ドラゴンテイルズ

    作者:baron

    『この日付、本当なのか……。だとすると私は……ふふふ』
     夕闇を抜けた先で、男が薄い笑いを浮かべた。
     彼が見ていたのは、何でも無いカレンダー。
     ふと立ち寄った店先で、何気なく眺めた物に過ぎない。
    『支配されてる感じも無いし、私は自由と言うことか。素晴らしい、ならば再びの世界を愉しむとしようか』
     男がカレンダーを見て笑った理由は簡単だ。
     単純に、記憶していた日付けと違っていると言うだけの話。
     それも物忘れとか、そういうチャチな物では無い。
    『チッ。気に食わんが、外してしまえるだけの余力も無い。一刻も早く力を付けて、外すとするか』
     男は華美な服装をしていたが、その服装を確かめる途中で独特のカフスに気が付いた。
     良く見ればネクタイピンにも同様の紋章があり、それを見る度に苛立つ。
     それは彼を支配した対象が、彼らに与えた紋章だからである。
    『そこのお前。そうだ、そっちの女。私のモノとなれ』
    「何を言ってるの? あなた頭がどうかしてるんじゃ……」
    「ちょっと、何いきなり倒れてるの? 私の友達になにしてくれてんのよ!」
     男が二人ずれの少女を見つけると、片方の少女に声をかけた。
     最初は不快げに話していたその子は、途中でガックリと崩れ落ちる。
     もう一人の少女がそれを受け止めて、怒りを込めた視線で見上げるのだが……。
    『お前は要らん。気に入った娘以外をしもべにする気も無いしな。そうだな……この娘がお前を気に行ってるなら、考えてやらなくもないが』
     男は軽く少女を振りほどき、気に行ったと称する方の少女を抱えあげる。
     軽く触れただけの少女はそれだけで数mは跳ね跳び、人一人抱えているにも関わらず、男は軽快に歩き始めた。
     その行く手には、豪奢で美しい別荘が立っていたと言う。
    ●竜の尾の紋章
    「なあ、いま悲鳴が聞こえなかったか?」
    「行ってみましょう! 散ってる何人かにもメールを回しておくわ」
     灼滅者達が、夕闇にまぎれて聞こえる悲鳴を聞き付けた。
     ここ軽井沢では、かつて滅びた・封印されたはずの吸血鬼が蘇って居るのだという。
     おそらくは、ブレイズゲート化した別荘を拠点に、かつて居たという吸血鬼が昔の栄華を取り戻そうとしているとの事だ。
    「女の子が……。をい、治療を開始すっぞ」
    「大丈夫? 誰にやられたの?」
    「……友達が、変な格好した男に……。助けて……」
     灼滅者達は数名に別れると、その場で治療を施し、数名が散って吸血鬼を追い求めた。
     竜の尾しかない怪しげな紋章を付けた別荘を見つけるのは、それほど時間は掛らなかったという。


    参加者
    黒咬・翼(キルイズム・d02688)
    長崎・莉央(ヘーゼルレイン・d16750)
    ホテルス・アムレティア(斬神騎士・d20988)
    日向・一夜(雪歌月奏・d23354)
    鳥辺野・祝(架空線・d23681)
    不破・九朗(ムーンチャイルド・d31314)
    東雲・ありす(小学生魔法使い・d33107)
    赤松・美久(いまいち萌えない小悪魔・d34175)

    ■リプレイ


    「じっ事案だこれ……」
     思わず鳥辺野・祝(架空線・d23681)は苦笑した。
     それも仕方あるまい。
     吸血鬼が美しい女性を浚うと言えば聞こえが良いが……。
    「そうだよね。合意ならまだしも……女の子を傷つけ、意思無視してさらうなんて、貴族らしくないかな。話に聞いた、ろりこんってやつなのかも」
    「うん。白昼堂々とロリ誘拐。駄目だあいつ。早く、なんとかしないと」
     日向・一夜(雪歌月奏・d23354)も呆然(ぼんやり?)とした口調で祝に同意する。
     魅了して浚った後で下僕の吸血鬼にするなら、まだ様式美だが(本当は良くないが)。
     変態と言う名の紳士ではないという保証は無い!

