迫る籠絡の雫

    作者:六堂ぱるな

     日も暮れかけた福岡県白島、男島。
    「ガイオウガ様ノ無念、イカニシテモ果タサネバナラヌ」
     下関要衝の一翼を担う拠点であった島も、現在は石油備蓄基地。
     波砕ける岸壁にはイフリートが身を寄せ合っていた。
    「アフリカンパンサーノ座ス軍艦島ハ、間モナクソノ姿ヲ見セルダロウ」
     群れの中心で、クロキバは苦渋の表情を浮かべた。
    「ウズメトハ話ヲツケタ。本懐ヲ遂ゲタ後、アフリカンパンサーノ地位ヲ我ラガ占メルナラバ、軍艦島ヘ導コウト……」
     全てはアフリカンパンサーを討つため。
     うずめの配下になり下がろうと、それがいかに業腹であろうと。アカハガネ達が離れた今、勢力を著しく減じたクロキバ一派が攻め入る方法は他になかった。
    「オ前達ノ、命、アズカラセテモラウ」
     洋上に巨大な、島のような軍艦が姿を現す。
     因縁の決戦を前に、イフリートたちが咆哮した。

    ●傷心の炎獣を待ちうける未来
     説明を終え、埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)は眼鏡のずれを直した。
    「彼らはそうして戦った、らしい」
     下総・文月(夜蜘蛛・d06566)の予測をもとに察知はできたが、既に戦いに介入できるタイミングではなかった。
    「クロキバの求心力の低下は否めない。本懐を遂げるためにうずめの手を借りたとして、やむを得ないところだろう」
     しかし戦いはアフリカンパンサーの勝利。
     うずめ様のとりなしで撤退を許されたイフリートたちは、戦いの傷と疲れを道後温泉で癒している。問題なのはその世話を、「もっともいけないナース」配下のいけないナースがしている点だ。
    「優しさにほだされたイフリートが、いけないナースの仲間になる危険性が高い。阻止せねばならんだろう」
     
     場所は山の方に入った貸し切り状態の露天風呂。
     傷を癒しに来ているのは、過去に数度接触したことがあるシラミネというイフリートだ。ファイアブラッドのサイキックとスパイラルジェイド、ブレイジングバーストで戦う。
     彼を担当するいけないナース・雫は、サウンドソルジャーとウロボロスブレイドのサイキックを使う。
    「諸兄らだけで、雫とシラミネを同時に相手取るのは危険だ。だが雫はいけないナースの例にもれず、襲撃時は『お客様に安全にお帰り頂く事を再優先』して諸兄らを足止めにかかる」
     シラミネは嫌がるだろうが、ここで懐きかけているシラミネを灼滅されては雫にとって損失だ。それを逆手にとれるだろう。
    「放っておけばシラミネは、いけないナースに完全に籠絡されて配下になってしまうだろう。厄介な案件だが、なんとか阻止してきて貰いたい」
     クロキバの再起は喜ばしいのだがな、と呟き、玄乃はファイルを閉じた。
     
     イフリートの黒い毛並みを、ゆったりと白い手が撫でる。ここ数日続けたマッサージは功を奏したようだった。
    「グウ……ウウ。力ガ湧ク! オマエ凄イ!!」
     嬉しそうにシラミネがざっぱざっぱと湯の中で尻尾を振る。籠絡は順調だ。微笑む女はふと、ずれたナース帽を直して表情を引き締めた。
    「あら、貸し切りにしておいたのに。半端者のお客様が来たようね」
    「ナニ?」
     怪訝そうなシラミネを背に庇い、雫は立ち上がった――。


    参加者
    迅瀬・郁(陽だまりの詩・d03441)
    トランド・オルフェム(闇の従者・d07762)
    夢代・炬燵(こたつ部員・d13671)
    玖律・千架(エトワールの謳・d14098)
    日凪・真弓(戦巫女・d16325)
    東堂・八千華(チアフルバニー・d17397)
    双葉・幸喜(正義の相撲系魔法少女・d18781)
    津島・陽太(ダイヤの原石・d20788)

