●我こそが最強!
都内某所。
様々な企業が入るとあるビルのとあるフロアは、放棄されたままとなっている。
そこには以前、大作ファンタジーTCGを作成しようとしていたカタパルトカンパニーなる会社があった。
開発が頓挫して会社は廃業に追い込まれ、社長や社員数名は自殺。そのカードは世に出ることはなかった。
そんな曰くつきの会社のあるビルに、ブレイズゲートが発生したという知らせを灼滅者達は受ける。
しかしながら、ブレイズゲート内はエクスブレインの予知が及ばない。その為、有志の灼滅者が巡回を行っているという現状があるのだ。
そこは件のビル付近にあるオフィス街。
大半の人々は定時に帰宅し、あるいは飲みへと出かけてしまっている為、残っている者は少ない。
しかしながら、会社の為にと働く者もいる。
とある企業で営業マンをしている利根川・大吾。昼はひたすら営業先を回り、会社に帰って書類作成していたら、気づけばこんな時間。上司、同僚は先に帰ってしまい、自分しか残っていない。
「終電、行ったか……」
今日もタクシーで帰らなければならないかと、彼は嘆く。それで交通費が出るなら割り切ろうというものだが、悲しいかな自腹である。自宅まで3000円くらいかかるだろうか。
ならばいっそ、このまま会社に泊まろうか。利根川はそう考える。休憩室まで行けば、毛布の一枚くらいはあるだろう。
利根川がデスクから立ち上がると、突然、赤い光が周囲を照らす。何事かと彼は発光した物を見やると……そこには銀色の鎧を纏った異国の戦士の姿があった。
「なんだここは……」
ガチャリと甲冑を鳴らす戦士。そいつはすぐに、利根川の姿を見つけた。
「異国の地か。ならば、全ての異教徒を殲滅せねばならんな」
そいつは、スラリと腰に差していた剣を抜く。
しかし、利根川は疲れているのかと目をこするのみ。目の前にいる者が現実に現れているのだと理解できていない様子だ。
廊下を走ってくる足音が聞こえる。そのオフィスへと駆けこんできたのは、灼滅者……武蔵坂学園の生徒達だ。深夜だというのに、彼らはダークネス討伐の為、眠い目をこすりながらもブレイズゲートを求めてこの近辺を歩き回っていたのである。
騎士は利根川に興味をなくし、灼滅者へと向き直る。
「ほう、これはまた経験値になりそうな奴らだ、最強の騎士ヴァルドが異教徒どもを斬り伏せて見せようぞ」
銀色の甲冑の中から光る目。そいつは含み笑いをしながら、灼滅者目がけて走ってきたのだった。
参加者 | |
---|---|
ギィ・ラフィット(カラブラン・d01039) |
霧島・絶奈(胞霧城塞のアヴァロン・d03009) |
武神・勇也(ストームヴァンガード・d04222) |
銀・紫桜里(桜華剣征・d07253) |
黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208) |
天月・静音(橙翼の盾纏いし妖精の歌姫・d24563) |
八千草・保(黄雀風玲及びゆーの嫁・d26173) |
天草・日和(深淵明媚を望む・d33461) |
●現れた最強の騎士
そのオフィスのある建物は、ブレイズゲートに覆われていた。
灼滅者はそれを察知し、建物の中へと突入する。
「都市伝説のカードも、これで何枚目っすかね」
ギィ・ラフィット(カラブラン・d01039)は自分の倒してきたカードを数える。どれだけいるのかは分からないが、最後まで付き合うっすよとやる気を見せていた。
先ほどの光は赤かった。そうなると、現れたのは最強騎士国グレートナイトの騎士だと、灼滅者は断定する。
