●少女は星々に見守られ
冷涼な静寂に満ちた小さな道路に響く、軽やかなリズムを刻む音。
街灯をスポットライト代わりにして、中学二年生の少女・敷原舞(しきはら・まい)は舞い踊る。
掴めぬものを追い求め。
まだ見ぬ果てへと向かうため。
「……」
幼い頃から演技やダンスに興味があり、習い事として通わせてもらっていた舞。中学生になってから入った劇団では頭角を表していたけれど、一ヶ月後に控えた舞台を前にして……壁にぶつかっていた。
自分では上手くできていたはずなのに、どこかみんなとズレてしまう。何度も、何度も修正したけれど、ただただドツボに嵌るだけ。
だから夜な夜な車の通らぬ道に出て、星々の下で舞い踊る。
体を動かせば、体で演ずる技術を磨けば、何かが掴めると思ったから……。
――そんなことしなくても、力を使えば簡単じゃない? ほら、例えば……。
「っ!」
浮かんできた発想を打ち消すため、舞は電信柱を支えに動きを止める。呼吸を整えながら、空を仰ぐ。
演技以外で、人を魅了しても仕方がない。
魅力的に見せても意味が無いのだから……。
●夕暮れ時の教室にて
灼滅者たちを出迎えた倉科・葉月(大学生エクスブレイン・dn0020)は、静かな笑みを浮かべたまま説明を開始した。
「敷原舞さんという名前の中学二年生の女の子が、闇堕ちして淫魔になる……そんな事件が発生しようとしています」
本来、闇堕ちしたならばダークネスとしての意識を持ち、人としての意識はかき消える。しかし、舞は闇堕ちしながらも人としての意識を保っており、ダークネスにはなりきっていない状態なのだ。
「もし、舞さんに灼滅者としての素養があるならば、救い出してきて下さい。しかし……」
完全なダークネスとなってしまうようならば、そうなるまえに灼滅を。
続いて……と葉月は地図を取り出し住宅地の小さな通りを指し示した。
「皆さんが赴く日の深夜十一時頃、舞さんはこの場所で演技の練習を行っています。というのも……」
敷原舞、中学二年生女子。幼い頃から演技やダンスに興味があり、習い事を経て中学生のころに劇団へ入った。
劇団内でも頭角を表し、舞台の重要な役を任されるようになる。一ヶ月後にも、新たな舞台が行われる予定なのだが……。
「スランプ、というのでしょうか。演技が上手くいかず、ならば練習を重ねることでなにか掴めるか……と、夜な夜な車の通らない道路で、ダンスを中心とした演技の練習を行っているようで……当日もまた、それを行っているということですね」
それでも何かを掴めない焦燥感が、あるいは闇を呼び起こしたのかもしれない。
「接触後は、言葉を投げかけてあげて下さい。内容はお任せします。少しでも舞さんが前に進めるように……」
そして、説得の成否に関わらず戦いとなる。
敵戦力は淫魔のみ。力量は灼滅者八人ならば倒せる程度。
妨害能力に特化しており、技は全て複数人に対して影響を及ぼす。内容は、心を惑わすベリーダンス、攻撃の勢いを減ずるポールダンス、共に踊ろうと誘い動きを移弦するシャル・ウィ・ダンス?
