●いつか来る災い
「お願いです、助けてください。誰か……」
少女は血だらけで別荘の中を歩いた。酒杯の紋章を掲げた立派な屋敷。
これだけ大きく、立派な建物だ。きっと誰かが助けてくれるに違いない。
問題なのは、誰かと出会えるまでに間に合うかどうか。
自分はまだ良い、もう少しだけ保てそうだ。
「お願いです。私は構いません、弟を……。助けて、誰か……」
少女は一緒に歩いていた弟が、自分が肩を貸さなければ歩けない事に気がついた。
やがてそれもできなくなるだろう、時間が経てば……、おそらく自分も。
だから、その前に、助けを呼ばなければ!
「誰か! 誰か居ませんか、居たら……」
『私には無理だな。生憎とその手の能力は無い』
別荘の奥で、闇から声が響いた。
聞くだけで怖気の走る様な……、なんとも邪悪な声。
だけれども少女には後が無い、少なくとも弟の命が尽きるだろう。
「なんでもします! お願いだから弟を助けて!」
『そうか、なんでもするのか。私には無いが……。他のモノにはあるかもしれん。賭けてみるかね?』
部屋の奥には大きな鏡が一つ。
夜を塗り固めたような黒装束の男は、鏡に映る事も無く経っていた。
ダークネスという言葉を知らずとも、少女が男の正体を推測するのは難しくなかった。
いいや、そもそも、大怪我をしたからといって、こんな不気味な屋敷に何故入ろうと思ったのか?
だが、少女に他に選択肢は無かった。
どの道、此処で死んでしまうのならば、掛けてみるべきモノもあるだろう。
「判りました、それで弟が助かるのならば……」
『良いだろう。どうせ退屈していたのだ、君を迎え入れるとしよう。さぁ、この杯を呑み干したまえ』
別荘の主人にとって、生贄は誰でも良かった。
今宵訪れた少女と、その弟も、たまたま事故に巻き込まれた過ぎない。
だが、退屈していた存在にとって、この出逢いは決断するに値する喜劇であった。
酌めど尽きない杯は、減る度に増やすことでしか存在しえない。
古代には口噛みの酒という、口の中で材料を発酵させる酒があったと言うが……。
さて、この杯に満ちる、赤い液体は一体何で出来ているのだろう?
答えは一つ。
ここに、ゴブレット・ゴブレーという吸血鬼が再臨した。
屋敷の主人と一体化した哀れな少女、きっとソレは、楽しいゲームの駒に成るだろう。
●忌まわしきゲームの館
「この屋敷の近くで事故があったみたいなんだけど、被害者が消えてるんだ」
「おかしいわね。そんな事があって大騒ぎにならないはずなんてないのに……」
ブレイズゲートを捜索中の灼滅者が、大量の血や、崩れかけた壁を見つけた。
そこには車か何かが突っ込んだ形跡と、ブレーキ痕があるというのに、誰も話題にしては居ない。
より正確に言えば、事故があった事は聞けばわかるが、誰も問題にしていないのだ。
「ってことは、そこがブレイゲートで間違いねえな。とっととヴァンパイアを蹴散らしちまおうぜ」
「まだ一般人が助けられると良いんだが……。ヴァンパイアってのは大抵、悪趣味だからなぁ」
ゲート捜索に来た者、あるいは偶然に別荘地に訪れている灼滅者の元や、他の依頼帰りに、話を聞きつけて来たものなど様々。
事情は様々だが思いは一つ、敵が居るならば倒し、可能であるなら犠牲者を助けるため。
必要なメンバーに声を掛け、急遽チームを編成したのである。
そして辿りついたのは、古風な洋館であった。
杯をアレンジした赤い紋章が掲げられ、中々に時代がかった様相を見せる。
灼滅者達は捜索に出た全員が集合したのを確認すると、急いで突入していった……。何処かで何者かが嘲笑う声を聞きながら。
参加者 | |
