風雲急を告げるは篠島城

    作者:J九郎

     三河湾に浮かぶ人口2000人未満の小さな島、篠島。
     その篠島に、小さな城が建築されていた。地上3階建てという大きさだが、それがこの小さな島の景色と絶妙にマッチしている。そして、城の屋根にたなびくのは、無数の小魚が図案化された大漁旗。
    「ほ、ほんとうに、このおしろをもらっていいんでしゅか?」
     舌足らずな口調で問いを発したのは、半透明な魚の顔を持った小柄なご当地怪人だった。ここ篠島を根城にする、篠島しらす怪人である。そして、篠島しらす怪人の対面で床几に腰掛けているのは、城そのものといった姿をしたご当地怪人。安土城怪人その人である。
    「うむ。苦しゅう無いぞ。さらにそちの配下として、このペナント怪人達を3人ほど置いて行こう。自らの手足のごとく使うがよい」
     見れば、安土城怪人の背後に控えるテナント怪人はすでに、篠島のテナントとなっている。
    「こ、こんないなかの弱小ご当地怪人にそこまでしてくれるなんてかんげきでしゅ! このごおんはぜったいにわすれないでしゅ! このしろでシラスを養殖して全国にばらまいて、世界を征服してやるのでしゅ!」
     意気込む篠島しらす怪人の姿に、安土城怪人は満足そうに頷いたのだった。
     
    「嗚呼、サイキックアブソーバーの声が聞こえる……。小牧長久手の戦いで勝利した安土城怪人が、東海地方と近畿地方の制圧に乗り出したと」
     集まった灼滅者達に、神堂・妖(目隠れエクスブレイン・dn0137)は陰気な声でそう告げた。
    「……安土城怪人は、東海地方と近畿地方に城を作り、その地のご当地怪人を城主として迎えているみたい」
    「一国一城の主になるのは武士の本懐でござるからなあ」
     源・勘十郎(高校生デモノイドヒューマン・dn0169)が唸る。
    「きっと城を得たご当地怪人は今まで以上に世界征服に精を出すでござろうな」
    「……そう。今回城持ちとなったのは篠島しらす怪人。まだ子供の怪人だから、本来はそんなに強くないんだけど、一国一城の主となったことでパワーアップしてるみたいだから、気をつけて」
     なお、城の屋根の上には大漁旗が翻っており、この旗を引きずり下ろすことが出来れば、篠島しらす怪人は元の力に戻るらしい。
    「城内は、1階が養殖槽を備えた大広間になっててここに篠島しらす怪人とペナント怪人達がいる。……旗を降ろしたかったら2階、3階を抜ける必要があるけど、城内には無数の扉があって、間違った扉を開けると城外へ弾き出されたり落とし穴に落とされたり吊り天井が振ってきたりするいみたい」
    「極悪でござるな!?」
     バベルの鎖があるので怪我を負うことはないだろうが、時間のロスにはなるだろう。
    「……ちなみに、外側から壁を昇ったり空を飛んで近づこうとすると投網がとんでくるらしい」
    「用意周到でござるな!?」
    「……とにかく、城と配下をもらった篠島しらす怪人は、安土城怪人にとても感謝してる。いざ戦いがはじまれば、安土城怪人の為に一所懸命戦うと思う」
     安土城怪人、外見に似ず細やかな心配りの出来る男である。
    「……安土城怪人の勢力をこれ以上拡大させないためにも、城を攻略して篠島しらす怪人を灼滅してきて欲しいの」
     そう言って妖は、灼滅者達を送り出したのだった。


    参加者
    苑田・歌菜(人生芸無・d02293)
    淡白・紗雪(六華の護り手・d04167)
    黒蜜・あんず(帯広のシャルロッテ・d09362)
    ブリギッタ・フリーダ(必殺冥路・d23221)
    花衆・七音(デモンズソード・d23621)
    天月・静音(橙翼の盾纏いし妖精の歌姫・d24563)
    雨摘・天明(空魔法・d29865)

