閉ざされた学び舎

    作者:六堂ぱるな

    ●ヒトを蝕む檻
     千葉県松戸市のただ中。
     煌々と夜間照明のついた学校のグラウンドに、たくさんの人が並んで立っていた。学校、ゆえに学生たち。だが月のない夜更けだ。
    「秩序とかルールって言葉を知らないのか?」
     何故かよくとおる少年の言葉は、居並ぶ生徒や教師の身を竦ませる。
     青年の前には5人の生徒が列から抜き出され、並べられていた。
    「共同生活の出来ない悪い子はお仕置きだ」
     次の瞬間、5人の首はあっけなく落ちた。血が噴き出し、グラウンドの生徒たちからは悲鳴があがる。そのさまを愉しげに眺め、少年は続けた。
    「彼らの企みを知らせてくれた2-A組には、ご褒美として配給の上乗せをしよう。以上、全校集会は終わりだ」
     生徒や教師がのろのろと校舎へ移動を始める。
     凄惨な死を見過ぎて、もはや抵抗など思い及びもせず。

    ●籠の鳥たち
     MAD六六六のゴッドセブン、アツシによる『密室』がまた発見された。
     松戸市内の中高一貫校の敷地内に、中・高校生と付属幼稚園の園児、教職員合わせて約1000人が閉じ込められている。戦城・橘花(白炎・d24111)が忌々しそうに眉を寄せた。
    「柵なり校門なりを抜ければ逃がせる、と思ったんだが。どっちにも切れ味のいい鋼糸がみっちり巻きついている」
     一般人が触れれば斬れる。脱走を企て柵で全身バラバラになった生徒もいたようだ。
     灼滅者なら鋼糸を破壊できるが、同時にもれなく巧に察知されてしまう。
     埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)も不快げに唇を噛んだ。
    「『密室』を預かっているのは籠城・巧(ろうき・たくみ)だ」
     食料を配給制にして支配し、既に百人近く殺して遊んでいる。真偽定かならぬ密告を奨励し、疑心暗鬼を蔓延させて愉しんでもいる。
     戦闘が始まればパニックが起こるが、それでも被害者たちは自発的には校外に出ない。校外に避難させるなら明確な指示が必要だし、自力で走れない者もいる。
     全校集会の態をとった公開処刑時が侵入のチャンスだ。校門や柵の鋼糸に触れずに侵入できれば不意は討てるかもしれない。だが場所は明るく照らされたグラウンド、見通しが良いのが難点だ。
     巧は殺人鬼と鋼糸のサイキック、シャウトを駆使して戦う。
    「話は出来るが通じるかは持ちかけ方次第だ。一般人を平気で殺し、盾とするだろう。くれぐれも気をつけてくれ」
    「いつものことだけどね」
     玄乃の呟きを、橘花は難なく受け流した。


    参加者
    天方・矜人(疾走する魂・d01499)
    近衛・朱海(煉驤・d04234)
    長沼・兼弘(キャプテンジンギス・d04811)
    アイナー・フライハイト(フェルシュング・d08384)
    桜庭・成美(シュレディンガーの箱・d22288)
    戦城・橘花(白炎・d24111)
    黒揚羽・柘榴(魔導の蝶は闇を滅する・d25134)
    荒吹・千鳥(夢奏風韻・d29636)

    ■リプレイ

    ●閉じた世界へ
     空に月のない夜、風が校門を抜けて通りへ流れていく。ぴんと黒い狼の耳をたて、同じ漆黒の髪を揺らし戦城・橘花(白炎・d24111)は仲間を振り返った。
    「始めようか」
     うねる尻尾も、身を包むスーツも黒。闇に溶け込む彼女の言葉に応じ、黒揚羽・柘榴(魔導の蝶は闇を滅する・d25134)が旅人の外套をまとうと箒に跨った。
     頷いた近衛・朱海(煉驤・d04234)が柘榴の後ろに乗ると、箒は音もなく地を離れる。
    「被害っていう点では、ボクが今まで戦った中で最悪な敵だね……」
     呟く柘榴にかける言葉が、朱海にはなかった。せめてこれ以上の凶行は絶対に許さない。そう誓うことしかできない。
     被害に気がついた時には死者が三桁に上るなど、灼滅者にとって冷静に受け止められる現実ではない。こういう時、アイナー・フライハイト(フェルシュング・d08384)は己の非力さと怒りに囚われてしまう。彼にとって最優先されるべき一般人の生命が、あまりにも踏みにじられていた。
     おっとりとした荒吹・千鳥(夢奏風韻・d29636)も無言のまま、朱海を乗せた柘榴の箒が校門の向こうへ下りるのを眺める。
    「規模がデカイ分、犠牲も……くそッ、好き勝手やりやがって!!」
     憤りをもて余し、天方・矜人(疾走する魂・d01499)が怒声を吐き捨てた。
    「だけどこれで終わらせる!」
     長沼・兼弘(キャプテンジンギス・d04811)もまた、怒りに身を震わせる。百人を超える死者、密告による罪悪感。それらが人に残す爪痕はいかほどのものになるだろう。
     険しい表情で桜庭・成美(シュレディンガーの箱・d22288)が校舎を見上げた。目指す敵はこの向こうにいるはずだ。
    「これ以上はさせるわけにはいきません。行きましょう」
    「まずは永劫に続くこの地獄、打ち砕く!」
     拳を固める兼弘の前に、ふわりと柘榴を乗せた箒が舞い降りてきた。
     全員をピストン輸送するため、柘榴ばかりでなく、皆で細心の注意を払いながら『密室』への侵入は行われた。

