春風とともに

    作者:湊ゆうき

    「みんなで馬に乗りに行かない?」
     日ごと春の気配を感じ始めるうららかな午後、橘・創良(高校生エクスブレイン・dn0219)は、優しく微笑みながらそんな提案をした。
    「馬に乗ると、いつもより視線が上がって、いろいろな風景が真新しく見えるんだ。そろそろ芽吹く春の気配をみんなで感じに行けたらいいなって思うんだけど」
     場所は関東にある乗馬クラブ。初心者から上級者まで乗馬体験ができるそうだ。
    「初めての人でも丁寧に教えてくれるから安心してね。経験者は馬場の外に出て、山を走らせることもできるよ。興味はあってもなかなか機会がなかったりするから、この機会にみんなで行けば楽しいんじゃないかな」
     乗馬に必要な道具類は貸し出ししてもらえるので、あとは動きやすい服装で来るだけで春風を感じる乗馬体験ができる。
    「春は新しいことを始めるのにもぴったりだし。良かったら考えてみてね?」
     創良はにこにこと笑いながら、詳細が書かれたプリントを渡した。


    ■リプレイ

    ●青空の乗馬体験
     桜も開花し、すっかり温かくなった関東地方。青空広がるぽかぽか陽気となった日に、乗馬体験のために集まった生徒たち。
     馬場の広さはバスケットコートふたつ分ほどもあり、らちと呼ばれる柵で囲まれている。そこでは既に一般の客が乗馬を楽しんでおり、その光景を目にした生徒たちはそれぞれに胸を高鳴らせた。
     インストラクターの説明を受け、馬に乗るための準備をすれば、順番に乗馬体験が始まる。

    ●いつもと違う視界
    「おし、史! 一緒に乗るぞ!」
     早速馬にまたがった陰条路・朔之助(雲海・d00390)が、馬上から千喜良・史明(深海・d00840)を手招く。二人乗り用の鞍をつけてもらったので、史明が後ろに乗ると朔之助に手綱を渡された。
    「しっかり運転は頼んだぜ!」
    「……そんな事言って後悔しないでよね?」
     初心者である史明はどうしていいかわからず、ただ手綱を握っているだけだった。それでも馬はのんびりと歩みを進めている。
    「お、いいね! 嵐ちゃんの初乗り写真ゲット!」
     朔之助は馬上からカメラを構え、同じく二人乗りをしている杠・嵐(花に嵐・d15801)と小鳥遊・葵(アイスクロイツ・d05978)を写真に収める。
    「乗馬しながら写真撮るとか絶対ブレてる気がする」
     背後から史明の声がかかるが、乗馬初心者でない朔之助だからこそできる芸当だ。
    「自転車や箒とはまた違って……風が気持ちいい」
     嵐が頬を撫でる春風に目を細める。嵐の後ろで手綱を持つ葵はリードしているように見えても実は乗馬初心者。ゆっくりのんびり慎重に馬を歩かせている。
    「もうちとスピード出そ?」
     少し慣れてきたところで、走ったらどんな風だろうと思った嵐が振り返り、葵に囁く。
    「うん?! え……と、じゃあ、ちょっと、ちょっとな?」
     インストラクターに教わったとおりに、馬の腹を軽く蹴ってスピードアップの合図。速歩(はやあし)になる手前ぐらいのスピードで馬場を闊歩する。
     春の風が緊張を吹き飛ばすようで心地良く、葵の顔にようやく笑みが浮かぶ。けれど、これでは逆に嵐にリードされているのではと内心複雑だった。
    「千喜良ー、朔が落ちないよーに気をつけて」
     写真を撮りまくっている朔之助を気遣い、手を振りながら嵐が声をかける。
    「あおちゃんもいいぞ! 今のナイス輝き!」
     一通り満喫したところで、パートナーチェンジ。今度は朔之助と嵐、史明と葵のペアとなった。
    「嵐ちゃん、僕は馬乗り経験者だから安心してな」
     男よりも男前な朔之助がばっちり嵐をエスコート。と、その横でなにやら険悪な雰囲気が漂っていた。
    「2ミリの差で僕が前を担当するのか……屈辱だ……」
     背の低い方が前に座るのがセオリーといえど、わずかな差で前に座ることになった史明が恨めしそうに呟く。
    「だからって何で君をリードしなきゃならない……」
    「葵は座高が高いんじゃない?」
     ばちばちと馬上で火花を散らす二人。そんな二人を乗せた馬の耳は後ろに伏せられ、目はつり上がっていた。
    「あれ、これって馬が機嫌悪い……?」
     簡単に馬の感情表現を教えてもらっていたので葵は馬の異変に気づき、慌ててごめんと謝る。
    「そうだよね、自分の上で喧嘩されたら嫌だよね……改めてごめん」
     史明も馬上で謝罪を口にする。
     そんな二人の姿も朔之助のシャッターは逃さない。
    「アイツらは何やってんだ……」
    「見てみて!」
     二人の様子を見ていた嵐がそう呟くと、今し方取ったばかりの写真を朔之助が見せてくれる。
    「もう一周、回ろうか?」
     ひとしきり笑ったところで嵐が笑顔で誘うと朔之助も頷く。
    「喜んで!」

