●日当たり良好じゃなくていいんです
静岡県は浜松市、天竜区。
四方を山に囲まれた谷間に、小さな城がひっそりと建てられていた。
「数いる浜松餃子怪人の中から、この私に目をつけて下さるとは。安土城怪人様は、目の付け所が違うな」
その真っ暗な天守閣でほくそ笑む、一人の浜松餃子怪人。
だが、その頭は良くいる餃子怪人の頭と餃子の向きが違い、薄っぺらい幅もあった。
「しかも専用の配下がついている上に、こんな日当たりの悪い立地の城を頂けるとは。流石の気配り」
浜松餃子怪人の浮かべた笑みが深くなる。周りにいるペナント怪人達が、餃子ともやしがプリントされているのも高ポイント。
「これほど好条件の拠点があれば、世界征服の実現に大きく近づいたも同然。このまま、世界へ羽ばたいてみせよう」
浜松餃子怪人は宣言すると、緑豆の入ったバケツを持ち上げる。
「まずはもやしを大量栽培して、浜松餃子界にもやし餃子ブームを巻き起こすのだ!」
そして、居並ぶペナント怪人達とはあさっての方向に差し出したのだった。
●だってもやし作りたいから
「やはり、お城を貰う浜松の餃子怪人さんは、まだいましたか」
夏月・柊子(高校生エクスブレイン・dn0090)から話を聞いて、黛・藍花(藍の半身・d04699)はポツリと呟いた。隣にいるそっくりな姿のビハインドが「ですよねー」みたいな感じでコクコク頷いている。
東海地方と近畿地方の制圧を狙う安土城怪人は、その辺りに城を作っては地元のご当地怪人を勧誘している。
実は、既に別の浜松餃子怪人が別の城を貰った事を別のエクスブレインに突き止められて灼滅されてたりするが、餃子怪人ってほら、数多いから。
「今回城を貰ったのは、浜松餃子怪人Wよ。またの名を、浜松羽根付き餃子怪人」
名前についているWはウィング、の頭文字の略。
つまり、羽根。
浜松羽根付き餃子怪人、だと語呂がいまいちだし長いから、Wと1文字でかっこよくしたつもりらしい。
「浜松餃子怪人Wは、貰った城をもやし栽培の拠点にしているわ」
浜松餃子と言えば、欠かせないのがもやし。この怪人はそこから一歩踏み込んで、餃子の具を全てもやしにしたものを流行らせて世界征服するつもりらしい。
「そんな浜松餃子怪人Wの能力は、ご当地技がキックとビーム。あとは、もやし形のガンナイフを武器に使うわ」
配下のペナント怪人は3体。ご当地技3種を使うが、戦闘では浜松餃子怪人Wを守る方が主体となる。
「そう言えば、今回の餃子怪人さんも旗で強化されているんですか?」
「されてるわ。3階の天守閣にある旗を引き摺り下ろせば、その強化を消す事も可能なんだけど。ちょっと問題があってね」
藍花の問いに、柊子は少々渋い表情を浮かべた。
と言うのも、今回の城、とにかく中が暗くなる立地と造りなのだと言う。
「もやし栽培に適した環境と言う事みたい。蝋燭くらい置けばいいのにね」
四方を山に囲まれている上に、窓が一切ない。換気用の孔は幾つかあるが、いずれも人の体では通り抜けられないサイズ。
忍び込むのは簡単ではない。かと言って正面の入り口から入れば、流石に3階に上がる前に怪人達と遭遇する。
「正面から戦っても勝てる相手だから、無理に旗を狙わなくても良いわ」
どちらにせよ暗い中での戦いになるが、それは相手も同じ条件。
城内の暗さへの対処も、文字通り明暗を分ける要素になり得るだろう。
「怪人のニーズに合わせた城を用意するなんて、安土城怪人の人心掌握術はかなり高いのかもしれないわね」
だからこそ、このまま安土城怪人の勢力拡大を見過ごす事は出来ない。
