冬こそ食らえ! ガタタンチャーハン!

    作者:六堂ぱるな

    ●おなかいっぱいお食べなさい
     北海道、芦別市。
     日の落ちた雪道を急ぎ足で歩く男に、不意に声がかかった。
    「……ガタタン食っていかないか?」
     思わず足を止めたのは、空腹だったせいばかりではない。家に帰っても誰もいないので食事は出てこない。この寒さ、とろみのついたガタタンのスープはさぞ温まるだろう。
    「えっと、客引き? 店どこ?」
    「そこの路地だ。屋台だが温まるぞ」
     屋台は寒いかなと思ったが、食べるつもりになったので胃がおさまらない。促されるまま彼は裏の路地へ入った。
     すぐのところに屋台が置いてある。声をかけた男が屋台の向こうに回り、備え付けのキッチンの鍋の蓋をとる。すぐに出された深皿いっぱいのガタタンを満喫できたのは、二杯までのことだった。
    「たっ、助けて、誰かー!」
    「安心しろ、この鍋の中のガタタンはすべて貴様のものだ、誰も寄せ付けん! さあ食え! たーんと食え!!」
    「もう食えませえええん!!!」
     
    ●もはや新手の拷問
    「いやこれイヤガラセだよな?」
     招集をかけられた九条・風(廃音ブルース・d00691)は、予測を元に予知された内容を埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)から聞かされていた。被害者が遭っている拷問がどんなもんか、ちょっと具体的でないので聞いてみる。
    「んで、ガタタンって何?」
    「北海道は芦別市のご当地中華料理らしい。えーと」
     玄乃が資料をめくった。豚肉、タケノコ、しいたけ、こんにゃく、卵など10種以上の具を入れ、とろみをつけた中華スープである。芦別市のご当地グルメとして鋭意展開中。
    「通常はこれに小麦粉をこねて作った水団が入っているが、今回は水団抜き具沢山のスープをチャーハンにかけたガタタンチャーハンが出てくる」
     問題はこの怪人、客を捕まえると屋台の鍋がカラになるまで食べさせる。客が食わされ過ぎて動かなくなると、仕込みをしながら次の獲物を探しに行ってしまうのだ。
     冬の北海道でコレはダメだよ凍死まっしぐらだよ。
    「世界制覇以前の問題だ。ひとつ阻止して貰いたい」
     若干生温かい目になる風であった。

     推奨接触タイミングは午後6時すぎ。駅前通りから一本外れた道を空腹で歩いていると、何故か察知した怪人が現れる。セーターにズボン、上から薄汚れたエプロンをした中年男という外見だ。
     ご当地ヒーローと同じサイキックの他、深皿を飛ばしてきたり、チャーハンにかかったガタタンに指つっこんで渡してきたりするようだ。あとガタタンはとろみがあるため、冷めにくい通り越して熱いので要注意。
    「一度屋台に客を引きこんだら怪人のほうで人払いの結界を張るようだ。他の客が入ったせいで食いたいだけ食えないとか、悔いが残ったら可哀想だからという理屈らしいが」
    「どんだけだよ」
     こんなんでも戦えば、灼滅者8人でちょうど釣り合うぐらいにはダークネスなのがご当地怪人の不思議。油断なく対応を願いたい。
    「先輩も手が空いていたら宜しく頼む。ああ、ガタタンチャーハンだが、怪人になって屋台を引く前はガタタンを出す店の店主だったようだから、美味しいと思う」
     説明を終えた玄乃がファイルを閉じて一礼した。


    参加者
    九条・風(廃音ブルース・d00691)
    東雲・由宇(終油の秘蹟・d01218)
    各務・樹(カンパニュラ・d02313)
    日輪・かなめ(第三代 水鏡流巫式継承者・d02441)
    乙宮・立花(リーダオーネウォルテ・d06338)
    本田・優太朗(歩む者・d11395)
    契葉・刹那(響震者・d15537)
    守部・在方(日陰で瞳を借りる者・d34871)

