●普通の打ち上げなんかじゃ満足できない? よろしい、カオスはいかがです?
7月19日と20日の2日間にわたって開催され、多数のクラブ企画や水着コンテストなどで、とても盛り上がった学園祭。しかし、その学園祭も、とうとう終わりを迎えてしまっ……まっ……マアアアアアアアアアベラアアアアアアアアアアアアスッ!!
「なーあにが打ち上げだ後夜祭だキャンプファイヤーだこの野郎! 打っても祭ってもファイヤーしてもいねえじゃねえか! マイムマイムは外でやれ! 残り物の持ち寄り会ならよそでやれ! ジュースとお菓子でお喋りしたけりゃ普通の平日にやれぇ!」
鳴り響くエレキギター。頭を振り乱しながらドラムを連打する白塗り顔の男たち。大爆寺・ニトロ(大学生エクスブレイン・dn0028)はギターを教室の黒板に叩き付けて粉砕した。
「打ち上げっつったら、こうだろうがあああああああああああああ!」
ここは武蔵坂学園空き教室のどっかである。っていうかどこだっていい! カオスに満ちた空間がここにある! 何をやってもアリアリですわ!
スタンドマイクを膝でへし折り、コードを持って振り回すニトロ。
「ここはカオスの!」
「「一丁目!!」」
「何でもありの!」
「「地獄絵図!!」」
「俺とお前は!」
「「共犯者!!」」
「ここは俺らの!」
「「ユートピアアアアアアアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」」
「センキュウウウウウウウウウウウ!」
●【股旅館】たこ焼き喰ってみた【メシテロ注意】
「学園祭、お疲れさまー!」
ジュースのコップを振りかざすくるり。
一瞬遅れて沢山のコップが掲げられた。
ワインかってくらいコップをくるくるする玲。
「今年も三位でしたね。三年連続三位とは」
「逆にすごいよね、逆に」
うんうんと頷く式夜。
爽太がジュース一気のみして空コップを床に叩き付けた。
「いえーい! 三位大好き股旅館! 今年はたこ焼きめっちゃ焼けて楽しかったっす!」
「股旅ソウルやーはー! うっ、お肉の感覚が、まだ……」
異様にハイになったストレリチアが口をおさえてくらくらしていた。
そんな中、トレイにたこ焼き積んで夢と虎次郎がやってくる。
「来年はもっと、皆さんのお役にたてるように、頑張りたい、です」
「っすね!」
親指を立てる虎次郎に、安寿が笑顔で頷いた。無作為にたこ焼きを一個ずつ配っていく。
「次もいっそのこと三位を目指して頑張りましょうね」
「そう言ってるとうっかり一位とっちゃいますよ」
「それはそれでいいですわね」
「アハハハハ!」
「ウフフフフ!」
などと。
あたり一辺倒なテンプレ会話で終わるクラブかと思うたか!?
残念だったな! ここは股旅館だよ!
「さて諸君、死ぬ覚悟はできたか」
『大往生』と書かれた扇子を広げるくるり。
ひっくり返すと、そこには『ロシアンたこ焼きゲーム』と書かれていた。
目を瞑り、コップを置き、神妙に手を合わせる一同。
「今年もか」
「かかってくるがいいっすわ」
「はい、だらららららららっ、まーたたーびロッシアン! いっせーの」
「「SEY!!」」
今年もレッツイマジネーションターイム!
