フライング軍艦――巻!

    作者:空白革命


    「いい天気だねー、こま」
    「……」
     犬祀・美紗緒(犬神祀る巫女・d18139)はおうちの屋上でのんびりひなたぼっこをしていた。
     おうちといっても美紗緒の家じゃない。道すがらなんとなく仲良くなったおばあさんの家である。
     最近はこの辺も人が少なくなったから小さい女の子が珍しいからとか、孫を感じるからとかで、麦茶を出して屋上にあげてくれた。
     麦茶をごくごくしながら一緒にお日様を浴びていると、おばあさんがなにとはなしに語りはじめた。
    「最近ねえ、不思議なものを見るようになったんだよ。ボケはじめてきちゃったのかねえ」
    「不思議なもの?」
    「あのねえ、軍艦が空を飛んでるんだよ」
    「ぐんかん……」
     美紗緒はまず、でっかい船になんだか大砲がついてるようなやつを想像した。
    「お寿司の」
    「おすしの!?」
     脳内軍艦が急速に鉄火巻きになった。もしくはいくら巻き。
     まさかそんな。もしかしてほんとにおばあちゃんボケちゃったのかなと不安になった所で、おばあさんが空を指さした。
    「ああ、また見えるよ。軍艦巻きが沢山飛んで……」
    「……うわー」
     ほんと『うわー』としか言えなかった。
     ネギトロいくらツナうにコーンとびこシラス、ありとあらゆる軍艦巻きが空を飛び、手が届くほどの距離を掠め飛んで行ったのだ。
    「ほんとに飛んでた……」
     こりゃあ皆で来なくっちゃ。
     美紗緒はまず、そう思った。
     

    「それは実体化都市伝説、『フライング軍艦巻』に間違いありませんね」
     灼滅者たちの集まる空き教室にて。エクスブレインは眼鏡をくいっくいさせながら言った。
    「まだ寿司が高級品という発想が抜けていない昨今、食欲旺盛な中学生男子たちが『軍艦巻が空を飛んでたらいいのにそしたら喰うのにめっちゃ飛んでたらいいのにマジで』とはしゃぎ合っていたところ実体化してしまったもののようです」
    「ってことは……」
    「はい」
     目をキラーンとさせる美紗緒。
     眼鏡をキラーンさせるエクスブレイン。
    「食べまくれば、解決できる案件です」
     
     解決。厳密には群体で一個体の都市伝説で、群が一定数を下回ったら自らに攻撃をして自己崩壊をおこし、結果灼滅できるというものである。なのでサイキックで攻撃して灼滅するという手も勿論とれるが、そこはそれ。そこはそれである。
    「おばあちゃんには屋上に入れて貰えるように頼んだから、後はみんなでお箸とお醤油もって行こうね!」
     きゃっきゃする美紗緒。
     だが、彼女たちはまだ知らない。
     大量に飛んでくる軍艦巻きを常に食べ続けるということは、回転寿司で回ってくる全ての寿司を食い尽くすようなフードファイト状態だということに。


    参加者
    赤槻・布都乃(悪態憑き・d01959)
    十三屋・幸(一欠の名は殲滅を望む・d03265)
    待宵・露香(野分の過ぎて・d04960)
    犬蓼・蕨(犬視狼歩の妖異幻怪・d09580)
    御影・ユキト(幻想語り・d15528)
    犬祀・美紗緒(犬神祀る巫女・d18139)
    イシュタリア・レイシェル(曼珠沙華・d20131)
    シュクレーム・エルテール(スケープゴート・d21624)

