血をむさぼる音が聞こえる。
決して大きくない筈のそれは、少女の耳にへばりつく。
「…………っ」
恐怖に声を上げる事すら出来ない。
深夜、家族が寝静まる中、それは窓を打ち破りやって来た。
それは巨大な蝙蝠。
ある洋館からやって来たそいつらは、主の命令に従い動いている。
つまりは、虐殺。三重県津市の住民全てを殺し尽くせという命令を、忠実に守ろうとしていた。
だからこそ、少女の家族を殺し尽くしたそいつらは、一人の例外も認めない。
「や……だぁ……」
恐怖に震え泣きながら、少女の人生はここに終わる。
これは運命。決して変えることの出来ない結末。
そう、灼滅者達以外には――
●
「多くの方達が調査に動いて頂いたおかげで、タトゥーバット事件の、更にその先を未来予測できました」
緊迫した声で東雲・彩華(高校生エクスブレイン・dn0235)は、集まってくれた灼滅者達に告げる。
「三重県津市の洋館の一つが、タトゥーバットの主人であるヴァンパイアの拠点となり、そこから津市全域にタトゥーバットが放たれます。
元凶たるヴァンパイアがいる洋館への突入作戦を行う予定ですが、タトゥーバットが街に放たれる事を防ぐことは出来ません。ですので、津市の市民の方達を皆殺しにしようとするタトゥーバットを殲滅する班が必要です。虐殺を防ぐ為に、ぜひ皆さんには津市に向かって頂き、タトゥーバットの襲撃阻止をお願いします」
そう言うと資料を配り説明を続ける。
「今回皆さんに対処して頂くタトゥーバットの数は十二体になります。どうやら元凶のヴァンパイアは、以前皆さんに眷属たるタトゥーバットを灼滅され、確実に勝てる数をそれぞれ投入してきたつもりのようです。
敵は資料にある家屋の住人を深夜襲いますが、その前に事件現場となる家屋周辺で待機しておいて下さい。敵がやって来ると同時に皆さんで攻撃して頂ければ、敵は皆さんを殺す事に集中しますので、家屋の家族は助けられます。敵の優先順位は、津市の市民の皆さんを殺す事よりも、襲撃を邪魔する者を殺す事が上のようです。余程、先に投入したタトゥーバットを灼滅された事が腹に据えかねているようです。
心の底からふざけるなという感じですが」
怒りのあまり冷たい笑顔を浮かべながら、彩華は説明を続ける。
「攻撃をして頂き、敵の注意を引かれましたら、その場から少し先にある住宅建設予定の空き地に移動して下さい。そこでなら戦うのに邪魔になる障害物もありませんし、周囲に外灯もあるため光源を用意する必要もありません。また、深夜の時間帯という事もあり、一般人の方達が訪れる事もありません」
ここまで言うと、敵の戦力の詳細を説明する。
「敵は、ダンピールと縛霊手の祭霊光に相当するサイキックを使用してきます。ポジションは、クラッシャーに6体、ディフェンダーに3体、そしてメディックに3体就くようです。
敵の戦略としては、クラッシャーは攻撃に専念し、ディフェンダーは完全に壁役として、メディックはクラッシャーのみに回復を専念する、という流れで戦いを挑んできます。
今回の戦闘では、タトゥーバットの数が多い内は苦戦を免れません。ですので素早く敵の数を減らす戦術が重要になってきます」
そこまで言うと、最後に激励を口にする。
「今回の戦いは厳しい物になると思います。ですが今の皆さんならば、きっと打ち倒せるものと信じています。どうか、今回の事件の黒幕たるヴァンパイアの思惑を撃ち砕き、津市の市民の皆さんを守ってあげて下さい。皆さんのご武運を、心から祈っております」
参加者 | |
---|---|
森田・依子(深緋・d02777) |
ファルケ・リフライヤ(爆走する音痴な歌声銀河特急便・d03954) |
高倉・奏(二律背反・d10164) |
上名木・敦真(大学生シャドウハンター・d10188) |
九重・木葉(蔓生・d10342) |
神之遊・水海(秋風秋月うなぎパイ・d25147) |
御伽・百々(人造百鬼夜行・d33264) |
禰・雛(ありのひふき・d33420) |
「見つけた。ぶっ潰してやろうぜ」
ファルケ・リフライヤ(爆走する音痴な歌声銀河特急便・d03954)は敵を発見すると、トランシーバーで皆に連絡を入れた。
即座に待機していた皆は襲撃準備を整える。
今回灼滅者達の対応は、トランシーバーにより連絡を取りつつ連携行動し、夜陰に紛れる服装を身に着けたり、あるいはESPを使用。そして固まる事も離れ過ぎる事も無い適度な位置を取っての事前配置。