神妙な顔でたこ焼きを一口で頬張ったメンバーたちの集合カットをご想像いただきたい。
直後。
「あ、美味し――くなあああああああああああああああああああああぎゃあああああああああああああああああ!!」
爽太がたこ焼きっていうか『ワサビ袋』を噴火させて悶絶した。
「こ、こんな……はず……では……。口の中から香ってはいけない臭いが……食べ物では無い臭いが……」
口を押さえてガタガタ震える玲。
「――ッ! ――ッ!」
ストレリチアに至っては首から上がフルモザイクになっていた。
女の子が見せちゃいけない顔っていうか状態になっているので間接的にお伝えするが、たこ焼きで口の中やけどすることってよくあると思うけど、あれが仮に熱湯レベルのものだったらこうなるよね。
一方で、式夜はにっこにこだった。
「やっべうまぁ! コンデンスミルクと蜂蜜の融合が……新世界の夜明けじゃき!」
虎次郎もニコニコして。
「こっちもミントチョコの甘みが濃厚ソースと青のりと融合して……ってハズレだコレエエエエエエエエエエエ! 今年もっすか! 今年もっすかああ!」
口を押さえてごろんごろんした。
夢と安寿は平和そうにぱくついて、お互いの顔を見合っている。
「バターが、まるごと……入ってます、ね? な、なんだか、ごめんなさい。そちらは?」
「あ、うん。イチゴ入ってたんだけど、なんだろう悪くない。普通じゃ無いけど悪くないです」
もぐもぐからのごっくんからの、一同同時にくるりを見た。
くるりの目の前には、たこ焼きがあるのだが。
「なんじゃろうこれ、たこ焼き? 焼き、タコ?」
軽くタコ足一本分が皿にのっかり、先端におまけ程度のたこ焼き要素がくっついていた。
「いや、無理じゃろ。切らないと食べられな――」
「虎次郎、腕」
「うっす」
「やめろーはなせー! そんなの入らないー! あああああああああああああ!」
仲間たちに羽交い締めにされたくるりは、明らかにそのまま食べたら死んじゃうやつを口にねじ込まれた。
数分後、くるりは口から触手生やして白目を剥いた姿で発見された。
「大丈夫! 灼滅者は物理攻撃で死なないよ☆」
●【わさび屋根】の生放送をお知らせします
「たらこは好きかー!」
「おー!」
歌音と雪緒がたらこの着ぐるみ姿でぴょんこぴょんこ跳ね回っていた。
それを眺めながら静かに茶を飲む大輔と太郎。
「いやあ、楽しそうでなによりだねえ」
「しかしあのままだと危険ではないか」
ステージの上では、たらコンビがマイクを挟んでいた。
「それでは聞いてください。たらこの歌! たーらヘピュウ!?」
唯一露出した顔面に『版権自粛』と書かれたクリームパイが直撃。衝撃で吹き飛ぶ雪緒。
「たらこ一号おおおおおおおおお!」
大輔はすっくと立ち上がり、『ボートを漕ごう』『人生なんて夢さ』と書かれたクリームパイを両手に掲げた。
「打ち上げといえば……いや、カオスといえばパイ投げ。古今東西お約束だロプン!?」
横顔に『ひょうきん族』と書かれたパイを叩き付ける太郎。
「食べ物で遊ぶんじゃありません!」
「よかろう俺の魔奥義セブンスラッシュの封印を解くときが来てしまうとは……たとえ坂東でも俺の邪魔をするならグハァ!?!」
「たらこ一号、きみに決めた!」
顔面に突き刺さるたらこ一号こと雪緒。
「俺を倒しても第二第三の俺が……ぐああああああ!」
「オレは空飛ぶたらこになる! いーやっほーう!」
きりもみ回転する歌音が腹に直撃し、大輔は光の粒子になって消滅した。いやしないけど。
代わりに光の柱が空に立ち上り、天井が吹き飛び、周囲の壁という壁が吹き飛んだ。
っていうか壁がカキワリだった。
そして現場は校庭だった。周囲にはガソリンで燃やした巨大松明が大量に並んでいた。
空き教室だと言ったな? あれは嘘だ!
