百合でえっちなハプニング!

     東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909)は、こんな噂を耳にした。
     『百合触手美女な都市伝説がえっちなハプニングを巻き起こしている』と……。
     この都市伝説はとても可愛らしい外見をしており、独特なフェロモンを漂わせる事によって、女性達を虜にしているようである。
     しかも、フェロモンを嗅いだ女性は、とてもえっちな気分になってしまうらしく、触手なしでは生きられない体になってしまうらしい。
     その上、触手自体は老若男女関係なく襲ってくる危険な存在。
     迂闊に近づこうものなら、色々な意味で『開発』されてしまうようである。
     そういった事も踏まえた上で、都市伝説を倒す事が今回の目的である。


    参加者
    エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746)
    美波・奏音(エルフェンリッターカノン・d07244)
    椎葉・武流(ファイアフォージャー・d08137)
    東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909)
    大和・猛(蒼炎番長・d28761)
    七海・莉緒(魔法少女トラップリオ・d29440)
    采女・汐海(淫猥七不思議使い・d33562)
    リリィ・プラネット(その信念は鋼の如く・d33874)

    ■リプレイ

    ●マニアックな百合触手
    「中々、マニアックな事が好きな都市伝説が居たものだな」
     リリィ・プラネット(その信念は鋼の如く・d33874)は事前に配られた資料に目を通しながら、仲間達と共に都市伝説が確認された繁華街に向かっていた。
     この都市伝説はとても可愛らしい外見をしており、独特なフェロモンを漂わせる事によって、女性達を虜にしているようである。
     しかも、フェロモンを嗅いだ女性は、とてもえっちな気分になってしまうらしく、触手なしでは生きられない体になってしまうらしい。
    「……だから何で毎回毎回こんな依頼を引き当てるのでしょうか……うぅぅ」
     東雲・蓮華(ホワイトドロップ・d20909)が、思わず愚痴をこぼす。
     別に自ら望んで関わっているつもりはないのだが、妙な赤い糸が結ばれているせいか、気がつくとこういった依頼に参加してしまっているようである。
     それはある意味、呪いのようなものなので、自分ではどうする事も出来ないようだ。
    「触手……ってあの、何本もあってなんかぬめぬめするやつ……だよな。見た目も気持ち悪そうだしやだなぁ……」
     七海・莉緒(魔法少女トラップリオ・d29440)が、げんなりとした表情を浮かべる。
     だからと言って、ここで泣き言を言えば、確実に女性陣が被害に遭ってしまうため、何となく覚悟を決めた。
    「だが、百合触手というくらいだ。……触手に襲わせるだけなら、それはもう百合とは言えないわけで、人間の方もしっかりといろいろやってくるはず」
     采女・汐海(淫猥七不思議使い・d33562)が、妙な期待に胸を膨らませる。
     しかも、触手の方は老若男女関係なくオッケーなので、既に百合とは言えない。
     そういった意味で、人間の方には期待大である。
    「まあ、最初から百合でえっちなら問題ないわね、ハァハァ!」
     そんな中、エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746)が、妄想全開フルスロットルで、ダラダラと鼻血を垂れ流す。
     既に頭の中は百合な事でいっぱいになっており、ぱんぱんに膨らんで弾け飛びそうになっていた。
     それでも、何とか理性で押さえ込んでいるようだが、表情には締まりが無くなっている。
    「まさか、触手でいやらしい事をするとは……なんちゅう奴じゃあ、許さん! 女子の身体はわしらで守ってやらんとのう!」
     その途端、大和・猛(蒼炎番長・d28761)が、拳をギュッと握り締める。
     例え、どんな事があろうとも、女性達を守るつもり。
     最悪の場合は『開発』されてしまうかも知れないが、そんな事を考えていたら、守れるものも守れなくなってしまうのだから……。
    「……とは言え、触手系都市伝説とは相性悪いのよね。でも、今回は武流くんが一緒。あたし達のコンビネーションプレイ、見せてあげましょう!」
     美波・奏音(エルフェンリッターカノン・d07244)が、椎葉・武流(ファイアフォージャー・d08137)に声をかける。
    「まあ、本音言えば関わりたくないタイプの敵だが、流石に放ってはおけないからな。でも遠慮無く壁にする気まんまんの奏音は後で覚えてやがれ」
     それに応えるようにして、椎葉・武流(ファイアフォージャー・d08137)が無駄に気合を入れて、殺界形成を発動させた。