「もやしの栽培で引き篭もっている今の内が、チャンスと言う事よ。それじゃ、気をつけて行ってきてね」
参加者 | |
---|---|
若生・めぐみ(歌って踊れるコスプレアイドル・d01426) |
遠間・雪(ルールブレイカー・d02078) |
マリーゴールド・スクラロース(中学生ファイアブラッド・d04680) |
黛・藍花(藍の半身・d04699) |
鳳仙・刀真(一振りの刀・d19247) |
奏川・狛(獅子狛楽士シサリウム・d23567) |
ヴァーリ・マニャーキン(本人は崇田愛莉と自称・d27995) |
宮儀・陽坐(餃子を愛する宮っ子・d30203) |
●山城突入
「浜松餃子が城持ち……ずるい!」
浜松餃子怪人のいる城の前で、宮儀・陽坐(餃子を愛する宮っ子・d30203)の本音が駄々漏れていた。
「じゃなくって! 宇都宮餃子ヒーローとして見過ごせない!」
すぐに我に返って、言い直す。目指すはインテリ担当、クールなブルーだ。
「予測したものの、本当にいるものですね。しかも随分と辺鄙な場所に……」
黛・藍花(藍の半身・d04699)は対照的に、無表情に城を見上げて淡々と呟く。
「隠れるという意味ではこの立地は正解でしたが、見つかっては意味がありません。全力で潰させてもらいましょう」
額を伝う汗を拭って鳳仙・刀真(一振りの刀・d19247)が告げるが、城の扉は固く閉じられていた。
鍵穴の類も見当たらない。恐らく中から閂で閉めているのだろう。
「中の様子を探ってきますね」
そう言って猫に変身した若生・めぐみ(歌って踊れるコスプレアイドル・d01426)は、仲間の手を借りて壁の上にある通気孔から入って――早々に戻って来た。
「1階にペナント怪人が3人ともいます」
「なら、向こうから開けて貰うか」
めぐみの報告にヴァーリ・マニャーキン(本人は崇田愛莉と自称・d27995)が大人びた口調で言って、腰に用意したライトのスイッチを入れる。
三毛猫のウィングキャット・カイリには首輪の辺りに小さなライトを。
「菜々花、ヘッドライト装着。今日は毎度お馴染み餃子怪人相手だよ」
「ナノ~♪」
マリーゴールド・スクラロース(中学生ファイアブラッド・d04680)は、ヘッドライトを用意していた。
「でも作ってるのはもやしなんだって」
「ナノ……」
餃子と聞いて喜び、もやしにしょんぼりするナノナノの菜々花の頭にもヘッドライト被せる。
「転身っ!」
人造灼滅者である奏川・狛(獅子狛楽士シサリウム・d23567)は、シークヮーサー型の全身鎧を纏った姿に変身する。
「浜松餃子は食べた事は無いんですがキャベツの甘みが豚肉にマッチして美味だとか。確かめるのが楽しみでグース」
怪人シサリウムとなった狛、齧る気満々だ。
突入の準備が整うと、灼滅者達はドンドン音を立てて扉を強く叩く。
「誰だ? 他のペナント怪人か?」
その声と共に、ガコンと重たいものが外れる音がした。
「やあやあ、我らこそは灼滅者! いざ尋常に勝負にゃ!」
明るい声で名乗りを上げた遠間・雪(ルールブレイカー・d02078)が、ゆっくりと開いていく扉を蹴り開ける。
機械斧槍に組み込まれた加速装置の勢いに乗って飛び込むと、雪はペナント怪人達を一振りで薙ぎ払った。
●ペナント怪人頑張る
「て、敵は何人だ!?」
「くっ、眩しくて見えない!」
突然の襲撃と光に混乱するペナント怪人達。
「ええい、適当にペナントビーム!」
「行くよ、バクゥ。全員守り抜くにゃ!」
