●とある美術教室
「ふははは! いいな、いいな! 良い構図だ!!」
将来を嘱望された美大生。
紙条絵馬は、密室となった美術教室内で高笑いをあげる。
「出られなくなったときは、どうしようかと思ったが。どうせ出られないなら、やりたいことをやらないと!」
キャンパスへと向かい、一心に絵筆を動かす。
その様は鬼気迫るような迫力がある。
彼が創作意欲に溢れていることは誰の目にも明らかだった。
「一度、人の死を体感してみたかったんだ! ははは! 俺の勘に狂いはなかった!」
教室内には、無惨な死体が血の海を作っていた。
紙条は自分が殺した者を、うっとりと眺め。物凄い勢いで絵を描き上げていった。
「こいつは絶対に傑作になる! まだまだ、素材は残っているしな!!」
未だ生き残った者達は、いつ自分がモチーフにされるかと隅で震える。密室内には画家の……六六六人衆の哄笑だけが、いつまでも響き渡った。
「神宮寺・柚貴(不撓の黒影・d28225)さん達の調査により、新たな六六六人衆の密室事件が発生していることが判明したよ」
遥神・鳴歌(中学生エクスブレイン・dn0221)が、灼滅者達に説明を始める。
「密室内で六六六人衆が、人間を殺戮しようとするんだけど。今までの密室と違って、中にいる六六六人衆も密室に閉じ込められ脱出できないみたい」
密室は、中から外に出られないだけで、外からは簡単に中に入ることができる。
予知も可能だ。
「色々と気になることはあるけど。とにかく、密室に閉じ込められた六六六人衆を撃退して欲しいというのが、今回の依頼だよ」
問題の六六六人衆の名前は紙条絵馬。
このダークネスを撃退することができれば、どうやら密室は解除できるようだ。
「密室の現場は、個人の屋敷を改装した美術教室。結構広い所お屋敷だね」
六六六人衆は、殺人を犯して絵画の制作に取りかかっている。生き残った一般人が三十人ほど屋敷内にいるが、いつ殺されるか分からない。
「この密室は、閉じ込められた六六六人衆が作成したものでは無いみたい。誰かが、密室に人を閉じ込めたのだとは思うんだけど。もしかしたら、新たな密室殺人鬼を生み出すためかも……皆、くれぐれも気をつけてね」
参加者 | |
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犬神・夕(黑百合・d01568) |
深束・葵(ミスメイデン・d11424) |
朱屋・雄斗(黒犬・d17629) |
夜伽・夜音(星蛹・d22134) |
四刻・悠花(高校生ダンピール・d24781) |
ジュリアン・レダ(鮮血の詩人・d28156) |
芥生・優生(探シ人来タラズ・d30127) |
土屋・筆一(つくしんぼう・d35020) |
●
「あとから一般人が入ってこないようにしておきますね」
四刻・悠花(高校生ダンピール・d24781)は密室の入口に「本日休業」の札を掲げて。灼滅者達は問題の屋敷の中へと入っていく。
「はははは! いいぞ、いいぞ、筆が乗る!!」
密室に入った途端に響き渡る奇声。
灼滅者達は、音を頼りに速やかに紙条絵馬の居る部屋を目指す。犬神・夕(黑百合・d01568)は、一度屋内の様子を確認。一般人に見られた時に騒がれる危険もあるので、その行動は注意しておく必要があった。
「うう。もう、ダメだ」
「ここで皆……死ぬんだ」
「……紙条君は、どうしてしまったんだ?」
どうやら逃げ出すために奔走するのではなく。
息を潜めて隠れている者が大半のようだった。震える小さな女の子と、夕は視線が合い。口元に指を立てて見せた。
「……静かに。落ち着いて、待っていて」
「助けに来た。美術室には近寄らないでくれなあ」
プラチナチケットを使い、小声で指示を出す。芥生・優生(探シ人来タラズ・d30127)も、六六六人衆に気付かれないように注意する。少女は怯えながらも、こっくりと首を縦に振った。
(「今は誘導担当の人に任せるけど、絵馬さんが一般人を狙って攻撃を仕掛ける状況になったら割って入らなきゃ」)
戦闘になったらディフェンダーを務める予定の夜伽・夜音(星蛹・d22134)は、若干不安な気持ちを抱えていた。実は初経験のポジションなのだ。自分の体躯が小さな事を気にしている分、尚更に「守り切れるかな?」という考えが頭をよぎってしまう。
「気取られないように密やかに、だね」
