夜空を舞うは蠢くモノ

    作者:カンナミユ

     雲ひとつない夜空を『それ』は飛んでいた。
     赤と黒の、毒々しい蛾のような羽を持つ、『それ』は腹部が異常に膨らみ、ナニモノかが蠢いているようにも見える。
     不気味な羽をはばたかせ、『それ』――シャドウはターゲットを探し、空を飛ぶ。
     しばらく飛び続けていたシャドウだが、ようやくターゲットを見つけると、気持ち良さそうに眠っている青年のソウルボードの中へと消えていく。
    「……ん……うっ……」
     静かに寝息を立てていた青年の眉は寄り、うなされるが、それも長くはない。
     しばらくすると表情は元に戻り、青年は何事もなかったように眠り続けた。
      
    「最近、絆のベヘリタスの卵に関する事件が予知できていなかったんだが、どうやら理由があったようだな」
     集まった灼滅者達を前に結城・相馬(超真面目なエクスブレイン・dn0179)は、そう話を切り出した。
     人々の『絆』を喰らい、成長した卵が羽化してしまった。
     それは彩瑠・さくらえ(望月桜・d02131)が探った情報。
    「ベヘリタスの卵から羽化して成長したと思われるシャドウが、どこからともなく現れ、眠っている人間のソウルボードの中に入り込む事件が発生する事がわかった。お前達にはこの事件の解決を頼みたい」
     集まった灼滅者達が頷く様子を目に、相馬は手にする資料を開くと説明をはじめる。
    「今回の事件だが、ソウルボードに入り込まれた人間が起きる前にソウルボードの中に入り、ベヘリタスの卵から羽化したシャドウを撃破する必要がある」
     ソウルボードに入り込まれたのは、タクヤという青年。一人でキャンプに来ており、テントの入口をちゃんと閉めずに眠ってしまった事が原因で羽化したシャドウが入り込んでしまったようだ。
    「ソウルボードに入る前にこのシャドウへ攻撃を仕掛けようとすると、バベルの鎖で察知されて別の人間の夢の中に入ってしまう。そうなってはもう対処ができなくなってしまう。だからシャドウがソウルボードに入るのを確認してから、タクヤが眠るテントへ向かい、追いかけるようにソウルボードに入る事になる」
     そう説明する相馬は視線を資料へ落とし、ソウルボードに入る前にシャドウへ攻撃しないようにと言葉を続けた。
    「ソウルボードに入り込まれたタクヤは、どんな悪夢を見ているんだろう」
     そんな灼滅者の疑問に相馬は資料へ目を通し、
    「どうやらタクヤは悪夢を見ていないようだな。シャドウとの接触もソウルボードに入り込んで間もないから、それを利用した配下もいない」
     戦うのは入り込んだシャドウ本人だと説明する。
     絆のベヘリタスを芋虫型にして蛾の羽をつけたような姿のシャドウが使うのはシャウト、シャドウハンター、解体ナイフに似たサイキック。ポジションはジャマーで、ソウルボードの中ではそう強くはない。
    「このシャドウはソウルボードを通じて撤退する能力を持っていない。故に撃破できればソウルボードから現実世界に出現する。現実に出てきたシャドウは飛行し、強敵だが、今のお前達なら決して倒せない相手ではない筈だ」
     資料をめくり、相馬はそう話す。
    「絆のベヘリタスの卵から生まれた、ベヘリタスとは違う姿をしたシャドウ……何か嫌な予感がする。だから確実に灼滅して欲しい」
     そう言う相馬は言葉を続ける。
    「異常に膨らんだシャドウの腹部からは別のシャドウの気配も感じられるが、それらは戦闘能力などは非常に低いと思われる。
     お前達なら大丈夫だと俺は信じているが、くれぐれも油断はしないで欲しい……頼んだぞ」
     そう言い相馬は資料を閉じると灼滅者達へ真摯な瞳を向けるのだった。


    参加者
    月見里・月夜(は宿題と決別した・d00271)
    佐藤・司(大学生ファイアブラッド・d00597)
    御子柴・天嶺(碧き蝶を求めし者・d00919)
    森田・供助(月桂杖・d03292)
    柏木・イオ(凌摩絳霄・d05422)
    御影・ユキト(幻想語り・d15528)
    神楽・識(ヤクザ系鉄パイプマイスター・d17958)
    ヴィア・ラクテア(ジムノペディ・d23547)

