アフリカン・ゴリラ・ビート

    作者:泰月

    ●ドンドコ
     荒磯遊歩道。
     別名『文学の散歩道』と言われる、福井県の海沿いに続く4km程の遊歩道。
     その脇の岩場に――ゴリラがいた。
     うだる様な異常な程の暑さにも負けず、激しくドラミングするゴリラ。
     いや、ゴリラにしては体型が人間くさい。肩紐のついたアフリカっぽい太鼓をかけて、それもドンドコ叩いている。
    「お前らぁ! アフリカっぽく踊れぇ!」
     しかも喋った上に、この無茶振りである。
     ――アフリカっぽくと言われても。
    「アフリカっぽさが判らないなら、俺とドラミングするのでもいいぞぉ!」
     困惑する周囲の人々に、ドラミングしながら迫るゴリラ。
    「……どうする?」
    「帰ろうぜ。暑苦しい」
     まだ冷静さを残していた一部の人が、ゴリラに背を向けその場を去ろうとする。
     だが。
    「ウホッ!」
     ゴリラは唖然とする人々を跳び越え、帰ろうとした人の前に降り立った。
    「逃がさんぞぉぉぉぉぉ!」
     ドンドコドコドコ!

    ●ドコドコドン
    「アフリカン化で、ゴリラ怪人が発生したわ」
     夏月・柊子(高校生エクスブレイン・dn0090)は、集まった灼滅者達にそう話を切り出した。
     順を追って話そう。
     近頃、日本海側の海沿いで、アフリカ並みに気温が急上昇している所がある。
     どうもその地域では、暑さの影響を受けてか、アフリカン化したご当地怪人がご当地のアフリカ化を目指しているらしい。
    「ご当地でアフリカとなると、アフリカンパンサーが思い浮かぶと思うけど、直接の関与はなさそうよ」
     かと言って無関係とも思い難いが、どうあれ、アフリカ化を放置しては置けない。
     まして今回は、ゴリラである。
    「どうやら、元々は近くにある東尋坊のご当地怪人だったみたい」
     海に削られた独特の形状を持つ東尋坊だが、名前の由来は、怪力を頼りに悪事を働いた末に崖から海に落とされた僧の名前だと言う。
    「元々、力自慢のご当地怪人だったのね」
     それがアフリカ並みの熱気にやられて、アフリカン化した結果――ゴリラである。
    「戦闘面もパワー重視。ご当地技に加えて、衝撃が足に響く攻撃があるわ」
     そんなゴリラ怪人は、海岸でアフリカのトーキングドラムっぽい太鼓を肩に下げて、ドラミングと太鼓をあわせて、激しく打ち鳴らしている。
     居合わせた10人程の人達には、アフリカっぽく踊るか一緒にドラミングしろと強要しており、ゴリラ怪人は彼らを簡単に逃がそうとしない。
    「戦闘前に逃がすなら、ゴリラ怪人の気を引かないと。もし嫌じゃなかったら、ドラミングしてあげれば確実に気を引けるわよ」
     まあ、逃がすのに失敗しても、怪人が彼らに大怪我を負わせたり殺す事は無いので、夏のイベントとか言って誤魔化してしまうのも手だ。
     どうするにせよ、彼らをアフリカン化したゴリラ怪人の魔手から救い、ご当地のアフリカ化を止められるのは、灼滅者だけだ。
    「色々と暑苦しい事件だけど、よろしくね。熱中症にも気をつけていってらっしゃい」


    参加者
    ミカエラ・アプリコット(弾ける柘榴・d03125)
    禰宜・剣(銀雷閃・d09551)
    雨松・娘子(逢魔が時の詩・d13768)
    綺堂・ライ(狂獣・d16828)
    磯貝・あさり(海の守り手・d20026)
    ペーニャ・パールヴァティー(へっぽこサロード奏者・d22587)
    風隼・樹里(ティミッドウルフ・d28501)
    ルチノーイ・プラチヴァタミヨト(トライエレメンタルドラグーン・d28514)

