●洞穴の魔獣
――深夜帯、その洞穴に足を運ぶと、魔獣がやって来る。魔獣は新鮮な肉が大好きだ、人間などぺろりと平らげてしまうだろう。
ぽつり、ぽつりと街から灯火が消えていく零時頃。小学三年生の少年、工藤鷹は一人、町外れの小さな山を登っていた。
目的地は、山の中にある洞穴。
魔獣が出ると噂の場所だ。
眠気は大丈夫、夕方にぐっすり昼寝した!
本当に魔獣が現れたらどうするのか? 大丈夫、新鮮なソーセージを持ってきた!
好奇心赴くまま、鷹はライトで道を照らし進んでいく。
一人で、洞穴を目指していく。
そして……。
「……こっからがほんばんだ」
洞穴の前に辿り着き、拳を握る。
荷物から水筒を取り出して、ゴクリと喉を潤した。
覚悟を決めて足を踏み入れ――。
――グルルルルルル!
「来た……」
唸る獣の声を聞き、鷹はショルダーバッグに手を伸ばす。
新鮮なソーセージを何本か取り出して、後退りしながら投げつけた。
構わず、獣は跳躍した。
鷹に飛びかかってきた!
「わあっ!」
鷹は顔を腕で覆い、鋭い痛みを覚え――。
――気づけば、視界が低くなっていた。
痛みも消えていた。
疑問に思い見回したら、すでに獣はどこにもいない。
安堵の息を吐いた時、鼻先が見えることに気がついた。
――……。
恐る恐る、自分の脚を見てみれば……。
●夕暮れ時の教室にて
灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(高校生エクスブレイン・dn0020)は、いつもの笑みを湛えたまま説明を開始した。
「工藤鷹さんという名前の小学三年生の少年が、闇堕ちしてタタリガミになる……そんな事件が発生しようとしています」
本来、闇堕ちしたならばダークネスとしての意識を持ち、人としての意識はかき消える。しかし、鷹は闇堕ちしながらも人としての意識を持ち、ダークネスになりきっていない状態なのだ。
「もし、鷹さんが灼滅者としての素養を持つのであれば、救いだしてきて下さい。しかし……」
完全なダークネスと化してしまうようならば、灼滅を。
前置きした上で、葉月は地図を広げていく。
とある町外れにある山中の中腹あたりを指し示す。
「皆さんが赴く当日の深夜零時頃、鷹さんはこのあたりにある洞穴にやって来ます。というのも……と、まずは鷹さんの性格について説明しましょうか」
工藤鷹、小学三年生男子。明るく好奇心旺盛な少年。しかし、その好奇心が抑えきれず、周囲をやきもきさせることもしばし。
「当日も、鷹さんはその洞穴を舞台にした噂、洞穴の魔獣の真実を確かめたいと、周到な準備のもと足を運ぶみたいです」
それは、洞穴には新鮮な肉を好む魔獣が出現する、と言うもの。
結果、鷹は噂……都市伝説・洞穴の魔獣に襲われ、意味もわからぬままタタリガミに覚醒し吸収。洞穴の魔獣の姿になった……それが、おおまかな流れとなる。
「接触タイミングは、洞穴の魔獣の姿になった直後ですね」
当然、鷹は混乱している。
わけもわからぬまま暴れだしてしまうことだろう。
だから、戦いながら混乱を鎮め、言葉を投げかける必要がある。
「内容はお任せします。どうか、鷹さんがこちら側に戻ってこれるよう……」
そして、いずれにせよ一度倒す必要がある。
敵戦力は、タタリガミとして洞穴の魔獣と化した鷹のみ。
力量は、八人で相対すれば十分に倒せる程度。
攻撃能力に秀でており、複数人へ浴びせる毒の吐息、近づくものをなぎ払う毒の爪、そして毒の牙。
威力は、射程、及び範囲が狭まるほど強くなる。特に毒の牙には注意が必要となるだろう。
「また、戦いにはあまり関係ないとは思いますが、その洞穴は非常に崩落しやすくなっているようです。その辺りも留意しての行動もお願いします。以上で説明を終了します」
葉月は地図など必要な物を手渡し、続けていく。
「本来なら、洞穴の魔獣は崩落しやすい洞穴に誰かが近づかないように流された噂……何だと思います。不幸にも、少年の好奇心を刺激する結果となってしまったのですが……」
もっとも、と締めくくった。
「好奇心は猫を殺す、とは言いますが、やすやすと命を奪わせて良い訳はありません。ダークネスにさせて良い訳もありません。どうか、全力での行動を。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」