何らかの不測の事態が起こってもすぐに対応できる対応だった。
故に、奇襲は成功する。
「キイッ!」
敵はバベルの鎖の効果もあり、屋根に潜んでいた九重・木葉(蔓生・d10342)に気付く。
だが、それが逆に他の灼滅者達の動きを察知するのを遅らせる。
もし全員が一か所に固まっていたり、逆に離れすぎていると拙かったが、適度な距離を皆は保っている。
結果、木葉は敵の意識を引き付ける囮役をこなす事になり、その隙を突いて一気に皆は襲撃した。
「売られた喧嘩は買ってあげます!」
高倉・奏(二律背反・d10164)は、縛霊手・天罰を起動。神罰を思わせる輝き宿す除霊結界を発動した。ダメージと共に敵前衛の何体かにBSを付与。
それに敵の意識は奏に向く。しかしその瞬間、奏のビハインド・神父様が顔を晒す。
連撃に混乱する敵。作り出したその隙を託すように、
「上名木さん! 追撃お願いします!」
追撃に動いていた上名木・敦真(大学生シャドウハンター・d10188)に呼び掛ける。
「ええ、任されました」
敦真は呼び掛けに応え、会心のタイミングで敵ディフェンダー目掛けデッドブラスターを放つ。芯を捉え命中。大ダメージと共に毒を食い込ませた。
攻撃を受けた敵は怒りに鳴き、敦真は注意を引きながら移動。追撃を放とうとしていた禰・雛(ありのひふき・d33420)の攻撃が届き易い場所へと誘導すると、
「頼みます」
あえて動きを止め更に敵を引き付ける。そこへ敵が襲い掛かろうとした瞬間、
「させぬよ」
雛は七不思議奇譚を起動。具現化した怪談が敵にしがみつく様に襲い掛かった。そこへすかさず、
「武蔵坂推参なの!」
神之遊・水海(秋風秋月うなぎパイ・d25147)は斬影刃を使い切り裂く。
「街ひとつ皆殺しにするだなんて非人道的なの! 絶対許さないんだからね!」
力強い宣言に、敵の注意はそちらに向く。その瞬間、
「前衛から突き崩してやるよ!」
ファルケはヴォルテックスを発動。仲間の与えた傷を更に広げるような勢いで叩き込んだ。
攻撃を受け、怒りに燃える敵の一体がファルケに襲い掛かろうとするが、
「させない」
木葉は潜んでいた屋根から飛び降り、その勢いも込めた縛霊撃を叩き込む。
その一撃に、敵は地面に激突。間髪入れず、木葉の霊犬・わんは斬魔刀で斬り裂いた。
しかし敵は仲間を見捨て、それよりも灼滅者へ襲い掛かるべく動こうとする。
だが鋭くしなやかな剣閃が斬り裂き、機先を封じた。
森田・依子(深緋・d02777)のブレイドサイクロン。ウロボロスブレイド・焼野の蔦葉を模した浸食と庇護の刃は、誰かの日常を守る為に振るわれる。
「奪わせない。貴方達の相手は此方よ……いらっしゃい」
戦場予定の空き地に誘導するべく走り出す。それに合わせるように他の灼滅者達も動く。
しかしある程度離れて配置に就いていた事もあり、誘導の動きには多少の差が出る。その差に付け込むように敵は動こうとしたが、人造灼滅者として怨霊武者の姿となった御伽・百々(人造百鬼夜行・d33264)が、オールレンジパニッシャーを放ち機先を防ぐと共に何体かを麻痺させ動きを止める。
「数は力、ではあるが、我ら武蔵坂もさほど数で劣るわけではないぞ?」
その言葉通り、数の力でもある連携を灼滅者達は使いこなし、状況を巧く推移させていく。
そんな中、空地への誘導の途中、ファルケは轟雷を撃つ。
誘導しながらであったのでその分当て辛かったが、ホーミングのエフェクトもあり辛うじて敵メディックに命中。
ダメージを与えたものの、誘導途中で攻撃し敵の注意を引いてしまった事もあり、敵に攻撃を受ける。
敵も移動しながらであったので当たり辛く、更に百々や奏のBS付与により敵の内の何体かは攻撃不能、そしてチームメイトである木葉と彼の霊犬・わんの援護もあり、辛うじて全ての攻撃を避け無傷で空地へと辿り着き配置に就く。
そして敵を全滅させるべく、皆は本格的な戦闘へと突入した。
●虐殺蝙蝠を絶滅せよ
念の為に百物語が展開される中、戦いは始まった。
敵は、味方クラッシャーのダメージ以外は完全に無視し襲い掛かって来る。
敵の攻撃は苛烈だったが、ジャマ―に就いていた百々が初手にイエローサイン、そして雛がワイドガードによるBS耐性を付けていた事と、メディックに就いていた奏が積極的に回復に動くなど、BS対策がしっかりとなされる中、皆は戦っていった。
