集結する光の軍勢~剣崎ミーネのぶらり路線バスの旅

    作者:J九郎

    「うふふふふ、ついに念願のウロボロスブレイドを手に入れたよー♪」
     朱雀門高校随一の刀剣マニアとして知られる剣崎・ミーネは、自室でうっとりとした表情を浮かべ、手にしたウロボロスブレイドを眺めていた。部屋の中には所狭しと、世界各国から集めた刀剣類が陳列されている。
     と、突如その室内に、まばゆい光が点った。
    「え? なになに?」
     その光を直視した瞬間、ミーネの表情が一瞬虚ろなものに変わる。
    「……そうだ、タカト君に、武器をプレゼントしなくちゃ。うーん、どの剣なら、タカト君喜んでくれるかなー?」
     そうしてミーネは、そんなことを呟きながら室内の刀剣類を見回し始めた。

     数刻後。ミーネは自宅の最寄りのバス停にいた。やがて路線バスが止まり、ミーネはバスに乗り込んでいく。
     バスの乗客達は、腰に日本刀を下げ、背中に身の丈はありそうな大剣を背負ったミーネの姿にぎょっとした表情を浮かべるが、ミーネは意に介した様子もなく、運転席に近づいていく。
    「ねーねー、運転手さん。ミーネは『新宿橘華中学』に行きたいの。連れてって♪」
    「は? いや、このバスは市内循環なんで、東京の方へ行きたければ駅前から高速バスで……」
    「えー、乗り換えとか面倒だよ~。お願い、連れてって?」
     いつの間にかミーネの手に握られていた解体ナイフが、運転手の首筋に当てられていた。運転手は青い顔で、首を縦に振るしかなかった。
     
    「嗚呼、サイキックアブソーバーの声が聞こえる……。光の少年『タカト』が、拉致したラブリンスターを利用して、多くのダークネスを無差別篭絡術で配下に組み入れようとしていると」
     集まった灼滅者達に、神堂・妖(目隠れエクスブレイン・dn0137)は陰気な声でそう告げた。
    「……ことの始まりは、ベヘリタスの卵の事件で暗躍していた光の少年と、アンデッド化して白の王配下となったクロキバとの戦いに介入した灼滅者たちが、クロキバを討ち取る事に成功したこと。……これによって、白の王セイメイの計画に致命的なダメージを与える事ができた」
     さらに、最後に正気を取り戻したクロキバは、自分が灼滅された事で、新たなクロキバの継承者が出現すると言い残している。クロキバを継承する者が誰になるかは判らないが、大殊勲といっていい戦果だ。
    「……だけどその結果、白の王と敵対していた、光の少年『タカト』達の積極攻勢を引き起こすことにもなったの」
     タカトは集結させた軍勢を利用して、何か大きな作戦を行おうとしているようだ。
    「……タカトの力のせいか、この作戦についての予知は断片的。だから、全てを阻止するのは難しい。……でも、武蔵坂学園に関わってなんらかの『絆』があるダークネスなら、かなりの確率で予知する事ができる。……だからみんなには、かつて武蔵坂学園と関わって、今また、光の軍勢に加わろうとしているダークネスを灼滅してきて欲しい」
     ここで、戦力を減らすことができなければ、光の少年『タカト』を阻止する事ができなくなるかもしれないと、妖は真剣な様子で告げた。
    「……今回、みんなに灼滅して欲しいのは、剣崎・ミーネという朱雀門高校のヴァンパイア。……彼女は以前、琵琶湖大橋の戦いで武蔵坂の灼滅者と戦ったことがある」
     さらに、直接会うことはなかったものの、刀剣マニアのデモノイドロードを朱雀門に引き入れようと暗躍していたこともあった。
    「……剣崎・ミーネは名古屋で路線バスをハイジャックして新宿に向かってる。名古屋市内で信号待ちで停止したタイミングで、うまく乗り込んで彼女を灼滅して欲しい」
     ただし、バスの中には運転手と、10人の乗客がいる。
    「……いざ戦闘になれば、彼女は人質を取ることも辞さないはず。だから、まずは一般人の避難を優先して欲しい」
     幸い、ミーネはそれほど強いヴァンパイアというわけではないが、油断は禁物だ。
    「……これはサイキックアブソーバーの予知じゃなくて私の予感だけど。……今回の件は、より大きな事件の前兆に過ぎないんじゃないかって気がする。……だからみんな、必ず無事に帰ってきて」
     不安げな妖の言葉に、灼滅者達は力強く頷き返すのだった。