    ■リプレイ

    ●依頼にも戦闘にも支障はないが残念なお知らせ
     芦別市の午後6時は気温マイナス2度である。まあ夜中になるとマイナス8度ぐらいになるのでまだマシなほうだ。マシだと思えるものがいるかは別として。
     ということで灼滅者たちは、駅から文字通りひと固まりで歩いてきた。
    「知らないだけで、日本って美味しそうなご当地グルメがまだまだ沢山存在してるのね……で、そのご当地グルメの数だけこんな感じの変な怪人も存在してる、と」
     カタカタ震えながら乾いた笑いを浮かべる東雲・由宇(終油の秘蹟・d01218)。ガタタンとは初遭遇だが、聞いた感じ美味しそうだから楽しみにしている。彼女の呟きに、寒風除けとして先頭を歩く九条・風(廃音ブルース・d00691)も首を捻るしかなかった。
    「正直こんなコアな怪人が居るとは思わなかったな……というか熱々のガタタンに親指突っ込めるとかどうなってんだオッサンの指の皮」
    「指突っ込んでるのは論外、料理人としては失格ね」
     各務・樹(カンパニュラ・d02313)がぷるぷると首を振った。否定行動というより寒さのせいかもしれない。駅で貰ったパンフレットを眺めていた日輪・かなめ(第三代 水鏡流巫式継承者・d02441)が、どっか自信なさそうに仲間に確認した。
    「ガタタン……つまりあんかけチャーハンですよね? 簡単にまるっと言うとあんかけチャーハンなんですよね?」
     簡単にまるっと言うとそうです。
    「美味しいんでしょうね。中華丼グレードアップ版みたいで私も食べてみたいです」
     期待で足取りの軽い守部・在方(日陰で瞳を借りる者・d34871)の傍らを歩きながら、ぽつりと乙宮・立花(リーダオーネウォルテ・d06338)が呟いた。
    「ガタタン、チャーハン……初めて、聞くな。おいしそう……。でも、適度に食べるのが、いいです。無理矢理は、駄目だよ……」
    「美味しいものなんだったら変に押し付けない方がかえっていい気がするんだけど……味の保証はあるみたいだからちょっと楽しみかも」
     樹がうんうんと頷いた。どう考えても塩分が強い料理だから喉が渇くと思うので、ステンレスポットで麦茶を持参している。力いっぱい食べるつもりでいる本田・優太朗(歩む者・d11395)も同意した。
    「残念ですね……こんなに美味しそうなものを作ってくれる怪人なのに倒さないといけないなんて」
    「お腹いっぱい食べさせてくれるのは目を瞑るとしても、満腹で動けない客ほったらかしちゃマズイでしょ。せめて動ける様になるまでは横にいてやりなさいよ……食べた後死んじゃったら、結局ガタタンの美味しさ広がんないじゃん」
     憤然と呟いた由宇が、くしゃん、とくしゃみをした。
    「ガタタンチャーハンって初めて食べるので、楽しみです。バッチリお腹を減らしてきました! いつでも怪人さんに出て来て貰って大丈夫ですっ」
     やる気もだけど食べる気満々の契葉・刹那(響震者・d15537)が宣言した途端。
    「今日は冷えるな。温かいものが食いたくないか?」
     冷えるどころの話ではないが。
     話が迎えに行ったように、芦別ガタタン怪人がそこにいた。

    ●まずは体温を確保しましょう
     もとより全員、おなかをすかせてやってきている。そこへきてこの寒さだ。鷹揚に風が手をあげて怪人に応じた。
    「おう、大将景気はどうよ。大勢で悪いな、ガタタン食わせてくれや」
    「景気はおいといて屋台はこっちだ。それはもう腹いっぱい食わせてやるとも」
     刹那は期待を隠せず、笑顔で怪人について路地へ入った。美味しいものが出てくる屋台となると、つい頬が緩む。屋台についているライトが灯され、路地はぱっと明るくなった。
    「一つ、お願いします……」
    「大盛りでお願いしますなのです!」
     立花に続いて、白い息を吐きながらかなめが力強くオーダー。深皿にどんと乗ったチャーハンの上に、とろみの強い中華あんがたっぷりかけられる。
    「わ、スープにチャーハン、入ってるんだ……」
     かぶりつきで怪人の調理を見ていた立花が驚きの声をあげた。ずっしりと重い深皿を手渡され、男性恐怖症が一時的に麻痺した刹那が笑顔になる。
    「わ、こんなに頂いて良いんですか?」
    「遠慮はいらんぞ」
    「……美味しい……!」
    「……本当ね」
     歓声をあげる刹那の隣で、樹も思わず目を瞠った。更にその横で、由宇がもくもくとペースをあげて食べ始める。美味しかったらしい。
    「あ、麦茶あるから、皆飲んでね」
     樹の言葉に、怪人が眉間にしわを寄せた。しげしげと麦茶を見やる。
    「なるほど、茶も用意したほうが食がすすむか。次からそうしてみるか」
    「いただきます……ん、おいしいね」
     レンゲで一口食べた立花も目を輝かせた。少し濃いめの味付けがされたチャーハンの上に、鶏のダシのきいたスープ。鶏肉にたけのこやちくわ、椎茸、イカなどが入ったスープはあっさりめの塩味で食欲をそそる。
    「へェ、うまいもんだな」
    「チャーハンの味と喧嘩しないように、ガタタン自体は薄めに味付けしてあるのだ」
    「店主、あと10杯ほど追加お願いします。付合せがあるなら、それも持ってきて下さい」
     風に自慢のガタタンの解説をしていた店主は、優太朗の食べっぷりを見て目を輝かせた。きくらげ入りの中華スープをいそいそと用意する。
    「漬物と春巻きもあるぞ」
    「全部ください」
    「もう一杯お願いします」
     優太朗の追加注文の合間に、恥ずかしそうに刹那も混ざった。たくさん食べたいけれど年頃の女の子、体重やらスタイルやら、気になる点もあるものなのだ。
    「おいオッサン、指入ってる指。つーかとろみ大分ついてる上に熱々なんだが……熟練の技とかか?」
    「寒さに対応しとろみを増やしておる。食べ終わりまで熱を保って食べられるようにだな」
    「違ェよ指だよ指。親指強ェーなオイ」
    「指はその、食べ物を提供するマスターとしては失格なのでは……」
     呆れながらもツッコまずにいられない風と刹那である。
    「雪弥も、食べる……?」
     怪人自慢の熱さをふーふーしてなんとか冷まし、立花が相棒に食べさせる。
     灼滅者への給仕とガタタンの解説に追われる怪人の様子を窺い、由宇はそっと人払いの殺気を放ち始めた。怪人も結界を張っているらしいが、まあ念の為だ。

