立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は鈴蘭毒

    作者:飛翔優

    ●欲望に溺れ、往く三鬼
     艶やかな黒髪をきらめかせ、着物の裾は乱さぬように。周囲に笑顔を振りまきながら歩く三人の美人がたどり着いた場所、宝石店には叫び声。
     逃げ惑う人々に、変わらず笑う三人の美人。
    「あらあら、こんなことで逃げるなんて失礼な方々ですわ」
    「脆弱な人間たちにとっちゃ仕方ないんじゃない? ま、柳鬼がヘマ踏んだってのもあるけど」
    「何よ! 先に手を出したのは燈鬼じゃない!」
     落ち着いた美人の前で、言い争いを始めた活発そうに髪を短く纏めた美人・燈鬼と、二人よりも少々幼い顔立ちの美人・柳鬼。
     二人の手は、赤く染まっていた。
     足元には二人分の何かが転がっていた。
    「だいたい、燈鬼が手を出さなきゃもう少し穏便に……」
    「あ、私のせいにするっての? 私は……」
    「はい、そこまで」
     不意に、変わらず微笑む美人が手を叩いた。
     燈鬼も柳鬼も、バツが悪そうに美人へと視線を向けていく。
    「ええと……怒ってる、編鬼?」
    「いいえ」
    「ご、ごめんなさいおねえさま……」
    「だから怒ってませんよ。それより……」
     美人は……編鬼は二人をなだめながら、棚に並べられたままの宝石類へ視線を向けた。
    「あまり時間をかけても面倒ですし……好きなモノを選んでしまいましょう」
     この場にあるのは、全て私たちのものなのだから……と。
     黒曜石の角を輝かせながら……。

    ●夕暮れ時の教室にて
     灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(高校生エクスブレイン・dn0020)は、真剣な面持ちで口を開いた。
    「幾多の戦いをくぐり抜け、武蔵坂学園の灼滅者……皆さんも力をつけました。より強力なダークネスも現れています。しかし、全てのダークネスが強力ではなく……中には、手を組んだ方々もいるみたいで……」
     今回は、三体の羅刹が手を組んでいる事が発覚した。それを灼滅してきて欲しいと、本格的な説明へ移行する。
    「手を組んだ羅刹の名は編鬼と燈鬼と柳鬼。三体共女羅刹となっています」
     三体は宝石店などを中心に足を運んでは、店を破壊しつつ欲しいものだけを奪っていく……という活動を行っている。
     当日のお昼すぎには百貨店内の宝石店へと足を運んでくる。故に……。
    「百貨店のどの入口から入ってくるかは不明だったため……百貨店内の宝石展前にて待ち構えて下さい。そうすれば、確実に迎え撃つことができるはずです」
     遭遇後は、編鬼たちを抑えながら人々を逃し、本格的な戦いに移行する……と言った流れになるだろう。
    「続いて編鬼たちの特徴と、戦闘能力について説明しますね」
     三体共、着ているのは着物。また、三体で灼滅者八人と同等程度の力量。
     編鬼は艶やかな黒髪と抜群のプロポーションが特徴的なリーダー格。戦闘においては治療役を務めており、普段はねぎらいによって毒などを浄化し治療する、はっぱをかけて力を与え治療する……と言った行動を取ってくる。しかし、次に説明する燈鬼が倒された場合、攻撃役へと移動し加護を砕く怒りの鉄拳、複数人を連続して震わせる怒号を放ってくる。
     燈鬼は短く纏めた黒髪と活発そうな顔立ちが特徴的な羅刹。戦闘においては攻撃役を務め、暴れ回り複数人を何度も殴る、加護を砕く投げ、自らの身を固めながらのたいあたり……と言った攻撃を仕掛けてくる。
     柳鬼は二人よりも色んな意味で小柄な体型と小生意気そうな横顔が特徴的な羅刹。戦闘においては妨害役を務め、拘束するバインドトラップ、防具ごと敵を切り裂くスラッシュトラップを仕掛けてくる。
    「また、戦い方としては普段は編鬼が指示を出しながら治療し、柳鬼の罠にかかった相手を燈鬼、あるいは編鬼が攻撃する……と言った形になるみたいですね」
     以上で説明を終了しますと、地図などを手渡し締めくくりへと移行した。
    「編鬼たちの行動は、決して許されるようなものではありません。どうか、全力での戦いを。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」