    参加者
    赤槻・布都乃(悪態憑き・d01959)
    苑田・歌菜(人生芸無・d02293)
    綾峰・セイナ(銀閃・d04572)
    東雲・悠(龍魂天志・d10024)
    雪椿・鵺白(テレイドスコープ・d10204)
    九重・木葉(蔓生・d10342)
    白石・明日香(教団広報室長補佐・d31470)
    リュカ・メルツァー(光の境界・d32148)

    ■リプレイ

    ●強襲!
     剣崎・ミーネのハイジャックしたバスは住宅街を抜け、比較的人通りの少ない工業地帯に入っていった。そして、バスが信号待ちで停止した時、突如バスの前後に設置された乗降用のドアが、同時にこじ開けられた。
    「ちょっ、なにごと~!?」
     驚いたミーネが振り向いた時には既に、前のドアから5人、後ろのドアから3人の灼滅者が車内に躍り込んでいた。
    (「剣崎ミーネのぶらり路線バスの旅って、物騒すぎだよこの企画」)
     前のドアから飛び込んだ九重・木葉(蔓生・d10342)が、内心で呟きながら『殺界形成 』を発動させる。
    「はい、お姉さん。無賃乗車はご法度よ」
     同じく前のドアから乗り込んだ綾峰・セイナ(銀閃・d04572)が、運転手とミーネの間に身を滑り込ませようとした。だが、それよりもミーネが反応する方が速かった。
    「ストーップ! それ以上動いたら、運転手さん死んじゃうよ~」
     ミーネは素早く運転席に張り付き、右手の解体ナイフを運転手の首筋に当てたのだった。
    「チッ、汚ねえ! サヤ、しこたま妨害してやれ!」
     後ろのドアから乗り込んでいた赤槻・布都乃(悪態憑き・d01959)がウイングキャットのサヤに命じれば、サヤは尻尾のリングから魔力を飛ばし、ミーネを束縛しようとする。
    「ちょっと、なにこの猫! かわいーけどうざいっ!」
     ミーネの注意が逸れた隙に、布都乃と共に後ろのドアからバス内に入った苑田・歌菜(人生芸無・d02293)と白石・明日香(教団広報室長補佐・d31470)は、乗客の避難誘導を開始した。
    「大丈夫、私達は敵じゃないから」
     歌菜は乗客達を怖がらせないよう落ち着いた声で話しかけ、明日香と布都乃が客を背に庇うようにして一人一人バスから下車させていく。
    「みんな、早く逃げろ!」
     乗客に呼びかけながら、東雲・悠(龍魂天志・d10024)は壁を蹴って死角からミーネに妖の槍を突き出した。
    「うわっ、あっぶないなあ。手が滑って運転手さんの首を落としちゃうところだったよー」
     その槍の穂先を、ミーネは左手に構えたウロボロスブレイドで受け止める。そして、青ざめた顔をしている運転手に、
    「ほら、なにやってんのー? 信号はもう青になったよー?」
     右手の解体ナイフを突き付けながら、バスの発車を促した。
    「な!? ミーネてめえ、今乗客が降りてるとこだぞ!」
     リュカ・メルツァー(光の境界・d32148)が怒鳴るが、ミーネは顔に笑みを浮かべて、
    「だから?」
     そう言って、解体ナイフで運転手の首の薄皮を裂く。
    「ひいいっ!」
     顔面蒼白になった運転手が、アクセルを踏み込んだ。
    「危ない!」
     バスが急発進し、明日香が今まさに降ろそうとしていた老婆を、慌ててバスの中に引き戻す。
    「一般人を巻き込んでバスジャックだなんて、とても迷惑だわ」
     雪椿・鵺白(テレイドスコープ・d10204)が、WOKシールドを広域展開し、運転手とミーネの間に障壁を発生させた。
    「絶対に犠牲者は出さないわ……! 奈城さん、頑張りましょう」
     障壁に阻まれ、ミーネの解体ナイフがわずかに運転手から離れた一瞬に、ビハインドの奈城がミーネの前でその顔を晒す。
    「ひゃあっ!?」
     そこに何が見えたのか、ミーネが怯えたように身を竦ませた。
    「イオ、いまだっ!」
     リュカの指示を受けて、ウイングキャットのイオが運転手とミーネの間に身体を割り込ませていく。狭いスペースでも、ウイングキャットの大きさなら、それが可能だ。
    「バスを止めてくれ! 早く!」
     悠が叫び、運転手が我に返ったようにブレーキを踏み込む。こうしてバスは、蛇行しつつなんとか路側帯に停止したのだった。