    ■リプレイ


     雲ひとつない星空の下、灯りが消えたキャンプ場にぽつぽつと灯りが灯る。
    「うえ、気持ち悪い」
     森田・供助(月桂杖・d03292)の言葉に目にしたばかりの光景を思い出し、佐藤・司(大学生ファイアブラッド・d00597)も思わずぞっとする。
     それはつい先程の事。
     このキャンプ場へやって来たのは招かれざる存在――シャドウ。
     赤と黒の、毒々しい蛾のような羽を持つ、『絆のベヘリタスの卵』から羽化したモノが、入口が開いているテントの中へと入っていったのだ。
     異常に膨らみ、ナニモノかがいるというそのシャドウはテントの中で眠る青年のソウルボードへと入っていった。
     不気味なシャドウはソウルボード内で何をしようというのか。
    「うーん……何かとても嫌な雰囲気って言うか……ヤバそうな気が……」
     ふと考え込む御子柴・天嶺(碧き蝶を求めし者・d00919)だが、
    「……考えてもしょーがねぇ」
    「んー、まぁよく分かんねーけど怪しい動きは阻止するに限るってな♪」
     チェーンソー剣を肩に担ぎ、拳を握る月見里・月夜(は宿題と決別した・d00271)の横で柏木・イオ(凌摩絳霄・d05422)も頷いた。
     考えていてもはじまらない。まずは羽化したモノを灼滅し、ソウルボードに入り込まれた青年を助ける事が先決だ。
    「何を企んでるか知らないけど、確実に潰していくわ」
     夜風に金糸がさらりと揺れ、ライドキャリバー・颪山車を伴う神楽・識(ヤクザ系鉄パイプマイスター・d17958)は言いながら瞳をテントへ向けた。
     シャドウがソウルボードに入り込んでから、さほど時間は経っていない。
     エクスブレインの説明では、相手はソウルボード内で撃破されると現実世界へと逃げ出て来るという、一筋縄ではいかない相手。用意したランタンを置いて、後の戦闘に備えて準備する。
    「そろそろ行きましょうか」
     周囲を照らす灯りを目にヴィア・ラクテア(ジムノペディ・d23547)は言い、御影・ユキト(幻想語り・d15528)は開いたままの入口からそっと中を覗くと、シャドウに入り込まれた青年、タクヤは静かな寝息を立てていた。
     気持ち良さそうなその様子から視線を外して見渡せば、戦いの準備を済ませた仲間達。
    「……寝ているところすみません、お邪魔します」
     ソウルボードへの進入にユキトは小さく謝り、ソウルアクセスを発動させ――、
     灼滅者達はソウルボードの中へ。
     

     赤と黒の、毒々しい蛾のような羽を持つ、『絆のベヘリタスの卵』から羽化したモノはソウルボードに入ってすぐの場所にいた。
     毒々しい羽は不気味に動き、異常に膨らむ腹はもぞもぞと蠢いている。
    「本当に気持ち悪い」
     その姿を目に供助は素直な感想を再び口にした。
     気持ち悪い。
     本当に、気持ち悪い。
    「しっかし気味悪ィ……ソウルボードで何しようとしてたンだ?」
     そんな姿を目に眉をひそめる月夜だが、ここですることはただ一つ。
     担ぐ得物をぶん、と振り下ろすと灼滅者達の気配に気付き異様な瞳を向けてきた。
     ――オ……オオ、ォ……。
     ぐるりと体を向け、羽化したモノは気味の悪い声を発すとばさりと羽を震わせる。
    「お前は何者だ……目的は何だ!」
     声を上げ、天嶺は薙刀を構えるが、返ってくるのは威嚇するような声とカサカサと小気味に動く手足。
    「さて、長い戦いになりそうね……気を引き締めていくわよ」
     赤漆造りの霊手を構え、識が縛霊撃を放つと颪山車も続き突撃する。
     気持ちの悪いその胴、攻撃を受けたその傷口からは表記しがたい液体がどろりと流れ落ちた。気持ち悪い。
     ――オオ……オ……!
     銀から漆黒に染まる髪から生じるのは槍。
    「随分気色悪いビジュアルですね。視界に入るだけで悪夢ですよ」
     不気味な声に表情一つ変えずヴィアはそれを手に取り斬りかかれば、月夜と天嶺も続いて攻撃を放つ。
     ざくりとえぐる攻撃に羽化したモノはぶるりと悶えるも、それでもまだ平気なようだ。ナイフのような鋭い腕をぐあっと動かし、振り上げると灼滅者達へと襲い掛かる!
    「させるかよ!」
     その攻撃を目に司は飛び込み身を挺すると、裂かれた腕からぱっと血が散った。
    「大丈夫か?」
    「ダメージ受けてナンボだかんな!」
     派手に散るそれを目に、イオは声をかけるが司は耐え切り、
    「これが俺の仕事なんよ」
     反撃とばかりにオーラを放つと攻撃を受け、羽化したモノは不気味な声を上げて身悶える。
     やはりソウルボード内ではあまり強くはないようだ。
     気味の悪い、自らの宿敵であるシャドウを目の当たりするユキトだが、あまり強くはなくとも油断はできない。
    「戦の法螺貝代わりに激しく参りますか……」
     ソニックビートを奏でる横で供助が預言者の瞳を発動させ、イオも動き、識が続いた。
     ソウルボード内で灼滅者達が狙うのは早期決着。
     ここでの戦いが長引けば後々に影響が出る事は分かっている。
     仲間達が戦い、そして攻撃を受けるダークネスは不気味に動くその姿は気持ち悪いものではあるが、供助は冷静にその姿を目で追い、狙いを定める。
     技量を問われるその瞬間、
    「ちょこまか飛び回るな、落ちな」
    「いっくぜー!」
     狙う一撃は羽を捉え、イオも続いて護符を放った。
     灼滅者達の攻撃は続き――、
    「ロクな事じゃないなら全部燃やし尽くす!」
     残念ながらオーラキャノンで燃やす事はできないが、司の一撃は蓄積されたダメージに上乗せされる。
     ――オオ……オ……オ……!!
     ばたばたともがき、体液を撒き散らすシャドウだが――、
    「……待ちやがれ!」
     その動きに思わず月夜は声を上げる。
     このシャドウはソウルボードを通じて逃げる手段を持っていない。
     満身創痍だがばさりと羽が動き、不気味なシャドウはエクスブレインの説明通り、ソウルボードから現実へと逃げて行く。
    「これからが本番ですね」
    「そうですね」
     天嶺とヴィアは言葉を交わし、仲間達も後を追う。
     そう、これからが本番だ。
     