    ■リプレイ

    ●こっそり城攻め開始
     篠島城一階の大広間には、広間の半分を占めるほどに巨大な水槽が設置され、無数のしらすが元気に泳ぎ回っていた。
    「ふふふ、しらすたちよ、元気に育つのでしゅ。おまえたちが大きく成長したあかつきには、全国に出荷してしらすの力で世界征服をしてやるのでしゅ」
     水槽の中を覗いてご満悦なのは、この城の城主・篠島しらす怪人だ。
    「違う! 間違っておりますぞ若殿! しらすとは本来、白い魚の稚魚のこと。成長してしまってはしらすではなくなってしまいます」
     ペナント怪人のツッコミに、篠島しらす怪人はハッとした顔になる。
    「そういえばそうだったでしゅ! しらすは永遠の子供なんでしゅ!」
     そんなしらす談義に夢中になっていた怪人達は、だから水槽の影に隠れるように移動する複数の人影に、全く気付いていなかった。
    (「城内環境や侵入者対策等、用意周到……でも、負けない」)
     天月・静音(橙翼の盾纏いし妖精の歌姫・d24563)は、音と気配を出来るだけ隠しながら、巧みに水槽の影を縫うように移動していた。目指すは、2階へと続く階段だ。
    (「あ……ちょっとだけしらす怪人かわいいかも……」)
     移動中に篠島しらす怪人とペナント怪人の会話を漏れ聞いていた雨摘・天明(空魔法・d29865)は、思わず動きを止めそうになってしまい、慌ててまずは上の階を目指すことに専念した。元々子供の世話が好きなので、母性本能をくすぐられたのかも知れない。
     やがて9人の灼滅者は、2階へと続く階段まで無事に辿り着いた。
    「ボクが最後まで残って怪人たち来ないか警戒してるよっ♪ だからみんなは早く階段昇って!」
     淡白・紗雪(六華の護り手・d04167)が殿を名乗り出て、怪人達に注意を向ける。残る8人は頷き合うと、音を立てないように気をつけながら、2階へと昇っていった。
     階段を昇ると、そこは四方にそれぞれ扉のある小部屋だった。
    「旗を下ろせばいいんですよね。スヴィエ、頑張ろうね」
     スヴェトラーナ・モギーリナヤ(てんねん・d25210)が、ウイングキャットのスヴィエに話しかける。
    「からくり満載のお城……バベルの鎖もあることだし、時間さえあればじっくり探検してみたいところだけれど。今回は怪人をやっつけるのが目的だものね。先を急がないと」
     黒蜜・あんず(帯広のシャルロッテ・d09362)が慎重に四方の扉を検討するが、扉自体は皆同じもので判断が付かない。
    「迷うだけ時間の無駄や。みんなで手分けをして探りながら行くしかないやろ。はじき出されても何回でもチャレンジや!」
     花衆・七音(デモンズソード・d23621)は早々に見切りを付けて、一つの扉の前に立った。それから隣の源・勘十郎(高校生デモノイドヒューマン・dn0169)に、
    「よっしゃ、源くんにはこっちの扉を任せるで。グッドラック!」
     自分が選んだのとは別の扉を任せる。
    「あ、城内部の地図をメモしていくから、結果は必ず教えてね」
     苑田・歌菜(人生芸無・d02293)が、メモ帳片手にそれぞれの扉の前に立った仲間達に念を押した。
     そして、覚悟を決めた灼滅者達はそれぞれに扉を開いていき――。

