃を仕掛け、中衛・後衛からは支援攻撃が飛ぶ。
だが、攻撃するばかりが狩りではない。
美薙は一歩退いた場所から、戦場全体を観測していた。
「早いだけじゃなく、強いですねぇ」
先ほど仕掛けられた暴風を伴う激しい敵の攻撃は、前衛の仲間たちに対して浅くない打撃を与えている。
それに、最初の攻撃を受け止めた義和は動きが鈍っているようだ。
けれど負けるとは思わない。
日輪の一族として積み上げてきた経験を生かし、皆が有機的に連携すれば確実に追い詰めていけるはずだ。
「支えますよぉ、皆様、存分にやってくださいまし」
鉄扇をひらめかせて舞うと、伸びた鎖が美薙の豊満な肢体に絡みつくように踊る。
巻き起こる風は、殺戮機械が巻き起こす殺意の暴風とはまるで違う。
凛とした清浄な風が、最初は美薙の周りだけを囲み、やがて前線で激闘を繰り広げる仲間たちの元へと広がって行く。
清らかなる風は、仲間たちに癒しの力を与えていった。
「助かるぜ、美薙! アタシは心置きなく殴りまくってやる!」
玲迦が振り向くことなく叫んだ。その飛び蹴りが空を切る。
「覚えておいてくださいねぇ。狼の狩りって、群れで行うんですよぉ?」
仲間たちの動きを確認しながら、美薙は敵へと告げた。
義和はシュトルムレイダーの背後へと回り込んだ。
そのまま、後方から盾を叩きつける。金城鉄壁の盾による一撃を受けて、殺戮機械が火花を散らした。
高速機動をする敵を、囲み、動きを狭めるように義和は絶えず移動しながら戦っていた。
次の瞬間、シュトルムレイダーの姿が一瞬、視界から消えた。
そして、義和の頭部に強い衝撃が走る。
大気を足場にするかの如き動きで跳躍した敵が、急降下して痛烈な一撃を叩き込んできたのだ。
だが、攻撃を受けるのも、威力も織り込み済みだ。
「カードゲームとは相性が物を言う。さて、君が僕達に対して相性が良いと言えるか?」
攻撃より防御を主体にして動いていれば、高速から放たれる攻撃力も半ば効果を失う。
「そちらは一枚。こちらは八枚だ」
衝撃から身を起こし、一歩だけ義和は後退する。
だが、敵に自由に動く暇はない。
天代の動きが敵の移動を制限する。そのまま攻撃に移るのではなく、彼女は気を集めて義和をさらに癒やしてくれた。
「穿ち給え、ミナカタの怒髪っ!」
シュトルムレイダーが逃れようとした方向から、ユァトムと典が飛び込んできた。後衛から一気に接近した回転する槍が、狙い済ませた動きで敵を捉えたからだ。
「高機動が売りの敵か。確かに脅威になるだろう」
2人が離脱するのと入れ替わりに、義和は再び敵の近くへ踏み込んだ。
「全員、油断はするな。気を抜く余裕はないが――僕達であれば十分倒せる相手だ。さて、日輪の狩りを見せてやろう」
緋色のオーラを宿した刀を振り抜くと、義和は確実に敵の装甲を切り裂いた。
戦火もまた、守りを固めながら敵のすぐ近くで戦っていた。
異様に素早い敵だが、逃すことはない。
仮に戦火が見失っても、天代や義和、玲迦が捉えてくれる。無論、逆に仲間が見失えば、戦火がフォローする。
そして、戦火は可能ならば敵の動きを止めようと、隙をうかがっていた。
「あ、足の速い獲物は……っ」
ユァトムが足元へと駆け込む。
「足を、つ、潰せばいい……っ」
低空の飛び蹴りが敵を打つ。
少年の攻撃を受けて、殺戮機械はとっさに脚部をかばった。
その隙を、戦火は狙おうとした。
弟の金和と目が合ったのは、その時だ。
「――兄貴、合わせる」
目線で合図をしてきた金和に、『任せろ』との意を込めて頷きかける。
腕の形をした祭壇で金和が敵を殴りつける。
ほとんど同時に、戦火も腕の形をした座布団を振り抜いた。
2つの縛霊手から広がる霊力の網が、高速の機械を縛っていく。
「こ……この調子で……行くぞ……金和……」
自慢の動きを縛られたことが不満なのか、敵が意味不明の叫びを上げる。
「敵……は、早いことが……誇りの様だが……足元を掬われ易い……ということ……だぞ?」
他の仲間に対する時よりも、少しだけ胸を張って戦火は弟に告げた。
●砕け散る殺意
霊力の網に絡め取られた敵を、狼たちは迷いなく狩り立てる。
戦火の飛び蹴りが、さらに足を鈍らせていた。
典は手にした槍の先端をシュトルムレイダーに向ける。
「獲物はだんだん弱ってきたかな? でも、機械は残念だけど食べられないよね……」
「あら、典くんは倒したら食べちゃいたかったんですかぁ?」
「うん、倒したら食べ物にでもなってほしいけど、カードになっちゃうだけだよね」
近くで癒しの矢を弓につがえた美薙に問われ、典は答えた。
「カードになるのは残念ですねぇ。材料になるならぁ、美味しいブイヨンが作れたのに」
「そうなんだ。残念だなあ。まあ、運動すればお腹も空いて次に食べるご飯が美味しくなるからいっか!」
言葉を交わす間にも、妖の槍が秘めた力は冷気へと変化していた。
天代が敵のそばで急激にターンすると、エアシューズが地面との摩擦で炎を放った。
燃え盛る敵へと、典は妖気のつららを飛ばす。
「溶けちゃったりはしないよねっ」
氷柱は装甲を貫き、凍りつかせる。
下半身を赤熱させながら、上半身を白く凍らされ、殺戮機械から軋む音が聞こえてきた。
天代は、摩擦熱で炎を起こした動きのまま、さらに敵の周囲を回り込む。
守備を主体に動く彼女の攻撃は、けして十分な打撃を与えているとは言えないだろう。
