あなたに尽くしたい

    作者:飛翔優

    ●嫌われたくないから
     朝五時に起きて、作るお弁当は二人分。
     朝六時半に家を出て、駅を三つ登った先にある和也の家に迎えに行く。
     一緒に登校し、できるだけ同じ時間を過ごしていく。
     高校一年生の少女、高橋美由紀は、幸せいっぱいの学園生活を過ごしていた。
    「あ、そうだ。明日はどんなお弁当がいい?」
    「……そうだねぇ」
     他愛のない会話を交わしながら、和也の望みを知っていく。叶えるための計画を立てていく。
     尽くしたい、大好きな人に尽くしたい。
     尽くさなければならない、じゃないと嫌われてしまうから。
     だから……。
     ――だったらもっといろんな事をしてもいいんじゃない? 例えば……。
    「っ……」
    「……大丈夫?」
     心に浮かんできた言葉を打ち消した時、和也が不安げに顔を覗きこんできた。
    「あ、ううん、なんでもない! それより……」
     努めて明るく振る舞い、話題を切り替えていく。
     それも、考えには入れている。けれど、今はまだ望んでいないと和也は言った。
     だから、しない。それは、魅力的な誘いではあるけれど……。

    ●夕暮れ時の教室にて
     灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(高校生エクスブレイン・dn0020)は、静かな微笑みをたたえたまま説明を開始した。
    「高橋美由紀さんという名前の高校一年生の女の子が、闇堕ちして淫魔になる……そんな事件が発生しようとしています」
     本来、闇堕ちしたならばダークネスとしての意識を持ち、人としての意識はかき消える。しかし、美由紀は闇堕ちしながらも人としての意識を保っており、ダークネスにはなりきっていない状態なのだ。
    「もし、美由紀さんが灼滅者としての素養を持つのであれば、救いだしてきて下さい。しかし……」
     完全なダークネスとなってしまうようならば、灼滅を。
     言葉を区切った後、葉月は地図を広げていく。
     駅から住宅地へ繋がる道を指し示す。
    「皆さんが赴く夕方、美由紀さんはこの駅から自宅へ帰宅しようとしています。ですので、そこで接触して下さい」
     接触の後は、説得を。
    「そのためにも……美由紀さんの人となりについて説明しますね」
     高橋美由紀、高校一年生女子。明るく元気な少女で、人当たりも良い。しかし、中学生のころ付き合っていた彼氏にふられたのが原因で、今の彼氏に過剰なほど奉仕するようになっている。
     幸いなのは、今の彼氏である和也が真面目な好青年で、美由紀の暴走を抑えながら付き合えていること。もっとも、日に日に暴走の意志は強くなり……まさにぎりぎりのところでせき止めている、と言った状態だが。
    「美由紀さんの心にあるのは恐怖、だと思います。あるいは……そんな思いが、淫魔としての闇を呼び起こしたのかもしれません」
     それらを留意し、説得を行うのが良いだろう。
     そして、説得の成否に関わらず戦いとなる。
     美由紀の淫魔としての力量は、灼滅者八人ならば倒せる程度。妨害能力に秀でており、抱きつき服の中を弄り脱がす、微笑み欲望をたずねることによって攻撃の勢いを弱める、己の衣服を緩めながら挑発し魅了する……といった攻撃を使い分けてくる。
    「以上で説明を終了します」
     地図などを手渡し、締めくくりへと移行した。
    「美由紀さんの想いも、確かな愛……なのだと思います。ただ、過去の記憶によって間違った方へ向かっているだけ……その想いに美由紀さんが押しつぶされてしまわないうちに、和也さんが限界を迎えてしまわぬうちに、どうか、救済を。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」