    ■リプレイ

    ●湯けむりの中の陰謀
     道後温泉の温泉街から山へ入ると、人の姿は全くなくなった。露天風呂の入口を前に、迅瀬・郁(陽だまりの詩・d03441)が吐息をつく。
    「いけないナースは最近、他勢力の籠絡にえらく熱心だねぇ」
     その標的が以前学園と協力したことがあるとなると、東堂・八千華(チアフルバニー・d17397)には悩ましかった。どんな形であれダークネスはダークネス。でも協力的なダークネスならどうすべきなのか。
    「……シラミネ、話聞いてくれるかな……」
     彼女の呟きに、津島・陽太(ダイヤの原石・d20788)がぐっと拳を握って応じた。
    「シラミネに騙されないようにしてもらわないと!」
     竜種化しかけたシラミネと戦った陽太からすれば、これも救うべき危機。シラミネ本人にそのつもりがないのが一番厄介だ。シラミネの逃走ルート予想を終えたトランド・オルフェム(闇の従者・d07762)が地図を畳む。
    「シラミネと面識ある方もいるようですし、良好な関係性を築ければベストですね」
     日凪・真弓(戦巫女・d16325)にとっても、ここで雫に籠絡されることは防ぎたいし、イフリートは敵としても正面から気持ち良く戦える者が多かった。
    「もしシラミネと敵対することになったとしても、このような状況ではなく、もっと違う形で戦いたいものです」
     真弓の言葉に、双葉・幸喜(正義の相撲系魔法少女・d18781)は複雑な表情を浮かべた。
     クロキバとアフリカンパンサーの邂逅の場にいた彼女にとっては、この二勢力の激突の行方は気になるところだ。けれどやはり宿敵たるアフリカンパンサーへの興味が勝る。
     幸喜の隣りで玖律・千架(エトワールの謳・d14098)も頷いた。
    「シラミネさんが雫に助けてもらったのは事実だけど……でも利用されると分かってて、黙ってはおけないよ」
     せっかくお互いのことを理解できてきたところだったのに、とも思う。
     一行は中の様子を伺った。ざっぱざっぱと湯が掻かれる音に続いて、囁くような女の声がする。郁が戦場の外へ漏れないよう物音を遮断すると同時、灼滅者たちは一気に露天風呂の中へなだれこんだ。
     警戒態勢をとっている雫めがけ、トランドが礼服の真紅の裾を翻して突撃する。
     激しい駆動音を上げて回転する杭をしたたか打ち込まれ、雫が鮮血を撒いて床を滑った。続いた陽太から奔るダイダロスベルトが細い身体を引き裂き、サイドに跳んだ真弓が退こうとする雫の頭にハイキックを見舞う。
    「誰ダ!」
    「シラミネ君、お加減は如何ですか? そちらのナースに随分とお世話になったようですが……もしかして彼女に絆されたりしていませんよね?」
     全身の毛を逆立てるシラミネに、あくまでも穏やかにトランドが声をかける。夢代・炬燵(こたつ部員・d13671)がのんびりとした声で続いた。
    「イフリートをマッサージするいけないナースですか、なんだかドッグマッサージセラピストに見えてきますね」
     肩をすかすような一言の次は穏やかな指摘。
    「ですが、イフリートのシラミネさんを仲間に引き込もうとしているのは分かっています」
    「俺達がいる限り、思い通りにはさせないよ!」
     告げる郁に皮肉な微笑みを浮かべて応え、雫が体勢を立て直した。
    「半端者たちの襲撃よ。逃げて、シラミネ」
     ぐる、と喉を鳴らしてシラミネが腰をあげた。今までにない力を感じているシラミネが、もちろんその言葉に従うはずもない。