「グレートナイト系列は初戦闘だけれど。……気を引き締めてやるだけね」
天月・静音(橙翼の盾纏いし妖精の歌姫・d24563)もカードとは幾戦か経験済みだが、今回も倒すだけだと戦いに臨む。
灼滅者達がそのオフィスのドアを開くと、銀色の甲冑姿の騎士が剣を振り上げ、今にもサラリーマンに襲いかかろうとしているところだった。
「ほう、これはまた経験値になりそうな奴らだ」
それでも、灼滅者を見るなりサラリーマンから目を逸らした騎士は、灼滅者が飛び込んできた扉の方へと歩み寄ってくる。
「人様の命が経験値か。まあ否定はせんよ。人生で遭遇する全ての事柄は全て尊い経験値となる」
天草・日和(深淵明媚を望む・d33461)は騎士の発言に同意していたが、すぐに騎士を蔑視する。
「だがな。それはゲームじみた数字の話では、無い」
頷く、霧島・絶奈(胞霧城塞のアヴァロン・d03009)。現代日本が誇る騎士、サラリーマンを貴方の下らない経験値なんかにさせませんよ、と。
「殺すと言う事は、自らも殺される覚悟は当然御有りですね?」
逆に貴方の方が経験値になる番ですと、黎明寺・空凛(此花咲耶・d12208)も敵へ告げる。
「強い力を無制限に振るう事が騎士ではございません。そんな盛大な勘違いをしている輩は、我ら『天剣絶刀』が絆の力にて討伐しましょう」
空凛の言葉を聞き終え、『天剣絶刀』メンバーの主張に騎士は唸る。
「ならば、その戯言まで含めて、この最強の騎士ヴァルドが異教徒どもを斬り伏せて見せようぞ」
「最強、ねぇ……」
勇ましく灼滅者へ剣を突き付けてくるヴァルドについて、武神・勇也(ストームヴァンガード・d04222)は思う。自身の強さを、まるでコンピューターゲームのキャラレベル感覚で捉えているようだと。
「そんな状況レベルのものに拘っているあたり、印象としては二流の輩だな」
「敵に敬意を抱けない輩は、自分も軽侮されるって教えてなきゃいけないっすね」
勇也、ギィから言いたい放題言われた挙句に見下され、ヴァルドの眉がぴくりと動く。
「ほざきおって、行くぞ!」
自称「最強の剣」を振りかざし、ヴァルドは突っ込んできた。
対する灼滅者達は取り出すスレイヤーカードの力を解放する。
「殲具解放!」
ギィはカードから黒い光を放つ。そして、そのカードから取り出したのは無敵斬艦刀だ。
「『天剣絶刀』が一刀、ギィ・ラフィット。推して参るっす」
ギィは、その刀身を煌めかせた。
「我、迅雷の守護を紡ぎ未来へと導く、歌姫‐ディーヴァ‐なり!」
静音も力を解放し、向かい来るヴァルドを見据えた。
「天使魔界より貴方の噂を聞きつけ倒しに来ました。『雷精の歌姫シズネ』と『守護霊犬クラージュ』がお相手します!」
彼女は自身と、霊犬クラージュとで敵を迎え撃つ。天使魔界の言葉に、やはり異教徒かとヴァルドが漏らす。
「ヴァルド郷、勝負です」
思うことのある空凛は、銀色の騎士を睨み付けた。
「皆さん、油断だけはしないように。剣の戦いで負けたなんて、いい笑いものっすから」
「……いきます」
ギィは仲間達へ注意を促すと、サウンドシャッターを使用し終えた銀・紫桜里(桜華剣征・d07253)は、自分を奮い立たせるように呟いた。
一方、サラリーマン、利根川・大吾はオフィスでぽつんと立ち尽くす。
「何なんだ、一体……?」
その彼に近寄ってくるのは、ヴァルドを抑えるのとは別の灼滅者達だ。絶奈が身を盾にし、飛んでくる攻撃から利根川を守る。
「危ないからこっちへ」