     ゴホン。閑話休題ということで、本題に入ろう。

     一同は追い掛けながら簡単に作戦を立てる。
    「まともにやったら浚われた子が危険だよね。助け出しさえすれば後は簡単だとは思うけど」
    「専任の者が待機し、他が気を惹いている間に確保……辺りが妥当かな? 無理してまでは追ってこないとは思う」
     一夜の不安に対し、祝は両手で挟み込むように説明した。
     片方が先に現われて注意を引き、もう片方が連れて逃げる。
     シンプルだからこそ、判り易く実行もし易い。
    「良いんじゃないか? 所詮、吸血鬼は自分本位だ。食事や召使い候補の為に、命を張ったりはしないだろう」
    「これが真面目に告白して、以後、被害者出さないなら、一考の余地はありますけどね」
    「力ずくとか、ちょっとこれもう、ショウジキナイワーって奴だよね」
     長崎・莉央(ヘーゼルレイン・d16750)が苦笑交じりに、嫌に具体的な話をし始めたので、一夜と祝は顔を見合わせて話を明るく流した。
     そして案がまとまりかけた所で、より明るい声が挙手と共に差し出された。
    「はいはーいっ! 戦いたいけど女の子があぶなそうだし、まず助けにいくよっ」
    「なら決まりだな。時間も無い、適当に合図を決めるぞ」
    「「はーい」」
     猫を頭の上に乗せた東雲・ありす(小学生魔法使い・d33107)が手を上げると、莉央たちは頷いて少し拡がることにした。
     彼らが敵の目を可能な限り引きつけて、ありすが少しでも隠れる事が可能なように。
     さあ、吸血鬼の別荘も直ぐそこだ!


    「吸血鬼の屋敷とは感じたが……。吸血鬼とは女に盛った獣のことを言うのか。まぁ、一度滅びた身では零落れるのも当然か」
    『無粋だな。我が屋敷に土足で踏み居るとは。それも中々に言葉を知らん』
     売り言葉に買い言葉。
     黒咬・翼(キルイズム・d02688)は出会った早々に、吸血鬼を敵と定めて毒舌を振るった。
     即座に反応が返ってくる辺り、才能は合っても煽り態勢はないのだろう。
    『礼儀知らず共め。一応は名前くらいは聞いておいてやる。何者だ?』
    「我が名はホテルス! ホテルス・アムレティア!」
     問われて名乗るもおこがましいが、と前置きをしてホテルス・アムレティア(斬神騎士・d20988)は剣を大地に突き立てた。
     時代がかった口調でマントを翻して鎧姿を晒し、獅子のエンブレムを誇らしげに見せる。
    「聞け! 己が傷つきながらも友を助けたいと願った少女の為、我が父祖ホトフロートのホテルの名に懸けて、罪なき少女を害そうと為す下劣な輩よ!」
     そして柄頭に両手を当て、奇襲などせぬと宣戦布告を行った。
    「我等の剣によって此処で果てるが良い!」
    『人間ごときが吠えるものだ。良かろう、この私、マグナス・マギウスが相手に成ってやる』
     いささか仰々しい名乗りであるが、敵の趣味にも合っているようで適材適所だろう。
     吸血鬼は名乗り返し、ソードステッキの周囲に血色の刃を現出させていく。
    「俺達は武蔵坂学園の灼滅者だ。ヴァンパイアと見受けるが、その娘を話してもらうぞ!」
    『ふん。人質などと言われては業腹だからな。……そんなに欲しければ返してやろう!』
    「なっ!? 危ないっ!」
     莉央が迫った時、マグナスと名乗った吸血鬼は、こともあろうに少女を投げ捨てた。
     一瞬の驚愕の後、誰かが悲鳴と忠告を投げかける!
    「ひゃーうっ! 危ない危ない。運ぶときはしっかり落とさないようにしないとね。暫くゴメン」
    「流石は吸血鬼、貴族趣味で悪趣味だね。……本当に人間を物扱いしてるんだ」
     ありすのフォローが間一髪で間にあった! ふらつきながらも受け止める。
     その間に不破・九朗(ムーンチャイルド・d31314)は吸血鬼と少女の間を、魔弾の斉射で分断!
     空中から放つ魔弾は次々と炸裂し、はじけ飛ぶ土煙の上に降り立って壁と成る。

