蟲海戦術

    作者:来野

     神奈川県沿岸部のとある街。刻は夜半。
     昼間の雨は上がったが、路地裏のアスファルトはそこかしこに水溜りを残して濡れている。街灯の反射が白い。
     派手な飛沫を上げて、小柄な青年が駆けて来た。背丈こそ大きくはないが、みっしりとした筋肉を纏っている。
     アンブレイカブルだった。
    「嫌だ……死ぬのは嫌だ」
     短く刈り上げた髪を汗で濡らし両の目玉を落としそうな勢いで見開いて、何かに怯え逃げている。
     おかしなことに、路地に響き渡る足音は彼のものただ一つきりだった。一体、何が彼を狙っているというのか。
    「いやだ」
     乱れた足音が急に止まる。壁に映る影の動きがでたらめだ。とても武人とは思えない。
     ピッという小さな音が立った。
    「いやだ、いやだ、いや、っだ、っだあ、アア、ガッ」
     分厚い麻袋を引き裂くような音と、それを路上に投げ出す音。ぼろぼろっというのは、中身が飛び散る音だろう。
     ややして後、路地から這い出すものは何匹もの赤黒い羽虫だった。
     
     まただ。
     教室に現れるや否や、石切・峻(大学生エクスブレイン・dn0153)が言った。
     また、虫の話だ、と前置きしてから教壇に向かう。
    「伏木・華流(桜花研鑽・d28213)さんの懸念が的中してしまったようだ。近頃発生しているベヘリタスの卵羽化事件に、シン・ライリーが関与しているかもしれない」
     峻が掲示したのは、鎌倉市の地図だった。湾岸部のとある路地裏を指し示す。
    「シン・ライリー配下の格闘家アンブレイカブルがここに現れて、数十匹の羽虫型ベヘリタスによって殺される。それも、体内から体を食い破られるという形でだ。このアンブレイカブルのソウルボードにベヘリタスの卵が植え付けられているのだろうと思われる」
     めっきり涼しくなってきたというのに、怪談話は終わらない。気色悪げな空気が漂う中、峻は眼差しを下げることで詫び、先を続ける。
    「この路地裏に急行して、現れる羽虫を可能な限り駆逐して欲しい」
    「可能な限り?」
     疑問の声に返すものは、頷き。
    「この羽虫は芋虫のような体に蛾の羽が生えたような形態をしていて、一対一で対峙する分には灼滅者よりも少し弱い程度の戦力しか持たない。けれど、数が多い。軽く20~30体はいるはずだから、全滅はほぼ不可能だ」
     よって『可能な限り駆逐』となるのだった。
    「羽虫の能力だが、ダイダロスベルトに似ている。他に毒や麻痺も持っているので気をつけてくれ。こちらが攻撃を仕掛ける間は反撃してくるが、逃走すると知ると連中も撤退する。決めたタイミングぎりぎりまで戦うことができるはずだ」
     それから、と言って峻は物思わしい顔となった。少しの間考えてから慎重に口を開き、続ける。
    「問題のアンブレイカルだが、恐慌状態を来たしていて説得はほぼ不可能だ。何か画期的な方法があってソウルボードに入ることができれば、万に一つも救出できるかもしれない。が、そうした場合、現実世界に戻ってから万全の羽虫と戦うことになってしまう。君たちの負傷はそのまま継続するというのに」
     普通に戦っても『可能な限り』なのに、更に困難なことになる。そも相手はダークネスだ。
    「いざ、現実で羽虫との戦いとなっても救われたと知ったら、アンブレイカブルは自分の身の安全のために逃走してしまうだろう。どういう意義があるのかわからないが、そういう選択肢も一応はある」
     首を捻りながらも告げると、峻は目を上げる。
    「今回の羽虫は、ベヘリタスの卵から羽化しているがベヘリタスそのものとは違う形態のシャドウだ。恐らくアンブレイカブルのソウルボードを利用して孵化させようとしている者がいるのだろうが、それがシン・ライリーであるのかどうかはわからない。こうした方法を取られると、予知が難しい。どれだけの卵が孵化しているか、俺には予測もつかない」
     状況が状況であるだけに表情は固い。
    「面倒なことを願って申し訳ないが、君たちが頼りだ。どうか、可能な限りこの虫たちを倒して欲しい」
     お願いしますと頭を下げる峻だった。