利根川の手を取る、八千草・保(黄雀風玲及びゆーの嫁・d26173)。男性にしてはやや細身の彼は、髪をきっちりと束ねて底の厚い靴を履く。その上で警備員の服を着てプラチナチケットを使うことで、利根川にビルの関係者と疑わせない。
保に言われるがまま、利根川は廊下へと出る。状況がいまいち飲み込めていない彼の手に、保はポケットから取り出した3千円を握らせる。粋なことに、保の自腹だ。
「お仕事お疲れさんでした。今日は工事がありますんで。これで、今夜はお家にお帰りくださいな」
終電が行ってしまった為、タクシーを使って帰ってくれということだろう。
しかし、そんな話は聞いていない利根川。まだ仕事がと、彼はオフィスを気にする。
「お家帰れば、疲れも取れます。息抜きもええよ。今度、娘さんも一緒に、家族水入らずでご旅行でもいかがですやろ……?」
思わぬ警備員からの説得に、利根川は言葉を詰まらせていた。
「良いから黙って帰りなさい。貴方には家族がいるでしょう?」
「奥さんいはるなら、たまには早う帰ってあげてな。……寂しいもんやで」
絶奈もその説得に当たる。2人の話を聞いていると、利根川は思わずほろりと涙を流した。
「そうだな……帰るか……」
少しだけ笑った利根川は、そのまま退社していった。
●避難、そして誘導
利根川の避難と同時に、灼滅者達はヴァルドと相対していた。
まず、利根川を避難させる時間を作る必要がある。しばらくはこのオフィス内に、敵を留めておかねばならない。
「我が最強の剣技、とくと見よ!」
騎士にとっては、ここがどこだか関係はない。ダサい名前の剣技を、所構わず灼滅者へ浴びせかけてくる。
(「……中二病どころか、小坊のガキレベルのセンスか。こういう輩に限って、ツッコミを入れると逆ギレしてくるんだよなぁ」)
ならば、敵を誘い出すには、これを利用すべきかと勇也は考える。
「修飾語の塊なんて、ナンセンスもいいところだ」
さらに、勇也は斬艦刀と己の体をフルに使うことでリーチを得て、騎士へと突きを繰り出す。その上で彼は近づき、拳、蹴りと続ける。騎士は刀で傷を負うと、続く攻撃を鎧で防いだ。
「ふん、勝てばよかろうなのだ」
ヴァルドは軽く笑うのみ。その命名センスの無さは幾度も敵味方から指摘されていたに違いない。
「最強の騎士が市民相手に剣を、盾を翳すとは……騎士の称号も廃るわね」
しかし、続いた静音の言葉には、騎士は怒りを露わにしていたようだ。
「異教徒の分際で、騎士を愚弄するかぁ!」
彼は剣を握る手に力を篭め、静音へと剣を薙いでくる。ただの一振りではあるが、ヴァルドの放つ剣技は風圧と彼のオーラが相成り全てを断つ威力となる。一太刀を浴びた静音の体からは大量の血が流れ出た。
「貴方がこれ以上『騎士』という名を使い暴れるのなら、ここで貴方を止める!」
彼女は怒声と共にクルセイドソードを白く光り輝かせ、ヴァルドの体を切り払う。ヴァルドは受け流すことができず、歯噛みする。
灼滅者へと完全に意識を向けることができたメンバー達。時間は十分に稼ぐことができた。
「避難、終わりましたえ」
廊下から戻ってきた保。戻った絶奈は改めて、灼滅者を異教徒として狙うヴァルドの姿を見る。
「自国での顔と殺戮の顔……、どちらが本来の……とは愚問でしょうね」
両方を併せ持つ、騎士ヴァルド。味方を守り敵を討つという点においては、正しい事なのだろう。
「……ですから、私は敵である貴方を討ちます。覚悟は宜しいですか? 異教の騎士殿……」
絶音は本格的に敵と戦うべく、ヴァルドに向き直る。
次なる灼滅者の目標。確かに騎士ヴァルドの灼滅ではあるのだが、その前に……。