    ●百合な触手
    「女の子を攻められる触手は厳しい触手検定を通り抜けたエリート中のエリート触手だって知ってた?」
     エルファシアがドヤ顔で、ハイテンションに胸を揺らす。
    「……えっ? そうなんですか? 初めて聞きました」
     それに驚いたのは、他でもない都市伝説であった。
     都市伝説は大きな胸を揺らしながら、エルファシア達に近づいていく。
    「わしがいるうちは好きにはさせん!」
     すぐさま、猛が都市伝説の行く手を阻む。
    「あら、男の人もいたの? でも、いいわ。みんな、纏めてあんな事や、こんな事をしちゃうから。特に男の人にはすごく効果があるのよ。まるで猫みたいにニャーンって鳴いちゃうから」
     都市伝説が含みのある笑みを浮かべる。
    「うっ……、想像したら吐きそうになった……うっぷ」
     リリィが反射的に口元を押さえた。
     しかも、メットをしている状態で吐けば、それこそ大惨事。
    「男性が盾となるとは言っていましたが……、早めに片づけるべきですね」
     蓮華が警戒した様子で身構える。
     その途端、都市伝説の身体からむせ返るほど濃厚なフェロモンが漂ってきた。
    「……ん? なんでしょう、この香りは……? すごく、甘い……」
     蓮華がとろんとした表情を浮かべて、都市伝説にフラフラと迫っていく。
     そのまま都市伝説の触手を口に含むと、愛おしそうに顔を前後させた。
    「ふふ、みんなあたしの虜……」
     都市伝説が蓮華達を見つめて、クスクスと笑う。
    「へへん、残念だったな! 女性には効果抜群だっただろうけど俺は男だよ!」
     莉緒が勝ち誇った様子で、一気に間合いを詰めていく。
    「だったら、触手で襲うだけ……」
     都市伝説がニヤリと笑って、大量の触手を嗾ける。
    「おいコラ!! スパッツに触手で触るんじゃねぇっ……!?」
     その途端、莉緒の身体に大量の触手が絡みつき、まったく身動きが取れなくなった。
     その上、触手は莉緒の肌を這うようにしながら、どっぷりとした粘液を擦りつけ、するりとスパッツを脱がせて、さらに奥へと入り込もうとする。
    「相手は百合だから男の子には興味はないはず。つまり、武流くんを楯にすればNo ploblem! その代わり触手からは、あたしが守ってあげる。こうやって羽交い締めにする感じで密着していれば武流くんの後ろ(意味深)は完全にGuard。まさに鉄壁のフォーメーション! だから武流くんは安心して前に出て全力で戦ってね♪」
     身の危険を感じた奏音が、武流を羽交い絞めにして、ニッコリと笑う。
     その代わり、奏音の尻がノーガード。
     それに気づいた都市伝説がほんのり頬を染めて、舌舐めずり。
    「言ったはずだ。わしがいるうちは……はうんんん」
     次の瞬間、猛が間の抜けた声を上げて崩れ落ちる。
    「ひょっとして……、感じてる?」
     都市伝説が猛を見つめて、ニヤリと笑う。
    「か、感じてなどいない……感じてなど……んん、んくっ!」
     猛が険しい表情を浮かべて内股になった。
     しかも、猛の下腹部目指して、無数の触手が両足から伸びている。
    「いやぁ……触手ぬるぬるっ……ぁ、そこ、らめぇ……! そこ敏感すぎるのぉ……っ!」
     その横で蓮華も敏感に反応し、座り込むようにして、ヘナヘナと崩れ落ちた。
    「でも、ちょっと……いいかも……」
     汐海もフェロモンで理性が吹っ飛び、触手にずっぽりと絡まれ、夢心地。
     全身、粘液まみれになりながら、まわりにいる女性達と絡み合っている。
     エルファシアも都市伝説の触手に襲われ、胸から尻まで蹂躙され、あんな所やこんな所まで激しく出入りされていた。
     それに加えて大量の粘液を飲み込んだせいで、腹部がぱんぱんに膨らんでいたが、それでも都市伝説から離れる事無く、ガッチリとしがみついていた。
    「ね、一緒に天国まで堕ちよう……?」
     奏音もフェロモンの影響を受けて、とろんとした表情を浮かべる。
     その上、自分の理性では制御する事が出来なくなっているため、そのまま武流の首筋を舐めると、耳たぶをかぷっと噛んだ。
    「ちょっ……正気か!? 今はそんな事をしている場合じゃないだろ!」
     その途端、武流が驚いた様子で声を上げる。
    「そんな事って……?」
     奏音が含みのある笑みを浮かべて、武流の下腹部に手を伸ばす。
     もちろん、それは都市伝説のフェロモンが影響しているため。
    「あ、いや、だから……ほら、おいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
     これには武流も涙目になって、悲鳴を上げた。