「ひゃっほおおう! 後夜祭といえばスノーモービルしかないでしょJK!」
カルナヴァルっていうか棒人間がモービルの力で壁を引きはがし、空には鳥人間もといセレスがぐーるぐーる周回していた。
「行くぞお前らアアアアアアアアアアアアア! ゴラアアアアアア!」
赤い甲羅を装備した配管工……じゃなくて恭乃がいっちゃった目をして飛び降りてくる。
なぜかハッピーバースデーの歌と共に降り立つセレス。
「このカオス空間を自分なりに表現してみた。これを見てくれ」
セレスが抱えていたのは鍋だった。
大量のロシアンたこ焼き、クリームパイ、たらこ三号(市松人形)がぐつぐつと煮えたぎり、おまけとばかりに鷲の頭が突き出ていた。
「さあ……め・し・あ・が・れ☆」
「はっ!?」
太郎は空き教室で跳ね起きた。
周囲には悶絶してる股旅館のメンバーとクリームまみれの民宿メンバーとあと鳥人間と棒人間と配管工が転がっていた。
空を見上げ、太郎は清々しい顔で言った。
「……夢か!」
●【バナナクラブ】とかいうぐうカオス
バナナ女ことナナコは黄色いマイクを握りしめた。
「ヒュー、イカれたメンバーを紹介するぜぇ! バナナ! 以上だ!」
「終わらせてんじゃねえ!」
「ばろん!?」
紀梨のローリングエルボーが炸裂。ナナコはステージから転げ落ちていった。
「でたー! 水着集合ピンで胸部に梨を配置することで貧乳のそしりを逃れようとした梨ガールさんやー!」
「貧乳を隠しもしない2015年水着で昨年記録を大きく上回ったんやー!」
「うるせぇ! 台本にもないことをぺらぺらと!」
這い上がってくるバナナ女とモモンガを蹴りつける梨ガール。
「メリークリスマース!」
「ふぇれっと!?」
窓を機動隊みたいな振り子アタックで突き破り、真っ赤なあいつが突っ込んできた。
「だ、誰だ!?」
血まみれで顔を上げるモモンガこと咲良。
「……サン・クロースさ」
「そこはピーターパンさって言えよォ!」
「いや言うなよ!」
「サン子、生きとったんかワレェ!」
「誰だ今の白い人」
「うん、やっぱり収集つかなくなってるね……」
美少女のような美少女(美少女以外のなんだというのか)ことアーティアリアは若くして悟った目で準備を進めていた。
「ほら、パフェ……つくるんでしょ。『ボクたち』のパフェ」
パフェグラスに生クリームを盛って、頬を赤らめた。
「なにそれ……仲良しっぽい、かも」
「天使か!」
「ツンデレか!」
「ちくわ大明神!」
「美少女(確信)か!」
「おい誰だ今の!」
などと言いながら、バナナ女はバナナを、梨ガールは梨を、サン子はプリンを、そしてモモンガは焼き肉をパイルダーオンした。
梨タイガーアッパーが炸裂。
「なんで焼き肉入れてんだよ!」
「焼くぞモモンガァ!」
「ちがいますぅー! フェレットですぅー!」
「さーここからはジングルベルだよー! れっつぱーりなーい!」
「ああもう――!」
アーティアリア(性別? 知らんな!)は目を瞑って頭を抱えた。
「キミたち意味わかんない!」
●【K.H.D】とはkind heart dynamiteの略である嘘である!【これから本気出す】
はいみなさんこんばんわ。第1582回現KHD麻雀トーナメント決勝戦の現場からお送りしております。
「よくぞ来た我が精鋭たちよ! 諸君も知っての通り学園祭であまったエナジーがなんやかんやして爆発する。阻止するには麻雀してポーズしてなんやかんやで私を倒すしかないんだぜ!」
レイチェルは不思議な電波を受信しながら麻雀の牌をじゃらじゃらしはじめた。
「麻雀か」
知信は自分の牌を見ながら唸った。
「まずは皆の捨てる牌から様子を探――」
牌を捨てた瞬間、女子スク水姿の天摩がガイアが輝くポーズと共に叫んだ。
「ビースト!」
「なにそのコール!?」
六の牌を魔方陣風に並べ、大喝采のポーズで叫ぶ天摩。
「俺は場の牌を墓場に送りデッキから中を召喚! 光さす道となれ――」
「だから何その役!?」
「あはははははあはははははははははあははあははははははは」
人間じゃない目をした来留が手元の牌をぱたんと倒して。
「チ○ル」
「それ別のゲーム! チ○ル社とコラボして出てるドンジャラのやつ!」
レイチェルがしめやかなお辞儀と共に牌を倒した。
「タコ、イーグル、ゴリラ、ドラゴン! 四聖獣だぜ!」
「それニンジャのやつ!」
知信は目を瞑り、タブレットを口に放り込んだ。
目をカッと開く。
「見える、僕にも見える。これが明鏡止水の境地……!」
そしてツッコミがこの世から消えた。
自動卓の稼働音と共に下からせり上がってくる牌――とみせかけてェ!