     奇襲など出来ない様に間合いを作り上げた。
    「さあ、ここからは僕らが相手だ。――Vi Veri Vniversum Vivus Vici」
    「吸血鬼さん……起き抜けの所で悪いのですが…お覚悟よろしくお願いします」
     九朗がスレイヤーカードを展開すると同時に、赤松・美久(いまいち萌えない小悪魔・d34175)はサーバントを前面に展開させた。
     全員が配置につき、少女を後方に運ぶまでの幕間を持ち応えようとするかのように。
     そして魔術師の黒いコートが翻る頃には、仲間達は展開を済ませていた。
     そして……。
    『御祈りは済んだかな? では、そろそろ行くぞ!』
    「っと! させないってばさ。服とか戦術とか、リサーチ足りてないんじゃないか?」
    「お前が暢気に寝ている間に時代は変わったんだよ。絞首卿ボスコウをやったのも俺達武蔵坂だ」
     空に描かれる邪しまな十字架を、祝が割って入る。
     くらりと倒れかけた彼女に対し即座に莉央が治療に掛った。
     威力は恐ろしいほどであるし、治療を終えるまでに時間もかかる。だが、後衛を狙った一撃に即座の反応。同じ部活でないにも関わらず、連携を円滑に整えられることが灼滅者の強さであろう。
    「軽い軽い! ディフェンダーは攻撃貰ってからが本番なんで! ほら腹ァ立てたんなら来いよ吸血鬼」
    『言いよるわ。所詮は有象無象の分際で……』
    「戦闘中によそ見とはいい御身分だな……がら空きだぞ。それに……一つ一つの行動はいざ知らず、俺達を警戒しているだろう?」
     標識で受け流そうとする祝に、掛ている力を増そうとした吸血鬼へ翼が忍び寄って脇腹を抉る。
     それは刃だけではなく、言葉でも抉り続けていた。
     ワザワザ名乗りを聞いたり、人質に出来るのを投げつけたのは何故だ?
     そう……奇襲を警戒し、様子を探らねばならぬほどに弱体化しているのではないかと、言葉と言う剣で意識の死角をついた。