    参加者
    アリシア・ウィンストン(美し過ぎる魔法少女・d00199)
    幌月・藺生(葬去の白・d01473)
    巨勢・冬崖(蠁蛆・d01647)
    百舟・煉火(イミテーションパレット・d08468)
    香坂・颯(優しき焔・d10661)
    烏丸・鈴音(カゼノネ・d14635)
    クリミネル・イェーガー(肉体言語で語るオンナ・d14977)
    卦山・達郎(一匹龍は二度甦る・d19114)

    ■リプレイ

    ●武より這いいずるもの
     湿気た夜気が身にまとわり付く。
     海辺の街の路地裏に人の気配はなく、物陰に身を潜める灼滅者たちを取り巻くのは薄暗がりと遠いネオンサインの明滅だけだった。全てが影絵のようだ。
     やがて、濡れたアスファルトを踏む乱れた靴音が聞こえて来る。問題となるアンブレイカブルのものだろう。
     ついには荒れた息遣いまでが聞こえて来た。先の知れた惨状に幌月・藺生(葬去の白・d01473)が短く息をつく。
    (「ソウルボードに産卵されちゃったゴトウさんには悪いですが、助けてあげることはできないのです……」)
     ゴトウというのが靴音の持ち主だった。香坂・颯(優しき焔・d10661)もまた無言で耳を傾ける。
    (「……いくらダークネスとは言え、救う手段を持ち合わせて居なかったのは辛いかな……」)
     原因はソウルボードに産み付けられたベヘリタスの卵だ。
     対処する方法がないではないが、そのためには幾つかの手段を経なくてはならない。気持ちがあってもままならないこともあった。
     巨勢・冬崖(蠁蛆・d01647)の影は揺らぎもしない。だが、心中には寄生した蟲への許し難さがある。
    (「もし出来ることなら、一戦交えてみたかった」)
     彼にとってアンブレイカブルは宿敵に当たる。それが身中の敵と戦うこともできずに潰えるという意味を良く知っていた。
     嫌だと口走る声が聞こえて来る。
     卦山・達郎(一匹龍は二度甦る・d19114)の耳にもその絶叫は届いた。
    (「悪いが今の俺らにあんたを助けるような余裕はねぇ」)
     武人としての力を誇るダークネスであるならばその気概を見せるべきところだろう。だが、虚しくも崩壊の瞬間が訪れる。
     屈強な肉体を形作っていたものが破裂して崩れ落ちる音。そして、その中から多量の羽虫がこぼれ落ちる音。
     異様な気配の連続の中で、アンブレイカブルはただの器として消費される。
     クリミネル・イェーガー(肉体言語で語るオンナ・d14977)は、その一部始終を目の当たりとしていた。
    「強いモノを喰らう……か。……蠱毒やな……まるで」
     ボソリと呟いた。武を求め続けた者の強さを食らって這い出てくるものが蟲とは。
    「……害虫駆除開始や」
     その一言を聞き、アリシア・ウィンストン(美し過ぎる魔法少女・d00199)が箒に跨る。
    「あれじゃな」
     さして広くはない路地を埋め尽くして羽虫が蠢く。その数、三十近く。
    「どこまで減らせるかやってみようかのぅ」
     気が遠くなりそうな光景を前に、百舟・煉火(イミテーションパレット・d08468)が腰に装着したライトに手を伸ばした。
    (「ダークネス同士が潰し合ってくれる、結構じゃないか。……一般人が食われるより何百倍もマシ、だが」)
     崩れ落ちた屈強な影へとほんの一瞬瞼を降ろして瞑目する。
     ライトのスイッチを弾くと、まるで気持ちを切り替えるかのような音が立った。
     烏丸・鈴音(カゼノネ・d14635)の下駄の歯が、カラリと鳴る。
    「大変ですが頑張らなければですよねぇ」
     八つの影が羽虫の群れへと動き出した。
     ダークネスはともかくとして、一般人へと被害を拡大させるわけにはいかない。