    ●包囲!
    「滅茶苦茶やるぜ、あいつ……。こりゃ時間かけてられねえか」
     明日香は窓を叩き割ると、乗客の1人を連れて外に飛び出した。バスは停まったが、ミーネが次にどんな行動を取るか読めない以上、一刻も早く乗客をバスから降ろす必要がある。
    「とにかく、人の被害は絶対阻止だ」
     布都乃も同じように判断し、窓を割って退路を増やす。
    「おばあさん、ちょっと我慢していてね」
     歌菜は『怪力無双』で乗客の老婆を持ち上げると、開きっ放しだった後ろのドアから外へと連れ出していった。
    「運転手さんも、外に出たらとにかく逃げて」
     鵺白やリュカがミーネの動きを妨害している間に、セイナは運転席に入り込むと妖の槍を突き立ててフロントガラスを破壊した。そして、放心している運転手を『怪力無双』で抱え上げると、壊れたフロントガラスから外へと飛び出す。
    「なんとか乗客の避難は終わったみたいだね。俺もとっととミーネを倒して、ぶらっと途中下車して帰ろ」
     木葉が軽口を叩きつつ、『イチから始める魔導入門』を開き混沌の痛みを引き起こす魔術をミーネ目掛けて放った。
    「もー、なんなの君たち? ミーネはただタカト君に会いに行くだけなのに、なんで邪魔するのー?」
     ミーネが、頬を膨らませつつも解体ナイフを太股のフォルダに戻し同時に日本刀を抜く。そして、抜いた勢いそのままに横凪ぎに振り抜けば、発生した衝撃波がバスの中を吹き荒れた。
    「そのタカトが何企んでんのかはわかんねーけど、新宿までドライブする前に、ちょっくら相手してくれよ!」
     衝撃波をWOKシールドをかざして耐えきったリュカが、そのままシールドをミーネに叩きつける。
    「タカトの奴がなんか大がかりなことやってるみたいだが、キッチリ阻止してやるぜ!」
     よろけたミーネに、座席を蹴って勢いを付けた悠が、炎を纏ったクルセイドソードを突き立てた。
    「いったーい! でも、いい剣だよね、それ。ミーネにちょうだい?」
     ダメージよりも剣への興味が上回るのか、ミーネが目を輝かせる。
    「なら、こっちの剣はどう?」
     鵺白も自らのクルセイドソードを抜き、ミーネに斬りかかった。
    「うん、そっちもいいねー。まとめてちょうだい?」
     上半身を思いっきり逸らせて斬撃を回避しつつ、ウロボロスブレイドを振るうミーネ。
    「随分剣が好きみたいだが、アンタの剣への執着、朱雀門への忠誠は、しょせんタカト以下なんだな。籠絡されてりゃ世話ねえ。アンタの旅はココまでだろうさ」
     だが、鵺白を絡め取ったウロボロスブレイドも、乗客の避難から戻ってきた布都乃の放った祭霊光が弾き返していく。見れば、乗客の避難のために一度下車していた明日香、歌菜、セイナもバスの中に戻ってきていた。
    「ずいぶん、過激なことをするがお前たちを中学に行かせるわけにはいかないんだよ!」
     バスの中でミーネを灼滅すべく包囲を完了させると、明日香はそう啖呵を切ったのだった。