     あとは物陰に隠れ、あるいは闇纏いを駆使して生徒や教師たちの目を欺き、六六六人衆、籠城・巧を奇襲するチャンスを待つことになる。一行はそれぞれ散って移動を始めた。
     仲間を見送る成美の傍らに、むくむくの猫が姿を現した。魂の片割れたるタヱである。正式には超力戦猫タヱ。成美の意を汲み、仲間の後を追って白い羽をはばたかせていく。
     その姿が見えなくなってから、成美は校門を振り返った。
    「さて、派手にいきましょうか」

    ●門は開かれど
     籠城・巧はお立ち台に腰を下ろし、並んだ五人の生徒を見遣った。
     密告によれば罪状は脱走の計画だが、真偽はどうでもいい。怯えきった獲物の群れ、この『密室』の快楽、秩序を乱すものは許さない。
    「共同生活の出来ない悪い子はお仕置きだ」
     五人の首にかけた鋼糸を引く。
     その瞬間、わずかな地鳴りさえ伴う派手な爆発音が近くで弾けた。
    「なんだ?!」
     振り返れば校舎の向こうに煙がもうもうと上がっていた。続く爆発音と閃く光は花火か。

    『校門は破壊しました!』
     無線からも、そして背後からも成美の叫びが聞こえる。
     灼滅者たちが待ちかねたタイミング。無線を握った兼弘が成美に応え、仲間とともに一気に飛び出した。
    「戦闘開始、アッセンブル!!」

     油断していた巧へと躍りかかりながら、柘榴の目は見落とさなかった。彼の後ろで倒れ伏す5人の生徒。だが全てを救うことはできないとしても、この手でできる限りを!
     地を蹴った瞬間に炎を噴いた蹴撃がしたたかに巧の胸をとらえる。
    「貴方達は助かる! 落ち着いて校門の方に逃げなさい!」
     バランスを崩した横から朱海が叫びながら盾を叩きつけ、彼女の霊犬・無銘が身体と同じ漆黒の斬魔刀で斬りかかった。
     校庭ばかりか、校舎からも漂う強い血臭が鼻を衝く。夥しい人々が傷つき、死に至らしめられた証を前に、橘花は昂ぶる殺意をそのままぶつけた。目を見開く巧の左脚へ、『殲術爆導索』がしなりながら突き刺さって爆薬が弾ける。
     驚いた生徒たちから悲鳴があがった。しかしそれでも巧によって刷り込まれた『秩序』に従い、列を乱したり逃げ散ることはない。それが死に直結してきたからだ。その呪縛を打ち破らなくてはならない。
    「アンタらは生きてここから出るんだ、絶対に諦めんな!」
     叫びと同時に、骸骨をモチーフとした矜人が光を帯びて輝く。バイクのマフラーのような背部装甲が炎を噴きあげ、白いマスクにも隈取りのように赤いパーツがばしりとはまると、漆黒のコートの胸には不死鳥のような鮮烈な紅が灯った。
     どよめきがあがる。死を振りまく者に支配され、諾々と従ってきた生徒や教師たちに、矜人はまさに『目の覚めるような』感銘をもたらした。
    「校門が開いてる、あそこから逃げろ! あのパーカー野郎は、オレ達がやっつけてやる!」
     矜人の背後で巧が不意打ちを受けている様は、その言葉に力をもたらした。
     もちろん巧も黙ってはいなかった。一転して距離をとりながら吠える。
    「わかってるな! 秩序を乱したらみんな死刑だ!」
    「貴様の言う『秩序』など砕いてやる、塵も残さずに」
     静かな、しかしきっぱりとした否定とともに、アイナーの火の粉をまとった踵が巧の胸を蹴り抜いた。その勢いのまま半回転し、巧と生徒たちの間に立ちはだかる。
     タヱが前脚を振り上げて巧に飛びかかり、駆けこんできた兼弘が生徒たちを巧から守るような位置取りで構えると、居たたまれないような殺気を放ちながら校門の方を指した。
    「動けないの抱えて早く逃げろ!」
     巧の前に立ち塞がった朱海の後ろを引き受け、千鳥が生徒たちに笑いかける。
    「安心しぃ、逃がす算段もこのアホとっちめる用意も整っとる。うちら信じて校門から逃げぇ!」
     ラブフェロモンを併用しての説得は、常ならば人数から言って誘導もままならぬ事態も考えられた。だが精神の疲弊した生徒や教師たちにはほどよい影響力に留まったようだ。
     ここには居たくない。だが突然現れた彼らの言葉を信じていいのか。
     言葉に乗れば自分たちは殺されるのではないか。