    ■リプレイ

    ●回転寿司のコンベアはいざ皿を取ろうとすると想像より早くてあせる
     台風が近づいてるっていうこの時期に、屋上に飛び出してご飯食べようって子供たちがいるわけないって。ここにいるよ!
    「いやあばーさん、悪いな屋上借りちゃって」
    「いいんだよお。お皿足りるかい?」
    「何から何まですまねーな!」
     菓子折り出しつつ、照れ笑いしながらサヤ(ウィングキャット)を撫でる赤槻・布都乃(悪態憑き・d01959)。
     御影・ユキト(幻想語り・d15528)は何を普通に羽はえたネコ撫でてんだという目で彼を見たが、一方でおばあさんは最近のネコはハネもつくんだねえとばかりに現状を受け入れていた。多分耳が折れてるネコとか足の短いイヌと同じカテゴリにいるんだと思う。
    「えっと、信じられないかもしれませんが軍艦巻きが大量に飛んでくるので、下におりていていただけますか」
    「そうかい、飛ぶんだねえ」
     子供の言うことを何一つ疑わないおばあさんである。
     言うとおりに下りていったおばあさんを見送ってから、ユキトは額をぬぐった。
    「しかし、本当に飛んでくるんですかね。ネタが乾きそうなものですが」
    「だいじょうぶだよ。ちゃんとうるうるしてたよ」
    「うるうるですか」
     きゃっきゃしながら言う犬祀・美紗緒(犬神祀る巫女・d18139)の言葉をユキトは満額で受け取った。
    「でも食べきれなかったら知らないおっさんが困っちゃうんだよ」
    「困っちゃうんですか」
    「そんなこたーしったこっちゃねーのですよ!」
     シャキーンという効果音と共に現われるイシュタリア・レイシェル(曼珠沙華・d20131)。
    「イシュちゃんってばお寿司大好きアイドルですからね、お寿司食べ放題と聞いてやる気にならないわけがねーのですよ! ほらァ!」
     指の間にちっちゃい醤油ボトルを沢山挟んで見せるイシュタリア。
     そんな彼女の手に、一本の保温ボトルが握らされた。
    「おっ?」
    「それは水である」
     と、シュクレーム・エルテール(スケープゴート・d21624)。
    「それも冷水である。お茶もいいが、軍艦巻き相手に味の強いものを出しても仕方ないであるからな。他の皆にもくばるである」
    「おー、気が利くじゃねーですか」
    「それほどでもあるのである」
    「ほら、そっちもである」
     ボトルを投げ渡され、犬蓼・蕨(犬視狼歩の妖異幻怪・d09580)ははわはわ言いながらキャッチした。
    「ふっふっふー。これはただのお寿司食べ放題じゃないのさ。フードファイトだの! つまり戦争だの!」
    「せ、せんそう!?」
     スマホに記録したカロリー表を見ていた待宵・露香(野分の過ぎて・d04960)が、びくっとして振り返った。
    「なにそれ」
    「い、いやべつに。知らないおっさんのために頑張ろうね!」
    「おっさんのことはどうでもいいのさ」
    「えっ」
     二度見する露香。
     それはさておき。十三屋・幸(一欠の名は殲滅を望む・d03265)は垂れた前髪の間から空を眺めていた。
    「ダークネスを倒すのが、灼滅者の使命。都市伝説を倒すのが、灼滅者の使命。戦う運命。逃れられぬ宿命……」
     遠くの空から軍艦巻きの乗ったお皿がゆーっくりワンウェイで流れてくる。
    「……なんだこれ」
     幸は頭を押さえて震えた。
    「なんで今僕はひたすら流れてくる軍艦巻きを喰おうとしてるんだろう意味わかんねえんだけどなんなのこれが灼滅者の宿命なの僕の運命なのこれそしてなんで僕自分で温かいお茶持ってきてんだよ!」
     うあーと言ってのけぞる幸。
     そんな彼を無視して、無慈悲なお寿司タイムが始まろうとしていた。