    参加者
    月翅・朔耶(天狼の黒魔女・d00470)
    メリーベル・ケルン(プディングメドヒェン・d01925)
    深山・戒(翠眼の鷹・d15576)
    レナード・ノア(夜行・d21577)
    迦具土・炎次郎(神の炎と歩む者・d24801)
    波崎・葉織(斬り狂い・d28232)
    只乃・葉子(ダンボール系アイドル・d29402)
    芥生・優生(探シ人来タラズ・d30127)

    ■リプレイ

    ●きらめきが集う場所
     楽しげな喧騒、活気あふれる商いの声。幸せそうに歩く人がいたと思えば、どこか疲れた表情で家族サービスを行っている男性がいたり、あるいははしゃぐ子供に四苦八苦している男女がいたり……概ね、幸せそうな空気に満ち溢れているショッピングセンター。
     きらびやかな宝石が並べられている宝石店を背に、深山・戒(翠眼の鷹・d15576)は呟いた。
    「身を飾りたいのか、煌びやかなものに惹かれるのは女の性なのかねぇ」
     様々な返答がなされていくなか、眼を細めた。
     視線の先、人波に紛れるようにして歩いてくる着物姿の女性が三名。
     艶やかな黒髪を持つ女と、短くまとめた黒髪を持つ女、小柄で小生意気そうな横顔が特徴的な女……黒曜石の角を持つ羅刹、編鬼、燈鬼、柳鬼!
     断定するとともに、黒いマスクで口元を隠す芥生・優生(探シ人来タラズ・d30127)はスレイヤーカードを引き抜いた。
    「Kill me if you can」
     武装するとともに殺気を放ち、人々を遠ざけ始めていく。
     数人の仲間が避難誘導を始めていく中、戒は立ち止まっていく羅刹たちに言い放った。
    「さあ、アンタらの相手は私たちだ。心ゆくまで遊ぼうじゃないか。天鷹顕現!」
     武装すると共に緑の瞳で睨みつけた時、もう、周囲に一般人は存在しない。
    「……あら?」
    「久方ぶりの羅刹戦だ。楽しませておくれよ?」
     戸惑うふりをしたような声を聞きながら走りだし、柳鬼の足に縛霊手の爪を差し込んでいく。
     身軽なバックステップで回避されていく中、レナード・ノア(夜行・d21577)が巨大な十字架片手に猛追。
    「さ、やり合おうか」
     静かに告げながら突き出して、掲げられた右腕に阻まれる。
     数人の灼滅者たちが足止め役として羅刹たちとの交戦を始めていく一方、デフォルメされた目と口だけが描かれているダンボール箱を被る只乃・葉子(ダンボール系アイドル・d29402)はマイクに向かって声をはりあげた。
    「みなさん、この場から離れて下さい!」
    「ここは危ないです! 安全な所まで避難してください!」
     スピーカーによって増幅されていく言葉が人々にするべきことを教える中、メリーベル・ケルン(プディングメドヒェン・d01925)は出口の方角を指し示す。
     宝石店内に残っていた人々に対しては、迦具土・炎次郎(神の炎と歩む者・d24801)がバックヤードを通して外に脱出するよう導いた。
    「皆、早くここから離れるんや! なるべく遠くへ行け!」
     指示されるがまま、人々は宝石店前から遠ざかる。
     ショッピングセンターとは思えぬほどの静寂が訪れた時、彼らは足止め役との合流に向かった。
     防御も意識していたからだろう。
     大きな被害を受けることなく、抑えることができていた。故に……。
    「ミュージック、スタート!」
     足止めしてくれていた者たちを癒やすため、耐える力を与えるため、葉子は歌う高らかに!
     誰一人として倒れることがないように。
     最後まで立っていられることがないように。
     自分もまた、仲間を守り切ることができるように……。

