寂れた街で鬼は笑う

    作者:波多野志郎

     近所に出来た大型ショッピングセンターは、人々の生活を便利にした。
     しかし、その影で失われたものがある――それは古くからそこに根ざしていた商店街だ。
     一店、また一店と立ち行かなくなり潰れていく商店街は、やがてシャッターが店先を飾るシャッター街となっていた。
    「……うん、こういうとこが根城に一番よねぇ」
     ニィ、と笑ったのは妙齢の女だ。赤いスーツ姿という着る物を選ぶその服も、むしろ女に着られている感すらする。その表情を、動きを、身にまとう覇気を――彼女を一言で語るのならばまさに豪快と呼ぶのがふさわしい。
    「空き家を一ついただいちまおうか」
    「不法占拠っすか? で、何を?」
     明らかに堅気ではございません、と看板を背負った角刈りの大男に女は半眼。女は懐から素早く取り出した刃のついた銃でピタピタと大男の頬に触れた。
    「決まってんだろ? 嫌がらせだよ、い・や・が・ら・せ」
    「は、はぁ……どこに……?」
    「この周辺に」
     女はそこまで告げると両手を広げて笑い出した。
    「ようはあれだろ? あのショッピングモールに客取られて潰れたんだろ? ここ。なら、その敵討ちしてやろうって話だよ。美談だろ? 泣け」
    「は、はぁ……」
     ようは何となく理由が欲しくなった、それだけなのだろう。それこそ「あの雲が犬の形に似てる! 嫌がらせしよう」でも女は問題ないのだ。
     女の行動に理由は必要ない。風が吹いたからそっちへ行こう――その程度の、気分の向くままだ。
    「ま、今日のところは根城の確保な? いいタイミングが来たら嫌がらせしようぜ?」
    「へい……」
     それがいつになるかわからない、しかし大男だけではなく他の配下も実に慣れたものだった……。

    「で、今現在、シャッター街の一店を勝手に占拠してる状態なんだ、これが」
     神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)は呆れ返った溜め息をこぼす。
    「今回、お前達に頼みたいのはあるダークネス――羅刹の対処だ」
     この女の羅刹は四人の配下を引き連れ、寂れた商店街の一店を勝手に根城にしてしまっている。
     現在はまだ何ら活動らしい活動はしていないが、何と言っても相手はダークネスだ。何か行動を起こせば、どんな被害が出るかわからない。
    「だからこそ、今の内にこいつ等を叩いておきたい。お前達にはこの根城を襲撃してもらいたいんだ」
     不幸中の幸い、この商店街で営業している店はない。小さな街が大きなショッピングセンターが出来た事による影響であり、羅刹を呼び寄せる事となってしまったが今は利用させてもらう事としようぜ? とヤマトは真剣な表情で言葉を続けた。
    「念には念を入れて夜に侵入してくれ。鍵に関しては裏口のそれが壊されてる。連中は直す気なんてないからな、そこから侵入して倒してくれ」
     店のあった一階部分に女の羅刹が、居住空間である二階に配下達がいる。羅刹はそこでくつろいでいるので、うまく忍び込めば奇襲も出来るだろう。
    「戦闘が始まればもちろん配下の連中も二階から降りてくる。それまで一分くらいの猶予はあると思うが、羅刹はかなりの強敵だ。合流するまでに倒し切るのは無理だろうが、少しは削れるはずだぜ?」
     四人の配下は羅刹から力を与えられており神薙使いのものと同じサイキックを使う。羅刹はこれにガンナイフのものと同じサイキックを使って来るだろう。
     元店内はすっかり何もない空間だ。広いので戦う分には申し分ない。思い切りやって欲しい。
    「呆れる連中だがな、重ね重ね言うが相手はダークネスとその配下だ。その実力は侮るなかれ、だぜ?」
     頼むぜ、灼滅者――そうヤマトはサムズアップ、灼滅者達を送り出した。