    ●食べきれないお寿司は知らないおっさんの家に突っ込んでいく予定です
    「邪魔するんじゃねーです!」
    「これはわたしの軍艦だの! 高級軍艦はすべてわたしの獲物だの!」
     イシュタリアと蕨がお皿を奪い合う死闘を繰り広げていた。
     文字通りの死闘である。
     蕨の回し蹴りがイシュタリアの鼻先を掠め、その隙に奪い取ったウニをゲット。頬張る。
    「うまー! 偽物のうにとは全然違う、本物のうにだの! あとは全部もらうのさ!」
     底へすかさず下段回し蹴り。
    「せいやー!」
    「へみゅん!?」
     転んだ隙に同じうにをゲットし。イシュタリアは二巻同時に頬張った。
    「おほー! ほんとにモノホンじゃねーですか! 一皿百円の寿司とはワケがちげーです!」
    「そいつをよこせー!」
    「奪い取ってみやがれです!」
     そして始まる取っ組み合い。
     対してシュクレームは彼女たちを無視して黒い塊が乗った軍艦巻きをもぐもぐしていた。
     無心にいくらとかかにかまとかをもそもそ喰っていた幸が、ちらりと見やる。
    「なにそれ。炭?」
    「キャビアである。サメの卵を漬けたやつである」
    「ふうん……あれでしょう。しょっぱくて生臭いやつ」
    「漬け物は大体しょっぱいナマモノである。無理に食べる必要はないであるよ。まだワンウェイであるし、好きなものだけ食べていればいいである」
    「ふうん……」
     陰鬱そうに呟き、幸はイシュタリアたちを見た。
    「ウニはいいの? 奪い合ってるみたいだけど」
    「あれは嫌いである。あんなもの人間の食べ物じゃないである。モンスターに投げてダメージを与えるためのアイテムである」
    「よくわかんないな、その感覚」
     そんな彼らの少し後ろ。ユキトと美紗緒は平和そうに軍艦もぐもぐしていた。
     流石にワンウェイを八人で共有しているので、多少急ぐことはあれどまだあせるようなスピードではない。
     こま(ビハインド)も落ち着いてお茶なんかいれいている。
    「軍艦巻きにはワサビが入ってないから、注文しなくても安心してとれるんだよ!」
    「美紗緒ちゃんはよく知っていますね。回転寿司、お好きですか」
    「嫌いなひとなんていないんだよ!」
    「それもそうですね……」
     ユキトは積極的に納豆やオクラといったねばりものをとって食べていた。
     対する美紗緒はネギトロやとびこといったあまり取られないものばかりである。
    「回らないネギトロはね、とっても高くて美味しいんだって」
    「精肉屋の挽肉と同じ理屈なんでしょうね。私も嫌いじゃありません」
    「……ユキトちゃんは嫌いなものってあるの?」
     ぴたりと手が止まるユキト。
    「ウニですかね。醤油プリンってあるじゃないですか。あれ以来もうダメで」
    「それはご愁傷さまなんだよ……」
     醤油とプリンでウニの味がするというお話があって、一応理屈としては間違ってないんだそうだが、あくまでそりゃあ『まずいウニ』の味であって知らない人が食べたらただちにウニを嫌いになるというジンクスがあるそうだ。
     思春期に美味しいものを食べればそれが好きになるのとは逆に、まずいものを食べると嫌いになるものである。世の人々の多くはサラダに入ったグリーンピースとチェダーチーズに対して、きっと同じ見解をもっているものと思う。
    「ほうほう、みんな結構えり好みするのね。お寿司と聞けば何でも食べると思ったけど……」
    「沢山あるからえり好みしてるんじゃないか? バイキングとか行くとひたすら同じモンばっか喰う奴いるだろ?」
     露香と布都乃は最後尾で残った軍艦巻きをちょいちょいつまんで食べる役に徹していた。
     おかげであんまり人気の無いマヨコーンとかイカとか流れてくるが、どうやら露香はその辺を結構気に入っているらしい。
    「なんだよ、お前もお前でえり好みしてんのか?」
    「男には分からないハナシだよ」
    「お、おう」
     露香の目から一瞬光が消えた気がして、布都乃は見なかった振りをした。
     隣でカニカマサラダ喰ってたサヤが、ふうと小さく息をついた。
    「あれ? ところで、サヤおまえ寿司くえんの? 食えるんだ、タマネギ入ってんのに」
    「まあ、サーヴァントだし、そういうものじゃない?」
    「そういうもんか」
     あんまりに現実の動物と似ているせいで習性や体質まで同じなんじゃないかと思ってしまうという、サーヴァント使いあるあるである。
     そりゃすげーなーたのもしーなーと言いながらほがらかに笑う布都乃。
     露香は目をそらしつつ、昨日ネットで見た話を思い出していた。
     酢飯と刺身はダイエットに効果的。魚のビタミンはバストアップ効果もバツグン! だそうだ。
     ちなみに大抵の食品は人間の身体を構成する物質になるので、人体の一部であるところの胸部の脂肪(あえてこう表現した)に変わらないとは限らないので、大量に食べればそりゃ胸囲も増えるだろうよさ。そんな無責任なバストアップ法も沢山あるので、気をつけよう。特にアメリカ由来のものは気をつけよう。あいつら確かにバストサイズはすごいけど、ウェストもすごいことになってるぞ。
     そんなことはつゆしらず。
    「今日はこの機会を利用して、めざせトランジスタガール!」
     露香は、ぐっと拳を握りしめた。