    ●惑う炎獣と囁く淫魔
     傷がほとんど癒えたシラミネが雫を押しのけようとしている。
    「コノ程度、蹴散ラシテヤル」
    「ダメよ、傷が治ったばかりよ? 心配だわ」
     ぶるぶると水を撥ね飛ばすシラミネを不安げに制する雫をよそに、幸喜は仕掛けた。
    「いつからイフリートとアフリカンパンサーが手を組んだんですか!? DOG六六六とうずめ、引いてはパンサーは繋がってる筈ですよ!」
    「アフリカンパンサート通ジル? 馬鹿ニスルナ!」
     シラミネが鼻の頭にしわを寄せて咆哮すると、ぼこりと温泉が沸きたつ。幸喜の狙い通り。そうでないことは分かっているが、彼の注意を引くためのツカミだ。
     今度は炬燵が語りかける。
    「疲れを取ることは構いませんが、相手のことを何も知らないのに信用してはいけません。気を許した所で寝首をかこうとしている敵のスパイかもしれませんよ」
     反論しようにも炬燵の指摘は真っ当で、黙るシラミネを背に雫が笑みを浮かべた。
    「貴方達なら信用できるとでも言うの? 貴方達、そもそもクロキバを追い詰めた武蔵坂学園の灼滅者でしょう?」
     シラミネが思い出したように唸り声をあげる。そこに陽太が飛び出した。
    「僕の事覚えてますよね、ボール遊び一緒にした陽太です!」
    「陽太、覚エテル」
    「あの時雷歌も言ったじゃないですか! 少しは協力する事を覚えろって! 僕達や穏健派の協力だけでは心許ないんですか?」
    「ガイオウガ様ノ無念晴ラスノハ我ラノ役目! 雫ハシラミネノ傷治シテクレタ、協力スルノ当然ダ!」
     汚された種の誇りを濯ぐのも己たちの力で。そして根が素直と言うか単純ゆえ、灼滅者の厚意の治療と淫魔の計算ずくの治療の区別がつかない。
    「ポッと出の雫と、長い間付き合いのあった僕達と、どちらが信用できると思いますか? もうボール遊びしてあげませんよ!」
    「イ、イフリートノ誇リ、遊ビデ揺ルガナイ!」
     強がりながらもシラミネの耳はぺたっと寝ていた。それはかなりこたえるが、誇りが頑張っているようだ。
    「あらあら。そんな釣り方するなんて、彼らも信用できないわね?」
     嘲るような笑みを浮かべ、雫が灼滅者の先頭列に躍りかかった。軽やかに繰り出される肢体そのものが武器。避け損ねた幸喜の前に、真弓につき従う鬼斬丸森綱が滑り込む。真弓や八千華の肌を引き裂き、千架の霊犬・栄養食が小さな悲鳴をあげた。
     衝撃に揺れる森綱の陰から飛び出した幸喜が、突っ張りで生みだした魔力の弾を雫に叩きつける。勢いで揺らぐ雫の身体に、栄養食が飛びかかってざっくりと傷を入れる。
    「傷ついてるときってとっても心細いよね。それで誰かから助けてもらうと嬉しいよね。気持ちわかるんだよ」
     仲間を癒し奮い立たせるビートを響かせながら、千架は一生懸命言葉をつづった。シラミネの気持ちはとてもわかるし、否定はしたくない。己の中の弱さを認めたくないのか、シラミネが低く唸った。
    「でも貴方前に、利用されたくないって考えはじめたんだよね?」
    「雫を始めとするいけないナースたちは、君達を籠絡して戦力として利用したいだけなんだ」
     怯まず問いかける千架に続いて、雫に光刃を撃ちながら郁も言葉を重ねた。
    「信用できる相手が誰なのかよく考えてみてください」
    「シラミネ、話を聞いてはダメ!」
     炬燵にも畳みかけられ、雫に呼びかけられたシラミネが思わず身を乗り出す。その前に八千華が立ちはだかった。
    「弱ったあなたを倒したいわけじゃない……今は引いて!」
     胸元で揺らめくクラブのスートは、一時的とはいえ闇堕ちへと魂を傾けている証。万一の時はと覚悟を固めてきた八千華は唇をひき結んだ。