     ――グオオオオォォォ……!!
     ばさりっ。
     テントから飛び出し現実世界に戻れば、あの不気味なシャドウは羽を広げてその体をぶわりと持ち上げていた。
     全員がテントから出たのを確認し、そうっとテントの入口を閉めるユキトだが、見渡せば広いキャンプ場にはいくつかのテントが見える。
     十分な広さはあり、この場所で戦う事に問題はないが、万が一がある。
    「お願いします」
     髪から生じさせたジランドールを手に言うヴィアに識と供助は頷きふわりと魂鎮めの風が吹く。これで戦闘中に一般人が目を覚ます事はないだろう。
     灼滅者達は飛行するシャドウが逃げぬように取り囲み見上げれば、ばさりと羽をはばたかせるその下に見えるのは蠢く腹。
    「では再び、激しく参りますか……」
     空を飛ぶ、不気味な存在と対峙し行動する仲間達を前にユキトは仕切り直しとばかり口にし、紡いだ。
     ソウルボード内での動きとは違い、あの飛行するモノは識の攻撃をものともせず、ヴィアのオーラキャノンをひらりとかわし、月夜のギルティクロスを防いでしまう。
    「強ェじゃねーの。やりごたえがあるってモンだぜ!」
     もごりとロリポップを口に鋭い眼光が見据えるその先、ばさりと舞い、羽ばたくモノは蝋燭を手にする天嶺の攻撃を受け、傷口からやはり液体を流すもダメージはあまり受けていないようだった。
     ――オオ……オオ、オ、……!!
     不気味な羽を羽ばたかせ、羽ばたくモノは竜巻を生じさせる。
    「颪、楯になりなさい。拒否は許さないわ」
     主の言葉に颪山車は動き、その身を文字通り盾とし識と共に仲間達への攻撃を防ぐと、防ぐ一撃に頬を引く紅線をぐいと拭って司も動く。
    「……眠れるの加護よ、目覚めの息吹を」
     回復重視のユキトの癒しは仲間を癒し、供助は再び飛行するシャドウの羽を狙う。
     ソウルボードでは命中したが、現実世界ではどうなるか――、
    「駄目か」
     主を守る杖を手に放つ一撃は羽をかするだけ。
     狙うイオの攻撃もひらりかわされるのを目に供助は何度か試してみるが、やはり有利になる状況には持ち込めなかった。
     ちらりと見ればヴィアが緋牡丹灯籠で腹部の、蠢くモノたちを燃やせぬか試みていたが、やはり結果は芳しくない。相手の強さを認識し、供助は部位狙いを諦めスナイパーとして確実に標的へと攻撃を向ける。
    「やはり、強くなったか……」
     取り囲み戦う中、羽ばたくシャドウを目に天嶺はぽつりと口にする。
     不気味に蠢き、羽ばたくシャドウの攻撃をディフェンダー陣が身を挺して防ぎ、受けた傷を癒し手であるユキトや回復重視の司が癒していく。
     放つ攻撃は当たるも致命的な一撃とならず、逆に受ける一撃は痛手を負わせるものだったが――、
    「ただ、私達も強くなっているハズだ」
     そう、エクスブレインは言っていた。
     ――強敵だが、今のお前達なら決して倒せない相手ではない筈だ。
    「行きなさい」
     エアシューズを駆り放つ一撃に、従う颪山車も畳み掛けるとぐらりとその体はぐらついた。
     ぼたぼたと血は流れ、ふらつくその瞬間を灼滅者達は見逃さなかった。
    「本当に気色悪いビジュアルですね」
    「くらえ!」
     ヴィアが手にするジランドールの炎に月夜のオーラキャノンを、シャドウはまともに食らう。二人に続き天嶺は蝋燭を手に動こうとするが、
    「……まずい」
     傷口からどろりと流し体液を散らすその動の変化に気が付いた。
    「逃げる気だ!」
     それはイオの目にも留まり、仲間達は動く。
     灼滅者達の攻撃は確実に飛行するシャドウの体力を奪っていった。
    「いい加減に潰れろ!」
     攻撃を受け、防ぎ怪我をしても気にもせず、司はシャドウの逃げ道を塞ぐよう動き攻撃すると、あと一息で倒せると気付いたユキトは回復から攻撃へと切り替え、
    「これで最後だ」
    「落ちろ!」
     捉えた一撃にイオも重ね、識の放つ一撃は残る体力を削り取る。
     羽ばたく羽の動きはおぼつかず、体はふらりとぐらつき、
     ――オ……オ、ォ……ォ……。
     どず、ん。
     地に落ち、自らの体液に沈むソレはしばらくもがき、びくびくと痙攣していたが、それもおさまった。
     ぴくりともしない体の一部、異常に膨らむその腹。
     蠢くソレを、灼滅者達は、見た。
     