    参加者
    天鈴・ウルスラ(星に願いを・d00165)
    周防・雛(少女グランギニョル・d00356)
    星野・えりな(スターライトエンジェル・d02158)
    五十嵐・匠(勿忘草・d10959)
    巽・真紀(竜巻ダンサー・d15592)
    風間・紅詩(氷銀鎖・d26231)
    西園寺・夜宵(神の名を利した断罪・d28267)
    櫻井・聖(白狼の聖騎士・d33003)

    ■リプレイ

    ●奉仕する少女
    「高橋美由紀さんですか?」
    「え?」
     夕刻に響く、戸惑いの声。
     警戒の眼差し、身を守るような構え。
     人気のない通りで知らない男に話しかけられたら、どんな女性だって似たような反応を返すだろうと、風間・紅詩(氷銀鎖・d26231)は思い抱く。
     目の前の少女、高橋美由紀を不必要に警戒させないよう、言葉を続けた。
    「私、和也の知り合いなのですけど、貴女の事を相談されたんです」
     少しだけ、和らぐ雰囲気。
    「黙っておくべきかとも思ったんですけど、何の解決にもならないと思って、和也に黙って二人で話したいんで、付いてきてくれますか?」
     紅詩自身も表情を軟化させながら、道を少し外れた場所にある公園を指し示した。
     しばし考える素振りを見せた後、美由紀は小さく頷いていく。
     早足にならないよう、かといって遅足にもならないよう、歩調に気をつけながら歩く紅詩。
     公園の中心。既に子どもたちも帰ったのか……灼滅者たちが人払いをしたために人気のない広場へと到達し、振り返る。
    「えっ……」
     待ちわびていたと、木々の影や街灯の後ろ、ポリバケツの中などなど……様々な場所から、計七人の少女が……灼滅者たちが紅詩の下へ集ってきた。
     戸惑い後ずさる美由紀に、紅詩は謝罪する。
    「騙してすみませんでした。ですが、男の立場から助言するなら、尽くしてなければ振るような男性なんですか?」
    「……」
     返答がないのは、きっと警戒しているから。
    「もう少し肩の力を抜いたらどうですか?本当に好きならその方が続きます」
     回答は肯定だろうと確信していたから、さらなる言葉を重ねていく。
     反応はない。
     逃げる様子もない。
     聞いてくれてはいるのだろうと、灼滅者たちは行動を開始する……。

    ●恋をするのに大切なこと
     紅詩に続いて語りかけたのは、巽・真紀(竜巻ダンサー・d15592)。
    「彼氏に随分尽くしてんだって?」
     振られた経験が元となり、彼氏である和也に尽くすようになっていた美由紀。
    「いいじゃん乙女じゃん。このまま貫け」
     真紀は肯定する。奉仕の心を。
    「但し高橋美由紀としてだ。今頭ん中過ぎってる考えはお前の物じゃねえ」
     美由紀が、美由紀である限り。
    「そりゃ他人だ。別人格だ。そんな大事な彼氏、違う女に取られる事になんだぜ。承服出来ないってんなら気合入れろ歯ァ食い縛れ。そいつ黙らせる手伝いしてやんよ!」
    「……」
     返答はなく、態度が軟化する様子もない。
     悪化する様子も、ない。
     天鈴・ウルスラ(星に願いを・d00165)は静かな息を吐き出した。
    「尽くしていないと捨てられそうな不安はまぁ、判るでゴザルが。それでもそれは間違いなんでゴザルよ」
     行動していないと、怖くてたまらない。
     待っていると、不安で押し潰されそうになる。
     顔色を伺っても、本当に見るべきところが見えない。
    「何故ならそれは、想い人を一欠片も信じていない事の証左デース。そして、彼が本当にそこまでの奉仕を望んでいるのか、考えた事はあるでゴザルかな? 彼がその優しさゆえ、拒まないだけだとしたら? 尽くすことを、自分の不安を紛らわすだけの自己満足にしてはいかんデース」
     理解できるから、救いたい。
     恐怖に突き動かされている美由紀を。
    「不安でも、それに追われて行動してはいかんのでゴザル。信じて、ただ耐えるしかないのデース。……ユメもキボーもありゃしない話で申し訳ないでゴザルがな」
    「……」
     真っ直ぐに瞳を見据えても、揺れる瞳に変化はない。
     震える唇は、迷いながらも開かれた。
    「でも……」
    「今の彼、すき?」
     否定と捉えたのだろう。すかさず、周防・雛(少女グランギニョル・d00356)が言葉を割りこませた。
    「……うん」
     好き、その思いだけは変わらぬ光を宿した視線を受け止め、さらなる言葉を紡いでいく。
    「フフ、変な事を聞いてごめんなさい。……どこか怯えている様に見えましたの。貴女は、何を迷われているのかしら?」
    「……」
     沈黙はきっと、無知の知。
     迷っているのは分かる。
     けれど、何を迷っているのかがわからない。
     返答の紡げぬ横顔を見つめながら、雛は言う。
    「今が幸せすぎて、離したくないのね。でも、過剰な奉仕は逆に心を遠ざけるわ。……彼もきっと、貴女と共に幸せでいたいと思うの。与えられる愛も、よい物でしてよ?」
    「……駄目、だよ」
     美奈子は首を横に振り、堰き止めていた物が外れたかのように答えた。
    「それじゃ、駄目。私、いっぱいもらってる、和也からいっぱい、色んなものをもらっている。想いも、思い出も、いっぱい……だから」