ジュリアン・レダ(鮮血の詩人・d28156)を始め、灼滅者達は二階へと上がり。絵具の匂いが、外にも漂ってくる一室をすぐに見つける。
「……あれが、美術室だな」
朱屋・雄斗(黒犬・d17629)は静かに問題の部屋の前に近付き中の様子を伺う。一般人がいるかどうか、紙条との位置関係を素早く頭に叩き込む。夕は聞き耳を立てて、優生も中の様子を可能な限り探った。
「くくくく! ダメだ、笑いが止まらない!! そろそろ、もう一人ぐらい殺しておいた方がいいかな?」
「ひっ!」
ダークネスと一般人の声が聞こえてくる。
僅かに開けた扉の隙間からは。大量のキャンバスに囲まれた紙条と、血に塗れた死体と、教室の隅で蹲る数人の生存者が見て取れた。
極力音を立てないように、皆が合図して頷き合う。
タイミングを合わせて、一気に突入した。
「逃げて下さいっ。動けない人は僕が運びます」
「ESP、使うよ」
土屋・筆一(つくしんぼう・d35020)が避難を指示。恐怖で足が動かぬ者は、怪力無双で担いで素早く室外へと運ぶ。深束・葵(ミスメイデン・d11424)は、百物語を使用し一般人を外に逃がす。
「おや? ノックもなしに、お客さんか」
紙条の注意が灼滅者達へと向く。
雄斗はサウンドシャッターを発動しつつ、一般人と紙条との間に立ち射線を封じる。悠花も一般人及びその救助班と敵の間に、視線を遮るように位置どる。夕は支援攻撃し、救出タイミングを作った。
「へえ。雰囲気あるね、君達。誰だが知らないけど、モデルを頼みたいところだねえ」
(「お前が何を考え、何をしようかなどどうでもいい。いずれにせよ、理解など出来ないのだから。そんなものは時間の無駄だ」)
夕は己の片腕を半獣化させ、鋭い銀爪で力任せに相手を引き裂く。紙条は機敏に攻撃を回避。灼滅者達を観察し続け……ニヤリと顔を歪ませた。
「創作意欲をかきたててくれる素材は大歓迎だよ……まあ、というわけで死んでくれ」
●
(「密室などの特殊な状況に陥れば、心理状態が一種の興奮状態のようになるとか。それを利用して力をつけ、失ったナンバーズの補填を図ろうとしているのか……それは俺の推測でしかないが真面なことじゃないのだけは確かだ。こんな狂った方法は早く潰すに限る」)
右手に嵌めた黒い数珠を外し。
雄斗が鬼神変を発動。己の片腕を異形巨大化させ、凄まじい膂力と共に殴りかかる。早々に、この密室を終わらせるため。灼滅者達は、次々に武器を呼び出し攻勢をかける。
「穢れも、罪も共に」
スレイヤーカードを開放。
ジュリアンは仲間のESP発動に合わせて。まずは十字架戦闘術で、攻撃に全力を注いだ。気を引きつつ立ち回ることで後衛や一般人のリスクを減らす。六六六人衆の画家は、愉快そうに応戦してきた。
「ははは! いいね、いいね! 格好良いね! 殺し甲斐があるね!」
「Kill me if you can」
殺れるもんなら殺ってみろ、と優生も決まり文句を唱える。一般人との間に立つように位置取り、紙条を部屋から出さないように注意し。全体を俯瞰しながら戦う。
「トギカセ」
御話を好み重んじる性質。
夜音の解除コードは、音聴かせと伽枷をかけた大事な言葉。クルセイドスラッシュで、踏み込みながら己がすべきことを忘れないようにする。
(「筆一くんが避難誘導で戦闘に参加できていない間、回復を優先するよ」)
メディックが不在の間。
回復が追い付かなくなりがちな、戦況を支えねばならない。怪力無双で一般人を抱えた筆一が、戦線に戻ってくるまではまだ時間がかかりそうだ。
「あー、そうだ。そう言えば、俺様のモチーフの素材を勝手に連れて行っちゃってたな。追いかけた方がいいか、ね?」
「それは、絶対にさせません」
悠花は一般人の避難が完了するまでは防御を優先。六六六人衆の斬撃を、その身で受けて時間を稼ぐ。
「芸術は爆発するってやつですね。馬鹿と利口は紙一重、名画と落書きもまた然り……」
「爆発? はは、そうさ。芸術は爆発と殺戮さ!!」
葵はスナイパーとして、レイザースラストで命中を精確にしていく。ライドキャリバーの我是丸は、キャリバー突撃と機銃掃射を繰り出した。
(「理解・肯定出来ない物を排除する、最も短絡的でシンプルな解答。解っている事は只一つ」)
特に何かの感傷がある訳でもない。
只速やかに目標を達成しようと思考するだけ。
(「お前を殺す。その事実だけ、それで十分だ」)
夕は出口を塞ぐ様に布陣。