    「……わじゃわじゃ感キモい!」
     その光景を目の当たりにした司は思わず口にした。
    「嫌な雰囲気の正体はこれだったのか……」
     天嶺も呟き仲間達が目にするモノ――。
     倒れた羽化したベヘリタスの腹を破って蠢く、絆のベヘリタスの幼生たち。
     それはわらわらと、司が口にしたようにわじゃわじゃと、逃げ出すように動き出す。
    「気持ち悪いなおい」
     口にする供助だが、その手にあるのは硬い臙脂の表紙の羊皮紙写本。開き見据える先にあるのは標的となるモノ達だ。
    「長く見ていたくないし、さっさとやっつけるぞ!」
     少しだけ顔を顰めたイオも表情を戻してイカロスウイングで攻撃すれば、蠢く幼生たちは耐え切れない。それらは切り裂かれ、あっけなく倒れてしまった。
     どうやらこの幼生はエクスブレインが説明したように、戦闘能力は低いようだ。
    「――今宵語るは、宵闇迫る時狭間の話」
     ハーフフィンガーグローブをきゅっと直すユキトが物静かに七不思議の怪談を紡ぎ、顔色ひとつ変えない識も颪と共に対処していく。
     遠くへ逃げようとするそれらを月夜は蹴散らし、わらわらと、わじゃわじゃと現れた不気味な幼生達が全滅するのにそう時間はかからなかった。
    「ふあー、連戦疲れたー!」
     ソウルボードで戦い、現実でも戦い、そしてようやく全てが終わった。
     連戦の疲れに座り込むイオだが、ちらりと見上げれば考え事をする司が視界に入る。
    「裏に何があったもんかわからんな……」
     腹で守ってたのかのだろうか、それとも寄生虫みたいな……。
     考え口にする司だが、ヴィアもまた羽化したベヘタスの中にいたモノへの疑問を思案する。
     どこかで絆を奪ってきたのか、はたまた絆を種に増殖したのか。
    「何か、まだ、引っ掛かる事がある気がする……」
     天嶺は呟き、マークしておいた方がいいと考える中、月夜とヴィアは調べ物をしていた。
     羽化したベヘリタスが倒れた場所を調べている月夜だが、気付けば口にしていたロリポップも棒だけになり。
    「光にせよ闇にせよ……俺には関係ねェ。ただ戦い続けるだけさ」
     棒をペッと吐き出し空を仰げば、あるのは雲ひとつなく、星が瞬く空だけだ。
     その声に灼滅者達は言葉なく輝く星を眺めるが、それを破るのはイオの声。
    「荒れたとこ片付けたら何か甘いもの食いに行きてーなっ」
     遅い時間だが、まだどこかで食べる事はできるだろう。
     
     眠る人々にとって今宵の出来事が夢でありますように。
     片付け、戦いの痕跡を消した灼滅者達は自分達もまた夢のように、キャンプ場から去っていくのだった。

    作者:カンナミユ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年9月12日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 4
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