    ●交錯する想いと思惑
    「日凪真弓――参ります!」
     真弓の手にした刀の刃を紅蓮の炎が踊り、森綱との挟撃で一瞬反応が遅れた雫の肩から斬り下ろす。たたらを踏む彼女を前に、真弓もシラミネに訴えた。
    「貴方がどこにつき誰と刃を交えるかは貴方の自由です。ただ、それが貴方の意思と、そして誇りによるものであるかを今一度考えて欲しいのです」
    「意志ト、誇リ」
     変化を敏感に感じ取り、雫がシラミネを庇ったままじりっと退った。
    「貴方は私が守るわ、逃げてちょうだい。また来てくれたら、もっと力が出ることをしてあげる……っと!」
     八千華の相棒であるイチジクの猫パンチをかわしたものの、幸喜の突っ張りから迸った光輪をまともに喰らって眉を吊り上げる。前には黒い礼服をまとったトランドが、腰ほどまでも体高のある猟犬を形どった影を従え立ち塞がった。鮮やかな差し色の紅いカフスから伸びる手で雫を指し、影の猟犬を放ちながらトランドも口を添える。
    「仮初の優しさに騙されてはいけませんよ。私はまだシラミネ君達と良好な関係でいたいのですがね……」
    「えいくん、みんなを護るために今日もがんばるよ!」
     弾むようにえいくんこと、霊犬の栄養食が千架に応じて駆ける。
    「じゃあ貴女から、私と仲良くしてもらおうかしら?」
     響き渡る雫の歌が千架を取り込もうと蠱惑的に響く。しかし主を守るため飛び込んだ栄養食が一撃を受けた。郁がクルセイドソードを掲げ、『祝福の言葉』を癒しの力に転換して風を吹かせる。
     困ったように前脚を上げては下ろすシラミネ。その鼻っ柱に手加減した一撃を加え、八千華が告げた。
    「シラミネ、他の仲間が心配ならすぐに戻ったほうがいいよ。群れから離れた獣は狩りやすい」
     跳び退きながらシラミネがはっとする。それは今の群れの状況を思い起こさせるに十分な、最もわかりやすい指摘だった。
    「誰かに利用されないよう自分で考える、それが以前学んだ事だったんじゃないのかい?」
     同じ燃える血を持っていて、共闘した事もあって、でも子どもっぽい部分もあって。惑う炎獣を放っておけない郁が思いを込めて言葉を続ける。
    「俺達はさ、シラミネ。君とまた共闘したり、ボール遊びしたりできたら嬉しいなって思うんだ」
     屈託のない心からの笑みは、幼いイフリートの心を動かした。
    「ワカッタ。今ハ仲間、心配……探ス」
    「また会いましょう、シラミネ!」
     手を振る陽太に頷いて、身を翻したシラミネが入口とは反対へ向かって走り出した。
    「……またいずれ」
     真弓の別れの言葉を背に受けて岩肌を駆け上がるとあっという間に姿は岩を越え、木立に紛れて見えなくなる。包囲を敷く灼滅者たちへ、雫がつまらなさそうに唇を尖らせた。
    「もうちょっとで可愛いペットになってくれそうなのに」