    ■リプレイ

    ●Sultry Gorillaman
     荒磯遊歩道。福井の海沿いに続く道に、ゴリラがいた。
     正しくはゴリラ怪人なのだが、もうゴリラと称しておこう。
    「さあ、ドラミングかアフリカっぽく踊れえぇぇぇぇ!」
    「まてまて。此処は日本だろうがっ! なんでアフリカンにドラミングを合わせなければならない!」
     ドラミングしながら人々に迫るゴリラに、禰宜・剣(銀雷閃・d09551)が飛び出してツッコミを入れる。
    「なんの問題がある。ドラミングはアフリカのリズムだろうがぁ!」
     ゴリラは自信たっぷりに、ドンドコ。
    「郷に入れば郷に従え! お前が日本に合わせるのではないのかっ!?」
    「そうですよ。アフリカンな事はアフリカでやっておいて欲しいものです」
    「つべこべ言わずに、踊るかドラミングするかしろぉ!」
     さらに言い募る剣に、磯貝・あさり(海の守り手・d20026)も少々呆れた様子で話を併せるが、ゴリラは聞く耳持たずにドンドコドン。
    「ゴリラン怪人、楽しそうだねー。あたいも負けずにおどるよ♪」
     そこにヒマワリ――の着ぐるみ姿のミカエラ・アプリコット(弾ける柘榴・d03125)が進み出る。
    「どんどこ どこどこ どんどこ どん!」
     口でリズムを取りながら、着ぐるみの胸を叩くとドンドコというよりトンカンと言ったやや軽く硬い音が響く。
    「ウホッ! いいぞいいぞ!」
    「いい音でしょー? どんどこどーん!」
     ミカエラのドラミングに、ゴリラの賛辞とドラミングが重なる。
    「さて、私もドラミングしましょうか! こう、ドラマチックに!」
    「お前もナイスドラミング! 飛び入りは歓迎だぞ!」
     更にペーニャ・パールヴァティー(へっぽこサロード奏者・d22587)もドラミングを始めると、ゴリラも興奮して更に激しくドンドコドコ。
    「こう暑い中こういう踊りってのは得意じゃねえが……やってやるよ!」
     そんな2人と1匹に、綺堂・ライ(狂獣・d16828)も加わる。
    「ウホ! ウホゥッ!!」
     ドラミングのリズムに合わせた力強いステップの入った踊りに、ゴリラの興奮も更に高まる。その声に、何事かと子猫がポケットから顔を出した。
     ライは事前にアフリカの踊りを調べたところ、あまりに数も種類も多かった為、幾つか混ざった感じの踊りになっていたが問題はなさそうだ。
     ゴリラの意識が逸れた隙に、残るメンバーは一般人を逃がしにかかる。
    (「……混乱してる人も多いみたいだね」)
     雨松・娘子(逢魔が時の詩・d13768)が表層意識を探ってみると、大体『ナニコレ』と言った状態だった。まあ無理もない。
    「驚いたよな。あれは、暑さでやられた奴なんだ。ここは私達に任せてくれ」
    「私達が何とかしますので、逃げて下さい」
     娘子に合わせて、あさりも人々に避難を促す。
    「……気取られない、ように、気をつけ、て……あと、これ」
     風隼・樹里(ティミッドウルフ・d28501)も途切れ途切れに、逃げるよう言いながら、おずおずとドリンクを差し出した。
    「……炎天下にいて……大変だった、よね。……良かったら」
     樹里の気遣いで喉を潤し、人々は幾らか落ち着きを取り戻す。
     そして来た道を引き返して行く人々を、ゴリラは引き止めようとはしなかった。