    ●二人の連携、一人の援護
     葉子の歌声が響く中、編鬼が袖口で口元を隠しながら口を開いた。
    「あらあら、また増えてしまいました。なぜ、あなた方は私共の邪魔をするのでしょう?」
    「強盗ってのも、情けない真似してるなぁ」
     合流と共にチェーンソー剣を構え直した波崎・葉織(斬り狂い・d28232)は、質問には答えず嘲った。
     編鬼が眉根を潜めていくさまを横目に走りだし、柳鬼に斬りかかっていく。
     細い腕からは考えられないほど硬く力強い右腕に阻まれながら、ニヤリと口の端を持ち上げた。
    「斬りがいがありそうでなりよりな相手だ」
    「何よ! 灼滅者風情が生意気な口聞いて!」
    「アハハ!」
     柳鬼の言葉を鼻で笑いながら横に抜け、振り向きざまに一閃。
     ふくらはぎを切り裂きながら、離脱。
    「その頭飛ばしてあげるよ!」
    「っ! このくらい……!」
     こらえる柳鬼めがけ、月翅・朔耶(天狼の黒魔女・d00470)が鋭きビームを放った。
     よろめいていくさまを横目に、朔耶は霊犬のリキに視線を送っていく。
    「リキ、お前はあいつの妨害を頼む」
     呼応し、リキは燈鬼へ向かい駆け出した。
    「はっ、そのくらいで抑えられるほど燈鬼様は甘くないよ!」
     燈鬼がじゃれあうように対応していく中、メリーベルは羅刹たちを一瞥。
     指輪をはめている拳を突きつけながら笑っていく。
    「ふっふーん、宝石で着飾ってもこの私の魅力には足元にも及ばないわね!」
     締めくくりに、放つは魔力の弾丸。
     柳鬼の肩に食い込んでいくさまを眺めながら、静かに目を細めていく。
    「あなた、ちょっと生意気ね!」
    「っ! それはこっちのセリフよ!」
     挑発が功を成したか、柳鬼がメリーベルへと視線を向けた。
     受け止めながら、メリーベルは身構え――。
     ――突如目の前に現れた網から逃れるため、バックステップ。
    「っ!」
     殺気を感じ後ろを伺えば、リキと戯れていたはずの燈鬼がいて……。
    「させへんで!」
     素早く炎次郎が割り込んで、燈鬼の拳を胸で受けた。
     骨が数本折れたような鈍い痛みを覚えながらも燈鬼に呪具をかざし、唱えていく。
    「お前ら、陰陽道とか仏教の類いはもう見飽きたやろ。なら、異国の呪術を見せたるわ」
     異国の呪文を。
     魔力の弾丸を導くため。
     右肩に弾丸を打ち込まれた燈鬼がよろめく中、霊犬は炎次郎の治療を開始。
     対する編鬼も、穏やかな表情のまま口を開いた。
    「大丈夫ですよ柳鬼。あなたの強さは、私と燈鬼が一番良く知っています。落ち着いて、いつもどおり戦いましょう」
    「うん! 大丈夫だよおねえさま!」
    「はいはーい! 余計なおしゃべりはいけませんよー!」
     動きの精彩を得ていく柳鬼に向かい、葉子はダンスの合間、虚空に向かって回し蹴り。
     発生した突風は加護を砕き、柳鬼を元の状態へと戻していく。
     逐一砕いていけば大丈夫と判断しながら、葉子はダンスを歌を続けていく。
     己を、仲間たちを盛り立てるために……!