「我がストロンゲストオーラを食らええっ!」
叫ぶヴァルドが全身からオーラを飛ばすと、紫桜里がオーラを受けてじりじりとその風圧に押されていく。そして、灼滅者だけではなく、オフィスに放置された書類をフッ飛ばしてしまう。
敵が荒ぶるほどに、オフィスは荒れていく。働くサラリーマンを思えば、荒らしてしまうのはなんとも心苦しいものがある。
(「出来れば、障害物のない廊下へ誘導したいっす……」)
前衛でオーラを浴びるギィはそう考える。後衛メンバーから徐々に下がり、ヴァルドを廊下側へと引き付けていく。
「ガハハ、どうした。威勢だけか!?」
大口を開けて笑うヴァルドは剣を振り回す。静音はそれを受け止めながら、じりじりと下がる。
灼滅者も全く攻撃をしていないわけではない。前衛メンバーは下がりながらも攻撃を行う。
「最強の座を頂きますよ」
紫桜里は死角から攻撃を仕掛け、敵の鎧の隙間を狙う。敵の足を裂き、そこから赤いものが飛び散る。
しかし、後ろに下がりつつだと、どうしても攻撃の手は鈍ってしまう。後衛、中衛メンバーが廊下へ出ていく中、メンバー達はヴァルドからダメージを受け続けてしまっていた。
「もう少し、堪えてください……」
盾となるメンバーへ、紫桜里が声を掛けつつ廊下へ飛び出す。
その扉の影から、空凛が黄色い交通標識を振るって仲間達に警告を促していた。
「お護りしますえ」
保は主に攻撃を受けている勇也へと意志を持つ帯を巻き付け、彼を守る鎧と成す。
日和も、同じく傷つく静音を浄化しようと試みる。彼女の語る話は空飛ぶマグロを具現化した。そのマグロは宙を飛び、前衛メンバー達に口づけをして傷を癒していく。
「ガハハ、所詮は雑魚か!?」
一方的にも見える戦況。しかしながら、ヴァルドが廊下へ出ると、それは一遍する。
「お互い、戦いやすい戦場の方がいいっしょ?」
にやりと微笑むギィ。ここから、廊下で待ち構えていた灼滅者達による猛反撃が始まる。
●一気に畳みかけろ!
騎士ヴァルドの一撃は、灼滅者を一撃で追い込むほどに強力だ。
しかしながら、全員で当たることでその攻撃をカバーし、さらに攻勢を強める。
前に立つ勇也が炎の剣を突き入れれば、絶奈も歌声を響かせ、騎士を魅了しようとする。
顔を顰めて抵抗するヴァルドに、保が後方から攻め入った。
「おとなしゅうしてくださいな」
とにかく、敵の一撃は痛い。敵の攻撃を止めようと、保は左手中指にはめた銀の指輪から弾丸を撃ち放つ。ヴァルドは体に痺れを覚え、思わず膝をつく。
「『強い』て言うのは、力の事やあらへんよ」
「ぐぬぬ……小癪な奴らめ」
やんわりとした京都弁で語る保に対し、ヴァルドは深夜の廊下に響くほどに大きな歯ぎしりをする。
それでも、空凛は容赦なく敵に攻撃を浴びせかけた。
彼女は両手に集めたオーラを放ち、さらに、仲間達の攻撃の合間、紫桜里が炎で包んだエアシューズで蹴りつけた直後を狙う。
空凛は、とある企業の箱入り娘だった。幼くして彼女は会社で一生懸命働く従業員の姿を見てきた。だからこそ。
(「勝手にオフィスに乱入して、異教徒殲滅とか言って暴れ出すような輩は許せない」)
空凛は伸ばした影を刃と化し、ヴァルドの体を貫く。
オフィス内では荒ぶっていたヴァルドであったが、廊下へ出ると一転、足止め、麻痺を食らい、徐々にその動きが止まっていく。
ギィはヴァルドと斬り合いながら、にっと微笑んだ。
「激しく剣を打ち合わせられるのは、悪くない気分っすよ。戦いはこうでなくちゃ」
だが、ヴァルドにそんな余裕はない。動きが鈍った彼の顔からは笑いが消え、苦々しい顔で、灼滅者達の攻撃を受け続けている。