---|---|
祀乃咲・緋月(夜闇を斬り咲く緋の月・d25835) |
ディートリッヒ・オステンゴート(狂焔の戦場信仰・d26431) |
日輪・日暈(汝は人狼なりや・d27431) |
百合ヶ丘・リィザ(水面の月に手を伸ばし・d27789) |
天枷・雪(あの懐かしき日々は・d28053) |
庭・瞳子(狩猟中毒・d31577) |
ローレンシア・カヴェンディッシュ(黄昏のローラ・d32104) |
御伽・百々(人造百鬼夜行・d33264) |
●
「吸血鬼! 強大な敵には心が躍ります……が」
「どうしました?」
吸血鬼の待ちうける軽井沢の別荘。その中へ率先して歩いていた百合ヶ丘・リィザ(水面の月に手を伸ばし・d27789)が首を傾げた時、仲間達は尋ねた。
どちらかといえばウキウキだった表情も曇っている。
「いえ。偉そうな吸血鬼の別荘にしては、なんだか寂しい気がして」
「そうですね。ブレイズゲート化したことで、過去の栄光を繰り返しているはずですが……」
リィザの言葉にディートリッヒ・オステンゴート(狂焔の戦場信仰・d26431) 達は同意する。
いや、本当は彼ら自身が、既にそう思っていたのかもしれない。
「思い出の底には明日はありません。……それを知っている人物なのかもしれませんね」
ディートリッヒは敷地の隅に見える壊れた自動車に、懐かしい我が家を幻視した。
在りし日の屋敷、火焔の中に消え失せつつある我が家。
どちらも終わった過去。もし、あの日の夢に堕ちたとしても、足を止めることは無いだろう。
彼に情緒は判らない、だがそれ故に栄光が無意味と言う事だけは良く判った。
「ふむ。言ってみれば舞台の描き割りだな。一見豪奢に見えるが、手を伸ばせば何もかもが掌の上に収まる、偽りの夢のようにな」
御伽・百々(人造百鬼夜行・d33264)は粉雪でも掴むかのように、手を伸ばす。
そうすればこの別荘の姿を、一瞬で描きかえられるとでもいうかのように。
「騙して餌を招き入れれば、後はもう用済み。そんな薄っぺらさを感じる」
「本当に悪趣味な種族だな、ヴァンパイアというものは……」
百々の言葉にローレンシア・カヴェンディッシュ(黄昏のローラ・d32104)が怒りの言葉を漏らす。
吸血鬼とは、他者の犠牲の上にしか成り立たず、性格が悪辣となれば仕方あるまい。
一刻も早く灼滅するほかあるまい。
この時はみな、『その意味』でそう思っていた。
●
奥の間に進むと誰かの姿が見える。
一つは少女、闇夜の色をした髪に赤い瞳。二つめは良く似た姿の少年、ブルブルと震えているのが印象的だ。
『ここには何もありません。今の内に帰るなら、見なかった事にしましょう』
「この屋敷に巣くっているダークネスを退治せぬ内は、そうもいきません。貴方達を操る頸木は解きましょう、吸血鬼を倒したら……」
二人を見た祀乃咲・緋月(夜闇を斬り咲く緋の月・d25835)達は、最初、犠牲者かと思った。
魔眼か何かで事故を誘発され、迷い込んだ所を、吸血鬼に喰われた哀れな人々。
間にあうなら良し、そうでなければ弔おう……。そう思った時、少女の顔に小さな笑いが浮かんだ。
それは喜びの色ではなく、自嘲めいた、悲しみの色を載せた笑みである。
『そんな物は『在り』ません。疾く去りなさい、でなければ死を!』
「そう、貴女が吸血鬼ね。凄いプレッシャー……」
リィザは物音がした気がして目を動かすと、そこに牽制とも警告ともとれる一撃を見た。
一体いつの間に……。ゾクリと背中を走る悪寒を感じるとともに、ワクワクとした期待に満ちる。
この吸血鬼は、どれほどの力を秘めているのだろうか?