     避けきれず、刃の奔流を受けたリキ。
     更には燈鬼に殴り飛ばされ、壁にたたきつけられていく。
     床に落下しながらも立ち上がっていく光景を前に、朔耶は瞳を細めながら光の輪を投げ渡した。
    「……」
     柳鬼が援護し、燈鬼が攻めるという連携攻撃。逐一邪魔するように動いてはいるけれど、全てを妨害できるわけではない。
     妨害できたとしても、攻撃役を務めている燈鬼はもちろん妨害役を務めている柳鬼の攻撃力もそれなりにある。
     結果、もとは妨害を優先して動こうと思っていた朔耶だが、恋次郎の霊犬が行う治療だけでは明らかに足りず……灼滅者としては唯一の治療役として回復専念を余儀なくされていた。
    「……思った以上に攻撃が強いな」
    「だったらなあ……」
     故に、優生は柳鬼に指輪をはめた腕を突き出していく。
     少しでも治療を楽にするために、魔力の弾丸を撃ちだした。
     ダメージが蓄積していたこともあるのだろう。弾丸は左肩に突き刺さり、柳鬼の動きをとめていく。
    「くっ……」
     すかさず援護しようと動いた燈鬼の進路にレナードが割り込んだ。
    「邪魔!」
    「っ!」
     突き出された拳を巨大な十字架で受け止め、力比べへと以降。
     じりじりと押されながら、静かな声音で告げていく。
    「お呼びじゃねーんだわ、あんたらみたいのは、まとめて掃除できてラッキー、ってな?」
    「なんだ」
     目を吊り上げ反論しようとしてきた燈鬼を跳ね除け、体をひねる。
     仲間たちの追撃を受け動けぬ柳鬼の脳天に、杖を叩き込んだ!
    「一体目……!」
     言葉とともに魔力を爆発させ、柳鬼を地に伏せさせる。
     柳鬼は全身を震わせながら空を掴み……。
    「お、おねえさま……たち……」
     小さな言葉とともに、消滅した。
     灼滅者たちが素早く編鬼へ視線を移す中、戦場を満たす殺気が増大。
     身構える中、編鬼が笑みを消した。
    「……柳鬼、良い子でしたのに……」
    「てめぇら、ぜってぇ許さねぇ!」
     燈鬼が編鬼の言葉を、力を受け取りながら、拳を握りしめて走りだす。
     レナードが迎え撃っていく中、戒は編鬼に巨大な十字架の先端を突きつけた。
     本当ならば、あらん限りの力で殴りたい。
     理由を語ることはないけれど。
     けれど……編鬼の立つ場所は遠く、届かない。故に……。
    「凍らせてやるよ……」
     光の弾を発射し、業もろとも編鬼を凍てつかせた。
     揺らぐことのない様子を横目に、葉織は燈鬼に斬りかかる!
    「いいね! 楽しいよ!」
    「そんな強がり……!」
     硬い腕に阻まれるも、力を込め膝をつかせることに成功。
     遠くに届く攻撃がない分、押さえていくのだと、葉織は燈鬼との本格的な交戦に移行する……。