    「本人は瀟洒な感じなのに、ボタンなんかの装飾がシンプル。あの紋章、何かありそうだよね」
    「竜の尾の紋章、ね……ふむ。タロットは何種類かあるけど、そんなカードもあったな」
     剛力で殴りかかる一夜の疑問に、九朗は知識の奥底から色々と引っ張り上げてくる。
     一夜がバックステップで戻って来る頃に合わせて、それらのキーワードを整理。
    「幸運か不幸か、未来か過去か、相性が良いか悪いかの二方向を端的に露わす。……確か、その程度の物だよ。他に関連するかは、地道に調べないと何とも言えないな」
     それだけ告げて、九朗は入れ違いに走り込んで行く。
     先ほど空中から魔弾を撃ったが、今度は彼自身が弾丸と化して、流星のような蹴りを放つ!
    「そっか。じゃあ、倒してから調べるか、アタリを付けて聞いてみるしかありませんね」
    「(……二極、あるいは二方向……か)」
     一夜が頷いて話をまとめる傍で、莉央は幾つか思い当たる事があった。
     考えていると、表情に出たのか……。
    「どうしました長崎殿、思い当たる節でも?」
    「さっき口にしたボスコウの話じゃないが……、吸血鬼は組入れた奴を強制的に配下にするからな。たぶん所属か何かだと思う。例えば右翼……や竜尾は騎士団で、竜頭・左翼は魔術団とかな」
     避けられた槍を囮に、ホテルスは返す刀で霊力の剣を振るう!
     莉央は治療を行いつつ、ホテルスの騎士装束や、九朗の魔術師装束を示して付け加えた。
    「(なるほど……、吸血鬼の騎士団や魔術師団。一緒にされたくは無いですが、貴族趣味から言うとありえそうですね)」
     ホテルス自身は傷つきながらも友人を心配する少女に心打たれ……騎士として動いている。
     だが、吸血鬼の騎士であれば、それはおそらく血の盟約による強制であろう。
     同じだと思われたくないと思いつつ、剣を縦横に振るって十字架の様に切り刻んで行った。
    「……ハルにゃんの方は大丈夫か? 最初に壁役をしていたみたいだけど」
    「問題ありませんよ。私の方はちょっと失敗しちゃいましたけど……援護や囮レベルなら問題ないしっ!」
     莉央が改めてメディック仲間の猫さんを確認すると、ご主人の美久の方を心配そうに見ていた。
     つられて美久の方を見れば、さっきから同じ技しか使用していない。
    「例えは変だけど美人は三日で見飽きると言うか……てへっ♪」
    「あー。ESPを調整し忘れたんだね。でも、その辺は私が補うから大丈夫! 東雲ありす、戦線に復帰だよっ」
     美久の奏でる美しい旋律は、BGMの様に繰り返している。
     最初はともかく段々と避けられつつあり、苦しくなっていた所を、ありすの戦線復帰が支えた。
     これで戦力的には大丈夫! 色々と手を打つ事も出来るだろう。
    「今の内に戦線離れて、調整して来たらどうかな?」
    「流石にそこまでは……ね? まあディフェンダーは護るのが役目なんだし、無理せずに自分のペースで頑張ります」
     ありすが飛び蹴り食らわせて、その反動でロッドを振り回す。
     そんな彼女を護るように美久は動いた。ディフェンダーの本質は火力では無いのだ。
     体力の限界まで仲間を守り、そこから先はスナイパーにでもなれば、戦線を維持したまま戦えますよっと微笑む。

     そんな彼女達の奮闘を見守りながら、莉央は言葉で援護する事にする。
     注意をひきつけ、後の捜索に繋がるように……。
    「良いカフスだな、タイピンもシャレてる。竜の尾の紋章。初めて見るが、お前の所属か何かか?」
    『フン。その通りだ人間。これでも上下のしがらみに縛られる身でな。業腹だが……この鬱憤は貴様らで晴らすとしよう!』
     莉央の言葉を無視しても良いのだろうが、吐き捨てるようにマグナスは応えた。
     それは彼が抱く偽らざる本音、だからこそ隠す必要はないし、だからこそ……。
     本音を吐き出させた灼滅者に、怒りを抱くのである。


    『天地に零れし雨よ風よ、雷鳴を呼び起こし全てを薙ぎ払え!!』
    「何アレ!? ……トルテさん、トルテさん! 私を……ううん、みんなをお願いっ!」
     ソードステッキより伸びる血色の剣を解除すると、マグナスは四方に何かの陣を描いた。
     ありすはキャスター故かその周囲に満ちる力を感じ取り、自らのサーバントに声を掛ける。
     周囲には風が吹き込み、暗雲より放たれた雷が、庭に設置された石像すら砕いていく!
    『さあ、四天の始まりを見るが良い! 邪魔な治療師から始末してくれる!』
    「やらせないっ……。後衛を狙いたいなら……僕らを越えてから言うべきだろう?」
    「その通り。日向先輩の言う通りさ、私達を忘れてもらっちゃ困るな」
     一夜が、祝が、そしてニャンコ達が仲間を護る壁と化す!
     烈風から嵐と化し、吹き上げられた土砂がスパークすら起す雷雲の中へ、颯爽と立ち塞がった。
     例えそれで壁まで跳ね飛ばされようとも、群れる竜が如き無数のイカヅチに喰われようとも、決して諦めも怯えたりもしない。