    「ん? なんか上から悲鳴が聞こえなかったでしゅか?」
    「はて? 気のせいではありませぬか?」
     怪人達は、暢気に養殖槽の観察を続けていたという。

    ●さすがに気付く
     篠島城の城外で、灼滅者達は城を見上げていた。
    「こ、これで何度目のチャレンジでござるか……?」
     口から煙を吹きながら、勘十郎が尋ねる。
    「ええと……、今度で5回目ね。でもやっと2階を突破できたわ」
     メモ帳片手に、歌菜が答えた。トライ&エラーを繰り返した結果、ようやく2階の地図を完成させ、3階への階段を発見できたのだ。もっとも、3階で最初に開いた扉から外に吹き飛ばされ、また再チャレンジと相成ったわけであるが。
    「お城、おっきいです……」
     9人の中でもっとも罠に多く引っかかっていたスヴェトラーナは、既にボロボロだ。もはや自分から罠にかかりに行っているようにしか見えないが、本人は至って真剣である。ちなみにウイングキャットのスヴィエは城の外から飛んで旗を降ろしに行こうとし、迎撃用の投網に捕まってあえなく断念していた。
    「とにかく、あと少しだから、頑張るわよ」
     城の入り口から大広間の様子を伺っていたあんずがOKの合図を出し、灼滅者達は一斉に階段へ向けて移動を開始した。
     しかし……、
    「見つけたでしゅ! やはり侵入者がいたのでしゅね!」
     階段へ向かう途中で、バッタリと篠島しらす怪人と対面してしまう。
    「見つかっちゃった!? 警戒してたのに、なんでっ!?」
     驚く紗雪に、ペナント怪人が呆れた声を発した。
    「あれだけドタバタと騒いで、気付かぬはずがないであろうが!」
    「ちゃうねん。うちら、しらすの養殖見学に来たんや!」
     七音がなんとか誤魔化そうとするが、
    「そんな武装した見学者の集団がいるわけないでしゅ!」
     さすがにしらす怪人も騙されなかった。
    「どうやらここまでね。勘十郎、怪人は私達に任せて、旗は頼んだわよ!」
     歌菜が妖の槍を構えつつ、地図を書いたメモを勘十郎に渡す。
    「任されたでござる」
     勘十郎は地図を受け取ると、迷わずに階段を駆け上っていった。
    「ぬうっ! 行かさん!」
     ペナント怪人が釣り竿を振り回し、勘十郎を狙うが、
    「耐えてみせる……この先は通させない!」
     階段前に陣取った静音が、【護雷篭手】ヨルズで釣り竿を受け止める。
    「安土城怪人様にいただいたこのお城にのりこんでくるなんて、ふとどきな奴らなのでしゅ! やっつけてやるでしゅ!」
     半透明な顔を赤くして怒るしらす怪人の様子を見て、なぜか天明がうろたえた。
    「あ、やっぱりしらす怪人かわいい……。でも、油断なんてしてたら危ないし、気持ちを切り替えて……!」
     何やら心の中で大きな葛藤があったらしい天明だった。