    ●謀り事の帰結
     雫はさほど焦っていなかった。この場を切り抜けて、またあのイフリートを温泉に呼べばいいだけのことだ。むろん灼滅者たちにそれを許す気はない。
    「シラミネのイフリート良さにつけこむなー!」
     螺旋を描く槍の一撃を捩じこみながら陽太が怒りの叫びをあげる。苦鳴を上げながらも、雫の艶やかな笑みは崩れなかった。
    「失礼ね、合意の上でしょう? 私に恩義も感じてるんだし順当よ」
     白いふわふわの姿を探して流れる雫の視線を察し、炬燵が符を栄養食へ走らせる。
    「誘惑には惑わされませんよ」
     おっとりとした声に応え、符が輝くや霊犬を捕える淫魔の呪縛を一つ断ち切る。
     味方の為に弾く弦は同時に大切な相棒をも癒す力。千架の演奏に力がこもる。
     戦いとなれば火力で劣る雫に勝ち目は薄い。数分もすると包囲を突破する隙を探し始めた。しかしシラミネを逃がした今、灼滅者たちが彼女を見逃す理由も隙もなかった。
    「待て!」
     岩壁へ向かう先に素早く回り込み、郁が炎をまとったサイキックソードで斬りかかる。斬撃と同時に炎にまかれて雫がたたらを踏む間に、軽い足取りで炬燵が間合いを詰めた。
    「雫さんはいろいろ身体強化が得意のようですが、どんどん壊していきますよ」
     のんびりした口調とは対照的に振り上げた異形の腕で叩きのめす。身にまとった加護がはじけ飛び、雫が呪いの声をあげた。
    「ホント、灼滅者って群れると厄介だわ!」
    「今さら逃がしませんよ!」
     なんとか退路を見つけようと粘る雫へ、幸喜が腰の入った突っ張りを放った。狙い澄ました魔力の一撃でバランスを崩す。雫のまなじりが吊り上がった。
    「鬱陶しいわ!」
     前列を巻き込むように手にした鞭剣をふるう。空気を引き裂きながら襲いかかる刃の嵐から、トランドを守るために飛び込んだイチジクが悲痛な鳴き声をあげた。
    「その攻撃は、見切りました……!」
     しなる鞭剣を火花を散らして受け止めた真弓の刀が、流れるように炎の尾を引いて雫を斬り裂く。呼吸を合わせた森綱の霊撃に身体を震わせ、雫がとうとう己の血で足を滑らせ膝をついた。
    「騙して配下にしようなんて、許さない! 覚悟しろ!」
     陽太が繰り出した魔杖が鳩尾にめりこみ、流し込まれる魔力が身体を内側から痛めつける。血を吐いた雫の顎へ、影をひく八千華の拳がまともに入った。トラウマに襲われた雫が悲鳴をあげる。
    「終わりにしましょう」
     眼鏡のブリッジを押し上げたトランドの身体を囲むように、赤い逆十字が幾つも中空に浮かびあがった。その全てが光を宿して閃き、雫を輝きが貫く。
    「まったく……予定が台無し、よ……」
     ぐらり、傾いた身体が力を失うと、床に崩れ落ちると同時に虹色の水となって形を失った。温泉の湯気に紛れ、水も虹色の霧と化し消えていく。あっけない、雫の最期だった。

     一行は仲間の傷を手当すると、トランドの予想したルートを確認してみた。案の定というかシラミネが通ったと思しき痕跡ははっきりと残っていたが、姿は既になかった。
     出来たらシラミネとボール遊びをしようと思っていた陽太にとっては残念だったが、傷がよくなっていたことは救いだ。
    「クロキバの容態などが聞けたらよかったんですがね」
     気になることが問えなかったトランドが天を仰ぐ。軍艦島の現状やアフリカンパンサーの状況もあまり聞けなかった幸喜も残念そうだ。もっとも、状況的に難しかったのも事実。総じて口の上手い淫魔を相手どり、シラミネに疑問を持たせて雫の配下になる事態を避けられたのは成果だ。
     シラミネの無事を祈りつつ、灼滅者たちは帰途についたのだった。

     翻弄される炎獣たちと、めぐる思惑の交錯。
     いつか再び学園が、クロキバをはじめとするイフリートたちと共に動く日は来るのか。
     それとも敵としてまみえることになるのか。ひとときの邂逅が過ぎゆく。

    作者:六堂ぱるな 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年6月18日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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