「以上で説明を終了します」
地図などを手渡し、締めくくりへと移行した。
「誰でも、壁にぶつかることはあります。そして、それを乗り越えることができればさらなる高みに登れるはず……そう思います。ですのでどうか、全力での救出を。何よりも無事に帰ってきてくださいね? 約束ですよ?」
参加者 | |
---|---|
天鈴・ウルスラ(星に願いを・d00165) |
ジャック・アルバートン(ロードランナー・d00663) |
芥川・真琴(焔と共に眠るもの・d03339) |
リステア・セリファ(デルフィニウム・d11201) |
夢代・炬燵(こたつ部員・d13671) |
乱獅子・紗矢(獅子心乙女・d13748) |
ウィルヘルミーナ・アイヴァンホー(白と黒のはざまに揺蕩うもの・d33129) |
楯無・聖羅(戦闘鬼神・d33961) |
●誇りは力、誇りは呪縛
薄靄が月明かりを鈍らせ、世界を朧気なものに変えていく秋。車はおろか人通りすら少ない裏通りで、電灯をスポットライト代わりにして踊る少女がいた。
中学二年生の少女・敷原舞が瞳を熱っぽく潤ませると共に激しいステップを踏んだなら、愛しい人の腕の中へと招かれる。
一瞬の空白を刻んだ後に腕を、足を振り乱して舞うさまは、舞踏会のペアダンスでも刻んでいるかのよう。
見つめる先、手を伸ばした先には何もないはずなのに、誰かがいるように感じられる。そんな光景を眺めながら、乱獅子・紗矢(獅子心乙女・d13748)は一人思い抱いた。
頑張っても結果が出ない、先が見えないのが辛いのは分かる。自分もまた、道は違えど自らを磨き続ける者なのだから……。
灼滅者たちが電灯の照らさぬ場所に隠れるようにして見守るうち、一つの演目が終わったのか舞は空を仰いだまま制止。一呼吸の間を置いて、何処かに向かって一礼した。
自然と、芥川・真琴(焔と共に眠るもの・d03339)は拍手した。
「っ!? 誰……?」
警戒した様子で体を抱いた舞の前に拍手を真琴が。そして、後を追う形で姿を表したウィルヘルミーナ・アイヴァンホー(白と黒のはざまに揺蕩うもの・d33129)が声をかけていく。
「良いダンスですね」
「こんばんは」
リステア・セリファ(デルフィニウム・d11201)もまた静かな挨拶の言葉を投げかけて、少しでも警戒を解こうと試みた。
その後も、姿を表していったのが女性七人男性一人という構成だったからだろう。舞は若干警戒を説いた様子で、けれども瞳は細めたまま口を開いていく。
「それで、何か用事でも?」
「そうだな……」
最初に答えたのは、ジャック・アルバートン(ロードランナー・d00663)。
「突然だが、今壁にぶつかっているな?」
「!?」
心を見透かされたように感じたのだろう。舞は半歩体を引いていく。
ジャックは瞳を閉ざし……開眼するとともに、言葉を続けた。
「試行錯誤しても乗り越えられず、焦りばかりが募る。違うか?」
「……あなたたちには関係ないと思うけど?」
「いかにも」
「だったら……」
拒絶へと繋がる言葉を遮るように、ジャックは畳み掛けた。
「まあ、聞いてくれ。俺にも似たような経験があってな」
「……」
「焦って焦って、がむしゃらに藻掻くのも悪くはないが、悪い声を聞いたのあろう? 抗わねば、敷原の夢も閉ざされるだけだ。このままではいずれ闇に呑まれる、それを防ぐ為にやってきた」
己等の目的を伝えるため。
表情にさほどの変化はなかったけれど……。
「荒唐無稽か? だが事実だ。感じているだろう? 暗い誘惑を」
「……」
舞は黙したままジャックを見つめ、残る灼滅者たちへも視線を走らせた。
受け止めた上で、天鈴・ウルスラ(星に願いを・d00165)が語りかけていく。
「スランプは、ステップアップの前兆ともいうらしいデース」
少しでも、舞がこちら側へ戻ってこられる可能性を増やすため。