    「めっちゃ初心者……ってか馬とか跨ったことねえからな。騎士団じゃあるまいしよ」
     初心者コースを選択した成瀬・圭(エモーションマキシマイザ・d04536)と天鈴・ウルスラ(踊る朔月・d00165)がおっかなびっくりそれぞれの馬にまたがる。
    「乗馬は拙者も初めてでゴザルよ」
    「ってーかウルスラも初めてなんね。てっきり馬とかバリバリだぜェ! みたいな感じだと思ってた。ほら、長く旅したとか言ってただろ」
     自称サムライであるウルスラは、武蔵坂学園に来る前はヨーロッパ方面を放浪していたらしい。
    「確かに旅はしてましたガ、乗れそうな馬が野生でうろついている訳でもないでゴザルし」
     インストラクターに馬を引いて歩かせてもらってから、いよいよ自分たちだけで歩かせてみる。初めて持つ手綱に四苦八苦しながらも、なんとか馬を横に並べて歩かせる。
    「無理して走らないで良いのは気楽デース」
    「いい風だなァ。空気もうめえし、いつもより高い視界ってのはなんか新鮮。悪くねえな、こういうのも」
     蹄の音を聞きながら、近いけれど手を繋げない距離にいる彼女を横目で見やる圭。
    「……むう、ケイの方が上手い……」
     ちょっと悔しく思いながらも、やっぱり男子は馬に乗っていると様になるでゴザルなぁといった視線を送るウルスラ。
     視線がぶつかると、圭は目線を空に投げかけた。
    (「サマになってンなら、いいけどよ」)
     ウルスラが何を思っているのか視線だけでもわかるようだった。
    「こう天気が良いなら、次は2人だけで散策に来ても良いでゴザろう。そ、そうすれば、手もつなげマスシ……」
     頬を赤く染めながらごにょごにょと呟くウルスラ。
    「まぁ、手が届かずともどっかへ居なくなったりはしないでゴザ……あれ、あっ、ちょっと待っ……」
    「ってオーイ?! どこ行くんだウルスラーッ?!」
     夫婦喧嘩は犬も食わないというが、カップルののろけは馬も聞きたくない、ということなのか――。
     勝手に走り出したウルスラの馬を、馬首を巡らせ追いかけていく圭だった。

     葛城・百花(クレマチス・d02633)は、乗ったことはおろか、触ったこともない目の前の馬という生き物に戸惑っていた。目の前で見ると、想像以上に大きくてびっくりしてしまった。
    「どうすれば良いのかしら……」
    「じゃあ、一緒に乗ろうー!」
     乗馬は初めてではないけれど、百花の戸惑った様子に、王子・三ヅ星(星の王子サマ・d02644)はにっこり笑ってそう誘う。
    「馬さん、よろしくね」
     と首元を撫でて挨拶してから、二人乗り用の鞍に先に百花に乗ってもらうと、三ヅ星は慣れた様子でその後ろへ。
    「……急にスピード出したりとか、変な事したら怒るからね」
     歩き出す前に、後ろを振り返っては釘を刺す百花。内心三ヅ星がそんなことをするはずがないとわかってはいるのだが、未知の体験への不安感から思わずそんな言葉がもれる。
    「あはは、大丈夫! 悪ふざけはしないよ」
     百花が落ちるような危険があってはならないと、しっかり約束。
    「出発進行ー♪」
     いつもより高い目線は新鮮な感動を与えてくれる。春の風を心地良く全身に感じ、馬場の中を大きく一周。百花の緊張で固まっていた身体も次第に解れ、後ろにいる三ヅ星に軽く身体を預ける。
    「ホント、男の子なのよねー……ふふ、風が気持ち良いわ」
     百花の体温を感じながら、三ヅ星も頼りにされ気分良さそうにえへへ、と笑う。
    (「ちょっと悔しいところだけど、頼りになるじゃない」)
     年下男子に頼りがいのあるところを見せつけられ、次は見返してやりましょと百花は悪戯っぽく微笑むのだった。