    「私も、尽くしたい。でも、同時にそれは相手の重荷にもなってしまう」
     語られていく言葉を打ち消すように、星野・えりな(スターライトエンジェル・d02158)が言葉を割りこませた。
     視線を受け止め、歌に乗せて伝えていく。
     尽くしたい私は、相手に尽くされたらすごく申し訳なく思う。だからただ尽くすだけじゃなく、相手の思いを聞くことも大事。
     きっと今、元の彼氏じゃなく和也を愛しているのだから。
     好きな人のために尽くしたい。頑張りたいって、当たり前のことではあるけれど……。
    「……」
     音色をフェードアウトさせた後、再び静寂が訪れた。
     呼吸を整えるえりなが見つめる先、美由紀は俯いている。
     少しずつでも確実に心を揺らすことができているはずだと、五十嵐・匠(勿忘草・d10959)もまた語りかけた。
    「好きな人に尽くす。それは素敵なことだよ。でもそれは恐怖に突き動かされてやるものじゃない」
    「お互いに理解しよう、相手に嫌われたくない、そう思う気持ちは一緒だと思うよ、うん」
     櫻井・聖(白狼の聖騎士・d33003)もまた、一つ一つ確かめるように伝えていく。
    「だけど、自分の本当の気持ちを知ってしまったら相手は自分のことを嫌いになって仕舞う、そう思って相談んできないんだと思う」
     抱いている恐怖が少しでも和らぐよう、一歩でも前に進むことができるように。
    「だけど、相談して自分の気持ちを相手に理解してもらい自分も理解してもらうのが大切じゃないかな。一人で思い悩んでも結論は変わらないと思うよ、うん」
     自分の中でこうかもしれない、ああかもしれないと悩むより、本当の気持ちを相談する。
    「なんならボクも……ボクたちも相談に乗るよ? 一人で抱えているよりも、ずっと楽になるからもの、うん」
     聖はゆっくりと膝をつき、俯く美由紀の顔を見上げていく。
     瞳の端を煌めかせながら、美由紀は首を横に振った。
    「でも、それじゃ……迷惑かけちゃう。私なんかが、和也の迷惑に……ううん、今も迷惑かけてる……んだよね? なら、私がいないほうが……嫌われるくらいなら、いっそ……」
     思考は、暗い方へと傾いた。
     一粒、二粒と、地面を濡らし始めていく。
     焦らぬよう、逸らぬよう……努めて抑えた調子で、西園寺・夜宵(神の名を利した断罪・d28267)が声をかけていく。
    「でも、今ならまだ、間に合うよ。彼を、大事に想うなら…それと同じ位、自分の事も、大事にして、あげて」
     嫌われないために我慢していた、過去の自分。
     でも、今は違う。
     自分のことを相手が大事に想ってくれているからこそ、自分が無理をすると相手だって辛い。
     だから……。
    「あなた一人で、頑張るより……一緒に、頑張る方が……もっと素敵な関係に、なれると、思わない?」
     その思いが伝わるように、心をこちら側へ引き戻すことができるように。
     幸せを自分で壊してしまうような悲しい結末など、誰も望んでいないのだから……。
    「……」
     嗚咽が響いていた。
     藍色に染まり始めた空の下、時計塔の見下ろす公園で。
    「……私は」
     やがて、絞りだすような声が聞こえてきた。
    「私は……!」
     それ以上紡がれることはなく、美由紀の体が闇に包まれる。
     灼滅者たちが距離を取り、身構える中、美由紀は淫魔へと変貌した。
    「……ふふっ」
     淫魔はただ妖艶に微笑みながら、灼滅者たちを見つめていて……。