「護ると決め込んだからには通さないの!」
ディフェンダーに就いていた水海は、皆を積極的に庇いながら攻撃にも全力を尽くす。
「一匹たりとも逃さないの!」
水海は、今回の事件を起こした卑劣なヴァンパイアをボコボコにしてやりたいという思いを込め、目の前の蝙蝠達に除霊結界を叩き込む。
それを受けた敵の内、数匹の動きが麻痺し止まる。
その内の一匹、連続攻撃を叩き込まれ弱ったディフェンダーに、敦真は妖の槍を手に踏み込む。
勢い良く放たれた螺穿槍は脳天を貫き、敵は塵と化し消え失せる。
「皆殺しをするつもりだったなら、当然自分達が殺される覚悟は出来ている筈ですよね」
味方が滅ぼされ混乱するように鳴く蝙蝠達に、敦真は静かに告げる。
そうして敵の動きが抑えられている内に、
「回復します!」
奏はリバイブメロディを使い、回復と共にBSの除去を。それにより、この時点で灼滅者達が掛かっていたBSは全て消え失せる。
それに気付き慌てて敵は攻撃しようとするが、神父様が顔を晒しダメージと共にトラウマを刻む。
「そちらがどれだけ数で押して来ようとしても、私達は負けません! 私達が力を合わせる限り敵なしです!」
力強い奏の言葉を証明するように、仲間の灼滅者達は次々に攻撃を重ねていく。
「心に響く歌、聞かせてやるよ!」
ファルケは攻撃的な歌声を叩き付けるように響かせる。
それを食らった敵ディフェンダーの一体が墜落。催眠の効果なのか、自分で自分の耳を羽で掻き毟るように暴れた。
そこへすかさず、木葉とわんの追撃が入る。
「わん、行くよ」
主の呼び掛けに応えるように、わんは先行して露払いをするように六文銭射撃。
間髪入れず、木葉はバイオレンスギターをかき鳴らしソニックビートを叩き付ける。
食らった蝙蝠の体は激しく波打ち、砂のように崩れ消えていく。
これで敵ディフェンダーは残り一体。敵のポジション配置を見極め、皆で集中して攻撃したことが成果を見せていた。
そこから更なる成果を広げるべく、依子は残ったディフェンダーへ攻撃を放つ。
放たれたのは、その時最も命中力の高かったオーラキャノン。
敵ディフェンダーは避けようとするも、その動きに合わせ軌道が変化。羽を貫通し、更に胴体に突き刺さるように命中する。
「貴方達が奪える日常は、どこにもありません。ここで、全てを止めてみせます」
自らの思いを口にしながら、依子は敵の注意を引く。それは後続の攻撃を助けるため。周囲と仲間の動きを冷静に見極めていた彼女は、仲間の援護に動く。
その援護を生かすように、攻撃し易い位置に動いていた百々はイカロスウイングを発動する。
翼の如く広がった帯が、敵前衛を次々捕縛していく。特に、依子に撃ち抜かれた敵はまともに動けない。
「止めを頼む!」
百々の呼び掛けに応えるように、
「逃がさん」
雛は、どうにかして束縛から逃れようとする蝙蝠に影を放つ。
影は地を走り真下に辿り着くと、突き上げるような勢いで刃と化し、貫き切り裂く。
バラバラになった敵は溶けるようにして崩れ去り、消滅していった。
こうして灼滅者達が、敵の壁役であるディフェンダーを倒すと戦闘は更に加速する。
敵はクラッシャーの数が多く攻撃は苛烈だった為、ディフェンダーとして皆の守りに動いていたサーヴァント達は戦闘不能に陥った。
しかし、そのお蔭で灼滅者達のダメージは最小限に抑えられ、その上で、ディフェンダーに就いていた木葉や水海、そして雛が庇いに動く事で更に被害は最小限に抑えられる。
そこにメディックの奏が回復を積極的に行う事で戦闘不能になる者が出る事を防ぎ、ジャマーの百々がBSをバラ撒き敵の動きを封じた所で、クラッシャーである依子やファルケ、そして敦真が高火力を叩き込み次々灼滅していく。
灼滅者達のポジション配置はバランスが取れ、かなり有効だった事もあり、敵の半数が灼滅された辺りで一気に優勢に傾く。
そんな中、片を付けるべく皆は攻撃に集中した。
「誰の日常も壊させないよ」
木葉は、平和な日常を守る意志を込め敵に踏み込む。
それを敵クラッシャーの一体は迎撃するべく、血をすすり貪らんと突進してくる。
しかし木葉は、避けるそぶりすら見せず更に踏み込みを加速。敵が距離を詰めてくるタイミングに合わせ影業・血紅蔓を起動すると、赤い樹蔭の影を伸ばし拘束。更に締め上げ地面に叩き付けた。そこへ間髪入れず、依子は追撃に動く。