    ●Dancing Gorillaman
    「ヒマワリの舞、どんどこ! あたいと、一緒に、だんすうぃずみー!」
    「ダンスウィズゴリラァァァ!」
     ドラミングしながらくるくる回るヒマワリとゴリラ。
     その横で、息を荒くしつつ踊り続けるライのポケットから、にゃーにゃーと黒猫の鳴声が小さく響いている。
    「けほっ……流石に疲れ……インド古典舞踊でも良いですかね?」
    「リズムが合うなら何でも良いぞぉ!」
     ドラミングしすぎたか、むせるペーニャにぐるぐる回りながら答えるゴリラ。その勢いは、ミカエラよりも速い。
    「ずっとあの調子です。この暑い中で暑苦しいのは勘弁して欲しいのです」
     一般人を見送って戻ってきた仲間に、念のためにその場に残っていたルチノーイ・プラチヴァタミヨト(トライエレメンタルドラグーン・d28514)が告げる。
    「こんな暑い日なのに……」
    「……ただで、さえ、暑い、のに……っ! ……暑苦しいん、だよ……!」
     あさりが絶句し、樹里は珍しく怒りを滲ませる。
    「逢魔が時、此方は魔が唄う刻、さぁ演舞の幕開けに!」
     カードを解放しライブ衣装姿に変わった娘子が、ギターをジャンッと鳴らす。
    「ウォォォッ!」
     だが、ゴリラはそれ気づかずドラミングし続けていた。
     ドラミングと踊りについた3人のおかげで、随分気を引けているようだ。
    「これで気を引――いえ、チャンスですね」
     ポケットからバナナを投げようとしたルチノーイが首を振ると、3つに結んだ髪の先が変わった龍も一緒に動く。
    「ウホッ!?」
     飛び出したルチノーイの縛霊手が、ゴリラの不意を付いて直撃した。霊力の網が絡みつき、ドラミングが止まる。
    「ご当地ヒーローとして、怪人は許しませんよ」
     同時に、踊っていた3人がゴリラから一旦距離を取り、あさりはゴリラの精神を揺さぶる神秘的な歌声を響かせる。
    「お前達、灼滅者か!」
    「ゴリラは森の賢者と呼ばれる、素晴らしい動物と聞く。その武に挑むのも一興だ!」
     状況に気づいたゴリラに、剣が飛び掛る。
    (「ちと体がなまっているが……それで許される相手とは思えんな」)
     内心の迷いを押さえ、上段に構えた刃を振り下ろし、ゴリラの腕を斬り裂く。
    「ぬぉぉぉぉっ!」
     だが、ゴリラは斬られた腕を振り上げると、そのまま勢い良く地面に叩き付けた。
     地を這う衝撃が、灼滅者達を吹き飛ばす。
    「今宵は大猩猩怪人様! 暑さを吹き飛ばさんと、不肖このにゃんこ、一生懸命歌いますれば!」
     それに負けじと、娘子は朗々と声を上げギターを力強くかき鳴らした。
    「この暑いのに、こんな所で暴れてんじゃねぇ!」
     ゴリラと少し距離をとって、ライはガトリングガンの引き金を引く。
     放たれる爆炎の弾丸。しかしゴリラは、それを拳で叩き落とした。
    「その程度では、アフリカの熱気には足りな――っ!?」
     立ち込めた煙を槍が貫き、穂先から冷たく鋭い氷が飛んでゴリラに突き刺さる。
    「……とりあえず、凍ればいいと、思うん、だよ。……主に、私の、精神的衛生の、ために」
     外の暑さと敵の暑苦しさに当てられたか。槍を手に下がる樹里の視線は、いつもより血の気が多い。
    「いいねいいねー、この暑苦しさ! あたいも本気で行くよ!」
     ゴリラの暑苦しさを気にした風もなく、ミカエラは吹っ飛ばされた距離をロケット噴射で瞬時に詰めて、勢いそのまま杭を叩きつける。
    「バーナーズ卿、私達も行きますよ!」
     猫に呼びかけながら、ペーニャは煌きと重力を金の槍模様で飾られたエキゾチックな靴に纏わせ、その靴底をゴリラに叩きつける。
    「フシャァッ!」
     そこに、名前を略され怒る猫の魔法も放たれた。