    ●仮に正気を食らわれても
     建物と建物の間には足の踏み場もない。まるで赤黒い路面が生きて波打っているようだ。
     光の帯を当ててみると、どうも大気の色がおかしい。工業地帯の空のように濁っている。
    「毒――」
     盾は颯の命を受けたビハインド・香坂綾も含めて三つ。
     路地の幅を考えれば順当だが、前に進むこと自体がひどく困難に見えるほど敵の層は厚い。
     颯の焔の翼が暗がりに赤くひるがえり、闇を照らした。破魔の力が漲ったのを感じて、冬崖が一番手前の羽虫へと突っ込む。
     銀色の爪が細い三日月を描いて濁った風を裂いた。ビッという強い羽ばたきの音が大気を震わせる。
     一匹が後ろの一匹に激突したが、次の瞬間、喉の奥に焼ける痛みが来て気道を何か熱く重たいものが塞ぐ。
    「ハ……」
     体勢を立て直して息を整えようとした口から、血の塊が溢れた。ばたばたとこぼれ落ちる赤黒い滴りが、喉といい胸といい夥しく汚してアスファルトに散る。
     青い瞳の中で瞳孔が小さく揺れた。見ればそれが自分の血であることはわかる。が、肉体を用いた戦い方をする身からすれば精神へと手を伸ばしてくるシャドウは苦手意識を刺激する。胸や頭を貫く痛みが殊のほか堪えるのも致し方ない。
    (「これは……」)
     煉火が指先に光を宿し、眉根を顰める。
     ひどく傷付けられては癒し、また傷付けられて癒す。その繰り返しと精神力の戦いであることが既に見えていた。
     波立つ羽虫の群れの最後尾は、鱗粉に汚れた大気の向こうに霞んですら感じられる。蟲への嫌悪感はいや増すばかりだ。
     ざわり、と前列の虫が動いた。
     慎重に距離を取った位置から藺生が影業を操る。
    「虫たくさん苦手です……」
     濡れた路面の上を伸びていく影は、爪痕を刻まれた一体を的確に捕らえた。
    「でも行きますね」
     傷付いたものから確実に潰す方針だ。真っ黒な影に呑み込まれていく羽虫のもがく音が次第に小さくなっていき、やがて、ビ、という音を最後に一つ絶えた。
     藺生は直にまみえたことがないが、シン・ライリーが何やら画策している可能性があるという。
    「敵ながらソウルボードを利用するなんて、頭が良いようです」
     しかし、それにやられるわけにはいかない。さっと視線を走らせて羽虫たちの動きに注意を払う。
     一匹が潰された後には一瞬、ぽかりと路面が見えた。しかし、そこに後ろから新たな一匹が出て来る。
     箒に跨ったアリシアが、そうして埋まる前列へと指先を向けた。
    「数が多いか……」
     上から見ることで最後尾まで見渡すことができたが、それだけに異様な数であることは一目瞭然だった。
     指し示した一点で急激に地表が冷え、びしり、という音が響く。ひんやりとした空気が広がり、濡れたアスファルトが白く霜を浮かせた。
     羽虫の羽ばたきが凍り付いて嫌な音を止める。
     それを知った後ろの羽虫が頭を振り立てて大口を開けた。シャッという音と共に粘着く糸の塊を吐き出し、虚空に広げる。
     手前にいる綾が捕縛を阻んでくれるのを見て、達郎が縛霊手を構えた。
    「いつもはこんな煩わしい戦法なんぞ使わねぇんだが……数を覆すにはこれしかねぇ!」
     縦横へと展開されて広がり始めるもの。それは濁った闇を縫う結界だった。