    「いやはや、乗馬なんてしたことがありませんでしたが……」
     紅羽・流希(挑戦者・d10975)も初心者コースに挑戦。せっかくだからと橘・創良(高校生エクスブレイン・dn0219)が引き馬をかってでた。
    「なんとも、ゆ、揺れるものなのですねぇ……」
    「背筋をまっすぐ伸ばして、足でしがみつくんじゃなくて、太ももで馬の身体を包み込むようなイメージで乗ると、安定すると思うよ」
     馬場をゆっくりと一周しながら、創良がアドバイス。そうは言われても、独特の揺れに慣れるまで一苦労だ。
    「何でもやってみるというのが私の、しゅ、主義なのですが……。舌を噛みそうですよ……」
     馬上の挑戦者はむむむ、と唸った。

    ●春風を感じて
     【武蔵坂HC】のメンバーは初心者から上級者まで様々。
    「初心者コースで頑張ろー!」
     蒼井・夏奈(小学生ファイアブラッド・d06596)は由津里・好弥(ギフテッド・d01879)と励まし合いながら馬にまたがる。
    「クラブの方で何回かは乗せて貰っていますが、まだまだです。人馬一体の境地を目指します」
    「ボクも何回か練習して座れるようにはなったけど、まだまだ!」
     二人はさらなる上達を目指して気合い充分。
    「好弥ちゃん、夏奈ちゃん、リラックスしてね~。緊張は伝わるからね」 
     武野・織姫(桃色織女星・d02912)がそう二人に声をかける。将来は騎手を目指している織姫は、この乗馬クラブでかつてターフを駆け抜けていた元競走馬と出会った。競走馬時代の名前と気持良く逃げる姿が記憶に残っていたので、今日一日の相手を鹿毛の元競走馬に務めてもらうことにした。
    「リラックス~リラックス~……うぅ視線高いと怖い~!」
     織姫のアドバイスに頷きつつも、下を見ると地面との距離を感じて夏奈は平静を保てない様子だ。一方好弥はなるほどと頷いて平常心平常心と呟く。
    「自分が落ち着いていればお馬さんも安心して乗せてくれるんじゃないでしょうか?」
    「乗馬は久しぶりだな、思い出せるかな」
     保科・飛将(スノーライト・d02264)も全くの初心者ではないが、久しぶりなので基礎からじっくりと思い出して取り組む。一通り慣れたところで、速歩に挑戦。鞍の上で馬の動きに合わせて腰を上下させる。
    「視点高いのはやっぱり新鮮だよな」
     馬上からの視点が好きで、思わず笑みがこぼれる。
    「保科は久々って言ってたけど、堂に入ったもんじゃないか」
     そう言葉をかけた笹銀・鐐(赫月ノ銀嶺・d04707)も春の風を感じながらしっかり馬を走らせている。
    「飛将さんはその仔とのコンビがしっくりしてるよ!」
     織姫にもそう声をかけられ、そう見えるなら嬉しいと心で呟く。
    「さすがに織姫は軽快だねぇ……」
     並んで同じように走らせているつもりでも、何か違う気がするのは姿勢か腕前か? と鐐は、むむむと唸るのだった。すると、馬がしっぽをぶんぶんと振り回した。
    「何だか『がんばれ』と言われた気がする……」
     そして馬の視線を感じた気がして思わず呟く。それでも馬上で感じる風はやはり心地良い。
    「保科先輩と笹銀先輩堂々と乗っててかっこいいなぁ」
     夏奈が馬を軽快に走らせている二人を見て感嘆の声を上げ、好弥もその言葉に頷く。
    「クラブの皆は馴染んでいる感じがしますね。夏奈さん、私達はちょっとずつ慣れていきましょう」
    「夏奈。そんなしがみつかなくても大丈夫だから……」
    「二人とも、楽しんで慣れていこう」
     視線に気づいた鐐と飛将がそう言葉をかける。
    「皆、見ててね。ちょこっと走らせるから」
     しっかりと信頼関係が結べたところで、ゆっくりとした駈歩(かけあし)で馬場を一周する織姫の姿に、思わず誰もが見とれてしまう。
    「織姫ちゃんとお馬さん両方共気持ちよさそうに走ってる! 相変わらずうまいなぁ~♪」「いつかみんなで一緒に走りたいな」
     織姫の姿を見て、飛将は目標にしようと心で誓うのだった。
     最後はみんなで常歩(なみあし)で馬場を一周。
    「お馬さんもありがとうなのです」
    「お馬さん不甲斐なくてごめんね、落ち着いて乗れるよう頑張るね! でも楽しかったよ~ありがと~♪」
     優しく馬を労う好弥と夏奈。
    「わたし、少しだけ山の中に駆けに行ってくるね。落ち着く環境でのんびり過ごすこの仔にもちょっぴりの刺激……♪」
     織姫はそう言って、山の方へと馬を歩かせていく。
    「俺もいずれは外を思いっきり駆けてみたいね。……まだまだ要練習だな、うん」
     鐐の言葉は皆の心の代弁だったのかもしれない。飛将は馬を撫でて、ありがとな、とお礼を言うとしみじみと呟いた。
    「夏もまた来たいな」