    参加者
    雲母・夢美(夢幻の錬金術師・d00062)
    影道・惡人(シャドウアクト・d00898)
    鹿島・狭霧(漆黒の鋭刃・d01181)
    守安・結衣奈(叡智を求導せし紅巫・d01289)
    グレン・キャラウェイ(アンフォーギヴン・d01737)
    黒洲・叡智(迅雷風烈・d01763)
    アルヴァレス・シュヴァイツァー(蒼の守護騎士・d02160)
    マリス・アンダー(シャドウわんこ・d03397)

    ■リプレイ


     深夜の商店街。その寂れた様子を見て雲母・夢美(夢幻の錬金術師・d00062)がしみじみと溜め息をこぼした。
    「先日といい、シャッター商店街は闇堕ち製造工場なんですかねー?」
     個人的に将来は個人で発明品を売る店を立てようとしている夢美にとって個人ショップが苦しんでいるこの光景は胸に来るものがあった。
    「じゃ、やっちまおーぜ」
     一応、と言わんばかりに闇纏いで影道・惡人(シャドウアクト・d00898)が言い捨てる。それに鹿島・狭霧(漆黒の鋭刃・d01181)が小声でぼやく。
    「こんな事になるなら、クラブでもっとドア・エントリーの訓練しとくんだったわ」
     そんな狭霧のぼやきに、裏口を前に黒洲・叡智(迅雷風烈・d01763)が唇に立てた人差し指を触れさせる。そして、息を潜めた仲間達を確認するとゆっくりとドアを開き、立てた五本指で室内を指し示した。
     それを見て、仲間達も物音を立てないように次々と乗り込んでいく。
    (「こっちは任せて」)
    (「よろしく」)
     階段の前立ち止まるアルヴァレス・シュヴァイツァー(蒼の守護騎士・d02160)の視線を受けてマリス・アンダー(シャドウわんこ・d03397)も軽く手を上げて答えた。
     アルヴァレスと狭霧、夢美を階段の前に残し、グレン・キャラウェイ(アンフォーギヴン・d01737)がその引き戸を少し開けて部屋を覗き込んだ。
    「ぐあー、暇だー」
     そこにはグテンと土間の上に置いたベッドソファに寝転がった女がいる。流れるような黒髪に整った顔立ち。その肢体は理想的なまでに女性的なラインを描いていた。とはいえ、その黒曜石の角とそのだらけきった姿は百年の恋も打ち砕きそうな勢いだったが。
    (「……いたな」)
    (「うん、行こう」)
     グレンの視線に守安・結衣奈(叡智を求導せし紅巫・d01289)がうなずく。それを見て、グレンが五本指を立て、一本一本折っていく――そこに握り拳が出来た瞬間、グレンが片手と足で引き戸を勢いよく開けた。
    「拘束解除、疾風、迅雷」
    「……あん?」
     解除コードと共にパラリ、と両手の包帯が解け叡智は雷をまとうその拳を羅刹へと放った。自身に向けられたその拳に気付き、羅刹は叡智の抗雷撃を両手で受け止め起き上がる。しかし、既にその時には結衣奈が動いていた。
    「――ッ!!」
     ガゴン!! と結衣奈の放つ雷の一撃――轟雷がベッドソファを粉砕した。羅刹はガンナイフを懐から取り出し、ベッドソファを盾に目晦まし、その雷を掻い潜ったのだ。
    「やるな、オバサン!!」
     そこへマリスとグレンが飛び込んだ。マリスがジャラン、と鎖を鳴らし変形した解体ナイフを振るい、グレンの死角に回り込むティアーズリッパーがその赤いスーツを切り刻んだ。
    「この力が人を傷つけるなんて絶対にさせないよ!」
     風をまとい、マジックロッドを突き付けて言い放つ結衣奈へ、羅刹は眉を逆立た吐き捨てた。
    「どこのもんだい、あんた達!?」
    「誰が言うか」
     惡人がその胸元にスペードのマークを浮かべる中、そのサーヴァントであるライドキャリバーのアームド・ザウエルが銃弾の雨を叩き込む。そして、赤い逆十字で羅刹を切り裂いた夢美が言ってのけた。
    「嫌がらせする悪鬼にお仕置きですよー。美談でしょ? 泣いて良いですよーっと」
    「ほざいたねぇ、小娘!! お前等、出入りだよ!!」
     羅刹の怒声に、二階でドサドサと激しい物音がする――それを聞いて、マリスがニヤリと笑い解体ナイフに繋げたチェーンを鳴らし挑発した。
    「部下頼みってのも面白く無いっしょ? 相手になってやるからさ、楽しませてくれよ?」
    「はん、誘い方がなってない小僧だね? モテないよ、そんなんじゃ」
     羅刹は鼻で笑い、しかしそのガンナイフの刃に赤い舌先を這わせながら言ってのけた。
    「でも、羅刹の誘い方としちゃあ及第点だよ?」
    「いやぁ、流石の俺でもオバサン相手はちょっと……」
    「大人の魅力がわからない小僧だねぇ」
     オバサンを強調するその挑発も受け流し、羅刹は悠然と一歩踏み出した。