参加者 | |
---|---|
ベルタ・ユーゴー(アベノ・d00617) |
成瀬・圭(エモーションマキシマイザ・d04536) |
火土金水・明(総ての絵師様に感謝します・d16095) |
北南・朋恵(ヴィオレスイート・d19917) |
莫原・想々(幽遠おにごっこ・d23600) |
梢・藍花(影踏みルーブ・d28367) |
柊・玲奈(カミサマを喪した少女・d30607) |
夜神・レイジ(熱血系炎の語り部・d30732) |
●大冒険の代償、あるいは……
「……すごいなぁ、あの子」
莫原・想々(幽遠おにごっこ・d23600)のつぶやきが涼しやかな風に運ばれて、月明かりだけが頼りとなる夜の彼方へと消えていく。
視線の先には、洞穴。
町外れの小さな山の中にある、闇に染まりし空隙。
草木に混じり立ち上ってくる土の匂いを感じる中、洞穴の中から小さな声が聞こえてきた。
意気揚々と入っていった少年、工藤鷹のものだと断定し、夜神・レイジ(熱血系炎の語り部・d30732)、成瀬・圭(エモーションマキシマイザ・d04536)、想々の三名が、仲間たちを草木の影に残し洞穴へと向かっていく。
転がった電灯の近くをレイジの持つ燭台で照らしたなら……不穏な煙を吐く、狼に似た獣を発見。
獣は不安げに己の手を眺めていた。
きょろきょろと周囲を見回していた。
己等の……救済に来たのだと伝えるため、レイジが声を駆けて行く。
「よお、ちょっと俺の面白い話を聞かないか? まあ、そんなとこにいるのもなんだ、外こいよ」
「っ!?」
跳ね上がり、距離を取っていく獣。
追いかけることなく、レイジは燭台を向けていく。
外へ誘い出すには言葉を投げかける必要があるだろうと、優しく微笑みかけていく。
「お前、その都市伝説が気になってここに来たんだろ? お前のそんな行動力と好奇心、俺は凄いと思うぜ?」
「助けに来たぜ、鷹」
圭もまた、身をかがめながら呼びかける。
警戒の念が若干解かれたと判断し、さらなる言葉を投げかけた。
「今お前には悪いもんが憑いてる。そいつをオレたちが引っぺがしてお前を助ける。絶対に」
「大丈夫、怖くないよ」
言葉をつなぐように、想々が両手を広げながら口を開いていく。
訳の分からない生き物になって、きっと怖いはずだから。
このまま自分がどうなるか、心配で胸がいっぱいのはずだから。
だから……。
「私達なら貴方を助けられるの。此処まで一人でやって来た自分の勇気と、私達を信じっ」
「っと!」
半ばにて、レイジが想々を引き寄せた。
獣が……鷹の爪が虚空を切り裂いた。
時間が経つに連れて制御できなくなったのか、はたまた混乱は薄まってなお強いのか。
いずれにせよ……。
「なら、かかってきな。タタリガミさんよ」
ひとまず外へ……と、圭が二人を促しながら後ずさる。
月明かりの下へと舞い戻り、想々が改めて語りかけていく。
「帰るまでが冒険やろ? 私達と一緒に怖いものと戦って、勝っておうちに帰ろうね?」
「俺は七不思議使いってんだ。今のお前と同じような都市伝説集めてんだ。お前も人間として灼滅者として生きるなら、こーんな面白い都市伝説、山ほど集められるんだぜ!」
レイジは自分を指差し胸を張り、外へと出てきた鷹を迎え入れる。
鷹が返答することはない。
ただ、揺れる瞳で灼滅者たちを見回した後、液の滴る牙を光らせながら跳躍し――。
●洞穴の魔獣
――即座に火土金水・明(総ての絵師様に感謝します・d16095)が飛び出し、銀色の丸いトレイを中心に展開する防衛領域で受け止めた!
防衛領域を噛み砕かんと食いこんでくる牙を押さえ込みながら、明は笑顔で伝えていく。
「大丈夫だから、鷹君も自分自身を信じて」
必ず助けて、一緒に帰ると。
そのためにも、誰一人として倒れさせたりはしない。
そのためにも、全力で守り続けていく。
決意とともに跳ね除け、防衛領域を広大化。
抱かれながら、圭は釘バットを振り下ろす!
爪と打ち合いながら、言い放つ。
「鷹ァ! 聞こえるか! オレたちが外からこいつをブン殴る、お前は外に出たいっておもいっきり願え!」
思いは力。
信ずるままに!