闘気を雷に変換して拳に宿し、飛びあがりながらアッパーカットを繰り出す。その瞳孔は縦に細く変化、髪が金へと染まっていた。
「射線を隠すのは止めてくれないかなっ、邪魔なんだよ」
「……」
黙々と雄斗が、閃光百裂拳で確実に攻めにかかる。オーラを拳に集束させ、凄まじい連打を叩き出す。
「自分が優位にあるから、我欲でヒトを死なせる。罪深いコトだね」
「くく……芸術ってのは、罪を背負って輝きを増す。因果な代物さ」
「でも、貴方を止める刃が、ここに集った。密室からは解き放つけど、貴方はもう誰も殺せない」
ジュリアンの神霊剣が炸裂。
クラッシャーとして全力の攻撃で、火力を発揮する。
「新しい密室……なあ。六六六人衆の好きにさせるわけにはいかない。新しい密室が作りだされたなら、何度でも壊してやろうじゃないか」
戦闘時は常に黒いマスクを着用。
優生はDCPキャノンを放ち。避難誘導で回復の手が足りない中、ダメージが多い仲間から優先してラビリンスアーマーで補助する。
その様は、飄々としていてつかみどころがない。
●
不安は消えない。
でも、精一杯頑張る気持ちの方がずっと強い。
「はじめてのディフェンダー……頑張るさんだよぉ」
一般人に手を出させないよう、夜音は皆の盾となり。セイクリッドウインドと祭霊光を使い分けて回復に努める。機会があると判断できれば、縛霊撃で攻撃に加わった。悠花も集気法を使って、ガードに徹した。
「……どんな画を描いているのか知らんけど、爆発したオツムで描かれた画もまた推して知るべし。日の目を見ない方が幸せ、というものです」
葵は猿神鑼息を構える。
黄金色に煌めく回転砲。神の咆哮は、稲妻の如き轟音で敵を穿つ。
「くくく! いいね、お姉さん。思わず、絵にしたくなる構図だ!!」
六六六人衆は、奮戦する灼滅者達相手に。
寧ろ愉快そうに、ボルテージを上げていく。俊敏な紙条に、こちらの攻撃はなかなか直撃せず。紙一重の攻防が続く最中に、その両眼には狂気を孕む。
「ははは! 湧き上がる、湧き上がってくる! もう、止まらない!」
画家が筆をとって、高速で何やら紙に描きこんでいく。
描いて、描いて、描いて、描いて……ダークネスの情念が込められたスケッチが、莫大な力を込めた護符と化す。
「……これは」
「私達……?」
灼滅者達を……ただし、その凄惨な死に様を……模写した札が飛び回り凶器となる。あまりにもリアルに描かれた死の形が、心を惑わせて深刻な催眠状態へと誘う。
「……厄介だね」
「任せてばかりも、いられないか」
治癒が追いつかず、ジュリアンは自分の手で浄化を施す。雄斗がシャウトで自己回復し、清めの風で仲間の治療に回った。葵もシールドリングを使う。
「ふははは! お気に召して貰えたかな!?」
「――」
敵はとんでもない速筆で、凶悪な護符を生み出していく。夕も催眠の影響は免れず、キュアをするべきかと考え始めたところで……救援の手が差し伸べられる。
「お待たせしました。避難は完了です」
美術教室内の人間を、運び終えた筆一が戦線に復帰。
さっそくイエローサインを使用する。
「おやおや。その画材……君も絵描きかな?」
「絵描きの六六六人衆……ですか。絵を描く人間として、見過ごせません……!」
スケッチブックを常備する灼滅者の姿に、六六六人衆は目ざとく注目する。真面目で少し気弱な筆一だが。自身が絵を描くこと、それに『描いた者を殺す』六六六人衆とあって、今回の相手には近いものを感じていた。故に嫌悪と灼滅の意志も、人一倍強い。
「……良い目だ。俺様を殺したくて仕方ない、芸術家の目だよ」
「僕は……貴方とは違う……!」
決死の覚悟で、仲間を支える。
傷の深い者を優先的に回復。
回復対象が攻撃を当て辛そうなら、癒しの矢で命中精度も同時に上げ。そうでなければ、仲間の装甲を強化する。
「確実に、当てていくなあ」
筆一の支援を受けた優生が、更に一度レイザースラストを使って命中率を補正した。回復役が戻ってきたことで、ジャマ―としての役割に専念することができる。
そして、それは他の者にも言えることだった。
「密室事件は解決したと思っていたのに……今度こそ、終わらせる!」
後顧の憂いは消えた。
防御に回っていた、悠花が攻めに転じる。炎を纏ったレーヴァテインの打撃が、深々と六六六人衆へと突き刺さった。
「強烈だなっ、筆が折れる」
思わず呻く紙条は、護符を描いて守りを固めようとするが。させじと夜音が追撃した。今までは回復を優先していたが、もうその心配もない。