    ●Fighting Gorillaman
     戦いの場は、遊歩道脇の海岸に移っていた。
     霊魂に届くミカエラの不可視の一撃と、緋色を纏ったペーニャの一撃が共にゴリラを捕らえる。
    「ウホッ! ウッホォォゥ!」
     だが、ゴリラは構わず両手でペーニャを掴み上げ、岩肌に叩きつけた。
     更に振り上げた拳を叩きつけようとするが、そこにミカエラが飛び出した。
     乱暴に拳を叩きつけられ、着ぐるみの中でバキっと何かが割れる音がする。
    「ハァ……ハァ……やるな、お前達。熱いぞ!」
     本来のゴリラは争いを好まないと言うが、この怪人であるゴリラは別のようだ。
    「天使の歌声よ、かの者へ届け、そして傷を癒して……」
    「……そんなに、暑いのが、好きなら、炎上させたい、親切心」
     あさりの天上を思わせる癒しの力を持つ歌声が響く中、片腕を獣のそれに変えた樹里が舞うように軽く素早い動きでゴリラの背後に回りこむ。
    「……でも、凍らせるん、だよ。……慈悲は、ない」
     至近距離から放った氷でゴリラを凍らせると、そこに狼の銀爪を突き立てる。
    「冷やしたら、元に戻らないですかね。冷たき炎で元に戻るのですー」
     そこに、ルチノーイの髪房が変化した三頭龍が冷たい炎のブレスを吐いた。熱を奪う炎が、ゴリラを周囲の空気ごと凍らせる。
    「アフリカはこの程度では凍らない!」
     だが、ゴリラが両拳を胸にドンッと叩くと、凍りかけた炎を吹き散らした。
    「一応聞くけど……あんたは此処で何がしたいんだ? アフリカンにするにしても、どうにかなるものなのか?」
    「その為に、躍らせてリズムを刻んでいるのだぁぁぁぁぁ!」
     剣の問いにいちいちドラミング付きで答えるゴリラ。
    「……お前にアフリカのすばらしさを伝えたのは誰だ?」
    「この風が、アフリカ化せよとささやくのだ。おぉぉぉぉ!」
     かなりダメージを負っている筈だが、ドラミングはむしろ激しさを増す。
    「……これでも、元々は日本の怪人だっただと? ご当地の愛を失うとは少し哀れに思えてきたな」
     哀れに思っても、振るう刃は鈍らず。剣は死角から、ゴリラの足を斬り裂く。
    「アフリカンにすると言ってはいるが、土地や地形に変化はないみたいだな」
     周囲を観察しながら、ライの利き腕に寄生体の砲台が生まれる。
     高い毒性を持つ死の光が放たれ、ゴリラを蝕む。
    「アフリカンご当地怪人は、一応ぎりぎり一部にご当地色を失わないと思っていたが、熱波にやられてご当地色がなくなってしまうとは……恐るべきアフリカ」
     感心したように呟いて、娘子はギターを鳴らして、仲間の傷を癒す歌を唄う。
    「これも良いと思うけどな。楽しそうだし!」
     あっけらかんと言ってミカエラは駆け出すと、ゴリラの暑さに負けずに熱い摩擦の炎を纏った蹴りを叩き込む。
    「確かに、もはや元の姿が分からない程カオスな状態ですが、ソレ自体は嫌いじゃない……むしろ好ましいです」
     頷くペーニャに、横で猫が何言ってんだと言う視線を送る。
    「ですが、チンパンジー……ではなく一般人を巻き込む等、コンゴ横断……! ではなくて言語道断です」
     氷の魔法は使えなくなっても、空気を凍らせる言葉は健在。
     だが。
    「俺はチンパンジーじゃねえ。ゴリラだ!!!」
     戦いの中にぶっこんだ駄洒落は、ゴリラには通じなかったようだ。怒ったように拳を叩きつけ、衝撃で岩場が揺れる。
    「なんにせよ、遊歩道通行止めで人を集めるとか、やることせこいのですよ」
     揺れる岩を飛び越えたルチノーイは冷たく言って、ロッドを振るう。先端についていた風を纏うリングが放たれ、ゴリラの急所を斬り裂いた。
    「ぐっ……まだまだぁっ!」
    「このまま、一気に畳み掛けましょう」
    「この演舞も、そろそろ終幕。不肖にゃんこ、今日の最後の曲を歌いましょう!」
     膝をついたゴリラがドラミングを打ち鳴らすより早く、あさりが神秘的な歌を響かせ、娘子は激しくギターをかき鳴らす。
     2つの音に精神と体を揺さぶられたゴリラに、ライの寄生体が作った強酸が降り注ぐ。
    「……この地に、宿る、畏れ……力を、貸して……」
     じゅうと肌から煙を上げるゴリラを、樹里が畏れを纏った刃を突き立てる。
    「ウ、ウォォ――」
    「引導を渡すのも慈悲、か」
     拳を振り上げたゴリラを、剣の振り下ろした刃が深く真っ直ぐ断ち切る。
    「ォ、ォ……」
     ふらふらと後ろ向きによろけたゴリラは、そのまま海へと倒れ込み――海に落ちる直前で爆散し、海面を激しく波立たせた。

    ●Good bye Gorillaman
    「結局、アフリカン化って何なんだろうな。ゴリラだし」
    「そうだな。結局、ここに手がかりはなかったし」
     周囲を調べた剣と手伝った娘子が、疲れた様子で呟く。
    「……アフリカ熱波……なんだか、佐渡辺りに、巨大扇風機が出来てても、驚かないん、だよ……だって、ご当地怪人、だもの」
    「ないとは、言えないですね」
     日陰にぐったりとだらけた樹里の呟きに、ルチノーイは思わず頷く。
     結局ご当地怪人のゴリラ化じゃないアフリカ化の原因はまだ判らないが、ゴリラを倒しこの地のアフリカ化は阻止できた。成果は充分だ。
    「さて……被害者も出さずに済んだし、どこでもいいから何か冷たいもん食うか飲むか、涼みにいこうぜ……」
     暑いにゃーといわんばかりに日陰で伸びていた子猫を拾い上げ、ライが言う。
    「そうね……取りあえず飲み物が欲しい所ね」
    「こうも暑いと、アイスとかかき氷とか、欲しくなりますね」
     剣とあさりも、提案に頷く。
    「ふー、暑苦しかった。あたいもなんか飲みたい!」
     ミカエラが、ヒマワリの中から砕けた板を取り出して、手を上げる。
     この板こそドラミングの硬い音の正体だ。
    「私も涼しい所で休みたいものです。ネタ的に美味しいとは言え、華奢な女子の身でのドラミングは体に堪えました」
     少々叩きすぎた気がする胸元を押さえ、休んでいたペーニャも立ち上がる。
    「ゴリラのフリはもうコリゴリら! であります」
     …………。
     ………。
     そこに吹いた海風は、少し冷たかったかもしれない。

    作者:泰月 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年8月11日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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