「確かに今は先が見えないほど苦しいでゴザろう。もがいても何にもならない辛さがあるでゴザろう」
芸術を志すものなら一度は陥ると言われている、試練のようなもの。苦しいのは間違いなく、一人で乗り越えろというのも酷な壁。
「しかし、いつか必ず乗り越えられる日が来るデース。その時のお主は、きっと今より一段上の場所にいるはずでゴザル」
少しでも気を楽にするくらいの手伝いはしたい。
だからこの場に来たのだと、人助けに過ぎない。けれども人として真っ当な……ともすればお節介になってしまうかもしれない思いを伝えていく。
ウルスラが言葉を終えた時、風の音が聞こえる沈黙が訪れた。
冷涼な空気に抱かれながら、舞は静かな息を吐く。
「迷惑、よ」
迷いのない声音で朗々と、無表情とも呼べる顔色で。
「お節介もいいところ。確かにあなたたちの言う通り、私はスランプに陥ってる。なんか煩わしい思いもある。でもね、それは私が乗り越えなきゃいけないこと、私自身の力で乗り越えなきゃいけないこと。だから……」
「……ま、そうだな」
完全な拒絶をされてしまえば糸が切れてしまうから。あるいは……表情を消しているようにも思えたから、紗矢は肯定しつつ己の思いを伝えていく。
「武術でも鍛錬を受けるのは辛いけど、ずっと続けていけば自ずと結果はついてくる。努力は決して、裏切らない」
「……」
……紗矢の言葉が終わっても、最後の拒絶はなされない。
相変わらず表情は無く、手助けを拒絶する意志は見せていたけれど……それでも、言葉としては語られない。
沈黙を崩すため、楯無・聖羅(戦闘鬼神・d33961)は大きなため息一つ。
注意を引いた上で、厳しい声音で問いかける。
「挫折を言い訳に、悪魔に魂を売り渡すつもりか?」
「……? どういう意味」
「挫折というものは誰にだってある。だが、お前はその挫折を乗り越える勇気がなかったがためにダークネスと化してしまった。目を覚ませ、我々に殺されたくなければな!」
拒絶した先にあるのは、完全なるダークネスと化す舞。
舞を灼滅しなければならない、灼滅者。
聖羅は厳しい眼差しを送りながら、舞の反応を待っていく。
しばしの沈黙の後、舞は不機嫌そうに唇を尖らせ肩をすくめた。
「そんなことになんてならない。そもそも挫折なんてしてない、したくない。さっきも言ったでしょ? 迷惑だって。だから……」
「夜遅くまで練習を続けるのはすごいことです」
まだ、伝えたい思いがあるのだと、夢代・炬燵(こたつ部員・d13671)が口を挟んだ。
舞は再び口を閉ざし、炬燵へと視線を向けていく。
受け止め、微笑みながら炬燵は続けた。
「そして、どんなに頑張っても壁が立ちはだかります。むしろ、頑張っているからこそ壁にぶつかるのかもしれませんね」
そして、そんな時に限って魔が差すもの。
「そこで楽な道に逃げてしまうか、それでも前に進めるかが重要なことです」
舞自身が言っていたように、今はまだ強い意志でねじ伏せているかもしれない。自らを保っているのかもしれない。
けれど……長く続けば心は摩耗する。
精神がぎりぎりまで削られた後……同じ選択肢を選べるかはわからない。
「楽な道の逃げてしまったら、この先ずっとそのことを後悔しつづけることになります。敷原さんはそんなこと望んでいないと言いましたが……これからもずっと、そうであると言い切れますか? このままずっと実を結ばないままでも、選ばないと……」
「……」
返答は沈黙。
答えがないのか、はたまた考えているだけか。
思考を少しでも明るい方向へ、より良い未来へ導くため、真琴は首を傾げて問いかけた。
「ね、敷原ちゃんはさ、演技してて楽しいー……?」
「……?」
小首を傾げた舞に、真琴はかわらぬ調子で続けていく。
「スタートは楽しいって気持ちから始まったんじゃないかと思うんだよねー……」
舞が演技を、ダンスを始めた根幹。