    ●おっさんの被害、いまのところなし。
    「お寿司を食べ続ける簡単なお仕事です。簡単なお仕事です。簡単な……ウ、ウワアアア!」
     イシュタリアはお皿を地面に叩き付けた。
     ガシャーンという音と共に、イシュタリアは激しくブリッジする。
     そんなイシュちゃんの周囲には、既にファイブウェイになった軍艦巻きがゆーっくりとしかし奇妙な威圧感をもって流れている。速度こそ一定だが、列が五つになったことで実質五倍の速さで流れていることになる。
    「イシュちゃんは大食いアイドルじゃねーのですよ! もうやってられねーのです! 応援に回るのです! お水休憩をはさませてもらうのです! 異論はみとめねーですよ!」
     きしゃーきしゃーいいながら列を離れ、ボトルを開く。
     シュクレームがはたと気づいて声を上げた。
    「あ、それは」
    「今更かえさねーですよ! これはもうイシュちゃんのお水で――」
    「熱湯である」
    「ほびゃー!」
     イシュちゃんは盛大に吹き出した。
     白目を剥いてぶっ倒れるイシュタルテ。
    「お、お前……なんてこと……スタバのタンブラーをアイスコーヒーだと思って一気のみしようとして熱々のコーヒーが出てきた人の気持ちがお前にわかるってのか?」
    「何であるかその具体的な失敗談は。安心するのである。熱湯トラップは一本だけしか用意してないである」
    「一本用意しただけで既にギルティだろ」
     怖えなこいつ、と言いながらも割と必死に軍艦巻きをがつがつ食う布都乃。
     序盤セーブしていただけあって、ここへ来ての追い返しが激しかった。
    「まあ仕方ねえ。イシュタルテが抜けた分は俺とサヤさんでしのいどく!」
     布都乃はそう言うと、お皿を三枚ほど一気にとって笑った。
    「ここは、俺に任せて先にいけ」
    「それ、マヨコーン持ってなかった最高に格好いい台詞であるな」
     ちなみに今回、シュクレームは『シュクレームのシュークリーム食べるである?』のネタのためだけでに道具袋をシュークリームでいっぱいにしてきたが、そのネタが披露される機会はない。悔しいので流れていく皿にぽこぽこのっけていくことにした。ちなみにこのシュークリームはおっさんの家のフィギュア棚に掃射されることになる。
     寿司を食べてはシュークリーム乗っけて、寿司を食ってはシュークリーム。この繰り返しである。
     が、途中で。
    「うわ! ウニである! こんなの食べ物じゃないである! ほーらわんこー! 餌であるよー!」
    「わんこじゃないよ!」
     などと言いながら空中で口キャッチする蕨。まごうことなきわんこモーションである。
    「でもウニはおいしい。うにうに……はっ、でも騙されないのさ! わたしに嫌いなものを押しつけるのは、たとえ高級なお寿司でもゆるされざるよ!」
    「あ、そっち納豆いったぞ」
     振り返る布都乃。
     ピコンと耳を立てる蕨。
    「納豆は大嫌いだの!」
     すらすとーとか言いながら軍艦巻きをキャッチし、たまたま近くにいた幸の口に突っ込んだ。
    「ほぐ!?」
    「おいおい、自分で言っといて嫌いなものを他人に押しつけんなって。あ、トロロもいったぞ」
    「こいつもわたしの食べ物じゃねーの!」
    「ほぐぐ!?」
     またも口に突っ込まれる幸。
     人生をどのように生きていったとて。