    ●新緑を駆ける
     上級者コースの参加者も、馬場で馬に慣れてから、順番に山に移動していく。
    「この前練習してきたようなものだから今日は大丈夫かしら」
     各務・樹(バーゼリア・d02313)は、瞳を見て気が合いそうだと直感した栗毛の馬にまたがる。
    「うん、この前も乗馬したし、コツとかは大分思い出せたかな」
     樹の足を引っ張らないよう頑張ろう、と決意しながら無常・拓馬(信頼と安定の外道・d10401)も黒鹿毛の馬の手綱を握り頷く。
    「この時期の萌える色は綺麗だから見に行ってみない?」
     樹は拓馬にそう誘いかけ、周りの景色を楽しみながら新緑を下から眺められる場所を探す。
    「この色に囲まれてるとまたがんばれそうな気がするのよ」
    「山の景色も綺麗だけど、それに溶け込む樹はもっと綺麗だよ」
     拓馬の心からの賛辞に、樹も嬉しくなって柔らかい笑みを見せる。
    「緑に囲まれていると心が落ち着くし、こうして二人きりの時間を素敵な場所ですごせるのは嬉しいな」
    「本当ね。ねえ、戻ったら乗せてくれたこの子にお礼をしたいから、エサをあげていいか確認してみない?」
    「うん、そうだね。きっと喜ぶよ」
     二人の言葉に機嫌を良くしたのか、馬たちはその後も順調に緑の中を案内してくれたのだった。

    「乗馬は普段から嗜んでいるが……愛馬を持ちこめないのが残念」
     月見里・无凱(深淵揺蕩う華銀翼・d03837)はそう呟きつつも、今日のパートナーとなった青鹿毛の美しい毛並みの馬が、愛馬とは違うくせを持つことに興味津々。
     自身の制御しきれない心とざわつく気持ちに考えがまとまらない。馬場である程度慣れたところで、こういうときは無心に風の向くまま、気の向くまま馬を走らせるのが良いと走り出す。
    「はっ!」
     きびきびとした声をかけ、しなる鞭を片手に馬の腹を蹴り上げる。馬も呼吸を合わせるように徐々にスピードアップ。景色がまるでパラパラ漫画のように変化していく。
    「はぁー! やっぱり最高だ!!」
     馬を止め転がるように降り、馬を近くの木にくくりつけるとそのまま横になる。
     木々の合間から、どこまでも青い空が広がっているのが見える。无凱はしばらくずっとその景色を眺めていた。

    「まさか日本で乗馬の機会があるなんて考えもしなかった。とても嬉しいよ」
     ユエイン・ギャレット(雨に濡れた瞳・d32896)は、都心から離れた乗馬クラブの存在に驚きつつも笑みを浮かべる。
    「探せば意外とたくさんあるんだけどね。どこも山奥とか人が少ないところにあったりするから」
     創良がそう補足する。広い場所が必要なことからも僻地にあることも珍しくない。狭い日本では誰もがたしなむスポーツ……とは残念ながらいかないようだ。
    「話には聞いていたけど、ここの馬は本当によく訓練されている」
     パートナーとなった芦毛の牝馬に、優しく声をかけるユエイン。
    「今日は楽しもうね」
     馬場でウォーミングアップを終えると、山へと繰り出す。馬の声や仕草に注意を払い、休憩を取りながら外乗を楽しむ。
    「外はどう? 気持ちいい?」
     新緑の中、馬を駆けるのは爽快だ。故郷でもよく馬を走らせていたユエインは懐かしく思い出しながら流れていく景色を楽しむ。
    「故郷で乗っていたのは毛並みの美しい黒馬でね。彼はとても素晴らしい」
     女性だけでなく、牝馬にも優しいユエインは、たてがみを撫でながら囁く。
    「もちろん、僕の相手をしてくれているあなたもね」
     言葉を交わすことの出来ない馬相手に、ユエインは眼や耳の動き、仕草から感情を読み取り、人馬一体となって春風とともに走る。
     楽しい時間はあっという間で、やってきた別れを惜しむと同時にまた来たいねと呟く。
    「その時はまた僕を乗せてくれる? 約束だ」

     思い思いに乗馬を楽しんだ生徒たち。相手を務めてくれた馬たちに手入れのお手伝いやご褒美の人参をあげることで感謝を伝える。
     新緑の鮮やかさと春風の心地よさは、この日の思い出とともにいつまでも心に残ることだろう。

    作者:湊ゆうき 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年4月4日
    難度:簡単
    参加:18人
    結果:成功!
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