    ●自分を好きでなかったら
    「……そうね、どんな話をすれば良いかしら?」
     視線を巡らせながら、淫魔は語る。
    「自信がなかった。ふられた時から、ずっと。だから今度は嫌われないように尽くす。自分に自信がないから過剰に尽くしてしまう。……あるいは、ふふっ、嫌いだったとまでは言わないけど、好きじゃなかったのかもね。自分が。そんな自分を好きになってもらうために、尽くしてた……ふふ」
     それは、美由紀の想いか、はたまたはったりか。
     雛は表情を変えぬまま、黒仮面を装着。影人形を浮かび上がらせながら、霊犬のボンを呼び出した。
    「彼しか見えなくて、離したくなくて、必至なのね。だけど……」
     語りながら、伸ばすは糸。
    「それ以上を望めば、彼への依存か、はたまた隷属……少なくともその末路、あるべき愛とは程遠いものになるわ。しかも、貴女ではない、別の方の手によって」
     手首を返すとともに、結界を起動。
    「……貴女は、それを望んでいらして?」
    「ふふっ……」
     結界の内側、ボンの放つ六文銭を不可視の壁で弾いた淫魔は、制服のスカーフに手を駆けて行く。
    「私は、望んでいるわ。彼に襲われることを。私から襲っちゃってもいいけどね」
     胸元を開き、肩まではだけた。
     挑発的な視線を前衛陣へと送ってきた。
     真紀はすかさず交通標識を警告を与えるものに切り替え、掲げていく。
    「こんな外で脱ぎ出してんなよ!」
     叫ぶと共に力を放ち、抗うための加護を与えていく。
     受け取りながら、夜宵も鋼糸を振りかぶった。
    「今、美由紀がどんな思いを抱いているのかはわからない……でも、最悪の結末だけは阻止してみせる!」
     巧みに手首を動かし、淫魔を拘束。
     脱ぎかけた姿勢のまま動きをとめていく中、えりなは歌う高らかに。
     今一度、美由紀に想いを伝えるため。
     美由紀を救うために、仲間を支えていくのだと。
     えりなと真紀、二人が治療に回れば癒やしきれてしまう程度に、淫魔の攻撃は弱い。
     心惑わす力を浄化しきれなかった時の懸念はあれど、概ね無理なく攻撃を続けることができている。
     勝利は硬い。
     ならば、後は可能性に賭けて美由紀に語り続けていくだけ……!
    「……ねえ、貴女はどんなことがしたい? 私で、どんなことをして遊びたい?」
     淫魔が、力ある言葉を紡いできた。
     はねのけるための返答がなされていく中、匠は腕を砲塔へと切り替える。
    「君の彼は尽くさなければ愛想を尽かしてしまう程度の人なのか?」
     砲口を淫魔に向け……射出!
    「きっと違うだろう、彼の人となりをよく思い出してごらん」
     言葉を、想いを乗せた砲弾は、誤ることなく淫魔にぶち当たる。
     直後、霊犬の六太が飛び込んで、斬魔刀を浴びせかけた。
    「……ふふ、ふふ、ふふふ……」
     足をふらつかせていくさまを前に、匠は影刃を作り出す。
     自分に無理をして付き合い続けても、いずれガタがくる。
     ありのままの彼女でいられるように、今は全力を尽くして救出する!
     そのためにはなった影刃は、誤ることなく淫魔を斜めに切り裂いた。
     よろめく淫魔の懐には、ウルスラが入り込んでいく。
    「戻ってくるでゴザルよ、美由紀。和也にとっても、このような結末を迎えることは絶対に望んでいないのでゴザルから……!」
     美由紀に語りかけながら、淫魔の左肩へ炎のキック。
     よろめいた先、紅詩がギターを横に構えていた。
     何かを語ることはせず、炎を宿しフルスイング。
     聖の元へふっ飛ばし――。
    「……」
     ――祈りを込めて爪を振るい、淫魔を地面にたたき落とした。
     淫魔は、地面に激突したまま動かない。
    「……ふふ、何もしてないのにこれ……か。まあ、いいわ。どうせ、この子は……」
     言葉半ばにて姿が薄れ始め、聖が慌てて抱き上げる。
     腕の中、暖かなぬくもりが伝わってきた。
     気づけば静かな寝息も聞き取れた。
     灼滅者たちは安堵の息を吐き、各々の治療と美由紀の介抱へと移行する……。