    「テメェ等、どこのもんよ!? アァッ!?」
     がなり散らしながら階段を降りてくる配下に、アルヴァレスは道を塞ぐようにチェーンソー剣を構え、言い捨てる。
    「貴方達を殲滅します……黄泉の旅路の御案内仕ります……!」
    「上等だァ!?」
     羅刹と配下の分断に成功した灼滅者達の陣形はこうだ。
     前衛のクラッシャーにグレン、ディフェンダーに狭霧と叡智、アルヴァレス、中衛のキジャマーにマリス、後衛のメディックに結衣奈、スナイパーに夢美と惡人、ザウエルという布陣だ。その内、狭霧とアルヴァレス、夢美が階段から下ろうとする配下達を足止めする形だ。
    「まずは、軽く踊ってみようか?」
     クルッとガンナイフを手の中で弄び羅刹が無造作にマリスへと歩み寄ろうとする。マリスがナイフを跳ね上げる――しかし、その手首を羅刹はガンナイフのグリップで抑えるとその右手を引き体勢を崩したところをガンナイフの一閃を放った。
    「……お……!?」
     零距離格闘――ガンナイフという銃の特性を活かした攻撃だ。そこへ叡智が踏み込む。オーラを拳に集中させての連続突き――閃光百裂拳だ。だが、羅刹はその動きを読んでいる――跳ね上がった羅刹の左の拳が異形化、その連続突きを真正面から受け止めた。
    「ははっ!!」
    「はしゃぐなよ」
     気だるげに言い捨てた惡人のガトリングガンの連射が羅刹のガンナイフを大きく弾く。羅刹は武器を放さない――しかし、それはザウエルの弾幕と共に確かな隙となった。
     そこへグレンが飛び込んだ。左手で握った刀を真横に振り払う――その動きをフェイントと反動にした右拳の抗雷撃だ。その拳が顎を強打、羅刹の体がのけぞった。
    「助かった」
    「んなもん知らねーよ」
     振り返らず言った叡智に惡人はぶっきらぼうに返す。戦いとはただ自分の役目を全うするだけだ――そういう信条を持つ惡人だからこその言葉だ。
    「集いし魔力よ、癒しと盾となれ!」
     結衣奈の言葉と同時、マリスの周辺に光の小盾が出現し、その傷を癒す。そのシールドリングを見て、羅刹が楽しげに笑った。
    「いいねぇ、こういうのも大好きだよ? 抱きしめてチューしてやりたいぐらいだ」
     両手を広げて羅刹が笑う。それは背筋を凍らせるほど、美しさと不吉さを含んだ笑みだった。
     ――その頃、配下達との戦いを進んでいる。
     トンと一歩階段へと踏み出し、狭霧は逆手で解体ナイフを鞘から引き抜いた。下から上へと切り上げる一閃、そこからクルリと手の中で柄を回転させ順手へと持ち替え、横薙ぎに振り払い言い捨てる。
    「悪いけど、三下風情が気安く通れる程ここの通行税は安くないわよ? さぁ、切り刻まれたいヤツからかかってきなさい!」
    「ほざくな、ガギがぁ!!」
     ドカドカ、と配下の大男達が階段を降りてくる。とはいえ、それを待ってやる謂れはこちはにはない。
    「階段はお静かに、ですよ♪」
     ニコリと微笑んだ夢美のガトリング連射が先頭の大男の足を撃ち抜いた。ガクン、と膝を揺らしたそこへ音もなく駆け上がったアルヴァレスが唸るチェーンソー剣を下段に構える。
    「零距離獲った……! 切り崩します……」
     振り上げられる下段のチェーンソー斬りが大男の足を切り裂く。踏み止まろうと踏ん張った大男へ続いた狭霧の下の死角からの一閃がその足首を切り刻んだ。
    「ぐ、あ……」
     大男が階段から転げ落ちる。アルヴァレスと狭霧がそれを跳んでかわすと、夢美は自分の足元へと落ちてきた大男を覗き込む。
     大男が起き上がらないのを確認するとビシリとサムズアップ――それにアルヴァレスと狭霧は反応する前に武器を振り上げた。
     残る三人の配下の神薙刃だ――それをアルヴァレスと狭霧は受けながらも踏み止まる。
    「いつまでも付き合ってはいられない」
    「――とっとと終わらせてもらう」
     アルヴァレスがチェーンソー剣を一層唸らせ、狭霧が解体ナイフを閃かす――それに配下達も真正面から反撃した。