「さあ、私と遊びましょうヴァンパイア! もっと、もっと!」
「待ってください。話はまだ……」
『問答無用。何を話そうと結末は一つ』
リィザを緋月が遮って、なおをも言葉を繰ろうとする。
だが、少女は先ほどの警告とは比較に成らぬ殺気を込めて、鮮血の刃を紡ぎあげる!
「ここまでだ。この娘は我らで引き受ける」
「なるべく早く片つけて戻る」
百々が巻き物を蛇のように伸ばして吸血鬼を拘束すると、日輪・日暈(汝は人狼なりや・d27431)は槍を振るって少年の方に飛びかかった。
「最適位置は此処だ。避ける気が無いのであれば楽勝であろう」
「一対一も素敵なんですけどね。でも、今はデュオと行きましょう」
百々が読みとった情報をもとにリィザが体当たり。
その手に呼び出した盾で視界を遮り、仲間達が少年を倒すまでの時間を稼ぎ始めた。
『寒い。……寒いよお姉ちゃん』
「……すぐに助けてあげるから、少しだけ我慢しろ、男の子だろ?」
日暈の見た所、少年の動きはぎこちなく、破壊力はあっても自分を使いこなせていない。
こちらはまだ間に合いそうで、ならば一刻も早く吸血鬼の影響を断つべく動き始めた。
「急ぎましょうか。あれだけの実力者、何が起きるか判りません」
「そうね。二人とも犠牲者で、どこかに黒幕がいることを考慮すれば油断はできないしね」
天枷・雪(あの懐かしき日々は・d28053)は魔力機構を発動させると、少年の首筋に重い一撃を叩きこんだ。
射出音と炸裂音が前後する中、庭・瞳子(狩猟中毒・d31577)は炎の翼で羽ばたく。
黒幕が居るなんて本気で信じては居ないが、もしそうなら……二人とも助けられるのにと、淡い期待をほんの少しだけ抱いた。
だが、その可能性に手を伸ばす為には、少年だからと容赦する訳にはいかない。
「だから痛くするよ。恨まないで、なんて言わないから」
瞳子は炎の揺らめきを利用して、影絵で狼を描く。
少年の柔らかな肌に牙を突き立て抉る、容赦なき狩人を……。
「ここから連れ出してやる。何、ほんの少しの時間だ、待たせたりはしないさ」
ローレンシアは槍で少年の肩を抉り、自身の心を削った。
あまり良い気分はしないが仕方あるまいと、そのまま身体に十字を刻んで印を描く。
「貴様のために命を賭した姉の分まで、生き続けろ。怒りを覚える気力があるなら、魂燃やしてあがいてみろ!」
そして繰り広げられる灼滅者達と、吸血鬼の血闘。
二巡三巡と繰り返すうち、まず、少年が崩れ落ちた。
本当の戦いは、これからだというのに……。心は晴れない。
●
八重の壁が再び少女と交差する。
赤い紅い剣を仲間は身体で止めて、同じように。いや、殆ど何もせずに剣劇の中に少女は居た。
「君は、俺達の攻撃を避けたりしないんだね」
『……』
日暈の口元に、苦々しい物が浮ぶ。
腹に槍を突き刺し、そのまま槍の影を刃に換えて内側から抉る。
だが、それでも少女は避けようとしない。
「怖くないの? それとも……君は、消えてしまいたいのかな」
「先ほどの言葉は『でなければ、死を』とは私達に? それとも……貴女がそうなりたいと望んでいるのですか?」
日暈は、緋月は、違和感ゆえに言葉を紡ぐ。
効いていない? いや、そんなハズはない。
では強さゆえに油断している? いや、それもあるまい。
ならば、本当は倒されてしまいたいと思っているのだろうか? だけれども、少女は答えない。
『……っ!』
「会話を続けて。必要なら、私はどっちにでも動く」
「ゴメン。……誰かを傷つけるのが嫌で、死にたいのなら……俺が君を殺してあげる。出来れば助けを望んで、手を取って欲しいけど、ね」
苛立つような吸血姫の攻撃を、雪が咄嗟に防いだのか?