    ●魂を試そうというのか
    「卦龍、縛龍結界!」
     赤い龍に締め上げられるようにして、虫たちがその動きを鈍らせる。
     ビッ、ビビッ、という狂った羽音は、まるで苦悶の呻き声だった。大きく広げた粘糸が左右に揺れて綾を振り回そうとするが、ビハインドである彼女は役を果たし終えるまでそれを後ろに抜かせることはない。
     そうして動きの鈍った前列の一匹を、クリミネルの腕が捕らえた。
     翅がうるさく騒ぐが、その付け根を掴んで頭上高く持ち上げる。
    「ふっ」
     反動を付けて大きく振り回し、叩き付ける勢いの地獄投げ。ビビッ、という音が途中で紙袋でも引き裂くような音に代わり、雑居ビルの壁に赤黒い痕を斜めに残して翅と頭部が闇に飛び散った。まるで巨大な刷毛でペンキを擦ったかのような一瞬だった。
     気色の悪い音を立てて路上に落ちた時、羽虫は既にその原型を留めていない。
     短く息を抜いて体勢を立て直した彼女の許へ、わっと黒い影が押し寄せた。次列の虫が一気に前へと出て来る。
     赤い交通標識を構えた颯が、アスファルトを蹴ってその眼前を阻んだ。
     ジェットエンジンをフルに回転させたような羽音に取り巻かれながら、斜めに構えた支柱でそれ以上後ろに抜かせまいと立ちはだかる。
     背筋が硬直して奥歯がガチリと鳴るほどの冷たく不快な感覚に貫かれながらも通さない。指先から血の気が引くのが分かったが、両手を強く握り締めて耐えた。
     その背へと柔らかな光が注がれる。背筋を包んで肩を覆い、やがて痺れを払い落としていくものは煉火の祭霊光だった。支柱を握った指先が小さく動いた。まだ、行ける。
     その一瞬の隙を縫うようにして、すっと白いものが前列の合間を擦り抜ける。どこかで、ちりん、と澄んだ音が鳴った。
     鈴音の放ったダイダロスベルトが支柱を乗り越えようとしていた羽虫の額の真ん中を貫き、真後ろへと突き落とす。
    「食いつかないで下さいねぇ」
     声はやんわりとしているが、一撃は容赦ない。万全の狙いを得て戻って来たベルトを納める。手は既に縛霊手を構え始めていた。
     残っている敵の数をざっと見渡すと、溜息の一つもつきたくなる。それでも明らかに蟲の壁は薄くなり始めていた。
     常に動きを固められながら削ぐように攻撃を入れているために、ダークネス側も決定打を出せていない。まんまと膠着の罠にはまっている。
     その時、羽虫の一匹がおかしな動きをした。
     仰け反るように大きく頭を後ろに振る。前から見えるのは湾曲した喉許のみ。
     しかし、箒に跨ったアリシアにはその額が見える。何か生えてはいないか。
     あ、と上がった声を冬崖が聞き付けた。ビハインドの盾が倒れたその空隙へと横転で身を投げる。鞭に似た鋭い音と同時に胸板を貫く激痛があった。
     鋭利なものが皮を破り肉を抉り後ろへと抜けていく。それをまざまざと感じながら敵の動きを睨んで目を逸らさず、刺し貫いて来た長い肉角を片手で握り止めた。
     頭上でアリシアがその魔法少女の真髄をオーラとして放つのが感じられる。どん、と撃たれて敵が揺れるのすら響いた。
     胸の奥に差し挟まった異物。これは自らを宿とする異形の核なのではないか。その疑いが傷の痛みからじくじくと湧いてくる。
     答えはどこにも落ちていない。しかし、すぐ脇で体勢を立て直した颯が片手を伸ばしてくれた。傷口に向けて溢れるほどのオーラを注ぐ。
    (「確かに一体一体は僕らより弱いのかもしれない……」)
     勝ち誇ったように頭を振り上げる蟲を目尻に捕らえて、彼は手へと意識を集中する。
     三十体もを相手にするのは初めてだ。これだけ居ると数の暴力の侮れなさを痛感する。
    「だからって」
     仲間の傷が塞がるのを見て息をつき、敵へと向き直った。
    「そう簡単に倒れる訳にもいかないけどね」
     回復が間に合ったのを見て、煉火が頭を擡げた羽虫たちへと無骨なフォルムを持つ縛霊手を向けた。
    (「何れは崩されると分かっているのが悔しい所だな。だが……武人に戦う選択肢を与えない卑怯者にそう簡単に屈する訳にも行かない」)
     シュヴァリエR.C.が張り巡らせる除霊結界は、勢いに乗って攻撃に出ようとした蟲たちをその場に押し留める。まるで防波堤だ。
    「悪足掻きぐらいはさせて貰うよ」
     出足を挫かれて、わんっ、と羽音が高鳴った。
     まだ、抗うか。
     路地に轟くその音は、蟲たちの息呑む気配のようですらあった。