    ●適度な運動も必要です
     仲間がおおむね食事を終えたあたりを見計らって優太朗が本題に入った。
    「もぐもぐ、大変……本当に残念ですが、も、あなたを倒さないと、ぐ。も、いけないです、ぐ。覚悟してください……」
     食べるペースが全く落ちない優太朗である。人に食べさせたいという怪人の想いにも応えたい。人に害をなすとはいえ、倒さなくてはならない哀しみも忘れることはない。
     ごっくん。手を合わせてごちそうさまをすると、立ち上がって一礼した。食事を終えたかなめも屋台を路地の端へ寄せて向き直る。腹八分目で済ませた樹も、麦茶をこくっと流し込んで立ち上がった。
    「味わってるうちに戦闘モードですか……」
     残念そうに刹那も皿をおいた。もうちょっと食べていたかったがしかたない。
     ここに至って、やっと怪人は事態を把握した。
    「貴様ら……ガタタンチャーハンによる世界制覇を阻みに来たのか!」
     世界制覇以前の問題として顧客対応の悪さが招いた事態だったが、話がかみ合いそうにないので風は話をバッサリ省略した。
    「とりあえず殺す」
     傍らに顕現したサラマンダーがエンジンを噴かす。
    「なんということだ! だまがあもう一杯食え!!」
     ここへきて怪人からの最初の攻撃は、優太朗にガタタンチャーハンを渡すことだった。思いっきり親指入ってのトラウマ攻撃だ!
    「だから指入れるな!指!!」
     仲間を代表してキレた由宇の身体から、輝きを放つ『Ut filii lucis ambulate』が迸った。
    「……優太朗くん、食べちゃだめ……」
     うっかり受け取った優太朗が食べかけるのへ立花が待ったをかける。
    「いっきますよー! 水鏡流……雨龍鵬ぉぉぉ!!」
    「ぐはあ!」
     垂直落下してきたかなめに延髄切りされた怪人がもんどりうった。
    「こう寒くては温かいものが恋しくなることは必然ですが! 食べ過ぎは体に毒なのです! ましてやあんかけだなんて、口の中が火傷してしまいますなのですよ!」
     かなめはついでに説教もつけたが、路上でのたうってる怪人はそれどころではない。息もつかせず、樹が十字架を振り上げると怪人へ叩きつけ、薙ぎ払う。たたらを踏んだ怪人へ、優太朗からも意志ある帯が鋭く翻った。雪弥に霊撃を放たせながら、立花が仲間を守るべく黄色に変じた交通標識を掲げる。