    ●両断!
    「絶対に、あなたはここで阻止するわ」
     ミーネの振るう解体ナイフを、鵺白がシールドで受け止めた。
    「もー、邪魔しないでよー」
     苛立つミーネに、悠が妖の槍の穂先をミーネに向ける。
    「籠絡光線だったか、まったく厄介な能力だな。お前もそんな怪光線浴びて洗脳されてんじゃねーぞ! 武器好きなのはともかく、飾るだけで満足しておけよな」
     そして穂先から放たれたつららが、ミーネの下腹部に突き刺さり、傷の周囲を凍り付かせていった。
    (「これまで自分達の好きなように振舞ってたダークネス達が、あっさりタカトとやらに操られるのは見てていっそ滑稽ではあるけど。この状況じゃそうも言ってられないわね」)
     既にボロボロになったバスを見渡しながら、歌菜は冷静に戦況を判断する。まだミーネには余裕があるが、この状況ならバスからの脱出は不可能なはずだ。
    「これなら、押し切れる」
     そして素早くミーネに駆け寄ると、ナイフでミーネの制服を切り裂いた。
    「……うん、よく考えたら、ミーネには君たちと戦ってる暇はないんだよね~」
     だが、ミーネは受けた傷もそのままに、何事か考え込んでいる。
    「残念だけどミーネちゃん、あなたをバスの外には行かせないわよ」
     なんであれ、動きを止めた今が好機と、セイナが畳みかけるように拳を連続でミーネに叩きつけた。
    「タカトが何企んでんのかはわかんねーけど、私にできることはやる、それだけだ!」
     さらに追い打ちをかけるように、リュカの炎を纏った蹴りが、ミーネの鳩尾に炸裂する。続けざまの猛攻に、ミーネの小柄な身体が吹き飛ぶが、ミーネは空中で器用に背中に背負っていた無敵斬艦刀を引き抜くと、ニヤッと笑みを浮かべた。
    「一度これ、やってみたかったんだー」
     そして振るわれた無敵斬艦刀は、灼滅者に向けられたものではなかった。ミーネは、バスそのものを、縦に真っ二つに切り裂いたのだった。
    「さっすが斬艦刀! 艦船が斬れるなら、バスなんか余裕だよね~」
     そして、左右に倒れていく車体を蹴って、外に飛び出そうとする。
    「くっ、逃がすか!」
     明日香が自身もバスから飛び退きつつ、ミーネに追いすがり、足の腱に斬り付けた。
    「きゃあ」
     バランスを崩し落下していくミーネを、今度は木葉が放った血色の植物の蔦が絡め取っていく。
    「とんでもないことするなあ。乗客逃がした後で良かったよ」
     崩壊したバスから脱出した木葉が、呆れたように呟いた。
    「大丈夫か!? 怪我した奴はいねえな!」
     布都乃は、全員がバスから無事脱出したことを確認すると、聖なる風を吹かせて仲間達を癒していく。
    (「同田貫の対戦相手だったかもしれねえ吸血鬼……変な縁だぜ、全く」)
     かつて琵琶湖大橋の戦いでミーネと戦っていた可能性もあった布都乃は、数奇な運命を感じずにはいられなかった。

