皇樹・桜夜(夜光の死神・d06155)は、こんな噂を耳にした。
『山奥の秘湯に現れた百合な美女が女性を襲っている』と……。
この美女は都市伝説で温泉に浸かった女性の動きを封じ込め、あんな事やこんな事をしているらしい。
そのため、襲われた女性は、骨抜き状態。
身も心もスッキリした状態で、温泉から出ていくらしい。
ただし、都市伝説は大の男嫌い。
気配を感じただけで、水の塊で作った弾丸を放ち、相手の股間を撃ち抜いているようである。
そう言った意味で、都市伝説は強敵。
その事も踏まえた上で、都市伝説を倒す事が今回の目的である。
参加者 | |
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タシュラフェル・メーベルナッハ(白茉莉昇華セリ・d00216) |
若生・めぐみ(歌って踊れるコスプレアイドル・d01426) |
皇樹・桜夜(夜光の死神・d06155) |
東雲・蔓(求める兎・d07465) |
北山・菜緒(犬巫女・d24877) |
天城・呉羽(蒼き鋼の聖女・d26855) |
裳経・いちご(五平餅はご飯じゃないのっ・d31542) |
東雲・ありす(小学生魔法使い・d33107) |
●山奥の秘湯
「大変な事になってるみたいだけど、温泉に入れるこのチャンス、いっぱい楽しんじゃおうっ」
東雲・ありす(小学生魔法使い・d33107)はワクワクした様子で鼻歌を歌いながら、仲間達と共に都市伝説が確認された秘湯にやっていた。
都市伝説は百合系の美女で、温泉に浸かった女性に襲い掛かって、あんな事やこんな事をしているようである。
「女性の伝説さんが女性にあんな事やこんな事を……また恥ずかしい目に逢うんですしょうか? それとも、ぺたん子は安全圏なんですかね……」
若生・めぐみ(歌って踊れるコスプレアイドル・d01426)が、複雑な気持ちになった。
別に襲われたい訳ではないのだが、その場にいないような扱いを受けるのも嫌である。
「いつもの様に伝説さんの第一目標になりそうですから、出来る限りですけど、カバーしますね」
めぐみが大豪院・麗華(大学生神薙使い・dn0029)に話しかけた。
ただし、ノープラン。何ひとつ、考えていない。
ある意味、妙なフラグを立ててしまったのかも知れないが、ここで気にしたら負けである。
「女の子がすっきりして出て行くだけなら、別に退治しなくてもいいと思うのだけど……まあ、仕方ないわね」
タシュラフェル・メーベルナッハ(白茉莉昇華セリ・d00216)が、自分なりに納得した。
誰も困っていないような気もするのだが、それはそれ。これはこれである。
「百合はクラブ『花園』でよく見るけど……、温泉で女の人を襲って骨抜きにさせるなんて、花園の部長みたい。まさかそれがこの都市伝説のもと?」
天城・呉羽(蒼き鋼の聖女・d26855)が、ハッとした表情を浮かべた。
色々な意味で嫌な予感しかしない。
おそらく、いや、間違いなく、何らかの形で花園の部長が関わっている。
そう思えてしまうほど、色々な意味で花園の部長と酷似していた。
「まさに花園って感じの都市伝説だねぇ。メンバーも女子だけだし、そういう展開待ったなしかな?」
裳経・いちご(五平餅はご飯じゃないのっ・d31542)が、苦笑いを浮かべる。
「ま、まあ、とりあえず、男性もいない事です……って、あれ? いちごさんは女の人でしたっけ? 確か、男の人だった気が……」
皇樹・桜夜(夜光の死神・d06155)が、不思議そうに首を傾げた。
だが、どう見ても胸が……ある。
「だったら、触って確かめてみる?」
いちごが苦笑いを浮かべて、桜夜に自分の胸を触らせた。
「お、女の人ですね……」
桜夜が納得した様子で答えを返す。
何やら色々と勘違いしているかも知れないが、とにかく目の前のいちごは女の子。それだけは間違いないだろう。
「とりあえず、都市伝説……ばっちこーい!!」
そんな中、東雲・蔓(求める兎・d07465)がぱぱっと服を脱ぎ捨て、温泉にざぶんと飛び込んだ。