「魔獣はいた! きっとまだまだスゲェ事がこの世にゃ山ほどある! 外出て、一緒にそいつを見に行こうぜ!!」
魔力を爆発させたなら、爆風が夜を駆け抜ける。
遠くで何かが崩れる音を聞きながら、ベルタ・ユーゴー(アベノ・d00617)は光り輝く陣を降臨させた。
前衛陣に加護を砕く力を与えながら、爆風をこらえていく鷹に語りかけていく。
「鷹クン、気ぃしっかり持ちや、助けに来たで!」
今、暴れているのが鷹なのかタタリガミなのかはわからない。
だが、たとえタタリガミだとしても、中にいる鷹には伝わるはず。
「いきなりでビックリしてるやろが大丈夫や。とにかくボク達を信じて、元に戻れるって心に念じるんや!」
瞳が迷いを抱き続けているのだから。
動きも精彩あるようには見えなかったから。
「もしくは、自分の名前を繰り返して念じてもええ。とにかくキミは今、一生に一度の運命の転機にいるんや!」
きっと、抗ってくれている。
言葉も聞いてくれている!
「闇の力に飲み込まれたらアカン、それは自分自身のモノやと受け入れるんや!」
受けるがまま、振り切るかのように走り始めていく鷹。
戦場から逃げることはないだろう動きから進路を読み、北南・朋恵(ヴィオレスイート・d19917)は正面へと回り込んだ。
「闇堕ちしたままはかわいそうなので……すけだちしますです」
掬い上げるように杖を振るい、左へ飛んだ鷹の肩をかすめると共に魔力を爆破。
さらなる爆風が草木を揺らす中、朋恵のナノナノ・ロッテはしゃぼん玉を飛ばしていく。
しゃぼん玉を振り払おうと爪を振るう鷹に、一匹の狼が襲いかかった。
狼は鷹を押し倒し駆け抜けた後、振り向くと共に姿を変える。
「吃驚、した? 嘘みたいな、ほんとの話…なの」
姿を変えた狼は……梢・藍花(影踏みルーブ・d28367)は、ビハインドのそーやくんを呼び出した上で優しく、穏やかに語りかけた。
「大丈夫、ちゃんと……戻れるよ」
今、狼から人へと戻った自分が示したように。
「それは間違いなく、君の力……だよ」
あるいは……そう。かつて狼から戻れなくなった、昔の自分と重ねながら。
「振り回されるんじゃ……なくて、使いこなして、みて」
まずは、落ち着くこと。
自分の力と認識すること。
言葉が通じたのか……鷹は、動きを鈍らせる。
低く唸りながらも、その声音に力はない。
なおも鷹を蝕むタタリガミは抗わんというのか、前衛陣に吐息を吹きかけてきた。
勢いは弱く、かわした者も多い。
これならばきっと……と、柊・玲奈(カミサマを喪した少女・d30607)が帯を放つ。
――闇堕ちなんかで終わってしまうなんて、悲しすぎるから……。
絶対に引き戻すという決意を込めた帯は足元を貫き、鷹を一歩退かせた。
そーやくんが、腕で牙を受け止めた。
さほど大きなダメージにはなっていないだろうと、藍花は静かな息を吐きながら影を放つ。
「大丈夫、すぐに終わるから……」
藍花が告げた時、鷹の体が深い影に包まれた。
が、すぐさま爪で切り裂き、走り始めていく。
進路を阻むように、一本の帯が放たれた。
爪で弾かれていくさまを前に、玲奈が今一度帯を放っていく。
半ば爪との打ち合いへと盛り込みながら、明るく言葉を投げかけた。
「大丈夫、今の君は得たばかりの力に振り回されてるだけだから。ちゃんと手綱をとれば、その力だって使いこなせる。元の姿に戻れるよ」
その為に灼滅者たちは……玲奈はやって来た。
その為に、今、玲奈は戦っている。
「その力は化け物になって誰かを傷つける為じゃない。これからの新しい冒険の中で生き残る為の力だから」
それが己等なのだと示すため、帯を引き戻すとともに黒き刀身を持つ刀を引き抜いた。
踏み込むと共に振り下ろし、頬に掠めさせていく。
抗うかのように……あるいは苦しみを誤魔化すかのように、鷹は再び毒の吐息を放ってきた。
すかさずベルタは降臨させる、光り輝く天魔の陣を!