     土間に片手を突き、低く構えたグレンが刃と共に刈るように蹴り足を繰り出す。それを羅刹はガンナイフで受け止め、蹴り足の脛を足場に跳躍、受け流した。
    「商店街が寂れたのも街の住人の選択。敵討ちなんて道理は通らねぇだろ?」
    「あ? それが何よ?」
     めくれたタイトスカートに面倒臭そうにガンナイフでスリットを入れつつ、羅刹はグレンの言葉を鼻で笑い飛ばした。
    「道理? そんなもんで愉快になれんのかい? いいんだよ、理由になればなんだってさぁ? 嬢ちゃんもそうでしょ?」
    「……ッ、何を」
     唐突に話を向けられ結衣奈が息を飲む。それに羅刹は肩をすくめて言った。
    「この力が人を傷つけるなんて絶対にさせない? 正直に言いなよ、自分の得物を取られたくないだけだってさぁ」
     羅刹の言葉に、結衣奈は表情を消す。羅刹の言う通り、結衣奈も闇堕ちすれば同じように自分の心の赴くままに他人を顧みる事なんて微塵もなく、勝手気ままに暴力を振り撒くようになるのだろう。
    「……だけど、絶対そうはならない」
     それは誓いだ――結衣奈は痛くなるほどマジカルロッドを握り締め、真っ直ぐに言い放った。
    「私が私である為に。闇を見つめて討ち祓う!」
    「……一番つまんない答えだね、そりゃあ」
     しかし、羅刹は気付く――そこにいた全員が、彼女と同じ決意をその瞳に秘めているのだ、と。
    「こっちは終わっちゃいましたよー?」
     夢美の言葉と共にアルヴァレスと狭霧も前へと駆け出してくる。配下が敗れたのだ、と知った羅刹は――艶やかに、壮絶な笑みを浮かべた。
    「ま、いいや。今が楽しければ」
     そう言い捨て、羅刹は後衛へと弾丸を叩き込んだ。しかし、結衣奈へと届くはずだった弾丸は叡智のオーラをまとう拳が受け止めた。
    「ねぇ、よそ見しないでくれる? アンタの相手はボクだよ」
    「格好いいねぇ、小僧!!」
     言い捨てる叡智に羅刹は吠える。結衣奈がペコリと頭を下げるのが視界の隅に見えると叡智はぶっきらぼうに言い捨てた。
    「お礼を言われてもべ、別にキミの為じゃないよ! 足手まといになられても困るだけだしっ……」
    「ええ、そうね」
     からかうような狭霧の言葉に、仲間達の顔に笑みがこぼれる。それを見て、羅刹もまた笑った。
    「いいよ――あんたらのソレを壊したくなってきた」
    「そうかい」
     羅刹の言葉に惡人が言い捨てる。その口調は面倒くさげな横着者のそれだが、その瞳は冷徹なまでに戦況を把握していた。
     ――灼滅者達と羅刹の戦いは、灼滅者達が優位に進めていく。どんなに強くとも羅刹は個人だ、それを灼滅者達はチームワークで暴力をねじ伏せていった。
    「面倒だねぇ、あんた等は!」
    「っせーよ、勝ちゃいんだよ」
    「ですよねー」
