蒼魔の射手

    作者:泰月

    ●蛍の住む川が血に染まる
     5月の下旬を迎え、とある田舎の川には、少数だが蛍目当ての客が訪れていた。
    「……ピークの時期になると、この倍は見られるんですけどねぇ」
    「わー! 見て見て、あっちにも飛んでる!」
     説明を聞き流してはしゃいだ声を上げる女性客に、地元のガイドは苦笑を浮かべる。
    「あれ? 蒼い蛍なんていたっけ?」
     その時、女性客の連れの男がそんな声を上げて、対岸の一点を指差した。
     伸びた雑草の隙間に、確かに蒼い光が見える。蛍を見る為に明かりを最小限にしていなければ、その光の向こうにいる影に、誰か気づけただろうか。
    「はて? あんな色の蛍は見たこ――」
     首を傾げたガイドがもっと良く見ようと踏み出した瞬間、蒼い光が閃いて、その声が途切れた。喉を射抜かれ、支えを失った頭部がゴトリと落ちる。
     悲鳴は上がらなかった。
     次々と蒼い光が閃き、迅って、そこにいた数人を射抜いていく。
     血の匂いしかしなくなった川原で、鎧を来た蒼身の射手は牙の並ぶ口をニタリと笑むような形に歪めていた。

    ●企み
    「ロード・クロムのクロムナイトの1体を、見つけたわ」
     集まった灼滅者達に、夏月・柊子(高校生エクスブレイン・dn0090)はそう話を切り出した。
     ロード・クロム。朱雀門に属するロードデモノイドの1人であり、レアメタルナンバーの1人でもある。
     クロムは、軍艦島で灼滅されたベレーザから引き継いだデモノイド施設を利用して、クロムナイトを量産しようとしているようだ。
     その最終段階として、人里から少し離れた場所に配下のクロムナイトを配置し、人里に向かわせる。動き出したクロムナイトは、一般人を虐殺する事件を起こす。
    「配置されたクロムナイトが動き出すまでには、まだ時間があるわ。人里に到着する前に戦闘を仕掛けることは充分に可能よ。でも――」
     それすら、クロムの計画の一環。
     クロムナイトに灼滅者との戦闘経験を積ませる事で、量産型クロムナイトの戦闘力を強化する狙いがある。
    「その目論見を阻止するためには、なるべく戦闘経験を積ませずにクロムナイトを倒す。つまり、短期決戦で灼滅してしまえば良いと言う事よ」
     今回、柊子が見つけたのは、弓を持つ射撃特化型クロムナイト。
    「毒性を持つ矢に、速射に連射、回転することで威力を高めた矢。矢と言っても、槍ほどの太さがあるけどね。接近戦に弱いと言う事も、残念ながらないわ」
     相対すれば、安全な距離はないと思っておいた方が良いだろう。
    「クロムナイトが配置されるのは、昔は牧場に使われていた空き地よ」
     そこに、こちらから襲撃をかけることになる。
     最も近い人里までは、約400m。近くを通る道路もない。
     空き地自体も、周りを囲む牧場の名残の柵と、伸びきった雑草があるだけ。
     強力な弓使い相手に遮蔽物すらないと言うのも心許ない話ではあるが、例えコンクリートの壁があっても、それでクロムナイトの矢を防ぎきる事は敵わないだろう。
     最後に、と柊子は少し言い難そうに、話を続ける。
    「……クロムナイトは強敵よ。戦闘経験を積ませないのは大事だけど、短期決戦に拘り過ぎては勝利を逃してしまう可能性もあるのは、覚えておいてね。皆が負けてしまったら、多くの犠牲が出る事になるわ」
     状況次第で短期決戦を諦めると言う選択肢も用意しておいた方が良い、と言う事だ。
    「危険な相手だけど、皆で無事に帰ってきてね。……気をつけて、行ってらっしゃい」


    参加者
    アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)
    鹿嵐・忍尽(現の闇霞・d01338)
    唯済・光(確率と懸念の獣・d01710)
    竹間・伽久夜(月満ちるを待つ・d20005)
    井瀬・奈那(微睡に溺れる・d21889)
    莫原・想々(幽遠おにごっこ・d23600)
    九条・九十九(リグレッタブルーザー・d30536)
    ウナ・ギーヌ(マクシム・d33505)