    ●意外と強かったしらす怪人
    「安土城怪人様からさずかった、ボクの必殺技をくらうといいのでしゅ!」
     篠島しらす怪人が振り上げていた小さな手を、勢いよく振り下ろした。同時に、養殖槽から無数のしらす達が飛び出し、灼滅者に襲いかかる。
    「させないっ!」
     紗雪の白銀色の手甲から発したWOKシールドがしらすの群れの飛来を受け止めるが、その全てを防ぎきることはできなかった。
    「……あ、しゃべり方も子供っぽいなぁ、かわいいかも……」
     幸い後方にいてしらす乱舞の対象にならなかった天明は、しらす怪人の喋り方に和んでいたが、前衛陣がしらすの群れに飲まれてそれどころではないことに、すぐに気付く。
    「ああ! ごめんね、いますぐ治すから!」
     天明のナイフから流れ出した霧がしらすの群れを包み込んでいき、霧が晴れた時にはしらすは綺麗に姿を消していた。
    「ああ! 若殿自慢のしらすが!?」
    「おぬしら、なんとひどいことを!」
     激昂するペナント怪人達に、スヴェトラーナは小首を傾げると、
    「しらす、食べてます……」
     ごっくんと、何かを飲み込んだ。
    「おのれ、許さん!」
     ペナント怪人達が一斉に釣り糸を放ってスヴェトラーナを絡め取ろうとするが、スヴェトラーナは純白の靴“天奏靴evangel”で地面を蹴ると、突風を伴う回し蹴りで釣り糸を跳ね返す。
    「風雲たけ……しらす城、案外楽しませてもらったけど、安土城怪人の勢力を伸ばさん為にも今日限りでお取りつぶしさせて貰うで」
     七音が、1人後方にいるペナント怪人にガトリングガンの連射を浴びせかける。
    「いててっ!」
     慌ててペナント怪人が釣り糸を自分の周囲に展開し、壁代わりとした。
    「あいつが回復役ね。みんな、あいつに攻撃を集中させて!」
     あんずがそう叫びつつ、自ら率先して影を放ちペナント怪人を飲み込むと、ブリギッタ・フリーダ(必殺冥路・d23221)が追い打ちとばかりに逆十字型の光線を放った。
    「ひとりに集中攻撃とは、きたないでしゅ!」
     しらす怪人の目が赤く輝き、必殺のしらすビームが放たれる。だが、
    「ボクが相手だって、ばっ!」
     紗雪が“hex drop”を展開して光線の前に立ちはだかった。
    「むっ! でも、負けないでしゅ!」
     しらす怪人が気合いを入れると、ビームの出力が上がり、紗雪の小さな体を吹き飛ばす。
    「強い! でも、大漁旗ひとつで強くなっちゃうあたり、ご当地怪人もお手軽よね……。まぁただの大漁旗じゃないんでしょうけど」
     歌菜は、1人でしらす怪人を引きつけている紗雪の健闘を祈りつつ、回復役のペナント怪人に制約の弾丸を放った。
    「う……! 体が動かない!?」
    「いかん! ペナント怪人Cを守れ!」
     残る2体のペナント怪人が、後衛のペナント怪人を守るように動きながら、釣り竿を振り回し牽制してくる。
    「まだまだです! 迅雷の守護を!」
     静音が釣り竿の攻撃を【護雷篭手】ヨルズで巧みに捌きながら、隙を見て除霊結界を発動させた。
    「こっちも動きを封じられただと!?」
     ペナント怪人達が動揺する間に、あんずのダイダロスベルトが一直線に伸び、回復役のペナント怪人を刺し貫く。
    「悪いけど、こっちも急いでるから」
    「若殿! 申し訳ございません!」
     ペナント怪人が後ろ向きに倒れ、爆発を起こした。
    「ああ! よくもボクの家臣を!!」
     だが、篠島しらす怪人は未だ健在である。戦いはまだまだ終わらない。