     羅刹の言葉にザウエルが弾幕を張り、惡人と夢美が爆炎の魔力を込めた大量の弾丸を連射する。スナイパー二人によるブレイジングバーストはその胴へ一点集中、羅刹の体を炎で包んだ。
    「――おおおおお!!」
     そこへグレンが跳んだ。大上段からの刀を振り下ろす雲耀剣――それを羅刹はガンナイフの刃で受け止めるも、刃は止まらない。肩へと深々と切り込んだ。
    「余裕なくなってきた? オバサン」
     ジャラン、と鎖を鳴らしマリスが低い死角から解体ナイフを振るった。ザン、とその脛をマリスの黒死斬が切り裂く!
    「舐めるんじゃないよ!!」
     羅刹が吠える。神薙刃が、アルヴァレスへと放たれた。
    「その絶望……切り刻みます……!」
     アルヴァレスのチェーンソー剣が唸りを上げ、下段から繰り出され風の刃を切り砕き相殺する。そのまま更に踏み込み、返す刃でアルヴァレスが袈裟懸けにチェーンソー斬りを繰り出した。
    「巫山戯た運命も因果も……此処で断ち切ります」
     ザク! と袈裟懸けに切り刻まれ、羅刹の膝が触れる。その時には既に背後に回り込んでいた狭霧が解体ナイフを振るい、その背を切り裂いた。
    「そこよ!」
    「言われなくても」
     そのティアーズリッパーで切り裂かれた場所へ叡智は渾身の鋼鉄拳を叩き込む! 鈍い打撃音と共に前のめりになる羅刹は、しかし倒れる事を拒むように踏み止まった。
     そこに結衣奈の声が響き渡る。
    「神薙ぐ風よ!我が意に従って宿敵を撃ち、祓い給え!」
     突き出されたマジカルロッドから渦巻く風の刃が放たれ、宿敵を切り刻む――小さく笑いをこぼし、羅刹は糸の切れた人形のように崩れ落ちた……。


    「……あの人達も、またダークネスに使われない事を祈るばかりだね」
     商店街を振り返り、残してきた元配下を想い結衣奈が言った。
     それに叡智が肩をすくめる。
    「まぁ。あいつら倒したからってココに活気が戻るわけじゃないけど……もうちょっと頑張らないとまたあういう輩がいつくんじゃない?」
     それと同じようにあの配下達も自分の強い意志を持たなければ、ダークネス以外のものに絡め取られて終わるだろう。
     力で暴力は止められる。しかし、心はどうすれば止める事が出来るのだろうか?
    「言い訳はしません。恨んでくれて結構です……貴方の命を奪ったことに変わりはないのですから……」
     アルヴァレスはそう小さく祈りを捧げた。それは、もしかしたらああなっていた――あるいはああなるかもしれないもう一人の自分への祈りだった……。

    作者:波多野志郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2012年9月23日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 8/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