     動けない『獲物』の群れを目にして、巧が唇の端を吊り上げた時だった。

    ●逃れ駆けよ
    「みんな逃げなさい! 先生方は誘導を!」
     恐怖に声は裏返り、激しく震えながら叫んだのは、お立ち台の傍らに立っていた初老の男だった。巧の頬に朱がさし、ぎゅんと彼の手元で異様な音が鳴る。
    「このっ……!」
     咄嗟に割り込んだアイナーが鋼糸の一撃を引き受け、深々と肩から首が引き裂かれた。彼に突き飛ばされる形になった男が転がると、教師らしき大人が数人駆け寄る。
    「校長!」
    「彼らを信じて! 急ぐんだ!」
     腰が抜けたらしい男がもう一度叫ぶ。すかさず矜人も声を張り上げた。
    「上級生は下級生を連れて走ってくれ!」
    「危険だから柵には触れないでくれ!」
    「まずは子供や動けない人を支えてくれ。落ち着いて動けばここから出られる」
     橘花の指示が続き、血を滴らせたアイナーが生徒たちを振り返る。ESPを使った彼の静かな声はあらゆる音を制して通り、その姿は巧の絶対性を突き崩した。
     悲鳴とも怒声ともつかぬ声をあげ、生徒たちが弾かれたように走りだす。
    「待て!」
    「行かせへんよ」
     御神木の枝を使った長尺の玉串『塞之神』を手に、味方を援護する黄色い光を放ちながら千鳥が微笑んだ。

     校門前で待機していた成美は、校舎を回り込んであるいは叫び、あるいは泣きながら駆けてくる生徒たちに胸を撫で下ろした。校門に巻きついていた鋼糸は引きちぎり、門扉は破壊してある。門の内と外を行き来しながら訴えた。
    「この通りもう罠はありません! はやく外へ!」
     拡声器を手に、次々に走ってくる生徒たちへ尚も呼びかける。
    「柵に触れてはいけません! 校舎寄りを走って、校門から出て下さい!」

     グラウンドでは攻防が続いていた。痛みと怒りに震えながら、巧が跳び退って灼滅者と距離をとる。その速さはまだ灼滅者には追いつけない。
    「よくもっ、僕の玩具を!!」
     生徒たちの至近距離で巧からどす黒い殺気が湧きだした。巧を追ってきた朱海と無銘、誘導していた矜人が手近な生徒を庇ったものの、全てには手が回らない。ばたばたと生徒が倒れる向こうを、園児の手を引いた生徒や怪我をした者を抱えた生徒たちが走っていく。
    「人はダークネスのおもちゃじゃないっ!」
     燃えるような柘榴の怒りに応じて、紅い魔力の光を帯びたダイダロスベルトが奔った。被害を出来るだけ抑えたいのに。焦りが柘榴の胸に黒くわだかまる。
     巧の頭上に舞った千鳥が、全体重を乗せた踵落としを食らわせた。朱海と無銘のため、兼弘が構えた小太刀から気配を断つ夜霧を立ち込めさせる。続いて無銘が浄霊眼で、タヱがピンクのリボンで結わえた鈴を光らせ朱海の傷を癒した。
    「人の命を何の理由もなく奪う……ダークネス! 私は貴方達を許さない、認めない!!」
    「貴様らは息をするのに理由をつけるのか?」
     朱海の突き立てた注射器をものともせず、巧が彼女を巻き込みグラウンドを転がった。嘲笑を浮かべながら糸を引き絞る。狙いは兼弘と、その向こうにいた三人の教師。
     うち一人には無銘が立ち塞がったが、兼弘の身体を引き裂いた鋼糸は、たやすく二人の人間の生命を奪った。人形のようにばらばらになる教師を見て、生徒たちが金切り声をあげる。仲間や生徒を庇い続けだった、無銘の黒い身体も消し飛んだ。