     他人に納豆巻きとトロロ巻きを立て続けに口へねじ込まれることなど。
     あってたまるものですか。
    「や、やめ……」
    「ほらもっと喰うのさ! わたしのオクラが食べられないの!?」
    「やめろつってんだろ!」
     幸。女子中学生にアイアンクローを仕掛けるの巻。あと口調がすげえ勢いで崩壊するの巻。
    「バスケプレイヤーの握力なめんな」
    「あががががが頭が割れる! リンゴみたいにパキャっていく!」
     手足をびくんびくんさせる蕨。
     布都乃は慌てて幸を羽交い締めにした。
    「おちつけ! 怒るのはもっともだし一回くらいはパキャってやってもいいかもしれんがここはおちつけ!」
    「はっ、ごめん僕、つい」
    「いいんだ……」
     我に返った幸に、布都乃は安堵のため息をついた。
     ちなみに、この間通り過ぎていった納豆とトロロはおっさんの家のパソコンとモニターににまんべんなくスパーキングした。
     いっぽう。
    「う、うぐぐ……まだいける。塩とハーブで味をつければ、もっといける。そして明日はGカップになってる……これを食べればGカップに……」
     鬼気迫る表情で、かつ震える手でネギトロ巻きを掴む露香。
     なんかもう目的も思考も別の所に行っているが、横にいるユキトであってもそれを止めることは叶わなかった。なんか話しかけたら襲われそうで。
    「しかし、本当に苦しいですね。シャウトしたらお腹減らせるでしょうか」
    「それはちょっと、わからないんだよ。ただ大きい声は……うぅ、あんまり出したくないんだよ」
     美紗緒も美紗緒でなんだかよろよろしていた。
     足下では子犬の群れがぷっくりしたお腹を晒してぺたんとしている。対策に用意した七不思議アタックは、ものの数秒しか耐えられなかったようである。
    「見せ場がとれなくて、残念なんだよ……」
     がくっとうずくまる美紗緒。
     その一方で、こまが必死の形相(顔見えないけど)で流れ来る軍艦巻きを平らげていた。
    「ユキトちゃん。既にけっこうな数が飛んで行っちゃったんだよ。いまごろおっさんの家は……」
    「いいえ。諦めてはダメです。もうすぐラストが来ます」
     励まし合う二人。
     その後ろで、シュクレームがぽつりと漏らした。
    「ラスボスはどんな軍艦であるかな。男子が変なテンションで考えたっていうくらいだから、マグロ一匹まるまる乗ってそうである」
    「はは、まさか」
    「そんなこと」
     笑顔で振り向く三人。
     その視線の先を、巨大なシャリにのったぴっちぴちのカジキマグロが巨大な海苔に巻かれた状態で通り過ぎていった。
     真顔で右から左へ受け流す三人。
     布都乃たちもそれを無言で受け流した。
     マグロは屋上の端に至ると。
    『お疲れさん』
     と言って、超高速でお空の彼方に飛び立った。
     むろん、おっさんの家に窓を突き破って飛び込む予定である。

     その後、都市伝説『フライング軍艦巻き』は無事に灼滅された。

    作者:空白革命 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年8月25日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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