    ●生きて帰るということ
     ザンッと銀の爪を振るったクリミネルの胴を、刺突が貫く。
     傷口を押さえて一歩、二歩、と距離を取る背が路肩に止められた大型のスクーターにぶつかって止まった。
     視界が眩み全ての音が歪んで聞こえる。それでもクリミネルは肉角を腕で払い除けてから膝を落とした。
     そこに襲い掛かろうという一匹の顎を、藺生のバベルブレイカーが深々と貫く。
     戦い続けに切れそうな息を深く吐き出した時、足許へと粘る糸の攻撃が飛んできた。杭を地に突き、締め上げられる苦痛に耐える。
    「く……っ」
     この数で圧倒されるのは、灼滅者であっても非常に危険だ。動くことのできる者は帰り次第、戦況を報告して欲しい。
     地を引きずられながら、薄く唇を動かした。思いを伝えたい。
     ごっ、という音を立てて達郎のレーヴァテインが紅蓮を吹き上げ、焼け焦げる羽虫から藺生を引き剥がした。
     達郎は嫌な匂いを腕で塞ぎながら少しずつ後ろに移動してディフェンダーの背後に回り込み、とどめは刺させない。丁寧な動きだ。
     追い討ちをかけようとする数匹の動きが、ガクンと鈍った。
     鈴音の除霊結界が敵最前列の動きを押し留め、その後ろに玉突き事故を起こさせている。しかし、縛霊手を引いた時、そろそろを決断が必要だと覚りもした。素早く視線を巡らせて考える。
     傷の深い者が増えている。その命を落とさずに退路を確保しないとならない。
     ザクリという衝撃を背に感じた時、貫通された傷口を押さえて鈴音は静かに唇を動かした。
    「任せましたよ……」
     意を悟り、まだ動くことのできる者たちが顔を見合わせた。
     冬崖が敵に背を向けるそぶりを見せる。
     すると、羽虫たちの動きが目に見えて鈍った。蠢く路面が干潮の刻のように引き始める。
     皆、それを路面の響きで聞いていた。勢いの薄さから数が減っているのが感じられる。どこに帰ろうというのか逃げ足は速い。
     地が冷たい。
     指先が重たい。
     それでも伸ばした先に触れる仲間が居るから。
     血と汚濁の中から彼らは立ち上がり、癒し合い、帰るべき場を目指した。
     一路、学園へ。
     淡いネオンサインが路面を照らし、彼らの行く末を見守り続けていた。
     

    作者:来野 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年9月30日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 5/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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