「R(リア充)!」
「B(爆発)!」
「「団(鬼六)!」」
クロエと刑一がせり上がってきた。二人は何キュアのポーズで上がってきた。
「リア充はどこだァー! ちくわの餌食にしてくれる!」
「ボクとけーちが来たからには地獄しかねーのです!」
キャオラーといって飛び上がる二人。
そこへ。
「俺、総勢一名参上!」
花火野郎の格好をした和弥が雀卓の下から現われた。
「暗黒の世界で愛を燃やすもの、それはリア充。リア充を燃料に胸の奥の炎を燃やすもの、それはRB団!」
「「同志風真!」」
「ここはカオスの一丁目。爆ぜろ――」
打ち上げ花火の筒にモモンガを詰め、そして点火した。
雌豹のポーズのレイチェル、シンクロ召喚ポーズの天摩、目がどっかいってる来留、座禅ポーズでちょっと浮いてる知信。
フルーツパフェとアーティアリアを神輿のように担いで回るナナコ、紀梨、サン。
「RB弾!」
「ふぇれっとおおおおおおおおおおおおおおおおお」
空に打ち上げられた花火が、美しく、咲いた。
「はっ!」
屋上で、和弥はぱちりと目を覚ました。
右を見る。
至近距離で『あははは』してる来留や謎麻雀を続けるレイチェルたち。
左を見る。
台無しになったパフェを手にモモンガをののしるバナナクラブ。
空を見る。
星が一筋流れ、モモンガの笑顔が浮かんだ。
「夢、か……」
●【夢幻回廊】逆から読んでもウ、ウロイ……ア゛アアアアア!
「うっかり場所間違えてしまっ――」
アヅマが扉を開けると、人(JIN)が両手に松明もって太鼓のリズムでリンボーダンスしていた。
「わかるか諸君。戦争だ」
「間違えました」
「待って帰らないでおねがい」
そっと閉じようとした扉を無理矢理開ける人(JIN)。
「えーでは、夢幻回廊頭おかしい選手権を開催します! エントリーナンバー一番、僕!」
人(JIN)はヨウ素液に浸したワカメを全身にはりつけると、熱々の鉄板に水を数滴垂らした。
じゅわあっていった。
「……」
「……」
「……」
「ウワアアアアアアアアアアアアア!!」
全身の穴という穴から血を吹いてぶっ倒れる人(死)。
「死んだああああああああああああ!!」
紫廉(SIREN)が暗幕の裏から現われた。
「ククク、奴は夢幻回廊でも一番の変人。我らの面汚しよ」
「部長なんですけど」
「ともあれ、企画であまった増えるワカメを使って頭おかしいことをするのが俺たちのコンセプト。俺は奴とは違う、もっと大きく」
ワカメを地面に並べ、両手を掲げて叫んだ。
「わかめ光臨陣!」
「……」
「……」
「……」
「ウワアアアアアアアアアアアアア!!」
全身から血を吹いてぶっ倒れる紫廉(死)。
「まだ死んだあああああああああ!」
「そいつは死んだ! 俺を見ろ!」
新(ARATA)が暗幕の裏から現われた。
「ワカメを使う、この発想を変えねばなるまい。つまり……俺がワカメになることだ」
「いや意味分かりません」
「ワカメ・ダイナマイトモオオオオオオオオド!」
新(ARATA)を頭から水を被ると服の下から大量のワカメがわき出てきた。
「ンン~」
「……」
「……」
「……」
「ダイナマアアアアアアアアアアアアアアアアアアイ!」
全身から血を吹いて倒れる新(死)。
「変なこと言って死んだああああああ!」
「ござるぜ!」
木菟(MIMIZUKU)が暗幕から飛び出してきた。
「拙者の用意してきたのはこれでござる。出ろォオオオオオオオオオ! ワカメロボ三号ォー!」
指を鳴らすと、暗幕の裏から段ボールロボがロープで引きずられてきた。