なぜ、苦しんでても何かを見つけようとしているのか
投げ出さずに向き合い続けているのか……。
「でも、焦ってて、演技してるのが苦しいようにも見えるんだよねー……」
真琴が仲間たちと共に目にしたのは、王子様との舞踏会。
多くの物語に当てはめるとするならば……お姫様と救い手の物語。
「周りとずれちゃってると思うなら、皆に相談するとか、誰かの手を借りていいと思うなー……。まことさん達も敷原ちゃんだけじゃちょっと対処できない敷原ちゃんを何とかするために来てるわけだし、ねー……」
お姫様を救えるのは、光ある場所へ導くことができるのは、自分たちだけ。
ただまっすぐに瞳を見つめるうち、舞の瞳が潤みだした。
表情だけは変わらぬまま、舞は首を横に振っていく。
「でも、ダメよそれじゃ。スランプは私の問題、私が解決しなきゃ意味がない。煩わしい声も……」
半ばにて、驚いたように瞳を見開き頬に触れた。
濡れていた。
雨も降っていないのに。
「……ダメ、じゃない。演者が、演技と関係のないところで泣いちゃ。じゃないと……」
震える言葉は半ばにて、闇に抱かれ消え失せた。
淫魔に変わっていく光景を前にして、聖羅は定められたワードを響かせる。
大口径のスナイパーライフルを担ぎ刀身に天上天下唯我独尊を刻印された刀を構え、仕掛けるタイミングを伺っていく。
リステアもまた長柄の大剣を引き抜きながら、静かな思いを巡らせた。
拒絶も、強がりも、きっと演技。
演者としてのプライドが描いたもの。
ならばきっと、舞の心の天秤は……。
●闇を払う勇者たち
「さあ、はじめよう。救うための戦いを!」
完全な淫魔と化した舞を目指し、紗矢は拳に雷を宿しながら駆けて行く。
ウイングキャットの獅音が放った魔法が淫魔を軽く拘束したせつな、懐へと踏み込み右ストレートを放った。
拘束を破り掲げられた腕に受け止められた時、魔力の弾丸が脇腹へと突き刺さる。
担い手たる炬燵は、落ち着いた声音で問いかけた。
「私の司る力の中でも、あなたは踊り続けることができますか? 踊り続けることができたのならそれは淫魔の力ではなくあなたの力です」
返答はない。
ただただ淫魔は踊り出す。
情熱的に、前衛陣を惑わすため。
割り込む形で、獅音が踏み込んだ。
勢いのまま横を抜け、すれ違いざまに後ろふくらはぎに刃を刻んでいく。
「これがお前の望んでいることか? 違うだろう。お前は挫折から逃げているだけだ。苦しいことから逃げていても何も解決はしない。苦しみを乗り越えたければ、前に進め!」
やはり返答はなく、動きが鈍ることもない。
ただただアスファルトの上で踊り続ける淫魔を見つめ、ウィルヘルミーナは語りかけた。
「あなたの舞踏、舞さんと比べて多少は上かとは思います。が……そこからさらなる高みに、さらなる魅力を発する舞踏になる事は無いでしょう」
淫魔の舞は、ただただ人の心を惑わすだけのもの。
己の欲望を満たすだけのもの。
「舞さんの舞踏は今は劣っても、さらなる魅力が発揮できるものを感じる。未来の輝きを感じられました! 諦めないで舞さん! 可能性を闇に渡さないでください!」
だから自身も舞踏を刻み、淫魔に近づいていく。
調子を合わせながら剣を振るい、淫魔としての力を削っていく。
若干動きを鈍らせながらも踊り続けていく淫魔を前に、リステアもまた語りかけた。
「貴方は間違っていない」
舞が見せた最後の姿に、動きを鈍らせていく今の姿に希望を見出し。
「あくまで演技で自らを主張しようとしていること、折れずに練習を続けていること。それは貴方の強さ」
ただただ、必要なことを伝えるため。
「あとは一人で抱え込まない、周囲に頼る心の余裕さえあれば、また前に進めるはずよ」
言葉を区切ると共に、腕を肥大化させながら大地を蹴った。
気づけば足を止めていた淫魔へ向かい、拳を放っていく。
「頑張って」