    ●羅刹たちを飾るのは
     遠距離攻撃を持たない者がいて単体への手数が減った結果、編鬼の治療が効果的に作用していたのだろう。
     柳鬼を倒した後の戦いは予想以上に長引き、前衛陣の傷が増えていた。
     呪縛を刻み込んでいるはずなのに、激しくなっているようにも思える燈鬼の反撃。
     スピーカーを盾代わりに受け止め、衝撃を痛みとして感じながらも、葉子は高らかなる歌声を響かせる。
    「いつでも元気で前向きに、ハイテンションでゴー!」
     支えていけば、戦い続けることができるのだと。
     灼滅へ向かう事ができるのだと。
     事実、集中攻撃を与えている編鬼は時折よろめく様を見せ、余裕はなくなってきているように思えた。
     後は灼滅者側が倒れないように立ちまわるだけ……と、炎次郎はメリーベルに向かって放たれた燈鬼のたいあたりをかばい受け止めていく。
     力比べへと持ち込みながら、静かな声音で紡いでいく。
    「命ってのは宝石の何万倍も美しいものやで。それに価値が見出せんようじゃ、いくら着飾ろうと、結局お前らは薄汚いんや」
    「そんなこと……!」
    「さあ、来いよ。俺がお前らをせめて散りざまだけは美しく飾ったろうやないか!」
     燈鬼の反論も意に介さず、炎次郎は跳ね除けバックステップ。
     着地とともに腰を落とし、手元にオーラを集わせた。
    「さ、そろそろ最終章へと向かおうやないか」
     静かな呼吸を紡いだ後、編鬼に向かって撃ちだした。
     オーラが編鬼をよろめかせていく中、霊犬は炎次郎を治療する。
     レナードは巨大な十字架を突きつけ、光弾を発射。
     掲げた右腕を凍てつかせていく光景を前に、告げていく。
    「今だ」
    「ほいっと」
     すかさず優生が影を放ち、編鬼の凍りついた部分を貫いた。
     貫かれた箇所からひびが入り……。
    「ごめん、なさい……燈鬼……」
     音を立てて、砕け散った。
     残るは燈鬼、ただ一体。
     唖然と編鬼が、柳鬼が消滅した場所を眺めている燈鬼に、優鬼は恭しく一礼する。
    「はた迷惑なお客様、そろそろ閉店のお時間でございます。お帰りは黄泉路の入り口となりますので、どうか迷うことのないよう……」
    「ふざけるなぁ!!」
     燈鬼は怒鳴り、優生に向かって駆け出した。
     ひょうひょうとした表情でサイドステップを踏み、やすやすと避けながら、優生は紡いでいく。
    「エスコートは任せてくれなあ。きっちりお引取りいただく……これは、そんなお話で……」
     黄泉路へ送るための物語を。
     終幕へと向かう物語を。
     多勢に無勢……といったところか。柳鬼との連携を、編鬼の援護を失った燈鬼は、冷静さを欠いていることも相成ってかひどく脆かった。
     体中を自身の血で赤く染めながらも暴れまわる燈鬼に、メリーベルが魔力の弾丸を打ち込んでいく。
     体を硬直させていくさまを眺めながら、告げていく。
    「さあ、観念しなさい」
    「っ……まだ……」
     呪縛に逆らうかのように、震える燈鬼。
     静かな足取りで近づいた戒は、その全身に拳を打ち込んだ。
    「あ……」
     壁に叩きつけられた燈鬼は、ゆっくりと倒れ伏していく。
     見下ろし、戒は告げていく。
    「よくわかっただろう。お前らを飾るのは煌びやかな宝石じゃない。自分たちの流した血だって……」
    「……ちく……しょう……」
     悔しげな言葉を漏らしながら、燈鬼もまた消滅。
     宝石店前に、空調の音だけが響く静寂が訪れて……。

     消滅した編鬼たちの周囲には、何もなかった。
    「この宝石店だけを狙って来たのかもね。多分、少なくともこのショッピングセンターで取られたものはないんじゃないかしら?」
     朔耶が推測を語り、仲間たちも頷いていく。
     ならば、長居は無用。
     治療と最低限の掃除だけを行った後、灼滅者たちは力を解いて帰還を開始する。
     少しずつざわめきが取り戻されていくショッピングセンターで、葉織は編鬼たちが消えた場所に視線を送り呟いた。
    「まぁ楽しめたよ」
     それは、手向けの言葉。
    「それにしても……宝石ってそんないいもんなのかなぁ……?」
     そして、小さな疑問。
     様々な返答がなされていく中、灼滅者たちは人混みの中に消えていく。
     楽しげな喧騒を、平和を取り戻した証として……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年7月29日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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