    ●愛の迷い子
     夕日も落ち、星の瞬き始めた空の下。
     匠は六太を抱きしめながら、ベンチに寝かした美由紀を見つめていた。
    「……なんとか、助けられたね」
    「大丈夫、なんだよな」
     随分と長く眠っている気がして、真紀は不安げな表情を浮かべていく。
     紅詩は瞳を閉ざし、頷いた。
    「大丈夫、そのはずです。この寝息は……」
    「ん……」
     言葉半ばにて、美由紀は小さく身動ぎした。
     灼滅者たちが見つめる中、美由紀はゆっくりと目を開く。
     起き上がり、周囲を……灼滅者たちを見回して……。
    「お帰りなさい」
     努めて明るい調子で、えりながまっすぐに手を差し伸べた。
     美由紀は瞳を伏せながら、伸ばされた手を取っていく。
     立ち上がり、灼滅者たちに頭を下げた。
    「ごめんなさい、私なんかのために色々と……ええと、その……」
     雰囲気の変化は薄く、未だ、自分に自信がない様子を伺わせている。
     瞳に宿る光も、小さい。
     静かな呼吸を紡いだ上で、ウルスラは尋ねた。
    「これからどうするつもりでゴザルか?」
    「……わかりません。でも、いろいろと考えてみる。いろいろと、これからのことを……」
     美由紀は今一度頭を下げ、灼滅者たちに背を向けた。
     帰路をたどり始めていく背中に、夜宵は投げかけていく。
    「自分を、大事に……して。和也の、ためにも……あなたの……」
     言葉は、半ばにて途切れた。
     沈黙に満ちる中、美由紀は出入口の向こう側へと消えていった。
     雛は出入口を見つめたまま、口を開く。
    「これが、彼女の選んだ道。少なくとも楔は打ち込めましたわ。後は彼女と彼次第……」
    「……」
     傍らで、聖は瞳を閉ざし胸の前で手を組んだ。
     僅かに頭を垂れ、祈りを捧げていく。
     闇を乗り越えることはできた美由紀が、これから歩いて行く道。どうか美由紀と、美由紀と支える和也の歩いて行く道が、幸いであるように……と。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年6月4日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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