単に杭打ちを決めた折りに反撃されただけだが、日暈からは、まるでクラッシャーの雪が庇った様に見えたかもしれない。
きっと苛立ちに見えたのも、むしろ、衝撃で揺れただけか。
あんな華奢な身体で、全身を蹂躙するような一撃を受けて、ただで済むはずはないのだ。だけれども……。
「(流石に無理かな? 私だって救えるのなら救いたい。でも、既に手遅れなのだとしたら……)」
雪は血濡れた自分の手を見て、表情は変えずに決意を秘めた。
「(そういう仕事は私の役目。大丈夫、慣れてるもの)」
眼は睨む事はなく唇も噛み締める事も無く、ただ手がロッドを握り締める。
殴りつける後味の悪さを、今は心に隠して。
「同情してあげたい相手だけど、今は敵。敵に与える同情心は持ち合わせていないわ」
「避けないというのなら是非もありません。貴女方の身に起きたこともどうでもいいことです、お覚悟を」
瞳子とディートリッヒは異なる思いと言葉で、剣を振るった。
影の剣を掲げ瞳子は思考を殺し自らの心がそれ以上考えない様に、真逆のディートリッヒは黄金の剣を構え思索する。
何故避けないのか、その答えを求め、あるいは目を反らして剣を振るう。
交錯する金と赤の剣、黒と紅の剣。深く少女を抉りながら、その一方で誰かの心に刃が踊った。
『このままではつまらんな』
灼滅者の肝すら冷やす声が、不意に聞こえる。
予期せぬ出来事が、部屋に鳴り響いたのはその時だ。
●
「……鳴動してる。部屋、いや血か!」
「でも、攻撃ではありませんの。っ! ……あれを見てください」
当初から吸血姫を相手取っていた百々とリィザは、それが攻撃では無いと最初に気が付いた。
部屋に満ちる血が動き始めているのだが、その様相が余りにも違う。
吸血姫の血は、灼滅者の流したソレすら取り込んで血の大河となる。
そして天の河から零れる水瓶のように、少女へ降り注ぎ始めた。
『くっ……』
「癒されているはずなのに苦しそう……。貴女。まさか、抗っているのですか?」
リィザは治療を受けることが辛そうな少女の姿に、これ以上、血を吸う鬼でありたくないという意思を見た。
「ああ、つまり貴女は死にたいのですね。そしてあの少年を死なせたくない。なら、もう頑張る必要はありませんよ」
「……ならば、その意気や良し。その人として、姉としての矜持に応え、『灼滅者』の責務を果たしましょう」
その様子に得心がいったとばかりにディートリッヒは頷き、リィザは決意を秘める。
一刻も早く少女の痛みを止める為に、滅びへと誘う為に……。
共に影なる刃を武器として、闇の中に闇より濃い終末の導きを作りあげた。
「もし、助けられるなら助けてあげたいけど。ね」
瞳子が、仲間達が振るう影の刃は吸血鬼の守りすら砕く。
一本の斬影で足りなければ二本、三本。いいや、まだまだ集結して来る!