「さあ、そろそろ幕引きじゃないっすか?」
この世にさまよい出たのが運の尽きと、彼は真紅に染まった刀をヴァルドの体に突き入れると、刀身からヴァルドの体力を吸い取っていく。
「…………ぐおおおおっ!」
その時、騎士は叫ぶ。己の内から湧き出すオーラを、灼滅者達へとぶつけてきたのだ。
静音がすぐさまそのカバーに移り、自身の霊犬クラージュや空凛の霊犬、絆と合わせて壁を成す。そして、静音は祭霊光での癒しを仲間へと行う。保やサーヴァント達もすぐさま回復に当たっていたようだ。
それまで仲間の手当てを行っていた日和が、ここぞと攻撃を仕掛ける。
「私は七不思議として貴公を吸収し、使役する事が出来る……だが、貴様は要らん」
膝をつくヴァルドが日和を見上げる。
「どれだけ素晴らしい強さを誇ろうとも、殺人を経験値呼ばわり等、命を冒涜するにも程がある」
日和が語る怪談がカバの形を象る。
「毟り取った紛い物の経験値ごと、サイキックエナジーの粒子となって果てろ。それが貴様の運命である」
サイボーグ・カバは日和の声に応じるように、大きく口を開いた。
「焼き払え!」
カバの口から放たれるビームは、ヴァルドの銀の鎧すらも貫く。
よろけるヴァルドだが、倒れない。そいつはしぶとく、灼滅者を滅相と剣を両手で握りしめる。
そこを狙い、紫桜里が日本刀をすらりと抜き、刀を上段に構える。
「これで……、終わりですッ!!」
飛びあがった紫桜里は、全体重を刀の刀身に乗せて。ヴァルドの体を縦一文字に切り裂く……!
「み、認めぬ、最強の、この、ヴァルドがあああっ!」
体が引き裂かれたかと思うと、騎士の姿はそこから消え失せてしまう。
「……人生最後に本物の『経験値』をもらえて良かったな」
姿を消滅させた騎士へ、日和は最後にそんな皮肉を送ったのだった。
●家族の為に頑張る人へ……
その場から姿を消した騎士ヴァルド。勇也はその冥福を祈り、黙祷を捧げる。元のカードへと戻ったはずだが、それはどこにも見つからなかった。
戦闘を終えて少しだけ休憩をした一行は、荒れたオフィス内を可能な限り整えるよう動く。
「……利根川さんは無事、娘さんに逢えたでしょうか?」
絶奈はぼそりと、気になったことを口に出す。
しかし、利根川はきっと自宅へ戻ってくれているだろうと、保は疑わない。
……利根川は家族を想い、涙していたから。
(「家族を失った私には、もう感受する事は叶いませんが……」)
絶奈はだからこそ、家族を大切にしてほしいと願う。そして、家族の為に頑張る利根川の戦いが報われると良いな、とも。
「さて、帰りの交通手段はどうしよう、かな」
勇也の言葉が、一同を現実に引き戻す。利根川だけでなく、自分達も電車の始発時間までは交通手段に乏しい状況なのだ。同じくタクシーを使えば早いだろうが、深夜料金を考えれば、その代金は怖い。
「それとも、一泊できそうなところを探すのが早いか?」
探せば、カプセルホテルやネット喫茶あたりで、朝まで過ごすことができるかもしれない。メンバー達はどうしようかと考えながらも、建物を後にしていくのだった。
作者:なちゅい |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年6月23日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 0
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