「人の命は誰かの玩具じゃない。貴方の好きにはさせないよ。この密室は……此処で終わらせてもらう」
剣を非物質化させ。
敵の霊魂と霊的防護だけを直接破壊――瞬時にエンチャントをブレイクした。
●
「貴方は只の人殺しさ。芸術家気取りはやめなよ。哀れすぎて笑えないからさ」
ジュリアンが、仲間のディフェンダーを信じて前に出た。特大のグラインドファイアを振るう。荒れ狂う炎を宿した蹴りが、六六六人衆に炸裂する。
「……っ。天才と真の芸術は、いつも迫害される」
紙条は体を燃やされながらも、反撃するが。事あるごとに、夜音が味方を庇って致命打を防ぐ。
(「僕の力は、誰かを守ること」)
祭霊光で回復しつつ、初めてのディフェンダーを懸命にこなす。攻撃の基本は縛霊撃を使いつつ、命中率が必要な場合はクルセイドスラッシュを挟んだ。
「……頃合い」
敵が疲労してきているのを、見て取ってから。
夕は攻撃手段を切り替える。充分にBS耐性を備えておいたから、敵のエフェクトは気にせず。ジェット噴射で飛び込み精確に狙って、バベルの鎖が薄くなる死の中心点を貫いた。
「嫌なところを突いてくるな……本当、絵になって困る」
六六六人衆は、決して筆のスピードを緩めない。
完成した無数の護符は、五芒星型に放たれて一斉に発動。攻性防壁を築き上げて、灼滅者達を足止めする。
「恐ろしい絵です……僕は貴方を否定します。必ず倒します」
筆一は回復をメインとして、敵の猛攻を打ち消しにかかる。
決して退かず。攻撃を仕掛けるときは、当てやすい技を選ぶ。
「こんなことをして描かれたものを、肯定するわけにはいかないんです……!」
「くく……同じ絵描きなら、分かるだろ? 芸術とは……閉ざされた本質と極限まで向き合う作業……そう、密室の祈りだ」
戦いは一進一退を繰り返した。
悠花は一計を案じ。リングスラッシャーで絵を斬りつける……キャンバスの方をだ。
「あ」
「見るに堪えないので、斬らせてもらいました。あなたがまた絵を描こうとしても、わたしは何度でも斬りつけます」
「……」
「つまり、あなたが絵を描き続けるためには、わたしを倒さないといけません!」
「……ぶち殺す」
紙条が殺意を露わに迫る。
だが、その動きは怒りのあまり隙だらけ。逆に、悠花の魔力を込めた突きの餌食となる。
「焦ったね」
葵のブレイジングバーストが火を吹き。雄斗が右手にはめた黒い数珠を、高く掲げ風を巻き起こし刻む。優生が、バベルブレイカーの杭をドリルの如く高速回転させ、敵の肉体をねじ切る。
「っ!」
「死にゆく気分はどうだ? 殺すだけ殺しておいて、まさか自分は死ぬのが怖いなんて言わないよなあ? さあ、お手を拝借。きっちり送りとどけてやるよ……黄泉路までなあ」
ダークネスは、引き裂かれた絵の傍で倒れる。キャンバスには――美しい女性が優しく微笑む姿が描かれていた。
「殺した恩師を描いたものでね……そこのお姉さんの言う通り、日の目は見なかったか」
最後に葵の顔をちらりと見て。
紙条の身体は光の粒となって消滅した。
「さようなら。先に逝くといい」
ジュリアンは、鎮魂のメロディー奏でて。溢れそうな涙を堪えて、走馬灯使いを犠牲者達へ使用する。
「過ぎた事を巻き戻す事など出来ない。でも、貴方に刹那の刻を……」
生命を失った人々に、やり残したことがあるなら。
綺麗事で、偽善かもしれない。
でも、得たいヒトが居たら手伝いたい。
(「殺された人達は墓でも作ってやりたいな」)
雄斗は清めの酒を撒き、鎮魂の言葉……経を詠んで送る。
誰に聞かせるわけでもなく、口中でただ静かに。
死すれば皆同じ。
敵味方は関係ない。
灼滅者達は、傷の手当をして一般人を解放した。筆一はいつもの癖で、灼滅した……殺した者を描いている事に気付き、慄いてスケッチを塗潰す。これでは敵と同じではないのか。
「お疲れ様でした。いずれ、また。戦場にて」
全てが終わり。戦友達は解散する。
解き放たれた、新たな密室を背にしながら。
作者:彩乃鳩 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年10月22日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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