    ■リプレイ

    ●黄昏の開戦
     夕暮れの中、人気のない田舎道を灼滅者達はひた走る。
    「あそこね。これはまた、弓兵に有利な戦場だこと――Slayer Card,Awaken!」
     視線の先、古びた木柵の向こうに伸びた雑草の広がる空き地を見つけ、アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)は戦いに備え、封印を解除する。
    「罪の匂い、しない。する?」
     その後ろを走るウナ・ギーヌ(マクシム・d33505)は、少々困惑した様子で横を走る九条・九十九(リグレッタブルーザー・d30536)を見上げた。
     デモノイド寄生体に打ち勝ち、その力を己のルーツとした者は「業」を匂いとして嗅ぎ取る力を得る。
     だが、この時は2人とも何の業も感じ取れていなかった。業の強さは、残虐な殺害の数と同じ。
     その匂いがないと言う事は、つまり。
    「……まだ動いてないって事だ。で、開けた場所、かつ防衛目標もない。精々、負ければ人が死ぬ――ならば見敵必殺といこう」
    「わかった。Loup……Loup」
     柵を飛び越えながら冷静に九十九が返した答えに頷いて、ウナは走りながら息を吸う様に封印を解除する。
    「見えました……。あれがクロムナイト、ですね」
     程なくして、井瀬・奈那(微睡に溺れる・d21889)が、草むらの中にうずくまる蒼い体を見つけた。
    「造られた魔ゆえか、デモノイドには様々な改良と応用が可能のようですね」
     竹間・伽久夜(月満ちるを待つ・d20005)は、蒼い体を覆う鎧を見ていた。
     夕日に照らされた黄昏色に染まった鎧と蒼い体とのコントラストは、そのデザインも相まって幻想的と言えなくもない。
     デモノイドが、あんなものを纏うようになるとは。
    「人間の命をパワーアップアイテム扱いとはふざけてる。朱雀門は相変わらず何様のつもりなのだか」
     日頃はぼんやりとしている唯済・光(確率と懸念の獣・d01710)の声に、いくらか怒りの色が混ざる。
    「朱雀門の配下、か……」
     呟いた莫原・想々(幽遠おにごっこ・d23600)の横を、仲間が駆け抜けた。
     身じろぎしたクロムナイトが動く前に、アリスが淡い白光の刃を振り下ろす。
    「その矢は止めさせて貰う。その、なんだ。蛍が逃げるだろう?」
     続いた九十九は煌きと重力を纏った蹴りを叩き込むと、反動で大きく距離を取る。
     大地に眠る畏れを纏ったウナは柔らかな月光色の剣で斬りつけ、奈那の投じた光輪がクロムナイトの鎧の下の蒼い体を切り裂く。
    (「…ううん、考えるのはやめて、今はクロムナイトに集中しましょう」)
     そう、胸中で呟いて。
     宿敵に対する執着を意識してしまい込むと、想々は仲間達に続く。
     茶色に変じた髪を揺らしクロムナイトに飛び掛ると、鎧の隙間へ剣を突き立て、関節を切り裂いた。
     更に伽久夜がギターを激しくかき鳴らし、音を響かせる。
    「人に危害を加える物は速やかに排除せねばならぬ。いざ、成敗にござる!」
     鹿嵐・忍尽(現の闇霞・d01338)の声と視線だけで意を察し、黒い秋田犬に似た霊犬・土筆袴が果敢に咥えた刃で斬りつける。
     そこで続いていた灼滅者達の攻撃が止んだ。
     忍尽自身は体の前で素早く印を組むと、障壁を広げて敵の攻撃に備える。
     光も同様に障壁を広げ、そこにウィングキャットのカデシュがリングを輝かせる。
     そして。
    「ガ………グガァァァァァァァァァッ!」
     響く咆哮。動き出した怪物。
     ガシャリと鳴った鎧の下で、蒼い体が力強く隆起し脈動する。
     灼滅者達に、刺す様な敵意が向けられた。