     あっというまに怪人は追い詰められていった。改めてガタタンチャーハンの魅力をビームで訴えてみるが、攻撃力を封じられた一撃は在方の赤い番傘が敗れながらも受け止める。
    「あらあら」
    「おのれ、小癪な!」
     あっけらかんと慨嘆する在方に唸る怪人へ、ダッシュの摩擦で氷雪を溶かしながら由宇が肉薄した。炎を纏った蹴りが背骨を折らんばかりに叩きつけられる。
    「げはあ!」
    「満腹になった直後に激しい運動すると吐きそうになるわよねー……うぷっ」
     息をついて引っ込む由宇と入れ替わり、前に出た優太朗が寄生体の呑み込んだ日本刀でしたたかに斬りつける。刹那の透き通るような歌声が立花を包みこみ、その傍らで寒さに白く美しい毛皮を膨らませたラプソディが、薔薇の輝くリングで前衛たちの傷を癒した。
     逃れようとする怪人の足を雪弥の霊障波が阻み、呼吸を合わせた立花が縛霊手で打ち据えると結界で捕える。よろけた怪人へ、かなめの拳の雨のごとき連撃が襲いかかった。
    「あーたたたた……ほぁた!!絶招「驟雨」なのですッ!!」
    「ぐおっ?!」
    「寒いところで粘度の高いスープをかけるのは理にかなっていますね。これが北国の知恵、魂なのでしょうか……決して、寒い中に人を放置する精神ではありませんね」
     引き裂かれた番傘を手にした在方の言葉に、膝をついた怪人が息をのむ。
    「それは……しかし、次なる客に喰わせてやらねばと」
    「あなたは見事に北国の持て成しの精神を踏みにじりました。きっと素晴らしい料理であるが故にガタタンチャーハンはあなたを許さないでしょう」
    「そんな?! 我は、我はそんなつもりでは!」
     オーマイガーしている怪人の背中に冷たい炎をばんばか吹きつけながら、内心在方は冷汗をかいていた。精神攻撃しようと思ったら論法がアレでソレになったが、まあこういうのは勢いだ。
    「技の殆どガタタン関係ねーじゃねェか、もっと個性大事にしろ!」
     主と挟みこむように位置したサラマンダーが掃射を加え、炎を噴き上げる重い蹴撃で文字通り風がヤキを入れる。素早くサイドに回り込んだ樹はカミの力を両手に受け入れ、風の刃を撃ち放った。
    「没個性、料理人として致命的ね」
    「ぐおー!」
     前のめりに転がる怪人。
    「ゴチになりましたー、もう出てくるな!!」
     叫んだ由宇の振りかぶった『Tonitrus』が震えた。鳩尾に捻じ込まれると同時、充填された魔力が炸薬となって怪人の体内に流れ込み爆ぜる。
    「ゆ……許してくれ、ガタタン……!」
     まだ在方の精神攻撃が効いていたのか、無念そうに呟いた怪人が倒れた。その身体が次の瞬間、派手な爆発で吹き飛ぶ。
    「成・敗ッ!!」
    「……とどめさしたの、由宇さんですよ……?」
     仁王立ちで腕を組み、無駄にキメ顔で明後日のほうを向くかなめに、刹那がそろっとツッコむ。爆散した怪人への手向けに、優太朗が丁重に一礼した。
    「あの世というのがあるのなら……向こうでも、美味しいチャーハン沢山作って下さいね」

    ●これにて凍死は免れました
    「改めて、ガタタン食べに行きましょう……!」
     ちょっとまだ足りなかった刹那が拳ぎゅーして訴えた。そんな彼女にかなめがめっちゃイイ笑顔で振り返る。
    「実はまだ屋台に残ってるなのです。屋台の供養……といってはなんですが、残りのガタタンを食して帰りましょうか。あ、チャーハンが足りなければ作りますよ!!」
    「是非お願いします……!」
    「そうですね、残すのも申し訳ないですし」
     腕まくりするかなめに頷いて刹那が、次いでめっちゃナチュラルに優太朗が屋台の椅子にかけた。樹と立花、在方もよっこらしょと椅子に掛ける。
     一運動こなして椅子にかけ、煙草に火をつけた風が一服ゆったり喫った。吸い込んだ煙を吐き出しながら、ふと由宇に問いかける。
    「由宇ちゃんはもういいのか?」
    「……うぷ」
     椅子に座るのも危なそうだ。食後の激しい運動が悪かったかもしれない。無残。
    「そーか。あとは土産買って帰るだけだなー」
     風はくわえ煙草で土産物のパンフレットを開いた。食用竹炭とゴマペーストを使った石炭まんじゅうやら、イカ墨を使った石炭ラーメンやら、炭鉱のマチであった名残が見えるが、ここはレトルトのガタタンとか買うべきなのか。
    「ふはー。食べましたなのです」
    「かなめさん、ご馳走様でした」
     足りないチャーハンを作って仲間にふるまい、自らも食べたかなめが吐息をついた。屋台の拭き掃除をしながら刹那が微笑む。ついでに戦闘の痕跡も雪を均してナイナイした。
    「お疲れ様、でした。と……ご馳走様、だね」
     お箸をおいた立花が満足げに息をつく。初っ端から最後までハイペースで食べ続けた優太朗も、食べるものがなくなったのでやっと箸をおいた。少し前に食べ終えていた樹と在方も、麦茶で一服を終えている。
    「じゃあ帰りましょう」
    「おーし行くか」
     由宇が立ち上がり、風の引率で一行は駅へ向かって歩き出した。
     後には綺麗に鍋がカラになった屋台が、きちんと片づけをされて残されていた。

     芦別ガタタンチャーハン怪人の野望は潰えた。
     しかしご当地愛と己を見失い、怪人と化した者は日本各地にいるに違いない。
     灼滅者たちの戦いはまだ終わらない――が、年内は仕事納めとしよう。よいお年を!

    作者:六堂ぱるな 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2015年12月31日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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