中から『マーオヴァアアアオヴァーオヴァオヴャヴォヴェバギャ』とかいう泣き声が聞こえてきた。
「口より高圧縮したワカメを打ち出しあたり一面ワカメの海にかえるでござる!」
「それは普通の海なのでは」
「なぎはらえぇい!」
手を突き出して叫ぶ木菟(MIMIZUKU)。
「……」
「……」
「……」
「ゴザルウウウアアアアアアアアアアアアアア!」
自力でワカメを噴射させつつ全身から血を吹いて倒れる木菟(死)。
そろそろ慣れたアヅマが沈黙して見守っていると、壁際のアイスバーンと目が合った。
わかめをお湯で戻しては画鋲で壁に刺し、お湯で戻しては刺し戻しては刺しを繰り返していた。
正気の人間の行動じゃなかった。
「まだ、わかめに染まってないところはありますか?」
「……」
無言で目をそらし、天井を見る。
フェリスと目が合った。
かき集めた蜘蛛の糸を天井に張り付けては垂らし、貼り付けては垂らしていた。自宅でこんなことしてる子がいたら電話した方がいい事態だった。どこにかって? 決まってんだろ!
「何事も、やり過ぎはよくないですよ」
「あ、はい」
追求したら死ぬ。
そう思って明後日の方向へとふりかえる。
オリキアと目が合った。
「ひゃっほおおおおおおおう! ワカメエエエエエエエ! ワカメッワカメエエエエエエエエエ! ワッカメエエエエエエエ! イヒヒヒヒヒイイイイ!」
わかめを編んで作った鞭を振り回して奇声をあげていた。
自宅で娘がこんなことしてたら『なんか学校で嫌なことあったのかな』を通り越して特定の施設に相談するところである。どこにかって? 知ってんだろ!?
おいでよ怪物の森。
アヅマが膝を抱えてカタカタ震えていると、暗幕の裏からそっと神羅(SINRA)が現われた。
はっとして顔をあげる。
神羅(SINRA)は優しく頷き、わかめを取り出した。
「人間などわかめを育てる材料に過ぎぬ。奴らの血を捧げブラッドわかめを誕生させるのだ」
スポイトで赤い液体をぽたぽた垂らしていく神羅(SINRA)。
「なんだこの反応は。こんなのは予定に……こ、これこそがわかめに革新をもたらすブラッドわかめ! わかめが人間を支配するのだ! ふは、ふははは、ふは――」
オリキアのワカメウィップが絡みつき、フェリスの糸が絡みつき、アイスバーンがわかめを刺した。
ずりずりと引きずられていく神羅(死)。
アヅマはため息をついて、窓をあけた。
胸に『思いつきませんですた』と書かれた(死)刑がネックハンギングツリーしていた。
はっとして窓の外を見る一同。
「……」
「……」
「……」
「……」
「「死んでるううううううううううううううううううううう!!」」
アヅマは全身の穴という穴から血を吹いてぶっ倒れた。
「はっ!」
ニトロはわかめだらけの空き教室で目を覚ました。
不思議な麻雀牌とクリームパイが散乱し、闇鍋にはたこ焼きだった何かとわかめとたらことバナナが煮え立ち、空ではモモンガが笑っていた。
「よし、夢だな!」
作者:空白革命 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年8月4日
難度:簡単
参加:37人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 8/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 10
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