    ●決着!
    「こんな形で途中下車することになるとは思ってなかったけど、絶対逃がさないよ」
     なんとか蔦の束縛から逃れようとあがくミーネに、木葉は『木霊祭祀』に仕込まれた木霊の祭壇を向け、結界を発生させた。
    「もう、いいかげんにしてよー! ミーネは新宿橘華中学に行きたいだけなのにー!」
     ミーネが、自暴自棄になったように日本刀を振り回し、衝撃波を発生させなんとか活路を見出そうとする。だがその衝撃波も奈城、わん、イオのサーヴァント軍団が壁代わりとなり、灼滅者にはほとんどダメージを与えることが出来ない。
    「橘華中学ってブレゲだっけか。そんなところで何をする心算なんだか」
     衝撃波を避けるように宙高く飛び上がった悠は、そのまま穂先に炎を宿した槍を構えると、落下の勢いも加えてミーネを突き通す。ミーネの小柄な身体がふらつき、制服に引火した火が燃え上がり始めた。
    「わざわざ中学に集まって、タカトは何を企んでいるんだ!?」
     慌てて火を消そうとするミーネに、『不死者殺しクルースニク』を大上段に構えた明日香が問いかけるが、
    「ミーネは知らないよ。知ってても教えてあげないけどねー!」
     ミーネははぐらかすように笑みを浮かべる。
    「そうかい。まあ、返事は期待してなかったけど!」
     そうして振り下ろされた『不死者殺しクルースニク』を、ミーネは咄嗟に解体ナイフで受け止め――、そして砕け散ったのは、解体ナイフの刀身だった。
    「!? いやああああっ! ミーネの貴重なコレクションがー!!」
     ミーネが狂乱したように絶叫し、左手のウロボロスブレイドで明日香を斬り付ける。
    「人命より武器が大事なのね。そんな人に、絶対に誰も傷つけさせはしないわ」
     その一撃を、身を盾にして防いだのは鵺白だった。
    「その刃。タカトに預けるつもりなら、容赦しねえぜ」
     布都乃が鵺白の傷を癒す間にも、歌菜は錯乱するミーネの様子を冷静に観察していた。
    「今なら、確実に狙える」
     そしてミーネの死角から、解体ナイフで斬り込んでいく。ナイフの刻んだ複雑な傷が、ミーネの束縛と炎を更に拡大させていった。
    「なんでなんでなんで!? なんでみんなミーネを邪魔するの!? わけわかんないよ!」
     ミーネが無敵斬艦刀をデタラメに振り回すが、もはや彼女の力が尽きかけているのは、誰の目にも明らかだ。
    「タカトが何企んでんのかはわかんねーけど、私にできることはやる、それだけだ!」
     狂乱するミーネに、リュカがハイヒールを鳴らしながら軽やかに迫っていく。次の瞬間、放たれた流星の如き飛び蹴りが、ミーネの手から無敵斬艦刀を弾き飛ばした。
    「ああ!? ミーネの大事な無敵斬艦刀が!」
     ミーネの注意が逸れたその一瞬に。
    「終わりよ、ミーネちゃん」
     セイナが懐に飛び込んでマテリアルロッドをミーネの胸に突き付け、己の魔力を一気にミーネに流し込む。魔力の奔流がミーネの体内で大爆発を起こし、ミーネの手からウロボロスブレイドがカツンと落ちる。
    「ミーネの、大事な、コレクション……」
     その言葉を最期に、剣崎ミーネはその場にくずおれたのだった。
    「終わったな。……バス壊したの怒られる前に去った方がいいか」
     悠が、真っ二つになって炎上を始めたバスに目を向ける。
     こうして、灼滅者達は消防車と救急車の手配を済ませると、足早にその場を後にしていった。

    作者:J九郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年11月20日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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