    ●死神に引導を
     もう我慢ならない。アイナーは弾丸のように飛び出すと巧に挑みかかった。ふるうガンナイフがざっくりと巧に傷をつける。走る女子学生を励まし、見送った矜人は、もう生きている者がグラウンドにいないことを確認した。入れ替わりに校舎のほうから成美が駆けてくる。
    「さあ、ヒーロータイムだ!」
     猛然と距離を詰めた矜人が金色の巨大な鞘を払い、両刃のクルセイドソードを振り上げる。破邪の光を放つ斬撃はざっくりと巧の腿を裂いて、鎧の如き加護を矜人に与えた。
    「くっ!」
     苦鳴をもらした巧を追って、千鳥の『金剛符拳』が護符を撒き散らし唸りをあげた。がつんと打ち据えられた巧がよろけ、その背後で激しい爆音が上がる。『対六六六抹殺用軍葉式居合刀』を抜き放った橘花は、既に肉薄していた。
    「お前の存在など塵一つ残さん」
     六六六を抹殺する為だけに作られた武器の、まともに食いついたのこぎり刃が肉を噛み引き裂く。橘花の傍らを抜け、柘榴は死角へ回りこんだ。
    「魔導の帯よ! 彼の者を貫け!」
     赤い魔力を帯びた斬撃が巧の首を切り裂いた。しぶく血を押さえてたたらを踏む足元に、朱海の放った『黒縄現世』の黒鎖が絡みつく。
    「こんな怪我を……大丈夫ですか!」
     成美とタヱから霊力の癒しを受け、兼弘は口元の血を拭った。巧だとて炎に包まれ、無傷ではない。立ち上がらないといけない。もっと苦しんでいる人が居るのだから。
    「やろうぜ?」
    「灼滅者ごときが!」
     唸る巧へ兼弘は飛びかかった。彼の象徴とも言うべき『Genghis Khan』の回転のまま、巧の罪ごと断ち切るような斬撃を放つ。受け止め損ねた巧が吹き飛び、転がって呻いた。
    「くそっ、なんで、僕が!」

     炎はしつこいし、手足が自由に動かない。
     この灼滅者たちは、何故こんなにも僕に攻撃を当てられるのか?

     耳触りな爆音をたてる橘花の首を背後から狙った糸は、あっけなく弾き飛ばされた。
    「好き勝手やってる箱入り野郎に、世間の厳しさを教えてやる!」
     矜人の手で空を切り舞った『タクティカル・スパインが』が巧の脇腹に命中し、流し込んだ魔力が追い討ちをかける。
    「この密室があなたの墓場よ。到底足りないがお前の命で償え!」
     もはや抑えられない怒りで、朱海の全身は炎と見紛う闘気に包まれている。構えた盾が炎の尾を引き、どぼっと音をたてて鳩尾を抉った。
    「援護に回ってくれ!」
     兼弘の蹴りが火の粉を撒いて叩きつけられ、背面からは千鳥に『塞之神』で打ち据えられ、放たれた赤い光が麻痺を誘う。
     追撃を選んだ成美が縛霊手を振り上げ、橘花のチェーンソー剣が轟、と爆音をあげた。
    「償って貰いましょうか」
    「消えろッ!」
     唸りをあげる拳撃と、両断せんと迫る回転刃。
     躱す力は巧には残っていなかった。
    「うそ、だ」
     ちぎれかけた身体が倒れると、ぐずぐずと原形を失い、崩れ、黒い染みとなっていった。

     柵に巻きついた鋼糸を破壊し、矜人の提案で灼滅者たちは校舎を検めた。
     案の定、校舎では幾つもの棟のそこここに、無残な遺体が晒されていた。こみあげる怒りと悔しさに、朱海が声を震わせる。
    「私たち、遅すぎた……」
     その肩を無言のまま、橘花が慰めるように叩いた。せめて彼らの遺族が家族を見つけやすいよう、皆で体育館に並べて黙祷する。
    「……どうか、安らかに眠ってな」
     千鳥の囁きに、唇を噛みしめた柘榴も頷く。
     喉を切り裂かれた程度の損傷の遺体は別の教室へと運び、アイナーが『走馬灯使い』を施すことができた。目覚めた生徒たちが怯えたように一同を見上げる。
    「籠城・巧は倒された。もう……自由だ」
    「本当ですか?!」
     なんとか笑顔をつくった兼弘の言葉に、生徒たちが嬉しそうに歓声をあげる。数日で再び死を迎えるにせよ、せめて穏やかなものであってほしい。苦痛と恐怖に満ちた最期ではなく。アイナーは黙って目を伏せた。
     最後に生きている者がいないことを確認し、灼滅者たちは校門を出た。
    「……終わりましたね」
     ぽつりと成美が呟いたとおり、これは終わりにすぎず。
     けれど、出来うる全てを尽くした終わりだった。

     灼滅者が侵入してからの被害は二人の教師を含め二十余名。
     恐怖と死に満たされた学び舎は、かくて解放されたのだった。

    作者:六堂ぱるな 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年5月27日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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