    ●蒼の矢
    「蛍の住む川を、無意味な血で汚させはしません」
     血と同じ赤で敵を見据えて、想々が赤く揺らめく炎を飛ばした。花開くように燃え広がった炎が、クロムナイトを焼き焦がす。
     炎が消えたそこに、アリスが間合いを詰める。
     銀の粒子を纏わせた2つの拳を連打を腹部に喰らいながら、クロムナイトは細めの槍くらいありそうな蒼い矢を番えた。
    「いきなり零距離射撃狙いってわけ?」
     目の前で矢を向けられ、アリスはその場で白光の剣を構える。
     これだけの至近距離。矢の射線が見えない事などない。ならば、後は矢を弾けるだけの速さがあるかどうか。
     ――そう思っていた。
     蒼い矢が放たれ、ほとんど同時に白光が閃く。蒼と白がぶつかり、しかし、弾かれたのは白の方だった。
     速さは届いた。上回られたのは、単純な力。
     撃ち抜いたアリスの体が浮いて軽く飛ばされる程の、まさに剛の矢。
    「二の矢は撃たせぬでござるよ!」
     クロムナイトが2つ目の矢を番えるのを見て、忍尽が飛び出し体で射線を塞ぐ。
     放たれた矢は激しく回転し、身を捩った忍尽の肩口を掠めて削り、先の地面を抉る。
    「……これで未完成でござるか? 学ぶ殺戮兵器とは、度し難きシロモノにござるな」
     ぞっとしないものを感じながら、忍尽は意志持つ帯を自身に巻きつける。土筆袴も、癒しの視線を肩の傷に向けていた。
    「より強力になられても厄介です。できるだけ速やかに灼滅しなければ……」
    「早く倒せれば御の字だけどね。吸血鬼の走狗がこれ以上強力になられると困るし。でも拘って無理に攻めてもね」
     伽久夜が意志持つ帯をアリスに巻きつけ、光がその上からオーラを変えた癒しの力をアリスに注いで傷を癒し、毒を消し去る。
     傍らに漂うカデシュも、リングを輝かせ支援する。
     焦って攻めて負けても意味がない。急がば回れの言葉もある。長期戦覚悟で戦うと、全員で話して決めてきた。
     その間に、奈那は草むらの中を駆け抜けて、クロムナイトの背後に回り込んでいた。
    「っ」
     身を低くし、死角から振るう大鎌がクロムナイトの足を斬り裂く。
    「ギ、ガ……ッ?」
    「今だ、叩き込め!!」
     クロムナイトがバランスを崩したのを見て、寄生体と殲術道具で作った蒼い砲台を向けながら九十九が合図を送る。
    「長引いても、いいの。私達にとっても、実戦訓練は必要」
     ウナの腕にも、同じく蒼い砲台が作られていた。合図を受け、紫の瞳でしっかりと見据え照準を合わせる。
     九十九とウナ、2人の放つ毒性を持つ死の光線による十字砲火。
     その直後、紅の逆十字がクロムナイトを引き裂いた。
    「ねぇ、貴方に感情はあるの?」
     それを放った想々は、冷えた視線の中に少しの寂しさと憐憫を込めて、問い掛ける。
     知りたいのだ。デモノイドと言う存在を。もっと。
     だが、答えの代わりに返って来たのは、予想通りキリキリと弓を引く音。
    「そう……いいわ。受けて立つ」
     それを見ながら、想々は静かに告げる。
     いくら血を流しても構わない。その程度は、覚悟している。
    「こうなっちゃ犬畜生。人間の言葉なんて通じないでしょ」
     矢が放たれるより早く、光の手から伸びた刃が蛇のようにクロムナイトの手足に巻きついて切り裂いた。
     直後、クロムナイトの放った矢は障壁を砕いて、光の肩を撃ち抜いた。

