小柏・奈々(レアキャラ・d14100)は、こんな噂を耳にした。
『巨乳女子の足下に銃を乱射して胸も踊らせる変態がいる』と……。
この変態は都市伝説で、繁華街に出没しており、巨乳女子を見つけると、銃を乱射せずにはいられなくなってしまうようである。
しかも、胸が揺れる姿を見ると、さらに興奮してしまい、相手が踊り疲れるまで、銃を撃ちまくってしまうらしい。
その上、都市伝説がぶっ放す銃は、欲望が尽きぬ限り弾切れする事はなく、延々と打ち続ける事が出来る優れモノ。
見た目に反して殺傷能力は低いものの、静電気レベルでピリッと来るため、思わず飛び跳ねてしまうようである。
そう言った意味で、都市伝説は強敵。
その事も踏まえた上で、都市伝説を倒す事が、今回の目的である。
参加者 | |
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山城・竹緒(デイドリームワンダー・d00763) |
エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746) |
不知火・読魅(永遠に幼き吸血姫・d04452) |
小柏・奈々(レアキャラ・d14100) |
永舘・紅鳥(氷炎纏いて・d14388) |
庵原・真珠(揺れる振り子・d19620) |
佐門・芽瑠(空飛ぶ速射砲台・d22925) |
八月一日・梅子(薤露蒿里・d32363) |
●迷わず踊れ!
「まったく……、銃を足下に撃って踊らせるなんて時代遅れもいいところね」
小柏・奈々(レアキャラ・d14100)はあえてバストを強調する服を着て、仲間達と共に都市伝説が確認された繁華街に向かっていた。
都市伝説は巨乳の女性を見つけると、足下めがけて銃を乱射しまくるらしく、相手が踊り疲れるまで撃ちまくるようである。
「……たくっ! そーゆーのが見たけりゃ、ニッチなDVDでもみてろってんだよな。人様に迷惑かけやがって……」
永舘・紅鳥(氷炎纏いて・d14388)が、呆れた様子で頭を抱える。
相手にするのも馬鹿らしいほどアレな相手だが、都市伝説である以上、放っておく事など出来ない。
「ハハハハハッ、踊れ、踊れ!」
その時、商店街の方から都市伝説の高笑いが響いてきた。
都市伝説は世紀末チンピラ風で、両手に構えたマシンガンを乱射し、巨乳の女性達をむりやり踊らせていた。
「なんと言いましょうか、これが世の中の欲望を結集した代物だと思うと頭が痛くなりますね……」
八月一日・梅子(薤露蒿里・d32363)が、呆れた様子で頭を抱える。
その間も都市伝説が銃を乱射しまくり、巨乳の女性達が胸を揺らす姿を見て、己の欲望を満たそうとしていた。
「間違いなく、変態だね。早く灼滅しちゃわないと……」
庵原・真珠(揺れる振り子・d19620)が、スレイヤーカードを構える。
その途端、都市伝説が真珠達の存在に気づく。
「なんだ、お前らはっ!? まさか、俺の邪魔をしに来たのか!?」
都市伝説がヒャッハーとばかりに舌舐めずりをした。
その間に先程まで踊っていた巨乳の女性達が、フラフラになりながら逃げていく。
「胸を踊らせる都市伝説のぅ………」
不知火・読魅(永遠に幼き吸血姫・d04452)が、殺意のこもったジト目で睨む。
「……安心しろ。お前は狙わん、絶対に!」
都市伝説が鼻で笑う。
「べ、別に狙ってほしい訳ではないのじゃ!」
読魅が顔を真っ赤にして反論。
全身に殺意のオーラを漂わせ、都市伝説を目で殺す勢いだった。
だが、都市伝説は軽くスルー。
『巨乳以外に興味はねぇ』と言わんばかりに無視である。
「これ以上、都市伝説の思い通りにはさせない!!」
山城・竹緒(デイドリームワンダー・d00763)が、都市伝説の前に陣取った。
しかし、ぷるぷるとした相撲取りの着ぐるみを着込んでおり、凄くダンディなおじさま(外人俳優風)のマスクを被っているため、色気ゼロ。
「はははっ! いい度胸をしているじゃねーか! だったら、踊れ、踊れ!」
都市伝説が高笑いを響かせ、再び銃を乱射した。
「逆に考えるのよ! 全弾おっぱいで受け止めながら踊ればいいやって!」
エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746)が、ドヤ顔で胸を張る。
だが、都市伝説の狙いは足元。
仰向けになって地面に倒れ込まない限り、全弾胸で受け止めるのは難しかった。
「私は嬉しい。まさか私を指名して射撃勝負を挑んでくる都市伝説が居るとは……。とても、とても嬉しい。今日はとことん撃ち合いましょう」
それと同時に佐門・芽瑠(空飛ぶ速射砲台・d22925)がバサッとコートを脱ぎ捨て、水着姿になって都市伝説を挑発した。
●銃撃
「さあ、時代の最先端ってのを見せてあげるわ。あえてバストを強調する服だけど、微動だにさせずに仕留めてあげる。時代遅れの変態は、さっさと消えちゃいなさい」
奈々も都市伝説を挑発しながら、ラビリンスアーマーを使う。
「ヒャッハー! 気の強い女は好きだぜ! さあ、踊れ、踊れ!」
都市伝説が高笑いを響かせ、両手に持ったマシンガンを乱射した。
最初は強がっていた奈々も、あまりの痛みに悲鳴をあげ、可愛い声を上げて飛び跳ねた。
「私が力尽きるか、都市伝説の欲望が尽きるか、勝負といきましょうか!」