     倒れた端から立ち上がり、自らを仲間を癒しながら再び戦うのだ。
    『馬鹿な。我が全力の一撃を受けて倒れぬだと?』
    「誰かが言ったでしょ、人は進化してるって。痛っ……それに引き換え……」
    「貴様は随分と劣化しているようだな。……所詮は一度滅びた死にぞこない、力を付ける間もなく二度目の滅びを迎えさせてやる」
     傷の治療で手一杯な祝の言葉を翼が引き継いだ。
     もはや死角に回り込む必要もあるまい……と無数の拳に乗せて叩き込んで行く。
    『私が劣化しているだと!』
    「さっきの一撃、随分と強力だったが……。無制限に使えるなら最初から使っていたはずだろう? さあ、トドメは吸血鬼らしく、心臓をぶち抜いて散らしてやる」
     翼は無表情であったが、言葉は対象的に雄弁だった。
     不利になってから逆転の為に使う技、ゆえに連発出来ない取って置きなのだろうと、弱体化という事実を突き付けて行く。
     鉄杭を激振させ追い詰め始めた。
    「待て待て。喰らった分だけ、お返しさせてよ」
    「それとも不利を悟って逃げるつもりか? だが貴様のような誇りもない下種を逃がすと思うか!」
     祝が最低限の回復を追え、後をメディックに任せ戦列に復帰。
     そしてホテルスが掛けた言葉に躊躇したことが、吸血鬼の運命を決めた。
     マグナスの反応を見る限り、本来はプライドに相応した実力を持っているのだろうが、それゆえに逃げ出す事ができなかったのだ。
    『くっ、おのれ! 人間どもめが!』
     鉄杭を抜き取り、死角を突いた祝の一撃を防いだところで……。
     一夜の紡ぐ一夜の月光歌、そしてホテルスの呼び醒ました聖剣によって切り割かれたのである。
    「ドラゴンに由来する力や、姿の吸血鬼がいるのかな?」
    「どうかな? ドラゴン自体は象徴としてメジャーだし、チーム名くらいかも。ま、研究資料として役に立つくらいさ」
     ドラゴンの尻尾かー。と一夜が尋ねると、九朗は写真に収めた別荘の紋章とかも含めて見せてあげる。
     なんというか吸血鬼は格好付けが多いので、意味があったり無かったりは現時点では判らない。
    「どうした? 何かあるのか?」
    「どの様な経緯で闇へと堕ちたのかは今では知る由もないけど……明日は我が身と思い倒した相手に弔いの祈りをしておきたいと思って」
     ふと莉央が倒れた吸血鬼の方を眺めると、美久が神妙な顔で頷いた。
     目を閉じた姿は、言われてみれば黙祷に見えなくもないか。
    「力に溺れる気はありませんけど……。大切な人の為なら、少し考えてしまうのが学園生ですし」
    「そうだな……。明日は我が身か……」
     美久が口にしたのは闇堕ち全体の事だが……。莉央は己の身を重ね合わせた。
     彼自身がこうなったかもしれないのだから。
    「さっきの女の子大丈夫かな? できれば友達のとこに連れていってあげたいけど」
    「戦いが終わったしお友達のところまで送っていきたいねっ。このアクセは戦利品って事でもらっちゃお」
     一夜がそんな風に助けた女の子を気にすると、ありすが運び出した場所まで案内してくれた。
     少女はまだ気が付いていないのか眠っているようだ。
     願わくばその夢が、悪夢では無い事を祈って一夜たちは歌を唄い始めた。

    作者:baron 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年7月5日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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