温泉の温度は適温で、じんわりするレベルの温かさ。
「……あれ? 何だか一人多い気が……」
北山・菜緒(犬巫女・d24877)も豊満な胸が目を引く大胆なビキニ姿で温泉に浸かって、異変に気づく。
間違いなく、ひとり多い。
何の違和感もなく、場に溶け込んでいるようだが、どう考えてもひとり多かった。
「……お義姉ちゃんに呼ばれて……来たけど、外で待機……って、なんでだろう……? ……少し前も、同じような事が……」
一方、東雲・梔子(狐憑き・d33430)は岩陰に隠れて百物語を使った後、仲間達の指示があるまで両手で耳を塞いで待機した。
●濃厚な一時
「あ、あの……」
菜緒が恥ずかしそうにしながら、都市伝説に声をかける。
だが、そこから先の言葉が出ない。
緊張しているせいで、全身が強張ってしまい、頭の中に浮かんだ言葉を吐き出す事が出来なかった。
「大丈夫、何も怖がる事はないのよ」
そんな空気を察したのか、都市伝説が菜緒のビキニをずらすと、手に収まりきらないほど大きな胸を優しく揉みほぐす。
「あ、いや……んんっ! ひゃぁんっ……!」
慌てた様子で抵抗しようとしたものの、都市伝説に唇を奪われ、我を忘れて求めあった。
もしかすると、それが都市伝説の力なのかも知れない。
だが、それすらどうでも良く思えてしまうほど、頭の中が真っ白になった。
「……って、このままだと大変な事にっ!」
めぐみがハッとした表情を浮かべて、スレイヤーカードを使う。
すぐさま、水着姿になったものの、相変わらずノープラン。
都市伝説の前まで来たものの、何をしていいのか分からない。
「うふふ、いいのよ。怖がらなくても」
それとは対照的に都市伝説は舌舐めずりをすると、乱暴にめぐみの腕をガシィッと掴む。
「ううっ、何だか怖いことになっているんだよっ」
ありすも都市伝説に恐怖を覚えて、トルテ(ウイングキャット)の後ろに隠れる。
トルテもありすだけは絶対に守ると言わんばかりの勢いで、都市伝説の前に陣取った。
「あ、あの……、宜しければ、お手伝いしま……しょうか?」
菜緒が都市伝説の胸や内腿を責めつつ、含みのある笑みを浮かべる。
既に催眠状態にあるためか、普段の菜緒からは微塵も想像する事が出来ないほど、血に飢えたケモノの如く、貪欲になっていた。
「ええ、そうね。思う存分……、やってしまいなさい!」
都市伝説がいやらしい笑みを浮かべて、菜緒と一緒にめぐみを襲う。
「なんか、変です、力が抜けちゃいます。麗華さん、めぐみ、変です。助けてください~~~」
そう言って、めぐみが助けを求めたものの、麗華も呉羽に襲われて顔を真っ赤にしていた。
その間もナノナノのなのは、どうしていいのか分からず、あたふた状態。
助けに行ったところで返り討ちに遭うのがオチなので、とても困っているようだった。
「……あれ? マズかったのか? でも、こいつも嫌がってないし……」
そんな中、呉羽が麗華の胸を揉みながら、キョトンとした表情を浮かべる。
「い、嫌ですっ! こんな事をされるのは……んんっ!」
麗華も必死に我慢しているようだが、自然に声が漏れてしまっているらしく、恥ずかしさのあまり全身が小刻みに震えていた。
しかし、呉羽はまったく気にせず、麗華にキス。
「女の子同士のキスシーンは、見てるだけでもなんだか興奮しちゃうわよねぇ♪」
それを目の当たりにしたタシュラフェルが、辛抱堪らん様子で鼻息を荒くした。
「せっかくだから、お互い気持ちよく、なろ♪」
蔓も催眠状態に陥って、都市伝説と口づけを交わす。
「私も発情しちゃってるから、貪るように激しくね……♪」
タシュラフェルもだんだん我慢できなくなったのか、蔓に激しくキスをすると、お互いの敏感な部分を攻め合った。
「やぁん、すごぉぉぉい! すごく気持ち……いいよぉぉ!」
蔓もあまりの気持ち良さに声を上げたが、タシュラフェルが舌を捻じり込んで来たため、何も考える事が出来なくなって、頭の中が真っ白。
本能の赴くままに、大暴走!