エルファシアが薔薇の花を咥え、両手にカスタネットを構えて、ハイテンションでフラメンコを踊り出す。
「おうおう、いい度胸をしているじゃねぇか! だが、その余裕……。いつまで続くかな?」
都市伝説が含みのある笑みを浮かべて、再び銃を乱射した。
だが、都市伝説がどんなに撃っても、弾切れをする事はない。
「まぁ……、とても欲望に忠実なのですね……。変態様が増えると春だな、という実感が湧きあがりますね……」
梅子が感心した様子で仲間達に視線を送る。
「すごいなー、見栄えするよなー、ああでもあの子は大きすぎかも、つーか肩凝んないのかな」
真珠も思わず溜息。
『すごいなあ、見ごたえあるねえ』と思う一方で、『すごい色んな筋肉がぶちぶち切れてそうだなあ』と言う考えが過ぎり、背筋をゾクッと震わせて、思わず自分の胸を押さえる。
「さあ、もっと撃ちこんできなさい! まだまだもっともっと! いけるいける! あっ──!」
エルファシアがヘヴン状態に陥り、全身をビクンビクンと震わせた。
「はははっ! どうやら、目覚めちまったようだなァ! だが、まだまだ踊ってもらうぜぇ! 足腰が立たなくなるまでなァ!」
都市伝説が狂ったように笑い声を響かせる。
「いいですよぉ。ただし、踊るのは、貴方の方ですけどねぇ」
芽瑠が都市伝説の背後に回り込み、右手のガトリングと、左手の連装機械で都市伝説を攻撃した。
「おい、こら! 誰が撃っていいといった! 撃っていいのは、俺だけだァ!」
都市伝説が涙目になって逃げ惑う。
油断していたせいか、芽瑠の存在をすっかり忘れていたようである。
「自業自得じゃ! それだけ、沢山の人を苦しめたのじゃからなっ!」
読魅が不機嫌な様子でフンと鼻を鳴らす。
「つーか、テメエには関係ねぇだろうがっ! 揺れる胸もねぇ癖に……!」
すぐさま、都市伝説が反論。
「ええいっ! 今はそういう事を話している時ではないじゃろ!」
読魅もイラッとした様子で言い返す。
「まあ、よく分からねー事になっているが、さっさと片付けちまおうぜ!」
紅鳥がげんなりとした様子で、ラビリンスアーマーを使う。
(「ううっ、暑い……」)
そんな中、竹緒がぺたんと座り込んだ。
着ぐるみを着ているせいで、全身汗だく。
今すぐにでも着ぐるみを脱ぎたくなるほど、全身ビチャビチャになっていた。
●踊る巨乳
「あなたが胸の大きい女の子を躍らせるたび、その子の筋肉は悲鳴を上げてるんだよ!」
真珠が都市伝説を叱りつけるようにして、ジリジリと迫っていく。
「だから、どうしたっ! 知った事か! さあ、踊れ、踊れ!」
都市伝説が吐き捨てるようにして答えを返し、再び銃を乱射しまくった。
「ええ、いくらでも踊ってあげるわ。……って、いま撃ったのは、誰!」
エルファシアが仲間達に視線を送る。
「いえ、あまりに楽しそうなのでつい。まあ、一発だけなら誤射ですよ」
芽瑠がさらりと流す。
「そうそう、誤射、誤射! まあ、俺はどっちでもいいけどなァ!」
都市伝説が上機嫌な様子で、狂ったように銃を乱射した。
すぐさま、梅子が都市伝説の背中を狙い、躊躇う事無く攻撃を仕掛けていく。
「おい、こら! 卑怯だぞ!」
都市伝説がムッとした表情を浮かべる。
「これが卑怯? いいえ、戦法のひとつです。踊るのは構いませんが、着物が汚れるのは困りますし」
梅子が全く悪びれた様子もなく、都市伝説に答えを返す。
「貴様の銃は欲望が尽きぬ限り弾切れする事はないそうじゃが、妾の銃はこの世から巨乳が尽きぬ限り、弾切れする事はないのじゃ!」
読魅が仲間達の巨乳陣をキッと睨む。
「マニューバーHUR、空の魔王の十八番です!」
それに合わせて、芽瑠がウイングキャットのバステトに合図を送る。
次の瞬間、バステトが都市伝説の背後に回り、猫パンチを繰り出した。
その隙に芽瑠が空飛ぶ箒に乗って急上昇すると、都市伝説の頭上めがけて、急降下しながら銃弾を浴びせていく。
「この変態、弄ばれた乙女の怒りを思い知りなさい!」
それと同時に奈々がご当地キックを放ち、都市伝説にトドメをさした。
「ば、馬鹿なっ! こ、この俺が……ぎゃああああああああああ!」
都市伝説が断末魔をあげて消滅した。
「どうせ妾に踊る胸などないわ! 不動の絶壁で悪かったのぅ!」
読魅が消えゆく都市伝説に、心の叫びを解き放つ。
だが、心の中は悔しさでいっぱい。
そのせいか、涙がボロボロこぼれて、止まらない!
「とりあえず、終わった……、な」
紅鳥がホッとした様子で溜息をもらす。
何とか都市伝説を倒す事が出来たものの、ずっとピリピリとした空気に包まれていたせいで、ストレスも半端なかった。
「ぷはー、暑かったー」
竹緒も着ぐるみを脱ぎ捨て、安堵の溜息。
あまりにも汗を掻き過ぎたせいで、少し痩せた気もする、何となく。
「いっぱい踊ったら、いつも以上にお肉が食べたくなったわ! 焼肉に行かざるをえないわね!」
そう言ってエルファシアが大きな胸を揺らして、その場を後にするのであった。
作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年4月18日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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