「大丈夫、誰も倒れさせたりせーへんで!」
「もちろん鷹さんも、なのです」
朋恵が呼応し、杖を握りしめながら走りだす。
しゃぼん玉が舞い踊る中、背中を捉えるとともに魔力を爆発させた。
爆風に負けた鷹が軽く浮かび、洞穴の前へ飛んで行く。
追いかけ、レイジは燭台をかざした。
次々と色を変えていく蝋燭の炎を島しながら、ニヤリと笑いかけていく。
「どうだ、気になるか? この炎も!」
唸ったのは肯定か、渇望か。
鷹は炎を浴びながら、よろめきながらも跳躍した。
すかさず想々が歩み出て、腕で牙を受け止める。
「私なら平気です」
まっすぐに瞳を見据えながら、離れるのを待っていく。
素直に離れてくれた鷹を見据え、軽く瞳を伏せた。
痛みも、傷もそこまで深くはない。この調子ならば……。
明が、爪を防衛領域にて受け止めた。
「……やはり、頑張っているんですね。鷹君も!」
突き破ることはおろか傷つけることすらできなさそうな弱々しさを感じ、軽く振り払いながら防衛領域を広げていく。
受け止めながら、朋恵はオーラを放った。
胴体を打ち据えていくさまを眺めながら、声を上げていく。
「こんな姿になったのは鷹さんのせいじゃありませんです」
改めて、現状を認識させるため。
「もう少しだけ、もう少しだけがまんしてほしいのです。もうすぐ……たすけだすのです」
もうすぐ苦しみも終わると、伝えるため。
「それに鷹さん、あたしと同い年なのですね! なら、まだまだ色んな冒険ができるはずなのです! そのためにも戻って来てくださいっ」
己がその証だと。
苦しみから抜けだした先にある存在だと。
肯定するかのように、ロッテは頷きながらハートを飛ばす。
明の治療を始めていく。
横目に、朋恵は拳を握った。
苦し紛れに飛びかかってきた鷹を、連続パンチで迎え撃った。
「だいじょうぶ、だいじょうぶなのです。早く、あんしんさせてあげるのです……!」
「こっちにこいよ。お前ならやれる。冒険したいと強く願って、オレらを信じて、手を伸ばせ!」
最後の一撃て強く殴り飛ばされた鷹を迎え撃つように、圭が槍による螺旋刺突を仕掛けた。
体を捻りかすめるに留めた鷹の元へ、玲奈が歩みよっていく。
「光に手を伸ばしなさい! 貴方のこれからの冒険を生きる為に!」
言葉とともに、放つは斬撃。
導くは――。
「これで……!」
――藍花が爪撃を放ち打ち上げた時、殺気が消えた。
勢いのまま藍花は歩み出て、落下してきた鷹を抱きとめていく。
そこに、毒を吐き続ける獣の姿は存在しない。
温もりある少年が、安らかに眠り続けていて……。
●新しい冒険へ!
戦いが終わるのに合わせたように、再び何かが崩れる音が聞こえてきた。
治療のさなか洞穴の中を覗きこめば、入った時にはなかった大きな岩が二つ転がっていた。
中で戦えば、あるいは巻き込まれていたかもしれない。
灼滅者であれば大事にはならないが、鷹の心を乱すことにはなったかもしれないと……安堵の息が漏れていく。
それとは別に救い出すことができたのだから……と、灼滅者たちは改めて各々の治療を介抱を開始。
程なくして、鷹は目覚めた。
身を起こした鷹はきょろきょろと周囲を見回した後、灼滅者たちを発見。
はっと瞳を開き、バツが悪そうに目をそらす。
「ええと、その……」
「おかえりなさい、鷹君。本当によかった」
言葉を探す鷹を、明が笑顔で労った。
鷹は唇を震わせた後、声を上げて泣き始める。
優しく、穏やかに、灼滅者たちは慰めた。
慰められ落ち着いた鷹が最初に紡いだ言葉は、ごめんなさい。
次に紡いだ言葉は、ありがとう。
受け止めた上で、ベルタが水筒とお菓子を差し出していく。
「喉乾いたし、お腹も空いとるやろ? 食べて少し落ち着きやー」
「……うん」
素直に受け取り、水筒を……ジュースを飲みお菓子を食べひとごこちついていく鷹。
涙も途切れ落ち着いたのだろう頃合いを見計らい、想々が切り出していく。
世界のこと、灼滅者のこと、ダークネスのこと、学園のこと。
締めくくりに、仲間とともに誘いの言葉を投げかけたなら、鷹は力強く頷いていく。
「……うん。もし、この力がやくにたつなら……それに、見てみたい! 僕の知らないせかいを! この目で見て、耳で聞いて、確かめたい!」
「なら、お父さんやお母さんには、ちゃんと謝ろうね」
「あ……」
一番最初に乗り越えなければならない冒険を前に、鷹はバツが悪そうに目をそらす。
小さな笑みをこぼしながら、レイジはまっすぐに手を伸ばした。
「ま、あれだ。色々と終わったら……面白いこと、一緒に探しに行こうぜ!」
「! ……うん!」
握り返してくれた手は小さいけれど、力強くて温かい。
まだ見ぬ世界を求める少年は、こうして新たな道を歩き出した。
それは決して平坦な道ではないけれど……きっと、進み続けていくことができるだろう。
今宵、灼滅者たちの言葉を受け、乗り越えることができたように……。
作者:飛翔優 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年7月13日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 9
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