「これで、止めです」
マテリアルロッド・the king of the forestを叩き付ける。細やかな彫り物が銀の持ち手に施された杖から流し込まれた魔力は、敵の内部で荒れ狂い爆散させた。
これで敵の残りはクラッシャーが四体。それを殲滅するべく、灼滅者達は攻撃の手を休めない。
雛は攻撃を放つべく、最適の距離を取ろうと動く。
それに気付いた敵は鮮血の如き赤きオーラを放つも当たらない。まるで舞うかのような流麗な動きで雛は全てを回避すると七不思議奇譚を発動。それにより具現化した怪談は、敵の一体にしがみつく様にして、羽や体を引き裂いていく。
「誰一人、殺せるなどと思うな」
雛は攻撃後、後続の仲間が攻撃し易くなるよう挑発しながら敵の注意を引く。そちらに敵の意識が向いた瞬間、すかさず百々が距離を詰め攻撃を放つ。
「蝙蝠風情に好き勝手させるわけにはいかぬな。我の束縛に囚われたまま散って行け」
オールレンジパニッシャーが敵に放たれる。罪を灼く光線は敵全てに命中すると、雛の攻撃で弱っていた一体を灼滅させ、残りを麻痺させる。
「止めを頼む」
生き残った敵の止めを後続の仲間に託し、百々は邪魔にならぬようその場を跳び退く。その呼び掛けに応えるように、
「任せて欲しいの!」
百々と入れ替わるように踏み込んだ水海は、会心の一撃を叩き込む。
麻痺した敵の一体に影が伸びる。敵の目前にまで辿り着くと、無数の影刃と化し切り裂き滅ぼした。
残りは敵クラッシャー二体。麻痺から辛うじて立ち直り動き出す。
それを迅速に倒すべく、灼滅者達は一気に踏み込んだ。
「悪あがきですね」
敵は血をすするべく襲い掛かって来るが、敦真はその動きを読み回避。
回避すると同時に叩き付けたマテリアルロッドから魔力を流し込み、体内で爆発させる。
内側から破裂させられ、幾つもの傷を受け地に伏せる敵に、奏は止めの一撃を叩き込む。
「逃がしませんよ!」
敵に回避の余裕すら与えず、奏はセイクリッドクロスを放つ。降臨した十字架から放たれた光線は敵クラッシャー二体を薙ぎ払い、敦真の攻撃で弱っていた敵を消し飛ばした。
残り一体。それに止めを刺したのはファルケ。
「聴かせても心に響かないのならば、直接叩きこんで響かせるのみっ」
攻撃を受け地に伏せる敵にフォースブレイク。
「冥途の土産に聴いていきな? サウンドフォースブレイクってやつをっ」
マテリアルロッドで殴り飛ばし、マイクのようにくるりと回した瞬間、敵は爆発し消滅する。
かくして、敵の全ては灼滅された。
●戦い終わり
「怪我が残った方は居ませんか? 回復します」
奏は戦いが終わった後、皆の怪我を癒して回る。そうして回復がなされる中、
「こちらは見る限り、特に手掛かりになりそうな物はありませんでしたね」
「こっちも同じだな。襲撃の手掛かりがあれば良かったんだけど」
「残念だけど、他の所で戦っている人達に期待するしかないみたいだね」
敦真やファルケ、そして木葉たちは他の灼滅者達と共に、周囲に襲撃の手掛かりが無いか探してみたが、特に見つけることは出来なかった。だが、
「殺される人達を出さずに済んで良かったです」
「うむ。一般人の被害を出さずに済んだのは良いことだ」
依子や百々の言葉通り、誰の被害も出さずに敵を全滅させた灼滅者達の活躍は十分な物があった。そして、
「今回の事件を起こしたヴァンパイアは、いつかボコボコにしてやるの」
水海の意気込みのように、きっといつか敵の本陣に灼滅者達の手は届く、そう思える結果でもあった。
こうして戦闘後の周辺探査も十分に終わらせた後、
「お疲れ様だ。数が多くなかなか消耗してしまったが、全滅させられてよかった。彩華に連絡をしなくてはな」
雛は皆と労をねぎらい合いながら、エクスブレインに渡されていた携帯で結果を報告した。それを受け、皆は帰還に動く。
こうして十二分な成果を見せた灼滅者達であった。
作者:東条工事 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2015年11月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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