「な、何だか、みんな凄い事になっているね。そう言えば、桜夜ちゃんって、大きいよねぇ……♪」
いちごがニコッと笑って、桜夜の胸に手を伸ばす。
「そ、そうでしょうか?」
桜夜が恥ずかしそうに頬を染める。
だが、いちごは気にせず、桜夜の胸を堪能!
「ひゃんっ!? だ、駄目ですっ」
桜夜が甘い声を響かせ、ビクビクと体を震わせる。
「いちごさんばっかり……ずるいです……」
そう言って桜夜がいちごの胸を鷲掴みにすると、今度は自分の番とばかりに反撃するのであった。
●欲望の末に
「はあはあ……、凄い……。これなら、いくらでも出来そう……」
タシュラフェルが恍惚とした表情を浮かべ、自分の指をペロリと舐める。
求めても、求めても、欲望が尽きる事はない。
まるで身体の奥底から、沸々と欲望が沸き上がっているようだった。
「もう都市伝説は……どうでもいいですね……」
桜夜もとろんとした表情を浮かべ、自らの欲望を満たす事に夢中になっている。
「……って、それは駄目っ! 駄目ですよぉ!」
麗華がハッとした表情を浮かべて、桜夜達にツッコミを入れた。
「おーっほっほっほっ! いいわ、それでいいのよ。さあ、みんなで欲望を開放しましょう」
都市伝説が含みのある笑みを浮かべて、桜夜達に襲い掛かろうとする。
「やっぱ、倒しておくか」
それに気づいた呉羽が、都市伝説に神霊剣を放つ。
「ちょっ、なんで、どうして!」
都市伝説が驚いた様子で悲鳴をあげる。
おそらく、ただ何となく。
面倒事は早めに片付けておくべきだと、判断したのかも知れない。
「さすがにこの光景は、小学生には早すぎる」
それに気づいた蔓が仲間達にバスタオルを投げて、岩陰に潜んでいた梔子を呼ぶ。
「……女の人?」
梔子が不思議そうに首を傾げながら、サッと数珠を構えて、目の前にいる都市伝説を吸収。
まわりで何が起こっているのか分からぬまま、ハテナマークを浮かべている。
「……あれ? 戦闘は?」
その途端、我に返ったいちごが、キョトン!
自分の身に何が起こったのか分からず、頭の中がハテナマークでいっぱいになっていた。
「あ、あの……その……すみません……悶々としてしまって……」
そんな中、菜緒も先程の事を思い出して、恥ずかしそうに頬を染める。
あれは自分の意思だったのか、それとも隠された本性だったのか、自分で判断する事が出来ないが、どちらにしても理性の留め金が外れていた事は間違いなさそうだ。
「まだ動けませんし、このまま温泉で休んでいきませんか?」
そんな空気を察したのか、めぐみが苦笑いを浮かべる。
「そうだね。今度こそ、ゆっくり浸かろう。変なお姉ちゃんもいなくなったしね」
そう言って、ありすが温泉に浸かって、ニコリと微笑むのであった。
作者:ゆうきつかさ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年8月4日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 5
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