闇雲に放たれた2つのビームをを1つは雪が斧で逸らし、付き従う緑の炎を纏う霊犬がもう1つを遮る。
「餃子怪人は、上にいるみたいですね」
「だろうな。この機を逃す手はない」
3発目のビームを止めたマリーゴールドが指輪から制約の魔力を撃ち込み、そのペナントを刀真の意志持つ帯が撃ち抜く。
マリーゴールドのダメージは、すぐに飛んできたハートが癒してくれた。
「早く城主を呼んだ方がいいんじゃないグースか?」
そして齧らせろ、と胸中で呟いて、狛もシークヮーサーの皮に見える帯で同じペナントを撃ち抜く。
「敵襲ー!」
「城主殿。早く、早く!」
「浜松餃子怪人殿、急いで!」
城主を呼んだ次の瞬間、ペナント達が3体とも突如爆発を起こした。
「やっぱり旗だけに、良く燃えますね」
満足げに頷くめぐみの視線の先では、直接破壊の禁呪で燃えるペナント達が、ナノナノのらぶりんが起こした風の渦に飲み込まれていた。
「浜松餃子が城主なんて、うらやま憎らしいぞ!」
ペナント怪人達の声で現実を再認識させられ、陽坐が本音を隠しきれず八つ当たり気味に城の床にハンマーを振り下ろした。
床を這う衝撃が、ペナント達を吹っ飛ばした。
そんな中、ドタバタと天井から物音はするが、城主は中々現れない。
「やっぱ2階は、もやし育てすぎだよな」
「足の踏み場がほとんどないもんな……」
「緊急時に困るって俺言ったのに」
ひそひそ愚痴るペナント怪人達。
「何と言うか……限度を考えない辺り、ご当地怪人らしいな」
その様子に若干の哀れみを覚えつつ、ヴァーリは傷を癒し清める風を招いて仲間達の間に吹かせる。
「カイリ、穴の開いているやつを狙え」
だが、それはそれ。ヴァーリの指示で肉球がペナント頭をぺしんと叩く。
「ところで、貴方達の城主が天守閣の旗でパワーアップしているのは判っています。……全員で私達の相手をしていて良いのですか?」
そうペナント達に告げて、藍花は天井を一瞬見上げる。
「!?」
別働隊を匂わせる言動に、ペナント怪人達はあっさり引っかかった。
「城主殿、天守閣を!」
「敵は旗の事を知っています!」
慌てる怪人達の声で、上からの物音が遠ざかるのを聞きながら、藍花は指輪から制約の魔力を放つ。ビハインドが霊障で同じペナントに木片をぶつける。
そして――。
「待たせたな! 俺こそが城主の浜松餃子怪人W!」
「遅かったな?」
やっと姿を現した浜松餃子怪人に、ヴァーリはたった今、帯で撃ち抜いてボロ布になって消滅していくペナントを指差した。
●浜松餃子怪人Wも頑張る
「出ましたね。モヤシの包み焼き怪人」
羽根つき餃子の頭をびしりと指差し、めぐみが言い放つ。
「俺は浜松餃子怪人Wだ」
「具がモヤシだけなんて、餃子じゃありません。そんなのただのモヤシの包み焼きです。だからあなたは、“もやしの包み焼き”怪人です!!」
否定する怪人の言葉をさらに否定しつつ、めぐみは虚空に刃を召喚した。
無数の刃が降り注ぎ、ペナント達を切り刻む。
「ふん、お前も既成の餃子の概念に囚われた哀れな人間だな」
範囲の外で、尊大に言い返す浜松餃子。
「もやしを包むって……確か浜松餃子は肉が多めのガッツリ系でもやしは箸休めの為のサービスで」
「ほう、お前は餃子を少しは知っ――」
「それを包んじゃったら元々の肉多めという特徴を消しつつしかもオマケがメインに成り上がるけどでも肉汁吸ったもやしはうまそうだしさっぱり系野菜餃子派な宇都宮人としてはアリだな!」
途中の怪人の反応を軽くスルーして一息に捲くし立てた陽坐は、最終的にもやし餃子も受け入れる事にしたらしい。