伝えたいのは、淫魔の中で抗い続ける舞。
偽りの踊りを刻まれ続けていく舞。
淫魔は殴り飛ばされ、受け身も取らずに地面に落ちた。
よろよろと起き上がったけれど、戸惑うかのように周囲をきょろきょろと見回している。
好機と、真琴が歌声を響かせた。
前衛陣を癒やすための歌声が、戦場を暖かく包み込んだ。
ウルスラは静かな息を吐き……小さく微笑み、蛇腹剣を横に構え直した。
「さ、ここからが始まりでゴザルよ!」
踏み込み薙ぐように振るい、不可視の力を真っ二つに切り裂いた。
すかさずジャックのライドキャリバー・上腕二頭筋が鋼のボディをぶちかまし守りを更に弱いものへと変えていく。
ジャックもまた腕を獣のものに変え、駆け出した。
「苦しまないよう、一気に終わらせてしまおう」
「ええ」
呼応したリステアが氷の塊を放ち、淫魔の右肩を凍てつかせる。
直後、ジャックの爪が突き刺さり更に氷面を広げていく。
雪崩れ込むように、打撃が、剣が重ねられた。
後を追うようにウィルヘルミーナは歩み寄り、剣を非物質化させ……。
「……」
真っ直ぐに突き刺し、淫魔としての力のみを打ち砕いた。
引きぬくとともに倒れていく淫魔を……舞を、ウィルヘルミーナは優しく抱きとめた。
静かな寝息が耳に届いたから、真琴は歌を終わらせる。
空を仰ぎ、静かに語っていく。
「熱は命、ココロは焔……目が覚めたら、自信持って踊れるかなー……?」
今はただ、歳相応にあどけない……。
「今はおやすみなさい、よい夢を」
●彼女が紡ぐ物語
裏通りから少し歩いた先にあったバス停のベンチに舞を寝かしつけた灼滅者たちは、各々の治療などを行った。
終わる頃に舞は目覚め……瞳をこすりながら起き上がった。
「おはよう、目は覚めた?」
「え……あ」
炬燵の問いを聞いて全てを思い出したのか、バツが悪そうに視線を逸らしながら謝罪の言葉を述べた。
受け止めた上で、ウルスラは微笑み問いかける。
「どうでゴザる? すっきりしたでゴザるか?」
「中々無い経験だったろう、何か掴めたか」
ジャックもまた尋ね、舞を真っ直ぐに見つめていく。
微笑みながらも、舞は首を横に振った。
「まだわからない……かな。でも、煩わしい声はなくなった、心も随分と軽くなった。これなら……きっと……」
視線を落とし、拳を握る舞の口ぶりに迷いはない。
演技している様子など感じられない。
だから、ウィルヘルミーナは握りしめられた拳を自らの手で包み込んだ。
顔を上げた舞を見つめ返し、伝えていく。
「舞さんのスポットライトを浴びた舞台、見てみたいです。あなたの夢を追う道を一緒に進ませていただけませんか?」
それは、学園へのいざない。
舞に示す、新たな道。
学園の詳細を聞いた舞は瞳を閉ざし、一つ一つ、確かめるように返答した。
「武蔵坂なら、劇団にも通える……うん、大丈夫。演技に学業、それに灼滅者……だっけ? なんて大変かもしれないけど……でも、この力が役に立つなら……」
それから……と、舞は立ち上がった。
「見てほしいの、今の私を!」
灼滅者たちが見守る中、舞は星空を舞台に踊り出す。
見えない剣を掴み取り、希望という光を瞳に宿し。
目指すは北の山のドラゴンか、南の森に住む魔女か。
足を、腕を、全身を振るうごとに紡ぎだされていく物語を前に、紗矢は一人静かにうなずいた。
きっと、もう大丈夫。
鍛錬を続けて言ったのなら、迷うことなく闇を払い光ある場所へと導いていってくれる事だろう。
作者:飛翔優 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年9月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 1
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