    ●流れる赤
     日が傾いて、伸びる影が次第に長くなっていく。
     徐々に暗くなる中、赤く染まった戦場が灼滅者達の明かりに照らし出されていた。
     摩擦の炎を纏った九十九の靴底が辺りの草を焼き切り、クロムナイトの鎧を焦がす。
    「弓手の接近戦、興味がある。私にも教えて」
     クロムナイトが生成した矢を番える前に、ウナは畏れを纏って距離を詰め、月光色の剣を思い切り振り下ろす。
     ギィン、と甲高い金属音。鎧を削り、蒼い体まで届いたと思った刹那、ウナの額に蒼い矢の先端がピタリと当てられた。
     剣を振り下ろすの同じ速さで、クロムナイトは弓を引いていた。
    「土筆袴、ギーヌ殿をお守りせよ!」
     忍尽の声に応えて、果敢に飛び出した土筆袴が代わって蒼い矢に撃ち抜かれて――その姿が消えた。
    「……少し、良くないですかね」
     黒炎を上げる蝋燭を手にした伽久夜の表情が、僅かに曇る。
     度々クロムナイトに連続で動かれても戦線を支えて来れたのは、伽久夜とサーヴァント達が回復に専念していた事が大きい。
     その一角が、崩れた事になる。庇い手の2人の体力も、底が見え始めている。
     とは言え、クロムナイトも相当なダメージを負っているのは間違いない。理性のない怪物は疲れを表に出さないが、その動きは明らかに鈍くなっていた。
     それでもまだ、脅威と言えるのだが――灼滅者達は焦らず、攻め続けた。
    「どんなに時間が掛かっても、諦めません」
     小さな鈴の音と共に、奈那が振り下ろした死の力を宿した断罪の刃が、クロムナイトに消えない傷を刻み込んだ。
     鎧の奥の体まで届いた手応え。
    「くっ!」
     だがその直後、すぐに距離を取ろうとした奈那に、蒼い矢が連続で放たれた。
     全身を赤く染めた奈那に、クロムナイトは容赦なく次の矢を構える。
     黙って射線を塞ごうとした忍尽と光も同じくらい全身が赤く染まっているのを見て、奈那は自らその陰から飛び出した。
     クロムナイトが、それを見逃さす筈はない。
    「っ…………今、です」
     だが、奈那は再び撃たれても倒れなかった。飛び掛けた意識を気力で繋ぎとめる。
     自身の弱さを認めたからこそ、自身を犠牲にする覚悟も決めた。個々の力ではなく協力する事が大事だと、教えて貰ったから。
    「……良く、耐えたでござる」
     それだけ言って、忍尽が強く地を蹴った。
     高く飛び上がると、空中で素早く印を結び煌きと重力を足に纏わせる。
    「苦手な距離は無し……然し此処ならばどうでござる」
     踏みつけるように、真上から足を叩きつける。
    「畳み掛ける!」
     そこに駆け込んだ九十九は、同じく煌きと重力を纏った足を振り上げた。
     時間差で上下から重たい蹴りをくらい、クロムナイトの体勢が崩れる足が止まる。
    「黒幕は遠くでモニターしているのでしょうか。この刃、いつか届けましょう」
     伽久夜の言葉と同時に、伸びた影がざわりと蠢く。刃に形を変えた影が、クロムナイトの鎧を斬り砕いた。
    「まあ、実験を受けた人間の成れの果てと考えると、酷く哀れでもあるけれど。犬畜生に相応しく理不尽に死ね」
     光が操る影は形を変えず、クロムナイトに喰らい付くように膨れ上がり飲み込む。
     クロムナイトが見たトラウマの姿は、何であったのか。
     理性を失った怪物には、それを伝える言葉を持たない。
     それどころか、影が消えてもニタリと牙を剥き出し笑みを貼り付け、弓を構える。
    「いい加減に終わりなさい!」
     既に飛び掛っていたアリスは、白夜の色を手にそのまま更に前に出た。
     自分達が、人里を守る最後の砦。安全策は取るが、退く気はない。あんな無茶をして見せられたら、なおさらだ。
     再びぶつかる蒼と白。弾き飛ばされたのは、蒼の方。
     最初とは全く逆の結果だ。
     灼滅者達の攻撃によって、クロムナイトの腕は確実に力が衰えていた。
     銀の粒子がアリスの掌中に銀河の様に集まり、至近距離から放たれる。
    「きっと、あの人は楽しいのね。だから笑えるのね。だったら、違う」
     私もああなっていたのか――ウナは脳裏に過ぎった思いを振り切るように、真正面から距離を詰めた。
     利き腕に作った蒼い刃で、クロムナイトの蒼を斬り裂く。
    「弓を引く様なその笑みは、造られた物なの?」
     人造という意味だけなら、似た者同士かもしれない。そんな事を思いながら、想々はただ1つの想いを込めた剣に緋色を宿し、真っ直ぐに振り抜く。
     その直後。クロムナイトの体がゆっくりと倒れ――そのまま消え去った。

    ●そして、静かな夜が訪れる
    「勝ち、ました……ね」
     大鎌を支えにしていた奈那は、安堵の笑みを浮かべるとその場でぺたりと膝をつく。あと一矢で、重傷は免れなかっただろうが、無茶をした成果はあった。
    「みんな無事……って聞くまでもないわね。ひとまず身体を休めましょう」
     アリスの言葉に、異論は上がらなかった。
    「あとでたっぷりと、土筆袴を労ってやらんといかんでござるな」
     忍尽もあちこち傷だらけで重傷一歩手前と言った状態だが、今は少し手持ち無沙汰そうであった。
     撫でて労う相棒の復活には、まだ少し時間が掛かる。
    「経験は積まれてしまったかな……仕方あるまい。今は、命を救えただけで僥倖だ」
     遠くの夜空、蛍のいる川の方を眺めて、九十九が目を細める。
     と、その視界の端で淡い輝きが揺れた。
    「……蛍ですね。住む川は遠い筈ですが……」
     首を傾げた想々の銀髪が、さらりと揺れる。
     とは言え、蛍はその1匹のみ。川から迷い込んで来たのだろう。。
     元々牧場だったのなら、水は必要だ。近くの川から引いていてもおかしくはない。
    「蛍見っていいよね、風情があって」
     目で追いながら、ぼんやりと光が言う。
     声は少し楽しげだったが、その表情は暗くて良く見えない。
    「彼ら――クロムナイトの命もまたこの蛍のように儚いものなのでしょうか……」
     蛍からクロムナイトが消え去った場所に視線を移し、伽久夜は小さく呟いた。
     そこには、もう踏み固められた草しか残っていない。
    「さよなら」
     ゆっくりと立ち上がったウナは、そこを見下ろし短く呟いて、踵を返す。
     脚はひどく疲れていたが、足取りしっかりとしていた。
     1人、また1人と立ち上がり、灼滅者達は草むらを後にする。
     いつの間にか蛍もいなくなり、夜風に揺れる草だけがそこにあった。

    作者:泰月 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年6月2日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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