「早口すぎて判らん!」
「餃子にもやしが合うのか尋ねに来てみました」
聞き取れなかった浜松餃子に、藍花も口を挟む。瓜二つの姿のビハインドも、どうだろうと思案するような表情と仕草を見せる。
「実際のところ、どうなんです?」
藍花はさらに、ペナント怪人達に矛先を向けてみた。
「さあ? 判らないな」
「もやし餃子、食べた事ないし」
「え? いや、餃子怪人が、まさか栽培しているだけじゃないでしょ?」
ペナント達の答えに、陽坐が笑顔で問い詰める。
「もやし餃子は、まだないぞ。もやしを揃える事が先決だ」
だが、浜松餃子自身がきっぱりと否定した。
「何で餃子作ってないんだよ!」
期待を裏切られた怒りを込めて陽坐が放ったビームは、八つ当たり気味にペナントを吹っ飛ばして消滅させる。
「折角、餃子怪人Wとか名乗ってるのに、作ってるのがもやしだけなんて。まず餃子を作るべきです。もやしは付け合せじゃないですか!」
「ナノナノ~!」
マリーゴールドが床を蹴ると、花の髪飾りが揺れる。
「もう、餃子怪人でも、もやしの包み焼き怪人でもなくて、もやし怪人になれば良いって思います」
「ナノ!」
後ろからの声援を受け、マリーゴールドは残るペナントを赤い標識で殴り倒した。
「これだけの城を貰ったんだ! ちょっとくらい自分の名前に反しても、世界征服してその恩に応えないでどうする!」
浜松餃子は動じる事無くもやしを構え、もやしにしか見えない弾丸を立て続けに撃ち込んでくる。
「攻撃方法と言い、話を聞かない所と言い。本当に、ご当地怪人らしいな」
ヴァーリは大きな溜息を吐いて、再び風を招いて仲間達に吹き渡らせる。
「ニャッハー! 回復にゃー!」
雪が掲げた標識からは、黄色い光が仲間を包み込んだ。
「餃子だけではない。山が多く入り組んでいるこの地域に城を建てた事は、隠蔽する上では正解だが、一つだけ間違いがある」
「お前に城の何がわかる!」
ペナントが上げる抗議の声に構わず、刀真は言葉を続ける。
「確かにもやしは薄暗いところ、水が多いところを好む。だが、それと同時に通気性の良い所を好む! だが、この地域は山が多いが故に、風の通りが悪い!」
「た、確かにちょっと蒸し暑いな、とは……」
「貴様達はそこを見誤った!」
動揺したペナント怪人に、刀真は意志持つ帯を放つ。
「何かと思えば、そんな事か」
だが、浜松餃子はそれにも動じない。
「土が乾いても、もやしには良くない。この環境がもやしにベスト、ひいては浜松餃子にベストなのだ!」
「そうだ。餃子ともやしに関しては、城主殿が正しい筈!」
「ペナントに用はないんです! 早く浜松餃子かじらせるでグース!」
浜松餃子の言葉に立ち直りかけたペナントに、欲求全開で狛が飛び掛る。
「コーレーグースキック!」
島とうがらしのオーラを纏った飛び蹴りを叩き込む。靴底の柑橘類の形の光の刃が、ペナントを引き裂いた。
●テイクアウトは
「明かりのおかげで、お前達の居場所は丸見えだ。くらえ、浜松餃子Wビーム!」
浜松餃子の両手から、光が同時に放たれる。
「っ……浜松餃子より……先に倒れられるか!」
意識が飛びかけたが、陽坐は意地で立ち上がる。その一方で、雪の指示通りに仲間を庇い続けた霊犬バクゥが、それを受けて力尽きていた。
「流石は城主と言ったところだな」
敵の力量を認めつつ、刀真は雷気を纏った拳を振り上げ餃子頭に叩きつける。
「包み焼きの調理っと」
めぐみの禁呪が起こした爆発と、らぶりんのたつまきが浜松餃子を包み込む。
「この程度の熱では、もやし餃子を焼くには足りんな!」