だが、熱と氷は徐々に敵の体力……いや装甲を削っていく。
守り手の攻撃としてはそれで十分。
美薙と共に回復をしていた彼女にはわかっている。天代が攻撃に回る余裕ができているということは、すでに状況が人狼たちに傾いているということだ。
シュトルムレイダーの体が宙を舞う。後に来る攻撃は既にわかっている。
「それは……もう、なんども見た……」
敵には及ばないまでも、天代もまた動きやすい装備を身に着けていた。それを上回る速度で攻撃をし続けていたが、何度も見ていれば流石に目も慣れる。
天代は降下してきた敵をすり抜け、その威力は彼女のポニーテールの先端を僅かに削っただけだった。
愛用の日本刀に手をかける。
(雲耀……脈の千八百分の一、稲妻の境地。昔と違う、今の私に……)
引き抜かんと手に力を入れる……しかし、刀を抜くことを忌避するかのように、一瞬腕が強張る。
轟音が耳元を駆け抜けた。
「天代! 今だ! 続け!」
一瞬の逡巡の間にそばを駆け抜けたのは玲迦だった。
斧の一撃は豪快に機械の装甲を割る。
天代は目をしっかと見開き、腕に力を込めた。
「――哈ッ!」
力を込めた瞬間に、天代はすでに刃を振り抜いていた。
一閃は雲耀の速度で敵を捉え、敵の武器である脚部にひびを入れる。
振り向いた玲迦に目線で応じ、天代は追撃をかけるべく踏み込んだ。
金和はチェーンソー剣の鋸刃を振り上げる。
敵の動きは鈍っている。ならば、それを確実なものに変えるのが今回の役目だ。
ビハインドの朔母さんが横合いから攻撃をしかけた。
そちらを振り向いたところで、金和は斬りかかる。
「おら、余所見してて良いのかぁ?!」
唸りを上げる刃が機械を引き裂く。
チェーンソーの無惨な切り口から敵を包んでいた炎と氷が入り込み、もがいた拍子に霊力の網が強く敵を縛る。
最初に比べれば、見る影もないほどにシュトルムレイダーの動きは鈍っていた。
典がウロボロスブレイドを巻きつけて、さらに動きを縛る。
次いで、義和が光る盾を叩きつけた。
敵は彼へ接近し、摩擦で炎を放つ。
「ずいぶん熱くなっているな。機械も頭に血が上るのか?」
焼かれながらも平然とした顔を見せる彼へ、美薙と天代が癒しの技を使った。
玲迦は両刃の大斧を振り回し、その勢いで自分の体を敵に向けた。
狼撃斧‘繚乱’の威力は、仲間たちのように敵の動きを制限するものではない。ただひたすら、破壊するためのもの。
斧の重みを制御する間は仲間たちが敵を止めてくれている。
「顕し給え、ミナカタの神意っ!」
ユァトムが駆け込み、異形と化した腕で槍を叩き込む。
「つ、追撃のチャンス……っ」
少年の合図に、戦火が微かに頷くと、魔法の指輪から弾丸を放つ。
弾丸を追って金和が駆け抜け、炎を地面から巻き上げる。
炎の中へ、玲迦は迷わず飛び込んだ。
「玲迦、決めちまえぇ!!」
炎の向こうからかけられた声へまっすぐに突き進む。
そこに敵がいるからだ。
「任せな! “撃”狼の一“撃”、とくと味わってくれや!」
伝承に存在する龍すら断ち割るほどの強烈な一撃が、殺戮機械の装甲を容易く割って、内部に詰まった機械を打ち砕く。
後にはシュトルムレイダーの残骸だけが残った。
●カードは不思議へと還る
戦いが終わると、残骸は現れた時と同じように、1枚のカードへと戻った。
「……戻った……ね」
ユァトムがゆっくり近づき、おっかなびっくりカードをながめる。
金和が少年の頭上から、無造作に覗き込んだ。
「カードならカードらしく、襲うよりも皆を楽しませてくれよな」
描き出されているのは、戦っていた時と同じ、禍々しい殺戮機械の姿。
けれどもう動くことはない。
「アタシとしちゃ、もっと真正面から勝負してくるような奴のほうが楽しめたかな」
「僕は狩りの後、ちゃんとご飯になってくれるのがいいね」
玲迦と典が言った。
「そういう意味じゃないんだが……まあ、いいけどよ」
カードを拾い上げようと金和が手を伸ばす。
だが、彼よりも早く、カードを取ったのは天代だった。
「……それは、風よりもはやくあらわれて……。音よりもはやく……いのちをうばう……」
静かに語るのは、カードに記された一文。
潜在的に持つ七不思議使いとしての力を発揮したのか、おどろおどろしい口調で天代は謡うように読み上げている。
「……おいで。こうそくの、さつりくきかい……しゅとぅるむれいだー」
彼女がカードを豊満な胸元にしまうのを、戦火が興味深そうに見つめ……慌てて目をそらした。
カードの回収を終えたところで、義和が仲間たちに声をかける。
「さて、皆無事だな? 役目は終わった。帰るぞ」
「そうね。しばらくは、なにも起こらないといいんだけど」
美薙が言った。
ブレイズゲートが残っている限り、またいずれは新たなカードと都市伝説がこの近辺のどこかに出現するのだろう。
それが、なるべく先の話となることを、人狼たちは祈るしかなかった。
作者:青葉桂都 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年4月8日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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