闇の外套を黒きドレスを諸共破り、回復量を越える一撃を与える懸け橋となった。
「さっきの声が本体か……、おのれェェヴァンパイア! なんたる悪趣味、なんたる邪悪!!」
ローレンシアは己の体温が急上昇していくのを感じた。
本当に血が沸騰しそうなほどの激情を持て余し、それでいて、目の前の少女にぶつける訳にもいかない。
この怒りは易い怒りだ、同乗して流す涙なら易い涙だ。
「灼滅、する」
「……せめて安らかなる眠りを」
哀も怒りも憎しみも噛み潰すローレンシアの言葉は死神の刃と化す。
その短い言葉を肯定するように、雪の手元で魔道機構が最大級の叫びをあげた。
あの痛みを止める為に。
あの悲しい姉弟の物語りを、止める為に。
灼滅の刻を、深く深く刻みつけるように力を込めた。
「ダークネスに頼ったところで悲惨な結末しか訪れぬ。いや、むしろそこに付け込むからこそ、邪悪か」
血の杯の力はまさしく強大。一瞬にして大きな傷すら癒す。
だが、百々は減り行く反撃の数で、終局が近づきつつあるのを悟った。
数回の手番で一回ほどだった治療が、目に見えて多くなり、反撃が激減して行く。
「気に食わないな……誰かの手のひらの上で転がされてるのは」
そんな中で日暈は痛みすら覚える苛立ちを抱えていた。
●
「吸血鬼を生む杯、都市伝説にもなりそうだな。……だが、カラクリを見抜かれて存在し得るだろうか?」
敵にとっての悪循環が進行する中、百々は言葉というメスで吸血鬼を執刀し、新たな制約を撃ち込んで行く。
情報を解体する事で、後世に伝え、新たな被害がなくなるように。
そして少女の動きが、攻撃ですら、まばらになったころ。
十二分に捕縛や麻痺の力が高速を始めた。
「試したい事があります」
「みなまで言うなよ。このままだと胸糞悪い結末になりそうだ、ああ……気に食わない。だから試すのは止めないさ」
緋月が霊剣の心威を留めた事へ、日暈は疑問を挟まなかった。
彼もまた槍を一回転させて穂先から石突きに替えると、わずかな可能性に賭ける。
もしかしたら、もしかしたら……。
「分離を試すのですか? 無駄だとは思いますけどね」
「もし、そこに……」
「……僅かな可能性があるのならば」
ディートリッヒの冷徹な言葉に、緋月と日暈は迷わず答えた。
凌駕されるかもしれない、また治癒されるかもしれない。反撃で傷つくかもしれない。
それら全ての可能性よりも、たった数%の望みに命を掛ける。
「試して可能と分ければ、全力で。無理だったら、フォローしよっか」
「それが灼滅者です。ちょっとだけ待ちますの」
瞳子とリィザは失敗に終われば全力を振るうとだけ決めて、自分より早く動いた二人の攻撃を待った。
既に走り出した二人の動きに張りあうよりも、凌駕するか、行動を始めてからでも遅くは無い。
「そうですか。ではファルケ、俺達は普通に……」
ディートリッヒはキャリバーに声を掛けようとして、号令を止めた。
無論、同情ではない。打算でもない。
ただ、少女が動きを止めた。それだけのことだ。
「残念ね。……お疲れ様。あなたがやらなければ私がやって居たわ」
「(……少し、重なる……いえ。私の行いは貴女ほど、気高くはない)」
雪は動かなくなった少女と、トドメを刺したリィザの双方を確認した。
仲間達の呼び掛けにも応じず、苦しげな表情で攻撃しようとしたところを、リィザが倒したのだ。
その後ろ姿はどこか寂しげで、いつものバトルマニアぶりがナリを潜めている。
「それで、貴方の願いは叶ったのかしら? ……叶ったわよね、きっと。……後始末をして帰りましょうか」
「ん? ああ、うむ。判っておるとも。吸血鬼の痕跡を探し、残っておれば始末するのだな」
雪が少女の瞳を閉じさせた後で、鏡や調度品を調べ始める。
視線を向けられた百々は、少し遅れてデータを登録。少しずつ別荘の状況を確認しはじめた。
「綺麗な所に葬ってげられると良いのだけどね」
「キミの弟は僕たちが責任を持って助けよう。安心して眠るが良い」
緋月が少女の遺体を抱き上げると、ローレンシアは気絶した少年を抱き上げる。
そして後味の悪さを加味して目、事後を託すべく学園へと帰還するのであった……。
作者:baron |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年4月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 2
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