    ●咲き乱れる百合の花
    「……ん? 何か大事なコト忘れてる気がするけど、いっか」
     その間も奏音はとろんとした表情を浮かべて大暴走。
     両足には都市伝説の触手が絡まっているものの、全く気にしていないようである。
    「……って、いや、やばいからっ! こらこらこらっ! だ、駄目だって!」
     武流が咄嗟の判断で、奏音を背負い投げ!
     幸い、奏音が落下した場所にあった触手がクッション代わりになったものの、未だにピンチから脱していない。
     それどころか、無防備な武流の尻を狙って、都市伝説の触手が襲い掛かってきた。
    「……き、聞こえなかったのか。わしがいる限り……くうううんっ!」
     猛が都市伝説の触手を掴み、再び激しい責めを食らう。
     既に開発済である猛ですら、腰砕けのテクニックに、武流は色々な意味で驚愕した。
     だが、都市伝説の暴走はそれでも止まらない。
     さらなる未知の味と感覚を求めて、莉緒達に襲い掛かってきた。
    「何すんだ! やめろっ! このっ……離れろ! 俺に触れるな!」
     すぐさま、莉緒が都市伝説の触手を振り払う。
     しかし、まるで独特なフェロモンでも出ているかのように、何度も都市伝説の触手が向かってきた。
    「うふふふふ……、もっと楽しみましょう」
     都市伝説も調子に乗って、傍にいた蓮華の身体に舌を這わす。
    「うう、このままだと……手遅れに……」
     蓮華が理性と欲望の間で頬を染める。
     しかし、自らの欲望を押さえる事が出来なかったため、都市伝説の胸や敏感な部分を攻め始めた。
    「うくっ……」
     それに驚いた都市伝説が、自分の身を強張らせる。
    「あら? ひょっとして、されるのは初めて? だったら、遠慮はいらないわね」
     エルファシアも小悪魔的な笑みを浮かべて、都市伝説を攻めていく。
     そのため、都市伝説の足元は、びちゃびちゃ。
     身をよじらせて、声を出すのを必死にこらえていた。
    「それじゃ、そろそろ都市伝説ゲットしちゃおうかな」
     その間に、汐海が死角に回り込んで、都市伝説を吸収する。
     都市伝説はふたりの攻めで、すっかり弱っていたため、最期は実に呆気なかった。
    「と、とりあえず、最悪の結末は避けられた……のか?」
     莉緒がホッとした様子で座り込む。
     口に残った感触と臭いと粘液にものすごい嫌悪感を示してはいるものの、何とか最悪の事態だけは避ける事が出来た。
     それだけでも、十分。それ以上の事を望むのは贅沢である。
    「恐ろしい相手じゃった……暫くは忘れられそうに無い」
     猛がほんのり頬を染めた。
     両足を伝って滴り落ちるのは、大量の粘液。
     それを擦り合せつつ、先程の出来事を思い出す。
     そのたび、身体が燃えるように熱くなり、気持ちが高ぶっていく。
    「いつの日か本当の『友』になれる日が来る事を願う……『強敵よ』……っ!」
     そんな中、リリィが都市伝説に別れを告げ、その場を後にするのであった。

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年8月14日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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