    ●落城!
    「死角! 取ったわ!」
     常に相手の位置関係を把握し、効率的な攻撃を心がけていた歌菜が、ペナント怪人の背後から妖の槍を突き出した。捻りを加えた穂先は、ペナント怪人の胸を貫いていく。
    「無念……!」
     仁王立ちのまま、爆発するペナント怪人。すでにもう一体のペナント怪人はブリギッタのクルセイドソードの一撃で力尽きており、とうとう残るは篠島しらす怪人1人のみだ。
    「ボクの部下達を……許せないでしゅ!」
     養殖槽から掬い上げたしらすを躍り食いしながら、しらす怪人が唸る。
    「と、共食い……? ちょっと引いたかも」
     天明が、この隙にと傷ついた紗雪と静音を癒していく。ペナント怪人を倒すまでの間、強化されたしらす怪人の攻撃を受け続けていた二人の傷は、決して浅くなかった。
    「いいなあ。わたしもしらす食べたいです。ください」
     一方、スヴェトラーナは無造作にしらす怪人に近づいていき、
    「これをあげるなんてとんでもないでしゅ!」
     しらすキックの直撃を受け、吹き飛んでいた。これはこれで、紗雪と静音に集中していた攻撃を分散させる効果があったので、悪くはない。
    「やっぱりご当地怪人ってシュールだけど侮れないかも。巨大化キャンディーや再生怪人もそうだったけど、パワーアップの手段を次から次に思いつくんだもの」
     あんずが、鬼神と化した腕でしらす怪人に殴りかかるが、しらす怪人は紙一重でその攻撃を回避してしまう。だがそこへ、七音が怪談蝋燭から放った紅蓮の炎が飛来し、しらす怪人を焦がしていった。
    「どや! しらすの丸焼きにしたるで!」
    「ふぬぬぬっ! あたまにきたでしゅ! おまえたちみなごろしでしゅっ!」
     しらす怪人が手を振り下ろすと、水槽から飛び上がったしらすの群れが、一斉に前衛陣に襲いかかっていく。
    「させないっ、てばっ!」
    「誰も倒れさせたりしない……!」
     紗雪と静音、それにウイングキャットのスヴィエがその身を壁代わりにして攻撃を防ぐが、それでも全ての攻撃を受け止めきれず、しらすの猛威が止んだときには、灼滅者達はボロボロになっていた。
    「み、みんな、大丈夫!?」
     天明が慌てて夜霧を発生させて前衛の傷を癒していくが、明らかに回復がダメージに追いついていない。天明は戦闘の才能がない自分の非力さを自覚せざるを得なかった。
    「ふっふっふっ、この力……まさに世界征服するにふさわしい力でしゅ」
     勝ち誇るしらす怪人の姿に、歌菜は焦りそうになる気持ちを抑え、落ち着いて呼吸を整えていく。元々、旗を降ろすまでは長期戦覚悟だったのだ。
    「さぁ、まだこれからよ」
     歌菜の狙い澄ました制約の弾丸が、しらす怪人に向かっていく。
    「ふんっ! 見え見えでしゅ! そんなもの、あっさり避けて……」
     最小限の動きで弾丸を回避しようとしたしらす怪人だったが、その動きが唐突に鈍った。
    「ど、どういうことでしゅ!? 全身から力が抜けていくでしゅ……」
     本来なら避けられたはずの制約の弾丸が、しらす怪人に着弾する。
    「どうやら、勘十郎が大漁旗を降ろしてくれたみたいね」
     歌菜の言葉に、しらす怪人もようやく状況を悟ったらしい。
    「そんな……そんな! ボクの……、ボクの城主の力があああああっ!」
     取り乱したように叫びながら、しらすビームを歌菜目掛けて放つしらす怪人。だが、最早そのビームにも先程までの威力はなく、
    「そんなんじゃ、恐くないです」
     スヴェトラーナが暁の聖剣《рассвет》から放った聖なる風が、しらすビームを吹き飛ばしていく。
    「うっ、これはちょっとやばそうでしゅ」
     追い込まれたしらす怪人が数歩後ずさるが、そこへ姿勢を低くした紗雪が迫り、
    「くっらえぇーっ!」
     放たれたジャンピングアッパーが、しらす怪人の体を宙へと跳ね上げた。
    「響け、迅雷……届け、未来へ……!」
     さらに静音の歌声とブリギッタの怪談がしらす怪人の弱った心をかき乱し、
    「あたしもご当地・帯広の力、見せてあげる」
     あんずも追撃とばかりにしらす怪人にキックをお見舞いする。そして、
    「これで仕舞いやっ!」
     闇が滴り落ちる黒い魔剣の姿に変じた七音から放たれた帯状の刃が、真っ直ぐに落下してくるしらす怪人を刺し貫く。
    「あ、安土城怪人様、どうか篠島としらすのこと、忘れないでほしいでしゅーっ!」
     そんな断末魔を残して。篠島しらす怪人は養殖槽を巻き込んだ大爆発を起こし、息絶えたのだった。

    作者:J九郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年5月25日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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