だが浜松餃子はちょっぴり焦げつつ、爆炎を振り払い飛び出して来た。
「もやしを食べるなら、餃子より冷やし中華にしてください。最近暑いですし」
淡々と告げて制約の魔力を放つ藍花は、もやし別にいらない派。
ビハインドもそれが良いねと言うように、頷いて木片を飛ばす。
「暑い時こそ熱々のもやし入り餃子がいいのだ!」
「私は餃子は熱々のごはんと一緒に食べるのが良いかな。もやしじゃ、水っぽくて」
「ナノナノ」
止まらない浜松餃子にマリーゴールドが赤い標識を叩きつけ、後ろから飛んできたシャボン玉が弾ける。
「もやし餃子の良さを頭で理解できんなら、体に教えて――ま、眩しいっ!」
もやしの先を向けて構えた浜松餃子だが、顔に向けられた光を避けようと床を蹴ってその場を離れる。
確かに光はこちらの位置を知らせてしまう。だが、怪人は光を持っていない。
「黙ってやられるだけではないにゃ!」
赤い標識を叩きつける雪は、その点を上手く突いて照明の光を利用していた。
敵の攻撃のタイミングを僅かにずらし、注意を自身に逸らす。思惑通り、もやしの銃口は彼女に向いて――痺れたように動きが止まる。
「宇都宮餃子キック!」
そこに、陽坐が宇都宮餃子のパワーを込めた蹴りを叩き込む。
「これなら、一気に押し切れるな」
ヴァーリは回復をやめ、片腕を大きく変異させて鬼の拳で浜松餃子を殴り飛ばす。そこにカイリも肉球ぺしり。
「シーサーダイナミック! その頭、齧らせろでグース!」
狛がシーサー頭の口を開いて、獣のように飛び掛った。
怪人の頭にがぶりと食い千切る勢いで噛み付き、そのまま床に叩きつける。
「お前達との戦い、楽しかったぞ」
倒れた浜松餃子が立ち上がるより早く、跳び上がった刀真が杭を叩き込む。
「も、もやし餃子の野望が……」
バベルの鎖の薄い一点を貫かれた浜松餃子怪人Wが爆散すると、城内に香ばしい香りが立ち込めた。
「浜松餃子怪人ってそこまで強くないと思ったけど、中々だったにゃ」
肩の力を抜いた雪が、笑顔で感想を述べる。
旗を降ろしていれば違ったろうが、その場合、敵は4体揃っていたかもしれない。
「この後、ちゃんとした浜松餃子を食べてから帰りませんか?」
「行きましょう。菜々花と食べに行こうと思ってたんです」
「ナノナノ」
めぐみの提案に、マリーゴールドと菜々花が頷いた。
「わたくしも行きますよ。たいして齧れませんでしたし」
人間形態に戻った狛も、物足りなかったようでそれに頷く。
「浜松餃子か……」
1位にこだわる陽坐は、去年、浜松に宇都宮が負けている事がわだかまりとなって、すぐに頷けずにいた。
「行かないのか?」
「食べるに決まってるじゃないですか! 餃子やったぁぁぁ!」
まあ刀真が尋ねると、頷いたのだけど。
「折角ですし、お土産に旗ともやしを貰って帰りましょうか」
話がまとまったところで、藍花が口を開いた。
「……従兄への手土産にいいかもしれないな」
そんなある意味強盗発言に、ヴァーリがしれっと頷く。
良いもやしなら、お好み焼きに使えるかもしれない。
こうして、浜松餃子怪人Wのもやしは、灼滅者達の戦利品になったのであった。
作者:泰月 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年7月27日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 4
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